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なお、これはわたしが個人的にテレビを見て書いたものであり、各テレビ局や番組とは全く関係はありません。
すべての文章の無断使用・転載を禁止いたします。
またここの情報を使って、何か問題が起こったとしても私は一切責任は持ちませんのであしからず。


テレビ番組「遥かなる世界への旅 ボルネオの魅力」

 2007年11月24日放送。AMS製作。

●コタ・キナバル
 貿易港で古くから発展してきた。サバ州立モスクは現代イスラム建築を代表する寺院で、7500人の収容力を持つ。クアラルンプールから直行便で2時間半。東マレーシアの玄関口。町はマレー系、中国系、インドネシア系で賑わう。
 タンジュアル・ビーチ。

 周辺には手つかずの大自然が残っている。ここに来たら最初に「ボルネオ・ワイルド・ライフ Borneo Tourist Institute 」のオフィスに行くのがいい。社長のダニーさんとその奥さん。ダニーさんはガイド歴30年。今回は野生のオランウータンを見ること。ダニーさんがサバ州のことを好きになるとオランウータンの方から近づいてくるという。

●キナバル国立公園
 コタ・キナバルの北70km。キナバル山(標高4101m)は堂々とそびえる東南アジア最高峰。キナバル山は未亡人の山とよばれ、なかなか姿を見せてくれない。お店でバナナをいただいた。サンバイザー、帽子、扇になるすぐれものを発見。
 車でキナバル高原に向かう。低地では熱帯雨林、山の中腹は温帯、高い所では針葉樹林が見られる。公園の入口には物を持ち帰ってはいけない、ゴミを捨ててはいけない、写真は多く撮ってください、足跡は残してもいいと書いてある。
 歩きはじめるとハイビスカスがある。マレーシアの国花。ラタンは鋭いトゲがついているが、家具になったりする。現地の人はトゲで魚を釣ったりする。セミが鳴いている。高い木の上にかかるつり橋。これを伝っていくと野生のオランウータンがいた。触れるくらい近くに来て握手しました。  密林を抜けるとかつて日本人が開発したポーリン温泉がある。硫黄泉で肌によいというので女性が多い。水着を着て入ります。
 道ばたにいたマングローブガニは5匹で500円。近くのレストランで料理してもらった。

●サンダカン
 1947年まで北ボルネオの首都。町は戦後南洋材の積み出し港として栄え、輸出先は日本が多かった。町の高台には日本人墓地がある。山崎朋子の書いた「サンダカン八番商館」の舞台としても知られている。港を見下ろす高台の名所は中国寺院。木材会社の寄付によって建てられたお寺。
 郊外には経済を支えるパームの木が続く。トラックが満載した椰子の実を運ぶ。椰子からはココナッツオイル、石鹸が作られる。1個60kgの実もある。
 警備が厳重なゴマントンの洞窟。中華料理の材料となるツバメの巣の採取が行なわれている。黒い巣が4、9、12月の3回、白い巣が45日おきに行われる。白い色の方が高価で1kg25万円にもなる。掃除してゴミを取り除くのがたいへんらしい。ゴマントンの洞窟は2つの大きなものといくつかの小さな洞窟からできていて、石灰岩でできている。下にはいろいろな糞がある。洞窟の高さは約90mで、命がけで巣を取る。

●マブール島
 ボルネオの東側。コタ・キナバルから国内線でカワール空港、そしてペンポルナ港から高速船に乗って1時間。白い砂浜に船が着くとリゾートのスタッフが爽やかな笑顔で迎えてくれる。島に2つあるリゾートのうち、「Sipadan Mabul Resort 」は海に面してコテージが並ぶ。コテージではテラスで水着やダイビング機材が乾かせるようになっている。エアコン、トイレ、シャワーも完備。
 マブールは21ヘクタールの小さな島。椰子の木が覆っている。ダイビング機材はショップの前で組み立てておくと、スタッフが船まで運んでくれる。20くらいのポイントがあるが、豪快なダイビングはシバダン島。
 シバダン島まではボートで15分。イルカの群れがお迎え。ボートで一周しても30分もかからない島だが、いきなり海底600mまで落ち込む断崖絶壁もある。ここの島民は野生動物とダイバーだけ。貝やサンゴを採ったり、植物や動物を傷つけたりすることは禁止されている。釣りもできない。この島には12のポイントがあり、中でもコーラル・ガーデンはとても美しくカラフルな魚が泳ぐ。バッファローという魚もいる。その他にもバラクーダ・ポイントなどが知られ、ギンガメアジの大群にも出会った。
 リゾートの前のビーチでバーベキュー。豚やチキンの丸焼きです。島が小さく収容人数が限れられているので、事前予約が必ず必要。売店やレストランもないので、コックさんの力は大きい。お刺身、サティもある。サティはチキン、マトンなどを串に刺して炭火で焼き、少し甘いチリソースをつけて食べる。ブフェ形式です。


テレビ番組「ポカポカ地球家族 世界の本場で頑張ってますスペシャル」

 2007年9月15日放送。過去に紹介してきた、4家族を選出して近況を報告する。スタジオゲストは、初めてのスタジオの宮崎美子さん。ドイツでヨーデル歌手をしている人、スペインの柔道の先生が印象強かったそうです。

 最初の家族は、2004年1月17日放送、インドネシア・バリ島でオリジナルのバリ雑貨を作っている中務朋親さん(当時38歳)・妻の妃呂子さん(当時38歳)、長男の武尊君(6ヶ月)一家。雑貨を薫製にして色をつける。ティッシュボックス5700円など。2003年にオープンしたお店「アチュ・タ・アチュ」も順調にいき、2005年12月に4倍の大きさの2号店が出来た。水草のバッグは4500円で、月に50個売れるとか。お香立て2000円は、灰がきれいに落ちるもので月に80個売れる。アタのバッグ12500円。家族とともに、もっとオリジナルバリ雑貨を広めようと頑張っている。食材は近所のインタラン市場。

2組目の家族は、2005年12月25日に放送、デンマーク・コペンハーゲンで日本人唯一の絵付師大石彰さん(当時47歳)・妻リン(当時42歳)ご夫婦。1986年にデンマークに渡り、2001年に日本人唯一の絵付け師となった。17世紀に作られたデンマーク植物図鑑の挿絵を原画として使っている。まず輪郭を描き、薄く1度目の色をつける。焼いたら2回目は濃く色付けをする。1枚の絵を描くのに8時間かかる。2年が経った今でも日本人唯一の絵付師として頑張っている大石さん。花だけでなく新たなキノコ・シリーズの作品も任されるようになっています。本店に作品が展示されることは職人にとって名誉なこと。大皿27300クローネ(当時54万円)。フローラ・ダニカ・プレート2万円。
 中国人のリンさんは学童施設「ヘレラップ・フリーティス・センター」で先生をしている。

 3組目の家族は、2005年1月29日放送、フランス領ポリネシア・タヒチで黒真珠の養殖をしている中川浩嗣さん(当時45歳)、妻のメラニー(25歳)、長男:天地君(5歳)、長女:浩美さん(4歳)一家。黒真珠はタヒチが全世界の95%を生産する。珠が大きく、形が整ったものが高級品。ネックレスやイヤリングなどに加工される。1990年にタヒチに渡った。養殖場は自宅から船で1時間の別の島で広さ3ヘクタール。年間2000珠を生産する。黒真珠は高級品で盗まれる恐れがあるので、離れられない。真珠の核を黒蝶貝に入れ、水深3−10mで1−2年育てる。当時は幼かった長男と長女も今では、仕事を手伝ってくれるようになり、家族4人で黒真珠作りを頑張っている。宝飾品にならないものを使った指輪2700円、ハートのネックレス1.9万円、チョーカー1.3万円は、近所の露店市や家に来てくれた人に販売している。

 最後に紹介する家族は、2003年12月13日放送、フランス・パリでパティシエの修業をしていた猿舘英明さん(当時29歳)、妻佐智子さん(当時27歳)ご夫婦。知らない人はいない老舗洋菓子店「ストレー」は創業1730年、パリで最初の洋菓子店。25人のスタッフで、修行中の間は給料はもらえなかった。佐智子さんはチョコレート専門店「ラトリエ・ドゥ・ショコラティエ」で働いた。その後3つの店で修行し、ショコラティエとしても腕を磨いた。現在は、日本に戻ってきていて、2006年8月に自分たちのお店「マ・プリエール(私の願い)」を三鷹市に開いた。店内には、猿舘さんが朝7時から作った30種類のケーキに焼き菓子、18種類のチョコレートが並び、夫婦で頑張っています。マ・プリエールは400円。チョコレートにはパリでお世話になった人の名前をつけている。ジルベール、ジョジアンヌなど。


テレビ番組「絶対!若返ったんねん2 マレーシア美女紀行」

 2007年9月2日放送。奈美悦子、島田球代、磯山さやかさんが出演。2006年ミス・マレーシアのノエル・リム・シウ・ティンさん(22歳)も出演。日本から飛行機で6時間。大都会、大自然、ビーチリゾートがある。民族もマレー系、インド系、中国系など多民族国家で、多国籍美女がいる。中国の漢方、インドのアーユルベーダ、タイのマッサージなどの美の真髄がある。今年独立50周年を迎える。朝日放送製作。

●クアラルンプール Kuara Lumpur
 KLとも呼ばれる。泥の川の合流地という意味で、町の中を南北に流れる2つの川の合流地に由来する。人口150万人のマレーシアの首都。マレーシアのランドマークのペトロナス・ツインタワーは高さ452m、89階建ての世界一のツインタワー。タワーの一方は日本の建設会社、もう一方は韓国の建設会社が建てた。
 レストラン「スタジウム・ネガラ」で乾杯。夜のペトロナス・ツインタワーが美しく見える。マレーシア名物の鍋料理「スチームボート」をいただいた。1人前RM14.8(リンギット:520円)。シーフード、野菜、豆腐、タマゴなどが入り、鶏がらスープ。

 トゥンタ・アブドゥル・ラーマン通りはファッション・ストリート。通りには生地屋さんがズラリと並び、街並みは鮮やかでカラフル。町の女性がかぶっているのはトゥドン。マレーシアで一番多いのはマレー系で、その多くがイスラム教徒。女性たちの多くは肌はもちろん髪も隠す。
 「グラティ・シルクハウス Gulati's Silk House 」はマレーシアで最も有名な生地屋さん。ドレスもいろいろあり、オーダーメイドもできる。

 生地屋街を通り過ぎるとインド人街。マレーシアで2番目に人口が多い。タトゥーの店がある。「Rajeshri Beauty House」はヘナを使ったビューティ・サロン。ヘナは植物性の染料で、髪を染めたり、手や足に模様を描くヘナ・アートに使われる。ヘナが乾くと、その部分に色が残り、約1週間持つそうです。元々は結婚式の儀式で末永く幸せになるようにと願いをこめて描くという。RM10〜(350円〜)。

 チャイナ・タウンに行く。中国系は3番目に人口が多い。市場に行くとドリアン、マンゴスチン(1kg3RM:105円)、などの多くのフルーツがある。次は「恭和堂」で漢方を使ったスィーツとお茶の店で、マレーシアでも有名。名物の真っ黒なゼリーは亀ゼリーRM6(210円)。以前は本当の亀を使っていたが、今はハーブを使っているそうです。甘いシロップをかけていただく。「清潤五花茶」はお椀がRM1.3、コップがRM2(70円)。十種類のお茶が「清熱王走吉」でお椀が同じ金額。この2種類の飲んでみたが、後者は苦くて臭いそうです。前者は甘くてお肌にいいとか。

 「余仁生」は漢方薬と漢方を使った健康食品の専門店。燕の巣が美肌にいいとか。クリニックみたいなところで健康状態をチェックしてもらえる。漢方と針治療の医師はジョン・リウ先生、専門は婦人科、小児科、内科。健康診断をして症状にあった漢方薬を処方してくれる。ある機械を使って診断するが、奈美さんは大腸、小腸、血液循環が悪いようです。
 隣のお店はティー・レストラン。日本語ができるスタッフがいます。花が咲くお茶をいただいた。お茶を使った料理がある。お茶のスープ「蓮○茶湯」はRM4(140円)で、高麗人参と鳥入りで、東方烏龍茶を使用。薬膳四大天王はRM18(630円)で、炒め物には緑茶が使われている。プタイという豆はデトックス効果がある。一番人気は自家製の豆腐料理「自制茶味豆腐」RM15(525円)、これは本当においしいそうです。

 ヘアーサロン「Neeta's Herbal 」(tel:03-2282-8868) はドバイやオランダやロサンゼルスにも出店していて、マレーシアのセレブに人気。ターメリックやハーブなど天然素材を使用。ハーバル・トリートメントは30分RM95(3325円)。電気で若干感電させて頭皮を刺激し、ハーブオイルで頭皮をマッサージ。ヘナ、サンダーウッド、アンムラーなど50種類以上の生卵、ハーブ、漢方、を調合したトリートメント剤を肌と髪に塗って30分待つ。とても丁寧にやってくれます。

 買物はツインタワーに併設されている「スリアKLCC」は、マレーシア最大のショッピング・モール。屋上の「スカイBAR」ではツインタワーなどを眺めながらグラスを傾けることもできる。

 宿泊は「ホテル・マヤ」。2005年にオープンして話題となり、2年連続ベスト・デザイン賞を受賞している5つ星のデザイナーズ・ホテル。スパ施設も充実し、評判のハイドロセラピー・プールは6種類のジャクージで旅の疲れを癒してくれる。個室のエステルームでのトリートメントは心と体をリフレッシュしてくれる。今回は22階のエグゼクティブ・スィート・ルームRM2160(7.6万円)。窓の向こうには青く浮かびあがるツインタワー。

●ペラ州マンジョン Manjun
 クアラルンプールから北上。美容食材の宝庫といわれるペラ州のマンジョンに到着。油椰子のプランテーションがある。輸出を目的とした大規模な農園。この地域はプランテーションが多い。特に油椰子が多く、食用に使われる。ほかにもパパイヤ、唐辛子などがある。ドラゴンフルーツも植えられている。ドラゴンの口から出る火のイメージで名前が付けられている。無農薬で育つ。キゥイのような食感で赤紫です。

●ペラ州シティ・アワン Siti Awan
 ペラ州の西の海岸地域。アワンとはインドネシア語で雲という意味。「福州光餅(フージョーガンピン?)」の看板がある。タマネギと豚の脂で作っているが、よく売り切れるそうです。石窯で10分焼いて完成。1個RM0.8(28円)。おいしいそうです。この町に住んでいる人は福建省出身者が多いからという。町ではビィービィー音が響いている。ツバメです。養殖場があって、ツバメの巣を作っている。500軒以上で作っているらしい。プランテーションにいる虫たちがツバメの餌。周囲には巣を作る高い山や洞窟がないので、建物の中に作っているらしい。
 地元の人がやってくるレストラン「Wang Wang」に併設されたツバメの養殖場。コンクリートに囲まれた建物の中。日が暮れるとツバメが帰ってくるので、見学ができない。美味しい食べ方は、不純物を除いたツバメの巣に、高麗人参、水、氷砂糖を入れ、1時間じっくり蒸す。
 午前8時に建物の中に入れてもらった。妊娠するメスが口から特殊な唾液を出すようです。1羽が年に3回卵を産み、巣は年に3回作るそうです。

●ランカウイ島 Lang Kawi
 マレー半島の西海岸。大小さまざまな104の島々からなる。ペナン島と並ぶリゾート地として観光客が集う。動植物の宝庫。島のランドマークはイーグル・スクエア。ランカウイのランがイーグルの意味で、カウイは大理石の意味。かつては道路も大理石だったとか。ランカウイは免税の島で、ショッピング・パラダイス。「Zon」では日本の缶ビールは1本RM2.2(77円)。
 バティック(ロウケツ染め)はマレーシアが誇る伝統工芸品。「ATMA ALAM art village 」で作られているのは全て手書きの一点物。工房ではその工程を見学できる。シルクのガウンはRM475(1.7万円)。ポーチは1個RM13(450円)、ヘアーバンドRM12(420円)。

 「シェラトン・ランカウイ・ビーチ・リゾート」の熱帯雨林に点在するゲストルームには、天然の木を配置して自然とマッチさせている。部屋の電気の一部はソーラー発電でまかなっている。エグゼクティブ・スィート・シービューはRM2160(7.7万円)。
 自然を満喫するクルーズに行く。アドベンチャー・クエストの尾島圭吾さんが案内する「マングローブ・リバークルージング」で大人RM220(7700円)、子供RM150(5250円)。マングローブという木はなくて、海でも生きられる植物の総称だそうです。シオマネキ、カニクイザルなどがいる。船を降りて洞窟に入り、コウモリを見学する。天井には大量のカグラコウモリがいた。どうして逆さまになっているかというと、哺乳類で飛べるから、足で体を支えることができなくなっているかららしい。

 宿泊は山の中の「ジ・アンダマン The Andaman 」隠れ家的なホテル。高い天井で、マレーの伝統的な建築を取り入れている。敷地内の森ではネイチャー・ウォーキングが楽しめる。森の向こうには白い砂浜とエメラルド・グリーンの海が広がるダタイ・ベイ。ここを眺めることができるエグゼクティブ・スィート(シービュー)はRM2635(8.9万円)。
 夕食はホテルのレストラン「グライハウス The Gulai House 」では伝統的なマレー料理が味わえる。マレーシアではカトラリーを使わずに手で食べる習慣があるので、最初に手を洗う。マレーシアの代表的な料理を盛り合わせた前菜「チェンプル・チェンプル」RM58(2100円)。コリアンダーとたまねぎ入りの肉団子と春巻き。マレーシアの串焼きサテはピーナツソースでいただく。オタオタは白身魚のすり身を葉でくるんで蒸し焼きにしたもので辛い。「ラムのコリアンダー、チリ煮込み」RM53(1850円)。「きのこと海の幸のソテー(壷入り野菜)」RM36(1260円)。「ハーブ、ココナッツ入り魚のバナナ葉包み焼き」RM77(2700円)はスズキでした。「かにスープ」RM38(1330円)はスパイシーでおいしいそうです。
 朝、マハティール前首相の似顔絵のパン屋さんの看板を見て、そのお店に行くと、マハティール首相用のパンを作るお店で、パン屋を開いたとか。マハティールさんは日本のパンが好きで真似をしたという。「ザ・ローフ」でサンドイッチもいただきました。グランドシェフは松原ゆきちさんです。オーナーの元首相から手紙がありました。

 アンダマン・ホテルの敷地内のスパ「ザ・スパ」で、まず足湯。シーシェル・スクラブ?をしてもらう。ここではアロマテラピー、ウェーブマッサージ、リフレクソロジー、クロロフィル・ボディ・ラップ、トラディショナル・タイ・マッサージなど多くのメニューがある。新婚さん用の「ラブリー・ハネムーン」がある。特別な場所でカップルで受けることができる。

 大きな鍋があり、薬を煮ている。ニキビとか肌荒れに効果があるという。漁村が多いこの島で、取れるナマコを1昼夜天日干しし、数種類の天然ハーブと調合して、作られるのがナマコ・オイル。ランカウイでは一家に1本必ずある常備薬だそうです。ナマコオイル・セットは14本セットでRM10(350円)。島内にはナマコ製品専門店がいくつもある。「Nusantara maju」もその一つ。ナマコドリンクは1本RM4(140円)など多種多様。男性のマッサージ用のものもあります(笑)1本RM12(520円)。多分名前は「Minyak Belacak」で、店員さんが説明書をくれました。

 ハンドクラフト&アート・ビレッジ「Pisang」に行く。ここで大人気の商品がある。日本語で説明してくれます。無添加のナマコ石鹸がランカウイ土産人気No.1らしい。大きいバーは30cm以上あり、1年くらいもつそうです。これで1本RM180(6300円)、大だと1個RM15(530円)、小だと1個RM6.9(240円)。

 サンセット・クルーズをする。クリスタル・ヨット・ホリディズ(tel: 60-4-955-6545 ) http://www.crystalyacht.com/

●ダヤン・ブンティン島 Dayang Bunting
 ランカウイ島の南。妊娠した女性が横になっている姿と同じ山の形をしているという。ダヤン・ブンティンとはマレー語で妊婦という意味。子宝伝説が存在する。サルが木から木へと飛び移っている。島の中央の少し南西にダヤン・ブンティン湖がある。観光客から地元の人まで水浴びしている。湖の水を1口飲むと一人子供が生まれ、2口飲むと2人生まれるという伝説がある。
 足を水につけると足のまわりを泳ぐグラスフィッシュがヒゲの足に触れる感触が「癒し」を感じさせることからフィッシュ・マッサージといわれる。


テレビ番組「ポカポカ地球家族 バリ島」

 2007年8月11日放送。西城秀樹さんは有名なバリ島通。赤坂にある「ジュンバタン・メラ」で料理をいただいた。

●バリ島
 日本からは直行便で約7時間。州都デンパサールから北に約25kmに位置するウブドは、バリ島の芸術の中心地で、絵画や銀細工などの伝統芸能が受け継がれている。暗闇の中で、神秘的な叫び声が響くケチャダンスは、バリ島を代表する伝統芸能の一つ。
 バリ島は古くから神々の住む島と言われている。ここでがんばっているのは、和田浩美さん(43歳)、ご主人は木彫り作家マデ・スディアナさん(39歳)、長男は優君(14歳)、次男は松人君(11歳)。二人が手がけているのは、バリの伝統技術を使った日本の伝統工芸。

 ウブドの南に位置するマス村は、400年前から彫刻の村として知られている。ここに住む和田さんの夫・スディアナさんは彫刻師。マス村伝統の木彫りは1本の木から内部を幾重にも彫っていき、複雑な形に仕上げていく。ダイナミックでかつ繊細な作品は、一つ仕上げるのに数年かかる。話ながら魂を入れていくという。庭に置いてある「飾り柱」には上の方の木の中に龍が彫られている。日本からもお客が来る。この日は福岡遍照院の住職の田中本覚さんが来ていて、欄間の製作状況を見ていた。浩美さんのデザインを基にマデさんが作ったもの。琉球国王が乗った籠「御轎(ウチュー)」も復元した。350年の歴史を持つ名古屋市の古出来町の山車も復元した。
 浩美さんは地元の人と全く新しい織物工房を経営している。インドネシアのバティックに日本の伝統手法「友禅」を施すもの。ショール用のバティック山水は500ドル。

 自宅はウブドの中心から20分。自宅は6300坪。家は3LDKで、高級ホテルの感じ。朝、浩美さんは義母とお供えつくりをする。浩美さんは、1991年に友達とバリ島を訪れた時、お盆のお祭り中だった。スディアナさんが声をかけて交際が始まり、遠距離恋愛を1年半続け、1992年に結婚を両親に報告するが、浩美さんの両親は大反対。義理の母が優しく浩美さんを受け入れたので移住を決意した。

 地元の人々で賑わう朝市で、姑とお買物。ここには珍しい食材が揃っている。納豆にはウコンが入っていて、少し辛い。姑さんは重いものも頭にのせて運ぶ。朝食の準備は義妹のカタカルミさんが手伝ってくれる。インドネシア料理の特徴はふんだんに使われるスパイス。今日はバリ島伝統の「ウルタン(香草入り豚肉のソーセージ)」を作る。まずウコンや夏めぐを石でよくすりつぶし、よく叩いた豚肉にスパイスを加えてよく混ぜる。腸詰にしてたっぷりの油で20分ほど揚げる。ウコンなど香草がたっぷり入った「バルーン」(ジャックフルーツのスープ)もある。
 「テンペ」は大豆をテンペ菌で発酵させたもの。テンペの春巻き、テンペのココナッツ・クリーム煮(カレー)、テンペのサテーなどがある。

 バリ島では男性の踊りもある。時には女性が男性に扮して踊る。荒内琴江さんが踊ってくれました。

 浩美さん夫婦の夢は日本とバリの架け橋になること。聖なる山アグン山の中腹に建つブサキ寺院は、バリ・ヒンドゥー教の総本山。ある日、歴史上初めて、仏教の僧侶による法要が行なわれた。高野山真言宗の僧侶を招き、柴灯護摩法要を行ってもらいました。暮らしの中に宗教が息づいているバり島で、日本の伝統も理解して欲しいと思って企画した。最初はなかなか理解を得られなかった。3年の努力の後に実現した。2時間に及ぶ法要は無事終了し、スタッフは感無量でした。
 子供たちがスディアナさんの工房にやってきた。彫刻の技術を父から子へと伝えていく。


テレビ番組「ポカポカ地球家族 マレーシア」

 2007年6月9日放送。今回の舞台はオーストラリア、ハワイと並んで人気ベスト3に入るマレーシア。平均気温25度の過ごしやすい気候で、物価は安くて日本のおよそ3分の1。地元住民の温かさ、治安のよさが人気の理由。マレーシアはイギリスの植民地から独立して今年で50年を迎えた。7年前からロングステイしているのは、再婚同士の阪本恭彦さん(72歳)と洋子さん(58歳)で、日本で生活していたよりも活動的で充実しているそうです。マレーシアでのロングステイの楽しみ方を紹介する。

●クアラルンプール
 政治や経済の中心地の首都・クアラルンプール。日本からは直行便で約7時間。およそ150万人が暮らしている。近代的なビルの間には、植民地時代の面影を今も残る。

 クアラルンプールには長期滞在ビザを獲得した日本人が300人暮らしていて、クアラルンプール日本人会の活動も盛ん。文化系、スポーツ系など55のクラブがある。恭彦さんは発声道場と和太鼓のリーダー。「外国で生活して失敗する人は積極的に色んなことをやらない。それで退屈する。」そうです。洋子さんから見て恭彦さんが変わったのは、「笑うようになった」ことだそうです。
 マレーシア政府は長期滞在ビザ「マイ・セカンド・ホーム・プログラム」を実施している。これは年齢制限なしで、滞在期間は10年。マレーシアの銀行の口座に15万リンギット(約500万円)を1年間預けることが必要。マレーシアの現在の金利は4%。

 街のシンボルは高さ452mの「ペトロナスツインタワー」。中に人気のショッピング・センター「スリアKLCC」がある。市内には他にも大型のSCがある。スリアKLCCには日本の「伊勢丹スーパー・マーケット」も入っていて、食品売り場には日本食材が豊富に揃っている。たけのこ620円、豆腐130円。「紀伊国屋書店」もあり、雑誌なども最新刊がすぐ入手できるが、輸送費がかかるため値段は日本の1.5倍。
 阪本さん夫妻は地元の朝市「クアラ・アンバン市場」(営業時間:7am-9am)も利用する。大根1kg70円、パイナップル1個100円、ウコンも安い。数個で100円程度で、肝臓にいいそうです。アジは5匹180円。物価は3分の1程度だそうです。
 阪本さんの1ヶ月の生活費は、住居は別で、食費6万円、光熱費6000円、通信費1.5万円、交通費2万円、医療関係費(スパを含む)4万円、娯楽費4万円、雑費5万円の23万円。これは相当豪華な生活で、食費は3万円で充分だし、バスは1日乗り放題で35円で、メイドさん雇って、住居費を入れて通常は18万円程度だそうです。

 阪本さん夫婦は、市の中心地から車で15分の高台のコンドミニアムの6階を3年前に中古として購入。広さ3LDK140平方m、価格は1300万円。改装費900万円。同じ大きさの部屋を賃貸で借りると、家具付きで約4万5千円。しかし、市の繁華街に近づくほど家賃は高くなり、クアラルンプールの平均は6万円。新しいコンドミニアムが次々建設されている。「ザ・メープル・センチュル・パーク」は敷地内に豪華なプール、14個の庭園があり、4LDK145平方mで家賃は14万円。
 メイドさんのイスマさんには週に3回来てもらって、掃除、洗濯、ベッド・メイクをしてもらって月1万円。「引退したら誰が誰を養っていると言えないから、奥さんに楽をしてもらって、一緒に何かをするのがよい。」そうです。水道はそのまま飲めるが、念のために沸かしてから飲んでいるそうです。

 マレーシアの楽しみは、洋服のオーダーメイド。「ファースト・インブレッション」で、この日は生地6100円、仕立て代6300円。お洒落に興味のなかった洋子さんは、カラフルな服を着ているマレー女性に影響を受けてお洒落になったそうです。これまでにパーティドレスやワンピースなど、50着の服を作りました。

 お気に入りのレストラン「タマリンド・スプリングス」で結婚記念日のお祝いをした。エビのチリ&ライムソース」1300円、「カンボジア風蒸し魚のカレー」1200円。
 レストラン「ティティワンサ・パーク」での夕食会。この日のメニューは「スチーム・ボート」というマレーシアの代表的な鍋料理。魚介類や野菜をトムヤムクンとチキンの2種類のスープで楽しむ。一人700円。多民族国家のマレーシアなので、友人を通じて中国やインドなどからきた人と交流の輪を広げている。英語も広く使われている。
 車は左側通行で、日本人には楽。ビザ取得者には1家庭につき車1台を関税なしで輸入できる権利がある。マレーシア車を購入する場合は、物品税と消費税が免除され、およそ半額で入手できる。

 日本人会はボランティア活動もしている。阪本さん夫婦は、月2回開かれるロングスティビザ「マイ・セカンド・ホーム・プログラム」の説明会を行っている。また、「お助けマンクラブ」のリーダーでもあり、クアラルンプール在住の日本人にトラブルが生じた時相談にのったり、解決に導くように2人は頑張っている。3ヶ月に1度のクラブの懇親会を「ホテル・クリスタル・クラウン」で開催した。
 クアラルンプールには5000人が参加する日本人会がある。普通は退職した人は入れないが、訪問会員という制度を作って、300人のロングステイヤーが参加している。他の国にはない制度がある。
 ロングステイをするには、下見をすることが必須だそうです。

 気になる医療事情。私立病院「パンダイ・メディカル・センター」など日本語ができる医師やスタッフがいる病院が市内には8つある。ここはホテルのような豪華さで、最新技術を取り入れた医療設備や病室などの施設が整っている。

 恭彦さんが、ボランティア活動で熱心に取り組んでいるのが老人介護問題。今年5月恭彦さんたちが地元の医師ゴウさんたちに働きかけて、待望の老人介護施設「ナースロッジ日本」ができた。料金は3食と介護付きで月に9.6万円。介護が必要になったロングステイヤーたちも、この施設があれば安心して生活が送れる。


テレビ番組「知っとこ! 世界の朝ごはん・マレーシアのクアラルンプール」

 2007年6月9日放送。

●クアラルンプール
 高層ビルが建ち並ぶ大都会で、人口150万人。象徴はペトロナス・ツインタワーで高さ452m、88階建。マレーシアは交易の中心で、様々な民族や文化が混ざり合っている。
 チャウキット市場 Chow Kit Market に行ってみた。バナナ、スターフルーツ、スイカ、お惣菜、中華風おでんなどもある。ロティ・チャナイは、生地を薄く伸ばし、卵をはさんで巻いてから、鉄板で焼いたもの。1リンギット(35円)で、カレーにつけたりして食べる。
 女性はカラフルできれいな服を着ている。金曜日は女性が買物する日。インディアン・モスクが紹介されましたが、男性は金曜日の午後は礼拝が義務付けられているため。
 1957年イギリスより独立し、今年は独立50周年なので、「スルタン・アブドゥル・サマド・ビル」などのヨーロッパ風の建物が今も残っている。
 公園の観覧車が止まっている。独立50周年記念でできたもの。町が一望できます。スピードが速いので4周回ってから交代だそうですが、誰も数えてないので、5周だったり3周だったりするとか(笑)
 いろいろぶら下げている変なバイクが町を走る。パンを売るバイクで、市内に400人いるとか。パンおじさんは子供にはヒーローだそうです。走る駄菓子屋さんとも言える。

 ジェミー・ラウ・ティム・ウジ?さん(26歳)のお勧めは、夜。ライトアップされてきれいだが、郊外の場所。みんなここで船に乗る。川沿いで1年中ホタルが見られる。

 高級住宅街の新婚さんのヨウコ・ウジさん(33歳)は元キャビン・アテンダント。1品目は「ヤム・ケーキ」でお餅のような食感で食べ応え充分。タロ芋をさいの目状に丁寧に切っていく。小麦粉に水、塩、ココナッツミルクを入れて混ぜ、タロ芋を加え、耐熱皿に移し、干しエビを加えたら、蒸し器で30分蒸す。蒸しあがったら、揚げたたまねぎ、チリ、ネギなどをたっぷりかけて出来上がり。
 2品目は「ミー・ハイラム」という焼きそば。まず野菜、揚げ豆腐、エビを細かく切る。予め醤油、塩、砂糖、香辛料で下味をつけた鶏肉、エビを薄切りしてフライパンに入れ、にんにくとたまねぎを入れて、しっかり炒める。そこにエビなどの具材を加え、ほたてから作られた調味料、塩を混ぜたソースを入れ、味付けする。具材に火が通ったら、麺を加え、片栗粉でとろみをつけて完成。
 3品目は「トン・ソイ」。キクラゲ、ハスの実、デーツ、ゆり根などを丁寧に洗い、沸騰した鍋に入れる。20分茹でて柔らかくなったら、きくらげとハチミツ等を加えて5分煮込む。


テレビ番組「海からの便り インドネシアのワレア島」

 2007年6月3日放送。奥村康さんが案内。放送番組センター配給。

●ワレア島
 サラウェシ島の北部、大きな2つの半島に囲まれた湾の中の島。周囲5kmほどの小さな島で、島のまわりがサンゴ礁。島はサンゴ礁が長い時間をかけ隆起してできた島だと考えられている。波はほとんどなく、海底を泳ぐ魚も見える。
 現地のダイバーのソンリ・チェンさん達とダイビングした。この島を取り巻く海は1992年に海洋公園に指定され、国が保護している。島の東3kmほどにボートを止め、飛び込んだ。
 透明感が素晴らしく、50m先まで見渡せる。水温は30度を越えている。テーブルサンゴも傷一つない。直径2mを越えるサンゴも多い。体調10cmほどのハナダイ?の仲間パープル・ビューティもきれい。体長7cmの黄色のネッタイ・スズメダイ。パーチークダムゼル。タテスジハタ。アカネハナゴイ。サンゴに隠れているのは、カエルウオ?の仲間でイエローアイ・コームトゥース・プレニー。小魚たちを狙ってバラクーダの群れがやってきた。体長40cmのギンガメアジの群れもある。
 サンゴ礁の淵は崖になっているが、サンゴに覆いつくされている。コバンハゼがサンゴに隠れていた。赤いサンゴ「イソバナ」には2匹のクダゴンペが隠れていた。タツノオトシゴの仲間のピグミー・シーホースもいた。大きさは1.5cmほど。
 崖の下には白い砂地。もやがかかったように見えるのは、シンジュアナゴが生えているように並んでいた。かなりの数でした。
 体長60cmのワモン・ダコが2匹いた。コンビクト・フィッシュは体の横縞が囚人服に似ていることから名づけられた。一つの巣穴に暮す子供の数は数百とも数千とも言われ、親は子の排泄物などを食べる。


