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なお、これはわたしが個人的にテレビを見て書いたものであり、各テレビ局や番組とは全く関係はありません。
すべての文章の無断使用・転載を禁止いたします。
またここの情報を使って、何か問題が起こったとしても私は一切責任は持ちませんのであしからず。


テレビ番組「今だから安くて快適!全てコミコミ、30万円で世界一周の旅」

 2010年12月19日放送。3名が関西空港から参加した。丘みつ子(62歳)は世界20カ国あまりの旅行経験を持つ。藤吉久美子(49歳)は、4カ国だが、どんな食べ物や体験でも自信あり。脇知弘(30歳)は3回海外経験だが、体力とどこでも寝られる図太さが自慢。15日間で格安航空会社(LCC)を利用して世界一周をする企画。
 格安航空会社は基本的にネット予約。金額は予約日、搭乗日によって変動する。航空運賃、サーチャージ含む、宿泊費、食費、交通費、観光&体験費を全て含んで30万円。お土産は個人負担。レートは12月10日のレートで計算。テレビ東京製作。

●予定
 1日目、関西空港17:00発⇒台北18:40着。2日目、台北15:55発クアラルンプール(マレーシア)20:35着。3日目22:00発⇒バンガロール(インド)23:30着。5日目、バンガロール4:00発⇒ジャルジャ(アラブ首長国連邦)6:35着。ドバイ泊。6日目、ジャルジャ発10:30⇒アレクサンドリア(エジプト)12:45着。7日目、カイロ発11:35⇒アテネ(ギリシャ)着13:35.アテネ発18:00⇒ミラノ(イタリア)着19:35。ミラノ泊。9日目、ミラノ発8:35⇒フランクフルト(ドイツ)9:55着。10日目、フランクフルト10:15発⇒カンクン(メキシコ)15:10着。12日目、カンクン発11:50⇒ニューヨーク16:32着。14日目、ニューヨーク発12:45⇒成田空港17:00着。

●台北
 ジェットスターで行きました。機内食は有料。台北までは3時間、運賃は16150円(サーチャージ4650円含む)。
 台北は人口261万人。通貨は元で1元=2.76円でした。言語は北京語、福建語、客家語。台湾北部にあるアジア屈指のグローバル都市。日本との時差はマイナス1時間。滞在予定は21時間。
 大有巴士のバスが台北駅まで90元。そこからホテルのある西門までは路線バスを勧められた。307、262、212、237番らしい。262番に乗るが、シーメンティンと言っていたら乗客が降りる場所を教えてくれました。車内放送はありません。
 宿泊は「国光大飯店 Good Ground Hotel 」。女性2人はツインで1人2465円でバスタブもついている。夜11時、西門駅からMRTで雙連駅に向かう。料金は20元で、プラスチックの硬貨のようなチケット。
 寧夏路夜市に行く。60年の歴史を持つ夜市。明け方までやっているお店もあるとか。大腸麺線(モツ入りラーメン)100元(約280円)。「猪肉餡餅」(豚肉入りお焼き)30元(約80円)。鶏唐揚げなどで、一人平均295円でした。
 エビ釣りをする。釣りざお7本で100元(280円)。尻尾から吊り上げるのがコツ。3匹しか釣れなかったので、3匹サービスしてくれて塩で調理して食べました。
 足裏マッサージのお店に行き、10分のコースはないが、無理やりやってもらった。200元(約550円)。

 朝食はホテルの近くで。湯豆漿15元、鮮肉包12元、蛋餅20元、油條で、一人約110円。  中正祈念堂までMRTで20元。朝9時扉が開き、中には蒋介石の像がある。1時間に1度、衛兵の交替式がある。
 MRTで雙連駅に向かう。20元。問屋街の油化街に行く。お土産は自己負担だが、藤吉さんは、乾燥ホタテ2個、花茶5袋、乾燥椎茸で2250元(約6210円)購入。「霞海城隍廟」はたくさんの神様が祀られている場所。イケメンガイドはボランティアで日本語で説明してくれました。義勇公像が旅の安全を守ってくれる神様。
 またMRTで中正祈念堂駅まで行き、小籠包で有名な鼎泰堂に行く。今回は普通の小籠包(10個190元)と贅沢なカニ味噌入り(10個330元)、野菜と豚肉入り蒸し餃子(10個180元)。以上一人約710円。
 リムジンバスで空港へ。90元(約250円)。ここまでの合計4998円で、累計21148円。

●クアラルンプール
 エアー・アジア2673便。かなりの行列で、2時間後にやっとチェックイン。3時間でサーチャージ1696円を含み14951円、合計36099円。
 人口180万人。通貨はリンギット(=26.73円)。言語はマレー語で、マレー半島南部にあるマレーシアの首都。LCC専用ターミナルに午後8時半に到着。台湾との時差はなし。滞在予定時間は25時間30分。
 エアーアジアのリムジンバスで市内へ。9リンギ(約241円)で、チケットは車内でも買えるが、航空チケットをネットで買うときに一緒に買うこともできる。ホテルのあるKLセントラル駅まではバスでおよそ1時間。
 宿泊は「ホテル・セントラル・クアラルンプール」。料金は1人2254円で朝食付き。11時に外にでて食べることにしたが、あまり開いてない。フロントで、モノレールに乗ってブキッピンタン駅で降りるといいと聞いた。モノレールは2.1リン(約56円)。深夜までやっている屋台街「ジャランアロー」がある。マレー料理、中華なども楽しめる。「スパイシー・チキンライス」7リンギ(約190円)。空心菜炒め、10リンギ(約270円)。焼きそば、6リンギ(約160円)。ライス・ポーリッジ(お粥)10リンギ(約270円)。飲み物を入れて、一人平均約410円。

 翌朝、電車でマスジット・ジェメ Masjid Jamek 駅に向かう。1.3リンギ(約35円)。KLセントラル駅から2つ目の駅でした。駅を出たところに身なりの禁止事項が書いてあるが、行った場所で借りることができる。
 モスクが美しい「マスジット・ジャメ」は、クアラルンプールで最も古いイスラム教の寺院。髪を隠して衣服をまとうと中に入れてくれました。通常は信者でないといれてくれないとか。メッカに向かって5回礼拝しました。

 ゾウに無料で乗れる場所があるが、そこにタクシーで行こうとすると、チャーターなら600リンギ(約1.6万円)といわれる。450(1.2万円)まで値切った。日本語ができる運転手でした。まずは「バトゥー・ケーブ」(ヒンドゥー寺院)。高さ43mの像がお出迎え。そこの足元に急な階段が272段ある。途中でサルがいた。遠くに街並みがきれいに見えていました。ここは自然の洞窟がそのまま聖地になっている。マレーシア随一のヒンドゥー教の聖地で、巨大な洞窟であり、奥の寺院には聖者スプラマニアンが祀られている。お布施は1リンギ(約27円)。第3の目に印をつけてもらった。神聖な儀式に参加。目の前で次々と香が焚かれていく。さらに階段を上がると空が見える場所にでた。灯明を捧げてお祈りをした。

 昼食は運転手さんに連れて行ってもらった竹の中にご飯の入っている料理の屋台。「レマン」6リンギ(約160円)は斧で割って出す。もち米をバナナの葉で包み、竹にココナッツミルクを入れて炊いたもの。他には野菜とバナナの天婦羅4個で、1リンギ(約27円)。豆カレー5リンギ(約130円)。一人約370円でした。

 ゾウの保護施設「クアラ・ガンダ・エレファント・サンクチュアリ」に行く。森林開発が進み、行き場を失って人里に降りてきたゾウを保護し、飼育している施設。ゾウに餌を与えることもできます。さらにゾウに3人で乗りました。ワキさんはゾウに川に落とされました。
 タクシーでメダン・トゥアンク地区に連れて行ってもらい、別れた。時刻は午後5時半。庶民的なお店を散策。スカーフを止めるピンが7個で10リンギ(約270円)。

 マスジット・インディア街で夕食。「ロティチャナイ」1リンギ(約27円)はカレーなどにつけて食べるインドのクレープ。「ナシチャンプル」6リンギ(約160円)。「イカンプジャ」9.5リンギ(約250円)は焼いたアジ。「ミースープ」4リンギ(約110円)は麺が入ったスープ。夕食は1人約380円でした。
 リムジンバスは1人9リンギ(約241円)で空港に向かう。以上8069円で、累計44168円。

●バンガロール(インド) Bangalore
 マレーシア航空でインド南部の都市バンガロールに向かう。サーチャージ8003円を含んで21889円。合計66057円。フライトは4時間。
 人口620万人。通貨はルピー(=2.03円)。言語はヒンディー語。インド第3の人口を誇る都市で、カルナータカ州の州都。到着は午後11時半。クアラルンプールとの時差は2時間半。滞在予定時間は28時間30分。リムジンは不便なので、タクシーを利用。市内までは1時間。料金は570ルピー(約1160円)。
 ホテルは「パイヴァイスロイ・ホテル」。455号室で少し匂うらしいが仕方ない。1人3495円、朝食付き。

 タクシーでシヴァジナガル・マーケットに行こうとするが、黄色のタクシーはなかなか止まらないし、言葉を理解してくれないのですぐに去ってしまう。オートリキシャが止まってくれた。運転が怖いそうです。100ルピー(約200円)でした。
 市場に入ると果物が多い。釈迦頭があるが、こちらではアテモヤと呼ばれている。羊の肉もあるし、魚もエビもありました。
 オートリクシャーに乗り、40ルピー(約80円)で、アーユルヴェーダ医院「ウヴァス Uvas 」に行く。アーユルヴェーダは単なるエステではなく、5000年の歴史があるインドの伝統医学。アーユルヴェーダ専門医プリア先生が担当で、1人1時間3500ルピー(約7100円)だという。問診を受けた後、肩のコリを訴えた藤吉さんはシロダーラ?という油を額に落とすもの。熟睡できないという丘さんは蒸気で発汗を促してから、伝統的なマッサージ。1時間後、丘さんは目つきが変化していました。
 ヤシの実からジュースを飲む。15ルピー(約30円)。

 アディガス・ジャイナガールで昼食。カレーを食べている人が多い。ドーサを注文。これは豆と米の粉で作った生地を焼き、カレー味のジャガイモを包んだクレープのようなもの。「マサラドーサ」セットで27ルピー(約55円)。あとは豆とカレーかな?飲み物を入れて、一人約90円。
 オートリクシャーで移動。30ルピー(約60円)。バンガロールで最も古いお寺の一つ、ビッグ・ブルー・テンプル(ブルー寺院)に到着。裸足の人が結構いる。ここはヒンドゥー教の寺院。週末には演奏会や結婚式が行なわれる人気スポット。入る前に裸足になる。寺院の奥には、ミカゲ石で作られた牛の神様「ナンディー」が祀られている。シヴァ神の乗り物を引く聖なる牛です。
 オートリクシャーで移動。40ルピー(約80円)。クリシュナ教という新興宗教のイスコン寺院は夜になると赤、緑などにライトアップされてきれい。クリシュナはヒンドゥー教の中でも人気の愛の神様。60年代にヒッピーたちが広め、ビートルズのジョージ・ハリスンなども信仰していた。左がクリシュナ、右が恋人、しかも人妻。ここではロウソクを回して祈るのが特徴。

 レストランMTRで夕食。ターリという南インドの定食。ライスと野菜を混ぜたもの。食べ放題です。「カレーセット」140ルピー(約280円)。最後にビニールに入った葉っぱが配布された。これは「スイートバーン」といって、食後の胃の消化を助けるもので、香辛料を包んだもの。チューインガムのように噛むそうです。
 以上、9521円、累計75578円。

●ドバイ
 ドバイにはLCCが飛んでいないため、お隣のシャルジャに向かう。午前2時に「エアー・アラビア」のカウンターにチェックイン。バンガロールからはサーチャージ6919円を含み16083円。合計81661円。4時間30分の旅。午前6時35分に到着。
 バンガロールとの時差はマイナス2時間半。滞在予定時間は28時間。ドバイまではタクシーで1時間。途中ラクダなどが砂漠にいました。料金は160ディラハム(約3770円)。
 ドバイは人口226万人。通貨はディラハム(=約23.54円)。言語はアラビア語。アラビア半島にある中東屈指の金融センターで、石油に頼っていない。
 宿泊は「マジェスティック・ホテル」。料金は1泊1人5507円で朝食付き。内装などはかなりいいです。
 タクシーでゴールド・スーク(金の市場)に向かう。30ディラハム(約710円)。金のお店がズラリと並び、金色に輝いています。
 スパイス・スークに歩いていく。丘さんはナツメグ1個5ディラハム(約120円)を購入。藤吉さんはカレーパウダー6個、ナグメグ10個、サフランを300ディラハム(約7060円)にまけてもらいました。

 ドバイの街中を流れる運河を渡る。1ディラハム(約24円)。渡った先はパキスタヤ地区で歴史的保護地区。ここの「ローカルハウス・カフェ&レストラン」で昼食を食べる。「ラクダ・バーガー」35ディラハム(約830円)は、食用に育てられているラクダで、味はシッカリしているとか。
 砂漠ツアーに参加。一人200ディラハム(約4693円)。4WDの車で砂漠を猛スピードで疾走するというもの。タイヤの空気を少し抜きました。かなり怖いらしくて、プライベート・ジェットコースターと言ってました。ラクダに餌をあげて、3時間のツアーが終了。
 世界一高いビル「バージュ・ハリファ」(高さ828m)は今回は行けなかったが、事前予約料金の入場料は100ディラハム(約2350円)。

 夕方、運河?に行くと既に人が集まっている。「ドバイ・ファウンティン」が始まる。ライトアップされた噴水と音楽で楽しみました。ラスベガスをしのぐ世界最大級の噴水ショーだそうです。
 「アルハンダール」で夕食。「ミックスグリル」はラムとチキンで、50ディラハム(約1180円)。これは美味しいそうです。
 横で水ハイプ(シーシャ)を吸っている人がいた。料金は30ディラハム(約700円)。飲み物を加えて1人1650円でした。

 ここまでで、16144円、累計107805円。

●アレクサンドリア
 シャルジャからエジプトに向かう飛行機が2時間遅延しました。4時間の旅で、サーチャージ4697円を含み、9279円。累計117084円。
 ドバイとの時差マイナス2時間。滞在予定時間は20時間。空港からアレクサンドリア駅までタクシーを利用。55エジプトポンド(以下EP)(約790円)。

●カイロ
 急行列車で3時間。一人35EP(約500円)。
 人口1100万人。通貨はエジプトポンド(=約14.41円)。言語はアラビア語。エジプトの首都で、ナイル河畔の交通の要所。地中海の香りと東洋の魅力がミックスした町。
 カイロからピラミッドまで1時間。到着すると暗くなっていました。しかし、ピラミッド・ナイトショーというのを発見し、行ってみることにした。スフィンクスと周辺がライトアップされ、音楽が流れていました。「ピラミッド光と音のショー」一人75EP(約1080円)。この日はフランス語でしたが、毎週木曜日には日本語で見ることができます。

 カイロ市内の「アルガファリ・コシャリ」で夕食を食べる。この店の名物「コシャリ」は、7EP(約100円)で、米、パスタ、ヒヨコ豆などを盛り合わせ、揚げたタマネギをのせ、トマトソースをかけていただくエジプト庶民の味。夕食はこれと飲み物で一人170円。

 宿泊は「ファラオドッキ・ホテル」。ツインなのに何故かベッドが3つ。1人2779円で朝食付き。
 ホテルからカイロ空港へはタクシーを利用。40EP(約580円)。藤吉さんは明るいうちにピラミッドを見たいと言ったが拒否されました。

 以上、5281円、累計122365円。

●ミラノ
 エージアン・エアーでアテネ経由で飛ぶ。機内食がでたので、1食浮きました。さらにミラノまでもエージアン・エアーだったので、もう1食節約できました。サーチャージ8673円を含めて18141円。累計140506円。
 ミラノは人口130万人。通貨はユーロ(=約112.42円)。言語はイタリア語。イタリア・ファッションの発信地で、ロンバルディア州の州都。マルペンサ空港に午後7時50分に到着。
 カイロとの時差マイナス1時間。滞在予定時間は37時間。市内の中央駅まではシャトル・バスで1時間、7.5ユーロ(約840円)。
 中央駅からホテルまではタクシーで12ユーロ(約1350円)。
 宿泊は、「フローレンス・ホテル・ミラノ」で、1人3712円で朝食付き、2泊します。

 翌朝、地下鉄ロレート Loreto 駅からドゥオーモに向かう。1日乗り放題券が3ユーロ(約340円)。赤い路線のM1に乗る。駅をでると目の前にドゥオーモがある。雨でも多くの観光客で賑わっている。1386年に着工してから500年かけて完成した。これはミラノのシンボルで、イタリア最大のゴシック様式の大聖堂。ドゥオーモの中はテレビの撮影ができないので、藤吉さんがカメラで撮影した。ステンドグラスが美しい。この日は日曜日で礼拝が行われていました。
 広場の北にあるガッレリアに行く。
 散策した後に「カフェ・デルオペラ」に入る。ジェラート(ピスタチオ)1.5ユーロ(約170円)。クロワッサン4ユーロ(約450円)。屋台?の焼き栗を3ユーロで購入。
 「サンタマリア・デッレ・グラッツィエ教会」に行く。2週間前に予約しないと見られませんというようなことが書いてあり、見ることができませんでした。仕方なく、絵ハガキで我慢。
 仕方なく、かつて運河があった場所に行ってみた。ナヴィリオ運河は、冬は水門を閉めてしまうので、水がほとんどなくなっていました。
 運河沿いに見つけたのは、デザイナーズ・ショップ。キットになっていて、素材を買った方が安い。かつミシンが置いてあるので、二人は購入して自分で縫っていました。1時間半後に完成。ハンドメイド・バッグは2個で70ユーロ(約7870円)。

 夕食はトラムのレストラン。一人65ユーロ(約7310円)。前菜は各々「サーモンのマリネと大根サラダ」、「フェタチーズとオリーブのトマトサラダ」、「チーズとベーコンのバルサミコソース添え」。これにシャンパンがつきました。メインは「アンチョビ・トマトソースのカジキマグロ三角パスタ」、「バジルソースのラザニアグラタン」、「バジルソースのラザニア・グラタン肉入り」。

 以上、20558円で、累計は161059円。

●フランクフルト
 ミラノ・ベルガモ空港から朝8時半のフライトなので、朝6時半に到着。ライアン・エアーで飛ぶ。サーチャージなし+538円+委託手荷物代など4497円で合計166094円。1時間半の飛行時間。
 人口67万人、通貨はユーロ、言語はドイツ語。ベルリンに次ぐ第2の都市で、ドイツの鉄道・金融の中心地。到着したのはフランクフルト・ハーン空港で、LCC専用の空港。ミラノとの時差はなし。滞在予定時間は23時間。リムジンバスはフランクフルト中央駅まで12ユーロ(約1350円)で航空運賃よりも高い。時間は2時間かかる。

 宿泊はホテル「エクセルシオール」で、午後1時にチェックイン。1人3630円で朝食付き。小さいながらバスタブがついている。夕食まで休憩。
 夕食はレストラン「アーシェル Atschel」(住所:Wallstrasse 7, 60594 Frankfurt)。お勧めを聞いたらわからないので、ウンウンと言っていたら、すごいのがでてきた。「グリルドハクセン(ナックルという豚の足?)」9.6ユーロ(約1080円)。ビーフソーセージ、フランクフルトソーセージの「フランクフルター・ベストシェン(キャベツの漬物の上にのったソーセージの盛り合わせ)」7.8ユーロ(約880円)。「グリーネソーセサラード(茹でたジャガイモのグリーンソース・サラダ)」7.6ユーロ(約850円)。飲み物をつけて、夕食は1人1610円。

 以上、7610円で、累計は173704円。

●カンクン
 コンドール航空で飛ぶ。サーチャージ10006円を含めて、41481円。累計は215185円。飛行時間は12時間。機内食は無料。
 人口57万人。通貨はペソ(=約7.73円)。言語はスペイン語。メキシコ南東部、カリブ海沿岸の一大リゾート。午後3時過ぎに到着。
 フランクフルトとの時差はマイナス7時間。滞在予定時間は45時間30分。ホテルまでのタクシー料金は1人15ドル(約1270円)。雲っているのに海は本当にきれいな青でした。
 宿泊は「カンクン・マヤフェアー・デザイン・ホテル」。元はショッピング・モールだったが閉店したので、安くホテルに改装したもの。入口のドアの横の壁はスリガラスだし、中は広いがトイレの扉はない。店の名前もそのまま残してある。宿泊費は1人1980円。

 夕食は向かいの高級ホテルにある有名レストラン「ラホーヤ」に行く。日本語のメニューもあるが、高い。サラダだけで1000円以上する。ただバナナとパンは無料で食べ放題なので、1品ずつ注文する。丘さんはシーザーサラダ135ペソ(約1040円)、脇さんは黒豆スープ130ペソ(約1010円)、藤吉さんはアーティーチョーク・サラダ135ペソ(約1040円)。このお店の呼び物は食事をしながらのショータイム。ショーチャージは一人5ドル。本場のマリアッチも目の前で演奏してくれる。ベサメ・ムーチョを歌った人の声に感動して藤吉さんはメロメロ。夕食は一人あたり約2295円。

 翌朝、カンクンから南に100kmのマヤの遺跡に向かう。バス料金はTulum まで86ペソ(約668円)。タコスを朝食にいただいた。20ペソ(約155円)。飲み物が約55円。
 トゥルムまではバスで1時間半。トゥルム遺跡入場料は1人51ペソ(約394円)。森の中に遺跡があるが、スペイン人はこの城壁を見て、この地に上陸したという。横には海があり、青色の見事がグラデーション。
 イグアナもいました。またバスでカンクンに帰る。86ペソ。