テレビ番組「プレミアム10 地球と出会う旅、体感!これがエコ・ツアーだ」

 2007年6月1日放送。地球を体で感じる旅。ガイドに誘われ砂漠やジャングルを歩く。NHK製作。

●ボルネオ島
 マレーシア・サバ州に広がるうっそうとしたジャングル。参加したのはフリー・クライマーの平山ユージさん。今回のツアーには8人が参加。ガイドはセッド・プルデンテさん。まずはボートで全長560kmのキナバタンガン川を上がる。野生生物の保護区を行く。指さした先にはボルネオだけにしかいないテングザルがいた。鼻が大きい。泳げるし、情報交換するために川べりにいるのだろう。対岸に渡る時は高い木に登って川に飛び込む感じ。
 雨季はかなり水につかっている。むっとする湿気。ワイングラスのような赤いキノコ。鳥がいたが、セッドが口笛を吹くと返事が返ってきた。
 大きなイチジクの木に実が赤く熟している。そこにオランウータンがいた。見られるのは珍しいそうです。野生のオランウータンはスマトラ島北部とボルネオ島にしかいなくて、絶滅が心配されている。その原因はアブラヤシ農園が増えているため。
 セピロク・オランウータン・リハビリテーション・センターを訪問した。保護されたオランウータンの子供を自然に戻す訓練をしている。遊び場兼食堂でリンゴとバナナを5個ずつ、ミルクも与える。オランウータンは喧嘩が大嫌いだそうです。その後は訓練。次の2次施設ではさらに訓練を受け、さらに次の段階に進み、3−6年で野生に帰る。

●タンザニア
 世界自然遺産「ンゴロンゴロ自然保護区」はサバンナを自分で歩く。参加したのは、アルピニストの野口健さん。
 アルーシャは観光の拠点。サファリツアーが人気で外貨獲得の手段。その中でもエコツアーが増えている。ガイド歴10年のレミ・ファランジェさん(42歳)が案内。2泊3日食事付きで450ドル、2日目はまる1日歩く。
 1990年代に登場したエコツアーは3つの定義がある。「自然を敬い、自然から学ぶ旅」、「環境保護に貢献する旅」、「地域社会に利益をもたらす旅」です。
 「ンゴロンゴロ大クレーター」は、大地溝帯の上にできたカルデラ。南北16km、東西19kmで世界最大級のカルデラ。このクレーターの中は動物の数も多く危険性も高いので歩けない。イボイノシシ、セグロジャッカル、ライオン、ピンク色のフラミンゴなどがいる。
 2日目のウォーキング・サファリは25kmを歩く。ライオンが出てきたら、レンジャーのピーター・モマルッサニャさん(通称パパ)にまかせる。午前9時半に出発。インパラがいる。1頭のオスが多くのメスを連れている。クチブエアカシアという木は、風が吹くと口笛のような音が出る。穴が音を出すが、実はアリの住みか。動物が食べにくるとアリが攻撃する。足元にゾウの糞があった。ゾウは50%しか消化できないので、イボイノシシなどが糞を食べるそうです。マサイ族の少年が牛を追っていた。出発前に教えてもらった方法で挨拶した。ここには5万人のマサイ族の人が住んでいる。村を訪問した。
 12時半に昼食。サンドイッチなどが配られました。お昼は雨が降り始めました。雨がひどくなるとウォーキング・サファリは中止して、無線で車を呼ぶ。空をハゲワシが展開していた。ここから先はライオンなどもいて危険なので、集団になって歩く。チータがいたので迂回して進む。行く手にヌーの死骸があった。チータは歩けないようにしてから首を噛んで窒息させる。一方ヒョウは首の骨を折る。今回のはチータの仕業だとわかった。ヌー、ガゼル、シマウマの群れがいた。エンデュレンを出発してから9時間で、ナビパタットの丘の麓のキャンプ場に到着。

●オーストラリア
 オーストラリアの北部にあるトップエンドと言われる地域は先住民アボリジニの人々が暮らしてきた。千葉すずさんが参加。エコツアーはジョナサン・モグリッジさんが案内。
 まず川に入ってスィミング・ボードを使って、川を上がっていく。滝の下でランチ。今日はメキシコ料理トルティージャ。6時過ぎに宿に到着。ツアーの間は同じ寝袋とテントを使う。密閉されていたテントは蒸し風呂状態なので、風を通すことから始める。夕食はバラマンティというオーストラリアで採れる白身魚のホイル焼き。ロウソクの明かりで食べる夕食。
 2日目。カカドゥ国立公園の南にあるマニュアラルックはアボリジニの居住区。50人のアボリジニが住んでいる。通常国立公園以外での居住区は、一般の人は入れないが、マニュアラルックの人たちは、開放した。10年前にアボリジニの文化に触れるツアーを始めた。
 まずはブッシュ・タッカーに出かけた。野生のニンジンを食べる。木の上にツムギアリの巣があった。これを手で潰して食べます。みんな意外と平気です。レモンみたいな味だそうです。風邪薬として喉の痛みにも効くし、水の中にアリを入れて飲むと翌朝には元気になるそうです。パッショングラスは絵を描く時の筆になる。

●ペルー
 世界遺産「マヌー国立公園」はアマゾンの上流で蛇行している。1週間かけて船で旅するエコ・ツアーがある。沿岸の木に3匹の赤毛ザルがいた。ガイドはペルー政府公認ガイドの鈴木智子さん。鈴木さんは17歳でタスマニアに留学、大学卒業後コスタリカでガイドとして修行した。河辺にキャップト・ヘーロン(シロゴイサギ)という白と黄色い鳥がいる。ブラック・スキマー(クロハサミアジサシ)は下のクチバシの長さが上より長い。水面すれすれに飛んで小魚を採る。他にもジャビル(スグロハゲコウ)、パイド・ラップウイング(マダラゲリ)、カラカラなどがいた。マヌーにいる鳥は1000種で、全世界の9分の1がいる。1度のツアーで200−300種見ることができる。カピバラは世界最大のげっ歯類。土の色と同化していて、隠れているが、自分は見えていないと思っている。
 川岸にはオリガミのような蝶が集まっていた。動物の尿のミネラルを摂取するそうです。そういうのは産卵用にメスが多いそうです。
 森に上陸した。幹にトゲが生えている木「ハカラテイアビヒタ」(パパイヤ科)がある。中の成分が甘くて動物に狙われるからだそうです。にんにくの匂いがする「ガーリック・トゥリー」は匂いで自分を守る。ウォーキング・パームというヤシの木は光のある方向に移動する。イノシシがいたが、森で最も危険な動物です。出会ったらとにかく木に登るのがいいそうです。
 お昼は船内で食事。ホアンさんが料理を作る。今回はチキン・サラダでポテトとアボカドが添えられていた。
 アマゾン河は蛇行しているので、三日月湖ができる。それによって独自の生態系が構築される。オオカワウソは三日月湖の王様。体長1.5m、体重は30kg以上。1頭以上1日8kgの魚を食べる。彼らの毛皮は防水性に優れているので、乱獲されたそうです。1976年保護地区での狩が禁止された。現在は70頭の生息が確認されている。

●ナミビアのナミブ砂漠
 レーシング・ドライバー片山右京さんが参加。世界最古の砂漠。赤い砂に近い。刻々と形を変える大地だが、生き物たちが暮らしている。虫がいたが、オナマクレス・プラナという昆虫で、昆虫の中で最も早く走ることができる(時速4.2km)。羽根を広げて貴重な水分を失わないように走る。レペトステスタス・ワルトニは危険を感じると死んだフリをするが、トカゲの餌食になる。サイド・ワインディング・アダーは砂漠に住むヘビで、砂丘を登ることができる。
 砂漠を抜けると広大な草原地帯が広がっている。ここでオコンジュマ Okonjuma の開催するAfricat の施設を見て歩くエコツアーに参加した。オコンジュマには現在70頭のチータが保護されている。ほとんどが野生に戻るが、保護地区には元には戻れないチータ6頭がいる。2日に一度牛や馬の肉を与える。車の荷台にある肉を取っていきますが、目の前です。スムージーという名前をもつチータはペットとして育てられたので、野生に戻れない。
 翌日、4頭を野に帰すことになったので、片山さんも同行した。スタッフはデイブ・ハウトンさん(44歳)。麻酔をかけて、目が乾燥しないようにオイルを入れる。血液を採取し、発信機をつけて、翌日広さ4000ヘクタールのリハビリテーション・キャンプに放つ。

●ニュージーランド
 南西部にあるフィヨルドランド国立公園。鎌倉千秋アナウンサーが参加。氷河によって削られた場所に海の水が流れこんでできたフィヨルド。船で巡るエコツアーがある。バンドウイルカの群れがいた。先にはニュージーランド・オットセイのコロニーがあり、一緒に泳げる。小船で近づく。オットセイたちが食べる魚のいる海藻群で待っているとオットセイがやってきた。かつては脂を採るために乱獲されて、絶滅しかけたが、政府の保護政策が守った。

●チリ
 世界遺産「パイネ国立公園」。パイネは先住民の言葉で青いという意味。風と氷の大地パタゴニアを行くエコ・ツアー。参加したのは登山家の田部井淳子さん。
 ツアーの一行は湖に流れ込むグレイ氷河を見る。1日2回遊覧船が出ている。湖には強い風が吹いている。パタゴニアの強い風は、雨を凍らせて雪に変え、こんな低い土地にグレイ氷河を作った。青く輝く氷の塊が流れている。風によって氷の中には多くの空気の粒が入りこみ、光が反射して青く見える。触っても不思議に冷たくない。しかし、氷の世界にも異変が起こっている。昔はかなりの部分に氷が見えたが、だいぶ岩肌が見えてきている。このペースだと、あと80年足らずで、グレイ氷河は消えるだろう。
 上陸して氷河の上を歩く。力を入れて踏みつけないと滑る。氷に裂け目がある。太陽の光で溶けていき、最後は崩落するそうです。横に滑るように崩落していく姿が見えました。

テレビ番組「海からの便り インドネシア・スラウェシ島」

 2007年5月27日放送。放送番組センター配給。1万7000を越す島が存在する。スラウェシ島は東部にありランの花のような形をしている。面積は日本の2分の1。日本水中映像製作。

●スラウェシ島
 マナブが玄関口。3月上旬、メルボルンから到着した海洋生物学者はジュリアン・フィンさん。世界中のタコやイカの生態を研究している。
 車で2時間、島の北東のレンベ海峡に到着。長さ16km、幅2km。船で海に出て北に向かう。30分、標高1400mの山が見える。裾野の浜辺に到着し、海に潜る。水深7m、真っ黒な砂浜の海底が続く。黒いのは火山から出た溶岩からできたもの。体長20cmのカレイがいる。白い糸を出したが、背びれが変化したもので、威嚇するためのものらしい。
 緑色の海藻みたいなのは、ツノカサゴ。体の一部が変化して海藻のように見える。海草の近くにも緑色の体長3cmのダイヤモンド・ファイル・フィッシュがいる。茶色の葉に化けたスパイニー・リーフ・フィッシュ。
 ココナッツ・オクトパスは海底を歩く。堅いココナッツの殻を利用して体を守るために、蓋をかぶる。

 ポリスピアという海上警察の桟橋があり、大型船が停泊している。ここにこの島しかいない貴重な魚「プテラポゴン」がいる。体長6cmのテンジクダイの仲間で鑑賞用に珍重されている。船で光が遮られた海底はゴミが散乱しているが、意外と魚がいる。チリメン・ヤッコ。体長15cmのヘコアユはただの植物の茎にしか見えないが、逆立ちしている。瓶の中にタコがいた。体長1cmの世界最小のタツノオトシゴ「ピグミー・シーホース」。緑色のオオモン・カエルアンコウ。メスが卵を20個産むと、オスは口の中に入れて守るそうです。子供が1cmになると外に出て行く。海の魚で唯一知られている。
 体長40cmほどのイカ(コブシメ)がカニを見ている。狙うと体の模様がめまぐるしく変化させた。カニは歩くのをやめて捕まった。この変化でカニは催眠状態に陥るそうです。


テレビ番組「ポカポカ地球家族 インドネシア」

 2007年5月26日放送。日本からインドネシアまでおよそ8時間、1万数千の島々からなるインドネシア共和国。世界第4位となる2億4千万人が暮らしていて、この国を知ろうにもあまりに多種多様の民族・文化が混在する。

●ジャカルタ
 1100万人が暮らすジャカルタ。市内の一角に開店前から行列ができるお店がある。お目当てはドリアン。このドリアンは味が少し違うが、安いという。このドリアン販売所を開いているのが阿部光男さん(54歳)。地元でドリアン農園を経営している。傷がついたものなど、出荷できないものを週に3回(月、水、金)1個1万ルピア(130円)で販売している。

 ジャカルタに家族5人で暮らしている。奥さんはインドラワティさん(49歳)、長男は光輝君(18歳)、長女は瑛子さん(16歳)、次男は光憲君(11歳)。住居は400平方mの8LDKで、地元出身の奥さんの実家で30年前に500万円で購入。今だと5000万円とか。インドネシアでは外国籍の阿部さんは不動産がもてないので、奥さんの名義になっている。英子さんはバティック染めを行なっている。

 旧市街のコタ地区は中国人が多く、美味しい中華料理店が多いことで知られている。今回注文したのは「牛肉の野菜炒め」2万ルピア(260円)で、コッテリした牛肉の旨味と空心菜のシャキシャキした歯ごたえが楽しめる。「イカの唐揚げ」520円も、海に囲まれた島国であるインドネシアは新鮮な海の幸。

●スカブミ
 ジャカルタから南へ100km(車で3時間)に、阿部さんが経営する農園「トリオファーム」がある。広さ10ヘクタールに500本のドリアンの木を栽培。1本の木に40〜50個のドリアンが実をつける。実が熟し木から落ちたものを、この時期は8人で1日100個程のペースで収穫する。しかし、半分は商品にならない。ドリアンは栄養価が高く、ミネラルが多く、果物の王様と呼ばれる。実はクリーム状で強烈な匂いが特徴。発酵するのでお酒を飲まないインドネシアの人は3個も食べると酔うそうです。同時に飲酒すると死に至ることもあると信じられているが、迷信かもしれない。

 阿部さんは妻の父の食品会社で働いていたが、9年前にドリアン農園の経営を頼まれた。嫌々始めたが、収穫の難しさや売上の伸び悩み等様々な問題を、2000年の販売所開設など独自のアイデアで改善していくうちにやりがいを感じた。時間を見つけては、農園の従業員と食事会を開いている。最初は日本人を嫌い、仕事もマジメにしなかったが、今は意志の疎通もある。農園用に掘った井戸の水を地元の人に開放し、多くの住民から感謝されている。

 阿部さんは奥さんとは、1980年に中国語を勉強する為に留学した台湾の大学で知り合った。1985年に結婚し、日本で暮らし始めた3ヵ月後、義理の父タン・タイノンさんが経営する会社が倒産の危機になり、86年に移住した。

 天候などによって左右される農園経営の不安さをカバーするために、1年前から「農園ツアー」を始めた。今は現地に住む日本人を対象にしているが、将来的には本格的な観光農園が目標。農園ではドリアン以外に、果物の女王と呼ばれるマンゴスチンも栽培している。ツアーの最後は取り立てドリアンの食べ放題。美味しさは落ちてから拾うまでの時間が勝負だそうです。

 「ロンボク風焼き鳥」は、赤唐辛子とにんにく、赤たまねぎなどをすって唐辛子ソースを作り、下茹でしておいた鶏肉と絡めて完成。自家製餃子はサンバルをつけて食べる。デザートはキンチャーというドリアンのジャム。

●リド・リゾート
 ジャカルタ近郊の人気リゾート地で、豊かな自然とゴルフコースがある。湖を遊覧できる筏船もある。6人乗り1時間980円。


テレビ番組「桂ざこばのマレーシア、還暦!感激ツアー」

 2007年2月11日放送。桂ざこば、桂ひろば、桂わかば、矢崎滋、堀越のりさんが出演。マレーシア航空で行きました。日本から6時間。アジアで暮らしたい国No.1で、実際に引退した日本人が多く暮らす。マレーシアは独立50周年。人口2613万人、通貨はリンギットで1Rが約30円。フルーツが豊富。よみうりテレビ製作。

●クアラ・ルンプール
 ジャラン・アロー屋台 Jalan Alor に行く。まずはドリアン20R(600円)。魚も豊富で、チキン・フィッシュ、カエルなどもある。エイのソテーは16R(480円)は意外とサッパリしている。10品以上ビールも頼んで5人で4000円。ざこばさんは十朱幸代さんの大ファンだったとか。関ジャニ8も仲がよいとか。やしきたかじんさんから祝辞がありました。

 宿泊は「ホテル・マヤ」で、部屋からペトロナス・ツイン・タワーがきれいに見える。

 「アクアリアKLCC水族館」には150種類5000匹の海の生き物が鑑賞できる。タイガー・シャークもいる。
 クアラルンプールは150万人が住む。スリ・マハ・マリアマン寺院などもある。

 北に13kmにあるヒンドゥー教の洞窟寺院「バツー・ケーブ Batu Caves 」に行く。マレーシア最大のヒンドゥー教寺院で、世界各地から観光客や参拝客が訪れる。272段の階段を上らないといけない。サルもいます。鍾乳石に包まれた洞窟がありました。帰りにイグアナがいて、記念撮影は15R(450円)でした。ココナッツ・ジュースは2R(60円)。

 リッツ・カールトン・クアラルンプールのスパ・ヴィレッジ・クアラルンプールに行く。ゆで卵のフェイシャル・マッサージがある。チャンポ・チャンポは390R(1.2万円)で、マレー式・タイ式の良い所を取り入れたオリジナル・マッサージで、何かで叩いていたようです。

 「サロマ・ビストロ&シアター Saloma Theater Restaurant 」で、ブフェ形式で料理をいただき、ショーも観劇した。

●桂ざこば
 昭和38年5月桂米朝に入門、桂朝丸。25歳でウィークエンダーで人気となり、昭和63年40歳で二代目桂ざこばを襲名。愛娘関口まいは女優として活動。

●セカンドライフ
 マレーシアでセカンド・ライフを過ごしている人は1000人。日本人クラブの阪本恭彦(72歳)洋子さん(57歳)のお宅を訪問した。ベランダから市内が一望できる。140平方m3LDKの中古のコンドミニアムを1300万円で購入。家のすぐそばにゴルフ場あり。セカンドライフに選んだ理由は物価が安いこと。東京の3分の1で、年金は3杯使える。日本人クラブにはゴルフ、テニス、歌唱、書道など56のサークルがある。落語をさせてもらうことに決定。

●バハン州ランチャン Lanchang
 クアラルンプールの北東にバハン州があり、若返りの幻のハチミツがあるという。「クアラ・ガンダー象保護区 Kuala Gandah Elephant Sanctuary 」に行く。傷ついた野生の象を保護し、治療し、森に帰す施設。エレファント・ライドは大人20R(600円)、子供13R。
 近所の家でココナッツを飲むが、とってもおいしいそうです。このヤシの木にハチがいた。刺されたら死ぬそうです。ナンカ(ジャックフルーツ)を食べるが、とてもおいしいそうです。地元の服も着てみました。夕食は「鶏肉と青梗菜のスープ」、「ナシゴレン」で、右手で食べる。おいしいはセダー。
 ハチミツに詳しいサハリマンさん、ハムザさんの案内で、ハチミツを取りに行く。密林の奥に入って、1時間、高さ40mのトゥアランの木 Koompassia excelsa の木の上に蜂の巣があるというが、なさそうだった。ハチが巣を作るのは4−5月で、4−8月がハチミツの収穫期。大きなものは2mにもなるという。オオミツバツは体長が1.8cm。名人が自分用に残していたのがあった。喉の痛みに良いという。かつては村では若返りの薬として使われていた。

●落語会
 クアラルンプール日本人会館で午後7時から開催。桂ひろば、桂わかば、桂ざこばの順に行ない、好評でした。
 公演後、師匠にハチミツをプレゼントしました。娘さんからの手紙とあわせて号泣しました。  最後に米朝師匠からのメッセージがありました。


テレビ番組「ポカポカ地球家族 バリ島」

 2007年1月20日放送。さとうやすえさんがウブドに住む佐藤由美さん(43歳)宅を訪問した。夫はデドさん(33歳)、長男はアニーくん(10歳)、長女はレイカちゃん(4歳)。13人の大家族。バリの女性はクパヤ(上着)とスレンダンとサロン(腰巻)が正装で、2000−3000円程度。210日に一度巡ってくる最大の祭りガルンガンが近く行なわれるという。バリ島までは7時間、平均気温は27度。

●ウブド
 芸術家が多く集まる街。絵画や彫刻などの店が数多く立ち並ぶ。ネコの置物(3個1セット)は3万ルピア(300円)、カエルの置物1個150−200円。サンダル600円、ブレスレット70円も人気。街から外に出ると天国への階段とも言われる棚田がある。

 佐藤さんの家はウブドの繁華街から車で20分。広さ70平方m、3部屋に13人が住む。家賃は当然なし。敷地内には東屋、家寺もある。1日は食事作りから始まる。朝にその日の分を一度に作る。「長インゲンの和え物」。10種類の香辛料を細かく刻み、臼で細かく潰す。ココナッツミルクを作るために細かく削り、香辛料と混ぜてソースを作る。煮込んでいる間に長インゲンを茹でる。これにソースをからめて完成。次は豚骨入りバリカレー、豚の腸詰め、バリ風豚の角煮を用意。
 お供え物を作るお手伝いをした。豪華なものを2時間かけて50個以上作った。1日130個を76箇所に置いていく。次は祠につける飾り。男性は「ペンジョール」と呼ばれる竹の飾りをつくり、完成すると家の門に飾る。最後に祠の飾り付けをする。夜10時やっと1日が終了。
 由美さんはウブドで日本料理店「影武者」を経営する。

 デドさんは伝統舞踊バロンダンスの名手でもあり、伝統音楽のガムランの演奏者としても活躍している。妹のアシーさんにさとうさんはバリ・ダンスを習った。
 行き着けの地元の美容院「リスタ」に行く。ハーブ入りのクリームを使った「クリーム・バス」をしてもらった。これはインドネシアの伝統的なヘアエステ。マッサージもしてくれて1時間半かけて、250円。

 聖なる祭り(ガルンガン)の日。ウク歴に基づいて210日毎に行われる。神が世界を作り出し、善が悪を滅ぼしたことを祝う。まずは家寺のお供え、近所の寺院にお供えして祈りを捧げる。聖水で口を清め、額には聖水に浸したお米をつける。最後に寺院から聖水をもらって帰る。家寺で祖先の霊を迎え入れるためのお祈りをして、寺院からもらってきた聖水を使う。終ると用意したお供え物の中からお菓子や果物を食べる。


テレビ番組「南の島で和食に挑戦、仰天グルメ旅第9弾 マレーシア、コタ・キナバル」

 2006年12月2日放送。浅野ゆう子、神田川俊郎、肥後克広さんが出演。成田から直行便で6時間、ボルネオ島にあるマレーシアのコタ・キナバルに到着。雄大なジャングルと南シナ海。ボルネオで一番大きな町がサバ州コタ・キナバル。人口200万人。マレー系、中国系、インド系、先住民族が暮らす。リゾート地として人気上昇中のマヌカン島もある。テレビ朝日製作。

●アクティビティ
 南といえば、朝はバナナなので、早速バナナ・ボートに挑戦し転覆。次はフライ・フィッシュということで、さらにすごいスピードで引っ張られて、タコのように飛びます(笑)

●宿泊
 岬に建つ高級リゾート「シャングリ・ラ・タンジュン・アル・リゾート Shangri La's Tanjung Aru Resort 」。ウェルカム・ダンスで迎えてもらった。日本人スタッフも多く、泉水美里さん(25歳)が案内してくれました。プレジデンシャル・スィートは724号室で、海もきれいに見える最上級の部屋、1泊3000リンギット(10万円)だが、シーズンにより変動。物価は3分の1なので、お得感がある。スィート・ルームの宿泊客が無料で使用できるホライゾン・クラブはVIP専用ラウンジ。

●カダザン族
 カダザン族はサバ州の人口の3分の1を占める先住民族で、英雄はモンソピアドで今のは6代目。300年前に神である赤とかげの化身と言われ、村を守り、今でも無敗の英雄として崇められている。
 末裔が住むモンソピアド文化村 Monsopiad Cultural Village に向かった。300年前の村を再現した場所。砂糖とイースト菌で作ったリヒンという強いお酒をいただいた。6代目はマ・マイ・ドシアさん(76歳)で、奥さんはイナイ・ジンシスさん(56歳)。7代目はケリー・バジャライさん(44歳)。初代が愛した料理はヒナワで、鰆、ライム、エシャロット、ショウガ、唐辛子で作った料理で、酸っぱいそうです。魚のマリネだと思えばという味。ヒナワを越える料理を作ってほしいと頼まれた。

●三大定番料理
 人気のレストラン「ディ・スクエア・カフェ De Square Cafe 」で、マレーシアの三大定番料理をいただいた。「ナシゴレン」9リンギット(270円)は焼き飯。「ミーゴレン」9リンギット(270円)は焼きそば。ソースの色が濃いので辛く思えるが、意外とあっさりというか薄味。「カレー」は今回はチキンカリーで9リンギット(270円)。じゃがいももたっぷり、ココナッツミルクも入っているので味がまろやか。

●リバー・ツアー
 ガヤン川 Gayan River は淡水と海水が混じっている汽水で独自の生態系。船でしかけた罠で獲っていたのは、マングローブガニ。
 陸に上がるとガヤンリバー・クルーズの女性オーナーのユニスさん(42歳)と、村長のハジタリスさん(62歳)がバーベキューをしていた。ここでマングローブガニを焼いてもらった。ヤシ油を塗るとおいしいそうです。マレーシアに特徴の魚も焼いてもらったらフグみたいな味。ブンタンという魚で、ハリセンボンでした。1匹5リンギット(150円)。これを神田川さんが料理してみました。「ハリセンボンの杉板焼き、じゃがいものサラダ」で、みりんとお醤油で味付けしてあり、地元の人にも好評でした。「ハリセンボンの千本揚げ」は、千切りしたジャガイモと昆布で巻き、油でからっと揚げたもので、カレー粉を使ったところ、村長さんは最高においしかったそうです。
 神田川先生、カヤックに乗って移動中に浅野さんのボートが通過したら転覆しましたが、膝までの深さでした。

●観光親善大使
 政府観光局のポール・ブーン局長(55歳)から、コタキナバル観光親善大使に任命してもらった。これで動きやすくなった。
 アジア観光専門学校 Asian Tourism Institution で、ハタを食材にして料理対決したいと願い出てきたのは、生徒たちだった。日本料理の先生がいないので、自分たちの考えた和食を味わってもらい、教えを請いたいという。作品は「ハタの照り焼き&ナシゴレン」は海苔のオブジェ。油がパリッとしてない。「ハタの野菜ロール、グリーンソース」はサラダ風。先生が作ったのは、「ハタのチリ蒸し、おろしピリ辛ポン酢」は大根おろしとピン酢でいただく。

●ダイビング
 スル島の北側の海で水中写真を撮った。透明度が高く、世界中のダイバーたちの憧れの海。カクレクマノミ、ナマコなどがいました。浅野さんはカメラを紛失しました。

●セパタクロー
 みんなで挑戦。頭と足だけで行なうが、トウでできているのでボールは堅い。浅野さんはヘディングしようとしたが、何度も空振り。

●スパとサンセット・バー
 ホテルの名物のアロマテラピー・マッサージ、60分170リンギット(5100円)。浜辺の小屋?でしてもらいます。浜辺でサンセット・バーでワインもいただける。

●ふりかけ
 食材も豊富なので、干ししいたけ、干し海老、ごま、昆布、カツオ節に濃い口醤油、みりん、たまりソースで作る。これにポテトチップをのせるとおいしいらしい。
 二人は神田川さんにマレーシア産米焼酎とマレーシア産唐辛子パディを差し入れしました。唐辛子パディに肥後さんが挑戦、かなり辛いそうです。
 マレーシアの生姜トゥーハオにも挑戦。現地の人が混ぜて飲むライム100%絞り汁で、お好みで唐辛子も。ライムも効くそうです。

●サバ州パパール
 コタキナバルの南西にある村にカダザン族の一家を訪問。エマ・サデュウスさん(15歳)宅で、父はダニーさん、母はフェリシアさん、長男はノエル君。伝統的な家庭料理を作ってもらった。日本で食べた味を受け継いでいるそうです。魚もおいしい。ヘチマ(沖縄ではナーベラ)料理もありました。
 ヘチマ(パットゥーラ)を使った料理を神田川さんが作ってみた。料理はエマさんのおばさんのケイトリン・シャムさんが経営する「マイ・アマン・ホームステイ・ハウス」で行なった。まず「パットゥーラの揚げ煮びたし」は、素揚げにして、醤油や砂糖などで味付けした。とてもおいしいそうです。「パットゥーラの肉味噌米麺」は、油で炒め、赤味噌・ごま油・とうばんじゃん・お米の麺でジャージャー麺風に仕上げた。ロジャックというピーナッツソースをかけた麺料理に少し似ているそうで、おいしいそうです。

●庶民の味
 屋台村「セドコ・コンプレックス Sedco Complex 」で9品で1600円くらい。焼きそば150円、味噌味あんかけソバ150円、スープメン150円、キャベツ炒め240円、白菜炒め240円、サバ野菜炒め240円、チャーハン150円、エビの辛味噌ご飯180円、牛肉炒めご飯180円。

●世界遺産キナバル山
 標高4095m、東南アジアの最高峰。標高400mにあるキャノピー・ウォーク Canopy Walk に20分で到着。地上41mにかかっている吊り橋で長さ157m。怖いそうです。
 国立公園内にポーリン温泉 Poring Hot Spring がある。ここは第二次世界大戦中に日本軍が掘り当てた露天温泉。

●献上料理
 神田川軍団(坂根久人、仲村久志、祝嶺良太さん)が下ごしらえを手伝った。まずは「薬膳 神田川鍋」で、地鶏を丸ごと一匹煮込んでいる。10時間煮込んでいるが、優しい味で柔らかくて気に入ってもらえた。だしも干し貝柱のいい味がでているそうです。「錦海老の豪快揚げ」は油で揚げた後に、さきほどのスープで風味をつけた。「マレーシアそばめし」はナシゴレンとミーゴレンを混ぜたようなもので、とてもおいしいそうです。
 総合判定としては、バンブーダンスをして結果を伝えてくれましたが、成功でした。


テレビ番組「2006年11月の旅サラダはさとうやすえさんでバリ島」

 日本から飛行機(JAL)で7時間、面積は東京都の2.5倍。

●レギャン通り JL Legian
 南部の繁華街はバイクが多い。明るい原色が溢れ、様々な店がひしめきあう。洋服屋「プスピタ Puspita 」(住所:Jl.Legian 457, Legian、Tel:62-361-761150、営業時間:9:00〜21:00、休日:バリの新年のニュピ)は、バリスタイルの服を揃えるブティックで、グリーンを基調としている店内。ろうけつ染めの布バティックを使用したワンピース、鮮やかな色使いの服。白の花柄ホルターネックトップス10.9万ルピア(約1420円)、白の花柄バティックワンピース16.9万ルピア(2200円)、白のトップス10.9万ルピア(1420円)、オレンジのフレアパンツ18.9万ルピア(2450円)。

●クタ・ビーチ Kuta Beach
 レギャン通りから歩いて5分。バリ島きってのビーチで、インド洋の波が押し寄せる。季節を問わず世界中からサーファーが集まる。物売りがとても多い。
 パラグライダーに初体験。「MSDバリ・パラグライダース MSD Bali Paragliders 」(住所:Block A-5 By Pass Ngurah Rai Kelan 12A/99, Tuban-Kuta, Bali 80362. Indonesia、Tel:62-361-704769、Fax:62-361-704768、営業時間:8:00〜18:00、休み:ニュピ)で、パラグライダー体験(南部エリア送迎付き)$70。20分で、高さ70mの断崖から飛び出すが、インストラクターがついています。感動だったようです。

●宿泊
 崖の上の「ブルガリ・ホテルズ&リゾーツ・バリ Bvlgari hotels & Resorts Bali 」(住所:Jalan Goa Lempeh Banjar Dinas Kangin Uluwatu、Tel:62-361-8471000、Fax:62-361-8471111、予約は予約センター(マリオット・インターナショナル東京予約センター内)の 0120-070-350)。到着ロビーからホテル全体が眺められるが、一般の家屋が並んでいるように見える。一つの村になっている。石畳を歩いているとイタリアにいるような感覚になるという。オーシャンクリフヴィラは室料が1泊$1250(税サ別)。全てのヴィラから海が見える。バスもユニーク。窓のないオープンエアのスパ「ブルガリ・バリニーズ・ルルール」で55分$115(税・サ込)。
http://www.bulgarihotels.com/

 ホテル内のレストラン「イル・リストランテ Il Ristorante 」で夕食。「サフラン・リゾット、バリニーズ風」16.5万ルピア(2140円)、「タスマニアン・サーモン、セレリックピューレ添え」29万ルピア(3770円)、「イチジクとストロベリーのムース、ロラティーニ、ゴーダチーズ・アイスクリーム添え」9万ルピア(1170円)

●陶器
 「ジェンガラ・ケラミック jenggala Keramik 」(住所:Jalan UluwatuU Jimbaran、Tel:62-361-703311、Fax:62-361-703312、営業時間:9:00〜18:00、休み:バリの休日)はユニークな陶器で知られる。店内には2.5万点の商品が並ぶ。蓮の葉や花びらをモチーフにしたものが多いようだ。「カエルが付いた葉っぱの皿」(緑)$8、「稲の神様 デヴィ・スリ」の陶器も人気。「黒色の突起がついた花瓶」$61.5は頭にかぶれます(笑)
 体験工房も可能で、絵付け体験は$5−21。さとうさんも挑戦。下書きをして専用の絵の具でアロマポットに色をつけました。$8
http://www.jenggala-bali.com/

●テーマパーク
 「ガルーダ・ヴィシュヌ・クンチャナ・カルチャー・パーク(GWK) Garuda Wisnu Kencana Cultural Park 」(住所:JL.Raya Uluwatu, Desa Ungasan Badung、Tel:62-361-703603、営業時間:8:00〜22:00、定休日:なし)は、入園料1.5万ルピア(200円)で、花が咲き乱れる250ヘクタールの広大なテーマパーク。ヒンドゥー教のガルーダ像とヴィシュヌ像が祀られたテーマパーク。博物館などの文化施設が併設。かつては石灰岩の採石場だった。高さ21mのヴィシュメ神の像がシンボル。最終的にはこれらの像を1つにするらしい。像の下には博物館や会議室なども作る予定で、完成すれば高さ146mにもなる。
http://www.gwk-bali.com/

●ウルワツ寺院 Pura Uluwatu
 バリ6大寺院の1つで、神聖なる寺。住所:Desa Bukit-Pecatu Kecamatan Kuta Kabupaten Badung、拝観時間:8:00〜19:00、拝観料は3000ルピア(40円)。階段を登っていくと断崖ときれいな夕陽が見えました。
 ウルワツ寺院をのぞむ広場で毎日行なわれているのが、ケチャ・ダンス Kecak Dance (Tel:62-815-5816-2555、定休日:ニュピ)で、鑑賞時間は午後6時〜。鑑賞料は5万ルピア(650円)。男性の集団はサル、手や目の動きで水、風、火、悪霊のパワーなどを表現する。女性の踊り、男性の踊りもあります。


●デンパサール Denpasar
 人口26万人の州都。インドネシア語で「北の市場」を意味する。人々の生活の場。市場「パサール・バドゥン Pasar Badung 」(住所:Jl.Gajah Mada、24時間営業だが、建物の中の店は早朝〜21時頃まで。定休日:ニュピ)。ジャガイモのような果物「サウォー」1kg6000ルピア(80円)は洋梨を甘くした感じ。他にジャック・フルーツ、マンゴーはは外見が緑だが中は黄色。トマトのような果物「ジャンブー」1kg5000ルピア(65円)。市場でよく見る姿は頭に物をのせて運ぶ姿。神様への敬意のために一番高い頭の上にのせるのだが、慣れると60kgでものせられるとか。背中の籠に物を入れて売っている女性がいたが、漢方薬「ジャムー」だった。胸が大きくなるもの、男性が強くなるものなどがあります。筋力増強剤が一番人気だとか。これにハチミツ、お湯、液状のウコンを加えてよく混ぜたドリンクは1杯5000ルピア(65円)〜。さとうさんは関節痛に効果のあるもの(Samurat)と美肌効果のあるもの(Awet Ayu)をいただいた。苦すぎて言葉がでなかったようです。

 市場の近くのスラウェシ通り Sulawesi St. には洋服の店がある。「ニュー・ラニ・テキスタイル New Rani Textile 」(住所:Jl.sulawesi 56/32, Denpasar-Bali、Tel:62-361-226956、営業時間:9:00〜18:00、定休日:ニュピ)に入ってみた。きれいな布がたくさんある。オーダーメイドした。今回のクバヤ1着分は、レース布地代43.5万ルピア(5650円)、縫製代15万ルピア(1950円)。1日で出来るクバヤは事前予約が必要。

 人気のマッサージ店「ウサダ・オレス・クリニック Selamat Datang Di Klinik Usadha Oles 」(住所:Jl.By Pass Nburah Rai Komplek Ruko Moleque Block L.8、Tel:62-361-727822、営業時間:9:00〜21:00、定休日:ニュピ)に行く。診療所のような感じだが、マッサージに使うのは、ボカシという柑橘系のアロマオイル。バリでは一家に一つはあり、虫刺されなどに塗るという万能のアロマオイル「Minyak Oles Bokashi」。アロマ・テラピー・マッサージは60分16万ルピア(2080円)。しかし、この店の人気メニューはすごく長いパジャマみたいなのを着て入る「おがくず風呂」で、ボカシテラピー30分3万ルピア(400円)。スパイスなどが混ざった酵素風呂で、血行が促進され、身体の新陳代謝がよくなるそうです。汗がかなり出るそうです。ボカシが気に入って何個も買ったそうです。

●チャングー Canggu
 デンパサールから西に車で30分。美しい棚田が続く稲作が盛んな土地。海のすぐ近くでも牛が放牧されている。
 宿泊は「ホテル・トゥグ・バリ Hotel Tugu Bali 」(住所:Jl.Pantai Batu Bolong - Canggu Beach -、Tel:62-361-731701、Fax:62-361-731708)で、建物や調度品は全てアンティークというホテル。緑の中を抜けて到着した建物は1920年代のアンティークで統一されていた。食堂は10人分くらいの広さ。「ウォルター・シュピーズ・パビリオン」は宿泊費$450(税・サ別+21%、朝・夕食別)。庭に浴室があり、カラフルな窓ガラス?で覆われている。バスタブはオレンジ色で、太陽の光がよく入っている。夜になるとライトアップされ、アンティークの重厚さが際立つ。

 夕食は18世紀にジャワ島にあった中国寺院を移築したというダイニング。「トゥグ・ドン」で宮廷料理を再現したディナーをいただいた。80万ルピア(10390円)15人以上の場合は1人60万ルピア(7790円)。「前菜」は、パパイヤの若い実のサラダで、鶏肉のバナナの葉蒸し、赤たまねぎの揚げ物、塩、ココナッツフレークがのっている。続いて「フエダイのスープ(ヤングスター・フルーツ入り)」。あさり・スターフルーツ・赤唐辛子・ガランガが入ったスープ。トムヤムクンの感じだがより酸っぱいそうです。「メイン」はお皿だけが置かれる。すると鐘が鳴って、約20人ほどの従業員が頭に乗せて運んでくる、インドネシア各地方の名物料理およそ10品を少しずつお皿に盛り付けてくれた。サフランで色づけされたご飯と黒米、XXと煮込んだ牛肉、大豆を固めて作ったヘンペ?、さとうさんのお気に入りのスターフルーツの葉の料理など。
http://www.tuguhotels.com/

 ホテルで自転車を借りてサイクリングした。宿泊者は無料。のどかな村で、子供達が手を振ってくれた。田んぼの中を走る。

●タナロット寺院
 自転車で足をのばして訪問したのが、バリ6大寺院の「タナロット寺院 Pura Tanah Lot 」(住所:Kecamatan kediri Kabupaten Tabanan、Tel:62-361-880361,880362、Fax:62-361-880361、拝観時間:日の出〜日没)で、拝観料は1万ルピア(130円)。海の守護神を祭ってあり、夕陽に浮かぶシルエットは格別。


●ウブド Ubud
 自然豊かな村。バリの中で伝統や文化を一番色濃く残す場所。村の中心にあるのが、「サレン・アグン宮殿 Puri Saren Agung 」(住所:JL.Raya, Ubud、Tel:62-361-975057、Hotel Puri Saren Agung 、拝観時間:8時〜17時、定休日:ニュピ」は、16世紀に建てられたウブド王朝の宮殿跡地。今も王族の人たちが生活している。拝観料は無料。敷地内で週2回子供たちがダンスを練習している。指先を反らせて上に向ける動きは神々に向かって踊るという意味。目の動きで喜びや悲しみを表現する。伝統ダンス観賞1人5万ルピア(650円)。

 街中に多くのアート作品が並んでいる。一人のアーティストを訪問した。「オウル・ハウス Owl House 」(住所:JL.Bisma Ubud (P.O BOX 622 Ubud Bali)、Tel:62-361-977649、営業時間:10:00〜17:00、定休日:不定休)の画家シーラさん。ギャラリーを見せてもらった。必ずフクロウが描かれている。1枚だけ明るい色があるが、「桜」は日本を初めて訪問して感動し、インスピレーションを受けた作品。下書きの上に墨で輪郭を描き、繊細に濃淡をつけ、竹を細く削った筆で少しずつ色をつけていく。バリではフクロウは幸せを運ぶ鳥らしい。
 原画は20cmx25cmで9万円、その倍で16万円、40cmx54cmで35万円。版画(ジグレー)は7サイズ23種類あり、9000円〜8万円。値段は日本での個展価格の約半分。毎年3月、日本で個展で新作原画を発表する。例年だいたい8月中旬頃にはシーラ氏の原画は完売する。版画は随時販売。原画「桜」はシーラ氏のコレクション。コレクション作品は版画作品として販売。インタビュー時描いていた作品は、2007年3月の W.Sila展「いのち」のメイン作品。
http://homepage1.nifty.com/owlhouse622/

 贅沢なスパを体験。「キラーナ・スパ Kirana Spa 」(住所:Desa Kedewatan, Ubud 80571、Tel:62-361-976333、Fax:62-361-974888、営業時間:9:00〜21:00、定休日:無休)は資生堂がプロデュースする、リラクゼーションを極めたスパ・リゾート。広いヴィラを貸切で行なう。半日プログラム(4時間)は、トリートメント180分+スパタイムで、水の音、鳥の声がとても気持ちいい。プレジデンシャルヴィラ利用で、1人$320、2人$490。全部で15ヴィラがあります。
http://www.kiranaspa.com/

 宿泊は「ゴリム・アコモデイション Gorim Accommodation 」(住所:Jl.Raya Penestanan Br.Penestanan Kelod Sayan, Ubud 80571 Bali、Tel:62-361-975784)で、ゴリムさんのお宅。伝統ダンスも習うことができる。1泊朝食込みで1人25万ルピア(3250円)、1ヶ月1部屋貸切で300万ルピア(3.9万円)。ガボール・ダンスを習った。ミラさんに教えてもらう。レッスンは1時間に15万ルピア(1950円)で事前予約が必要。期間は要相談。
 まずは両腕を肩の高さに保つ基本姿勢から。次は指の動き。次は目の動き。
 夜になってガムラン・伝統舞踊を鑑賞した。5万ルピア(650円)。まずは子供達によるガボール・ダンス。男性の踊り、女性の踊りなど楽しめました。

 バリの生活はバリ・ヒンドゥー教による様々な行事で成り立っている。近くの寺院で創立祭があるので、ガボガンというお供え物作りを手伝った。バナナの茎を固定し、竹串で果物やお菓子を刺していく。中が見えないように刺すのが重要。お花の上にお布施を置いて完成。
 「プナタラン・パンデ・プリアタン寺院 Pura Penataran Pande Peliatan 」はプリアタン村の寺院。寺院に入る前に聖水で水をかけ、お供え物にもかけて中に入る。中に置いてあるお供え物はお米やお豆などで作られたもので、芸術品。拝観時間:早朝〜日没。拝観料は、お布施。オダランとはウク暦(1年が210日)で定められたお寺の創立記念日。生理中の女性の立ち入りは禁止。サロンにスレンダンという帯を必ず着用。前回のオダランは1963年だった。
 僧侶の読経でお祈りが始まる。女性は頭に細い白い帯を鉢巻のように巻いている。男性は普通の白い鉢巻。


●西部国立公園、ムンジャンガン島
 バリの西北端にある。ジャワ島に近いので、ヒンドゥー教が初めて伝わった。バリの原点を訪ねる旅。西部国立公園 は琵琶湖より少し広い面積で、熱帯雨林が広がる。

 宿泊はその国立公園の中の「ムンジャンガン・ジャングル&ビーチリゾート Menjangan Jungle & Beach Resort 」(住所:Menjangan Site Office, West Bali National Park, Cekik Gilimanuk -West Bali、Tel:62-362-94700、Fax:62-362-94708)。高さ25mの円錐型のバリ・タワーがシンボル。手前の床がくりぬいて木が生えているが、木の生長を妨げないようにしているとか。タワーの最上階に上がったら、青い海が見え、ジャワ島の山も見える。風が吹き抜ける最上階からは国立公園の景色が一望できる。バリ島の自然が見てとれる緑と青。
 動物の生態系を保護するために、ホテルの部屋は少し離れている。ヴィラ形式で、今回は「ムンジャンガン・クリフヴィラ・2ベットルーム」$767(税サ込、朝食付)。テラスからは穏やかな入り江が見渡せる。波の音、鳥の声などでリラックスできる。
http://www.menjangan.net/

 ホテルの敷地内でもある国立公園を2階はオープンエアの専用車で冒険する。「サファリツアー」1人2時間$40。10月は乾季の終わり頃で、緑がほとんどない。小さいキジャンという小鹿がよく見られた。サルの群れ、リスもよく見かけた。ムンジャンガンという大きな鹿で、この辺りで生息するが、運がよければ逢えますが、さとうさんは見ました。

 船で無人島「ムンジャンガン島」に向かう。約30分で到着。この島の海はバリ島屈指の美しさを誇ると言われている。島を囲む青のさんご礁はとてもきれいでした。遠浅なので、立てる。水は透明で、砂が輝く。海はいろいろな青が重なっていて綺麗。
 浅瀬からダイビングのポイントまでは歩いていける。「ムンジャンガン島体験ダイビング」1人$85。サンゴの宝庫なので、魚も多い。クマノミ、ニセアカホシカクレエビ、コウイカ、ヘラヤガラ、サラサハタなどがいました。

●ヌガラ
 バリ島西部の半島の南。農業が盛ん。バリの馬車(ドッカル)に乗って観光。1時間3万ルピア(390円)。鈴もついていて音楽的。車とバイクと馬車が走る。イスラム寺院が珍しく見られる。

 車で郊外の「ランブッ・シウィ寺院 Pura Rambut Siwi 」(住所:Desa Yehembang Kangin Kecamatan Jembrana、Tel:62-365-43550、拝観時間:8:00〜17:00、定休日:ニュピ)を訪問。拝観料1万ルピア(130円)。16世紀にジャワ島から来たヒンドゥー教の高僧ミワルタ?によって建てられた。初めてバリに教えを伝えた彼の髪の毛が保存されているという。彼はウルワツ寺院やタナロット寺院も建てた。
 境内から階段を降りると砂浜に出た。ここに岩があり祈りの場があり、さとうさんも今回の旅を感謝しました。

 ヌガラではガムランの中でも竹を使ったジェゴグ Jegog という特有の打楽器がある。竹琴という感じで、マデさんは竹を削って音の調整をし、演奏もする。
 夜7時、毎週木曜日に行われている「スアール・アグン歌舞団」のジェゴグの演奏会がある。不思議な世界でした。ジェゴグの下に入って演奏も聴けるのですが、身体が熱くなっていったそうです。鑑賞料はディナーBOX、送迎付きで$40。申し込みはジャサ・ツアーズ(P.T.Jasa Suar Agung Jasa Tours、住所:Jl.Sandat. Gg.III. No.6. Denpasar, Bali、Tel:62-361-232765、Fax:62-361-224908)。
http://www.jasatours.com/


テレビ番組「ポカポカ地球家族 マレーシア」

 2006年11月11日、18日放送。萩原流行夫妻がロングステイ。ロングステイとは、「ビザなし」や「観光ビザ」で海外に2週間以上滞在すること。のんびりと余暇を過ごすロングステイは人気上昇中。現在は年間8万人以上の日本人がロングステイしている。昨年の人気滞在地、3位はハワイ、2位はマレーシア、1位はオーストラリア。

●ペナン島
 マレーシア北西部に位置する島。18世紀から東西貿易の拠点として発展。人口約70万人でマレーシア第二の都市。年間の平均気温は約27度のマレーシアは、住民は主にマレー系、中国系、インド系で形成されている他民族国家。その中でも、ペナン島は中国系の住民が6割を占めている珍しい地域。日本からは首都クアラルンプールを経由しておよそ9時間で到着。
 ペナン島中心地のジョージタウンはイギリス統治時代の面影を残す美しい町。到着した萩原さん夫婦は、まずはロングステイの専門家を訪ねるためタクシーで移動する。タクシーは乗る前に値段交渉しないといけない。30リンギット(900円)だという。妻の摩侑美さんは数年前から中国語の勉強をしていて20に値切った。タクシーは1分の距離(約700m)に1リンギット(30円)が目安。今回は15分乗って20リンギットでした。

 15年間ロングステイをサポートしてきたロングステイ財団認定「トロピカル・リゾート・ライフ・スタイル社」の石原彰太郎さんに相談した。まず、白くて豪華な一戸建を紹介された。3階建で建坪が360平方m、玄関で靴を脱ぎます。1階が1LDKで油料理専用のキッチン付き、全部で5寝室、3居間、広さ270平方m、家賃は月20万円。
 次に案内されたのは、今日本人に一番人気の高層40階建ての「ガーニーパーク?」というコンドミニアム。オーシャンビューの22階。玄関には必ず防犯用の鉄格子が備えつけられている。ドアを開けたままでも安全で風通しも抜群。プール、テニスコート完備で眺めがいい。遠くに中心部にある64階建のコムタというビルが見える。3LDK,2浴室で広さ90平方mで、冷蔵庫には調理器具、冷蔵庫、食器が完備されていて、全て生活する為の道具が揃っていて、家賃は月6万9千円(年間契約した場合)。今回はここに決めました。
 ロングステイの際の注意点は、車を持つのか持たないのかが重要になるそうです。ここは隣がショッピング・センター「ガーニー・プラザ」でタクシーも便利だから、車なしでも生活できるそうです。

 ガーニー・プラザは品揃えが豊富で、食パンは1斤3リンギット(90円)。寿司もパックになっていて、1カン1リンギット(30円)。野菜も日本とほぼ同じものが揃い、値段は3分の1程度。ネギは1束7リンギット(210円)。大根は1本3リンギット(90円)、こしひかり2.5kg21リンギット(630円)。4回の食事分買って合計1800円でした。
 午後7時、近くの屋台街「ガーニー・ドライブ」(営業時間:6am-2am)に行き、好きな料理を頼み、自由にテーブルで食べる。地元の人がつぶ貝をたくさん食べていました。午後8時になると満席。焼きイカ1.5リンギット(45円)、串焼き(サテー)1本0.7リンギット(21円)〜、水餃子2.5リンギット(75円)は鶏がらスープでいただく。スープなしのワンタンメンは2.5リンギット(75円)。本当に美味しいそうです。あとはココナッツジュース60円。夕食は210円でした(笑)
 9時に帰宅し、日本の番組をチェック!実は衛星放送で日本のテレビ番組も視聴できる。日本での忙しい毎日ではゆっくり2人で話すこともなかなか出来ない夫婦にとってロングステイはゆっくり・のんびりすることが楽しみの一つ。

 朝、温泉卵製造機もある。これを混ぜ合わせてパンにつけて食べるのが、マレーシアの習慣。海岸にある食堂では朝からみんな食べている。ロングステイしている日本人の人と出会った。

 1900年に建てられた、世界で3番目に大きい仏像「寝釈迦仏」がある寝釈迦仏寺院。全身が金箔で覆われた全長33メートルのお釈迦様。タイ国境に近いペナン島には仏教寺院が多い。

 プラウティク市場はペナン島で一番大きな市場で、営業時間は午前6時〜正午。地元の人が多く、観光客はあまり来ない。アジ1kg(4−5匹)9リンギット(270円)、パイナップルのハーフカットで切ったもの1リンギット(30円)、豚肉ロース1kg7リンギット(210円)、日本語の看板の八百屋もある。中身がライチに似たランサーもおいしい。
 市場の中の食堂に行ってみた。クイテオタンはうどんに似た細い麺で牛肉とつみれが入っている。2.2リンギット(65円)x2。コーヒー2杯で1リンギット(30円)。合計2人で160円でした。激安です。

 ロングステイ財団のオフィスで、日本人ロングステイヤー座談会に参加。木村義光さん(63歳)夫婦2人は贅沢して13.5万円+家賃が基本。山田孝一さん(69歳)夫妻は月20万円。ゴルフは1ラウンド130リンギット(4000円)〜。日本食レストラン「日本屋台村」は安くて回転寿司で1皿2リンギット(60円)。高井清勝さん(86歳)はミルクが通じなかったと話す。大橋績さん(64歳)は緊急入院して手術した経験もあるが、会社の保険とここの保険?に入っているそうです。2軒の病院では24時間、日本語の通訳が対応している。
 だいたい住居費6万円(3LDK2浴室)、飲食費3−5万円、娯楽費5万円、雑費1−2万円(水道光熱費3000円+交通費1万円)。

 美容院にロングステイ歴3年の山田嘉子さん(62歳)に連れて行ってもらった。「ウエストエンド美容室」はカット&ブローが18リンギット(540円)、シャンプーとブローを頼んで席につくとそのままシャンプーが始まる。洗髪はお水。10リンギット(300円)でブローも満足でした!パーマはイマイチだそうです。
 足裏マッサージ「アルパ・マッサージ・センター」に山田孝一さんと行く。日本語の話せる従業員も常駐。1時間の足裏マッサージ24リンギット(720円)。萩原さんは足裏マッサージは何度もしているが、これほど気持ちいいのは初めてと語っていました。原因もアドバイスしてくれます。

 住居から車で20分のトゥルパハン地区にいる山田さんの友人オスマンさん一家の自宅を訪問し、夕食をいただいた。床に直接座るが、男性はあぐら、女性は横座り。ラマダンの時期だったので、日没後にお祈りしていただいた。甘辛いタレのついたドライチキン、マレーシア名物のフィッシュカレー。アジのターメリック・フライはカレー粉に使われるターメリックをまぶして揚げてある。左手は不浄の手なので、右手のみ使って食べる。
 バティック(ろうけつ染め)に挑戦。この服が1枚あれば冠婚葬祭全てOKだそうです。乗馬にも挑戦。60分150リンギット(4500円)。

あっという間のロングステイ体験。萩原さん夫婦はロングステイの憧れがさらに強くなった様子。2人の共通の趣味でもある乗馬も大自然の中で満喫。結婚33年の萩原流行夫妻には良い休息の地になったことでしょう。


テレビ番組「日本の人気マジシャンが世界のみんなに驚きを!秘境でマジック」

 2006年10月21日放送。マギー審司、ふじいあきら、プリンセス天功&天功組がマジックを見たことのない人にマジックを見てもらう。フジテレビ製作。

●インドネシア・ニューギニア島
 マギー審司が挑戦。ダニ族はイモを中心とした自給自足の生活をしている。特徴は「コテカ」という男性のペニス・ケース。飛行機を5回乗り継いで、車に乗って30時間で到着。途中から案内人のアグスさんが連れて行ってくれた。入口の門は敵の侵入を阻害するために狭い。赤い服を警戒しているのか逃げていく。耳を大きくしたが反応はない。ラッキーちゃんの登場にみんなパニック状態になり、隠れてしまった。果物の空中浮揚は反応なし。口からテープを出すのも反応なし。飴を配るとハノーン(おいしい)となり、みんな踊り始めたら、家からみんな出てきた。コーヒーの瓶から物が飛び出すもので驚いた。
 イトゥガン・イットライ村長の御宅を訪問。ラッキーちゃんを出すと槍を出して刺した(笑)。村長に耳をプレゼントしたらやってくれました。空のフライパンに土を入れふたをするとボールが登場したら、少し喜んだ。村長に1個ボールを渡して手を開いたら2個になっていて村長が喜んだ。
 晩御飯に招いてくれた。一番のご馳走の「豚の丸焼き」をいただいた。村の人もご機嫌な村長を見るのは初めてだという。
 コイン・マジックは受けた。指先が光るマジックも喜んだ。笑わないおじさんオンタさんも耳で少し笑った。
 ウェア・マベルさんから相談を受けた。1年前に恋人のルルカ・ダビさんが町のお金持ちと結婚してしまったので、マジックを見せて、元彼女を喜ばせたいという。2時間練習して町に出発。3種類見せて彼女は喜んでくれたが、ウェアさんには幸せになってほしいと語った。嬉しいが悲しいそうです。
 帰りに村人からコテカを、女性たちからは手作りのネックレスをプレゼントされました。

●ケニア・マサイマラ
 ふじいあきらがたった1日だが挑戦。マサイ族は赤い衣装をまとい、時には槍だけでライオンと戦うという勇敢で誇り高い民族。空港から陸路で8時間で到着。みんな明るい。
 みんなに「口からトランプ」を披露したが受けない。ボールがグラスの中に入ることを見せると「怪しい奴」と思われた。種あかしをすると大爆笑。人参が増えるマジックは受けたら、子供たちが見たいという。風船を食べるマジックを披露すると、驚いた子供たちが逃げ出した。長老のトンボイさんがやってきた。ロープマジックをすると驚いたが、受け入れない。そこで、コーラ・マジックをしたら長老がやっと大爆笑。夜は酸っぱいお酒をくれました。
 翌朝サバンナに連れて行ってくれた。ライオンとか来ても静かにしていれば大丈夫だという(笑)マサイの内緒の場所に連れて行ってくれた。生後1週間のチーターの赤ちゃんがいた。

●インドネシア・ニューギニア島
 プリンセス天功の天功組(団長とカイト)が挑戦。ラニ族の住む村まで装置150kgを運ぶ。4時間歩いて到着。村長はあまり騒ぎを起こさなければいいという。顔が白、青、赤、黄色と変化するのにみんなが驚く。ギロチンで野菜を切って示し、ルーベヌスさんに手伝ってもらったが、自分の腕が落ちると思って涙。夜にビデオを見せて、ルーベヌスさんはイリュージョンをやる気になった。
 翌朝、サーベルの首刺し、マントから人が出てくること、インビジブルというガラスの外と内の人間が入れ替わるイリュージョンを特訓した。
 村人を集めてショーを開始。まずマントの中からルーベヌスさんが登場するとびっくり。首にサーベルを刺すとみんな驚き、村長も立ち上がったが、生きているのを見てびっくり。インビジブルも大成功!村人も大盛り上がり!ルーベヌス・コールが続いた。


テレビ番組「極上グルメ 超選択ツアー in バリ島」

 2006年9月9日放送。船越英一郎、ユンソナ、スピードワゴン(井戸田潤、小沢一敬)さんが出演。前回は香港だった。ガルーダ・インドネシア航空で行きました。テレビ朝日製作。

●クラブメッド
 宿泊はクラブメッド・バリ。旅行代金には航空運賃や宿泊費だけでなく、滞在中の全食事やワイン、ビール、スポーツアクティビティ、ショーなどの料金が全て含まれている。追加料金の心配なくバカンスを楽しめる「オール・インクルーシブ・システム」をとる。
 小さな子供のいる人のために、ミニクラブがあり、専門のスタッフが子供を預かってくれる施設がある。世界中の子供たちが一緒に楽しめる。
 TシャツにG.Oと書いてあるのは、Gentle Organizer で、日本を含む世界各地から集まったスタッフ。昼間はスポーツのインストラクターやレセプション、レストラン等のスタッフとして活躍、夜はショーを披露するエンターテイナーとして、ゲストのより楽しいバカンスを演出する。Yasuo さんは格好いいとユンソナさんが言ってました。井戸田は空中ブランコをしました。
 今回はここに宿泊。朝食はメインダイニングでブッフェ・スタイル。夜もディナー・ビュッフェもすごく、毎晩料理のテーマが変わるそうです。
 ホテルの中にもスパがある。バニヤン・スパのマッサージは極上。100%ピュア・オイルを使い、古くから伝わるテクニックを使用したもの。後はジャクージにつかりながら、ジンジャー・ティーで乾杯。
http://www.clubmed.co.jp/

●ウブド地区
 のどかな田舎町。レストラン「イブオカ Ibu Oka」は王様が愛した料理を出す店だが、庶民的な雰囲気。その料理は「豚の丸焼き」で、生後半年〜1年の豚にスパイスをつめココナッツオイルで3−4時間焼く。50kg程度ある。これがお祭りや結婚式に欠かせない「バビ・グリン Babi Guling 」一人前25000Rp(313円)!1日に3頭焼いてもすぐ完売する。皮も肉もかなりおいしいみたいです。

●スパ
 「シエスタ Siesta 」という店に行く。様々なアロマを使ったエステ・メニューがある。「汚い私にさようなら」メニューがある。イオン・デトックス・フット・セラピーを使うもので、マイナス・イオンを流すマシンを使い、水の中につけた両足から毒素を排出する健康法。30分で毒素が出て、お湯の色が変わる。マネージャーの前川知左子さんが指導しました。船越さんは機械から白いのが出てきたが、リンパの流れが悪いからだという。汚かったのは、ユンソナさんでした。

●ラフティング
 クラブメッド内エクスカーション・デスクで相談してオプショナル・ツアーとして行なった。ガイドは12年のベテランのフィリップさん。ぶつかったり、落ちたりしましたが、無事終了。

●ヌサドゥア地区
 レストラン「パサール・マラム Pasar Malam 」で夕食。田舎のバリ料理で、すごく有名。カリスマ・シェフのハインズさんがいる。入口から相当距離があるらしい。ココナッツ・ボウリングをしました。
 乾杯はトース! するとガムランの生演奏とバロンダンスが始まった。「バリニーズ・サテの盛り合わせ Warung Bagus 」。サテはビーフとチキン、魚のすり身、ココナッツやライムの花などを混ぜたものが3種類、これをピーナッツソースとバリニーズ・チリソースでいただく。これはおいしいそうです。次は、バリ風のチキン・スープ「ソト・アヤム Soto Ayam」で、鶏肉、キャベツ、たまねぎ、インゲン豆をライムやレモングラスの香辛料で味付けしたもの。最後は「バリニーズ・リスタフェル Balinese Rijsttafel 」はメイン料理の盛り合わせで、グリーン豆のサラダ Green Bean Salad、ココナッツ・エビチリ Sambel Udang、ナシ&ミー・ゴレン Nasi Panca Warna 。おいしいそうです。

 ハインズさんに「サンバル・ウダン」の作り方を教えてもらうことになった。まず、唐辛子のタネの取り方、切り方を教えてもらった。シーフード・スパイス・ペーストを油で炒め、サンバル・ソースを入れ、レモングラス、レモンの葉、車エビを入れ、塩胡椒して、スープ、ココナッツミルクを加えた。トマト、レモンの葉?を加えて完成。

●ウブド市場 Pasar Ubud
 10万Rp(1250円)で船越家が幸せになれるものを買う。ユンソナはバッグ20万Rpを5万まで値切ったが、やめました。次にワンピースを15万から5万に値切りました。赤いバッグを残金で買った。スピードワゴンもシルクのバスローブを4万に値切った。別の店でセクシー・ジャムゥという女性が使うといいものなどを購入。
 サレン・アグン宮殿 Puri Saren Agung はスカワティ王家の当主チョコルダさんの宮殿。ここで買った品物を見た。

●クタ地区
 スィーツを食べる。ピサンゴレンは、インドネシア産のモンキー・バナナの天婦羅。おいしいそうです。

●ヌサドゥア地区
 究極の和食「心 シン・レストラン」の大将は井上功司さん。出してきたインド・マグロは30kg。解体ショーの後に刺身、漬け握りをいただいた。想像をはるかに越えておいしいそうです。他には、カカップチャンプル Ikan Kakap Campur などのインドネシア産の魚も天婦羅(15万Rp:1875円〜)などにしているが、とてもおいしいそうです。地元では高級魚のクラップメラ Ikan kerapu merah は煮漬け(8万Rp:1000円〜)にした。アナゴ用のものを使用している。締めは「白エビの味噌汁 Udan Putih 」で16800Rp(210円)〜は、甘くておいしいそうです。

●バドゥン地区 Bukit Badung
 ライステラスや歴史的建造物で有名。絶景があるが、炎天下の中、足場の悪い坂道をかなり歩く。と突然、海が開ける。観光名所の正反対にある岬の突端にある。高さ70mの断崖と沈む夕陽の絶景スポットがあります。
 夕陽の中で火を使って、総勢60人がケチャダンスをしてくれました。

●勝負
 今回は特別に引き分けだったので、船越さんと井戸田さんが、「バリ・スリング・ショット Bali Sling Shot 」に乗りました。高さ52m、最高時速は90km/hの逆バンジー。


テレビ番組「元祖!あばれ寿司 パプア・ニューギニア」

 2006年8月20日放送。森野熊八、森公美子、原口あきまさ、小野真弓、金子貴俊さんが出演。寿司を広げるために、イタリア、ブルネイ、モロッコと開店した。日本から南へ5000km、オーストラリアの北、世界で2番目に大きい島の東半分を占める独立国のパプア・ニューギニアで開店する。駐日大使のマイケル・マウエ氏からコゲ村で開店して欲しいという依頼があった。ミヤギテレビ製作。

●ゴロカ
 日本から飛行機を乗り継いで8時間で、島の中央の都市に到着。マッドマンという泥の仮面をかぶった部族の歓迎を受けた。

●コゲ村
 行く道がひどい。車で3時間で到着。人口は3000人。村人は弓矢で驚かして、次に歓迎のシンシンという踊りで迎え、神輿に乗せて運んでくれた。長老のシネ・フランスさんが案内してくれた。電気も水道もない。
 ムームーという子豚の丸焼きで、豚やイモなどの蒸し焼き料理で歓迎してくれた。パプアでは一般的な調理方法。子供たちがランチ・タイムという歌を歌ってくれた。森さんは「幸せなら手を叩こう」などを教えた。
 マグロの握り、イクラ、納豆巻きを作って食べてもらったが、生臭い、酸っぱいという。甘いのが好きなので、という。納豆巻きもまずいという。
 4日後に再挑戦することになった。金子さんがジム・ノカさんらと協力して店を建てた。途中で子供たちと遊んだ。回転寿司だが、電気がないので、SLに乗せてまわすことにした。

●アロタウ
 海辺の町。魚介類はもちろん、まぐろも取れる。小さなナコ・マーケットにはちょっと緑っぽい色のロブスターが1匹10キナ(400円)で売っていた。

●タワリ
 船で移動。タワリ・リゾートは客室10室。ビーチではスキューバ・ダイビングもできる。ホテルの近くに漁村があり、湾でもまぐろが取れるという。ダニエル・エザキエルさん宅で料理をいただいた。カウカウ(イモ類)とバナナのムームー(蒸し焼き)、青菜のココナッツ煮、焼き魚、ココナッツ御飯。「サゴ虫のココナッツ煮」はおやつ代わりにみんな食べるという。
 原口は湾でレッド・エンペラーしか釣れなかったので、モーターボートで沖に出てまぐろを釣ったが、逃げられた。イルカの大群がいた。次はキハダマグロが取れた。ところが飛行機に魚は乗せられないというが、密閉することを条件に何とか載せてもらった。

●ポート・モレスビー
 首都。ニューギニア・フレンチがいただける「バッカス Bucchus 」で、テンダーロイン・ステーキ、ロブスターのジェノベーゼソースをいただいた。
 宿泊は最高級のエアウェイズ・ホテル。客室181室。セレブなスパ「プア Pua」もある。ストーンマッサージも体験しました。
 ここでマッドクラブをゲットした。これは豚のひき肉とあわせて味噌汁にする予定。