 カンクンでマリン・スポーツをしてみる。今回はパラセーリングで1人55ドルで2人。空から素晴らしい景色が見えました。海の色の変化もありました。
 夕陽が沈むのを見ながら食事をしたいというので、「ミスターパパ」に入る。テリヤキチキンがあるが、あきらめて、「ミスターパパ特製ベイクトポテト」89ペソ(約690円)、お酒のダメな脇さんはマンゴジュース、女性はラム・ベースのお酒。

 以上、14364円で、累計229549円。

●ニューヨーク
 ジェットブルーで飛びました。サーチャージ4766円込みで14617円。累計244166円。飛行機で3時間の旅。
 人口830万人。通貨はドル。言語は英語。ビッグ・アップルの愛称で知られ、アメリカ最大の都市。カンクンとの時差はプラス1時間。最大滞在時間は44時間で、JFK空港に到着したのは夕方。  シャトル・バンでホテルに向かう。料金は11.36ドル(約960円)。
宿泊はマンハッタンの外。今回はクイーンズの「クオリティーイン・ウッドサイド」。一人7121円、朝食付き。
 地下鉄で移動。料金は2ドルで、クイーンズの52ストリート駅からマンハッタンの103ストリート駅へ。ブロードウェイのジャズクラブ「スモーク」。ここはミニマム・チャージ40ドルなので、「バッファロー・チキン・ウィングス」$14、「パフパストリーピザ」12ドル、「ワイルド・マッシュルーム・ラビオリ」12ドルと飲み物を注文。音楽を楽しみました。

 翌朝は地下鉄1日券を8.25ドルで購入した。ユニオン・スクエアに行って、そこの朝市の有機野菜を見る。ニューヨークはリンゴの産地でもある。FUJIもありました。アップルサイダーは1.5ドル。
 「ル・パーカー・メリディアン・ホテル」に行く。このホテルの中に有名なハンバーガー屋さん「バーガー・ジョイント」がある。メニューはハンバーガーと「チーズバーガー」7.35ドルだけ。あとフレンチフライと飲み物で一人1130円。

 無料で自由の女神を見に行く。まず地下鉄でバッテリーパークに行く。「スタッテン・アイランド・フェリー」に乗る。これが無料。自由の女神の近くを通過します。確か帰りに25セント必要なはず。
 ブルックリン橋プロムナードに行って、夜景を見る。

 以上21905円。累計は?円。最後のニューヨーク、成田間はデルタ航空の格安航空券62401円を予約していた。サーチャージ14407円を含む。これが13時間の旅。
 今回の合計は328472円となり、若干越えてしまいました。


テレビ番組「にじいろジーン 地球まるごと見聞録 ブルネイ」

 2010年12月11日放送。フィリピンの南西部に位置するブルネイ・ダルサラーム国。成田からシンガポール航空で行きました。石油のおかげで安定した経済と高い所得水準を維持している。首都はバンダルスリブガワン。

●バンダルスリブガワン
 バンダルスリブガワンが紹介されました。敬虔なイスラム国家ブルネイの象徴ともいえるモスク「ジャミヤシル・ハサニル・ボルキア・モスク」(ニュー・モスク)には経済力の高さを実感する。国を代表するのは、「オマール・アリ・サイフディン・モスク」(オールド・モスク)で、中はおごそかに黄金色に輝く雰囲気。
 にじいろガイドはアフィ・ヌルシャイザ・ガザリさん(21歳)。まず国王の所蔵品を展示しているという「ロイヤル・レガリア」。金色の即位の際に使われた御所車などがある。

 水上集落には、今もたくさんの人が住む。交通手段は水上タクシーと呼ばれるボート。人口の30%の人が暮らすという。集落内では自由に行き来できる小道もあるので、陸上とほぼ同じ生活ができるようだ。建物の中は豪華で可愛く、生活水準の高さがわかる。ピンク色の部屋や緑色の部屋が紹介された。公共施設も整っていて、何の不便もないそうです。ボートも所有しているし、陸に行くと自家用車もあるとか。紹介してくれた人は車を4台持っていると語った。全ての所帯が車を所有し、路上の駐車場は全て無料。
 水上生活体験ができる。6人からで、約3500円。まずは家の前で糸をたらし食材の調達をする。仕掛けた網にかかっていたのはカニ。石臼でスパイスを砕いて、ウコンとココナッツミルクを加えてカレー風味の料理を作る。希望すれば宿泊もできる。

 フィッシュ・マーケットに行く。50cmくらいのイカもいた。
シーフード・レストラン「アロイ・フードコート Aroi Food Court」に行く。魚介類の中で人気は「シレナしじみ」。人間のこぶしほどもある巨大なしじみ。人気なのは蒸したシジミを野菜やスパイスと炒めた「シレナしじみの生姜ネギ炒め」(約1500円)。
 郷土料理が味わえるレストラン「マングローブ・パラダイス」。昼食に利用される「アンブヤ」は、2人前で約1300円。これは古くから伝わる主食で、「サゴヤシの澱粉にお湯を注いで作った糊状のもの。アンブヤには専用のお箸がついてくるので、くるくる巻きつけて、「カカ」と呼ばれるエビなどから作ったソースにつけて食べる。

 遊園地「ジュルドン・パーク」に行く。ほとんどの人は夜に来る。もともと全てが無料だった。中でも一番の注目は「噴水ショー」130円で、光と音楽が闇夜を彩る。

 キアンゲ市場(朝市)に行く。ジャンブという1カゴ約60円のフルーツは、みずみずしくて少し酸味がある。
 夜はナイト・マーケットも大賑わい。屋台が並ぶ。ブルネイにはお酒がないので、みんな甘い物が大好きとか。シロップを使った甘いドリンク「ブスパ」約60円が人気で、海藻ゼリー、トウモロコシが入っている。「クエマラヤ」約160円は、クレープの生地にレーズンとたっぷりの砂糖をふりかけ、砕いたナッツ、コンデンス・ミルクを入れ、チョコチップを加え、最後にコンデンス・ミルクを加えて焼いたもの。

 お勧めのホテルは、「ザ・エンパイア・ホテル&カントリー・クラブ」で、元々、各国のVIPのための迎賓館として建てられ、6つ星とも7つ星とも言われるホテル。エンペラー・スイートは666平方mで、室内プールなどもあり、1泊16600ブルネイドル(約100万円)。デラックス・ルームだと約90平方mで、約3万円。

●テンブロン国立公園
 観光用のボートに乗り90分、テンブロンという静かな村に到着。ここから小さなボートに乗り継ぎ、国立公園に向かう。スリル満点です。到着したのは、「テンブロン国立公園」。ボートを降りて、ジャングルが見渡せる展望台までトレッキング。40分かけて密林を登る。展望台は「キャノピー・ウォーク」と呼ばれる一見するとハシゴを組んだだけに見える。階段を登り、細い橋を渡ってから、階段を登り、また橋を渡り、また階段を登ると、高さ40mとなる。微妙な揺れを感じながら眺めるジャングルは絶景とか。次に森の中の小川を進むと、小さな滝がある。足元には小さな魚がいて、サルワンという魚が足にきて角質を食べてくれるそうです。今回のツアー「テンブロン日帰りツアー」約1.2万円(昼食付き)。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん マレーシア」

 2010年8月28日放送。

●マラッカ
 マレー半島西海岸に位置する人口約47万人の世界遺産の古都。太平洋とインド洋の中継地として発達してきた。
 中心のジョンカー通りで、サンダルを見ている人がいる。職人さんが家の中で作っていました。これはニョニャ・サンダルで、手作業で作っている。マラッカの女性たちが結婚式などで正装する際に履く伝統的なサンダル。マレーシアの王室関連のご用達でもある。人気の秘密は小さなビーズで、一針一針縫っていくそうです。1足作るのにかかるのは3ヶ月。値段も350リンギ〜(約9500円〜)。今は引き継ぐ人がいないそうです。

 オランダ広場には屋台がある。バナナはフライにすると美味しいという。3個1リンギ〜(約27円〜)で、ポテトフライとさつまいもの天婦羅の中間のような味だそうです。

 自転車にサイドカーをつけて花で飾っているものが多くある。これはトライショーという乗り物で、お客さんをのせて街を案内する。夜はもっと素敵だという。夜はトライショーも光ります。

 マラッカ川を観光船が走っている。マラッカ川クルーズで10リンギ〜(約270円〜)。アジアの雰囲気とヨーロッパの雰囲気が絶妙に混じり合った街。川には大トカゲがいある。大きいのは3mにもなるとか。これはミズオオトカゲで、特に悪さはしない、おとなしい性格。このクルーズは子供たちに大人気。

 朝7時、賑わっているお店がある。100種類の飲茶から選択する。1つ20円〜50円程度で食べられるという。朝5時半頃から営業して、お昼にはなくなるので、店仕舞するそうです。

 街のタウン雑誌のデザインをしているイザムさん(31歳)が紹介してくれたのは、チェンドルが美味しいお店。かき氷で、黒蜜、ココナッツミルク、クラッシュゼリーなどをのせて食べる。

 新婚さんの朝ごはん。郊外にあるピアノ教室をしているモダンな家に住んでいるのは、セレステ・ファンさん(29歳)。1品目「ナシレマ」。マレーシア米をよくといで、ココナッツミルクを入れる。パンダンリーフという香りのよい葉をまとめて結び、鍋に入れる。ほんの少し塩を入れ、30分蒸し器に入れる。お皿に盛り、茹でた空心菜と卵をのせる。サンバルペーストを添えて完成。
 2品目「ポンテ・チキン」。鶏肉を食べやすい大きさに切り、豚のバラ肉も切る。ポンテペーストという調味料は、エシャロットとにんにくをよく炒めて、パオチオ?という大豆の発酵食品と一緒に煮詰めて作ったペーストのこと。これをお湯にとかし、じゃがいもとお肉を入れたら煮込むだけ。
 3品目「オタ・オタ」。ハタの仲間の魚を使う。包丁でよく叩き、サンバルペーストとココナッツミルクを入れて、よく混ぜる。耐熱皿に移しオーブンの中で10分焼く。パンにのせて食べます。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん ジャカルタ」

 2010年7月10日放送。

●ジャカルタ
 首都ジャカルタは人口1800万人。高層ビルも数多く建ち並ぶ。道路は車やバイクで大渋滞。さらに通りには人があふれている。通勤電車はもっと混んでいて、屋根の上にも乗っている。エアコン付きの電車とそうでない電車があり、運賃の安い方に人が殺到するので、屋根にまで乗るという。鉄道会社も黙認している。ドアも開いて人が外にぶらさがっている状態。
 プジョンポンアン通りに行く。道路沿いに人が立っていて、車に合図を送っている。渋滞が日常化しているので、通勤時間帯(毎朝7時〜10時、午後4時半〜7時の間)は車に3人以上乗っていないとジャカルタ市内の中心街には入れないらしい。
 ジャカルタ最大の市場「ジャティヌガラ市場」に行く。靴、食器、イスラム教の衣装、リモコンのお店もある。インドネシアは床が石などが多く、落として壊す人が多いためらしい。

 郊外にある屋台街「ブロック・エス」に行く。屋台は満席。焼きたてを運んできたので、取ろうとしたら別の人がほしいという。スイで決めようということになった。これは日本のジャンケンで、親指がゾウ、人差し指が人、小指がアリで、ゾウは人に勝ち、人はアリに勝ち、アリがゾウに勝つという。

 リアンディ・ハットマディティアスさん(22歳)が勧めてくれたのは、「インドミ・プダス・バン・アデ Indomi Pedas Bang Ade 」。このお店は料理に使う唐辛子の本数を自分で決めることが出来て、注文時に30とか50とか100とかと言う。そのために連日大盛況。今回の激辛麺は14000ルピア(約130円)。

 もっと刺激的な場所があるという。チブブールCibubur に行くと、マッサージをしていた。実は足の親指と人差し指の間にハチの針を刺していた。女性は足の裏でした。痛いので、金槌で土踏まずのあたりを叩いていました。これはハチの針を使って悪い所を治す治療院。ハチの毒の成分で血行などをよくし、肩こり、リューマチ、神経痛などの様々な症状を治すと言われている。1回4万ルピア(約380円)何箇所刺しても値段は同じ。

 新婚さんの朝ごはん。ジャカルタの住宅街に住むメラニー・シマトゥパンさん(30歳)が作るのは、1品目「サユール・ロデ」。石臼を使ってスパイス作り。にんにく、たまねぎ、コリアンダーの種をよく混ぜてつぶす。ペースト状になったスパイスを油を敷いたフライパンで炒め、ショウガの一種ガランガルとベイの葉を入れ、さらに炒める。香りがでてきたら、水で薄めたココナッツミルクを入れ、ナス、インゲンなどを入れて、柔らかくなるまで煮込む。具に火が通ったら、濃いココナッツミルクを入れ、コクを出し、塩、砂糖で味を整える。
 2品目「砂肝とうずらの卵のチリソース炒め(オセング・バラド・アンプラ・テルル・プユー)」。鶏の砂肝をいったん塩ゆでにして、臭みを取る。その間にソースを作る。にんにく、たまねぎ、たっぷりの唐辛子をミキサーに入れ、さらりとした液状になるまでミキサーにかける。これをフライパンで暖め、茹であがった砂肝と、輪切りにした唐辛子、ベイの葉を入れ、全体がなじむように炒める。最後に茹でたうずらの卵を入れ、卵をつぶさないようにソースをからませる。
 3品目「トミス・テンペ」。発酵食品テンペをサイコロ状に切っておく。これを油の中に入れ、サクサク感がでるまでサラッと揚げる。全体がきつね色になったら、油から取り出し、この料理に味付けには、ケチャップマニスを使用する。大豆を発酵させたものに、椰子砂糖、ショウガなどを加えたもので、甘口醤油みたいな味。にんにく、たまねぎを炒め、ケチャップマニスで味付けをし、揚げたテンペを加え、全体がからむように混ぜる。テンペがソースとからみ、全体に照りがつけば、完成。


テレビ番組「世界!弾丸トラベラー 竹下玲奈さんでパプア・ニューギニア」

 2010年4月24日放送。モデルの竹下玲奈さん(28歳)が、映画「アバター」で見た神秘的な木が現実にあるという、1万匹ものホタルが集まる幻想的な木を見たいという。

●予定
 1日目、21:05、成田空港発ニューギニア航空55便で6時間25分。
 2日目、9:35、ジャクソン国際空港発ニューギニア航空272便で2時間30分。12:05、ケビエン空港着。12:30、ガイドと待ち合わせ。13:00、ホテルにチェックイン。14:00、ジャングル・トレッキング。18;30、ホテルのある村で伝統的な夕食。22:00、ホタルの木を見に出発。23:00、幻想的なホタルの木を見る。
 3日目、6;00、ケビエン空港発、15:00、ジャクソン国際空港発。23;20、シンガポール国際空港発6時間40分。
 4日目、7:00、成田空港着。

●ケビエン
 空港に到着すると雨だった。ガイドのビルさんは19歳で、男ですが、巻きスカートをはいていました。
 ホテルにチェックイン。「ツリーハウス・ビレッジ・エコリゾート」で、樹齢200年の木の上に2階建の家が建ててありました。宿泊できるのは1日1組だけ。自然大好きの野生児なので、大喜び。1泊242キナー(約9680円〜)。
 ジャングル・トレッキングに出発。雨なので、地面は水だらけでした。アバターで見たことがあるようなカラフルな鳥「オオハナインコ」がいました。
 ジャングルの奥に川がある。このワラプラウ川をクルージングする。すると水遊びをしている子供たちがいっぱいいた。「フィッサオ村の天然プール」でした。木からターザンのようにぶらさがっていました。それを見て竹下さんはボートから降りて、川に突然飛び込みました。続いて子供たちも。そしてロープにつかまって・・・。
 夕食はホテルのある村で伝統的な夕食。到着しても人がいない。突然、戦いの恰好をした3人の男たちがでてきた。長老のラバンさん(75歳)と握手。これがこの村の歓迎の儀式。そしてレイをかけてくれた。この村ではホテルやガイドさんからの依頼があれば、観光客をもてなしてくれる。豚の炭火焼き(丸焼き)、ドロガニの石焼き、スイートポテトの蒸し焼きなどの伝統料理。

 22時、出発。運がよければ見ることができるそうです。近づいたら静かにするように言われた。そして23時に見ることができました。
 この木に集まるのは、「プテロプティックス・エフルゲンス Pteroptyx effulgens 」というホタル。大きさは約8mmで、仲間の光に集まる習性がある。オスは黄色、メスは緑色の光を放つ。オスは集団で光、メスを集める。オスの寿命は約1週間。多い時は1万匹が集まるという。そこで2時間待った。まるでクリスマス・ツリーのようになりました。


テレビ番組「赤道大紀行 最終章」

 2010年1月30日放送。西村雅彦さんが2年前、ブラジルのアマゾン川でのポロロッカ、アンデス山脈、ガラパゴス島、1年前はケニアのサバンナを旅した。今回は東南アジア、南太平洋。キナバル山、オランウータン、トラジャ族、ナン・マドール遺跡、沈み行く島などを紹介する。赤道は46億年もの間、太陽の光を最も多くあびる場所。中部日本放送製作。

●マラッカ
 マレーシアの古都で世界遺産の港町。スパイス・マーケットにはその名残を見ることができる。黒コショウ Lada Hitam を売っている。100g2リンギット(約66円)。食料の保存を可能にした。当時黒コショウ1gは銀1gと同じ価値があった。マラッカは東西貿易の中継地として、1511年ポルトガルが占領、1641年スペインが占領、1896年イギリスが占領した。
 車で国境を越えてシンガポールに入る。

●シンガポール
 琵琶湖とほぼ同じ面積の小島におよそ500万人が暮らす。07年の1人当たりのGDPは日本を追い抜いてアジア1位。北緯1度で、赤道からほぼ100km北にあるだけ。

●ボルネオ島
 この島にはインドネシア、マレーシア、ブルネイの3つの国が存在している。ポンティアナックは赤道直下の町。市場でドリアンを売っている。1個1万ルピア(約100円)。粕漬を食べている感じとか。ミカンも3kg100円。屋台に行くと「クエ」と言われたが、これは「お菓子」という意味。一般に、飯はナシ、魚はイカン、菓子はクエという(笑)
 赤道をGPSで確認した。150m離れた場所に立派な赤道の記念塔が建っていた。この塔は1928年にオランダ人研究者が赤道を発見したことを記念して建てられた。ずっと建っていて傷んできたので、それを守るように外側にさらに塔で覆ったという。計測しなおした赤道の正しい位置に板がありました。
 この町では春分の日と秋分の日に年に2回お祭りが開かれ、影がなくなるという体験ができる。
 「タンジュン・プティン国立保護区」で、「森の人」という意味のオランウータンを見に行く。森の中を1時間歩いて、見えた。オランウータンは動物の中で母と子の絆が一番強い。母親は子供が8歳になるまで育て、その間は子供は作らないとか。
 「OFIリハビリセンター」では、母親を失ったオランウータンの孤児を引き取って森へ返すための訓練を行っている。約300頭以上のオランウータンの孤児が生活し、人間が母親の代わりになって育てている。母親が森林伐採していた男たちに殺された孤児もいた。伐採された森にはオイル・パームが植えられる。

 バンジャルマシンはボルネオ島南部の町。東洋のベニスとも言われる。朝5時半なのに海には多くの船がでている。名物の「クイン水上市場」で、船で持ち寄って物々交換している。朝1時間のみ開かれる。バナナ1房5000ルピア(50円)。一際大きな船がいる。ピーナツソースをからめた焼き鳥「サテ」を出す屋台船。
 バンジャルマシンの水上マーケットの付近には水上に建てられた家がズラリ。この水で洗濯をし、女性もこの水で体を洗っている。

 キナバル山(標高4095m)は、死者の魂が帰る場所。昔から聖なる山として崇められてきた。東南アジア最高峰の山で、この山に2日がかりで挑む。標高1866m?の登山口から登り始め、3278m?地点の山小屋で仮眠を取り、ご来光を4095mの山頂で迎える、全長8.7kmの登山。登山ガイドはベンソンさんで、1日目は6kmを5時間かけて登る。朝10時出発。1時間で1km、標高2000m。2時間でご来光を見て下山する人とすれ違う。標高2500mを越えた地点から傾斜が急になる。虫を食べるウツボカズラなどが生えている。6種類の植生を持ち、5000種類以上の植物が自生し、世界遺産にも登録されている。4時間後、ドンキーイヤーズという岩が見えた。3000mを越えると空気も薄くなり、植生も変わり高山植物となる。7時間後、4273m?のラバンラク山小屋に到着した。午後6時に夕食。3時間の仮眠。
 朝1時に山小屋を出発。4時間かけて山頂に向かう。標高3700mからはロープを使って登る。最初の200mは危険なのでしっかりロープを握ること。5時45分に頂上に到着。山頂から見る美しい夜明けに感動しました。