●ゴロカ
 バード・オブ・パラダイス・ホテルに宿泊。客室52で、プールがある。シェフのトーマス・スベさんに厨房を借りた。ココナッツ御飯は寿司には使えないことがわかった。しかし、炊くのでなく煮込むことにしたらうまくいった。
 周辺の村で、パイナップル1個1キナ(40円)、さつまいも風のカウカウ1個10トヤ(4円)、キュウリ1個40トヤ(16円)、インゲン1束20トヤ(8円)、ココナッツ1個70トヤ(28円)、竹1本40トヤ(16円)。
 納豆は水洗いし、キュウリのみじん切り、インゲン、ナスを細かく切って混ぜ、シュガーフルーツを入れて納豆の臭みを消す。ロブスターをオレンジ・ジュースで煮込み、薄く切り、さきほどの納豆をのせて、「ロブスター握り、オレンジ風味」の完成。
 マグロは生姜と共に焼いた。酢は酸っぱいので、パイナップルを使って寿司飯を作る。「焼きまぐろとパイナップルのトロピカル握り」
 ゴロカはコーヒーが名産品。コンゴコーヒーがある。コーヒー御飯を作ってみた。カウカウを蒸してつぶして、バターを混ぜ、船の形を作り、中に生クリームをのせ、魚の形にしたコーヒーご飯をのせた。デザートとした。
 シェフのトーマスさんが夕食に招待してくれたが、山で暮す人々の食材でマリタというパンダヌスの果実を紹介してくれた。これはビタミン、蛋白質が豊富で、このソースをかけて食べるとみんな喜ぶという。味に特徴はないという。
 マリタは切ってゆで、冷やして実をほぐし、ぎゅっと絞ってソースを作ることができた。これをココナッツ御飯に追加した。
 レッド・エンペラーをフライパンで焼き、ココナッツミルクを加え、煮込み、ココナッツの果肉を加えた。イクラは茹でて生臭さを消したら、黄身の味になった。竹筒にマリタの御飯と、ココナッツご飯を別々に敷いた。「レット・エンペラーとマリタ、ココナッツ寿司ゴロカ風」

●コゲ村
 開店当日、ゴロカからヘリコプターで寿司を運んだ。20分で到着。村人はびっくり。お店は面積39平方m、座席数21席。味噌汁も準備。
 村人は1000人集まった。焼きマグロはおいしいという。ロブスターもおいしいという。マリタの押し寿司も、いつも食べているものよりおいしいという。マッドクラブと豚肉の味噌汁もいいという。シェフも来てくれて味わって、おいしいと言ってくれたので、熊八も涙。人がいいというのは一生忘れないと言っていました。
 デザートは子供たちに食べてもらい、おいしいと言ってもらった。最後にパプア・ニューギニアの国歌を歌ってくれました。


テレビ番組「ポカポカ地球家族、2006年4月8日はインドネシア・ボロブドール」

 世界遺産に登録されている世界最大級の仏教遺跡。加藤真美さん(48歳)はインドネシアに住んで19年。夫のスタントさん(52歳)、次男のスコ君(12歳)との3人暮らし。ご主人は副業でボロブドールから20km離れた村でガムランの講師もしている。長男のサカ君(15歳)は不登校を繰り返し退学となったので、今は沖縄にいる。長女のシキさん(18歳)は大学に通う。
 ジャカルタ経由で日本から10時間でボロブドール。ボロブドール寺院は年間200万人の観光客が訪れる。約1000年の間、火山灰と密林に埋もれていたが、1814年に発掘された。100万個の岩を積み上げてできた遺跡。釈迦の生涯を描いた1300枚のレリーフを見ながら真美さんは毎日20分かけて登っていく。入場料1300円(6am-6pm)。寺院の上に建っているのは72個のスツーバという、仏陀にゆかりのある品々を祀った仏塔。この中の仏様の薬指を触ると願いが叶うと言われている。
 人口は8000人、米の三期作ができる。ボロブドールの朝市は毎日5時〜14時では、ナマズ1kg5000ルピア(62円)、ドリアン1kg2万ルピア(250円)、ランブータン1kg4500ルピア(56円)などを売っている。テンペ1個80ルピア(1円)を12個購入。蒸した大豆にテンペ菌を入れて発酵させた納豆のようなもの。果物は薬の代わりにもなる。下痢の時はスネークフルーツがいいそうです。パパイヤは便秘とお肉を柔らかくする。
 真美さんの自宅は遺跡から車で5分。2000平方mの敷地(100万円)に、4LDK(300万円)の自宅とアンティークショップの店舗。テンペに切り込みを入れてニンニクや塩で下味をつけて油で揚げたテンペゴレンを食べる。鶏肉と野菜のスープ「スプアヤム」も。

 アンティークショップでの一番人気はバティック(ジャワ更紗)で、インドからジャワに伝わるろうけつ染めで、腰巻や胸当てに使う。1枚仕上げるのに1ヶ月かかったりする。100年前のバティック250万ルピア(31500円)。バッグは16万?ルピア(2000円)。クッションは700〜2000円。エプロンも600円。
 ボロブドール寺院の入口近くにある1軒の食堂「トムズ・バーガー」は3年前に真美さんが始めたお店。ソトアヤム(鶏雑炊)5000ルピア(62円)。
 スコ君の通う小学校は給食がないので、子供たちは買って食べるか家に帰って食べる。春巻き1個250ルピア(3円)、アヤムゴレン(鶏の唐揚げ)1個400ルピア(5円)、豆乳250ルピア(3円)、ナシクチン(テンペご飯)400ルピア(5円)。

 ジョグジャカルタはかつてはジャワ島の都で、40万人以上の人口を抱える町。一番の繁華街はマリオボロ通り。月に1度買出しに来る。Tシャツ1枚12000ルピア(150円)。お勧めのレストランは鶏の唐揚げ専門店「ニョニャ・スハルティ」で、鶏1羽をまるごと揚げたアヤムゴレンは2万ルピア(250円)、ナシゴレン(焼き飯)1万ルピア(130円)。
 スタントさんの52歳の誕生日のお祝い。誕生日に祈祷をする。その後誕生会の食事。ナシクニンはターメリックライスで、インドの聖なる山をかたどった料理。サティアヤムはバナナの葉にのせていただく鶏の串焼きで、400本、13万ルピア(160円)で、甘いピーナッツソースをつけて食べる。ミーゴレンは焼きそば。村の人がガムランを披露した。


テレビ番組「世界バリバリ☆バリュー、クイズ日本脱出、夢のアジアン・リゾートに暮らしたい」

 2006年1月29日放送。2004年8月31日に放送された再放送。島田紳助、水野裕子が司会。宮川俊二、姿月あさと、YOU、木村祐一、長門裕之、杉本彩、青田典子、藤森夕子さんが出演。毎日放送製作。

●バリ島
 リッツ・カールトンやフォーシーズンズなどに癒しの空間がある。神々の島と謳われる。バリに魅せられ10年前に家を建てたのは上田正樹さん55歳と朝本千可さん44歳。敷地5000平方m、庭にはプール。リビングは開放的で、田んぼが見える。お手伝いのライさんが飾り付けをしてくれている。浴室も豪華。2階から海の全貌が見える。バリ島の南東、空港から30分の地域で、最近値段が上がってきている。2軒隣にはメガワティ大統領の別荘がある。その間の家は世界的ガラス作家の鳥毛清喜さん63歳。バリに移住して9年。リッツカールトンなどにも飾られている。
 インドネシアのREAさんとデュエットで「Forever peace 」という曲がインドネシア、マレーシアで連続15週1位となった。信頼関係がないと建てられないが、値段は都心のワンルームマンション以下の値段だったそうです。

 上田家の一日は、朝の海辺の散歩、メイドさんの作った朝食、マッサージの出張サービス(2時間550円)、奥さんのサックスとギターでセッション。運転手さんと住み込みの夫婦が働いている。ある日は鳥毛さんと全長21mの帆船(2300万円)で楽しんだ。
 プリアタン村王宮に住むプリンスのアグン・ラーマさん45歳は10年来の友人。奥さんは日本人の桑山恭子さん46歳。この日はガルンガンというバリのお盆だった。
 ほうれん草は1束12円、みかん1個5円。住み込みのライさんに支払っているお金は月3700円。

 クタ・ビーチは観光客が多い。近くのサーフショップのオーナーは笹倉浩子さん41歳、ご主人はインドネシア人のトム・マンシュールさん34歳。現在5店舗ある。楽しいと評判のレッスンもしていて半日で3000円。現在3階建の豪邸に住む。お店から15分の距離で、敷地1300平方m、建坪330平方mで、3年かけて作った。総工費2000万円。3階のバルコニーは手を入れたが、まだ建物は完成してないそうです。アンティーク家具は10万円。生活費は電気代1.5万円、食費2.2万円、メイド3人1万円、通信費6000円、教養娯楽費1万円、その他2.2万円の合計月8.5万円。

 サヌールはリゾート地。ビーチから徒歩1分に住むのは、杉浦伸二さん52歳、まりさん52歳。敷地1000平方m、床面積240平方mの4LDK。杉浦さんは50歳前に事故で体調を崩したので、早期退職し、暖かい地で生活してよくなった。毎日何時間もパラグライダーをしている。奥さんはサメール・パラダイス・プラザホテルでフィットネス。会費は月1650円。スーパーで買物。白菜1束19円、大根1本6円。絹ごし豆腐は1つ30円。5年契約で借りたこの家は、1ヶ月当たり4.2万円。5年分242万円を前払い。

●ベトナム・ホーチミン
 ベトナム雑貨が日本人に人気。サンダル990円、籠ばっぐ1210円。高級ベトナム料理「アンビエン」の6品で2200円。

 110km郊外の海辺の町ロンハイに宮川俊二さんが行った。宮川さんは1989年NHK職員時代に取材で初めてベトナムを訪問し魅力にはまり、年に何度も通い、本も出している。「アノアシス・ビーチ・リゾート」のオーナーのアノア・デュッツソル・ペランさん47歳と大親友。床面積600平方m、プール付きのビラが完成した。家具は全てフランス製、4寝室、マッサージルーム付きで、海を一望できる二階のテラスも広い。家賃は1ヶ月88万円。物価は安いけど、物件は高い。

 ホーチミンの宮川さんの友人グエン・トリ・ユンさん56歳が経営するIT部品の工場に行く。ユンさんは日本にも工場を持っている。ユンさんのお宅は隣で、総敷地面積7260平方m。リビング棟、寝室棟、ダイニング棟、浴室棟などがある。敷地内に少数民族の家を移築した。総工費300万円。建面積240平方m。家賃5万円でどうか?と聞かれた。

 マジェスティック・ホテルで日本人専門に高級物件を扱う江田不動産の江田要さん45歳と会った。バイクに乗って10km、ホーチミン郊外の開発中の新都心に行く。総敷地面積1200平方mの大豪邸。建物の総床面積は420平方m、リビング2つ、ダイニング・ルーム2つ、書斎、寝室2で、月44万円。
 運転手付きクラシックカーで1ヶ月のレンタル料は8.8万円。


テレビ番組「どうぶつ奇想天外 500回記念!大自然のクリスマスツリー」

 2005年12月25日放送。パプアニューギニアの北東部のニューアイルランド島。エフルゲンスというホタルが光って夜輝く木がある。体長7mmでゲンジボタルに似ている。オスが光り、メスが遠くから近づいてくる。メスは点滅せず光続ける。オスは集団でメスを呼び寄せるために光るそうです。そのために見通しのよい木が選ばれる。何を手がかりに集まってきているのか、について実験したが、人工の点滅を見分けられるようです。またどうして同時に点滅できるのか調べてみたが、近くのホタルを見てタイミングを合わせているようです。かつウェーブのように、少しずつタイミングをずらしていることがわかった。1本に1万匹以上集まっているようです。
 エフルゲンスの幼虫は陸上で生活する。
http://www.nhk.or.jp/daishizen/fbangumi3/hotaru.html


テレビ番組「南の島で和食に挑戦!仰天グルメ旅 第3弾 バリ島」

 2005年9月17日放送。浅野ゆう子、神田川俊郎、ダチョウ倶楽部肥後克広さんが出演。成田からバリ島まではガルーダ航空で7時間。州都デンパサールは人口312万人。王様から招待状をもらって出かけた。
 アンヤール・クランビタン王宮の中で王様アナック・アグン・ングラ・オカ・シラ・グナダ王で第9代当主に会った。福田元首相などの政財界の人と深い交流を持つ人で、バリの食材を使って、おいしい料理を作ってくれと頼まれた。ロンタールという黄門様の印籠のような機能のものを渡された。テレビ朝日製作。

●ジンバラン
 リッツ・カールトン・バリ・リゾート&スパに宿泊。インド洋を望む高級リゾート・ホテルで、客室数338室、うちヴィラ42棟。ウェディング・パビリオンとしてのチャペルもある。日本人に人気とか。ヴィラにはローズ・バス、プライベート・プール、ガゼボ(インドネシア風東屋)などもついていて、US$620〜(税サ別)。1寝室スィートはUS$380〜。
 浜辺には海ガメがいました。漁師バンデンさん宅を訪問し、食事をいただいた。「カツオのスープ」はカレー色で辛いそうです。「フエダイの椰子の炭火焼き」はおいしいそうです。「アキール貝のサテ」は串焼きは、堅いとか。アキール貝はつぶ貝で20cm程度?の大きさ。
 ゴドガダン魚市場にはいろいろな魚がいる。アキール貝を使った料理を神田川さんが作った。アキール貝を40分間ゆがいた後に、和食の手法を取り入れ、塩でよくもみ、薄くスライスし、醤油やミリンなどで仕上げ、めかぶ、ブロッコリー、カリフラワー、いくらを加えた「アキール貝の海宝漬け」。味が薄くて評判が悪かった。醤油を追加したらOKだった。
 「アキール貝のサラダ」は、柚子こしょう、唐辛子、酢味噌を使い、アキール貝、グリーンリーフ、レッドオニオン、ニンジンなどを使ったらOKだった。

 日本人にも人気なのがリッツ・カールトンのスパ。インド洋の海水を使ったアクアトニック・プールは世界最大級。アロマティック花びらマッサージは50分でUS$55。マリーン・ウェーブ・デラックスは70分でUS$110で、海藻に含まれるミネラル成分が体の老廃物を優しく取り除いてくれるとか。
 スパ・ヴィラは「チンタ・アバティ(永遠の愛)」という名前のついたカップル専用のヴィラ。

 王宮スタイルのインドネシア宮廷料理のレストラン「アヨデイア」では、音楽を聴きながら料理を食べられる。美女が料理を給仕してくれます。リスタフェル・ディナー22万5000ルピア(3000円)をいただいた。ナシチャンプルはバリ風まぜごはんで、日本人の口によく合う。
 両替は、日本人で初めてバリ島の両替商公認ライセンスを取得した Miko さんに依頼した。30万円が2565万ルピアになったが30cmくらい?(笑)注意すべきは看板に政府公認のマークが入っていないのはダメということ。

 朝食はサミ・サミで、メロン、ココナッツ、スイカのジュースをいただいた。アソート・バリニーズ・ケーキはUS$15は、和菓子に外見は似ているが、アンコはないし、ヤシなどを使っている。

 シンガサリ幼稚園で日本の和菓子を園児に食べてもらった。神田川さんが作ったのは、「風流茶巾 黒豆金時」で、さつま芋・黒豆・白豆・水あめ・砂糖で作った。甘くておいしいからおいしい!って言ってました。

 人気スポットの「ジェンガラ・ケラミック」は、ハスの葉やカエルなどのバリの自然をモチーフにした陶器で有名なお店。最近はガラス製品が増えているとか。

 唐辛子について、過去にタイ産のプリック、メキシコ産のアバネロ、フィジー産ボンゴに挑戦してきた。今回はラーメン店「ミーティップトップ Mie TipTop」で唐辛子を研究した。バリ産ラーメンはミーアヤム11000ルピア(130円)。スープの辛さを「サンバル」を使って3段階に調整して研究した。バリでは麺だけを先に食べて別皿のスープを飲む。かなり辛いそうです。バリ産のチャベラウィットはかなり辛いそうです。

 イダ・バグース・マスさん宅のガジュマルの木を見せてもらった。樹齢300年以上とか。ここで食事をいただいた。「バナナの花の煮込み」、「バナナの茎のスープ」などをいただいたが、辛いそうです。バナナの料理は特別な時だそうです。  さらに伝統芸能ケチャ Kecak を見せてもらえた。イダさんは大学でケチャを教えている教授だそうです。
 神田川さんがお返しに「バナナの花の白和え」を作った。バナナの花をあくぬきし、千切りして、ゴマペースト、白みそ、うす口醤油、砂糖・塩で味付けし、こんにゃく、豆腐、ほうれん草、人参、ラディッシュ、とび子を加えた。おいしいが、辛味が欲しいそうです。バナナの茎にだし、酒、うす口醤油、みりん、水とき○を使い、○さや、じゃがいも、えび、湯葉、きくらげ、筍、赤・青ピーマンを加えた「バナナの茎の饅頭うぐいすあん」。辛味がほしいそうです。

 浅野・肥後さんはダイビングをして水中写真を撮ってみた。浅野さんのがよくて肥後さんはラフティングの罰ゲームをした。Sobek アユン川ラフティングツアーはUS$68で、ホテル送迎、食事付きで2時間。滝?の下も通るのでずぶ濡れでした(笑)

 ハッテン・ワイン Hatten Wines はバリ島のブドウを使ったワインを作っている。アレクサンドリア(白ワイン)は2003年ヨーロッパのコンテスト The International Wine & Spirit Competition で銅賞を入賞したという。6万ルピア(700円)。

●デンパサール
 バドゥン市場で食材を買物。クランジャといって買物をサポートしてくれる仕事をする女性がいる。買ったものを頭の上のカゴに入れて運んでくれる。重さと距離で料金が変わるが、5000ルピア(約60円)。唐辛子、もめん豆腐(30円)などを買った。

●ウブド
 マヤ・ウブド・リゾート&スパ Maya Ubud Resort & Spa で山の料理を体験する。渓谷の中のリゾート・ホテルで客室数110、うちヴィラ60棟。デラックス・プール・ヴィラを見学。US$385(+税サ21%)だそうです。スーペリア&デラックス・ルームはUS$210(税サ別)〜。普通の日本食の三色寿司を食べてもらった。

 ホテル内の「マヤ・サリ・マス」で食事。アジアンティック・サンプル・メニューは9.5万ルピア(1000円)。

 日本人オーナーの人気スパ「プトゥリ・アユ Putri Ayu 」に行く。お勧めは「お茶の葉スパ」2時間US%85。
 「ウサダ・オレス Selamat Datang di Klinik Usada Oles 」はサウナ・スーツを着て「おがくずスパ」30分3万ルピア(350円)で、地元の人に人気。

 ホテル内のスパ「スパ・アト・マヤ」でスパを体験。ヴィラでリバーサイド・スペシャルを体験。120分78万5000ルピア(9000円)。川の流れの音も癒し。

 水のテーマパーク「ウォーターボム・パーク Waterbom park 」に行く。入場料US$16.50。男性は高さ25m、傾斜角度60度のウォーター・スライダーに挑戦。8階建のビルから落ちるような感じとか。

 ホテル内のバー「ベドユル」で浅野さんが男性が元気になるという漢方薬をプレゼントしました。ジャムウ Jamu といい、木の根や生姜など自然の素材のみで作られた漢方薬で、庶民の元気の源。男性が元気になるのは、Jamu sehat perkasa で、バストが大きくなるというのは Mekar Sari という。

●ブラットワンギ Oveurat Wangi ?
 日本人の宇津木まさこさんが作っているココナッツ・ベースの手作り石鹸が日本でも話題になっている。いい香りで、お肌に敏感な人にいいそうです。1個7000ルピア(85円)〜。

●ライステラス
 棚田が広がる。お米は年に3回取れる。木彫り職人のワヤン・レゴックさんはフクロウを彫っている。夕食をいただきました。「タニシと大根のスープ煮」は時間をおいて辛くなるそうです。「カエルのモモ肉カレー風味」、「トンボの佃煮」、「ココナッツと田うなぎのちまき」などいただきました。
 神田川さんが「田うなぎのセイロ蒸し」を作った。材料は田うなぎ、人参、ごぼう、こんにゃく、三度豆で、田ウナギを切った後にカラリと油で揚げた後、蒸して身を柔らかくし、こいくち醤油、たまり醤油、だし、砂糖、みりんで味付けした。

●王宮
 神田川さんが料理を作る。海の幸をふんだんにあしらった「大盃盛り」、バリの食材を使い和の真髄を詰め込んだ「三味一体」、勝負は「バリ牛の冷しゃぶ」の3品だった。味付けの嗜好が違うので、特製ごまだれ、特製コチュジャンダレの2種類を作った。王様は和のごまだれを選んだ。おいしかったそうで、忘れないと言ってました。


テレビ番組「モモコ一家の夏休み in コタキナバル 幻の水上村! バジャウ族ふれあい大冒険」

 2005年9月11日放送。ハイヒール・モモコ、小林政仁(41歳)、仁一郎10歳、政之助6歳、紗音琉(さとね)2歳が出演。ボルネオ島は世界で3番目に大きい島。広大な熱帯雨林には、オランウータンやテングザル、世界最古の花ラフレシアなど、日本ではほとんど見られない動植物がいる。またマングローブ・リバー・クルーズでは大自然を満喫できる。西に広がる南シナ海には色とりどりの魚たちが生息していて、ダイバーたちの憧れの楽園。関西テレビ製作。

●コタキナバル
 マレーシア、サバ Sabah 州の州都。ヨーロッパや中国風の建物が見事に融合し、活気に満ち溢れている。ゴルフや大型プールが楽しめるシャングリラ・タンジュンアル・リゾートなどの巨大リゾート・ホテルなども充実。関西空港からも週2便直行便が出ている。

●宿泊
 今回は、シャングリラ・ラサリア・リゾート Shangri-la Rara Ria Resort に宿泊。コタキナバル市内から車で40分。敷地面積は東京ドームの15個分。客室にはアメニティ・グッズが充実。中庭には巨大プールがあり、4〜12歳用のキッズ・ルームも充実。日本人スタッフもいる。
http://www.shangri-la.com/kotakinabalu/rasaria/en/index.aspx
 ホテル一押しのアクティビティはオランウータン・ウォッチング。ネイチャー・インターブリテーション・センターはマレーシアで唯一の自然保護区で、宿泊客のみ参加可能。予約が必要で、大人50RM(1500円)、子供(6−16歳)10RM(300円)。オランウータンは「森の人」という意味。ケガをしたものが保護されて、治ったら森に帰される。ロープを登っているのとか、4匹いました。名前はオースティン3歳。おしっこをかけられました(笑)モグリ(2歳)は保護員に抱かれていました。

●食事
 麺料理のお店「ボーフォット・レストラン Beaufort 」はカヤストリートにある。朝8時の開店から客足の耐えない店。ミーゴレン4RM(リンギット:120円)は野菜とお肉にあんかけという感じ。ミーフン・スープ3.5RM(105円)は、糸こんにゃくみたいな食感だそうで、ラーメンみたいな感じに見えました。
 チキン・ライスの店「ウィヤ Wiya Nasi Ayam Dan Kedai Kopi 」はセガマ・ストリートにあり、人気No.1。スープとライスとチキンで4RM(120円)。
 イスラム文化だけでなく、中華料理の店も多い。サバ州観光局の向かいにある「佑記茶室 Syarikat Yu Kel 」(カヤ・ストリート)は、バクテーという漢方料理が食べられる。地元の人も週に1度は必ず食べるといい、豚のモツや油揚げを漢方のスープにつけてごはんと一緒に食べる。漢方の味だけど、やめられない味だとか。

●小学校
 モモコはセイントアグネス小学校で3年生の1日先生に挑戦しました。マレーシアでは小さい頃から英語教育を徹底している。生徒数が多いので、午前の部と午後の部に分かれている。日本のこと、大阪のこと、あっち向いてホイを教えました。最後に色鉛筆?かカラーマーカーをプレゼントしました。

●買物
 一番大きなショッピング・センター「センター・ポイント Centre Points 」はレフラヤバンタイハルー・ストリートにある。Tシャツは7.9RM(240円)、女性用バッグは50RM(1500円)、子供服6RM(180円)、女性用サンダル13RM(390円)ととても安い。「クラシック・バティック&クラフト」ではジンメンムシ(オオアカカメムシ:字名 Catacanthus incarnatus )を売っていた。ジンメンムシで通じました。キーホルダー?になっていて16RM(480円)。世界中で人気だそうです。
 地下1階のフードコートの「ナシアヤン」というお店で、かき氷を食べた。ABCは2.5RM(75円)で、イチゴと練乳がかかっている。下の方には豆とかフルーツ?とかが入っていました。キッチャイビン1.5RM(45円)。

●市場
 タビコン・ストリートにある「ドンゴンゴン・マーケット」という市場に行く。野菜と果物が多い。ジュースもある。バラに練乳を入れたバラジュースは1Rm(30円)で、甘いそうです。お米ジュースも1RMで少し緑色。

●家具
 コタキナバルから車で20分の郊外にあるイナナン・ストリートの「ペラボット・チャン Perabot Chan 家具店」に行く。日本の値段の3分の1程度。豊富な品揃えが人気。2階建ベッドは299RM(9000円)は日本だと3万円程度だそうです。もう一つは399RM(12000円)。日本に送るには送料がかかります。

●スパ
 ホテル内のダリットベイ・ゴルフ・クラブ&スパにてスパを体験。旦那さんがゴルフをしている間に奥様がスパをするという計画で大人気。「ラサリア・マッサージ」90分280RM(8400円)。背中に温かい石を置いていくのですが、気持ちいいそうです。

●バジャウ族
 幻の水上民族「バジャウ族」の村でマングローブ蟹をゲットせよという指令に従って、男性3人はボートに乗って水上村に到着した。人口3000人で、カニと魚とエビの猟で生活を支えている。水上村の若いリーダーはアニーさん42歳。アニーさんのお宅を訪問。水は山からパイプが通ってきている。電気は発電機を使っている。マレー風焼きそばをいただいた。甘いそうです。
 マングローブ蟹猟に行くためにエサとなる魚を取る。3時間で1匹も取れなかったので、網を交換して再挑戦したら、次々と7匹かかりました。一番大きな魚をカゴに入れて、30分後に蟹がかかるかどうかを見る。
 アニーさん宅で夕食をいただきました。ナシラマは魚料理で少し辛いそうです。
 仕掛けを引き揚げると、マングローブ蟹がかかっていた。

●食事
 マングローブ蟹を連れて、サブロー・ストリートのシーフード・レストラン「セドコ・コンプレックス」に行った。お店の人に頼んで調理してもらいました。「マングローブ蟹のスウィート・サター・ソース和え」は、甘くておいしいそうです。

●旅に役立つモモコのお勧め育児グッズ
 安心踏み台ステッピー、2625円はスーツケースに入り、子供が洗面台で苦労しない。防臭・制菌ポーチ1344円は、使い捨てオシメとか入れる。携帯おむつ処理袋は523円。日焼け止めと日よけグッズとしてディクトンUVカット2047円、ミルクエッセンスUV2520円、ソルバ・ドライシャンプー840円。子供スイム&シャワー525円。飛行機に乗って耳が痛くないのは、イヤー・プレーン小児用892円。飛行機の中で退屈しないための知育用パズル105円。お母さんの手がしびれないような哺乳ビンホルダー1995円。おしっこが我慢できない子供には、おでかけ携帯トイレ1100円。

●名物屋台
 トゥンファトステファンズ・ストリートのフィリピン・マーケット。毎日夕方5時くらいから、果物や焼き鳥を売る屋台が並ぶ。マルタバック1RM(30円)は、去年タイでパパがうまく作れなかったロティ(タイ風クレープ)の作り方に似ていた。パパはこれを作るのに挑戦した。

●KKハンドクラフトセンター
 フィリピン・マーケットの隣にある Pasar Kraftangan 。住所は 88000 Kota Kinabalu 。民芸品やアクセサリーの小さなお店が軒を連ね、お土産にピッタリの品がお手ごろな値段で売っている。真珠がたくさんある。ネックレスが4650円。最終的には3000円まで値引きしました。

●JTB
 24時間相談できるアジアン・ホットダイヤルができた。お勧めのおいしいお店を紹介してもらった。

●シーフード・レストラン
 水族館みたいな入口。ここで選んで好みの調理法で味わえるのは「ポート・ビュー・シーフード・ビレッジ」でトゥンファトステファンズ・ストリートにある。毎晩7時からは伝統舞踊のショーも楽しめる。コーラル・トラウト60RM(1800円)、タイガーエビのボイル800g48RM(1440円)。グリーン・ロブスター1kg160RM(4800円)。サバ名物野菜のにんにく炒め10RM(300円)。スリーパー・ロブスター56RM(1680円)。

●マヌカン島
 船に乗って行く。ボート料金は大人39RM(1170円)、子供20RM(600円)、入島料は大人10RM(300円)、子供無料。10分で到着。シュノーケリングや海水浴が思う存分楽しめる。きれいな海です。魚がたくさん見えました。


テレビ番組「不思議の水、1000年の旅 〜生命のファンタジーロード〜」

 2005年9月10日放送。辰巳琢郎さんが出演。テレビ西日本制作。
●福岡県星野村
 茶畑が広がる八女茶の生産地。二田定幸さんのお宅でお茶をいただいた。水源は標高950mのいしわり岳の中腹にあり、一度も枯れたことはないという。おいしい水です。村にはもう一つ水の不思議がある。切った竹にお神酒を入れて木に吊るしてある。おみき鈴という。標高300mの山の中にある麻生池は周囲700mで、水が枯れたことがない。

●フランス・アンジェ Angers
 パリから南西に300km。4つの川が合流するロアール地方の水の都。古代ローマ時代から水のある街として栄えた歴史のある街。
 サンマルタン教会は16世紀に建てられて、ここの水で病気が治ると言われている。大渇水のせいか、泉は枯れていた。
 ジェンヌの森。フランスでは昔からハシバミの木の枝「水占いの杖」を使って水占いが行なわれていた。水脈探査師ジェラール・サンゼイさんはこの枝を使った水脈を見つける。彼はこの木は特別な力を持つ木だという。中世から水占い師は地下の水脈をピタリと当てていた。彼は水の振動を感じ始めると、腕が引っ張られるという。枝が動いた真下に水が流れているという。水脈が大きいと腕が強く引っ張られる。この不思議に辰巳さんが挑戦しました。最近は金属の2本の棒を使うのが主流だそうで、やってみたら曲がりました。深さは振り子を使って測る。1m、2mと質問していって、22mと思った時に逆に振れた。水が教えてくれるようです。
 ペロー神父は83歳で、過去に多くの水脈を発見した。28歳からやっているそうです。世界中をまわり、1万5000以上の水脈を発見した。ナイジェリア、ドミニカ、ブラジル、カンボジアなど20カ国。地図の上だけでもたくさん見つけたそうです。そこに行かなくても地図の上にいるそうです。ペロー神父と一緒にやって辰巳さんも成功しました。

●フランス・ナジャック村 Najac
 ジェラールの提案でフランスで一番美しい村に行ってみた。アンジェから南へ440km。アンジェを出て9時間で到着。標高500mの丘の上の城に上がってみた。ナジャック村は尾根の上にできている。人口758人、民家は重要文化財クラスの貴重な家。村の中央には昔からの泉が残されている。
 村の長老を訪ねた。村長のユベール・ブイシェールさん86歳。橋や川の歌もたくさんあるという。詩人がこの辺りの川のことを詩に書いている。水源もたくさんある。村は周囲を川に囲まれ、中腹から湧き出る水は枯れたことがないという。ジェラールさんに水源を案内してもらった。おいしい水だそうです。
 今は村では普通の水道水を飲んでいる人が多い。家畜と家の分で1日100立方mを使うという農家を訪問した。ハーブティーをいただきました。  星野村との共通点を感じました。

●高崎
 剣崎浄水場で、信州大学の中本信忠教授が案内してくれた。浄水はとても柔らかい。明治43年以来、95年稼動しているという。緩速ろ過という方法でろ過している。川や湖の水を生物の力を利用してきれいにし、砂ろ過してきれいにする方法。珪藻をえさにする生物の力によるという。約200年前にイギリスで完成した方式で、戦前はこの方法が主流だったが、戦後はアメリカ方式の急速ろ過と塩素消毒が主流となった。どちらの方法もスループットの時間は同じだそうです。急速ろ過は前処理に時間がかかるという。

●インドネシア・ジャカルタ
 2億1500万人の共和国。ジャカルタは高層ビルの大都市。車が渋滞し、バイクタクシーが流行している。

●インドネシア・カラワン Karawang
 ジャカルタから東へ80kmの小さなパシル村。チタロム川が流れていて、子供たちはここで遊んでいる。ある日本企業(ヤマハ?)が浄水場を作っている。住民の主食は米で、おかずは野菜を辛いスープで煮込んだもの。ごちそうは鳥や魚を焼いたり揚げたりしたシンプルな料理。村人の大半は敬虔なイスラム教徒。日が落ちるとお祈りにくる。
 辰巳さんはバイクでやってきた。給水場に行くと人だかり。一人40リットルで6円?。それまでは地下水を使っていたそうですが、子供たちがおなかを壊していた。中本教授の提案で6年前に作ったそうです。少しのスペースだが、2000人分の水をまかなっているそうです。藻をえさにしたシステムで、最後に砂ろ過する。パイプを埋めて水道も作った。この方式はカンボジア、バングラデシュ、ナイジェリアで採用されているそうです。

●福岡県星野村
 仁田原浄水場は緩速ろ過で、藻がしっかり働いていた。

 これからの水は自然を使って、私たちにやさしい水じゃないでしょうか。


テレビ番組「キングコング、アジア頂上大作戦」

 2005年6月25日放送。キングコングの西野亮廣&梶原雄太、杏さゆりさんが出演。シンガポールから3人の旅費1万円でクアラルンプールに向かい、高層KLタワー・インターナショナル・タワーアスロン(地上421m)の2058段の階段をかけ上がる競技に参加する。よみうりテレビ制作。

●シンガポール
 朝7時、ウッズランドから長さ1kmの「コーズウェイ橋」を通過。

●ジョホール・バル Johor Bahru
 マレーシア側のジョホール・バルの入国管理事務所で入国。1万円を交換(1リンギットRM=28.5円)し、350RMとなる。

●マレー鉄道
 マレー鉄道(KTM)はシンガポール〜マレーシア〜タイを結び、マレー半島南北2000kmを縦断する。ジョホール・バル駅で調べるとマラッカまでは200km。まずは最寄のタンピンを目指す。一等車で一人46RM(1300円)、二等車で25RM(700円)。9時23分発(現在は9時10分)12時57分着の電車に決めて、売店で食料を買う。残り206.5RM。電車はドアを開けて走っているので開放感バツグン。途中パロー駅でホームを歩くが電車が出ても大丈夫でした(笑)

●タンピン
 タンピンTampin駅に到着。駅前の Selamat Datang ?という食堂で「チキンと野菜のグリーンカレー」4RM、「ナシ・ラマ(ココナッツ・ライス)」1RMをいただいた。ナシ・ラマはココナッツ・ミルクで炊いたご飯をチリソースで食べるマレーシアで最もポピュラーなファースト・フードで、ちまきみたいに葉で巻いてある。ここからマラッカまで36km、タクシーで40RM(1100円)、バスだと3.5RM(100円)で1時間。ネギって35RMにした。途中で左側に露店を発見。バナナなどを売っていたが、いきなりドリアンを切ってくれた。ドリアンは「果物の王様」と称されるほどの美味だが、強烈な匂いを発するために好き嫌いが分かれる。杏さんは挑戦しました(笑)バナナ一房もらいました(笑)アノワンさんでした。「ありがとう!」というと「カワサキ!」と言ってました(笑)

●マラッカ
 2時40分に到着。マラッカはマレーシアで最も古い町。幸せをもたらすという白蛇と記念撮影した(10RM)。マラッカ名物「トライショー」にも乗ってみたが、1時間30RMを20RMに値切って、西野さんが運転しました。
 丘の上に観光スポット「セントポール教会」がある。フランシスコ・ザビエル像がある。女性に安いホテルを紹介してもらった。下駄屋さんで下駄を杏さんに買ってあげたが、50RM(1400円)だった(笑)
 その時点で所持金は86.5RM(2460円)。マラッカ〜クアラルンプールのバスは一人10RMなので、足りない!と思ったが、西野が隠していた50RMを取り出した。しかし、80RMで泊まれるところはない。あるホテルのオーナーが80RMで2ベッドでOKしてくれた。216号室。
 屋台にでかけ、ニョニャ料理をいただいた。ニョニャ料理とは、中国文化とマレーシア文化が融合して生まれたマラッカ独特のババ・ニョニャ文化特有の料理。ビールとツマミで19.5RM。今回の旅で意外にも梶原はモテたそうです。

 バス停まで歩いて3分。Town Bus Service のバスで一人0.5RM。長距離バス・ターミナルで降りて、チケットを購入、一人9.5RM。28.5RMのところ33.5RM出したらお釣りをくれなかったので、杏さんが怒った。すると10RM返したので、そのままもらった(笑)
 9時発のバスで出発。途中でKLタワーが見えた!

●クアラ・ルンプール
 到着後にマクドとチャイナタウンに行った。残りは11RM。3等分し各々の買物を楽しんだ。梶原はマクドに行っていた。残り6.5RM。
 バトゥ・ケイブに行く。切り立った崖の鍾乳洞にあるヒンズー教寺院で、急な階段を利用して信者が修行した。KLタワーが2058段、ここは272段の階段なので、練習してみた。
 次にKLタワーがよく見えるティティワンサ公園で、目標時間を設定した。西野は20分、梶原は30分。
 KLタワー・インターナショナル・タワーアスロンは世界で4番目に高いこのタワーで行なわれ、キングコングが日本人としては初めて参加する。まず、タワーまでの800mの上り坂を走り、そこから2058段の階段を上る。しかし、今回は2人だけのレースでした。梶原はいろいろふざけてきたけど、最後はシメるつもりでがんばった。10分で西野はT15(地上約180m)を通過。西野は15分38秒で制覇。世界記録が10分49秒、マレーシア記録が12分19秒、女性の世界記録が13分13秒なので、かなり早い。梶原は25分21秒でゴールした。最後にタワーのアブドーラ・シニア・ジェネラル・マネージャーから認定証とトロフィーをもらいました。
 実際のタワーアスロンは8月に開催されます。


テレビ番組「憧れ!!夫婦で海外ロングステイ“外国と日本半年ごとの楽園生活”」

 2004年10月4日放送。 桂菊丸、松本明子、大東めぐみ、林マヤさんが案内。テレビ東京製作。

●インドネシア・バリ島
 女性に人気で、リゾートホテルが立ち並ぶ。南田豊幸さん(58歳・バリ在住5年)はスキューバ・ダイビングに魅了され、5年前にロング・ステイを決意。若返りに秘訣だという。

 メインビーチから車で30分のウブド Ubud は芸能・芸術の村。村のいたるところで無料絵画教室が開かれている。子供たちがやっている、伝統舞踊教室も無料で、誰でも参加できる。
 光森登司子(65歳)史孝さん(65歳)はバリ在住1年。大阪で暮らしているのと同じ感覚で、日本語で値切っている。神戸の新聞社に勤めていて、11年前に初めてウブドを訪れ、その魅力に取り付かれ、1995年にコテージを購入。奥さんの定年を期に本格的なロング・ステイを始めた。現在は6ヶ月毎に日本とウブドを行き来し、ビザを更新している。遅めの朝食は「タマン」というレストランで、日本語のメニューも常備。焼きそばトマト風味は1.4万ルピア(180円)で、今回7品で12.6万ルピア(1500円)。香辛料が控え目で日本人の口に合うそうです。自分の好きな時間が取れるし、重労働の食事作りから開放されるのがいいそうです。お昼は昼寝。
 住まいはヴィラ・ビンタン Villa Bintang で田園の中。20年契約で土地を借りて、友人達と協力して5棟のコテージを作った。1995年に購入価格は2.08億ルピア(260万円)。テラス、12畳のリビング、高い天井とタイル張りの床、風は素通し、家具もバリで調達し、たんす一式240万ルピア(3万円)。ただ気になるのは萱葺き屋根で漏れるかもしれないとか。大工さんも「ティダアパアパ(気にしない)」と言うそうです。
 現在、年金収入が月40万円、支出は外食中心で4万円、電気代・光熱費等が2万円、交遊費が4万円の合計10万円。ご主人は何もしないために来たから楽しいそうです。奥さんは趣味の陶芸を1日じゅうしています。時折乗馬もするそうです。
 夕方からはお寺に行って、ジュゴク演奏とバリダンスを観ました。毎夜必ずどこかで開催されているそうです。最後は舞台に上がって踊りを楽しみました。

 ロング・ステイする人への物件紹介。初心者にはヴィラIKS。バリ建築でメイドさん付きで家賃は2名朝食付きで月800万ルピア(10万円)。持ち家派の人には日本人向けの2階建の築3年中古一戸建て2LDK(45坪)で、2寝室、土地は242坪(鶏付き)で10億ルピア(1250万円)。
 バリ島が人気の理由は医療体制が充実しているため。SOSクリニックは24時間診察してくれて、日本語通訳付き。

●マレーシア・ペナン島 Penang
 桂菊丸、松本明子さんが案内。市場では食材が豊富。プラウティクス市場 Pulau Tikus では、海老が600g20リンギットRM(600円)。ピーマン1kg5RM(150円)、大きなトウモロコシは1個90セント(27円)、牛肉は1kg14RM(420円)、鶏肉1羽8RM(240円)。ここで香川県から来た木村令子(66歳)・良香(64歳)夫妻に出会う。ペナン在住6ヶ月。「これ3つ」、「これ2つ、骨抜いて」と日本語で指示していました。木村さんは全部日本語ですと言っていました(笑)下手な英語使うよりはコミュニケーションがいいそうです。

 パンタイ通り Lobuh Pantai はオフィス街で、ペナン島の経済の中心地。そこにある「スリウェルド・フード・コート Suri-weld Food Court」は屋台村。ここには中華系、インド系もあり、OLさんもここで食べる。ラーメン1杯2RM(60円)。チンタン・ライスは海南・・という店のチキン・ライスで3RM(90円)。きし麺炒め3RM(90円)、スープミーフン3RM(90円)。ラスラマ1RM(30円)はカレー味のちまき。毎日通っても飽きません。ここで、加藤英紀(60歳)・伸代さん(56歳)ペナン在住1ヶ月の夫妻に出あった。設計事務所を退職してペナンに来たという。奥さんはご飯作らなくてもいいので楽だという。町の中でもひときわ高くそびえるガニーパーク・コンドミニアム Gurney Park に住んでいて、家具は備え付け、3寝室、プール・テニスコート付きで3LDKで家賃は月2400RM(7.2万円)。ここは木の床です。娘の真由美さん(31歳)と真紀子さん(28歳)とは毎日メールしているようです。英紀さんは週2回はゴルフを楽しむ。シニアは料金は平日で80RM(2400円)。伸代さんは英会話スクール。

 物件を紹介。タンジュン・パーク・コンドミニアム Tanjung Park はホテルのような豪華さ。中は靴を脱いで入ると、白を基調とした部屋で、家具など備えてあって、居住者専用プールもあり、3LDKで月2300RM(7万円)。

 マレーシアの観光ビザは有効期限が3ヶ月、マレーシア移民局 Malaysia Immigration で長期の滞在の申請が必要。マレーシア・セカンド・ホーム・プログラム(リタイアメント・ビザ)があり50歳以上の夫婦の場合、マレーシア国内の銀行に15万RM(450万円)以上の定期預金があるか、月の収入が1万RM(3万円)以上あることがまず条件。マレーシア国籍を持つ保証人が必要だが、移民局公認団体「ロング・ステイ財団」トロピカル・リゾート・ライフスタイル社 Tropical Resort Lifestyle が保証人になってくれる。移住したいという日本人のほとんどがここにお世話になっている。石原彰太郎さんが言うには、このプログラムは日本人のためにできたようなもので、日本人は歓迎されている。この保証人代行サービス(ビザ取得手続き込み)で1500RM(4,5万円)。
 マレーシアでは人差し指で人をさすのは非礼。親指でさすのが礼儀。

 ロングステイ成功の秘訣は「何か新しい事にチャレンジする」ことかもしれない。桂さんは水上バイク1時間50RM(1500円)に挑戦した。乗馬15分40RM(1200円)〜、パラセーリング1回50RM(1500円)もある。

●カナダ・ビクトリア Victoria
 大東めぐみさんが紹介。古きイギリスの文化を色濃く残す町で、花々がきれい。バンクーバーの近くで、年間平均気温は15度で、人口は30万人。町を歩くと車イス利用者が多いことに気がつく。この町はバリアフリーの町と言われている。充実したセカンド・ライフを過ごしたいシニアに大人気。地元TVリポーターのキング・リーさんが案内してくれた。
 三戸紀昭(64歳)・和子さん(57歳)夫婦はビクトリア在住4年。日本では安い車に乗っていたが、今はオープンカーに乗る。4年前に大阪の家を売り、ここに来たそうです。観光ビザ期限の6ヶ月ごとに日本に帰国して更新しているそうです。退職金で買ったローレル・ポイント Laurel Point というコンドミニアム。白の基調の部屋で、2寝室、プール・ビリヤード・サウナなどのレクリエーション設備も完備していて、窓からビクトリアの町が絵ハガキのように見える。値段は1500万円弱。オークベイ・マリーナ Oakbay Marina も近くレジャーも格安で遊べる。 フィッシング・クルーズは6時間貸切で300 Can$ (2.5万円)。
 年金月24万円、支出は食事7万円、交遊費5万円、その他10万円で22万円。奥さんは一軒屋に畳を入れ、茶室にして(改装費40万円)、お茶を教えています。賃料は月950Can$(8万円)、週に2−3度、集まる生徒は20人、ほとんどがカナダ人。好きなことを自由にできるのがいいという。

 シニアを大事にする憩いの場がある。モントレイ・センター Monterey Center は年会費31Can$(2600円)で施設が使える。エクササイズ教室、Oak bay Library に行ってみた。センターからは無料送迎バスの利用が可能。
 老人ホームも充実しており、パークウッド・プレイス Park Wood Place は平均的な老人ホームで健常者100名と要介護者80名が入居している。看護士も24時間体制で常駐している。入居2年目のウクライナ出身のメアリー・ハートウッドさん(75歳)にお部屋を見せてもらった。朝食付きで1LDKで月1650Can$(15万円)〜。ディナーは体調や好みに応じて、好きなものを選べる。気の合う友人と食事ができます。

 コモソン・カレッジ Comosun College という1914年からある大学は10学部、生徒数7800人。根元さい子さん(62歳)はここの英語中級クラスに在学中。学生ビザを取得して来た。観光ビザは6ヶ月毎に日本で更新する必要があるが、学生ビザは1年間有効で、カナダ国内での更新も可能。奥さんの学生ビザがあれば、その家族も滞在が可能。ご主人は根元剛さん(66歳)ビクトリア在住3年。体調を崩したご主人の療養と勉強のために、気候・環境のいいビクトリアに来て、毎日の散歩で健康を取り戻したそうです。

 広瀬早智子(61歳)・清さん(64歳)は定年とともにこの町に来て、4年。日本とカナダ半年ずつの生活。カナダではホーム・パーティをして友達を増やしている。

●タイ・チェンマイ Chiang Mai
 タイ国内で日本人に一番人気がある町。北方のバラと呼ばれる。年間平均気温25.7度、人口160万人、日本人900人。各種手続きを日本語代行サービスしてくれる会社がある。ロングステイ財団サロンのAPC。ランナー総合病院 Lanna Hospital にも日本語表示がある。通訳してくれる日本語カスタマーサービスの山路志乃さんもいる。
 築2年3LDKの大きな家に月の家賃は1万バーツ(2.7万円)、生活費はメイドさん付きで月6万円。齋藤和彦(65歳)・トモさん(59歳)はチェンマイ在住1年。奥さんはピアノを弾いている。

 不動産を紹介。ルンシン・ハウジングの前原藤吾さんは「この2年間で激変している」という。日本人が満足できる物件は4万〜5.5万円くらい。現在チェンマイ郊外は怒涛の新築ラッシュ。そのどれもが日本人の住みやすさを追求したもので、リビングやキッチンが広い。市街地から車で20分で、3寝室の3LDKで月2万バーツ(5.4万円)。20年の長期リースで土地を借りて家を建てるという方法もある。20年リースの土地120坪と建物(3LDK)で700万円。今は日本でインターネットで物件探しもできる。

 インターネットで探して来たという太田公威(61歳)・美鈴さん(59歳)夫妻は、化学関係の会社を早く退職し、チェンマイ在住1ヶ月。現在は貯蓄と年金(月24万円)で生活し、寺院を巡るのが楽しいとか。メイドさんに週1度掃除をしてもらう。2LDKで月7000バーツ(1.9万円)で、NHKも見られる。奥さんは料理好きの田村千代子・松尾静江さんと月に数回タイ料理教室に通う。コック長はデーンさん。今日はパット・サトー・クンソット(海老とサトー豆の炒め物)。現在1ヶ月でヤムウンセン(海老と春雨のサラダ)、リス族の料理の「バラ肉とインゲンの炒め物」、タイ風焼きそば、パット・パックファックトーン(カボチャの炒め物)、トムヤムクンなどの10種類近くの料理をマスターした。屋台に興味しんしんで、ロティというタイ風パンケーキは、卵を包んで焼いて最後にコンデンスミルクをかける。15バーツ(40円)でおいしいそうです。ルワムチョーク市場で買物。「ロット・ダイマイカ」(まけてください)を連発していました。奥さんはタイの人を家に呼んで料理を食べてもらって、味の調節をしている。

 JATSチェンマイ語学学院の有澤剛さんはタイ語は難しいという。犬、馬、来るが、「マー」、「マー」、「マー」だそうです(笑)

●ブルガリア
 広さは日本の3分の1、人口は800万人、平均気温は春〜夏が16度、秋から冬は5度。在住日本人は130人。聖ソフィア像が首都ソフィアのいたるところに見られる。健康で長生きできて、金利で暮らせる国。文字はキリル文字。30日以内の滞在はビザが不要。長期ビザはブルガリアからの推薦状等が必要。現在ロングステイしている日本人は10人ほど。林マヤさんが案内してくれました。
 まずは130店舗がひしめく、ソフィア最大のショッピング・モール「セントラル・ハリ」に行く。通過はレフ(レヴァ)で1Lv=70円。すいか1玉2.38レヴァ(168円)、茄子1kg0.45レヴァ(32円)、トマト1kg1.05レヴァ(73円)、ヨーグルト450g0.51レヴァ(35円)。

 ブルガリアで「はい」は「ダー」で首を横にふり、「いいえ」は「ネ」で縦にふります。他にも違うのは、トイレで紙は流さないということ。掲示板に顔写真がよく貼ってあるが、これは亡くなられた方の写真です。

 夫婦でのブルガリア移住第一号で地元の新聞にも出たのは高田遼(55歳)・さとみさん(54歳)。ソフィア中央駅から電車に乗ってひまわり畑の中を通って、バルカン山脈の麓にあるソフィアの東のシプカ Shipka に向かった。ソフィアからカザンラクまで3時間12分、特急1等車で12.9レヴァ(910円)。ここで車に乗り換えて30分、バラの谷に向かう。ここのバラは、香料用のバラの世界のシェア80%になる。原料となるのはダマスクローズで開花時期は5−6月。250本のバラを使って100mlしか取れない。エッセンシャルオイルはわずか0.5mLで50レヴァ(3500円)。午後8時に到着。
 高田さんはブルガリア在住3年3ヶ月で、元翻訳家。こちらでは働かなくても住んでいけることに気がついた。家具は備え付けの2DKの30坪の賃貸で、庭付き一戸建てで、月8400円。生活費は月3−5万円だそうです。銀行の金利が1年もので7.5%なので、1400万円の預金で利子が年間105万円、生活費が年間60万円なので、年間45万円ずつ増えている。奥さんはとうもろこし、きゅうりなどを作って、味をブルガリアに広めるのが夢だそうです。
 高田さんの紹介でシプカに住み始めたのは、板橋賀津男(76歳)・初枝さん(65歳)でブルガリア在住6ヶ月。1LK約21坪に住み、家賃は180レヴァ(12600円)で、年金が月10万円。唯一の不満はバスタブがないことくらい。こちらは自然に囲まれてこせこせしてないのがいいそうです。村のお祭りも楽しそうでした。

 オーガスタ・スパ・ホテル Augusta Spa Hotel は温泉療法で有名。ブルガリアには550箇所以上の温泉がある。メディカル・チェックしてから入浴する。人それぞれの症状にあわせてマッサージをしてくて、初めて水着を着て湯船に入る。お湯の中に、リラックス効果がある黒松オイルを入れている。料金は26レヴァ(1800円)〜で、神経痛、疲労回復、ストレス解消に効果があるそうです。

 クルンスコ・ハンチェで食べて健康になる。ブルガリアの料理は乳製品が基本。冷製ヨーグルトスープの「タラトール」はハーブがトッピングされている。ギョベチェという壷焼き料理は、野菜と白チーズの煮込み。これにワインとサラダをつけて3人で22.4レヴァ(1550円)。

●コスタリカ
 コスタリカはスペイン語で豊かな海岸という意味。九州と四国をあわせたくらいの面積で、国土の24%は国立公園。地球上の全動植物種の5%が生息し、映画「ジュラシック・パーク」の舞台として一躍有名となった。森の中にはイグアナ、青と赤い鳥ケツアール、ハチドリなどが生息する。首都はサンホセ。人口は33万人で在住日本人は350人。中南米一と言われる治安のよさ。年間平均気温は22度で、公用語はスペイン語。90日以内の滞在はビザが不要。移住ビザ(ペンショナード・システム)は、毎月600ドルの年金を受給していること、1年の内最低4ヶ月はコスタリカに居住することを実現すれば、比較的簡単に移住できる。

 栃木県の加瀬一夫(63歳)・キヨさん(54歳)が移住を計画中。理由は長男の和城(31歳:旅行代理店勤務)・マルセーラさん(27歳)が家族で住んでいて、孫の匠(3歳)とは一度もあったことがないので行ってみることにした。日本とコスタリカに半年ずつ住むのが夢だそうです。和城さんの家は5年前に500万円で購入したもので4LDK。
 中央市場に行ってみた。1コロン=0.25円で、じゃがいも1kg290コロン(73円)、トマト1kg250コロン(63円)。近くの食堂で食べてみた。「カサード」というコスタリカの一般的な定食で、米や豆を基本に、鶏の足のフライとスパゲッティとトマトとポテトチップス。1皿800コロン(200円)。コッテリなので自分で作る方がいいと判断した。スーパー・ソニーに寄ってみて、征露丸、ビオフェルミンなどを発見。サンホセ・シーマ病院も頼りになる。最新機器も揃っていて、旅行者用の保険も効くので心強い。
 ラフティングに挑戦してみた。1回33200コロン(8300円)。奥さんはコスタリカの花々に心を奪われていた。スケッチが昔から好きなので、ずっと描いていたら、孫たちも描きはじめました。那須に比べても気候がいいので楽だそうです。

 物件を紹介。アパルトテル・ラ・サバナ Apartotel La Sabana は静かなプールサイド、キッチン付きの1LDKで1ヶ月約8万円〜。

●マレーシア・ペナン島で本音トーク
 ホテル・パラダイスで7組のご夫婦(加藤、木村、湯沢、石渡、竹丘、木村、大橋)に来てもらって話しをしてもらった。海外に暮らして本当によかったことは物価が安いこと、食事がおいしいこと、メイドさんがいること、しがらみがないこと。
 夫婦関係におきた変化は、一人では何もできないので、二人で一人っていうことがわかったこと。二人の考え方が違うっていうことがよくわかって、お互いを見つめなおして、夫婦はこうやって生きていかないといけないとわかったことだそうです。
 全員ここに来てよかったと言っていました。


テレビ番組「元祖あばれ寿司握って握ってinブルネイ」

 2004年8月29日放送。森公美子、平野寿将、早見優、原口あきまさ、矢沢心さんが出演。森さんが女将、平野が料理人となる。一昨年イタリア人にすしのおいしさを広めた「あばれ寿司」の一行が、世界有数の裕福な国、ブルネイに降り立ち、ブルネイ人に受け入れられるすし作りに挑戦する。
 「ブルネイ・ダルサラーム」はシンガポールやマレーシアを経由して日本からは約8時間。ボルネオ島の北部に存在する千葉県ほどの小さな王国で、資産3兆円?、世界で10本の指に入るという大金持ちの国らしい。29代スルタン・ハジ・ハサナル・ボルキア国王が治めるこの国は世界で一番生活水準が高いと言われる。首都はバンダル・スリブカワン。ミヤギテレビ製作。

●バンダル・スリブカワン
 ネガラ・ブルネイ・ダルサラーム国王空港 Negara Brunei Darussalam International Airport に到着。バンダル・スリブカワンのメイン・ストリートに立つザ・モール・ショッピング・アーケードに寿司の店を出すことになった。10トン?トラックを使って開店。14坪、座席数28席。純和風をイメージさせる店内にはエアコンも完備。
 ガドン・ウェット・マーケット Gadong Wet market で魚を仕入れる。アジ、エビはあったが、ウニ、大トロはなかった。しかしウニとトロと納豆は持参していた。シャリは宮城産ササニシキ。  しかし、生魚を食べない国民性なので、不評だった。

 ジャメ・アスリ・ハサナル・ボルキア・モスク Jame Asr Hassanal Bolkiah Mosque のドームは金色。尖塔は太い。門にはルビーがちりばめてある。タイル張りで素晴らしい。内部にはシャンデリアがあるそうです。高級住宅地も見学。

●国王からの招待
 みんな正装してジュルドンパーク・ポロクラブ Jerudong park Polo Club に招待された。エントランス・ホールも豪華、プール・ボウリング場、レストランなどの施設が揃っている。今回は、国王の叔父で初代首相のペンギラン・セティア・ネガラ・ペンギラン・ハジ・モハマッド・ユンフさんに会った。「ナマモノはダメ!」と言われた(笑)。ロイヤル・ファミリーが普段食べている料理をいただいた。「ツバメの巣のスープ」、「ロブスターのグリル」。平野さんはツバメの巣とロブスターを寿司ネタに使おうと考えた。これらはマレーシアで獲れるので、原口、矢沢はマレーシアに行った。
 残った3人は朝市であるオープン・マーケット「タム・キャング Tamu Kianggeh 」に行った。オクラは大きくて、500g1ドル。カステリというブルネイのライムも購入。「クエ・マラヤ Kuih Malaya 」というパンケーキを作っていた。ピーナッツバターが入っていて、おいしいそうです。

●ブルネイ料理
 地元のレストラン「セリ・テラタック Seri Teratak 」に行く。ブルネイ料理に欠かせないのはアンブーヤ Ambuyat で、サゴヤシのデンプンに水と熱湯を加えたもので、日本でいう片栗粉、ご飯の代わり。チャチャ Cacah というカレーやドリアン・ソースにつけて、噛まずに飲み込むという。

●ホテル
 7つ星の「エンパイア・ホテル・アンド・カントリー・クラブ The Empire Hotel & country club 」は元々は、現国王の弟が自分の招待客を泊めるために建てたホテル。床の大理石?の模様も、シャンデリアも、風景も素晴らしい。客室はドアが木製だが荘厳。上から5番目のアンバサダ・スウィートでも超豪華。1泊B$2090(13.4万円)。

●水上集落カンポン・アイル Kampung Ayer
 世界最大規模で東洋のベニスとも呼ばれるほど。3000世帯3万人が生活し、電気や水道も完備し、警察署・学校・ボートのガソリンスタンドまである。高床式の家屋で、ボートで移動します。バス停ならぬボート停がある。集落の中では板の道が網の目のように張り巡らされている。あるお宅を訪問した。普通の家みたいです。豪華な内装です。家庭料理をいただいた。小海老の揚げ物(バーベキュー風味)、魚の煮込み(カレー風味)、チキンの甘酢煮、ジャックフルーツのココナッツ煮、小魚のスープ。まず右手を洗って、右手で食べます。エビが本当においしいそうです。

●マレーシア ニア国立公園
 ニア国立公園 Niah National Park のレストランの主人ジョンソン・チュウ Johnson Chew さんに話を聞くと、近くにあるから案内してくれた。森の中にはフタバカキという、倒れないように板状の根を張る木があった。ヒキツリヤスデというムカデみたいなのもいた。緑色のトカゲ?のグリーン・カロテス、キノボリトカゲ、キャロサイウルスなどの虫もいた。1時間30分歩いてすごい洞窟に到着。東京ドームの3倍の広さを持つ、石灰岩でできた世界最大級の洞窟グレート・ケイブ Great Cave 。崖の上に山ほどのツバメの巣がある。高さ60mほど棒をのぼって、長さ5mの棒で取る。原口さんはダメだったので、職人のユッスジ・アブドゥーラさんが取ってくれた。海ツバメの巣 Sarang Burung を持って近くの村に行く。
 1時間でチャン村 Rumah Chang に到着。人口400人の自給自足の暮らしをしている。村の真中には、長さ80mの長屋「ルーマ・チャン・ロングハウス Rumah Chang Long House 」がある。高床式の集合住宅で、1棟に20世帯150人が暮らしている。まず、村長さんに挨拶した。中は本当にきれいなお家で、奥行きも40m近くある。この村ではツバメの巣はスープにして食べるという。その前に来客をもてなす食べ物があるという。ヤシの木に生息するヤシオオゾウムシの幼虫 Ulat mulong 。動いている生でいただきます(笑)ネギに巻いた生ホルモンの味だそうです(笑)次いで、ツバメの巣のハチミツスープ Soup Sarang Burong 。生臭いそうです。香り付けにパンダンの葉が入っているそうです。日本人にはちょっときつい香りだそうです。ここでマグロの寿司をごちそうした。村長さんはワサビに似ているというので、コショウの実 Lada を出してきた。隠し味にいいそうです。

●ブルネイの農場
 森さんはヨン・キファン・フック Yong Khian Fook さんの農場パーテニアン・トロピカル・ウタマ Pertanian Tropikal Utama に行く。この時期旬なのはブルネイ・オレンジ。このミカンは王宮に収めているものだという。さらに20cmもある長い真っ赤な唐辛子もゲットしました。高さ10mくらいの木にドリアンが実っていました。ドリアンもゲットしました(笑)

●ブルネイのジュルドン漁港 Pantai Jerudong
 原口さんがジュシ・ビン・ハジ・アハドさんの6人乗りのボートでロブスターを取りに行く。海の中から1週間前に沈めたカゴを引き上げてロブスターをゲットした。日本では生で食べると言うので、パンタイ・ジュルドン・マーケットでさばいて、食べてもらったがダメでした。

●ジュルドン・パーク・プレイグラウンド
 国民のための娯楽施設を!と考えた国王がポケットマネーで47万坪の敷地に30以上のアトラクションを設置した遊園地を作った。東京ディズニーランドの3倍の広さ。夜のダンシング噴水ショーは色がきれい。

●ナイトマーケット
 屋台に行ってみた。ロティ・ジョン Roti John というのはホットドッグ風ですごくおいしいそうです。卵入りで少しピリッとするそうです。鶏を焼いていた。これを寿司ネタにしてみたら、評価された。

●新しい寿司
 卵白を泡立ててメレンゲを作った。ワサビをダシ汁に溶かし、ゼラチンを作った。もう一つ醤油のゼラチンも作った。平野さんは考えに考えた。今までの感じで、ここの人は醤油味、ワサビが好きだというのがわかっていた。
 最終日準備にかかった。ロブスターのゆで汁と唐辛子を合わせ、これにロブスターのミソを加え、チリソースを作った。蒸したロブスターをほぐして、寿司の上にのせ、それにチリソースをかけた。他に蒸したウニも使用し、泡立てた卵白ものせて、シャリはキュウリで巻いた。「チリロブスター」。
 もう一品はたたいたトロとオクラをのせて、その上にさらにシャリを重ねた。トロはたたくことで食感をなくして生のままでいけるようにした。その上に2種類のゼラチンをのせた「大トロ2色のジュレがけ」。
 もう一品はツバメの巣を土佐酢につけた。別に油で揚げ、ほぐしたものも用意した。アジを煮てそぼろ状にして、胡椒をまぶしたシャリを転がしてまわりにつけた。それに土佐酢をつけたツバメの巣をのせ、パプリカとミカンとドリアンのペーストをのせ、ツバメの巣のせんべいをパラパラとかけた。「ツバメの巣とアジそぼろドリアン風味」。ブルネイのモスクをイメージした。
 ロブスターのダシを使った味噌汁を作った。

●あばれ寿司
 ヤヤサン・ショッピング・コンプレックス Yayasan SHHB Complex 日本でいうとお台場みたいな感じの場所で開店。目の前には黄金のモスクが見える。この日は国王の58歳の誕生日で、休日なので、多くの人が集まっていた。
 オープンしたら好評でした。漁師さん、農園の人、前回ダメだった人もおいしいと言ってくれた。前回はかなり残ったのに、今回は300皿、完売でした。
 この勢いをかって、王宮に行って、王様に食べてもらうことにした。

●王宮
 夕方イスタナ・ヌルル・イマン王宮のパーティ会場に移動。ラスベガスみたいで、豪華。この日パーティに招かれた人は国内で3000人。VIP専用の部屋はロイヤル・バンケット・ルームで待っていると、王様が登場。おじさんが仲介して食べていただいたようです。


テレビ番組「男盛りは遊び盛り!ヒロミ&保坂&花田が行く父と子の海外旅行下見ツアー!」

 2004年7月18日放送。ヒロミ、保坂尚輝、花田勝が出演。マレーシアは飛行機で7時間。ツアー・コーディネーターはワッチャイさん。テレビ朝日製作。

●クアラルンプール
 人口150万人。進化し続けている街。夜はネオンもきれい。
 カニ料理店「天天海鮮飯店」に行く。マングローブガニがワッチャイさんのお勧め。チリクラブ4杯RM98.80(3000円)は、チリソースなので少し辛いですが、おいしいそうです。あげパン2個RM6(180円)。ミーゴレン(焼きソバ)2人前RM10(300円)はとってもおいしいそうです。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Oak/8083/index.html Jln Kuchai Lamaという場所で、フラマホテルの近く。 (Gさんの情報「蟹も時々食べに行きますがタマン・シィーというエリアです。」)
 ペタリン・ストリートは露店が多い。豆付花(トーフーファ)はRM1.20(36円)は日本の絹ごし豆腐に近い食材に、甘いシロップをかけたもの。これはおいしいそうです。

 JCBプラザ(サルタン・イスマイル通り沿い、ジェネシス・ビル14階)を訪問。JCBパスポートには買物、食事に関する有益な情報が多い。マレーシア料理のおいしいお店を教えてもらった。
 サロマ・シアター・レストランに行く。高級レストランみたいです。フィッシュヘッド・カレーRM18(540円)をいただいた。
 足裏マッサージの店に行く。地元の若い女性に人気の店「Bao Jian Reflexology 」。30分RM25(750円)。フセイン大統領に似た人でした。
 KLIAエクスプレスで空港に向かう。市内から37分、大人RM35(1050円)、子供RM15(450円)。

●クアンタン
 クアラルンプールから国内線で1時間。マレーシア東海岸。海ガメの産卵地としても知られる町。多くの自然が手つかずで残る。現地の観光協会が、パハン州伝統舞踊で迎えてくれた。
 海ガメの卵をゆでて食べるそうで、道路沿いの果物店とかで売ってました。1個RM1(30円)。
 ワッチャイさんのお勧めのバスターミナル大衆食堂で食事をした。バナナのフライ5本でRM1(30円)はあまりお勧めじゃないようです。魚のスリ身(5本)RM1(30円)。4人でたくさん食べて300円でした(笑)

●Club Med チェラティンビーチ・バカンス村
 市内から車で北東へ50分。2004年4月にリニューアル・オープンした。料金プランもリーズナブルで、東京発5日間ツアー代金は、2名1室で1人10.8万円〜。食事も3食込みで、和・洋・中のブフェスタイル。またアクティビティも充実。ウォール・クライミング、ゴルフ、インラインスケート、小さな子供も安心して預けられるミニジュニアクラブ、エアロビクスなどがあり、ビーチでは逆バンジーなどのアクティビティがある。空中ブランコもあるが、安全ベルトを締めて行います。地上10m。ヒロミさんはキャッチという大技に挑戦して、大成功。
http://www.clubmed.co.jp/

 スパは女性客に人気。アロマスパではアロマイオルを自由に選ぶことができる。マンダラ、アイランドスパイス、ハーモニー、トランキリティなどがある。バリニーズ・マッサージ(50分、RM185、5500円)を3人は体験した。次はプールのようなジャクージ。