●セレベス島
 ボルネオ島の東にある島。
 タナ・トラジャは赤道直下の村。トラジャ・コーヒーで有名だが、周囲を山で囲まれ、他の地域との交流はなかった。そのために独特の文化や風習が残っている。ガイドはトラジャ族のアクスさん。屋根が尖っていて、屋根の額の部分が、通りに突き出している。トンコナンと呼ばれている高床式の家。そこにある家は900年前のもので、今でも使われている。トラジャ族の祖先は北から船で渡ってきたという。その歴史を忘れないために、屋根は船の形をして北に向いている。今でも先祖代々の方法で、クギを使わずにトンコナンが作られている。墓地に連れて行ってもらいました。骸骨が並んでいました。
 サムウェルさんのお宅を訪問した。2年前にお父さんが亡くなったそうですが、まだ居間に寝かせてある。お葬式を行なうまでは眠っているとみなされる。お葬式は来年の11月とか。トラジャではお葬式に莫大なお金をかけるので、今は貯めているところだという。最低1ヶ月かけるという。親類や村人を数百人呼んで、動物を生け贄にして、毎日振舞うという。盛大にすればするほど死者の供養になるという。
 全財産をかけて行うというお葬式に参加した。大音量のマイク・パフォーマンスだが、聞いている人はわずか。お祭りか野外コンサートのよう。トラジャ・コーヒーをいただいた。しばらくしてメイン・イベントである闘牛が行なわれた。決められたスケジュールはなく、その場的に催しが行なわれる。先祖に感謝し、集まった人々に感謝するのが大事という。

●ポンペイ島
 ミクロネシアに浮かぶ島で、首都がある。大航海時代にスペインが発見した島。1周わずか80kmで、人口は約3万人。水と緑に囲まれ、太平洋の花園と呼ばれる。とてものどかな島です。
 火山が隆起してできた島で、島のほとんどが山のため、太平洋でできた雲は必ずこの島にぶつかる。1日に何度も雨が降り、世界で最も雨が多い島とも言われている。
 市場に行く。魚はフライかサシミで食べるそうです。ビートル・ナッツがある。噛みタバコのようにして味わうポンペイの人の大好物。中に貝をつぶした粉を入れ、タバコをはさみ、タッコイ?というコショウ科の葉に包んで食べる。
 この島の男たちは夜、飲み屋でお碗に入った飲み物「サカオ」を飲んでいる。静かな飲み屋です。サカオは泥水みたいに見える。みんなこれを回し飲みする。コショウ科の根をつぶし、ハイビスカスの茎の皮で包んで絞る。アルコールではなく、麻酔のような鎮静効果がある。

 「ナン・マドール」は世界で最も大きい海上遺跡と言われる。「天と地の間」を意味する言葉。数百年前にサンゴと玄武岩で作られた92の島々が1.2kmに渡って続く。その多くがマングローブに覆われ朽ちているが、今なお形をとどめているのが、現地の言葉で「王様の口」を意味する「ナン・ドワース」。高さ9mの石組みがある。ルフォーノ・マクリシオ博士が説明してくれました。この遺跡はシャウデロール王朝のお墓だそうです。800年前〜600年前のものらしい。1000年栄えた王朝。どこから運んだのかは、ポンペイ島だと思われているが、方法は現在でも不明。

●マーシャル諸島・マジュロ海礁
 さらに東のマーシャル諸島共和国にある、長い時間をかけて珊瑚礁の上にできた島。57の小島が100kmに渡って楕円形につながり、「太平洋の真珠の首飾り」と言われている。島の両側を海に囲まれているので、一番狭い場所は国の幅が数mしかない。人口は2.5万人。海の中は透明度が高い。西村さんは初のシュノーケリングを楽しんだ。
 地球温暖化の影響で海面が上昇し、椰子の木を根こそぎ倒していた。以前は40m先まで砂浜が続いていたそうです。お墓も海の中にある。このままいくと21世紀末には海面が88cm上昇し、島が海に沈んでしまう可能性があるとのこと。マジュロの平均海抜は2mで、21世紀末には島の8割が海に沈む。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん インドネシアのロンボク島」

 2010年1月23日放送。

●ロンボク島 Lombok
 バリ島の東50kmにある、第二のバリ島と言われているインドネシアの島。現在リゾート化が進んでいる。
 マタラム Mataram は一番大きな町だが、人通りは少ない。馬車が多く走るが、チドモといわれている庶民の足。町を出ると田んぼなどが広がる。
 「スウエタ市場 Pasar Suweta 」には唐辛子の店が多い。ロンボクは唐辛子の意味で、生産地だという。料理には大量に唐辛子を使う。
 プライヤ Praya では日差しが強いので、スーパーに入った。水は1500ルピアなので、2000ルピア札を出したら、お釣りはアメ3個。インドネシアでは細かいお釣りはアメを代わりに渡す。小銭のコインが不足しているため。

 サデ村 Sade は島の南部にあるササック族の村。手織りの機を織っている。背中に脂を塗ってコインでこすっている。これは「クロック」という民間療法。コインで背中をこすると、毛穴から悪いものが出るといわれている。「頭痛や疲労回復に効果がある」という。ボカシオイル?というココナッツなどから作られたオイルを使う。体調不良の人だけ赤くなるという。

 「ノボテル・ロンボクホテル」は、島の伝統家屋をモチーフにしたリゾートホテル。プライベート・ヴィラを見せてもらった。広くて高い天井、天蓋付きのベッドで、ササック・ヴィラは1泊US$250。プライベート・プールも付いているようです。

 ハッサン・アシュアリさん(20歳)がお勧めなのは、「リンサル寺院 Pura Lingsar 」で、「幸せになれる池がある」といわれている。若い女性などが多く来ていました。池には聖なるウナギが住んでいて、その姿を見られると幸せになれると信じられている。そのためには、まず「ゆで卵」を買って、そこの人がむいてくれて、それを池にまいて、壁を叩き続けてくれる。30分経過したら、聖なるウナギが登場した。時には数日も姿を見せないことがあるという。

 新婚さんの朝ごはん。住宅街に住むダニ・ブレンダバニさん(28歳)が作るのは、1品目「イカン・グラミ・ブンブ・クニン」。チャベという石臼の上で、唐辛子、タマネギ、ターメリック、ニンニク、ショウガなどをすりつぶし、ペースト状にする。切り目を入れた川魚「イカン・グラミ」を油をしいたフライパンに入れ、ペーストをのせ、コップ1杯の水と少量の油を入れ、一煮立ちする。トマトなどの野菜を加え、味がしみこむようにコトコト20分煮込む。
 2品目「プルチン・カンクン」。ココナッツの実を直火で焼き、中に含まれる余分な水分を飛ばす。細かく摩り下ろし、石臼に唐辛子、トマトをすりつぶし、激辛のサンバルソースを作る。ゆでた空心菜、もやし、ココナッツをお皿に盛り付け、サンバル・ソースをのせて完成。
 3品目「ルジャック」。唐辛子にトラシというエビの塩漬け、砂糖を混ぜてすり潰し、たっぷりの椰子砂糖の塊をくずし入れ、水を加えて甘辛のソースを作る。そこに、パイナップル、パパイヤ、マンゴー、などのトロピカルなフルーツをを加え、全体がなじむように混ぜ合わす。


テレビ番組「世界の果てまでイッテQ! 心に残る温泉ベスト5」

 2009年11月29日放送。森三中の世界の果て温泉同好会による、2年間で数々の温泉に入浴した中から心に残る温泉ベスト5を発表した。イモトさんも出演。日本テレビ製作。

●5位
 インド「美の温泉ツアー」。ラジェンダー・シンさんの案内で出発。まずヨガ。ヨガ歴50年のティラトゥラム・バトラさん(78歳)による指導。肩立ちのポーズ、笑うヨガ。笑うヨガは今インドで一番人気。鼻クリーニング。
 美のスペシャル・ドリンク。飲んだ後に紹介されたのは、「牛のおしっこ」。インドでは神の使いとされる牛の尿は、何にでも効く薬として珍重されている。お求めの方は、インドの薬局で買えます。
 ブンタルに行って、マニカラン温泉に行くバスは既に満席。バスの屋上が空いているというので、乗る。道路のすぐ横は崖。2時間で到着。
 マニカラン温泉広報担当のアラビンダル・シンさんが町外れの川湯に案内。

●4位
 メキシコ「激辛温泉ツアー」。36度でハバネロ入りの辛い料理をいただく。「豚肉のハバネロ・ソース煮込み」。「マンゴーとハバネロ」をいただいた。メキシコではフルーツに唐辛子を加えるのは一般的。
 メキシコでは、生のイモムシを食べるそうです。高級食材です。
 イルカと触れ合う体験もしました。
 川の中に温泉があった。滝の裏にまわると天然のうたせ湯もあった。

●ジャマイカの地獄温泉
 洞窟?の中の温泉に入るが、ぬるい。するとガイドがライターで水面に火をつけた。可燃性のガスが噴出する天然温泉でした。

●3位
 トルコの「うらやましくなる温泉ツアー」。ガイドはアリさん。まずハマムに行く。湯船がない。職人さんに体のすみずみまで洗ってもらえる。まず泡だらけにして、全身マッサージ。アカスリ。頭のてっぺんから足の先まで洗う。女性の場合は職人さんも女性だそうです。
 ベリーダンスのショーに出演。ナイトクラブ「スルターナス」です。まともな踊りではなかったが、お客にはうけました。
 世界遺産パムッカレに行く。トルコ語で「綿の宮殿」を意味する。幅1km、高さ200mにもなる。お湯は35度。青空の青によって青くなっている。夕暮れにはオレンジ色になりました。

●2位
 アメリカの「冒険温泉ツアー」。ラスベガスから自転車で荒野に行く。スカイダイビングの練習をする。インドア・スカイダイビングは下から吹き上げる風にのるもの。1回約7500円。
 スカイダイビングに挑戦。高度4500mから降下。時速200kmで垂直落下。
 とっておきの天然洞窟サウナ。温泉の流れ出す洞窟。90年前にトンネルを掘ろうとしたが、温泉が沸き、工事が中止されサウナになった。

●パプア・ニューギニアの大爆発温泉
 ガゼル半島のカブルブル火山は活火山。周囲は火山灰が降り積もって、枯れ果てた木々が立つ。まず温泉卵。そこを掘るとヘビの卵だと思ったが、ツカツクリという鳥の卵がでてきた。この卵は世界一美味しい卵といわれている。割ってみると9割が黄身で、半熟状態。甘くて濃厚だそうです。
 温泉は海岸沿いが熱い。海側に行くと温度が下がる。

●1位
 アイスランド「湯めぐりツアー」。まず青いサンゴ礁温泉「ブルーラグーン」。世界最大級の巨大露天風呂。源泉は地下2000mから汲み上げた高温の海水。温泉施設だけでなく、ビニール栽培や一般家庭の暖房用としても利用されている。温水マッサージは30分約5000円(入浴料込み)。
 洞窟温泉に入る。お湯がとても透明。50度以上らしいです。出川さんはこれに入りました。
 地球の裂け目「ギャウ」温泉。この場所は秘密。あまり立ち入ってほしくないかららしい。裂け目の崖の下15mらしい。青い色で39度。
 世界最大級のゲイシール間欠泉。間欠泉は地下に溜まったお湯が地熱によって噴水のようにある一定周期で吹き上がる現象。湯柱の温度は97度〜100度で、シャブシャブの温度と同じ。この間欠泉でシャブシャブに挑んだ。箸もマジックハンドもダメだったので、釣りざおでやってみたら、成功したが、熱水を頭からかぶりました。


テレビ番組「西川きよし、ヘレンの楽園暮らし in マレーシア」

 2009年10月25日放送。西川きよし、ヘレンさんが出演。大阪から6時間。マレーシアはセカンド・ライフやロング・ステイという人が日本から多く来ている。そういう人たちの生活を訪ねる。多民族国家で料理も楽しめる。物価は日本の3分の1。そういう理由で3年連続ロングステイ滞在希望国第一位。

●制度
 マレーシアで暮す日本人は9300人。そのうちセカンド・ライフで暮す人は1003人。去年1年間で320人増えた。その人たちが所有しているのが、「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム・ビザ(通称MM2H)」。最長10年間有効、何度でも入国できて自由に滞在できる。マレーシアの金融機関に日本円にして15万RM(約390万円)の定期預金、またはマレーシア国外で1ヶ月1万RM(26万円)の公的年金収入があることなどが条件。そのヴィザ取得をサポートしているのが、「ココナッツ・クラブ」。マレーシア国内に4箇所オフィスがあり、日本人のロング・ステイを手助けしている。入会金は夫婦で100RM(2600円)、年会費は夫婦で120RM(3120円)。スタッフの荒井千惠さんが説明してくれましたが、生活のサポートもしてくれる。銀行での通訳の依頼もある。引越しの手伝いもしているとか。毎週土曜日には様々なイベントも開催している。
 2009年からMM2Hの規制が変わり、雇われる場合は週20時間の労働の上限がある。つまり、雇われてはいけない。自分で事業を興すのは25万RM(650万円)以上の資産があり、現地の人を雇うことが条件でOK。セカンド・ライフは年金生活だけではない。

●ペナン島
 パラダイス・サンディ・ビーチは美しく、緑も多い。マレーシア第二の都市でもある。18世紀から東西貿易の要所として栄えた。コロニアル建築が数多く残るジョージタウンは2008年世界遺産に登録された。
 ジョージタウンから車で15分、日本人に人気のバトゥ・フェリンギにあるコンドミニアムでセカンド・ライフを実現したご夫婦を訪ねた。住石守さん(60歳)ひさ代さん(60歳)は大手繊維メーカーを退職し、2004年に娘さんとペナンに移住し、2008年に娘さんが帰国した。ビーチまで徒歩10分、ベランダからの展望もいい。テニスコート、プールもある。庭は32度くらいあるが、風があるので、部屋の中でエアコンをつけたことがないそうです。大阪で暮らすよりも楽みたいです。家賃は2LDK、80平方m、家具付きで1200RM(リンギット)(3.5万円)。今は1RM=26円なので、31200円。電子レンジ、トースター、冷蔵庫などもついている。
 最初はオーストラリアのケアンズに行く予定だったが、デポジットが申請時に75万A$(6000万円)になったので、あきらめたという。そしてペナンに決めた。奥さんからの要望は、独身時代からの趣味のお茶を続けること。今は、インターナショナル・スクールのクラブ活動でボランティアとして茶道を教えている。
 洋服はこちらでオーダーメイドで作って、ワンピースの生地が6RM(180円)、仕立てが50RM(1500円)。奥様たちに大人気の店「64番」。スタッフの王梅柳(ウォン)さんは確かな技術と安い値段で人気。ご主人のお気に入りの場所は、プールサイド。

 高級リゾートが建ち並ぶ静かなタンジュン・ブンガ地区。ここのコンドミニアムに暮す横山豊さん(53歳)、浩子さん(45歳)ご夫妻。2LDK、75平方mで、リフォーム代、家具代込みで1000万円で購入した。早期リタイアして2007年に移住した。近くのビーチで散歩を楽しむ。ビーチの住民のサルとも仲良し。
 地元の市場「タンジュン・ブンガ・マーケット」の朝市を案内してもらった。様々な食材が並ぶ。値段は日本の3分の1。玉ねぎ1kg68円、トマト1kg78円、ゴボウ1kg7RM(210円)。グリーン・マンゴー1kg203円は緑でも甘い。ドラゴン・フルーツ1kg130円。イスラムの国なので、豚は食べない。市場の裏に隠れている。トンカツ用にヘレ肉を1kg416円で購入。
 奥さんはペナンに来て始めたことがある。「シャアレイ・ビッティ・センター」でベリーダンス教室で、4回で42RM(約1200円)。浩子さんはいつも20人ほどの地元の人たちとのレッスンに参加している。
 ベランダでトンカツをいただいた。帰国してみてこちらの方がいいと感じたそうです。

 ペナンのココナッツ・クラブの会員に一番人気なのが「金門」で、マレーシアの鍋料理「スチーム・ボート」の専門店。肉、野菜、麺などで2人分20RM(520円)。真中が空洞になった鍋で煮込み、スープは鶏がら。薬味は唐辛子、チリソース、ガーリックオイルをお好みで。
 愛知から2006年に移住した山本義典(62歳)・庸子さん(63歳)ご夫妻、千葉から2007年に移住した渡辺亜雄(65歳)・洋子さん(61歳)ご夫妻、福岡から2006年に移住した森内芳信(64歳)・正子さん(63歳)ご夫妻にぶっちゃけの話を聞いた。来てよかったかについては6人イエス。日常生活には何の不満もないかどうかは2人がNo。悪いことは割り込みがあったり交通マナーが悪いことなど。水まわりのトラブルが多く、直ってなかったということもある。防犯は注意が必要で、鉄格子やカギを二重にするのは当然。必須アイテムはパソコンで、メールやスカイプが活躍。健康状態がよくなった人は6人。ゴルフをするようになって痛風が止まったとか、血圧が下がったとか、喘息とかも10分の1程度になったとか。ほとんどの人が血圧が下がるとか。生活費は年金だけかどうかは、渡辺さんはだけNoで、相当締めて20万円弱とか。通常は25万円くらい。ここだけだと年金生活が可能だが、日本での生活もあることを考慮するとNoだそうです。森内さんはメイドさんがいて、年金範囲だそうです。これからもずっとマレーシアに住みたいかというと、山本さんはNo。ずっと居たいけど、日本にも居たいという感じみたいです。

 宿泊は「シャングリア・ラササヤン・リゾート&スパ」で、ここは6つ星と言われる。今回はスイート「ラサウィッツ・プレミア・ルーム」。中庭を見下ろすバルコニーにはフローラル・バスがある。スタンダード・ルームは1泊700Rm(2.1万円)。プールサイド・バーで乾杯。サテーなどをいただいた。夕陽がきれいでした。

●クアラルンプール
 ペナンから飛行機で1時間、車だと5時間。マレーシアの首都、人口は180万人でKLと略す。マレー系65%、中国系25%、インド系7%。年に3回国を挙げて大きなセールが行なわれる。中には70%引きもある。
 ペトロナス・ツインタワーは高さ452m、83階建。1998年、日本と韓国の建設会社によって建設された。ここにKL最大のショッピング・センター「スリアKLCC」がある。6階建で300店舗、売場面積約14万?平方m。高級ブランド・ショップもある。「nose」はマレーシアで人気のシューズ・ブランド。可愛いので女性旅行者には人気。1500円くらい?半額で800円というのも並ぶ。バッグもありました。「紀伊国屋書店」には、日本語書籍フロアは350平方m、7万冊もある。「1Q84」は本体1800円で104.4RM(約2700円)。「Video Ezy 」でも日本語のCD、DVDがある。「伊勢丹」は日本にいる感じ。家庭用品売場の奥は食料品のスーパーマーケットがある。レモン1個1RM(30円)、洋梨3.9RM(120円)。味噌、醤油、冷凍食品もズラリ。たこ焼きの粉410円。魚沼産コシヒカリもある。マレー産豆腐は1個25円など、メイド・イン・マレーシアの日本食が増えている。

 不動産情報。車で25分の郊外の「サウジャナ・ビラ・コンドミニアム」の住民の6割は日本人。セキュリティも万全、日本人スタッフは毎日勤務している。122平方m、3LDK、家具付きで月2800RM(7.3万円)。3寝室、キッチンには電化製品も完備。226平方m、家具付きの部屋だと月4800RM(12.5万円)。施設も充実しており、ミニ・マーケットには日本のインスタント食品も並ぶ。ベーカリー・ショップにはメロンパン、あんパンなどもある。日本食レストランではラーメン、カレー、餃子もある。保育所もある。週単位・月単位での短期レンタルもある。
 各国の大使館や公邸が建ち並ぶ閑静な住宅街「ジャラン・アンパン地区」。のべ20年以上マレーシアで暮すご夫婦を訪ねた。奥田幸四郎(80歳)・みちこさん(77歳)。135平方m、家具代を含めリフォームして1500万円で購入。目の前がポロ球技場。ここで生活していて困ることや嫌なことがあまりないそうです。3年前に脳の手術をこちらでやってもらって、とてもよかったそうです。待たずにいい先生に手術してもらえるのがいいそうです。医療技術も日本よりもいいかと思ったそうです。実際、客観的にもレベルは国際的レベルにあり、進んでいるそうです。クアラルンプールには日本語の通じる病院が8つ。海外保険に加入すれば、全て無料になるとか。今年6月には、HSCメディカル・センター内にマレーシア初の「HSCジャパン・クリニック」がオープンした。看護士さんも日本人、医師は山村先生。
http://www.hsc.com.my/eng/japanese-clinic.php
 みちこさんはラインダンス、コーラスなどにも参加している。週4回、午前5時半から出かけて行くのは名門ゴルフ場「ロイヤル・セランゴー・ゴルフ・クラブ」。1番ティーを取るためだそうで、7時からプレーを開始。会員は無料、ビジターでも50−60RM(約1500円)でプレーできる。9時には地元の市場「ホグチュン?・マーケット」に行く。自宅には冷蔵庫が4台ある。手作りのお菓子がズラリ。月に1,2度自宅でお菓子教室を開く。

 新興の高級住宅地「モント・キアラ地区」。日本人にも人気のエリアで、話題になっている物件が「ヴァーブ・スイート・モントキアラ」。セレーナ・サウさんが案内してくれました。42.9平方m、バスタブ、家具付きで月2500RM(6.5万円)で人気が殺到している。バスタブのせいらしい。86.8平方、家具付きで月4500RM(11.7万円)は2寝室、2浴室。パブリック・スペースが充実しており、ジム、ジャクージもあり、屋上庭園からはKL市内を一望できる。

 宿泊は、KL一番の繁華街「ブキッ・ビンタン」に近い「ザ・リッツ・カールトン・クアラルンプール」。上質で落ち着いた空間がゲストを迎えてくれる。2005年にオープンした「スパ・ヴィレッジ・クアラルンプール」は伝統的マレー・マッサージをはじめ、多民族国家マレーシアならではのマッサージ・セラピーやトリートメントが充実。外のプールも落ち着いています。プレミア・スイートは1泊4.4万円ですが、豪華です。バトラー・サービスも利用できる。
 屋台街「チャウ・キット」に行く。ちょうどこの月はイスラムの断食月ラマダンの期間だった。太陽が沈むと食事をします。「クルマ」はナツメヤシの実を乾燥させたもの。干し柿に似た味で、陽が落ちた後に食べられる。テーブルでは料理を前にラマダン明けを待つ人々。