 9世紀に生まれた東南アジアで生まれた競技で、マレーシアの国技のセパタクローに挑戦した。足で蹴るバレーボールみたいなものです。保坂チームが最下位でした。
 次は凧上げに挑戦した。マレーシア航空の尾翼にあるように、マレー凧もマレーシアの遊びのひとつ。マレー凧は簡単に上がります。変わった音がするのですが、それは凧につけられた左右の竹を結んだリボンが風で振動して出る音だそうです。
 サル使いのパッアリさんとサルのママツが来て、ヤシの実を落とした。サルを使って1日500個以上収穫しているという。

●チニ湖
 Club Med のオプショナル・ツアーを利用して、チニ湖に行く。ここに先住民がいる。パハン川の船着き場まで車で行き、そこから船でジャングルの中を上る。すると大きな堰が目の前に現れた。貯水槽に船を入れて、運河を越えるように高いところに上がっていった。ここを越えるのに30分かかった。
 先住民のオランアスリが暮らす村を訪問。今でも6家族50名の先住民がこの湖畔で暮らしている。村長のトッバテン・アワンさんが迎えてくれた。吹き矢の名人ジャファーさんから吹き矢の見本を見せてもらった。ヒロミさんはバッチリ当てました。
 スネークヘッド・フィッシュを釣りにでかけた。雷魚の一種で、チニ湖にいるのはプラーチョンといい、大きなものは1mにもなるという。花田さんは40−50cmの大きなのを釣りました。淡白な白身魚の味だそうです。花田さんがちゃんこ鍋を作って、地元の人にプレゼントしました。

●バカンス村
 毎晩スタッフ達によるショータイムが開催されている。ヒロミさんはここで参加して、手品を見せた。
 海ガメが産卵に来るというので、浜辺で待っていた。毎日どこかに来ているらしいけど、見ることができなかった。ここで3人の父親論を語り合った。


テレビ番組「旅サラダ」2004年4月は宮本真希さんでバリ島

 インドネシアのバリ島。飛行機で7時間。広さは東京都の2.5倍。1円=80RP(ルピア)程度。今回はJALで行きました。

●クタ・ビーチ Kuta Beach
 バリ島南部。インド洋の豪快な波が打ち寄せるバリ島屈指のビーチで、世界じゅうのサーファーが来る。日本語でネイルアートを売り込むおばさんもいる。交渉制で7万RP(900円)程度。勝手に来てやるマッサージは950円でした(笑)

 レギャン通りで買物。ブティックやインテリア店が多い。猫の看板にひかれて、「メオン Meong」という雑貨屋に寄ってみた。アロマグッズや天然素材の品物が豊富。アロマポット16万RP(2000円)。バリ島のロウケツ染めの布バティックのスカート?28万RP(3500円)。シルク素材のスカートは70万RP(8900円)。
 観光客に人気なのが、「スリングショット Bali Slingshot 」。二人乗りの逆バンジーで、高さ50m、空中で回転もする(笑)。1回20万RP(2500円)。
http://www.balislingshot.com/

 宿泊はザ・リッツ・カールトン・バリ・リゾート&スパ The Ritz Carlton Bali Resort & Spa で、入口でレイをかけてくれた。ロビーの向こうには海に続く通路がある。バリ島の楽器で歓迎されます。デラックス・オーシャン・ビューの部屋で1泊320ドル。人気のヴィラはバリ独自の萱葺き屋根で、オーシャン・フロント・ワンベットルーム・ヴィラで1泊700ドル。簡単な天蓋付きのベッドで、大理石の浴室には甘い香りのフラワーバス。庭にはプライベートプール。その向こうは海。
http://www.ritzcarlton.com/

 夕食はホテルのレストランで、特別の「ロマンティック・ディナー」。一人95ドルで、門をくぐると、20mx20mくらいの広床に130本のキャンドルが置かれていて、そこを通過して、特別な舞台でたった2人(〜6人)だけのディナーができる。まわりは灯りに囲まれている。前菜は「エビのトロピカルフルーツ添え」、メインは「フエダイのクミン・クラスト、レッドワイン・ビネガー風味」。各ヴィラにあるらしいです。

 ホテルで2002年にオープンしたタラソスパ Thalasso & Spa を体験した。まず世界最大級のアクアトニックプールでリラックス。7億リットルの海水が入ったプールには12個所のエクササイズ・ゾーンがあり、フィットネス効果もある。アクアトニックプールは2時間35ドル。ここから見える海の景色も最高。真剣に2時間すると3kg痩せるそうです。エッセンシャルオイルとトロピカル・フラワーを使った「アロマティック花びらマッサージ」(フラワーバス付き80分)70ドル。花の香りも濃厚で、気持ちいいそうです。締めくくりはフラワーバス。

●タンジュン・ブノア
 さらに南にあるマリン・アクティビティが充実している場所。ジェットスキーやバナナボートも楽しめる。今回はイルカ・ウォッチング。小型ボートでハシナガイルカを見に行った。何頭も見えたし、海上で何度も跳ねていました。65ドル〜(Pt.Taman Sari)。

●ウルワツ寺院 Pura Uluwatu
 さらに南部のバドゥン半島の南西端。ジンバランから10km。バリ島の6つの格式高い寺院の一つ。ウルワツとは岬を意味するが、尖端は70mの絶壁。入場料3000RP(40円)。9−10世紀頃に建立され、バリの人々が崇める最高神「サンヒャンミディ」が奉られている。海に沈む夕陽もきれいで、夕暮れ時にここでケチャ・ダンスが開催される。総勢60名がラーマーヤナの叙事詩を演じる。魔王ラマナに囚われたシータ姫をラーマ王子が森の動物の助けを借りて助け出す物語。途中、王子の使いの白猿が魔王に見つかって火あぶりにされて、火の粉を蹴散らす場面は迫力がある。鑑賞料3.5万RP(450円)。


●デンパサール
 バリの州都、人口28万人。経済や行政の中心地。デンパサールとは北の市場という意味。
 バリ島最大の公共市場パサール・バドゥン Pasar Badung に行ってみた。独特な匂いがするそうです。蜂のいる蜂の巣が売られていた。スネークフルーツはリンゴのような食感があり、腹痛に効くとか。シャカトゥはお釈迦様の頭の形に似ているから名前がついた。ジャックフルーツもあった。
 ベモ・ステーション Kereneng Bemo station に行く。ベモとはワゴン車を改造した乗り合いのミニバス。青色で絵は派手、椅子も派手。ドアを開けたまま走る。顔の前で手招きしたらベモは止まる。乗り降り自由。乗車料金は2km1000RP(13円)。

●バトクブラン Batubulan
 石彫りの村で、20軒以上の石彫りの店が並ぶ。マデ・カクル Made Kakul という店に行った。バリの石像の多くは魔よけのために作られている。石のハンマーやノミだけで彫っている。下書きなしで、自分の勘と経験で彫っていく。

●チュルク Celuk
 銀細工の村。ダルマ・スマディ Dharma Semadi という店に寄る。銀細工は王族や踊り手を飾るものとして作られた。今ではアクセサリーや食器などにも用いられる。日本語が通じる。ブレスレット$275。ティーポット(1セット)$7000。花のブローチ$42。踊りのブローチは$30、蝶々は$35。裏の工房ではネックレスの製作風景を見学できる。さらに銀細工製作体験もできる。35ドル〜。

●タナロット寺院 Pure Tanah Lot
 デンパサールから車で30分。古くからバリを見守る、バリ6大寺院の一つ。インド洋に突き出す岬に建つ。神様が舞い降りる場所として、16世紀にふさわしいとされた。入場料3300RP(40円)

●タバナン Tabanan
 デンパサールの西の緑深い田園の町。バリ島最大の稲作地帯。豊作を神に願う。水田を潤すブラタン湖 Lake Bratan に行く。そのほとりにある水の宮殿、ウルン・ダヌ・ブラタン寺院 Pura Ulun Danu Bratan を訪問。湖に浮いているように見える神秘的で美しい寺院。1633年に建立され、湖の守り神デビダヌが祭られている。入園料3300RP(40円)

 宿泊は「ワカ・カンガ」 Waka Gangga 。水田・棚畑の中にあり、円錐の屋根と円柱形の壁のバンガローは、自然とうまく調和している。目の前は海でした!壁一面窓で明るい。天井から吊り下げられたベッドの天蓋が印象的。開放的なテラス付きで、天然素材のインテリアが置かれている。海の神様と水田の神様に守られたこのバンガローには、心休まる癒しがある。1泊$157。電話:(361)−416−256。
 夕暮れ時のビーチでの乗馬に挑戦。夕陽がきれいでした。ホース・ライディング、1時間$25。
 翌朝、ワカ・ランド・クルーズ Waka Land Cruise でバリ古来ののどかな生活を見に4WDででかけた。水田の中をとおるが、村の子が手を振ってくれて可愛い。水牛もいた。マデさんの民家に寄った。藁に土を混ぜてできた土壁の建物が特徴で、薪をくべて庭で取れた食材を調理している。庭にはカカオがあったので、食べさせてもらいました。実は真っ白で酸っぱくて、リンゴの味に近いそうです。さらに山道を行くと、ガタガタの道。その先にワカ・レイン・フォレスト・レストランがある。ランチはビュッフェスタイルで、バリ島ならではの料理を味わうことができる。わらび、赤米にジャックフルーツカレーなどがある。味はアーティチョークや筍に似ているそうです。デザートは黒米のプディング。人工的な甘味じゃないし、お米の味がしておいしいそうです。一人$75(昼食付き)。


●ウブド Ubud
 森と川の自然の地。宿泊は「ベガワン・ギリ Begawan Giri」。まず池の上の橋をわたる。ウェルカム・ドリンク。自然との調和、水がテーマのホテル。テラス・スィートは1泊595ドル。木造で広い。庭に面した開放的な浴室には竹が茂っている。マスタースィートは1250ドル。和のテイストが漂う。庭に面した開放的な直径2mの岩をくりぬいたバスタブが特徴。ししおどしに似たものがある。
 ここのザ・ソースというスパは特徴。パパイヤの果肉を使ったスパを行なった。パパイヤの美肌効果の上から、バナナの葉で覆う。スパイス・スクラブ&パパイヤ・ボディー・マスクは2時間115ドル。
http://www.begawan.com/

 JALPAK の Cahaya Cafe Lounge で街を紹介してくれた。カフェとしての利用もできる。猿の森 Monkey Forest を紹介してくれた。ここから自転車の無料貸し出しもある。水彩画用セットも借りた。電話:(361)−971−465
 猿の森には200匹を越す猿の群れがいる。えさをあげることもできる。入場料は大人1万RP(130円)、子供半額。
 自転車で走る。ライステラスと呼ばれる棚田が美しい場所。緑色が鮮やかですごくきれいです。スケッチをしてみた。

 サレン・アグン宮殿 Puri Saren Agnug はウブドの中心街にある宮殿。ここではバリの伝統舞踊を伝承するために子供たち練習していた。毎週水曜日の夕方7時半からで、見学は無料。JALPAKが運営しているシャトルバスで、I'll カードで利用できるが、それで移動していった。
 バリ舞踊を見た。代表的な女性によるレゴン・ダンス。獅子舞に似たバロン・ダンス+猿のコミカルな動き、最後にマハーバーラタ叙事詩の一篇を取り上げた舞踊劇「スンダ・ウバスンダ」を堪能した。鑑賞料は5万RP(630円)。

 美術館アルマ Agung Rai Museum of Art。様々な技法で描かれたバリの伝統絵画が展示されている。入館料2万RP(250円)。日本語のできるイマデ・マルタナさんが案内してくれた。16世紀後半に生まれたバリ島最古の画法カマサン・スタイルは木に描いている。植物や豚から得られた染料で描いている。作品は「猿と闘うクンバカルナ」。墨で描かれた緻密なバトゥアン・スタイルの画法では「スバリとスグリワ」が紹介された。立体的な光の陰影に西洋の画法が取り入れられているウブド・スタイルでは「炎から助け出されたシータ」。芸術体験もできて、バティックに挑戦した(2時間44ドル、ニョマン先生)。まずはエンピツで下書きし、みつばしの巣を溶かしてつくった蝋をエンピツの線の上にのせていく。次に染めて、熱湯につけて蝋を溶かし、水ですすげば出来上がり。バティック染めのハンカチができた。
http://www.armamuseum.com/

 ギャニャール・ナイト・マーケット Pasar Umum Gianyar にやってきた。生活用品や食料品などを売っている。地元の人に大人気のインドネシア風お好み焼き「マルタバ」を注文。ネギにスパイスを加えた挽肉と卵を混ぜ合わせ、薄くのばした生地で包む。これを揚げて切ってくれる。上に青唐辛子を載せてくれる(笑)6000RP(80円)。
 Sendi という赤い布がかかったお店では、ジャムーという薬を売っていた。写真でどういうのに効くかがわかる(笑)。7000RP(90円)。風邪、筋肉、ダイエット、男女の仲など。


●パダンパイ Padangbai
 美しいさんご礁に囲まれた町。漁業が盛ん。ダイビングに挑戦してみた。体験ダイビング50ドル(送迎・機材レンタル・昼食付き)。日本人の女性・西郷葵さんが案内してくれた。小舟に乗ってポイントに向かう。少し濁っている感じでしたが、小さくて青いシロボシスズメダイ、クマノミなどがいた。チンアナゴは潮の流れの方向を向いていて、面白い。
http://www.bali-diving.com/
 次はラフティングに挑戦した。トラガ・ワジャ川。ソベック・ラフティング・ツアーは送迎・食事・保険料込みで68ドル。狭い川幅で流れが速い。かなりぶつかっていました。橋がかかっているので、頭にも注意。1時間して高さ4mくらいの滝を通過(笑)。約3時間・12kmだそうです。
http://www.sobekbali.com/

●トゥガナン村 Tenganan
 周囲を山に囲まれた村。バリ島の先住民「バリ・アガ」が住む。牛は畑仕事に役立っている。鶏がピンク色や黄色でした。バリ音楽に欠かせないリンディックという竹製の打楽器を演奏していた。
 ここでしか作られていないグリンシンと呼ばれる伝統的な布がある。ヌリ・ショップ Nuri Shop で見てみた。グリンシンとは魔よけや無病息災を願って、神事や儀式に身につける聖なるものです。植物から得られた染料で染められた糸で織り込んでいく。織っているところを見せてもらった。完成までにかなり時間がかかる場合もあるそうです。宮本さんが着たグリンシンは70年前に織られたもので、500万RP(6.4万円)。麻に似た感触だそうです。

●アグン山
 標高3142mのバリ島最高峰アグン山。人々は神の山と崇め、神に祈ることで平和な生活がもたらされると信じている。その中腹にあるのはブサキ寺院 Pura Besakih 。バリ島に存在する2万以上のヒンドゥー教のお寺を総括する総本山。拝観料:4000RP(約50円) 。バリ全土から人々がお祈りに来る。

●キンタマーニ高原
 標高1717mの活火山バトゥール山は、巨大な噴火口を持ち、それでできたバトゥール湖や山を中心に広がる標高1500mの高原地帯。草の間に黒々した溶岩が広がる。1917年と1926年に大噴火を起こしている。

●トヤ・ブンカ村 Toya Bungkah
 バトゥール湖西岸にある、温泉の湧き出す村。農作物がたくさんできるので、人々は山に感謝している。湖畔では地元の人々が温泉に入ったり、その横では子供たちが湖で遊び、釣りをしている人もいる。淡水魚ムジャイールがたくさん釣れていた。釣らせてもらったが、すぐ釣れた。その魚を焼いて食べた。夕食後、村のみんなが歌を歌ってくれた。

●バトゥール山トレッキング
 午前3時に出発。トレッキングは食事付きで45ドル。ガイドはクトゥトさん。山頂で朝日を拝みましたが、日の出前の青色とオレンジ色がきれいでした。

 JALではJALリゾート・アジアJALを展開している。


テレビ番組「田中律子%&加藤紀子の神秘の島バリ 奇跡の癒し体験隊」

 2004年5月9日放送。田中律子、加藤紀子さんが出演。テレビ朝日製作。

●ウブド
 緑豊かな芸術の町。
「ミロズ・ガーデン Miro's Garden Restaurant」で甘いものを食べる。画家のミロから名前をもらったという。庭が緑が多く、川のせせらぎと鳥の声もあり、楽器を演奏している。グレープパラダイス3万RP(400円)はパイナップルとバナナのクレープにココナッツアイス。ブラックライス・プディング3万ルピアRP(400円)はバリ島ならではの料理で黒米プリンで、おじや風で甘いという(笑)。

 夜、入場料2.5万RP(350円)払って、スマラ・ラティ歌舞団の定期公演を見に行った。毎週火曜日の午後7時半〜。悪魔払いの「バリス(戦士)の舞」はこの団の十八番。獅子舞のような踊りに日本を感じました。
 楽屋を訪問。団長のアノム・プトラさんに加藤さんは踊りを教えてもらうことをお願いした。
 25番地?の寺院?でアノム・プトラさんと妻のアユさんに踊りを教えてもらった。肩を後ろにはって、足の股を開いてという基本動作をマスターした。ポイントは、手首を柔らかく回転させること、両脚をひし形に開いて腰を低く安定させること(体の動きのよしあしは腰で決まる)、目の動きで感情を豊かに表現することだという。ガボールという踊りを教えてもらった。出番は少ないが重要な踊りだという。最初にアユさんと練習して、夜一緒に踊る子たちと練習したが、あまりうまくいってませんでしたが、4時間の猛特訓でした。最初、出る予定のなかったアユ先生も加藤さんの頼みで、出て、日本語でリードすることになった。

●ウブド
 ジャラン・ジャラン(散歩)をしていたら、お家から音楽が聞こえてきたので、入ってみた。ティンクリックという打楽器。竹筒を並べただけなのに、やさしい音が出る。この家のカデ・カレカさんは第一人者でもある。教えてもらうことにした。楽器の上の方に1,2,3,4と書いてあって、最初は右手と左手で同じ番号を打つようにする。先生のお弟子さんたちの前で披露した(笑)でも、癒しの音でした。

●タンパクシリン
 ウブドの北、車で1時間。聖なる水ティルタを浴びる沐浴(マンディ)を行うために来た。聖なる水の寺院テイルタ・エンプルはバリでは最も有名な沐浴場のある寺院。ヒンドゥーの神々が迎えてくれた。沐浴場は10mx40mくらいのプールみたいな感じ。中には鯉が泳いでいました。「お気持ち」を入れる箱があり、そこには人がいます。正しい沐浴の仕方は、(1)お供え物を捧げる。花や若葉などを飾りつけるとなおよい。(2)聖水を右手でふりかけ、頭を清める。(3)沐浴場で体を清める。水が勢いよく出ているところで口をゆすぎ、体を頭から洗う。(4)最後に座ってヒンドゥーの神々に祈りを捧げる。

●エサー
 霊峰アグン山の麓にきれいな聖水の沐浴場がある。地図を頼りに小川を渡ると集落があった。そこでさらに奥にあると教えてくれました。2本水が勢いよく出ている2mx4mくらいの水場が沐浴場。田中さんも作法にのっとり、祈りを捧げた。お坊さんに「プルミシ」と言って、捧げ物をした。

●ウブド郊外
 アユン川沿いに山に入っていった。キラーナ・スパがある。キラーナとは、サンスクリット語でオーラを意味する。アユン渓谷に1800平方mに広がる敷地で、水と緑に囲まれた癒しの森。カウンセリング・パビリオンで、事前に日本語で書かれた書類でチェック。半日プログラムは4時間コースでUS$220〜。まずフェイシャル・トリートメント。泡みたいなものを顔に塗ります。グレープフルーツの香のものを塗り、目をコットンパフで覆ってから、頭をマッサージ。その後、いろいろあって、二人は本当にリラックス。目が開かない状態でした。「溶けてました。」と言ってました。

●ウブド
 加藤さんのバリ舞踊。神々を称え、祝福するガボールという踊りです。ちょっと動きが小さくて、遅れ気味でしたが、見事に踊りきりました。アユ先生はバグース(素晴らしい)と言ってくれました。

●ウブド
 隠れた名店を探す。「イブ・オカ Ibu Oka」は Babi guling という子豚の丸焼き料理で有名。1万RP(130円)。揚げたモツ、豚の皮やお肉などにご飯を混ぜたものなど。少し辛いそうですが、おいしいそうです。作り方は子豚を串刺しにして、回転させながら、ヤシの油を塗って丸焼きにする。子豚は店の軒先に並べ、まず皮を切る。これはパリパリして美味。ご飯に薬味をたっぷり入れ、豚肉、皮、秘伝のソースをかける。人気でたったの2時間で売り切れてしまうこともあるそうです。

●サヌール
 南部の高級リゾート地。恐るべき能力を持つお坊さんがいる。バリの人は病気になったら、バリアンというお坊さんに診てもらうという。そのカリスマのチョコルト・アジーさんに会いに行く。サクティーと呼ばれる超自然な霊力と、人体のつぼに関する豊富な知識を使った治療を行なう。エネルギーを消耗するためにあまり多くの人を見ることはできないという。まず悪いところを調べる。精神、肉体、臓器が大事だと言う。バリアンはバリの人だけを見るが、この人は世界じゅうの人を見る。まず座って足を伸ばして頭、首、肩からエネルギーを調べ、そのバランスを調べた。
 加藤さんには、頭は大丈夫だが、精神の状態が少しよくない、体が疲れていると言いました。その頭に体がついていってないという。2時間働いて2分リラックスする、気を楽にして、夕陽を見なさいと言う。今度は横になって、椰子の枝で足のつぼを刺激する。薬指の近くの感情の部分を刺激したら痛いという。中指の先の方も痛いと言ってました。左足はメンタルで右足は身体。左膝と腰の中間のあたりを押すと痛いという。そこを刺激していたら、さっきの足の指のところが痛くなくなった!
 田中さんには、体内にガスが溜まっているという。首と頭をマッサージしていたら、田中さんが突然「何か飛んでった!」って叫んだ。肩から飛んでいったのは、プラスのエネルギーで、これからマイナスとのバランスを取るという。田中さんは首の付け根から悪いものがでていった感じがするという。TVではわからなかったが、ビリビリ感じたそうです。涙目になっていました。過去の病気の影響で体のバランスが崩れているそうです。田中さんは涙目でアジーさんに抱きついて感謝していました。

●サヌール
 Saba Adventure 社のダイビングに行く。スタッフは日本語可。ダイビング歴10年の田中さんもバリは初めて。ボートで20分のペニダ島の北東。海の透明度がよくて、30m程度の底が見える。ドリフトダイビング(2ダイブ)はUS$150。これは早い潮の流れにまかせて、宇宙遊泳気分を味わえるダイビングで、マンタなどにも会えることもあるという。
 プリ・サントリアン・ホテルでは本格的なリゾート・ライフが楽しめる。ここでの夕食は、シャンパーニュ産のエビ入りパスタ、牛ステーキのコニャックソースかけ。


テレビ番組「あさパラ!2004年4月24日、5月1日はマレーシア・コタキナバル」

 円広志、西川かの子、友近さんが出演。大阪からマレーシア航空の直行便で5時間。

●コタキナバル
 東マレーシア(ボルネオ島)の最大の街。到着すると気温34度。熱帯のジャングルとエメラルドグリーンの海が同時に楽しめる、世界のセレブご用達の場所。人口約30万人。イスラム教・キリスト教・仏教など多様な文化を持つ。50の民族の人々が暮らす。
 シンスーランストリートは繁華街。フルーツマーケットに行ってみた。マンゴは1kg?RM10と書いてある。ジャックフルーツは10kgあったが、20リンギット(600円)でした。外側はネバネバです(笑)

 宿泊はシャングリラ・ラサ・リア・リゾート。熱帯の森と海に囲まれていて、アクティビティも充実。乗馬は30分50RM(1500円)〜。リラクゼーション・マッサージは140RM(4200円)〜。
 ホテルの敷地内には広大な26万平方mの自然保護区のジャングルがある。マメジカ、カニクイザルなどがいた。レンジャーさんがいたが、3匹の親のないオランウータンを飼っているのだとか。オランウータン探しは1日2回定員30名、要予約。保護のために飼育しているので、触ってはいけないそうです。

 屋台ナイトマーケットに出かけた。サテーは1串1RM(30円)、イカンプティ(シマアジの仲間)1匹5RM(150円)、ナシゴレン(マレー風焼き飯)2.5RM(75円)、マルタバ(マレー風お好み焼き:油で揚げてます)1RM(30円)、サヤプアヤム(手羽先)1本1RM(30円)。


 コタキナバル4日間の旅。出発は5/15,6/1,8,11,15,18,22,25 で、料金は58800円(2名1室)。往復の航空券、シャングリラ2泊2朝食付き、オランウータン探し付き。出発の3週間前までにお申し込み受け付け。先着50名様53800円。問い合わせは近畿日本ツーリスト。075−221−7401まで


テレビ番組「旅サラダ」2004年2月は中島史恵さんでマレーシア

●クアラ・ルンプール
 452mのペトロナス・ツイン・タワー、421mのKLタワーやモノレ ールが近代的な都市をイメージさせる。KLタワーでは、無料でヘッドフォ ンが借りられて、日本語で解説が聞ける。
http://www.menarakl.com.my/

 マレー系、中国系、インド系の人が住んでいて、いろいろな人や文化に会 える。チャイナ・タウンは活気にあふれている。人気の屋台はジュースの店 で、ライチに似た竜眼を黒蜜と混ぜ合わせて氷をたっぷり入れたもの。RM 1.2(40円)。

 チャイナ・タウン内のセントラル・マーケットには、マレーシアの工芸品 など観光客用の土産物も多く売られている。マレーシア特産の錫製品の店に 行った。次はバティックの店「グラス・ディ・バティック Grace de Batik」 。試着したのは99RM(3170円)はマレーシア航空のCAさんが着て いるような服でした。

 タイムズ・スクエアは2003年9月にオープンした大型複合施設のショ ッピング・センター。bYSI、next shop、sub などのアジア最先端のブティ ックが並んでいる。sub ?ではジージャンがRM119(3800円)、イ ンナーがRM56(1800円)、ワンピースRM169(5400円)。  同じ建物内にある室内遊園地は地元の人に人気。入場料+1日フリーパス で大人RM30(960円)子供RM18(580円)。
 同じ建物内?にある900室のホテル「ベルジャヤ・タイムズ・スクエア ・ホテル」に宿泊。今回は B31-01 号室?。窓が広くて明るい。スーペリア ・スィートの部屋で1泊RM780(2.5万円)。
http://www.berjayaresorts.com/

 アロー通りのチャイナ・タウンの屋台で食べる。エイの鉄板焼きRM30 (960円)、トム・ヤン・クン RM20(640円)、チリ・カン・コ ン(空心采炒め)RM12(380円)、クレイポットチキンライス RM 8(260円)釜飯です。水記茶室というお店で食べたようです。

 スリアKLCCはペトロナス・ツインタワーの近くで、買物。5階建で有 名店(Hermes、Chanel、Pradaなど)がたくさん入っている。 http://www.suriaklcc.com.my/

 最大の繁華街ブキッ・ビンタンにも多くのショッピング街がある。その中 の「スター・ヒル」に入ってみた。そこのルイ・ヴィトンのお店には日本で は手に入りにくい商品も売られている。真っ赤な丸いショルダーバッグは RM5650(19万円)。
http://www.vuitton.com/

 丘の上のホテル「カルコサ・スリ・ネガラ」でアフタヌーン・ティーを楽 しんだ。庭もきれいで豪華な気分です。フルーツ、クッキー、サンドイッチ などがついているハイティーはRM65(2080円)。余ったら持ち帰っ てもいいそうです。
http://www.carcosa.com.my/

●ゲンティン・ハイランド
 クアラルンプールから北東へ車で1時間の標高2000mにあるテーマパ ークに行った。ゲンティンとはマレー語で「雲の上」という意味で、テーマ パーク、ホテル、ゴルフ場などがあるリゾート地で、年間の平均気温が20 度くらいで避暑地でもある。
http://www.awana.com.my/

 テーマパークは入場料大人RM40(1280円)、子供RM30(96 0円)。一番人気は高さ57mから落ちる絶叫マシン Solero。
 室内遊園地もある。ファンタスティカという中国やロシアなど国際的なダ ンサー達によるミュージカルとサーカスが融合した幻想的なショー。大人S 席RM80(2560円)。規模が半端じゃないそうです。
 ここのホテルはハイランドホテル。
http://www.genting.com.my/


●マレー鉄道の旅
 2001年にオープンしたKLセントラル駅。ここから旅行者に人気のマ レー鉄道に乗る。バンコクからシンガポールまでの2000kmを走る国際 列車。今回は1等車に乗った。KLセントラル駅〜タンピン駅でRM18. 80(600円)。座り心地がいいそうです。2等車で260円だが、ゆっ たりしている。食堂車を利用してみた。
http://www.stesensentral.com/

●マラッカ
 クアラルンプールから南へ2時間でタンピン駅。さらに車で1時間でマラ ッカに到着した。マレーシアで最も古い町。15世紀に東西貿易で栄えた。 1521?年にポルトガル人によって建てられたセントポール教会。煉瓦な どはかなり古くなっている。フランシスコ・ザビエルの遺骨がしばらく置か れていたということでも有名。
 丘の上から海のシルクロードと言われたマラッカ海峡が見える。自転車に サイドカーをつけたトライショーは派手な色使い。傘までついていて、料金 は交渉で20分RM15−20(480−640円)。今回はチャイナタウ ンを回ってもらった。
 オールド・チャイナで人気のレストランがナンシーズ・キッチン。中国料 理とマレー料理のミックスしたような独特のマレー料理がいただける。 ラクサRM5.5(180円)は魚入りのカレーラーメン。甘いデザートの ニョニャ・チャンドルRM2(60円)はえんどう豆ののったかき氷。


●ランカウイ島
 クアラルンプールから飛行機で1時間。タイの国境に近い、アンダマン海 の自然の豊かな島。世界じゅうの観光客が訪れるリゾート。
 宿泊したホテルはタンジュン・ルー・リゾート Tanjung Rhu Resort。緑に 囲まれた隠れ家的なホテルで、日本人スタッフの片山保美さんもいる。目の 前がすぐ海で、今回の部屋はスィートで、パユ・センジャ・ルーム1泊RM 1500(4.8万円)。テラスで海を見ながら食事もできる。ビーチに面 したサンセットプールも楽しめる。去年できたばかりのスパでアロマセラピ ーやマッサージ(50分RM250:8000円)を受けることができる。 レストラン「サフラン」では本格的な地中海料理がいただける。今回はマル セーユ風のブイヤベースRM62(1980円)をいただいたが、おいしい そうです。
http://www.tanjungrhu.com.my/

 マングローブ・リバークルージングというマングローブの森をボートで クルージングした。日本人ガイド尾島圭吾さんによる楽しい解説を聞くのも 楽しい。珍しい生き物も見ることができる。トビハゼはムツゴロウみたいで すが、尻尾から穴に入っていく姿が可愛い。シオマネキというオレンジ色の 蟹もいる。シロガラシトビのような鳥も面白い。オオトカゲも川の中にいる 。一度、船を降りて洞窟の中に入ると、すごい数のコウモリがいる。フルー ツバッドで決して人は襲わない。養殖場に変わった魚がいた。鉄砲魚で、水 面から水を飛ばしてエサを落として食べている。大人RM220(7040 円)、子供RM150(4800円)。マングローブとは海で生きる植物の 総称だそうです。
http://www.mangrove-cruise.com/
 カヤック・ツアーは尾島さんと一緒に二人乗りで行く。夕食ドリンク付き でRM350(11200円)。水面すれすれから熱帯雨林の世界を見るこ とができます。


●ボルネオ島サラワク州クチン
 熱帯雨林の多いサラワク州はクチンが州都。人口37万人の猫の町。クチ ンは猫という意味。町の中には猫の像が多い。ドラゴンアイフルーツが取れ るからという説もある。マレー人には猫は幸運を呼ぶとされている。
 猫博物館 The Cat Museum がある。世界じゅうの猫の資料がある。日本の 招き猫もあります。猫の好きな人なら1日いても飽きないかもしれません。 入場料:無料。
http://www.dbku.gov.my/

 サラワク川沿いは憩いの場所でもあるが、お土産屋さんが並ぶ。レインフ ォレストというお店に入った。猫グッズも多い。家族猫RM28(900円 )クチンは胡椒も有名なので、猫の胡椒入れもあります(笑)

 宿泊はホリディイン・リゾート・タマイ・ビーチ。先住民族ビダユウ族を イメージした円形?のコテージ。1階はテラスとキッチン、2階には寝室、 ジャクージ付きの浴室などもあるが、広い。バロック・スイート(Baruk Suite)1泊RM400(12800円)。
http://www.holidayinn-sarawak.com/

 シビック・センターで年に1度の国際キャット・ショーが開催された。 会場内では猫の鳴き声コンテストなども行なわれていた。中島さんも参加。

●ボルネオ島サラワク州バコ国立公園 (Bako)
 クチンから30分北にあるバコ国立公園。貴重な動物や植物の宝庫。日本 人のガイド酒井和枝さんに案内してもらった。木の上にいるシルバーリーフ というサルがいた。ヒヨケザル科のヒヨケザルはサルの仲間ではなく、ムサ サビのように木と木の間を飛ぶ。ヒゲイノシシというイノシシは茶色のひげ が多い!土の中の虫を食べつづけている。入場料 大人RM10(320円 子供RM5(160円)。
http://www.sarawaktourism.com/

●ボルネオ島サラワク州グヌン・ガディン国立公園 (Gunung Gading)  クチンから東へ車で2時間の山の中にある国立公園。ジャクソンさんに案 内してもらった。ジャックフルーツを食べさせてもらった。また、滅多に見 られないラフレシアを見せてもらった。9ヶ月のつぼみの期間を過ぎて、た った1週間だけ咲く。今回のは直径50cm程度でした。入場料:大人RM 10(320円)、子供RM5(160円)。
●ボルネオ島サラワク州の先住民族
 クチンから南へ車で5時間、さらにボートで30分行ったところにある 先住民族イバン族の住居を訪問した。ロングハウスと呼ばれている住居。 約100mの木造の家に24家族124人が共同生活をしている。中島さん を踊りと演奏で出迎えてくれた。長老はアキ・ガニさん。お米で作ったお酒 で乾杯。日本酒に似ている。廊下の奥には各家族の個室がある。個室を見せ てもらった。結構広くて、平均6人で暮らしている。料理は野菜料理がほと んど。


●ボルネオ島サバ州・コタキナバル Kota Kinabalu
 サバ州の州都コタキナバルは、人口21万人の海と山に囲まれたのどかな 町。今人気なのは、イギリス製の蒸気機関車で、タンジュン・アル駅からの 北ボルネオ鉄道。1880年代に物資の輸送用に使用されていたが、5年前 に観光用として復活した。現在、週2回運行している。内装も当時のコロニ アル調で豪華。イスは緑色で台がついています。乗車料金はランチ付きで RM160(5120円)。ランチは3皿分あります。ワインは別料金。水 牛も見えました。30km先の小さな駅でUターンして、4時間かけて戻っ てくる。
http://www.northborneorailway.com.my/