 チャレンジという道を選んだ人もいる。美容師の正木繁幸さん(57歳)は去年大阪大正区から単身で移住、「Hikaru」が美容師を募集していることを知り応募した。マレーシアには美容の専門学校がなく、日本のように国家資格もない。技術を教えているので、マレーシアの若者にとっては有益。日本語で教えているのにマスターしようとするのがいいそうです。常連のお客さんは日本の技術でやってもらえるのがありがたいという。
 この日大阪から奥さんの美由紀さん(48歳?)がやってきた。「ジャラン・アロー」屋台街に行く。様々なローカル・フードがリーズナブルな料金で味わえる。正木さんのお勧めはマレー料理「バクテー」で、骨付き肉を漢方薬で煮たスープ。10RM?(260円?)。屋台街のうぐ裏のコンドミニアムが正木さんの住まい。家賃は会社が負担している。スカイプで娘の枝里加さんに連絡。別れて暮らして初めて奥さんの大事さがわかったようです。将来は奥さんをこちらに呼びたいそうです。

●マラッカ
 クアラルンプールから車で3時間半。マレーシアの古都マラッカは、14世紀に内戦でスマトラ島を追われた王子が、ここにマラッカ王国を建国、15世紀には海上貿易の拠点として栄えたマレーシア最古の都市。オランダ広場、ジョンカー・ストリート。16世紀初めのポルトガルに始まり、オランダ、イギリス、日本など外国支配を受け続けた。名物の自転車のサイドカーの「トライショー」に乗って観光。ひと乗り6RM〜10RM(150円〜260円)。2008年世界遺産に登録された。年間約600万人の観光客が訪れる。
 赤い壁の建物は17〜18世紀のオランダ統治時代のもの。マラッカ川を通過。チャイナ・タウンで下車。15世紀初頭、中国南部からマラッカに移住した男性が、現地の女性と結婚して生まれたのが「ババ・ニョニャ文化」。その影響が強く残る「ホテル・フリ」。間口は狭く、奥に100mも続くマラッカの伝統的な造り。「ブルドッグ・カフェ」では名物「ババ・ニョニャ料理」がいただける。「ニョニャ・ポピア」2.8?RM(80?円)は切干大根を甘辛く煮込んだものを甘いパンケーキでくるんだもの。「オタオタ」は香辛料をきかせた魚の白身をバナナの葉で包んで焼いたもの。「イカン・ゴレン・チリ」11.4?RM(300円)は白身魚の唐揚げに熱々のチリソースをかけたもの。「ポンテ・チキン」は鳥とジャガイモを甘辛く煮たもの。
 チャイナ・タウン「ジャラン・トゥカン・エマス」ではみんなフレンドリー。様々な宗教が1本の通りに混在している。ヒンドゥー教のお寺、仏教のお寺、イスラム教のモスクもある。雲林寺にお参りした。

 2008年から移住しているのが、ピーター・B・ハーイ(64歳)、彩子さん(64?歳)で、日本では二人とも大学の先生だった。ショップ・ハウスという店と住居が一緒になった建物に暮す。1階がお店「ラズ・カシミール」で、インドのカシミールからのショールや絨毯や刺繍のファブリックなどを扱っていて、すごく安いそうです。彩子さんは自分のブランドでアクセサリーを販売している。2階が住居で70平方m、家賃は1ヶ月600RM(1.6万円)。家具は日本から持ち込んだそうです。日本から連れてきた猫もいる。ピーターさんは映画に造詣が深く、「日本の銀幕」などの著書がある。ピーターさんはベトナム戦争の徴兵を免れるために日本に渡った。日本語の先生が彩子さんだった。
 路地を歩く。「アシアナ・カフェ」は牧野森太郎さんのお店で、何とこの日がオープン初日でした。古い家を借りて、400万円かけてリフォーム。家賃は100平方mで月1400RM(3.64万円)。共同経営者が中国人写真家なので、ギャラリーにもなっている。「エビチリ・ライス」10RM(260円)など。牧野さんは現在独身、40代前半から早期リタイアを考えていて、旅行で訪れてこの町が好きになった。日本では雑誌の編集者で、現在も続けている。
 この街は京都に近いイメージがあるそうです。
 今回感じたのはみなさんの決断力と行動力でした。


テレビ番組「世界!弾丸トラベラー 吉川ひなの、ギャル曽根さんでバリ島」

 2009年10月24日、31日放送。吉川ひなの(29歳)、ギャル曽根さん(23歳)がバリ島の神秘の力でパワーアップしたい!ガルーダ・インドネシア航空GA881便で日本から7時間30分。1泊3日の旅。

●予定
 1日目、11:00、成田空港発GA881便。17:30、ングラ・ライ国際空港着。19:00、レギャンストリートで夕食。22:00、ホテルにチェックイン。
 2日目、7:15、ホテルを出発して海へ。8:00、シーウォーカーを体験。11:00、エレファント・サファリ・パーク。13:30、イブ・オカでランチ。14:30、モンキー・フォレスト・ストリートでショッピング。18:00、タナロット寺院で夕陽を見る。19:30、ビーチ・バリ・カフェでディナー。22:00、空港へ移動。
 3日目、0:55、ングラ・ライ国際空港発GA880便、8:50、成田国際空港着。

●バリ島
 レギャン・ストリートにタクシーで到着。夕食ではなく、買い物に。雑貨屋「バリポ」。大スプーン2個12.5万ルピア(1250円)、ランチョンマット+お箸セット10万ルピア(1000円)を購入。近くの店で「おしゃれハット(麦わら帽子)」6万ルピア(600円)をネギって500円で購入。セレクト・ショップ「オリエンタル・シーズン」でワンピース28.9万ルピア(2890円)を購入。別の店でネックレス3.9万ルピア(390円)、サロン7.6万ルピア(760円)、スカーフ12.8万ルピア(1280円)を2つ、合計57.2万ルピア(5720円)を購入。
 ドッカルという馬車を見つけ乗りたいという。ドッカルは2万ルピア(200円)。15分で穴場のレストラン「タンジュン・ピナン Tanjung Pinang 」(住所:Jl.Raya Tuban No.100X Kuta 電話:0362-751841 )に到着。地元で大人気のお店。写真で見て注文できます。量も多い。インドネシア料理の定番「ナシゴレン」4万ルピア(400円)は美味しいそうです。「クピティン・ゴレン(カニの卵炒め)」22万ルピア(2200円)は超美味しいそうです。「クエッティオ・ゴレン(焼き平打ち麺)」、「カンクーン・トゥラシ(空心菜エビ味噌炒め)」、「フーヨンハイ(バリ風カニ玉)」、「ゴレガン・ウダン」、「アヤム・パカール」、「トウゲ・イカン・アシン」、「ミー・ゴレン」、「ウダン・スペシャル」で10皿。特に最後のはすごい量でした。周囲の人が最後は拍手していました。
 宿泊は市内中心にある「ジ・アマラ The Amala 」。今年オープンしたホテルで、12棟のヴィラからなるホテルで、テーマはモダンな隠れ家。今回は「プール・ヴィラ」で中はシックで豪華。プール付きで、400ドル。コンビニで5000円分買ってきた。さらに相当食べていました。

 翌朝7時、ドライバーのウラさんが赤いオープンカーで迎えに来てくれました。
 サヌール・ビーチに行く。浜辺に待っていた船に乗って謎の浮島に到着。そこでシーウォーカーに挑戦。魚の餌付けをすると、30cmくらいの魚が人の姿も見えないくらいにやってきた(笑)20分75ドル。
 次はジャングルの「エレファント・サファリ・パーク」に行く。ここはひなのさんの念願だった場所。ゾウに人が乗っているのを見て興奮、乗りたいと叫ぶ。エサをやる。ラモナちゃん(15歳)はすごい特技を持っている。ひなのさんがTシャツを着ると、ゾウがそれに絵を描いてくれた。斬新なデザインでした。2人でゾウに乗る。そしてゾウは池に入りました。記念撮影ポイントでもある。その写真をTシャツにプリントしてくれる。Tシャツは16ドル。

 ウブドに移動。観光客で賑わう人気のレストラン「イブ・オカ」でランチ。名物料理は「バビ・グリン(豚の丸焼き)」1.5万ルピア(150円)。豚皮、豚肉、数種類のホルモンが入り、特製のスパイスで味付けされた超人気の一品です。
 モンキー・フォレスト・ストリートでショッピング。セレクト・ショップ「リヤン・ショップ」はワンピースや小物が揃う。ワンピース30万ルピア(3000円)。雑貨屋「モレモレ」で貝でできたシェル雑貨を多く揃えている。観光客にはすごい人気です。シェルのお皿100万ルピア(1万円)。カフェ「ワルン・ダコ」に入る。メニューの上から下まで全部注文(笑)「ピサン・ゴレン(揚げバナナ)」1.5万ルピア(150円)は完熟バナナを油で揚げたもの。「ププールインジン(黒米とココナッツのお粥)」1.5万ルピア(150円)はお汁粉の感じとか。「バナナ・パンケーキ」。「ピサンライ(バナナのお菓子)」。「フレンチ・フルーツ・カクテル」、「ダダール」、「ブランブランウビ」、「ワッフル」、「クラウダン」、「バナナ・スプリット」の10種類食べた。

 18:00、タナロット寺院で夕陽を見る。バリにある6大寺院の一つで、夕陽がとてもきれいな場所。ここから見る夕陽は人々の願いをかなえてくれるという。雲から夕陽が顔を出したので、お願いしました。

 19:30、「ビーチ・バリ・カフェ」でディナー。目の前は海。「フレッシュ・ロブスター」は特製のスパイスで味付けされている。超美味しいそうです。謎の楽団が登場。バリ舞踊曲「ケチャック」を歌ってくれました。2曲目は「いとしのエリー」でした。


テレビ番組「THE 世界遺産 インドネシアのコモドドラゴン」

 2009年9月27日放送。

●コモド島
 世界最大の大トカゲ「コモドオオトカゲ」がコモド島とその周辺にのみ生息する。1912年にその存在が知られた。生態は未だに明らかではない。
 インドネシアは大小1.3000の島からなる。バリ島から飛行機で東に1時間ほど。インドネシアは火山帯に位置し、地殻が変動している。海底からは火山ガスが盛んにでている。遠い昔の火山活動でコモド島は隆起した。1つだけ村がある。300世帯1300人ほどが生活している。ドラゴンに会いたい場合は、必ず国立公園に勤務しているレンジャーに同行してもらわないといけない。ドラゴンは鳴かないために、草の動く音を頼りに居場所を探る。現在3000頭が生息している。大きなものは隊長3mを超える。鋭い爪と長い舌。風向きによっては10km先の匂いもかぐという。食べ物は島に暮らすイノシシ、水牛、鹿などで、時には人間も襲う。漁師のヘリー・クスワント?さん(20歳)は10歳の時にのしかかられた。ドラゴンは森の木の根元に巣穴を掘って暮らしている。しかし島に天敵がいないので、どこでも寝てしまうのが実情。
 コモドドラゴンは気温により体温が変化する変温動物なので、朝は動きがゆっくり。そこで日光浴をして体温を上げる。特に海岸が大好き。快適な体温は30度前後で、体温が上がりすぎると海で冷やす。
 この島には32種類の哺乳類がいて、生態系の頂点にコモドドラゴンがいる。木の上にコモドドラゴンの子供がいた。隊長1m以下の時は木の上で暮らす。コモドドラゴンは子供を食べてしまうため。また気温的にはコモド島にはサバンナが広がるので、生きていける。潮の流れの早い海が天敵となる哺乳類の侵入を阻んだ。激しい海流はとても豊かな海を作った。おびただしいプランクトンが魚を集め、サンゴのエサにもなる。コモド島の一角には、世界でも珍しいピンクの砂浜ピンク・サンド・ビーチが広がる。クラサンゴと呼ばれる赤いサンゴが砕けたため。

 10年前からコモドドラゴンの研究が盛んになった。10人がかりでドラゴンを捕まえ、ICチップを埋める。種々測定して放す。
 2009年5月ある報告がなされた。通称ビッグ・ボスという最も大きなドラゴンが水牛に噛み付いた。数週間の間、その水牛は次第に動けなくなり、死を待つ。どうして動けなくなるのか、以前は毒だと言われていた。実は血圧を下げることがわかった。その間ドラゴンはずっと待つ。死んだ水牛を数頭で4日ほどで食べ尽くし、これで数ヶ月は何も食べずに過ごすことができる。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん バリ島」

 2009年9月26日放送。

●バリ島
 サヌールビーチでは、頭の上にテーブルを乗せて歩いている人がいた。移動食堂を営んでいる女性でした。
 ラマヤナ・ショッピングモールは、地元の人たちからも人気のショッピングモール。
 バリ島にあるカラオケ屋に行く。近藤真彦の「ふられてBANZAI」もあった。女性が歌ってくれたのは、宇多田ヒカルの「First Love」。1曲30円。
 イダ・バグス・プトゥ・アリニヤナ?さん(26歳)が紹介してくれたのは、ビーチに白や赤の布が敷いてある場所。カップルに人気の、夕陽を見ながらビーチでの食事プラン「ロマンティック・ディナー」があるホテル「Nikko Bali Resort & Spa 」。
 女性に人気のエステに行く。バリ島のエステは美容院と一緒になっているのが普通。バリ島に古くから伝わる美容法「ルルール」は、フェイシャルとマッサージがついた2時間のフルコースで10.5万ルピア(1000円)という安さでした。お米などを混ぜた天然クリームを塗ることで肌のxxを取り除く。

 キャニャール・ブキャバドゥ?村の田園地帯。軽快な音楽が聞こえてきた。入口に「ようこそ」と書いてあるので、お宅に入ってみた。結婚式でした。新郎の家にご近所さんも招いて盛大にやるのが慣わし。お母さんが新婦のお尻を叩くのも慣わし。新郎は横になると、隣に男性が寝た。別の人が口を開けて磨き始めた。これは「ボトンギギ」という一人前の大人として認めるための儀式で、主に結婚する前に行なわれる。人にウソをつく犬歯の部分を削ることで、マイナスのイメージをなくすとか。

 新婚さんの朝ごはん。閑静な住宅街に住むニョマン・ディアン・カクタリニ?さん(20歳)が作るのは、1品目「アヤム・サンバル・ムンタ」。まるごと1羽の鳥の胸肉を20分塩茹でする。その間に、赤たまねぎ、にんにく、唐辛子を細かく切り、レモングラスを加え、細かくみじん切りにする。トラシと呼ばれるエビを発酵させたものを香りがたつまでコンロであぶる。これを指で砕いて、椰子油で混ぜると「サンバル」。茹であがった鶏肉を油で揚げ、手で細かく裂いた後にお皿に盛る。その上からサンバルをかける。
 2品目「ガドガド」。テンペと呼ばれるお豆腐を表面がきつね色になるまで揚げ、一口サイズに切る。生野菜は食べないので、野菜は茹でるて、テンペをのせる。油で揚げたピーナッツに唐辛子、タンキューという味噌などを加えてよくすりあわせる。そこに水とライムを加えてドレッシングとする。
 3品目「ピサン・ゴレン」。小ぶりのモンキーバナナを2つにスライスし、米粉、たまご、塩、砂糖を水で混ぜあわせた衣にくぐらせる。熱した油でカラリと揚げて完成。


テレビ番組「THE 世界遺産 ボロブドゥール仏教遺跡」

 2009年9月13日放送。

●ボロブドゥール仏教遺跡
 インドネシアのジャワ島の密林の中にある。回廊の壁という壁にレリーフは1460面。総延長は5kmに達する。不思議なのは遺跡の形。四角い土台の上に円形の石組みを重ねたピラミッド型の遺跡は世界にも例がない。何のために作られたのか?手がかりはジャワ島の奥深く、険しい山の中に眠っていた。
 8世紀末、115m四方、高さ35mの小高い丘に土を盛り、9層からなる大ピラミッドができつつあった。
 遺跡の入口。はるか千年前に掘られた浮き彫り。最初は釈迦の誕生からの壮大なストーリーが描かれている。この回廊を時計周りに歩くことで、物語の内容を追うことができる。1周し、読み解いたら、上の階へ。さらに3層に渡り、仏教の物語を描いた回廊が続く。登りきったその先で世界はガラリと変わる。現われるのは、インドネシア古来の神カーラ。その門をくぐると、浮き彫りは一切ない。ストゥーパが数多く建ち並ぶ壮大な景色。中には仏像が安置されている。ストゥーパの窓は2種類ある。菱形は心の不安定さ、正方形は安定を意味する。遺跡の最上段、中央に聳えるのは、窓のない巨大なストゥーパ。ストゥーパとは元々は釈迦の骨を納める場所。ボロブドゥールはその多くに、仏像が祭られていたり、窓があったりする。世界に例のないその様式が不思議さを際立たせている。
 遺跡のすぐ傍で今も噴煙を上げるムラピ山。インドネシアで恐れられている火山の一つ。この山がボロブドゥールの運命を大きく変えた。西暦1000年頃、ムラピ山が大噴火し、ボロブドゥールは火山灰に覆われた。人々はこの地を離れて行った。

 およそ800年後、当時インドネシアを統治していたイギリス人のトーマス・ラッフルズが発掘した。次に治めたオランダ人はこれを王の墓だと信じ、宝探しに熱中した。中央のストゥーパにカフェを作ったこともあった。遺跡としての価値が広く認められたのは、20世紀後半。1973年ユネスコが修復に乗り出した。修復には10年の歳月が費やされ、1991年世界遺産に登録された。
 謎も解き明かされた。遺跡の一番下の基壇と呼ばれる場所、その内側にもう一つの基壇があった。建設途中で基壇はもう一回り大きくされていた。元の基壇に描かれていたのは、欲望に囚われた人間たちの姿。口をゆがめ、醜い姿をしている。この「醜い」という文字からボロブドゥールが8世紀後半に作られたことがわかった。
 この遺跡は王の墓、悟りの場所などいろいろ言われている。マルシス・ストポさんが注目するのは遺跡の形。丘の上に土を盛り、それを階段状に石を積み上げてピラミッド形にしてある。仏教が伝わるはるか昔から、インドネシアの人々は祖先に祈りを捧げてきた。それも石を積み上げた階段状で、ボロブドゥールとよく似ているという。ジャワ島西部のカラワンクティ村?の外れに、幻の遺跡「グヌン・パダン遺跡」があった。仏教が伝わる前から人々が祖先に祈りを捧げてきた聖地。かつては小高い丘の上に5層にわたり、ピラミッド状の石が積まれていたことがわかっている。インドネシアの人々は山々に祖先の霊が宿ると信じてきた。その霊に祈るために、ピラミッド状の石組みを造った。ボロブドゥールは古の信仰と仏教が結びついた祈りの場だったのかもしれない。
 1年に1度、ボロブドゥールは祈りの場として蘇る。幻想の祭り「ワイサック」が始まろうとしていた。

 「ムンドッツト寺院」はボロブドゥールと同じ時代に建てられた。かつては1本の参道で結ばれていたと考えられている。ここに、インドネシアで最も美しいといわれる仏像が祀られている。本尊を守るように菩薩像が2体、向かい合って座っている。ワイサックはここから始まる。人々はおよそ3kmの道のりを歩き、ボロブドゥールを目指す。ワイサックは釈迦を称える年に1度の大きな祭り。まず特別な水と火を集める。水は聖なる泉で汲み上げられる。火は進むべき道を照らすシンボル。2009年5月9日、いよいよワイサックが幕を開けた。祈りが捧げられ、読経が終わるとパレードが始まる。夜、クライマックスを迎える。ロウソクの火などで遺跡が明るくなる。そして大きな灯篭を空に飛ばす。


テレビ番組「世界遺産への招待状17 インドネシアのジャワ島」

 2009年8月24日放送。ボロブドゥール寺院遺跡、プランバナン寺院遺跡、無形文化遺産の影絵芝居ワヤン・クリを紹介する。

●ボロブデゥール
 ジャカルタから特急列車で8時間。お茶のサービスもある。車窓には熱帯の田園風景。到着した街には噴煙を上げる活火山ムラピ山があった。麓のジョグジャカルタが世界遺産への玄関口。ジャワの古都。「水の王宮」は250年前に築かれたハーレム。ジャワの文化は1200年以上続く王宮に花開かれた。海を渡ってきた富が源泉で、もう一つ渡ってきたのは様々な宗教。8世紀に仏教、9世紀にヒンドゥー教、15世紀にイスラム教を主な宗教とする王国が作り上げた。まずは仏教遺跡ボロブドゥール寺院。
 高さ32m、底辺の長さは113m。完成したのは9世紀中頃。ジャワで最初の大国シャイレンドラ仏教国?が築いた。19世紀に発見された。頂上には鷹さ3.5mの奇妙な釣鐘型の造形物が72個並んでいる。その格子の中に仏像が隠されるように安置されていた。
 考古学者ティンブル・ハリョノさんは、この遺跡自体が巨大な書物のようなものだという。1885年に新たに発見されたレリーフには、ボロブドゥールはある仏教の世界観を表わしていることがわかった。9世紀に彫られた文字には、「ウィルパ(みにくい顔)」の例として欲深い人たちの生まれ変わり(因果)が示されていた。ボロブドゥールは仏教の3つの世界を表していると考えられるようになった。最下層が人間の欲の世界、真中が欲を捨てさらに修行する者の世界、頂上が悟りの世界。真中の回廊には悟りを開くための智恵が描かれていた。釈迦は悪い者に囲まれていた姿。ある旅人に動物たちが捧げ物をする姿には、ウサギが自分の身を捧げているものもあった。そして最上階に上がる。釣鐘型の塔は釈迦の遺骨を納めた器を象徴するストゥーパの形。見え隠れする釈迦如来像は、悟りを開きブッダとなった釈迦の姿。中は見えないようになっている。悟りの世界は本当は目に見えない、心の中のことだということを示している。さらにもっと上に行くと格子がない。何もない抽象的な世界になる。その場所には実体がない、完全を表わす。
 悟りの世界を象徴的に表現した、「立体曼荼羅」とも言われる。
 6月に撮影したが、インドネシアでは夏休みに入ったところで、多くの人が訪れていた。インドネシアでは9割がイスラム教徒だが、この仏教遺跡は大人気である。ストゥーパに手を入れている人が多い。仏像の手に触れて願い事をすると叶うという。
 どうしてイスラム教徒の人にも受けるのか?それは、ボロブドゥールの形にある。車で3時間離れた所に「ウォノサリ地区」がある。石を積み上げた人工的な山がある。これがボロブドゥールの原型と考えられている遺跡。これらはインドから仏教が入ってくる前に作られた。古代のジャワの人にとって山は魂の居場所だった。祖先への礼拝はこれらの山を築いて行なっていた。魂は生きている人間よりも高い場所にないといけない。つまりボロブドゥールの形には古代の山への信仰が混ざっている。その山岳信仰を育んだ山がムラピ山(標高2911m)。古代からジャワの人々を支えてきた稲作は、ムラピ山の惠み。ミネラルの多いアルカリ質の土と水。

●ジョグジャカルタ郊外の街
 年に1度の村祭り。祭りのメインはお神輿で、20種類の野菜や果物で飾られている「グヌンガン」。グヌンガンとは「山のようなもの」という意味。最後はグヌンガンの争奪戦。食べたら健康になり、畑に供えると豊作になるとみんな信じている。

●ジャグジャカルタ
 影絵芝居ワヤン・クリ。王宮文化として500年以上受け継がれてきた、光と影の芸術。後ろにはダランと呼ばれる人形使い以外に、ガムラン奏者に女性歌手、総勢20人以上いた。驚いたことに、裏側の方が観客が多い。ダランは人形操作だけでなく、セリフもいい、ガムランの指揮もする。公演時間は徹夜で8時間。
 人気の秘密を知りたくて、練習場を訪問した。ダランのセノオ・ヌグロホーさん(37歳)が説明してくれた。ワヤン・クリの人形に驚きの秘密が隠されていた。200種類くらいある。3本の操り棒で人形の全ての動きを表現する。人形の材質は水牛の丈夫な皮を使っている。人形には透かしが入っており、職人が1ヶ月以上かけて作り上げるという。物語の美しさにある。
 腕が4本ある人形は「シヴァ神(プトロ・グル)」だった。ワヤン・クリは絵巻物の紙芝居「ワヤン・ベベル」を基にして作られた。絵巻物芝居はヒンドゥー教の物語だったが、影絵は純粋なヒンドゥー教の物語ではない。イスラムがインドネシアに入った時、ワヤン・クリはイスラム教普及のための道具として作られた。影絵は偶像崇拝を禁止するイスラムの教えにも配慮したものとなった。

●プランバナン寺院
 巨大な炎を思わせる姿。美しさを力強さを兼ね備えた石像建築。インドネシアにあるヒンドゥー寺院の最高傑作といわれる。壁面は神々の彫刻で、トリバンガと呼ばれる姿勢を取る。中心は高さ47mの「シヴァ堂」。中にはシヴァ神の像が祀られていた。シヴァ神は破壊と創造の神、4本の腕は強大な力の証。その性格はあらゆるものをなぎ倒す暴風雨でもあり、絶えず命を与える慈しみの愛でもある。ボロブドゥールの数十年後に建てられた。
 プランバナン修復現場監督ダルモヨさんに話を聞いた。寺院の頂上には、ラポナと呼ばれる飾りがのっている。仏教ではストゥーパとして知られているもの。当時、ボロブドゥール遺跡を築いた仏教王国と、プランバナンのヒンドゥー王国は当時、同時に存在し、姻戚関係も結んでいた。2つの宗教王国には共通する宗教があった。遺跡の壁面にはレリーフがあり、鳥、ライオン、ゾウ、鹿などが彫られている。これらはヒンドゥー教の世界では、神々が宿る聖なる山として信仰されてきた。ジャワの人にとって山はかけがえのないもの、生きる源。プランバナン寺院モチーフと呼ばれている。
 山へは深い思いがあった。しかし山からは恩恵ばかりではない。シヴァ神のように山はたけり狂う。ムラピ山が近年で最も大きな噴煙を上げたのは、2006年5月。その2週間後、大地震が発生した。死者は5700人以上の「ジャワ島中部地震」。プランバナンも大きな被害を受けた。この地震で寺院全体の3割が破壊されたという。地震から3年後の現在、プランバナンでは修復作業がまだ続いている。ムラピ山は生きている。この地で生きる者にとって、山が厳しいことは避けては通れないもの。
 人口1000人のソマエタン村でワヤン・クリが上演された。午後2時、村人総出の式典が始まった。この日は村に新しくできたキリスト教の教会の落成式だった。インドネシアでは人口の8%がキリスト教徒。そのお祝いにワヤン・クリが呼ばれた。ワヤン・クリには決まりがある。始まりはグヌンガン(山)、終わりもグヌンガン。


テレビ番組「にじいろジーン 地球まるごと見聞録 バリ島」

 2009年8月8日放送。

●デンパサール
 JetStar でオーストラリア経由でグラ・ライ国際空港に到着。タクシー・ドライバーのカトゥ・アルティカさんが出迎えてくれた。初乗りは50円、デンパサールの街までは30分。この島では椰子の木よりも高い建物を建ててはいけない。年間平均気温は28度。アグン山をのぞむデンパサールは島の産業の中心地。多くの人が行き交い、活気に溢れている。
 ガルーダ・ヴィシュヌ・クンチャナ・カルチャー・パークには大きな像がある。
 一番有名なサーフ・スポットはクタ・ビーチ。にじいろガイドはデシィ・ラトゥナサリさん(23歳)。まずは食事。「Warung Sederhana 」(Jl Kaliasem No.8, Denpasar )という店で、「ナシチャンプル」100円。真中にご飯があり、まわりにいろいろなおかずがのっている。ナシはご飯。沖縄料理のチャンプルはここからきている。「サテ」1皿200円は、鳥や羊の肉を串に刺して炭火で焼いたもの。お祭りなどで必ずでる「バビグリン」1皿150円は、豚の丸焼き。
 デンパサールの繁華街にあるDepot「Mie Kriting Jakarta 」では、ラーメンがいただける。どんぶりとスープは別々に食べる方が美味しいというので、別々に出てくる。「ミーアヤム」は120円。

 デシィさんの従姉妹の美容院を訪ねる。ジンジャー・ティーを飲んでいたが、グラスの中にはショウガがそのまま入っていた。グラスの中にショウガと砂糖を入れて飲む。人によっては、ショウガをつぶして飲むそうです。
 島民の9割が独自のヒンドゥー教を信仰しているので、イスラム教徒の多いインドネシアのほかの地域とは、雰囲気が異なる。お寺ではいろいろなルールがある。参拝する際には、入口でサロンという布を渡され、足を隠す。ウルワツ寺院を訪問。入山料30円。牛は神聖な生き物なので、乳製品は持ち込めない。
 夕陽のきれいなお寺の広場に人が多く集まっている。伝統舞踊「ケチャ」が始まった。元々は悪霊を追い払う儀式だった。猿が王女を助ける物語が展開される。最後には炎に包まれて迫力満点のパフォーマンスもある。踊り手が客席の中まで入ってきていました。入場料500円。

 最近、女の子たちに人気なスイーツは「チレンブ(焼きイモ)」1kg360円。糖度が30度以上で、甘さは日本のサツマイモの2倍。
 暑いバリ島では、カット・フルーツを売るスタンドをよく見かける。「バンクアン」はフルーツと一緒に食べる白いお芋。フルーツの盛り合わせ「ルジャ」1パック50円には必ず入っている。味はなく、甘辛いソースをかけて楽しむらしい。
 バンクアンはパックとしても利用する。「バンクアン・パック Masker Bengkoang 」は1袋45円で売っている。美肌効果があるそうです。

 人気の最新ホテル「アリラ・ヴィラズ・ウルワツ」は空港から30分、14万平方mを超える敷地。インド洋を一望する高さ100mの崖の上に建っていて、素晴らしい眺めを楽しめる。プールと海がつながっているように見える。客室はヴィラ・タイプで、1寝室291平方m。全ての部屋にプールが付いている。専属の客室係りが待機していて、ゲストのあらゆる要望に応えてくれる。1泊1室10.4万円〜。

●ウブド
 車で1時間。島の中部にある古い街。バリの文化に魅せられた海外のアーティストも住み着いている。
 人気スポットが「モンキー・フォレスト」でおよそ200匹の野性の猿がいる。自然保護区。入園料150円。
 一番の景色はライス・テラスと呼ばれる棚田。一番間近で見られるのは「テラス・バディ・カフェ」で、安らぎの一時が味わえる穴場。レモングラス・アイスティー150円。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん マレーシアのランカウイ島」

 2009年5月23日放送。

●ランカウイ島
 クアラルンプール経由で約8時間の空の旅。豊かな大自然に囲まれ素朴な人が暮らす。人口9万人。99の島からなる群島で一番大きな島。リゾートが始まって10年余りなので、手つかずの自然も多い。
 メイン・ストリートのクア・タウン Kuah Town 。顔を真っ白に塗っている女性が多い。お米の粉で作ったマレーシア伝統の顔パック「ベダセジュ」。日焼け肌を鎮静して、肌荒れを防ぐ効くといわれる。子供たちも真っ白。
 ランカウイでは「ガマ Gamat 」という化粧品も有名。石鹸もある。ガマとはナマコの事で、島ではナマコの油が、傷薬や化粧品として重宝されている。肌がスベスベになる化粧水やローション、ナマココーヒーも人気とか。
 ケダワン Kedawang には屋台が立ち並ぶ市場?。ランカウシ島では夕方になると屋台外が毎日でる。美味しそうな食べ物を売る屋台が並ぶ。人だかりの店があるが、砥石の実演販売が行われていた。包丁もセットで10リンギット(約270円)。
 大自然「テロッ・ダタイ」の中にある有名なホテル「ザ・ダタイ」。敷地内にジャングルが広がる。ホテル専属のネイチャー・ガイドがいて、お客さんに動物が見られるスポットを案内している。本館の他に40のヴィラタイプの部屋がある。中はウッド調で統一されていてシックで落ち着いた雰囲気。伝統的なマレー様式にのっとったデザインの部屋の「スーペリア・ヴィラ」は1泊2265リンギット(約6.1万円)。女性に人気なのはジャングルに囲まれた癒しの空間で受けられるスパ。「ダタイ・マッサージ」は50分420リンギット〜(約1.1万円)。
 ランカウシ島の隣にステキな無人島がある。ボートで20分。深い緑の生い茂る「ダヤン・ブンティン島」。野性の動物がいっぱい。水着姿の観光客が多い。ジャングルの中に大きな湖があり、泳ぐことができる。桟橋で若い男女が足を湖につけていた。足には体長5−10cmの魚が集まっている。フィッシュセラピーで、ここではナマズを使っている。ナマズが足の裏の古い角質を食べてくれる。くすぐったいが、慣れたら気持ちいいそうです。

 モハマッド・リズワンさん(26歳)が紹介してくれたのは、島が一望できる人気スポット「マチンチャン山」。ロープウエイで上った先には、巨大な鉄骨?のつり橋がある。道幅は3mくらい。地上600mにかけられたつり橋からはスリルと絶景が同時に楽しめるので、大人気。

 新婚さんの朝ごはん。郊外に建つ一軒屋に住むヌルシャフィラ・ムハマッド・ファヴシ?さんが作るのは、1品目「ララ・ソース・ティラム」。にんにく、唐辛子などの香辛料を丁寧にすり潰し、ペースト状にし、油を敷いた鍋に入れる。近海で採れたアサリをたっぷり入れて炒める。口が開いたら、オイスター・ソースで味付け。たまねぎを加えて香りがたつまで炒める。
 2品目は郷土料理「ナシ・ゴレン・カンポン」。たっぷりのイリコを油で炒め、軽く火がとおった段階で取り出しておく。同じ鍋で香辛料とご飯を炒め、食べやすい長さに切った空心菜を加え、さきほどのイリコを加える。仕上げに塩胡椒で味付け。
 3品目「ロッティ・ジャラ」。カレー粉を水で溶き、ぶつ切にした地鶏のもも肉を入れて漬け込む。肉に味が馴染んだら鍋に入れて、香辛料をさらに加え、20分じっくり煮込む。仕上げにたっぷりのココナッツミルクと薄めに切ったトマトを加えてひと煮立ちして完成。次につけあわせを作る。小麦粉に食塩水を混ぜてパン生地状にし、卵、水と一緒にミキサーで混ぜ合わせる。穴のあいたカップのような調理器に入れて、フライパンの上で模様を描くように回して生地をひろげていく。折りたたんで筒状に巻いていく。


テレビ番組「にじいろジーン 世界まるごと見聞録 クアラルンプール」

 2009年5月16日放送。

●クアラルンプール
 マレーシア航空で到着。タクシーのオスマン・ハシムさんが高速道路で1時間で下町に連れて行ってくれた。挨拶の後に、胸に手をあてるのがマレーシアの挨拶「サラム」。高さ452m、41階建のペトロナス・ツインタワーが見えてきた。町のシンボル。クアラルンプールは人口180万人の国際都市。独立を記念したムルデカ・スクエアに行く。国旗掲揚台は高さ100mで世界一高いと言われている。にじいろガイドはジェシカ・ウォンさん(25歳)。

 安くて美味しい味を求める人で賑わう屋台グルメ。定番は麺をピリ辛風に炒めた「ミーゴレン」150円、焼き飯の要領でご飯をスパイシーに味つけした「ナシゴレン」150円などが知られている。ツウなメニューは大人気の「カレー・ラクサ」150円。茹でた麺に様々な香辛料とココナッツミルクを使って、マイルドに仕上げたカレースープをかけた、いわゆるカレー・ヌードル。シーフードや野菜、油揚げなどバラエティに富んだトッピングでマレーシア屋台の人気料理。一緒についてくる唐辛子「サンバルチリ」でスープの辛さを調節して食べる。このカレーラクサの楽しみは、麺の種類を自由に選べること。ミー(タマゴ麺)、ビーフン、クェティヤオ(平たい麺)、ローシーファン(短い麺)の4種類の中から選べたり、麺をミックスすることも可能。

 国土の6割以上が熱帯雨林のマレーシア。クアラルンプールから車で30分離れるだけで、本格的なジャングル探検ができる。「森林研究所」の森林ガイドはカエル・セランゴさんで、ジャングルでの楽しみ方を教えてくれた。「エレファント・ツリー」は根の部分がゾウの鼻の形になる。樹齢50年を越える竹やぶの上には、50年に1度しか咲かない竹の花があった。もっと珍しいものは、「クラウン・シャイネス」で、高い木々が太陽の光を譲り合い、枝葉が重ならないように枝を伸ばすため、ジグゾーパズルの様に見える自然現象。

 クアラルンプール市内の美容室に行く。お昼時でも超満員。シャンプーは450円で、働く女性たちはシャンプーを家ではなくお昼休みを利用して美容室で行なうのが定番。お客はシャンプーをキープしていた!他にも変わったサービスがあって、シャンプーを行っているときに食事ができる。ジェシカさんは定番料理「ナシレマ」を頼んで食べていました。注文はRazak Corner ?の男性が聞きに来ます。

 不動産屋さん「Kiaramas」に行く。山の手の高級住宅街にある35階建の高層マンション。建物をプールが取り囲む。テニスコートやジムも充実。こういう建物に住むことがステータス。3LDK、190平方m、家具はそのまま利用できる。リビングから市内を一望できる。1ヶ月の家賃は8000リンギット(24万円)。

●マラッカ
 バスに乗って2時間半で到着。マレーシア屈指の観光地で、2008年に世界遺産に認定された海辺の町。15世紀頃から貿易の中継地として栄え、世界中から様々な民族や文化が集まった。日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルが日本行きを決意した町としても知られている。オランダ広場やサンチャゴ砦などが紹介。
 マラッカで人気の乗物が「トライショー」で、自転車が引く人力車のような乗り物。30分で約600円。

 融合した文化は美しい装飾品を生み出した。「ワー・アイク・シューメーカー」は、マラッカ伝統のファッション・アイテムのカラフルなビーズ・サンダルを専門に扱うお店。ここのサンダル職人のレイモンド・ヨウさん(55歳)は、今もビーズを1つ1つ縫い合わせる昔からの製法を守り、サンダル作りを続けている貴重な職人さん。ただ、1日2時間の作業が限界で、今は注文してもらっても3ヶ月待ちの状態。

 ドリアン専門の屋台に行く。お店の中に「老尤山」とか「包山包海」などと書いてありました。ドリアンがズラリと並んでいる。ドリアンは品質によってランク付けしてある。その種類は100を越える。値段の安い物から最高級のキング・ドリアン「猫山王」まである。他には昆賓紅、尖突、伸仙種、昆玉王など。
 「キングドリアン」の実は甘くて味は格別で、1個約3000円。お店でカットしてもらい、実をそのままいただく。ほんのり甘いクリーム・チーズのような味。食べると手に匂いがついて、普通に洗ってもなかなか消えないので困る。しかし、食べ終わったドリアンを水道の蛇口に刺し、その皮を通過した水で手を洗うと匂いが消える。昔から受け継がれている手洗い方法だそうです。


テレビ番組「世界!弾丸トラベラー 吉川ひなのさんでボルネオ」

 2009年3月14日放送。吉川ひなのさん(29歳)は小さくてふわふわした動物(オランウータン)とかに出会いたい。ボルネオ島はオランウータンをはじめ、マレータイガー、ボルネオゾウなど野性動物の宝庫。マレーシア航空51便で日本から5時間30分。

●予定
 1日目、11:10、関西国際空港発MH51便、15:40、コタ・キナバル国際空港着。16:20、コタ・キナバル市内へタクシーで移動。16:40、スガマ・ウォーター・フロントでガイドと待ち合わせ。17:00、フィリピーノ・マーケットでショッピング。19:30、「カンポン・ネラヤン」でディナー。22:00、ホテルにチェックイン。
 2日目、5:45、ホテル出発、リバー・サファリに。8:30、野性動物に会う。11:00、ラサリア・ネイチャー・インタープリテーション・センター(自然保護区)へ。14:00、野性のオランウータンと触れ合う。17:15、空港到着。19:15、コタ・キナバル国際空港発MH2631便。23:35、クアラルンプール国際空港発MH88便。
 3日目、7:15、成田空港着。

●コタ・キナバル
 南国のリゾートを求め、観光客が訪れる人気の場所。気温は31度。市内へタクシーで移動。ガイドのクリスさん(38歳)と会う。
 フィリピーノ・マーケットは店舗数270店で、全部手作りのカラフルな雑貨が揃う。ブレスレットが30リンギット(810円)。ピアス60リンギット(1620円)。ネックレスは10リンギット(270円)。合計3点をガイドさんにねだって買ってもらった。
 極上のマレーシア料理が食べられる老舗店「カンポン・ネラヤン」は、生け簀から魚介を選び調理してもらう。チリクラブは80リンギット(2160円)。地元のライス・ワインにあたる「リヒン」は、お米を醸造したマレー風ワイン。甘い味わいは日本の「どぶろく」に近い。強いらしい。食事中にボルネオ島の民族衣装の踊りがある。毎日行なわれている。
 ホテルに移動中、回転が速い観覧車を発見。円形の妙なアトラクション「ラウンド・アップ」に食いつく。かなりの高速回転で、放心状態。
 22:45、ホテル「ネクサス・リゾート・カランブナイ」にチェックイン。ジャングルに囲まれたホテル。1泊980リンギット(2.6万円)。ウェルカム・フルーツがある。

 翌朝、5:45、ホテルを出発し、車で2時間半かけてリバー・サファリに到着。ボートに乗り込んだら、出発。「クリアス川のリバー・サファリ」は、エサを求め水辺に集まる野性動物を見ることができる。330リンギット(8900円)。
 早速テナガザル、テングザルがいた。テングザルはボルネオ島にしか生息しない固有種で、名前の通り大きく垂れた鼻が特徴。
 「ラサリア・ネイチャー・インタープリテーション・センター(自然保護区)」は広大な土地、自然の中で野性のオランウータンを保護している。広さは東京ドーム約6個分の0.2ヘクタール。オランウータンのぬいぐるみを見せるとたくさんやって来ました。1mくらいまで近づいたようです。


テレビ番組「ネプツアー情熱のインドネシア原田家御一行様」

 2008年12月31日放送。出演は原田泰造、名倉潤、堀内健、内山理名、田子千尋、ガイドは中村仁美アナウンサー。インドネシアの人口は世界4位の2.2億人、国土は日本の5倍。言語はインドネシア語。日本とは国交50周年。フジテレビ製作。

●ジャカルタ
 日本から5800km。JAL725便で8時間で、スカルノハッタ国際空港に到着(17:20)。
 ジャカルタの平均気温は25度以上。高級ホテル、巨大ショッピング・モールが点在する。