 宿泊は高級リゾートホテルのステラ・ハーバー・リゾート&スパ。木の感 じをうまく使った建物。今回はマジェラン・ウィング(シービュー)RM 429(13700円)。バスルームは広くて快適。ホテル内にはナイター 設備も整った27ホールのゴルフ場もある。宿泊者は18ホールで平日だと RM184(5890円)。マンダラ・スパでバリ式のオイル・マッサージ を受けた。マジェラン・マッサージ(50分)RM160(5120円)。 100席の映画館もある。料金はRM5(160円)でポップコーン付き。 ボウリング場もある。1ゲームRM6(190円)。
http://www.suteraharbour.com.my/

 翌日はスピードボートで20分、南シナ海に浮かぶマムティク島の近くで ダイビングをした。ボルネオ島はダイビングスポットとしても有名。サンゴ やたくさんの魚が見れる。ニモで有名になったカクレクマノミもいた。ウミ ガメもいました。体験ダイビングはRM180(5760円)。海は少し濁 っていましたね。
http://www.borneodivers.info/

 町の中心地から車で30分の距離にあるシーフード・レストラン「 カンポン・ネラヤン・レストラン」で夕食。1.7kgのロブスターの刺身 RM304(9730円:10人前)。お醤油とワサビもありました。ここ ではサバ州の先住民族によるダンス・ショーも見ることができる。中にはお 客さんが参加できるものもある。
http://www.kampung-nelayan.com.my/

●ボルネオ島キナバル国立公園
 東南アジア最高峰の4095mのキナバル山は世界遺産。コタキナバルの 町から車で1時間半。雄大な山です。山頂付近は雲がまきつくようになって いた。精霊の宿る山と言われて崇められている。
 車でさらに30分行って、キナバル公園本部に向かった。観光客はここか ら山頂を目指す。中島さんは日本語が話せるガイドのニベルさんと近くのト レッキングコースを歩いた。キナバル国立公園入場料は、大人RM15( 480円)、子供RM10(約320円)。空気がすんでいて気持ちがいい そうです。リトル・エンジェル・トランペットというナス科の植物の花が咲 いていた。エスキナンサス(イワタバコ科)の赤い花、スペキオータ・ ノボタンカスラ(ノボタン科)の小さな花、ラティフォリア・キンバイササ (キンバイササ科)の黄色い小さい花(大きな葉の下にある)などが紹介さ れました。
http://www.kinabalunatureresorts.com/

●キナバル公園内キャノピー・ウォーク
 公園本部から車で東に1時間のところの、奥深い山の中にあるのが、キャ ノピー・ウォーク(Canopy Walkway)。高さ40mで木と木の間にかけられ た吊り橋で、150mの長さ。その足元にあるのは、わずか幅30cmの板 だけ。中島さんは堂々と渡っていました。横に網があるので、安全かも(笑 )入場料は大人RM5(160円)、子供半額。その先に見えたのは、標高 1500mから見たキナバル高原の広大な風景でした。

●キナバル公園内ポーリン温泉
 キャノピー・ウォークのすぐ近くにある露天温泉。美肌に効果があると言 われている。入場料大人RM15(480円)、子供RM10(320円) 。屋外の温泉は無料だが、水着着用。屋内の家族風呂は水着なしで入浴する ことができます。室内温泉貸切料は1時間RM20(640円)。


テレビ番組「芸人妻、ストレス解消癒しツアー in マレーシア」

 2004年1月24日放送。笑福亭笑瓶、松本伊代、橋本志穂、広川ひか るさんが出演。各々のご主人はヒロミ、ガダルカナル・タカ、上島竜兵さん です。マレーシアは様々な人種と文化が混じっていて、グルメ天国、リゾー ト天国。テレビ朝日製作。

●クアラルンプール
 クアラルンプールタワーに上る。421m。向かいに452mのペトロナ ス・ツイン・タワーが見える。ショーンコネリーのエントラップメントで使 われた。またクラシックな建物のスルタン・アブドゥル・サマド・ビルも見 える。青いところが国立モスク。夜はライトアップされる。
 Zoo Negara という動物園に行く。中では車に乗って行くと、マレーバク、 象、ペリカン、エミュ、ダチョウ、サイ、バッファロー、キリン、シマウマ 、オランウータンがいた。車の中でダジャレ合戦をやった(笑)オランウー タンの1歳の子にバナナをやった。

 ほど近い街で昼食。「ペナン・ヴィレッジ」Penang Village はちょっと変 わったニョニャ料理がいただけるレストラン。中華料理とマレー料理のミッ クスで、中国人とマレー人のハーフのことをニュニャということからつけら れた名前。牛肉炒め・カレー風味 Nyonya Basil Sambal Bet はおいしいら しい。エビの辛殻揚げ Tamarind Assam prawn、イカカレー Nyonya Sotong、 チキンカレー Curry Chicken Kapitan など7品程度頼んで、4人分でRM 115(3800円)。

 ティティワンサ公園に行くとセパタクローをやっていた。マレーシアのチ ームと試合をして1点でも取れば勝ちにするということで、試合をした。5 −2で芸人妻の勝ちとなった。
 チャイナ・タウンに行く。賑やかで、屋台もある。アイス・カチャンは氷 にジュース?をかけたもの、RM4.50(150円)〜。マンゴーとか、 ナタデココとか、タピオカなどの実ものっています。
 セントラル・マーケットで買物。銀のアクセサリーの店で携帯につける分 RM24(790円)を値切る。写真を持っていくといいです!Saracraft はマレーシアの民芸品店で、犬の餌入れは1500円くらい、お盆、豚の置 物などを買われました。

 夕食は少しドレスアップしてSeri Melayu スリ・マライユでブフェ形式の マレー料理をいただいた。大人RM63(2080円)、子供半額で数十種 類のメニューを味わえる。マレー民族舞踊ショーも楽しめる。最後にはみん なステージに上がって踊った。

 宿泊はプリンスホテル&レジデンスの最上階のピリンス・スィート。1泊 RM6000(20万円)。

●ランカウイ島
 クアラルンプールから飛行機で40分、大小140の島々からなる。イン ド洋側です。一番大きなランカウイ島は手付かずの自然があり、動物も多い 、南国の楽園。ランはワシ、カウイは大理石の意味。島が発見されたときに ワシが大理石の山から飛び立っていたのでその名がついたという。ランカウ イのシンボルはイーグル・スクエア。

 マングローブクルーズに行く、風が気持ちいいそうです(1船チャーター RM200:6600円)。大理石の山が見えてきたら、ワシが多く飛んで いた。ゴム手袋をして餌付けをするが、川面に餌を投げて待っていたら、多 数取っていった。上流にお昼を食べに行く途中、野生のサルがたくさんいた 。さらに上流に行くと森の中にレストラン「バーン・タイ」があった。中は 冷房が効いている。タイに近いので、タイ料理が出る。トムヤムクン、エビ から揚げ、チキンの葉包み蒸し、カイラン野菜炒め、グリーンビーフ・カレ ー、イカのニンニク炒めなどで4人でRM265(8750円)。
 マングローブのジャングルを散歩するが、いきなりイグアナを発見。行っ た先はクロコダイル・ファームで、ワニの餌付けに挑戦した(笑)プール? の上をロープが渡してあって、そこを鶏肉を移動させて飛びつかせる

 宿泊はマレーシアのVIPも利用するベルジャヤ・ランカウイ・ビーチ& スパ・リゾート。広大な敷地の中で、美しいビーチ、花などがあり、水上コ テージエグゼクティブ・スィートに今回は宿泊した。1泊RM1500(5 万円)。部屋も広くベランダは海に直結。
 マタハリ・マレー・レストランで夕食。マレー村式ミックス定食 Nasi Compar Kampung をいただく。1プレート2人分でRM69(2280円)。 ナスとパイナップルのカレーKori Terungなどがありました。

 パヤ島 Pulau Payar に志穂さんとひかるさんはダイビングに行く。アワナ ・マライ港から10人乗りくらいの高速ボートで出航。パヤ島はサンゴ礁も 見られるダイビングスポットで、コーラル・ガーデンという場所でまず潜っ た。上から見ると透明ですが、少し濁っていますね。次はダイビング・スポ ットに行く。魚は多いですが、少し濁っていますね。餌付けをしていました。
 さらにダヤン・ブンティン島 Pulau Dayang Bunting に寄る。山道をかな り歩くと、湖があり、そこでマッサージ!と言っていた。何とそこにはなま ずが多くいて、足をつけるとマッサージになる?というものだった(笑)
 ここの湖には「子宝をさずからなかった女性が湖の水を飲んで妊娠した」 という伝説が残っている。

 ホテルのThe Spa でエステ。まずは緑の多い露天風呂のようなところでく つろぐ。スパ・リラクゼーション・マッサージ(60分)RM160(53 00円)、アロマテラピー・マッサージ(60分)RM180(6000円 )、泥ボディラップ(90分)RM200(6600円)、海藻ボディラッ プ(90分)RM230(7500円)などが受けられる。
 伊代さんはジェットスキーにトライ。

 ライト・マーケットに行く。屋台がずらりと並んでいる。民族ブローチ Keron Sang はRM6(200円)〜。ピーナッツケーキ Apam Balik はR M1(3円)。マレー風焼きそば Mee Goreng RM1(3円)、ナシゴレン もある。夕食終了!って言ったので大笑い。
 ブラウ・ベイのパンタイ・ビーチ・レストランで総括。


テレビ番組「行くならどっちスペシャル、世界二大エステ、バリ対イタリア」

 2003年9月28日放送。ベッカムもエステにはよく通っている。そこ でイタリアにかたせ梨乃、中島啓江さん、バリ島は賀来千香子さんと山咲ト オルさんが行って、エステを体験。さらに日本の情報も追加。司会はオセロ で、3泊4日で行くならどっちに行くかという判定は美川憲一。関西テレビ 製作。

●バリ島
 日本から6時間。アジアの楽園。神々が住む島と称されている。到着して からすぐに夕陽の見えるレストランに急ぐが、見えなかった(笑)クタビー チにあるレストラン Penti's 。新鮮なシーフードを自分で選んでその場で 調理する。ロブスター、ハマグリなど。

 バリ島在住の日本人勧めるところ、次のベスト10から()で説明をつけ た4つを選択した。スパ・アット・サキ?(読めない)、モタ・アト・ キンデラン・スパ?(読めない)、ウブド・サリ・ヘルス・リゾート(火山 灰泥エステ)、ヨーガ・サロン?(読めない)、ウサダ・オレス(木くずエ ステ)、ザ・スパ・アット・ザ・レギャン、ザ・リッツカールトン・スパ( 超贅沢カップル専用ヴィラ・エステ)、アロマ・トーク・アラム・ジンバラ ン(ホットストーンエステ)、ヌサ・ドゥア・スパ、アマヌサである。

 あと「Kampung cafe」で夕食を食べたが、場所は、Cekire Tegallalang Gianyar でした。

●バリ島ジンバラン
(1)ザ・リッツカールトン・タラソ&スパ
 2万平方mの敷地に種々のヴィラやマッサージルームを数多く抱えていて バリで一二を争うスパ・リゾート。中でもカップル専用個室ビラ(Spa Villa )は日本人にも大人気。まずはフットマッサージ(お花を浮かべたお湯に足 をつけます)。次はうつぶせに寝て、「トロピカルフラワーシャワー」とい う背中に花を落とし、エッセンシャルオイルが染み込むようにマッサージす る。天然の香りの中で癒されます。チンタ・アバディ(永遠の愛)は160 分で130ドル(税サ別)。
 ホテル内の350平方mのアクアトニックプールも評判。海水ジェットバ ス(足裏や腹部のマッサージに効果的)や水温差プールなどが楽しめる。
 ハイドロセラピーはビタミンとミネラルの多い海草トリートメント。肌に 潤いをもたらし輝きと透明感を与える。マリーン・ウェーブ・デラックスと いい、70分110ドル(税サ別)。
 最近は肌の手入れをする男性も多いフェイシャルマッサージ。エステティ シャンが個人の肌質に合わせて、最適なクリームを選択しマッサージする。 ミネラル分が多いクリームが老廃物を除去する。
 宿泊はオーシャンフロントヴィラで1名1泊700ドル(税サ別)。

●バリ島デンパサール
 市場に行く。市場が乱立している。中で Thamrin Helmet という不思議な お店を発見。不思議な箱がたくさんあるが、これはジャムーというジャワ島 から伝わった漢方薬。いくつも種類があり、頭痛、風邪に効果があるもの、 精力増強、美肌、胸が大きくなるなどの効果のものもある。美肌用ジャムー 1杯 Rp7000(98円)。
 医者のオレス先生にジャムー界の第一人者。PT Larya Pak Oles Tokcer という店で、場所は Jl.Pulau Komodo 38,X, Denpasar。でも看板には Ramuan Pak Oles と書いてあります。オレス先生の調合したジャムーには オレスマークが入る。場所は島の北部のキンタマーニ山(標高1500m以 上の景勝地)にいるというので、シャトルバスで1時間でかかった。帰って きて美川さん用に調合してくれた。胸が大きくなる分はおいしいらしい。そ れ以外はまずいかもしれない。
 馬車?のドッカル(1回Rp25000(340円))で移動。

(2)ウサダ・オレス Usada Oles 木屑エステ(ボカシセラピー)
 日当たりよい屋上に作られたエステ。場所はJ.By Naugurah Rai Kmplek, Ruko Moleque Blok L8。深さ40cm、高さ2m、幅5mの浴槽に独自に配 合された木屑が敷き詰められている。3種類の木くずと300種類以上の ハーブを配合し、それらの自然発酵により40度前後の低温発熱が続く。 15分程入っていると発汗作用をもたらす。天然のサウナ状態ともいえる。 全身ビニールの服を着て入る。ボカシセラピーは30分でRp30000(400 円)。

●バリ島サヌール
 元宝塚トップスターの姿月あさとさんに、Natrabu という店を紹介しても らった。パダン料理の店 Natrabu で場所は、J.By Pass Ngurah Ral 163. Sanur。地元の人なら知らない人はいないお店。パダン料理とは西スマトラ 島の郷土料理。最初に台の上にお皿がずらりと並べられるが、箸をつけたも のだけ清算する。蒸し鶏のサンバルソース添え、チキンカレー、揚げナスの サンバルソースがけ、など辛さが食欲を刺激する。22皿中15皿に箸をつ けて、Rp 152900(2100円)。

 姿月あさとさんのお勧めはウブドのフォーシーズンズ・ホテルのアーユル ヴェーダの体験と、スミニャックのスーザン・ステインさんという有名な マッサージの女性の方。そこで予定変更。

●バリ島ウブド
 ウブドは山間部。ワゴン車の「ベモ」に乗ってウブドのフォーシーズンズ ・ホテルに向かう。サヌール〜ウブド間でRp18000(240円)。ドアは開い たままです。
 森林が生い茂り、緑豊かな町ウブド。棚田(ライステラス)の美しい風景 が見られる。ウブドは芸能・芸術の町と言われ、寺院や宮殿が多く点在して いる。宮殿では毎夜バリダンスの伝統芸能が行なわれている。
 フォーシーズンズ・リゾート・バリ・アト・サヤンは360度の視界に緑 が広がる。お勧めは個室ヴィラ(The Spa Villas)。バリ建築のモダンなデザ インで、蓮池の中に天井の高く作られている。インドネシア工芸の装飾も安 らぎの空間を演出している。外の世界とは隔離されたスペース。スィートで 1名1泊450ドル(税サ別)。

(3)アーユルヴェーダ
 古代インドの蓮池の中にあるスパ・ヴィラでエステ。まずはハーブオイル を使ったトリートメント・ボディ・マッサージ。神経器官を刺激し、身体の バランスを整える。次いでアーユルヴェーダ。額にオイルを垂らすという古 代インドから伝わる自然療法。全身のバランスを整え、心身を自然な状態に 戻すエステ。5000年の歴史を持つ神秘のエステ。スチ・ダラ(アーユル ベーダ・ボディ・マッサージ)は120分130ドル(税サ別)。
 賀来さんは最後のしめにフラワーバスを体験。

●スミニャック Seminyak
 近年クタに継ぐショッピング・エリアとして注目されている。オリジナル のブランド・ショップが建ち並ぶ。いろいろなブティックが点在する。Jari Menari というお店(場所はJ.RayaBasangkasa #47, Seminyak)に姿月さん に紹介されたスーザン・ステイン女史を訪ねるが、海外にいて、明日帰国だ という。仕方なくスーザン女史の弟子の元に行くが、そこにいた。世界各地 のメディアが Dancing Fingers などと称している。スーザンさんは、今は お客さん相手にマッサージをしていないが、弟子を指導しているので、その モデルということでしてあげようということになった。

(4)ジャリ・メナリ (予約殺到カリスマ・エステ)
 まずバリニーズベルを鳴らし、気を静める。彼女のマッサージはお客と呼 吸を合わせることが大事だという。香来さんは「しっかり触っているけど、 安心感がある」。次いで、スーザン女史が発案したフォーハンドマッサージ 。2人のセラピストが息をあわせてマッサージしていく。呼吸とタイミング がピッタリ合わなければフォーハンドの意味がないという。最後はエイト ハンドマッサージ。

●バリ島の夕食
 最後の夜はリッツカールトンの360度海に囲まれた桟橋の先で、夕陽を 望みながらの超豪華ディナーをいただいた。ロマンティック・ディナーは1 名120ドル(税サ別)。バリ島の旅では費用は全部で一人 Rp.464966 1617ドルで、19.8万円。


●イタリア・ローマ
 宿泊はローマ・コロッセオから歩いて5分のホテル・フォルム。遺跡が見 えるホテルとしても有名。
 イタリア在住の日本人勧めるところ、次のベスト10から()で説明をつ けた4つを選択した。アクアヴィルゴ(1日15人限定:ローマ郊外)、 グロッタ・ジュスティ・テルメ(天然洞窟テルメ:モンテカティーニ)、 テルメ・デッラ・サルバローラ(ワインエステ:パルマ)、テルメ・デ・ サルソマッジョーレ(温泉水からの天然塩エステ:ミラノ)、テルメ・ディ ・パピ?(読めない)、ディメィメィ・デ・デュオ?(読めない)、 スタンピメント・デュマン・メロッタ・デュカオス?(読めない)、テルメ ・デ・ティジョージョーニ?(読めない)、ローマ・カミュネ・テルメ? (読めない)、テルメ・デ・アサオ?(読めない)。

(1)アクアヴィルゴ 1日15人限定エステ
 予約が通ってなかったのでダメ。

●イタリア・ティボリ
 ローマ近郊のティボリ温泉駅 Bagni di Tivoli で下車。もともとローマ 皇帝の別荘地だった場所。まわりをテルミニ山脈に囲まれた温泉の街。あち こちで温泉が湧き出ている。温泉水のエステ。アクウェ・アルヴレ。Aqve Albule は大衆的な温泉で家族連れも多く、地元の人の憩いの場で、料金も 安い。温泉を利用したエステも受けられる。温泉の成分を豊富に含んだ泥を 使った温泉泥(ファンゴ)は、血行促進、角質除去の効果だけでなく、女性 に人気で、ファンゴパックは20ユーロ。エステで値段も安くリピーターも 多い。

(1)’ファンゴパック
 温かくて寝てしまいそう。中島さんは顔じゅうに泥を塗られていた。
 温泉を蒸気にして成分の効果を得る機械を使って、肌だけでなく吸い込む のも良い。アクウェアルヴレでのエステは1名28ユーロ。

●モンテカティーニ Montecatini
 フィレンツェの西40kmにある緑に囲まれたヨーロッパ屈指の人気の温 泉地。

(2)グロッタ・ジュスティ・テルメ(天然洞窟テルメ)
 山あいにたつグロッタ・ジュスティ・テルメは18世紀の大きな別荘を改 装して作られたスパ・ホテルで、専用の本格的なテルメ施設がある。グロッ タ(洞窟)でリラックスした後は、オリジナル・アロマオイルを使用した、 指圧マッサージや水圧マッサージやファンゴなどのエステが受けられる。
 隣接のホテル「グロッタ・ジュスティ・ホテル」はクラシカルなムードで いっぱい。1泊ツイン190ユーロ。宿泊施設がついているため、気にせず エステを満喫できる。
 夕食はワイン代を含んで、一人40ユーロだった。

 まず天然洞窟エステ。服の上に白い服を着て向かう。奥行き300mある 天然洞窟。中に入っていくほど、温度が上がり、その奥はゆったりとくつろ げるスペースがある。洞窟内は水蒸気で満ちていて、サウナのような発汗療 法が行なわれている。これは低温浴ミストサウナというローマ式テルメの原 点。水蒸気は地下から湧き出た温泉から出てきた天然のもので、息苦しくな い。温泉の温度で34度に保たれ、様々な成分の水蒸気が満ちている。神経 痛といった症状にも効果的。天然洞窟ミスト・サウナは一人40ユーロ。

●フィレンツェ
 ルネッサンスの花の都。I Sapori del Chianti という店(住所 Via del Servi, 10-50122?)で最高級のオリーブオイルを買おうとしたが売り切れて いた。お店の人にブリッジゲッラを紹介してもらった。

●ブリッジゲッラ Brisighella
 フィレンツェから東に電車で2時間の小さな街。Degustazione に行く。 Terra di Brisighella ではガソリンスタンドのように壁からワインが出て きている。ギャッチオーロという最高級のオリーブだけで作ったオイル。 通常はエキストラ・バージン・オイルが最高級なのだが、それよりも上。 年間生産され、出回る本数は少ない。年間数千本しか作られない。最高級 オイル「ノビル・ドルーパ」Nobil Drupa は1本19.5ユーロ。
 ブルスケッタは焼いたパンにオリーブオイルをかけただけ。生野菜サラ ダにもかけたら高級品。このオイルを持ち帰った。

●モデナ
 エミリオロマーニャ州の小さな街。ランブルスコというぶどうの産地。ラ ンブルスコから作られるワインもこの地方の特産品。ワインの生産量はイタ リア国内ではトップクラス。

(3)ワインのエステであるテルメ・デッラ・サルバローラ
 伝統的な温泉療法から、美容・フィットネスまで幅広いエステが受けられ る。近年では最新のフィットネスセンター設備が充実し、この地域で採れた ブドウやワインのエキスを使用したエステが受けられる。
 浴槽はぶどうの樽。ブドウの液体のエキスと、種を粉末にしたものを後で 入れることで美肌効果が高まる。これにネギやニンジンを入れるのでは?と 中島さんが言っていた。ワイン風呂エステ(ぶどうエキス入り水圧マッサー ジ)1名42ユーロ。次のマッサージはワインのエキスが入ったアロマオイ ルは美肌効果だけでなく、アロマによるリラクゼーション効果もある。ぶど うオイルの全身マッサージは1名78ユーロ。さらに顔はぶどうエキス入り クリームのパック(市販もされている)、殺菌効果があり美肌効果がある。 ぶどうエキス入りフェイシャルパックは1名40ユーロ。

●パルマ Parma
 芸術の都。サッカーの中田選手がいることでも有名。牧畜が盛んなパルマ 印の生ハムやチーズは世界的に有名。中田の行き着けだったレストラン「 ヴィラ・マリア・ルイジア」Villa Maria Luigia で、オペラ歌手の 中丸三千盾ウんと会う。パルマ産生ハムとサラミの盛り合わせ、アノリーニ のブイヨンスープ、豚のホホ肉シチュー(中田も大好きらしい)をいただい た。中丸さんのお勧めで行き先をヴィラ・デ・エステ(最新機器マッサージ エステ)に変更。

●コモ湖 Lago di Como
 ヨーロッパで最も深い湖。古くからの保養地で、湖畔には貴族・芸術家ら の高級な別荘が並ぶ。エレガントな雰囲気が漂う観光地として名高い。

(4)ヴィラ・デ・エステ Villa d' Este
 元は貴族の別荘だったのをホテルにしたもので、王侯貴族が受け継いでき た。室内の装飾も豪華絢爛。庭園の見事なモザイクもイタリアの文化財に指 定されている。客室も貴族が使っていたというので豪華。場所は Vil Ragina, 40-22012 Cernbbio- Lago di Como で、1泊スィート1055ユー ロ。
 ホテル内にあるエステ・ルームには最新エステの設備が整っている。 内容は他に類を見ない洗練されたもの。
 足の空気圧マッサージ(プレソセラピー)は、機械で空気の圧力をコント ロールし、全身の血流を促進し、リラクゼーション効果をもたらす。1名 55ユーロ。
 パワーピーリング&マッサージは、毛穴の老廃物を除去しながら、潤いを 与え、美肌効果をもたらす。1名135ユーロ。
 美川さんはここに7回くらい来たという。

 最後にお洒落をしてホテルのレストランで最後の晩餐。手長エビと野菜の バルサミコ風味。じゃがいものスープ。マグロのたたき・スパイス風味。

 以上3泊4日の旅は終了。かかった費用は全部で一人あたり1730ユー ロ(22.5万円)でした。

●日本
 バリ島の(1)のリッツカールトンの海草トリートメントを日本で受けた いなら、リッツカールトン大阪の「プレース・オブ・ハーモニー」の海藻 トリートメント90分2.1万円をどうぞ。バリ島と全く同じ成分での海藻 トリートメントを受けることができます。体質改善コースという名前です。
 バリ島の(3)のフォーシーズンズのフラワーバス。これを日本で体験し たいのなら、神戸のアレックス・ヌサドゥア・スパ(中央区山手通6−1− 16)で体験できる。インドネシアン・クリームバス90分9000円、 フットマッサージまで全身リフレッシュできる。インドネシアン・クリーム の頭皮マッサージは一度体験する価値があるそうです。
 バリ島の(4)のスーザン女史の直伝のハンドヒーリングを受けることが できるお店が渋谷にある。The Sleeping Lady ASIAN SPA で、渋谷区渋谷 1−1−6 エフエム青山2階。バリニーズボディは90分1.3万円。フ ォーハンドはやってないが、スーザン女史直伝のハンドヒーリングにより、 究極のマッサージが受けられる。


●判定
 バリ島に手があがりました。


テレビ番組「道浪漫」2003年5月11日は島田歌穂・田中美奈子さんでボルネオ

●コタキナバル
 日本から直行便でコタキナバルまで6時間。ここにはビーチリゾートもあ り、疲れもいやせる。ステラハーバー・リゾート&スパに宿泊。
 マレーシアに初めて行った時、田中さんはマレーシアに住むんじゃないか というくらい好きだったらしい。その時のメルビンさん、ゲリーさん、アズ ミンさんが訪ねてきてくれた。
 タンジュン。アル・ビーチのカンボンアイル屋外レストランでロブスター (油で炒めてハーブとココナッツミルクで炒めた)料理などをいただいた。 翌日、マンダラ・スパに行く。フローラルバス・マッサージなど2時間で、 RM320(10200円)。

●ラヤン村
 コタキナバルの北。車で1時間、さらに船に乗り換えてバジャウ族の村へ 到着。水上集落で130人が暮らしている。かつては漂海民と呼ばれていた 民族である。子供は凧で遊んでいた。
 料理は洗って茹でるだけ。カニもおいしい。コアジもおいしいらしい。


●グヌン・ガディン国立公園
 コタキナバルの南西、クラワク州クチンの近く。まずホリデーイン・リゾ ート・イン・ダマイでくつろいだ。ビタユー族という森の民の建物をイメー ジしたコテージでビタユー・バルックに寝た。
 ホテルから二度フェリーで河を渡り、約2時間半で国立公園のゲート。イ バン族出身のレンジャーのジャクソン・レディンさんが案内。歩いて1時間 半くらいのところまでジャンクルを歩く。グブヤオという樹木の葉は絞って 手にとって頭に塗るとシャンプーになる。アカール・テブドゥというぶどう 科の植物の根元にラフレシアの種がつくとつぼみがつくという。クラ・チャ ンケーというチャワンタケの仲間はオレンジ色で、ワイングラスみたいな感 じで、食べられる。緑や赤のキノコ?もある。クラディ・カンボンという奇 妙な花はヤムイモの野生種。カユ・アラという締め殺しの木もあった。以前 はその中に別の木があったが、まわりから締めて殺してしまった。
 熱帯雨林は未知の生物の宝庫。世界最大の食虫植物ネペンテス・ラジャー といううつぼかずら。ラフレシアもあるし、かぶと虫も大型でアトラス・ オオカブトムシは3本角。逆に世界最小のシカであるマメジカもいる。体長 30cm。イノシシやシカの祖先。
 真っ赤な直径70cmのラフレシア・トゥアンムダエが2つ咲いていた。 つぼみの成長に9ヶ月かかり、36時間かけて音をともなって開き、開花は 4−6日。だから咲いている花に会えたのはとても幸運。他にもラフレシア ・ブリセイという直径30cmのにも会えた。海抜1300mの高地で開く 花です。

●セメンゴ野性動物リハビリセンター
 この森では野生に戻ったオランウータンのために1日に2度えさを与えて いる。18頭いる。

●アナライス村
 クチンの南。森の民ビダユー族は熱帯雨林に住む。建物は全て高床式。 ロングハウスに行く。竹が敷かれた長いテラスがまっすぐ伸びて、その両脇 に家があるロングハウス。ここはサラワクという胡椒の産地。お米を竹筒に つめてココナツミルクを入れて、これを炊いたナシ・レマン。竹の香りと ココナツミルクの甘さが、懐かしい味だそうです。


テレビ番組「道浪漫」2002年1月27日、2月3日は阿川泰子さんでバリ島

 日本人だけでなく、ヨーロッパ人も憧れの島。神々の島と言われるバリ島 の最高級の4つの宿に泊まる。
 まず、ザ・リッツカールトン・バリ・リゾート&スパのヴィラ。1泊US620 〜。ヴィラに泊まるのが主流になりつつあるとか。呼び鈴というか小さいド ラ付き。名物のオイルマッサージ。エステは初体験だったとか。海辺のレス トランで食事。しかし、桟橋の先端で毎晩一組だけが食事できるというのが ある。この特別席ではジェゴグなどの民族楽器の演奏がある。近海で採れた ロブスターの料理。ゲストルームだと1泊US$250〜。
 リッツカールトンの隣にあるジンバランの海岸。採れたての魚を売ってい る。考えられないくらい安い。アジの干物のでかいこと!奥のマーケットで は豆腐まで売っている。アパカバール(お元気ですか?)

 フォーシーズンズリゾート・バリ・アット・ジンバランベイ。バリ・キュ イジーンの大家で、ここのバリ料理教室の先生がシェフのゲルゲル先生。 日本語も少し話せる。揚げる納豆料理もこの先生のオリジナル。横について 教えてもらった。それで、セラマッカンマカン(いただきます)。とっても 楽しかったらしい。特別に卒業証書をくれた。クッキング・スクールは料金 が、US$90.