●放送局
 RCTIは、インドネシアで最も歴史ある放送局で、1989年開局。チャンネル9.視聴者1.8億人。オフィス、食堂、スタジオ生放送を見学する。今回は美人のリッチーさんがガイドでした。オフィスで聞くと、日本で知っているのは「おしん」。インドネシアではテレビ局は国営が1局、民放が10局ある。現在の人気番組は音楽番組・ワイドショー。食堂で「クエ・ダダール」というインドネシアのお菓子を食べる。ココナッツと黒砂糖を卵ベースの皮で包んだもの。日本には全くないもの。朝9時半からの生放送番組「ダシャット dahSyat 」を見学。多分テロップが間違いで番組内で「こんばんは」と言っていたので、夜でしょう。毎日放送される音楽ヒットチャートの番組。20位までの数組がライブ出演する。オープニングは人気ロックバンド「コタック」の「Beraksi 」から。ここにもネプチューンは出てしまいました。番組のMC(司会)は俳優のラフィ、女優のルナ・マヤ、芸人のオルガさん。インタビューされましたが、インドネシア語が理解できてない。2曲目は実力派ロック・バンド「J-Rocks 」の「Lepaskan Dirika ?」。ここらからネプチューンも乗って踊っていました。
 その後、RCTIの女子アナ、イシャナさんと早押しクイズ対決。インドネシア大学卒で才女のイシャナさんでしたが、何とか勝ちました。

●インドネシア料理
 インドネシアを訪問した各国VIPが訪れる名店「オアシス Oasis 」(J1, Raden Saleh Raya 47, Jakarta 10330 )。マーガレット・サッチャー、ビル&ヒラリー・クリントン、安倍晋三元首相夫妻などで、インドネシアの伝統料理が食べられる。入口では音楽でお出迎え。12人の女性がそれぞれ違うメニューのお皿を持ってきて、とりわけていく。「オアシス・リスタフェル」Rp345000(2900円)。牛肉、鶏肉、シーフード、鶏肉串焼き、白米、卵、野菜、テンペイ、ココナッツのロースト、酢漬け、チリペースト、バナナフライ、コーヒー、デザート。このコースのメイン・ディッシュは2品。ラム肉をハーブとスパイスでカレー風に煮立てた「ラム・カリー・ラングサ(田舎風ラムカリー)」」で、仕上げのソースはクリーミーなココナッツ・ミルク。鶏肉料理は特製のにんにく、赤唐辛子、しょうがでつくったペーストを塗り、炭火でじっくり焼いたグリル・チキン「ジンジャー・スパイスのグリル・チキン」。さらに「ロブスターのテルミドール」Rp285000(2300円)。

●ショッピング・モール
 ショッピング・モール「プラザ・スナヤン」はジャカルタを代表する最大級の200の店舗数を誇る。入口ではセキュリティ・チェックがある。中はヴィトン、ブルガリ、ディオール、プラダ、セリーヌ、コーチ、フェラガモ、バーバリーなどの高級ブランドが多い。フードコートも充実。日本食ブームらしくて、寿司、和牛、弁当、そば、ラーメンの専門店が急増中。手で食べるので、手を洗うだけの場所もある。マクドナルドでは白米も売ってました。
 スナヤン・ボーリング・センターでボウリングで勝負して負けました。

●フレンチ料理
 「シャイ Shy 」(The Papilion 4F, Jalan Kemang Raya no.45AA)はジャカルタを代表するフレンチのお店。「ノルウェー産サーモンのマリネード漬け」。「トルティーニとカボチャのスープ」は先にお皿に2品入っているところにスープをかけてもらう。「クレイフィッシュを3種類のソースと共に」。「仔羊の鞍肉とタヒニソース Seared Ramb Saddle with Sauce Tahine 」でフルコース5品Rp495000〜(4000円〜)。
http://www.shyrestaurant.com/

●私立アラザール
 国内屈指の規模と生徒数を有する超名門校。幼稚園から大学まで一貫教育。小学6年生に出会った。校内にはお祈り用の足洗い場などがある。プラチャックシラットは数千年の歴史を持つインドネシアの伝統武道。空手に似ている。高校2年生の理科の授業を覗こうとしたら、中に入らされた。クラス担当のラクミヤティ先生。生徒のアドウィン君のお母さんは財務大臣のスリ・ムルヤティ・インドラワティさんだそうです。小学校1年生から落第制度があるそうです。
 計算クリアすればジョグジャカルタの高級な王宮マッサージで、クリアできました。

●王宮マッサージ
 「エステ&スパ タマンサリ Tamansari 」(J1, K.H.Wahid Hasyim no.133 )でマッサージ。その後漢方薬入りの温めた袋で全身マッサージする「ジャムー・マッサージ」Rp320000(2600円)。「ホットストーン・マッサージ」Rp175000(1400円)では活火山ベラキ山の石を使用。仕上げはオイル・マッサージ「ジャワニーズ・トラディショナル・マッサージ」Rp165000(1300円)。

●ゴルフ
 超有名なゴルフコース「チェンガレン・ゴルフ・クラブ」はチャンピオン・シップも開催される。海外からの観光客も多く利用している。ゲームにクリアすると鉄板焼きを食べられる。ゲームはクリアできませんでした。

●鉄板焼き
 「桂」(Plaza Senawan 4F, Parktower )のオーナーはアンドリューさん(25歳)で日本語が上手です。日本が好きだそうです。「ロブスターのソテー」(時価)はバターソースでいただきます。「和牛サーロイン・ステーキ」(時価)。「フォアグラ・ソテー、ブルーベリー・ソース」(時価)。

●宿泊
 「ホテル・ニッコー・ジャカルタ」(J1, MH, Thamrin 59, Jakarta)には安倍元首相も泊まったVIP専用「ロイヤル・スイート・ルーム」がある。レジデント・マネジャーの河野宏二さんに見せてもらった。一般の部屋は1泊$135〜。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん インドネシアのジョグジャガルタ」

 2008年11月29日放送。成田から8時間半。

●ジョグジャカルタ
 古くからの文化が色濃く残る町。かつて王国の都として栄えた。人々はゆったり生活していて、レトロな感じ。町中でよく見かけるのは自転車タクシー「ベチャ」で、運賃は3000ルピア〜(24円〜)。
 マリオボロ通り、おばあさんがジュースを売っている。ジュースではなく自家製の健康ドリンクで、ウコンやシナモンなどの40種類から作られる漢方薬のようなもの。お客さんの症状にあわせて作っている。「ジャムゥ」5000ルピア〜(46円〜)。
 コタグデの町?に行く。広場の木に大きなものを吊り下げている。中には鳥がいて、鳴き声コンテストをする。週に2回火曜日と木曜日に飼っている鳥を持ち寄って、優勝賞金は10万ルピア(800円)。
 バントゥルを歩く。牛の皮を干している人がいる。その後穴をあけ、色をつけている。伝統の影絵芝居で使われるもの。10世紀頃から先祖の供養や悪魔払いなどに使われた。今では観光客向けに毎晩上演しているとか。「グヤン・グリン」入場料は2万ルピア(180円)。

●ボロブドゥール遺跡
 フィクトル・クスタナ・スルタンさんが紹介してくれたのは、車で1時間にある世界遺産。8世紀後半に建造され、1000年以上火山灰に埋もれていた。さらに上に行くと、全部で72個のストゥーパという釣鐘状の塔が並ぶ。中には全て仏像が収められている。日の出の方角に建つあるストゥーパにはみんなが手をいれている。この「幸福の仏像」の薬指に触れると願いが叶うという。

●ジョグジャカルタ
 一軒屋に住むフィカ・アンバー・ブスピタナリ?さんが準備していたのは、1品目「アヤム・ゴレン」。たまねぎ、にんにく、うこん、生姜を細かくカットし、すり鉢でペースト状になるまですり潰す。鍋に溶きいれ、タマリンドとサラムの葉を加え、地鶏を加えて1時間弱火で煮込む。スープは使わず、鶏肉だけ取り出し、高温の油に入れて完成。
 2品目「タフ・テンペ・バチャム」。にんにく、生姜、レモングラスなどの香辛料を鍋に入れ、椰子から取れた椰子砂糖をたっぷりを入れる。テンペという絹ごしの豆腐と大豆を発酵させたものを入れて煮込む。最後に油で揚げる。
 3品目「オセン・オセン・ダウン・パパイヤ(パパイヤの葉の野菜炒め)」。庭からパパイヤの葉を取り、鍋で軽くゆがき、一口大にカットする。油をひいた鍋に唐辛子などの香辛料を入れ、さらにケチャップ・マニック?というインドネシア料理には欠かせない調味料を加え、さっと炒め、最後にパパイヤの葉を入れて完成。


テレビ番組「地球の歩き方おすすめ 楽園ビーチ&リゾート、マレーシアのランカウイ」

 2008年10月19日放送。永田聡子さんが案内。地球の歩き方の石谷一成編集長が協力。JIC製作。

●ランカウイ島
 成田からはマレーシア経由でトランジットを除いて約8時間。マレーシア航空ではクアラルンプールに毎日2便、関西空港から毎日1便、名古屋から週4便が飛んでいる。時差は日本より1時間遅れ。
 位置はマレーシア半島の西でタイとの国境にあるアンダマン海に浮かぶ島。人口6.5万人。気温は通年25〜32度、熱帯性気候で雨季は6〜9月。コンセントは3つ又BFタイプで220〜240V、50Hz。通貨はリンギット(RM)で、1リンギットは2007年2月で34円。イスラム教が多数を占めるので、教徒はお酒は禁じられている。
 リンギットは日本では取り扱っていない銀行がほとんどなので、マレーシアに着いてから両替する。空港でも銀行でもクア・タウンの町中の両替でもレートはほぼ一緒。日本に持ち帰ると両替する場所がないので、帰国の際は日本円に戻しましょう。

 イーグル・スクエア Eagle Square はランカウイのシンボル。Lang は鷲、Kawi は大理石を意味する。

 一番のビーチ・スポットはパンタイ・チェナン Pantai Cenang で、黒砂海岸、ダタイ・ビーチなどもあるが、ホテルがプライベート・ビーチなどとしている所もあるので、オープンで楽しめるのはパンタイ・チェナン。モーターを使ったアクティビティも可能で、夕陽もきれい。夕陽の穴場は「ライトハウス The Lighthouse 」(LOT 2461,JL, Pantai Tengah, Mukim Kedawang, Tel:604-955-2586 )で、コーヒーやカクテルを飲みながら夕陽を飲めます。

●エコツアー
 マングローブを探検できる「ランカウイ・エコツアー」は自然を満喫できる。ツアーガイドのSMI Holiday の Chris Lim さんは日本語が達者。4人乗りくらいのボートでした。マングローブの基本的な知識を説明し、生態を学んだ。永田さんの話では葉っぱから出てくる酸素が濃いそうです。ボートを降りて懐中電灯を持って洞窟探検となる。内部では地層が見えて、島の成り立ちがよくわかる。奥にはコウモリがいました。とてもおとなしいコウモリでした。再び船で炭焼き小屋村を訪問。住民はマングローブで炭を作り生計をたてている。さらに船で移動しているとカニクイザルがいた。餌をやると川にダイビングして取りました。鷲の餌付けもできました。すごい迫力です。続いて船は外海に出る。魚釣に挑戦しました。ハタが簡単に釣れました。カニを採るための仕掛けがしてある。上げてみるとマングローブガニが2匹入っていました。小さいのでリリース。お昼は水上レストランでのシーフードのバーベキュー・ランチ。釣った魚も調理してくれます。最後は植林しました。SMI Holidays (Tel:604-955-6131?)のエコツアーは所要時間6時間、大人RM250(8500円)、子供RM150(5100円)、日本でのお問い合わせは電話03-3438-1014です。

●クア・タウン Kuah Town
 クア・タウンはランカウイで一番の町だが、のどか。ほとんどが2階建。一番高いのはシティ・ベイビュー・ホテル。金曜日はイスラム教の休息の日なので、お休みのところが多い。チョコレートが多いとか。
 クア・タウンでお勧めは、高級ジュエリーの店「エスニック・カラーズ Ethnic Colours 」(Langkawi Fair Shopping Mall、Tel:604-967-1970)には日本人スタッフの「みと」さんがいる。ブレスレットRM2190(7.5万円)、リングRM1090(3.7万円)。モザンビーク産のアクアマリンを使った18金の「アクアマリン・ネックレス」RM1690(5.7万円)。タヒチ産の高級黒真珠を使った「ブラック・パール・ネックレス」RM7090(24万円)は市価の2−3割はお得とか。
 アジアン雑貨の店「サンディ Sunday 」(Langkawi Fair Shopping Mall 」(Tel:604-966-2916 )はセレクト・ショップで、中国、インドネシア、タイ、ミャンマーなどから集めている。オシャレなお土産を探している人にぴったり。店員の Lakiah さんが説明してくれました。ラタンのものやシルクのバッグが人気で、バッグRM125(4000円)。テーブルウェア・セットRM110(3700円)。お店の奥にはレストランもあるので、少しくつろぐにはピッタリです。
 クアタウンの西側にある漢方の店「リクリク Riku-Riku」(Lot411, Taman Sri Langkawi, Tel:604-967-2130)で、「千里追風油」はRM20(600円)は湿布の液体版という感じ。「極捕肉骨茶?」RM48(1400円)は、鶏肉と混ぜて煮るだけ。お店のお勧め品は「東革阿里 Tongkat Ali」RM160(5400円)で、マレーシアの先住民といわれるオランアスリが伝統的に飲んでいる、通称「百の病気を治す薬草」。飲むと苦くて土っぽい風味で、ごぼうみたいな味だそうです。お店では日本語が通じます。カプセルだとRM90(3000円)。

 ホテルはお酒が飲めるが、外ではお酒を置いていないお店がほとんど。中国系のお店ではビールなども置いてある。
 「栄隆海鮮店 Restoran Makanan Laut Yong Leong 」( Lot 36 Pusat Dagangan Kelana Mas, Persiaran Mutiara, Tel:604-966-8495)はランカウイ・モールの前にある。「炸軟売○(○は虫へんに介:マングローブ蟹の揚げ物)」RM39(1200円)は、殻が柔らかいのでそのまま食べられる。「亜参○(○は虫へんに下:エビとアッサムの炒め物」RM15(500円)。「花包香肉(豚の角煮の饅頭添え」RM12(400円)は一風変わっている。豚肉を出しているのは限られているので、中華料理がお勧め。

 夜のグルメ・スポットなら屋台街の「ホーカー・センター」。川沿いに毎日開催されるが、水曜と木曜はナイト・マーケットと一緒に開催されるので、かなりの人出になる。串焼き?「Sate」は1本30セン(10円)で、ハチミツを入れたソースを塗ってあるので、少し甘い。紙に包んであるのは、ご飯の上に小魚とスライスしたゆで卵がのっている「ナシルマ Nashi Lemak 」50セン(15円)。朝ごはんの定番で、バナナの皮に包んでいる時もある。「アボン・バリ Abom Balik 」RM2(70円)は、スィートコーンを使ったホットケーキみたいなもの。

 「サンセット・クルーズ Sunset Cruise 」(SMI Holiday:Tel:604-955-6131 )を楽しむ。海水ジャグジーが楽しめる。船から網を降ろして、その網の中で海水を楽しむ。ワインもいただけます。その後はバーベキュー・ディナー。クライマックスはサンセット。

●テラガ・ハーバー・パーク
 ランカウイはヨットが盛ん。これからの注目スポットは「テラガ・ハーバー・パーク」で、ヨットを停泊して食事をしたり、買い物をしている。お勧めのお店は「レストラン・アルマス Restoran Almaz 」(786 Harbour Park, Panital Kok、Tel:604-966-1725 )で、マレーシアの庶民の味が楽しめる。「ロティ・チャナイ Roti Canai 」60セン(20円)はインド風のパンで、スパイスの効いたソースをつけて食べる。

 洒落た道にあるマレーシアで一番のパン屋さん「ザ・ローフ The Loaf 」(Lot C4, Harbour Park, Panital Kok、Tel:604-959-4866 )で、元首相のマハティールさんと日本人の共同経営でできたお店。Pepite Coconut はRM4(135円)、Mais はRM3(100円)、Tuna & Tomato はRM5(170円)、Bostock Vert はRM6(200円)。食事もできるので、夕陽を見ながらのディナーがお勧め。マハティールさんが考案したエビを使ったサンドイッチ「エビとサラダのサンドウィッチ」RM28(950円)は一番人気がある商品の一つ。日本人好みの味だそうです。「スズキのバナナの葉の包み焼きとワイルドライス」RM32(1100円)は、レモングラスがかなり効いているので、爽やかな感じだそうです。ランカウイは7時〜7時半に夕陽になるが、この時間帯が一番気持ちがいいそうです。

●オリエンタル・ビレッジ
 島の西部にある。お土産などを買うのに便利。地元の家族連れや若者が夕方になると来る場所。ランカウイ島は免税の島なので、お酒なども安く手に入る。カールスバーグやタイガー・ビールはマレーシアで生産しているのでとても安い。ビール1缶RM1.6(55円)。マルボロは1カートンRM46(1400円?)。
 ショッピング・センター内に山があり、標高800mまでケーブルカーで登ることができる。大人RM25(850円)、子供RM18(610円)。支柱の数が少ないので、風が強いと怖いそうです。山頂には展望台があり、ランカウイの島々が一望できる。
 もう一つの名物が橋。眼下には絶景が見える。展望台のトイレは壊れていることが多いので注意が必要。

●空港近く
 空港から車で5分ほどの所にもいいお土産屋さんがある。「ピサン Pisang 」(Lot 1343 Kampung Lawer, Mukim Padang Matsirat、Tel:604-955-7730 )はバナナという意味。店内にはエスニックな雑貨が揃っています。お勧めは「ガマ石鹸 Gamat Soup 」で「なまこ石鹸」。切り傷や擦り傷などに薬として使われてきた「なまこ」。この石鹸は乾燥や痒みにも効果があると言われている。大きなナマコを日干しにして小さくしたものを使っている。オーナーは Nakamura Rumiさん。石鹸のほかにも、ガマ・コーヒーやガマ・オイルなども並ぶ。
 民芸品のバティックもある。バティックは色が混ざらないようにロウで防染をしてから染めるロウケツ染めで、ジャワ更紗とも言う。またここでは、自分で作ることもできる。まず下書きをして、ロウで線をなぞり、色をつけて作る。2時間でRM50(1700円)。要予約でホテルからの送迎は無料。

●アイル・ハンガッ・ビレッジ Air Hangat Village
 ハンガッは熱いという意味で、天然の足湯温泉がある。赤いバケツに自分でお湯を汲んで、自分の足を入れる。昔巨人が熱湯の入った釜を投げたら、ここに落ちたという伝説があるそうです。足湯を体験するなら、予めタオルなどを用意しておいた方がいいそうです。チャマランさんの足つぼマッサージも人気で、マハティール元首相もしてもらったそうです。Foot Massage by Jamal は15分RM15(510円)。

●クアラルンプール
 150万人以上が暮す町。シンボルはペトロナス・ツイン・タワー。片方は日本、片方は韓国の企業が建てたビル。
 セントラル・マーケットにはマレーシア各地からの民芸品が集まっていて、お土産探しにピッタリ。クアラルンプールで特にお勧めしたいカフェが「プレシャス・カフェ Precious Cafe 」(Lot2, Mezzanine Floor, Central Market、Tel:603-2273-7372 )はオールド・チャイナ・カフェの2号店としてオープンしたお店。マレー料理、本格的中華の他に、融合して生まれたニョニャ料理が人気。「パイ・ティー Pie-Tee 」RM8.8(300円)は、お茶の際にいただくニョニャのスナック。「ニョニャ・ラクサ Nyonya Laksa 」RM10.8(370円)は、ニョニャ風のカレー・ヌードルで、ココナッツミルクが入っている。甘酸っぱい感じ。
 マレーシアで有名な靴の店「ヴィンチ Vincci 」(50, JL, Sultan Ismail, Lot10、Tel:603-241-0500 )は安くてまとめ買いもできる。よくセールをしているそうです。黒のサンダルRM45.9(1550円)、白いサンダルRM39.9(1350円)、オレンジのサンダルRM59.9(2000円)で、この日は2割引でした。ブキット・ビンタン駅近くのロフト店にある。

 お勧めのホテルは「マンダリン・オリエンタル・クアラ・ルンプール」で、ツイン・タワーに隣接している。目の前にはKLCC公園が広がり、郊外のリゾート地のような雰囲気。中はゴージャスな空間。日本人スタッフもいるので、安心して滞在できる。客室は木材を多用した温かみのある高級感のあるつくり。「カスケード」はプールサイドにあるオープン・エアー・レストラン。緑に囲まれた町を一望できる。


テレビ番組「探検ロマン世界遺産 インドネシアのコモド国立公園」

 2008年9月27日放送。望月豊アナウンサーが案内。1911年赤道直下のある島で、オランダの探検家を乗せた小型飛行機がエンジントラブルで海に富士着した。何とか陸にたどりついた探検家が見たのは、恐竜のような姿をした大トカゲ「コモドドラゴン 」だった。

●コモド国立公園
 インドネシアの小スンダ列島の東に位置するフローレス島、ここから船で3時間でコモド島に到着。6月は気温は35度を越える。野菜は育たないので、ほかの島から輸入している。バナナに衣をつけてココナッツの油で揚げた「ピサン・ゴレン」が人気。

 フローレス島のラブハンバジョ港。航海は2週間、船で寝泊りして海を巡る。西にあるコモド島、その間にあるリンチャ島にコモドドラゴンがいる。出航して1時間、茶色の島が見えてきた。乾燥した草に覆われている。遠くにコモド島が見えてきて、ボートに乗り換えてリンダ海峡を目指す。岩が海底から岩山が突き出している。ここでダイビングをする。望月アナウンサーはダイビング暦10年でインストラクターの資格を持つ。水温28度、潮の流れはほとんどない。魚が多く、カラフルなサンゴ礁が広がる。体長50cmのブルーユニコーンがすごい数で群れている。その後ろには1.5mのタイマイという海亀。オニイトマキエイ(マンタ)も3匹登場。ブラックマンタでした。テングハギモドキの群れ。
 潜って40分、静かだった海が急に流れはじめ、うず潮までできた。サンゴにつかまらないと流される。こんな海は見たことがないそうです。
 実は海底から泡が出ているが、海底温泉。温度は80度。コモド島が海底火山の噴火で姿を現わしたのは1億3000万年前。その後も次々と島ができた。200の島ができた世界でも珍しい海となった。赤道に近いので干満の差は大きいので、海水の流れが激しい。
 小さい魚たちは潮の流れが早くなると、海底から上に浮上する。潮に乗って流れてくる動物プランクトンを食べるため。必要な栄養源なのです。マンタも登場し、海面近くで口を大きく開けて旋回している。マンタもプランクトンをたっぷり食べていました。観察を始めて1時間、流れが急に早くなった。隊長1mのギンガメアジの群れが登場、ハギの仲間の群れが登場。2時間後にさらに流れが早くなり、うず潮も発生。魚たちは渦巻きに集まってきた。渦巻きにはプランクトンがたくさん集まっているかららしい。隊長1.5mを越える巨大なロウニンアジが登場し、魚たちが四方に散った。時速70kmで魚を追って食べる。流れが止まると魚たちは静かに去っていった。
 このプランクトンはどこからやってくるのか?コモド島の東海岸にはピンク色の不思議な砂浜がある。これは白い砂と赤い砂だった。ピンクの砂の正体は「クダサンゴ」だった。潮に砕かれてできた赤い砂粒が白い砂に混じった。
 10日目、船は南東に進路を取り、リンチャ島南部の海を目指した。ここの海の中は緑色にすごく濁っている。原因は植物プランクトンで、それを栄養にする動物プランクトンが多くいる。水温は22度でリンダ海峡より6度も低い。そのため暖かい海に生息するテーブルサンゴなどは生息していない。大きさ15cmほどの真っ赤なナマコの仲間がいた。水温の高いリンダ海峡にはいなかった。ツクシみたいな形のヘンゲボヤの仲間がいた。ホヤはプランクトンも食べるが、海水の栄養を直接体に取り込む。養分たっぷりの海にしか住めない。深さ2000mの断崖絶壁に到達した。冷たい深層水がここから湧き上がっていた。深層水には栄養がたっぷり含まれていて、それでプランクトンが育つ。

 コモド島の海岸近くの森に行ってみた。コモド島は佐渡の半分ほど。高い山があるので、雨が降る。切り立った山は高い所で3300mもある。
 まず公園の保護官のダビット・ハクさんに会った。レンジャーと一緒でなければ森に入ることができない。
 森に入るとイノシシがいた。コモドドラゴンは野性のイノシシ、鹿、ヤギなどを食べて生活している。巣穴に行ってみたが不在でした。現在3300匹がコモド島とリンチャ島に確認されている。ほかの島にもいたが絶滅した。体長3.5m体重130kgにも達する。20世紀初頭にヨーロッパに紹介され、剥製のために乱獲され、一時は2000匹まで減った。世界遺産に登録され現在の数まで回復した。
 探し始めて3時間で1匹発見。近くで3匹が獲物を奪いあっていた。
 コモド村がある。高床式の家にみんな住んでいる。コモドドラゴンが家に入ってこないように高くしてある。子供たちはセパタクローを楽しむ。コモドドラゴンは人間が危害を加えなければ襲うことはないそうです。コモドドラゴンは体温が42度を越えると体が弱るので、この家の下で休息・昼寝するようです。野性動物と人間がこれほど密接に共生している姿は滅多にない。
 翌朝、コモドドラゴンが浜辺にいたが泳いだ。獲物がいなくなると海を渡って別の島に移動するようです。しばらくすると戻ってきました。


テレビ番組「世界!弾丸トラベラー 西山茉希さんでバリ島」

 2008年9月6日放送。西山茉希さん(22歳)は神々が見守る島で夕陽を見たい。1泊3日の旅。

●予定
 1日目、11:00成田空港発、ガルーダ・インドネシア航空GA881便で日本から7時間。17:45ングラ・ライ国際空港着。タクシーにて移動。19:00レストラン「バリダンス・フェスティバル」で夕食。21:00ホテル「ヴィラ・スミニャック」にチェックイン。
 2日目、8:30ホテル発、タクシーにて移動。9:15デンパサールの「ププタン広場」でガイドと待ち合わせ。9:30ドッカルに乗って朝食に行く。11:30スミニャックで買い物。13:00「クタ・フードコート」で昼食。14:30「テタ・スパ・バイ・ザ・シー」でエステ。15:30神々が見守る夕日へ。17:30神々が見守る夕日を見る。22:00ングラ・ライ国際空港発、GA880便。
 3日目、8:50成田空港着。

●バリ島
 空港からタクシーでレストラン「バリダンス・フェスティバル」に向かう。6万ルピア(600円)。本格的なインドネシア料理が楽しめる地元でも人気のレストラン。「ナシゴレン」3.8万ルピア(380円)は、インドネシア語で「炒めたご飯」の意味。「ミーゴレン」3.7万ルピア(370円)。「バリ風スパイシー・チキン・グリル」4.6万ルピア(460円)。毎晩8時から行なわれている「バリダンス・ショー」は18万ルピア(1800円)。
 ホテル「ヴィラ・スミニャック」にチェックイン。3ヘクタールの広大な土地に個性あふれる6種類のヴィラが建つホテル。部屋にはカートで移動。ホテル代は340万ルピア(3.4万円)。プール付きで2寝室。
 ププタン広場までタクシーで5万ルピア(500円)。ここでガイドのプトゥさん(31歳)と待ち合わせ。ドッカルは観光用の馬車で、料金は交渉次第。これに乗って、バリ島最大のマーケットのバドゥン市場に朝食に行く。「ナシ・チャンプル」はご飯にミーゴレン、チキン、唐辛子と数種類のおかずをのせたもの。5000ルピア(50円)。「ジャジャン・バリ」はもち米の生菓子にココナッツ・フレークやヤシ砂糖で作った蜜をかけたもの。
 スミニャックはバリ雑貨の店が建ち並ぶ。値段は安いが、交渉次第でかなりの値段の値下げが可能。まず見たネックレスが1.5万ルピア(150円)。これで買い物意欲に火がついた。指輪も150円。20点以上買って、65万ルピア。これをネギって50万ルピア(5000円)。別の店で「アタのトートバッグ」6.5万ルピア(650円)。
 どうしてもというので、昼食をとばして、インドネシアの民族衣装の店に行く。42.5万ルピア(4250円)、6750円などが紹介され、上着3500円、サロン3899円をお買い上げ。
 バリ島で唯一波打ち際にあるスパ「テタ・スパ・バイ・ザ・シー Theta spa by the sea 」でエステ。今回は「ハニー・ラブコース」を選択。ハチミツとオートミール&セサミを使った自然で贅沢なエステ。続いてハチミツのみをお肌に落としてマッサージ。さらにバナナの葉で全身をコーティングして、ハチミツが肌により速く浸透する。
 夕日を見るために、海岸の崖の上にあるウルワトゥ寺院に向かう。到着すると丁度夕陽が生みに沈むところでした。西山さんは夕陽に感謝しました。


テレビ番組「びっくり法律旅行社 マレーシア」

 2008年9月4日放送。児玉清、黒崎めぐみ、タカアンドトシさんが司会。富士眞奈美、笑福亭笑瓶、島崎和歌子さんがゲスト。

●マレーシア
 人口2500万人、マレー系、中国系、インド系の人が暮らす。イスラム教徒が多い。7月に世界遺産になったマラッカもはずせない。

●クアラルンプール
 シンボルは高さ452mのツインタワー。スカイブリッジから眺める街は最高。1日1300人まで入場無料で、朝8時半からズラリ。30分でなくなることも多い。見学は40人ずつで15分毎。
 物価が安いので、買い物天国でセールも多い。ブキッ・ビンタンなど。例えば、バッグ1500円、ワンピース4700円、靴2000円、シャツ3400円、バッグ4600円、パンツ3100円、靴2000円など。
 飲み物は「テ・タレ」が多い。濃い目の紅茶にコンデンス・ミルクをたっぷり入れて注いで飲む。注ぎ方のコンテストもあり、2008年のチャンピオンはノアズリン・ビン・マットジャヌスさん。
 夜の屋台は、パサーマラムがお勧め。ローカル・フードを楽しんで欲しい。セルフおでんという感じの「チャアロチャアロ」が人気。
 デートスポットはKLCC公園で、ツインタワーの目の前にある。ツアーポリスのメリッサ・ビンティ・ガファーさん、ノラワティー・ビンティ・イブラさんが説明してくれました。公園でカップルが抱擁、キスなどの行為をすることは禁止(公園準法第8項)。違反すると最高2000リンギット(6.6万円)の罰金または最高1年の禁固刑、または両方。公共の場、鉄道の車内、タクシー内でもダメみたいです。
 フルーツも多い。ドラゴン・フルーツは皮が龍のウロコに似ている。スターフルーツは切った断面が星型。マレー語で髪の毛という意味のランブータン。果物の女王と言われるマンゴスチン。果物の王様ドリアン。ホテルに持ち込みが禁止されているフルーツは、ドリアン、マンゴスチン。マンゴスチンは赤い果汁の色が落ちにくく、ホテルの床のシミになったりするため。

 小学校は2部制で、午前が4−6年生、午後が1−3年生。学校内では商売してはいけない。遅刻したら校長の許可で教室に入れる。投書も校長の許可が必要。修正ペンは使用禁止。アルコール・炭酸飲料・スナックの持参禁止。テストの点数を自分で書き直してはいけない。小学生の夢は、男子は医者、弁護士、エンジニア。女子はモデル、ピアニスト、お金持ちのお嫁さん。

●マラッカへの鉄道
 KLセントラル駅からマレー鉄道に乗ってマラッカに向かう。運賃はタンピンまで2等車で17リンギット(560円)、1等車は27リンギット(890円)。駅弁「ナシ・ルマッ」4.5リンギット(150円)はココナッツミルクで炊いた御飯におかずがのったもの。「ナシ・ゴレン」3リンギット(100円)は、マレー風焼き飯。「ミー・ゴレン」3リンギットはマレー風焼きそば。
 鉄道での禁止事項は、動物の持ち込み、ドリアンの持ち込み、ゴミのポイ捨て、喫煙、カップルのみだらな行為、ガムなど。

●マラッカ
 2時間でタンピン Tampin 駅に到着。ここから車で1時間でマラッカに到着。今年7月に世界遺産に登録。市長のユソフ・ビン・ハジ・ジャンタンさんから案内があった。中心はオランダ広場で、オランダ建築の歴史的建物が集まっている。鮮やかなピンクの色がとても印象的。禁止事項は、噴水に入ること、ボタンをはずして素肌を見せること、相手の許可なく写真を撮ること、酔っ払うこと、ゴミのポイ捨て、みだらな行為、自転車の乗り入れなど。


テレビ番組「びっくり法律旅行社 バリ島」

 2008年7月24日放送。児玉清、黒崎めぐみ、タカアンドトシさんが司会。高橋克実、IKKO、山田まりやさんがゲスト。

●バリ島
 ビーチでの禁止項目を弁護士のアリ・ブディマン・スナティーさんが説明してくれた。「警察の許可を得ず、公共の場でパーティや周回など集団での迷惑行為は禁止。」(インドネシア刑法510条)。犯罪を助長したり、迷惑になるため。違反すると最高150万ルピア(1.5万円)の罰金。

 ショッピング街のスミニャックにはオシャレなお店が並ぶ。ドレス8600円、サンダル3000円、ワンピース5500円など。お店でしてはいけないのは、左手でお金を払うこと。スーパーでは250ルピア(2.5円)以下のお釣りとして、キャンディを出される。

 バリ島の家の門は狭い。人間以外の悪魔が入らないようにしてある。ワヤンさんの家を訪問した。観光客が訪問する際に禁止されていることは、宿泊すること。「外国人を宿泊させる場合には、到着から24時間以内に警察署に届け出を出さなければならない」(インドネシア刑法60条)。宿泊させた側が罰則対象です。違反すると最高1年の服役刑か、または最高500万ルピア(5万円)の罰金。

 国際運転免許証も使えない。オートバイに関しては、ツーリスト・ドライバーズ・ライセンスがある。これは観光ビザで入国した人のための短期運転用免許証。警察署に、パスポートのコピー、観光ビザのコピー、日本の運転免許のコピー、現金17万ルピア(1700円)を持参する。バリではレンタル・バイク店が多く、1日1500円で借りられる。バリ島の民族衣装を着た場合はヘルメットはかぶらなくてもいい。バリではパッシングは自分が行くぞというサイン。

 ウブドにはライステラス(棚田)が広がる。芸術の村としても有名で、バリ伝統舞踊、ガムラン音楽、バリ絵画など様々。さらに去年サファリ・パークがオープンしたが、白いトラがいる。「観光ガイドは業務中、バリの民族衣装を着用しなければならない」という法律(バリ観光条例第12条)がある。子供が可愛いので、頭をなでようとしたが、これは違反。バリ島では頭は神が宿る神聖な所なので、決して触れてはならない。髪の毛も触ってはいけない。
 ガイドのワヤンさんお勧めの寺院に行くが、民族衣装を着ないと寺院には入れない。観光客はサロンという腰布を巻けばよい。お寺のそばでレンタルしています。
 ゴア・ガジャは11世紀頃に作られた古代遺跡寺院。バイクに乗って行ったのは、ウルワツ寺院。70mの絶壁に建つお寺で、夕陽がきれいなポイントとして有名。寺院横の広場ではケチャを楽しめる。5万ルピア(500円)。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん コタキナバル」

 2008年6月21日放送。

●コタキナバル
 ボルネオ島の中心都市、人口43万人で、ジャングルの玄関口と呼ばれている。建物もきれいで緑も多い。
 タムー・バザールは高い天井。新鮮な魚が並ぶ。外に出てみるとフルーツが多い。スイカみたいなのはポメロで、中はミカンみたい(笑)酸味が少なくとても甘い。
 店の前で飲み物を高いところから低いところに落とすパフォーマンスをしている人がいた。これはテタレというミルク・ティー。できたてだと熱いから冷ましている。1.7リンギット(55円)。
 アンジュン・センジャ Anjung Senja に行く。海からの風が気持ちいい。4時になったら屋台がオープン。この港ではお店を常設できない決まりなので、時間になると場所取りが始まる。15分でテントが完成。魚を焼いているお店、焼きそばの店、ご飯を買って具をのせるバフェ形式のお店などがある。マレー系の人は1日5食食べる習慣があるそうです。
 警備員のサブリ・サイディ?さんが紹介してくれたのは、ジャングルが楽しめる動物園。車で30分で「ロッカウィ・ワイルドライフ・パーク」に到着。珍しい植物がいっぱい。見たことがない鳥がたくさんいる。家庭で違法に飼育されていたオランウータンなどを野性に戻そうとしていました。アジアゾウ、テナガザル、マレー熊など20種類の動物が飼育されているそうです。
 クリアズ川でボートに乗り込んで出発。なかなか姿を見せない動物がいる。テングザルでした。野性のものは特に珍しいそうです。

 郊外に住む新婚さんの朝ごはん。ダヤン?・ファザリナ・スマジさんが作るのは、1品目「ミー・カリー Mi Kari」。カレー粉をダマにならないように水で溶いたら、たまねぎやスパイスと共に火にかけ、一口大に切った鶏のもも肉を加え煮る。ココナッツミルクを加え、じっくり30分煮る。中華麺を熱湯にさっとくぐらせる程度に茹でて、カレーをかける。
 2品目「オムライス風ナシゴレン(ナシゴレン・パタヤ)」。塩で味付けした溶き卵をフライパンで焦げ目がつくくらいに両面焼いたら、別のお皿に取り出す。大きめの中華なべで卵、たまねぎ、にんにくを炒め、新鮮な海老とミックスベジタブルを加えて炒める。たっぷりのご飯を鍋に入れてナシゴレンとして炒める。丸いおたまに押し込んで、先ほどの卵の上にのせて、ひっくり返して、上からチリソースをかけて完成。
 3品目「オンデ・オンデ Onde Onde」。パンダンというハーブをハサミで切り、ミキサーにかけて液状にする。繊維質を丁寧にこしたら、白玉粉と混ぜ合わせてグリーンの生地を作る。この中に椰子から作られた黒砂糖を入れ、団子状に丸めたら熱湯に入れる。茹で上がったら、塩をあわせたココナッツを満遍なくまぶしてスイーツの完成。


テレビ番組「2008年5月の旅サラダは森下千里さんでマレーシア」

 マレーシア航空で行きました。時差は1時間。人口2500万人で、マレー系、中国系、インド系が混ざる多民族国家。1マレーシアリンギット(RM)は31円で計算。

●クアラルンプール
 アジアの摩天楼と言われる。モノレールもカラフル。流行の発信地で、多くの若者で賑わっている。
 マレーの台所「チョーキット・マーケット Chow Kit Market」は活気づいている。テントやビーチパラソルみたいなのも並ぶ。生鮮食料品や生活雑貨などを扱う。果物も大きい。ナンカはジャックフルーツで、大きなものは50kg。中に入っているのはオレンジ色の小さな実で、柿みたいな味だそうです。ラジャ・ボット通りを中心とした東西南北300mほどの一角にある。基本的には地元向けのマーケットで、観光商品の類は扱っていない。

 クアラルンプールとは泥の川の合流地という意味。そのクラン川とゴンバック川の合流地点に建っているのが、マスジッド・ジャメというモスク。1909年に建てられたクアラルンプールで一番古い。赤と白のレンガはとても美しい。白いドームと絵が描かれた大理石の床。インドのムガール様式を取り入れたモスクは「オールド・モスク」と呼ばれている。開場時間:土〜木 8:30〜12:30、14:30〜16:00、金曜 8:30〜11:00、14:30〜16:00、無休。設計はイギリス人のアーサー・ハボック

 ジャラン・アロー Jalan Alor はブキッ・ビンタン西側のクアラルンプールで一番の屋台街。日中は静かだが、夜になると200m続く路地の両側には、50軒以上の屋台がでる。店はほとんど中華系。ブタイは緑色の豆でそのままで食べると苦い。ブタイの炒め物はRM10(310円)で苦くなくて美味しい。「やきざかな」とひらがなで書いてある店はエイを焼いていた。イカンバカール(エイの焼き物)はRM15(465円)。

 宿泊は「カルコサ・スリ・ネガラ Carcosa Seri Negara 」(住所:Taman Tasik Perdana,Persiaran Mahameru、Tel:03-2295-0888)で、クアラルンプール市南西にある緑に包まれたホテル。レイク・ガーデン敷地内の丘に建つマレーシア屈指の格式ある高級ホテル。イギリスの統治時代に豪邸として建てられた館を利用している。1896年に「カルコサ」が着工され、1904年に同時に完成した「スリ・ネガラ」と共に、イギリスの総督公邸として使用された。1989年のエリザベス女王訪問にあわせてホテルとして改修した。世界のVIPも宿泊したことで有名で、客室は全てスイートルーム。部屋数は13室。各部屋に専属のバトラーが付く。空港まで迎えに来てもくれるそうです。
 今回の部屋もシャンデリア付きの広いリビングの部屋でエリザベス女王が宿泊されたグランド・スイート。バトラーはムハメッドさん。1泊RM3500(10.9万円)。
 レストランまたはティー・タイムだけで訪れることも可能で、アフタヌーン・ティーを緑の庭園で楽しんだ。RM65(2015円)でサンドイッチ2個、スコーン2個、ケーキ3個と付け合せ?と紅茶。スコーンは注文が入ってから焼き上げる。
http://www.ghmhotels.com/

●バトゥ・ケイブ
 クアラルンプールの北13kmにある。マレーシア最大のヒンドゥー教の聖地である洞窟寺院。巨大な黄金の像はムルガン神という戦いの神様。洞窟に続くのは272段の階段。19世紀の末に神々を祭る寺院を作ったのがバトゥ・ケイブの始まり。洞窟の奥には壮大な空間があり、鍾乳洞となっている。祭壇に祀られているのは、ヒンドゥー教の最高神のシバ神と息子のムルガン神。戦いの神だが、親子の像を見ると優しい気持ちになれた。最高で高さ100mあるそうです。

●クタム島 Pulau Ketam
 クアラルンプールの西の沖合いにユニークな島がある。海上のずらりと水上集落が建ち並ぶ。フェリーですぐです。マレー語で「カニの島」を意味するクタム島で、マングローブで覆われた島で、カニが生息している。今から150年前に中国系の漁師がカニに注目し、家を建てて住み始めたのが始まり。今では1000軒ほどの家が建ち並び、「海の上のチャイナ・タウン」となっている。
 今回はウィーさんが案内だが、自転車で迎えに来てくれた。孫のジェイソン君を荷台に乗せていました(笑)島内は道は幅が2mもなく、使えるのは自転車のみ。
 「福龍宮」(龍はさんずいに龍が正しい)は100年以上前に建てられたお寺で、屋根にはカニやエビが飾られている。
 カニ漁に出発。目印の浮きを木にひっかけて網を川に入れていく。次に前日に仕掛けた網を引き上げにいく。ノコギリガザミという甲羅が15cmほどのカニが数匹獲れました。ウィーさんが調理してくれました。甘くて美味しいそうです。他にも生姜で味付けした蒸し魚などもいただいた。