●ウブド
 3つ目のヴィラ。入口は空中庭園のような蓮の池を抜けていくと、フォー シーズンズリゾート・バリ・アット・サヤン。ジャングルの中の天国ってい う感じ。ヴィラは谷の傾斜に沿って建っているが、上の階からは下の階が見 えないようになっていて、目の前はジャングル。1泊 US$575.室内の 調度品も豪華。庭には稲もあって、向こうはジャングル。1月なのに赤とん ぼが飛んでいる。これが不思議な世界。
 ウブドの街でショッピング。

 ピタ・マハ。この一帯はバリ芸術の発祥の地らしい。それを記念して作ら れたヴィラ。1泊 US$300.特別なのは、オーナーは王様。王家当主はチ ョコルダ・ブトゥシ・スカワティさん。阿川さんを王宮に招待してくれた。 竜宮城みたいな感じだという。入口から200m先に宮殿がある。阿川さん は女王様の衣装を借りて着てみた。
 ウブド王宮(プリ・サレン)はデンパサールから車で40分。16世紀に 建立された華麗な王朝を伝える。一部がホテルになっているので、旅人も王 様気分が味わえる。

 山奥にある聖なる泉。その神秘な土地に世界が注目するヴィラがある。 ベガワン・ギリ・エステート。5つのヴィラがあり、「清い水」1泊 US $3035!では5つのヴィラに泊まれる!石をくりぬいたお風呂もある旅 館のような雰囲気もある。ここは京都の老舗を参考にして作ったとか。
 最も高級なのが「地球の子の家」1泊US$4400!ヴィラとヴィラの 間はプールになっていて泳いで移動できる。5つのビラ貸切。庭には絶滅寸 前だった鳥、バリスターリングもいる。

●クランビタン村
 王宮?みたいなところに近づいてお供えものに近づくと響き渡る大音響! で人々が踊りながらでてきた。オコカンというカウベルとカウベルダンスの はじまり。牛ではなく人間がカウベルを持ってダンスをする。素晴らしい感 動だったそうです。カラフルなカウベルを持って少し踊らせてもらった。

 2回目はバリに住む人々の暮らしを訪ねる。

●ココナッツ石鹸
 バリではエステが人気で、そこでココナッツ石鹸が人気。これを作ったの は日本人の臼井雅子さん。7年前から作っている。たった一人で作っていた が今では従業員が手伝う。でも手作り。30代の主婦。ご主人もお手伝い。 生活するのに必要なお金も得られるようになったという。東京の5分の1の 費用で生活できるという。間もなくショールームをオープンする。
 C.V.プラット・ワンギで購入できる。日本でのMASAKO石鹸の購入はJalux internet Shop エスノで。
http://www.ethanobali.com/

●バリ雑貨(ウブド)
 イタリア人ボナ・マギーさんは「カヤガヤ」という雑貨のオーナー。御宅 は萱葺き屋根だが、室内は上質なインテリア。ポリシーはハーモニーだとい う。8ヶ月バリで暮らし、4ヶ月イタリアで暮らすという。 スミニャックにある。営業は10時〜20時で無休。

●ウブドで朝食、バリ舞踊
 道の側のお店。テイクアウト用にバナナの葉でおかずとご飯を混ぜて包ん だナシ・ブンクスというのを頼む。
 バリの人の朝は神様にお供え物をすることから始まる。全ての寺院はアブ ン山の方向を向いているという。
 そこで出会った姉妹はバリ舞踊を伝えている。無料で子供たちに教えてい るデイビーさん。簡単に踊れるものではない。

●ホテルのマネージャーの御宅
 フォーシーズンズ・リゾート・バリ・アット・サヤンのゼネラルマネージ ャーのロイヤル・ロウさんの御宅に招かれた。中庭は蓮の池。裏庭から見え る景色がすごい!新居もよくて、インテリアも素晴らしい。アジアの各地で 見つけたものらしい。鹿はウブド家の王家からの贈り物らしい。

●デンジャー・アート Danger Art
 芸術家が多い。バリ島のゴーギャンと言われるサイモンさん。元はスタジ オに住んでいたが、今は島の北の外れに移り住んでいる。途中で水に浮かぶ 寺院として観光名所となっているウルン・ダヌ・プラタン寺院の横を通過し た。シガラジャの街に到着。巨大なイスがサイモンさんの表札。Art Zoo と 書いてある。バリの寺院を模して作られた家。その高いところに行くのが好 みという。
 Danger Art はウブドにあり、入場は無料。
http://www.symonbali.com/

●インテリア・ショップ
 3人の日本人が経営する。ガラス工芸家の鳥毛清喜さん、和紙を作ってい る成瀬さん、画家の鈴木さん。鳥毛さんの作品はバリですごい人気だとか。 自分で電気もひいたという。成瀬潔さんはバナナの茎から紙を作っている。 ネパールに伝わる方法をアレンジした方法で作っている。趣味を生かしてバ リで生活しているという。
 今バリ島には日本人は1000人住んでいる。ほとんどが旅行で来て、 バリが好きになって住んだ人だという。


テレビ番組「旅サラダ」、2001年12月29日は石野真子さんでバリ島

 神々が住むという島、日本から9時間。JALで行った。

●ヌサドゥア
 空港から約20分。ホテルはニッコー・バリ・リゾート&スパ。入口では ガムランと演奏で迎えてくれた。ほとんどの部屋がオーシャンビューで、デ ラックス・ビーチフロントで US$260。JALPAK のラウンジもある。今回は、 Presidential Suite US$2100。1Fだけで3つの部屋。
 チャバナスパでは、スパのコース料金は US$75-130。ボディスクラブは4 種類の中から選択。今回はルルールを選んだ。古い角質を取るらしい。オイ ルマッサージも4種類。今回はハーモニーを選んだ。
 このホテル内のクプクプ野外シアターで夕食。ケチャック&ロブスターナ イトは US$35。Kecak Dance は森の猿の鳴き声をあらわしているという。

●ブノア Benoa
 マリンスポーツの中心地。パンダハマリン・アドベンチャーのドルフィン ・ウォッチング・ツアー US$60。ずいぶん沖に行ったら見えた。ガイドさん も日本語がうまい。3時間粘ったけど、背びれだけ見られた。90%以上の 確率でハシナガイルカが見られた。

●デンパサール
 ポピレールというお店。Batik というロウケツ染め。ろうを使って色をつ けていく。サロンという作品は27万6250ルピア(3320円)。1枚 の布がスカートになった。

●タロ
 エレファント・サファリ。17頭の象がいるが、スマトラから連れてきた という。エレファント・ライド・ツアーは US$68。コースは30分。最後に 水浴びをする。

●タナロット寺院
 西岸で夕陽を見た。

●バトゥカク山
 4WDでワカランド・クルーズ・ツアーに行く。 US$83。子供たちが手を ふってくれる。ライステラス(段々田んぼ)がある。近くに温泉があるとい ので途中下車。ブララン温泉。打たせ湯がある。
 山を上るにつれてデコボコ道。先にワカ・レインフォレスト・レストラン がある。ブフェ形式。ワラビ、赤ライス、ジャックフルーツカレー、サテ( 焼き鳥といっしょ)、ブラックライス・プディング(甘くないらしい)。こ のレストランは渓谷の上に建っている。

●ウブド Ubud
 島の中部、芸術家の町。ウブド王宮がシンボル。16世紀のもの。おみや げ屋さんの特徴は定価がない。バリの線香を1個5万ルピアのを10個買っ て40万(4800円)にまでしか負けてもらえなかった。バッグも買う。12万 ルピア(1440円)。
 ダンスに挑戦。スマラ・ラティ・ダンススタジオでレゴン・ダンスを教え てもらう。手、足、目の動きが大事みたい。特別にメイクしてもらって踊っ た。お尻を少し突き出して、手を思い切り曲げるのがポイント?
 ここではフォーシーズンズ・サヤン Sayan に泊まった。目の前は小さい 渓谷で緑しかない!日本語スタッフもいる。今回は one bedroom villa を 選択。1泊 US$575。部屋にはプール、寝椅子2つ付き。メインビルのスィ ートは US$425。昼食はオープンエアのアユンテラスで。前菜はエビの天婦 羅風ルンベイェック、グリーンマンゴのタイ風サラダ添え。チキンの醤油風 味炒め物、パンダンの葉包みのライスパルシェル添え(もち米のちまき)。 デザートはスチームチョコレートケーキ、ソフトホイップバニラクリーム添 え。今回のコース料理は35万1000ルピア(4210円)。
 夕刻、クトゥ村寺院でのスマラ・ラティ公演を見る。入場料は2.5万ル ピア(300円)。


テレビ番組「志村けんの変なおじさんバリ珍道中」

 この番組は1999年放送されたものらしくて,テレビ朝日製作でした。
 ガルーダで成田からンガラ・ライ空港へ。機内食にウナギ。エコノミーもビジネスもウナギだった。時差1時間で7時間かかる。気温30度。

●ホテル
 玄関で超盛大なペンデットでの出迎え。バリ・ヒルトン・インターナショナル。メインロビーは広い。11万平方メートル。「和のくつろぎ」という日本人専用のチェックインカウンターがある。面積は11.5万平方m
 エグゼクティブ・スィートは1泊2名59000円〜。外は海で、ドア側は中庭。5階の木のドアのプレジデンシャル・スィートは1泊12万円。
 夕食はホテル内の「ラグーナ」で王宮料理。バリの美女7人が料理を持ってくる。赤ワイン、スープ。肉はかなり辛いらしい。インドネシアNo.1のバーテンダーのヨス・マレラックさん(25歳)がカクテルを作ってくれた。曲芸的、外でケチャの音楽が聞こえる。バリニーズ・シアターでケチャックダンスをやっていた。頭の上に6段のフルーツを載せた3人の女性がデザートを持ってきたが、食べようとするとスコール。ここは雨よけがないのね。
 もう一つ、きれいなホテルとして Wantilan Golf Villa が紹介された。1泊87000円(税サ別)だが、4人泊まれる?

●釣り
 肥後レオさんという人のクルーザー(本当?)で釣りに行く。ベノアの港から出港。船はChubei-maru。沖合い8キロでカサゴ、カツオ、タイ、マグロが釣れる。イルカには出会えず。ルンバルンバツアー1名5800円(2名 以上で申し込む)。

●買い物
 デンパサールで円・ルピアを交換。1円=69.35ルピア。セサジ.....食べ物は神から授かったものだから頭の上に載せる。サラックというフルーツ(ビワの大きさ、中はライチ風、外はトゲトゲ)。定食屋へ行く。Ikan Bakar Rica という店。魚を選んで焼いてもらう。これは塩焼きでイカン・バッカル・リチャリチャという。他に鳥肉の甘酢ソースかけコロケ、ナシゴレン、野菜炒めチャサウィ、トウフと海草の炒め物タフチャンプル・スペシャル、これだけで80300ルピア(1190円)。4人分!安い!
 レギャン通りのブティックへ。水着とワンピースで24万ルピア(3500円)。観光客用に馬車もある(ドッカル)2人乗り。レギャン通りの突き当たりにクタ・ビーチがあり、サーフィンもできる。物売りに囲まれる。

●マイ・ボトルの作製は99年4月からオプショナル・ツアー。

●ケレナン・ナイト・マーケット
 くだものはおいしくみえる。日用雑貨から食料品まで揃う。ナイト・マーケットとは言うけれども,夕方明るい時からやっている。ライターを3万ルピアで買う(400円)。半ズボン5000ルピア(80円)で買う。半袖シャツ+半ズボンで3万ルピア(400円)らしい。

●夕食はホテルの源氏
 アカムツ,カサゴなど自分達で釣った分を調理してもらった。ここの源氏の名物は鉄板焼き2800円〜。他にしゃぶしゃぶ3900円〜。懐石料理4900円〜。寿司2500円〜。焼きアイスクリーム850円は,鉄板の上でクレープみたいなのを焼いてその上に載せて巻いて,ブランデーをかけて火をつける。

●クランビタン王宮
 翌日,車で2時間の王宮へ。ガムランの演奏で出迎えてくれた。ここはかつて栄えたタバナン王国の王宮の一部で,現在は宮廷料理やバリ式の結婚式ができる場所として有名。
 バリ式のウェディングドレスは黄色〜金色で,祝福の花びらをかけてくれる。祈りの神が出てくる。

●バリ島寺院めぐり
 バリでは90%以上がヒンドゥ教で毎日お祈りをする。各家の中の寺は,アグン山を向いている。アグン山の中腹にあるのはベサキ寺院。1000年に及ぶ歴史がある。タナロット寺院は海岸の岩の上にたち,夕陽がきれい。バリで2番目に大きい寺院であるタマンアユン寺院。寺院に入るには短パンやノースリーブはダメ。隠すための服を借りる500ルピア。逆に着ると,バレ,バレと言われた。

●エステ
 ヒルトンホテル内のウェイダースパ(バリ式エステ)。何世紀にも渡たる伝統的なレシピ。Traditional マッサージと書いてある。まずカレーパウダの入ったルルールというスクラブルを塗る。次はヨーグルトのオイルパックで,次いでアロマティックオイル入りフラワーバスに入浴。最後は海草入りトリートメントで,ロイヤル・ジャワニーズ・ルルール90分で約5200円。不老海草トリートメント60分で約4000円。ビーチサイドで受けられるオイルマッサージもある。これはオープンの小屋の中でやる。
 志村らは外の Mitra Jaya Massage 店へ行くが,はずれだったようだ。

●2月20日
 志村けんの誕生日らしい。昨年で49歳。みんなでお祝いしてくれた。ホテルの支配人マイケル・バンバーグさんが挨拶に来た。

●ブンブ・バリ
 Bumbu Bali というレストラン。まずアラックという椰子の幹のエキスから作ったお酒で乾杯。コース料理を頼む。一人前1500円!安い!
 サテ,インゲンサラダ,ツナサラダのセットがまず出てくる。ミックス・ベジタブル,カンクンの煮物,山菜のココナッツソース和えが次に出てくる。バナナ葉スープ,アヒルバナナの葉蒸し,ローストチキンが次に来た。次いでラムシチュー,豚肉とジャックフルーツの煮物,牛肉ココナッツソース煮,豚肉しょうゆ煮が出てきたが,辛いのが多いらしい。ブラックライス,香辛料サフランでたいたお米(黄色),インドネシア米のホワイトライスの3種類のライスも食べられる。バリ風デザートはバリ風白玉,バリ風プチ菓子,黒米のおかゆ,フルーツ。これはお得だと思います。

●チュディーホテル
 車に乗ってこのホテルに向かう。だんだん田(ライステラス)がある。途中から車を降りて歩く。このホテルは大自然に囲まれていて,プールはアマン風かな? ここは麺類がいいらしい。チャーシューラーメン,ワンタンメン,フーフードうどんもある。1つは900円〜。

●ギャレリア・ヌサドゥア
 ショッピングセンター。民芸品からブランドものまで50店以上が入っている。バリ式フットマッサージの店もある。40分約2000円,結構痛いらしい。

●その他
 バロンダンスを見る。怪獣バロンと魔女ランダの永遠の戦いを描いた代表的な舞踏劇。「マスの木彫り」はカヤンガン・スチで買える。「バトゥアンの細密画」は絵の大きさでなく,細密さで値段が決まるらしい。デワ・クトゥット・ライという店で。木工家具はチーク材使用で,値段は日本の3分の1だが,送料がすごいかも。テーマパークはバリ・バードパークがあり,250種がいるとか。ゴムボートでアユン川を下るラフティングもできる。
 ガルーダは24時間前にチェックインできるとか。




テレビ番組「大使の国のたからもの」2000年10月はマレーシア

 ●クアラルンプール
 変貌するマレーシアを象徴している。人口150万人。様々な民族が暮らす。スターバックスコーヒーもある。世界1の高さのツインタワー。世界に先駆けた情報通信都市として栄えている。J.W.Marriott hotelが紹介されていた。
 「泥の川の交わる場所」の意味。18世紀マレー半島でスズが発見され、クラム川とゴンダ川がスズ運搬の重要な流通経路となって始まった。合流地点に近いチャイナタウン、ここが最も古い地区。
 陳氏書院。中国本土から移民してきた人を受け入れてきたところ。

 大抵のものはイスラム教の影響を受けているものが多い。中央駅もそう。今は現代建築と植民地時代のものが融合した形。
 独立広場。1957年450年にわたる諸外国からの統治が終わり、独立した。この辺りは歴史保存地区として指定されている。
 サルタン・アブドゥル・サマド・ビルはその向かいにあるシンボルで、この周辺はロンドンをしのぶ建物が建っている。マレーシア鉄道公社のビルは火山岩を用いて建てられた。イスラムとヨーロッパを融合させた独自の建築である。ノーマンとハポックという二人のイギリス人による作品でもある。
 バンコクとシンガポールを結ぶマレー鉄道の中継地でもある。

 多民族国家であり、多くの文化があるために融合している。観光客にもそれが魅力となっている。ブキッ・ビンタン通りは最大の繁華街。2kmにわたって続く通りにホテルやショッピング・センターが続く。スター・ヒル・センターは100軒の店を持つ大型ショッピング・モール。各種レストランも併設されていて、ホテルも含む。Gucci などもあるが、近隣諸国より価格が安いので、客が来ているようだ。
 国家プロジェクトとして、最先端の情報技術というのがある。1998年クアラルンプール・シティ・センターがペトロナス・ツインタワー(高さ452m、88階建)がビジネスセンターとなって、世界に情報を発信している。モスクをイメージするミナレットを模してできた。内部のインテリアはマレーシア文化を現代風にアレンジしたもの。外はステンレス素材。タワー1を所有しているペトロナス社。天然資源を扱っている。地上170mのところに2つのタワーを結ぶスカイブリッジ(長さ58.4m)が一般に公開されている。
 ここを中心に娯楽施設が一体化した新たな都市が生まれている。ゴールデントライアングル(サルタン・イスマイル通り)はかつてからのビジネス街である。

●マラッカ
 マレーシア最古の町。マラッカ海峡に面し、マラッカ川の流れるこの地に15世紀東南アジアで最も繁栄を極めた国家ができた。東西の交易商人が集まり、20世紀初頭まで賑わった。インドと中国の各々の中継点、つまり目的地であった。取材班は、ルネッサンス・マラッカ・ホテルに泊まったらしい。例として出ていた。
 マレー半島とスマトラ島の間に横たわる全長800キロのマラッカ海峡。今のサルタンはマラッカ王国から来ている。1511年ポルトガルが来て、マラッカを占領した。そしてイギリスが統治した。王庁のおかれていた丘をセントポールの丘と名づけた。かつてはサンチャゴ砦は海に面していた。当時、堅牢さは東洋一と言われた。昔はグルリと周りを囲んでいた砦だが、今ではサンチャゴ砦のみが残っている。

 セントポール教会、は丘の頂上にあり、今は廃墟と化しているが、最近再建された。ここから中国、日本に宣教師たちが旅立っていった。中でも一番有名なのが、フランシスコ・ザビエルで、像もある。1549年日本へ。セントポールの丘の麓にフランシスコ・ザビエル教会もある。1552年、中国を旅行中に死去し、遺体はこの地に安置されていた。
 オランダ広場。1641年マラッカを占領したオランダが作った。今の町の拠点でもある。キリスト教会はひときわ目をひく。1753年に完成したプロテスタント教会。赤土でできている。レンガは全て本国から送られてきたもの。
 Stadthuys スタダイスは広場の一角を占める建物で、東南アジア最古のオランダ建築。当初は住居、その後市庁舎となった。18世紀まで繁栄したが、ラクサマナ通りなど、最盛期には600人のオランダ人が暮らしていた。18世紀にイギリスがシンガポールを作ると、次第に衰退していき、1795年オランダが破産を宣告した。

 マラッカ川は市内の中心部を流れる。この川沿いに街が作られ始まった。トウカン・ベシ(鍛冶屋)通り。今も鍛冶屋がいる。別名ハーモニー通りとも言われ、様々な民族が住んでいる。旧市街にはしばしば中国寺院も見られる。15世紀からのつきあいだから。一つの通りにヒンドゥ教、イスラム教、仏教の寺院がつらなっているので、ハーモニー通りというらしい。
 トゥン・タン・チェン・ロック通り。マラッカでも歴史あるこの通りは、独特の家々がある。白壁で瓦のババ・ニョニャ・ハウスと呼ばれる。ポルトガル、オランダ、イギリスと東洋の家のミックスされた姿。今はレストランや博物館として利用され内部も見ることができる。ババ・ニョニャとはかつての中国人移民のことを言ったが、ババ・ニュニャ文化とは世界で唯一の文化でもある。
 ハン・ジェバッ通りは骨董屋街。世界的に有名。かつてのマラッカをしのばせる。

●ランカウイ島
 マレーシアを代表するリゾート。知られざる存在だった。政府主導の開発で、全島の40%以上は開発してはいけないことになっている。自然を可能な限り損なわずにリゾート開発をしている。タイとの国境に近いインド洋側の島。アンダマン海に浮かぶ、大小100の島からなる。最も新しいマレーシアのリゾート地。最大の面積のランカウイ島は空港とフェリー港を持つ。

 クア市には、ホテル、レストラン、免税店がある。夕方になると屋台が開かれる。マレー系住民が90%なので珍しい。マレー料理が中心。それで穏やかな雰囲気なのだろう。
 白砂のビーチ。パンタイ・チェナンは代表的ビーチ(中心ビーチという意味らしい)で、大型ホテルが集中している。人ごみや喧騒は少ない。海の透明度は今イチだが、色はきれい。

 クアでは14階以上の建物は禁止されている。島のホテルの部屋の総数は7500と決まっている。ザ・ダタイは各国からトップクラスとして評価されている。コンセプトは自然回帰。デザインしたのはケリー・ヒル Kerry Hillで、他にアサヌサ、ザ・ビューポート(シンガポール)、ザ・チュディ(パンドン)、リンティラン・ゴルフ・ヴィラ(ヌサドゥア)など。立地条件を重視するらしい。コンセプト作りに3年費やしたとか。木のぬくもりを存分に感じさせてくれる。マレーシアの建築に日本の神社などの様式も設計に組み込んでいる。自然との調和がある。ザ・ダタイGMのJamie Case氏とのインタビュー。完成するまで3年半かかった。自然にダメージを与えないためらしい。できるだけ大きな木を切りとらないようにした。切っても象に運ばせたので、森を傷めずにすんだとか。そのため森はよみがえった。車を入れなかったのが正解だったようだ。自然と交流する場だからカラオケやナイトクラブはない。これ以上、施設を増やさない。今106質。
 「真のリゾートとは自然以外そこに何もないことかもしれない。」

 東部の海岸に群生するマングローブ林。泥の多い地域に生える。塩害を阻止し、海水を浄化している。エビやカニ、魚の産卵場所を提供している。しかし、木炭の原料としてマレーシアでは伐採が進んだので減っている。
 ランカウイはまだ保存されている。ナチュラリストのアーシャッド・ムバラク氏へのインタビュー。熱帯雨林、ロックフォレスト、マングローブの3種の森林がある。ランカウイはバリやプーケットと競争してもビーチでは勝てないが、森を考えるとこちらが魅力だとか。日本では新幹線を使うので、あっという間に景色は通りすぎるが、ここでは歩くので見ることができる。
 ドゥリアン・ペランギン湾。そこで子供が泳いでいる。ランカウイの将来は「家族のためのリゾート、自然と環境が整った、混雑しないリゾート」であり、Rebak Marina Resort Langkawi が紹介された。


テレビ番組「道浪漫」2000年6月11日,18日は宮本亜門さんでマレーシア

●クアラルンプール
 屋台。フライドオイスターRM10(300円)。チキン丸ごと焼いている。蛙も焼いている。エイのバナナの葉焼き RM15(450円)。人参ミルクジュースRM2(60円)くそまずいらしい。
 452mのツインタワー。高層ビルの裏には貧しい生活の場があった。マレー系,中国系,インド系からマレーシアはなる。

●ボートディクソン
 クアラルンプールから近いリゾート地。ここの水上コテージのホテル。アビリオン・ビレッジホテル。ジュニアスィートでRM450(13500円)電話:(606)-647-6688

●クアンタン(東海岸)
 イスラム文化が色濃い。素朴な村。海のところに水牛がいる。船を待っていた。来ると海に入っていった。大量のイワシが水牛の車に積みこまれた。終わると陸に向かって水牛は歩いた。手伝っている時に着たサロンが気に入 った。
 サルが木に登って椰子を取る。教育のコツは決してサルを怒らないこと。椰子はとてもおいしいらしい。
 街の裏を歩いていて床屋に入る。ヘアーカット RM5(150円)。

●クアラ・トレンカ・ヌ
 タンジョンジャラ・リゾートホテルは人気らしい。スタンダードツインはRM670(2万円)。電話609-845-1100

●カンボン・ベスト
 北へ向かう。トレンガヌ州立博物館へ。この大扉を彫刻した人に会いに行く。バライスニ・ムスタファ・ワンスーという工房。ここのパク・スーさん(104歳)はこれでも現役。今は彫っていないがデザインをしている。まだまだ元気。祖母は120歳,母は110歳まで生きたらしい。今はこの工房に15人の弟子がいる。
 レハルという折りたたみ式の「コーランを置く台」にパク・スーさんのデザインを彫っていくのを手伝った。

●コタバル
 1941年12月9日?ここに日本軍が上陸したテル・パ・アマンビーチがある。等間隔にある椰子の木は日本人の死者に対する墓標。ここはコタバル空港から車で5分。

●スレンバン
 クアラルンプール中央駅で早朝の列車で南へ向かう。ステップを上がって客車に入るには入口の下にあるペダルを踏まないとドアが開かない。マレー鉄道の旅。スレンバン駅で下車。ドリアンの農園に行く。デビッド・ングさん。ヘルメットが必要。
 ジャックフルーツは長さ50センチくらい?直径30センチくらいで木から吊り下がっている。ドリアンは1本の木に150個ぐらい取れるらしい。強烈な匂い。ドリアンは夜に落ちるらしい。長さ30センチくらいのを割ると幼虫の卵みたいなのが出てくる。生で食べると「腐った中華まん」のような味がするらしい。果実というよりは肉にイメージが近いらしい。

●マラッカ
 新しさと降るさの入りまじる街。キリスト教教会もある。マラッカ歴史博物館は戦いの歴史がおさめてある。RM2(60円)。火曜が休み。
 マラッカ海峡から引き上げられた難破船からの品物を売っている骨董屋さんがある。マレーシア語で散歩はジャラン・ジャラン。マラッカの街を散策する。ホテル・プリ。old china town で見つけたホテル。
 トライショーに乗ってマラッカ海峡の見える昔の姿の残っているところへ連れていってもらう。長い1本の桟橋。ここでは海老を取っている。この桟橋は穴だらけというかボロボロ。幅も1.5mくらい。先の方は左に傾いている。スコールが来るというので,戻らずに船に助けてもらう。間一髪,すごいスコールが来た。みんなびしょ濡れ。漁師さんの家で乾かせてもらう。
 この辺りの漁師はポルトガルから来た人達らしい。白い建物に住んでいるのもその名残か。夕食もいただいた。イシモチのカレー。マンゴーのピクルス。エビのてんぷら。ごはん。右手でつまんで食べる。ここの家は1511年からやっているらしい。

●バトパハ
 金子光晴氏の「マレー蘭印紀行」(昭和15年)に書かれている街,バトパハに行く。旧日本人クラブに行ってみた。今はビリヤードの店になっていた。屋上からバトパハ川が見える。山も見える。本に書いてあるとおり。
 中国人の営む喫茶店「新○珍茶室」に行く(○は王へんに京の文字)。金子さんが毎朝食べていた「ざらめ砂糖とバターをぬったロッテ」を食べたいと思った。食べてわかったのは,これは子供の時,宮本さんが母親に作ってもらっていたものと同じものだった。ロッテとは食パンにバターと砂糖を塗って焼いたものらしい。






テレビ番組「大使の国のたからもの」2000年6月4,11,18日はインドネシア

●ジャワ島
 インドネシアは人口2億人。ジャワ島は東西文化の交流地。インド人の渡来で仏教とヒンドゥ教をもたらした。そこで仏教のボロブドゥール遺跡もヒンドゥ教のプランバナンの寺院群がある。8世紀にヒンドゥ教王国が拠点を築いて,仏教が入ってきて,ボロブドゥールができた。やがて,プランバナンなどのヒンドゥ教文化となる。13世紀からイスラム教が入ってきて,1582年にマタラム・イスラム王国が成立。その頃モルッカ諸島の香辛料を求めてオランダが入ってきて,植民地時代となっていく。1755年マタラム王国の首都がジョグ・ジャカルタとソロに二分された。

●ボロブドゥール
 ジャワ中部。世界最大の仏教遺跡。6層,高さ42m,最下層の一辺は120m。東に設けられた階段が入口。浮き彫り彫刻は1500枚のパネルとして埋め込まれている。第一回廊から第4回廊への彫刻は,仏教教典からとられた物語の場面が描かれている。第一回廊では上段が釈迦の生涯で,下段が教えを受けた人々のことが描かれている。第二回廊では,修復が行われている。1907年に大規模な修復工事がなされた。円壇と呼ばれるドームの中には仏像が安置されている。ボロブドゥールは504体の仏像が配置されている。中心はストゥータ。この中に何が入っていたのかはわかっていない。曼陀羅を建築の上で実現したと言われる。
 シャイレンドラ王朝による建立らしい。

●プランバナン
 ボロブドゥールの50年後にできた。マタラム王朝。3つの大聖堂,47mのシバ聖堂が中心。南にブラフマン聖堂がある。地震が多いので,破損が激しかった。1937年からの修復作業で1991年にヴィシェヌ聖堂が修復されて,やっと復活した。ヴィシェヌは苦しんでいる人を救い,変身を多く行い,そのうちの一つが仏陀だと言われている。

●ジャカルタ
 交易の中継地として栄えた。1619年オランダによりバタビアと名付けられて拠点となった。中心部の北に位置するポタ地区はオランダ統治時代の様子を残している。モナス(独立記念塔)は独立の象徴。大統領官邸も特徴がある。

●ジョグ・ジャカルタ
 現在,人口40万人。王宮は1755年建立。今はハメンク王15世?が住むが,一般に開放され,内部は博物館となっている。ソノブドヨ博物館というのもある。裏手にある「水の宮殿」,今は廃墟と化しているが,かつては離宮だった。手づくりのジャワ更紗(ろうけつ染:バティックと呼ばれる)や銀細工は有名。影絵芝居(ワヤンクリ)で演じられるのは,マハーバーラタとラーマーヤナが主題なのが多かった。今はジャワ島独自のものも多い。通常8時間に及ぶ上演時間。BGMにガムランが必要。
 教育の街でもある。大学などもある。一流のホテルも揃っている。ガスン市場は食料品以外にもカラフルな鳥やペットが売られている。
 マリオボロ通りはメインストリートで,古さと新しさが混在している。

●西スマトラ
 水牛伝説,ミナンカバウ文化の地,西スマトラ。スマトラの中央を赤道が走るという位置にある。60%が森林。地下に豊富な鉱物を持つ。

●パダン(西スマトラ)
 商業にたけたミナンカバウ族が住む。あと農業,家内工業も行っている。ミナンは勝つ,カバウは水牛を意味する。ジャワ族が攻めてきた時に,水牛を闘わせて雌雄を決したことに由来するらしい。
 パガルマン宮殿。最後の王アラムが暮らしていた。ゴンジュンという,独特の屋根は水牛を表す。女性家長のシステムは世界でも少ない。女性が家長を継いでいく。そのせいか,若い男性はよく旅をする。移住もする。

●ブキティンギ(西スマトラ)
 標高1000mなので涼しい。石段が多い。この周辺はミナンカバウの人の心の故郷。ミナンカバウ族はイスラム教徒で,広場では礼拝をしている。帽子を被っている人も多い。
 コック要塞はオランダの植民地時代の遺跡で,オランダにジャカルタなどが占領された時に,ここが首都でもあった。リンパペ橋はこの街のアクセントで,街をまたいでいる。渡ったところにブキティンギ博物館がある。バリ島とかとは異なるガムラン音楽がある。お皿を使った踊りも特徴。近くのシアマック渓谷はとてもきれいで,高さ100mの断崖も続く。ハイキングコースにもなっている。マニンジャウ湖や渓谷,渓流が美しい。






テレビ番組「道浪漫」11月25日、2001年12月2日は黛まどかさんでボルネオ

 俳人の黛さんが大自然に親しむ。

●ボルネオのコタキナバル
 成田からマレーシア航空の直行便で5時間半。ボルネオ島マレーシア領の コタキナバルはビルが並ぶ。市場に行ってみた。果物も豊富。

●セピロック
 コタキナバルの東。セピロック・オランウータン保護区がある。入口には 禁止事項が書かれている。大声も出せない。保護区の一部は一般観光客にも 解放されている。1日2回(10:00- 15:00-)。料金は大人10リンギット( 310円)
 「森の人」という意味のオランウータンがいた。10歳まで母の下で暮ら していく。森林の減少などにともない絶滅の危機にある。この保護区は、親 を亡くしたオランウータン達が森へ帰るためのリハビリ・センターである。 エロプラ診療所で、人間の病気をうつさないように診断書を作ってもらって からリハビリ区域にお邪魔できる。
 30分の道のり。母はいないがアベックでミルクを飲みにきた。いつも2 匹ずつで寄り添っていた。
「オラウータン 瞳に緑 溢れしめ」

●キナバル山
 標高4095m。東南アジア最高峰。ふもとのキナバル公園は多様な植物 のエリアとして世界遺産に昨年登録された。標高1500mはいつも霧のカ ーテンに包まれている。
 大気汚染に敏感な植物が多い。野生の蘭も咲いていた。カランテ、ファイ アス、セロジネ・ロードブルボンなど1200種類。世界最小の蘭もある。 大きさおよそ2mm。ポドカイルという名前。パフィオペディルム・ロウイ など100年前に1株100万円という値もついたとか。
「キナバルの 囀(さえず)るものを ふところに」

●ムル
 ミリ空港から飛行機で移動。費用は74リンギット(2300円)。体重 計で測定してから。20人乗りのセスナ。飛行時間は18分。コタキナバル の南西にあり、原始の森のグヌン・ムル国立公園。世界遺産。ガイドさんは とても陽気。エコ・ツアー(自然に親しみながら自然を学ぶ)。
サトイモはエレファント・イヤー・ヤムという。ナナフシがいた!枝のよう に見える!ヤスデも大きい!未発見のものが多いらしい。
 ロイヤル・ムル・リゾートに宿泊。地上3mの高床式。ロイヤル・スィー トは1泊2300リンギット(71000円)但し、シングルは7500円 (241リンギット)から。ベランダ?が広くて長い。そのまわりは森。
問い合わせは Tel:+60-85-790100 Fax:+60-85-790101

 デア・ケイブという高さ120m、幅160mの世界最大の洞窟内空間。 ロンドンのセントポール寺院が5つ入るとか。天井にはコウモリの群れが 1200万匹。奥に進むと臭い。コウモリのグアノという糞の匂い。これが 絨毯よりも深く積もっている。
 100mの高みから落ちる雫の幽玄な景色があった。とても綺麗! 午後5時、景色のクライマックス。コウモリたちが夕陽の中、餌を求めて 一斉に飛び立つ。天空を駆ける龍のように見える。
「蝙蝠に 夜の入り口 ありにけり」

 ジャングルの川を行く。
「えへづりを ボートに集め 森を行く」

●サンダカン日本人墓地
 サンダカン八番娼館で知られたからゆきさん達の眠る墓。コタキナバルの ずっと東で海岸沿い?

●北ボルネオ
 北ボルネオの北西部は豊かな田園地帯。モンソピアド・カルチュラルビレ ッジは元は首狩り族カダザン族の人々が住んでいる。300年前までは狩っ ていたとか。300年前の英雄、モンソピアドの家の中には頭蓋骨が吊って 飾られていた。マガンパという旅の安全を祈るためのお払いをしてもらった。

●ダナンバレー
 車でガタガタ道を3時間。世界最古の森。ラハダトという小さな町から車 で約2時間。ヒル防止用のくつ下を履いて原生林へ突入。樹齢数百年といわ れる100m以上級の巨木がそびえる。
「蛭を手に たましひ吸はれ ゆく思ひ」
 鳥の鳴き声がする。ホーオーと鳴いている。セイランという鳥で、鳳凰の モデルと言われた幻の鳥。熱帯雨林に住み、滅多に見れない。さすがは、 「氷河期にも耐えた」という世界最古の森。

 森は木々がとても高いので、枝にカメラを吊るして映像を撮った。高さ 70mあたりの世界、キャノピーの世界を撮った。子ずれで木々を移るテナ ガザルの親子がいた。
 ひときわ高いのはフタバガキの木。ラワン材の原料で、5年に1度しか花 を咲かせない。それで今年が満開の年だった。双眼鏡で見てやっと咲いてい るのが見えた。70mの高さですから。この一斉開花現象の謎は解明されて いない。
 研究者のために作られたつり橋が観光客のために解放されている。高さは 30m。キャノピー・ウォークという。猿の気分を味わえる。間近にフタバ ガキの花も咲いていた。近くで見ると巨木に似合わぬ小さな花。
「吊り橋の 緑を発ちて 緑まで」

 宿泊はボルネオ・レインフォーレスト・ロッジ。コテージタイプで2名1 室で580リンギット(18000円)。食事・ガイド・送迎付きで、
電話:+60-88-709-106、FAX:+60-88-709-105

 スコールもすごい。熱帯雨林の急激な減少を食い止めるために、10年前 からダナンバレーでは、フタバガキを中心とした熱帯雨林再生プロジェクト が行われている。

●イマニ村
 40家族が長い建物に暮らすイマニ村。森の民。ブナン族のティガンさん は吹き矢名人。だが、我々の想像する吹き矢名人とはちょっと違う。黛さん も吹いた。太いツルを切った。リアナという。水分を多量に含み飲み水とな っている。
 ウツボカズラが群生している。水が溜まっているので、洗面器となる。 中にご飯を入れて1時間、とろ火にかけた。「かずらめし」は変わった味。
「うつぼかずら 月の光を 溜めてをり」


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