●ランカウイ島
 クアラルンプールから400km、マレーシア半島の北西にあるタイとの国境に近い緑の楽園。車で2時間もあれば一周できる。
 クアタウンは島の南側にある島一番の繁華街。空港からタクシーで25分ほど。免税店が多い。前の首相の時代に観光客を誘致するために免税の島になった。地元の人も買うことができる。缶ビールはRM1.7(50円)。クアラルンプールだとこの3倍です。

 「タンジュン・ルー・リゾート・ランカウイ」は豪華ホテル。「ベンジャヤ・ランカウイ・ビーチ&スパ・リゾート」は水上コテージ。
 今回宿泊したのは、島の北部ホワイトサンドビーチに位置するランカウイ屈指の高級ホテル「フォー・シーズンズ・リゾート・ランカウイ」(住所:Jalan Tanjung Rhu, Mukim Ayer Hangat. 07000、Tel:04-950-8888 )で、緑に包まれた静かな空間の中にエキゾチックな建物がある。エントランスも緑の中。今回はビーチ・ヴィラで1泊US$1740(18万円)。浜辺は一人占め。部屋の中にエステ台もついている。
 プールの中で行なうアクア・ヨガを体験した。インストラクターはフレディさん。プールから海がつながっているように見えるし、自然が目に飛び込んでくる。自然の中に溶け込めたそうです。

 ランカウイ島を満喫できるユニークなクルージング「スターダスト・クルーズ・デイ・クルーズ」に参加。主催は Stardust Cruises 社(Tel:012-405-0649)で、RM295(9100円)。  ガイドはキャプテンのディーンさん。ボートの音を聞いて鷲たちが餌をくれると思って集まってくる。スクリューでわざと音と水しぶきを出してイーグルを呼ぶ。するとやって来ました。20頭以上やってきました。
 沖に停泊している自慢のヨット「スターダスト号」に乗り移り、湾内をクルージングする。森下さんも帆を上げる手伝いをしました。みんなで食事をしながら、「ツイスト&シャウト」を歌いました。森下さんは「上を向いて歩こう」を歌いました。みんなも歌ってくれて友達になれました。次はカヌーに移って、引き潮の時にしか入れないという洞窟に行った。洞窟の壁には無数の牡蠣の貝殻が広がっている。この洞窟は100年前は海賊の隠れ家だったそうです。
 ヨットに戻ると、ヨットのわき腹にある大きなネットを海に降ろした。みんな海に飛び込んでネットを掴むように指示された。そこにみんなひっかかって海に浸かる「天然のジャグジー」が一番人気のアトラクション。みんな友達になれました。波が早いせいか、森下さんは胸を抑えていました(笑)

●バターワースから豪華列車
 マレー半島北部にあるバターワースの駅。ここから豪華列車の旅が始まる。
 「イースタン&オリエンタル・エクスプレス Eastern & Oriental Express 」(Tel:0120-34-0073)は、北はタイのバンコクから南はシンガポールまで2000km、マレー半島を縦断する豪華列車。ヨーロッパを走るオリエント急行のアジア版として、本場オリエント急行のサービスにアジアのテイストをミックスした独自のサービスを提供。北行きは2泊3日、南行きは3泊4日の行程。
 今回は「ステイツ・キャビン」で、バターワース〜クアラルンプール〜シンガポールまで1人22万円(2名1室)。ホテルの感じで、浴室付き。アメニティはブルガリ。今回はバターワースからクアラルンプールまでの7時間。最後尾は展望車となっていて、夕陽の中の風景は絵ハガキみたいでした。
 食堂車では優雅なディナーの一時が始まっていた。ドレスアップしてディナーを楽しんだ。前菜からデザートまでの5品が次々運ばれてきた。メインは「牛肉のメダイヨン、野菜のフリカッセとニョッキ、ヴィンダール・ソース」で、酸味が効いているそうです。デザートは「ホワイト・チョコのデザート、パッション・フルーツのムース」。ディナーの後にバーに行って大人の時間。ショーとして?タイの伝統舞踊をする女性がいました。この列車のみで味わえるオリジナル・カクテル「E&Oカクテル」US$9をいただきました。パッション・フルーツの味だそうです。ピアノは「オー・キャロル!」を演奏していました。
 初日よりも最終日の方が盛り上がるそうです。


●マラッカ
 クアラルンプールから南へ100km、多くの船が行き交うマラッカ海峡を臨む港町。かつては海のシルクロードの中継地として栄えた。トライショーの人が人を誘っている。日本語が少しできるロスリさんの車に乗る。自転車にカラフルな飾り付けをしたトライショー。1時間RM40(1200円)。観光地を巡りながらガイドしてくれる。
 丸い屋根の建物はオランダのもの、中国のお寺などを紹介してくれました。ヨーロッパの植民地時代の建物が今もたくさん残っている。赤い教会。サンチャゴ砦は1511年のもので、ポルトガルがオランダとの戦いに備えて作ったもの。防壁は19世紀に英国により取り壊され、石造りの正門だけが残る。地元では「ア・ファモサ A Famosa 」とも呼ばれている人気のスポット。
 さらにその先の丘を少し登ると姿を現すのが、かつてキリスト教の宣教師が拠点として使っていたセント・ポール教会。オランダ広場の裏の丘の上に立つ礼拝堂の跡。ポルトガル支配下の1521年に建てられた。フランシスコ・ザビエルもこの教会で布教活動をしていた。フランシスコ・ザビエルの遺体が一時安置されていたことがあり、それを記念した銅像が建っている。今は屋根も抜け落ちて、壁だけとなってしまった教会には墓石もある。マラッカ海峡を一望できる絶好のポイントでもある。

 中国から受けた影響もある。その象徴がババ・ニョニャと呼ばれる人たち。「ババ・ニョニャ・ヘリテージ The Baba Nyonya Heritage Museum」(開館時間:10:00〜12:30、14:00〜16:30、定休日:祝日、旧正月、料金:大人RM8、子供RM4)はババ・ニョニャたちが暮らしていた家を、個人所有の住居だが博物館として公開した建物。オーナーのチャンさんが説明してくれました。この地に来た中国の男性とマレーの女性が結婚して、生まれた子供が男の子だとババ、女の子だとニョニャと呼ばれている。チャンさんはこの家で生まれたそうです。ババ・ニョニャたちは豪華な暮らしをしていたようです。豪華なベッドは中国から職人を連れてきて作ったもの。結婚衣裳も豪華です。
 チャンさんの息子のウィリアムさんがニョニャ料理のレストラン「フレーバーズ・レストラン Flavours Restaurant」(住所:138, Jlan Bendahara, 75100 Melaka, Malaysia.Tel:06- 292-1920、営業時間:11:00〜14:30、18:30〜22:30、定休日:日祝日、旧正月期間)を経営している。元々はマレーの食材で、中国の味を再現しようとしたもの。一般的に女性が調理する習慣から「ニョニャ料理」と呼ばれている。スパイスやハーブやココナッツ・ミルクを多く使うのが特徴。パイティーはRM3.5(110円)でニョニャ・スナックで、インドにもマレーにも中国にもない。大根を味噌で味付けして、ガーリックをのせて揚げている。ニョニャ・オタオタはRM4(120円)で、魚のすり身と7種類のスパイスを使っている。今も家庭料理として親しまれているものが楽しめる。

●クアラガンダー Kuala Gandah
 マラッカの北に車で3時間半。パハン州の山間部に位置する象の保護区「エレファント・サンクチュアリ Kuala Gandah Elephant Sanctuary」(開園時間:8:00〜16:30、無休、入園料:無料だが、アクティビティ料金:大人RM20(700円)、子供RM13)がある。森林伐採で行き場を失ったゾウを安全な森に帰す活動をしている。現在保護されているのは13頭。その活動の一環としてゾウと触れ合うプログラムが実施されている。1日2回のプログラムには、餌付けや象との川遊びなどのメニューが盛りだくさん。ゾウの背中に乗って園内を一周する体験プログラムもある。1頭に3人とか乗っています。そのうちに川に向かい、入った後に横に倒れました(笑)これもアトラクションの一環。

●キャメロン・ハイランド
 クアラルンプールから北へ車で4時間。マレーシアの中央に位置する最大の高原地帯キャメロン・ハイランド。標高1500mで涼しい気候を利用して、19世紀頃から紅茶の生産が盛ん。主にアッサムティーを栽培している。日本のように手で茶葉を摘んでいる。この一帯で作られる茶葉は当時入手が困難だったことから、「幻のアジアン・ティー(ボー・ティー)」とも呼ばれた。マレー王室をはじめ、イギリス王室でも飲まれていた。イースタン&オリエンタル・エクスプレスでも供されている。
 茶畑の中に「スンガイ・パラス・ボーティー・センター Sungei Palas Boh Tea Centre」(住所:39100 Brinchang Cameron Highlands、Tel:05-496-2096、開園時間:9:00〜16:30、定休日:月曜、料金:無料)がある。ここから見える山は緑色がとてもきれい。風が気持ちいいそうです。今回いただいたのは、若い新芽だけを使った「バラス・スプリーム」という、さわやかな香りのする紅茶。一杯RM3(90円)。

●先住民の村
 キャメロン・ハイランドから南西に車で2時間。うっそうとしたジャングルの中で生活するのは「オランアスリ」と呼ばれる人々。マレー語で先住民、始めの人を意味する言葉。マレーシアの人口の1%にも満たない。それぞれ独自の言語や文化をもって生活している。竹で組んだ手作りの高床式の家に住み、家畜を飼う生活をしている。
 バクさんが作っていたのはヤシの木でできた「吹き矢」。サル、イノシシ、鳥を狙って獲って食べるそうです。5m咲きの木の実を狙う練習を子供の頃からしているそうです。森下さんもやってみましたが、ダメでした。
 夜は古くから村に伝わる踊りを披露してくれました。ジャングルに住む精霊たちを呼んで、様々な祈りを捧げるというもの。4−5時間も踊り続けます。音色は病気を治すという重要な役割がある。女性はピンクのTシャツを着ていました。子供たちは英語を勉強していて、英語で話し掛けてくれました。


●ボルネオ島スカウ
 手つかずの大自然のあるボルネオ島の北東部を流れるキナバタンガン川。全長560kmで、マレーシアで2番目に長い川。その下流のスカウ周辺には多くの野性動物が生息している。
 「マングローブ・リバー・クルーズ」に参加した。RM25(770円)。6人乗り?程度のボートで行った。ガイドはゲリーさん。このあたりは川幅がだんだん狭くなって、両岸の動物を見やすいという。まず大きなトカゲ「ミズオオトカゲ」がいた。大きいもので体長2mにもなる。川の中にはアジアヘビウがいたが、長いクビを持つ鵜の仲間。ルリミツユビカワセミは青が鮮やか。ゲリーさんが大好きな鳥はスンダエンビコウというコウノトリの仲間。ほとんど見ることができないので、バード・ウォッチャーには憧れの鳥。

●ボルネオ島ラブック・ベイ Labuk Bay
 スカウから車で2時間南にある。セビロックから西北に30kmの場所にある施設「ラブック・ベイ・テングザル・サンクチュアリ Labuk Bay Proboscis Monkey Sanctuary」(住所:Jalan lintas labuk, 90709, Sandakan, Sabah、Tel:089-672-133、開園時間:11:00〜18:00、見学料:RM60(1800円))は保護区。テングザルが住んでいるマングローブ林の中に作られているので、1日2回ある餌付けでは、間近でテングザルを見ることが出来る。鼻が高い。オスは鼻が長くて、メスは短いそうです。みんなビール腹をしているが、葉っぱを分解するために、おなかの中にバクテリアがいるため。ちなみに甘い果実を食べると、バクテリアがおなかの中で大量のガスを発生させて溜まって死んでしまう。だからバナナは食べられません。宿泊施設もある。

●ボルネオ島タビン
 スカウから車ででこぼこ道を行くこと2時間。近年まで研究者しか入れなかった「タビン野生生物保護区 Tabin Wildlife Reserve 」(Tel:088-267-266)に向かった。木の温もりのある宿泊施設もあるので、ツアー料金は1泊2日でRM780(2.5万円)。ラハ・ダトゥ空港からだと車で約1時間、広大なジャングルに広がる保護区。テラスからは緑しか見えない。時折鳥が近くまで来るそうです。保護区内には温水シャワー完備のシャレー、さらにジャングルを肌で感じるならキャンプ用テントも揃ったホテルがあるので目的に応じた滞在ができる。
 周辺には絶滅寸前のボルネオゾウも時折現われるそうです。珍しい野鳥としては、大きなオレンジのクチバシのサイチョウ、オレンジ色のミツユビカワセミを見ました。
 保護区のガイドはマックスさん。ホテルの近くには野性動物が集まるジャングルがあるというので向かった。道はかなりぬかるんでいました。地元の人が実際にサンドペーパーとして使っていた葉がある。突然スコールがきましたが、カッパを着て移動。ジャングルの中に突如現われたのは、泥の海「マッド・ボルケーノ」。地下の断層の影響で、地面から泥が湧き出す。昔このあたりは海の底にあったので、多くのミネラルを含み、これを食べるために、アジアゾウ、スマトラサイ、ブタ、イノシシなどがやってくるそうです。地元では泥パックとしても使われている。夕方になると動物が集まってくる。小屋で待っていると、鳥だけが来ました。2頭のイノシシが登場しました。鳥が鳴いている午後6時になったので、帰宅しました。泥火山ツアーやバードウォッチングなど様々なアクティビティが用意されている。

●ボルネオのセリンガン島
 ボルネオ島から船で北東に1時間。「タートル・アイランズ国立公園 Turtle Islands Park」に指定されている、サンダカン沖に浮かぶ3つの島の中で最も大きい島。1年を通じて、ほぼ毎日ウミガメが産卵する世界でも珍しい島。宿泊施設があるのはセリンガン島だけで、一般のお客も見学することができる。
 案内してくれたのはレンジャーのジョーさん。浜辺の穴は産卵のためにウミガメが掘ったもの。5月〜10月は特に亀の産卵期で、多い日は40頭のウミガメがこの島に上陸する。政府の指導で様々な保護活動が行なわれている。産卵した卵を回収して、ネットで保護している場所もある。オオトカゲなどの外敵から卵を守っている。太陽の下にある卵はメスになり、木蔭にある卵はオスになるそうです。ウミガメは29度を境にして、温度で性別が決まるそうです。
 夜は公園内ではレンジャーの案内で産卵を見ることが出来る。ライトを使うことは禁止されています。今回はアオウミガメの産卵を見ました。1回の産卵で40個〜100個の卵を生み、一生で1000個近い卵を生む。ワシやオオトカゲに襲われ、大きくなれるのは1%。1時間の産卵の後にウミガメは海に戻っていきました。
 その夜、卵の保護地区に行ってみると、孵化したウミガメの赤ちゃんがたくさん出てきていました。1月19日に生んだ卵が3ヶ月を経てかえったものでした。ウミガメは生まれたその日のうちに海に放す。これを放流する体験もしました。このウミガメはタイやフィリピンの海で暮らし、20年から25年経ったら、大きくなってこの島に戻ってくるそうです。生まれた場所を決して忘れません。海に行くのは月の明かりが頼りだそうです。


●マレーシア政府観光局のホームページ
http://www.tourismmalaysia.or.jp/


テレビ番組「世界に嫁いだ日本女性 密着!仰天海外ライフ」

 2008年4月13日放送。テレビ東京製作。

●サイパン
 日本から飛行機で3時間。年間27万人の日本人観光客が訪れる。桂菊丸さんが案内。クロス・アイランド・ロードを行くと山の中腹の高級住宅街にあるお宅。真理子リザマさん(57歳)。敷地面積2000坪。サイパンは電気代が高く、ここでも10万円以上とか。リビング4つあり30畳・10畳・10畳など、キッチン・ダイニング30畳、寝室30畳など、全部で12部屋。次男の信さん(26歳)は数学の博士号を目指している。長女の暁子さん(33歳)は結婚してシリコンバレーに在住。長男の健さん(31歳)は日本人女性と結婚し、医師を目指してハワイに在住。次女の絵美さん(28歳)はNY在住。ご主人はサイパンの上級裁判所の裁判官のジョン・リザマさん(60歳)。
 カーメン・セーフウェイ・マーケットでお買い物。ローカルネギ1束2.16ドル。大根1本0.89ドル。
 ウイング・トラベル社の社長も兼ねている。月の平均売上は10万ドル程度。チーフ・マネージャーのエドワーズさんが説明してくれた。
 真理子さんは1950年山口生まれ。父は中国にも赴任していた外科医の柴田五郎さん。
 ご主人の還暦パーティを開催した。プールサイドに100席用意した。

●インド
 FM熊本からインドの坂田マルハン美穂さん(42歳)に電話でインドの最新情報を伝えてくれる。南部のバンガロールに住んでいるが、ここはITの街で、人口616万人。インドのシリコン・バレーと呼ばれている。山田誉子さんが案内。
 坂田さんはコックスタウンのマンションに住んでいる。インドでは人を迎えるとまずリビングに通して、水を出すそうです。ロビーのシャンデリアはインド製。香辛料が多い。二階の寝室にはローズ・ウォーターが置いてある。295ルピー(820円)は浴びるように使うとか。同じ会社の天然真珠パウダー配合の保湿クリーム440ルピー(1230円)。衣装もインドの民族衣装レンガー・チョーリーもある。
 美穂さんは1965年福岡生まれ。旅行雑誌などのライターとして世界じゅうを旅行した。30歳でニューヨークに移り住み、会社を立ち上げて成功した。7歳下のマルハンさんと出会い、5年後に結婚。
 ラッセル・マーケットで買い物。シーバス(ます)がお勧めとか。イタリア料理店のオーナーのアルジュン・サジナニさんが、今日は海老がお勧めと教えてもらった。タイガーブラウン1kg700ルピー(2000円)。運び屋のおじさんがいて、20−30ルピー(60円)渡すそうです。白菜は1個18ルピー(50円)。
 南インド料理店「ナンディニ」で食事。まずナプキンが汚れていたりするから、を軽く水でしめらせて紙で拭く。定食「ミールス」140ルピー(390円)をいただく。カレーをかけて混ぜて食べる。
 美穂さんはインドでライターとしても活躍し、日本に情報を発信している。取材のためにコマーシャル・ストリートに行く。日本でいえばアメ横。サリー・ショップ「アーンチャル」。ジュエリー専門店「クスマ・ハナラス・ジュエラーズ」では北インドのジャイプールのジュエリーが人気とか。これらは西日本新聞に掲載されている。
 世界のビジネスマンの間で昨年No.1に輝いた「ザ・リーラ・パレスホテル」で開催されたOWC(外国人女性ためのクラブで、生活の情報交換や慈善活動を行なっている)にも参加している。この活動の一環として訪れていたのは、リンガラジャプラム。ストリート・チルドレンだった子供たちを学校に通わせている施設「アガペ・チルドレン・センター」を訪問。
 夫のマルヴィンド・ナルハンさんが1週間ぶりに帰宅。プラウンカレー、ホワイトチキン、カリフラワーソテーなどを出した。
 翌日、絨毯を買いに工芸品店「エイジアン・アーツ・エンポリウム」に行く。パシュミナのショールもありました。

●イギリス
 ロンドンから車で2時間。コッツウォルズ地方はイギリスで一番美しい田舎と賞賛される街。コッツウォルズは羊小屋のある丘という意味。大東めぐみさんが案内。
 コッツウォルズ・ストラウドの街の中心部から車で10分。林の中の一軒屋。敷地面積18000坪。岡田聡子さん(46歳)は5年前から住む。この家はご主人が以前から所有していたもので、築400年。美観地域に指定されているので、まわりの雰囲気を壊さないように1年半かけてリフォームした。書斎は10畳、リビング30畳。ご主人のグラハム・トーマスさん(53歳)はロンドンに単身赴任中。一人息子の海(4歳)君の部屋は8畳。この建物は全部で6LDK。
 聡子さんは香川県丸亀市出身、25歳でロンドンに語学留学し、27歳で東京で英国系の広告代理店に就職。香港支店のグラハムさんと知り合い、35歳で結婚。海君は障害を持って生まれたが、がんばっている。聡子さんは毎日2時間足のマッサージもする。
 朝、海君を小学校に連れていき、ウィリアムズ・キッチンで魚介類やチーズなどを購入。隣町のミカエル教会に行く。ここでは日本人のお母さんたちの「こぐまの会」がある。子供達に日本の文化や日本語を教えるために、月に2回行っているイベント。ここでは英語は一切禁止。
 海君は同級生のルイス君と一緒に遊ぶ。ルイス君のお母さんニッキーはいい相談相手。
 土曜日はファーマーズ・マーケットを訪問。新鮮な野菜がお目当て。サリスファイは西洋ごぼう。これで作るキンピラゴボウはご主人の好物。土日は趣味の骨董品巡り。アンティークショップ「スプラウンシー」に行く。

●インドネシア
 北スラウェシ州のメナドは近年土地開発が進む町。そこから船で1時間のブナケン島は国立公園で、世界屈指のダイビング・ポイント。ここでリゾート・ロッジ「ブナケン・チャチャ・ネイチャー・リゾート」を経営している大場玲子・ダウニーさん(41歳)。9年前からご主人のラファエル・ダウニーさん(46歳)と経営。ここに到着したお客は桟橋がないので、海に入って上陸する。人柄にひかれてリピーターが多い。
 船に乗ってダイビングのポイントまで行く。船で6分。大きな魚が見られ、カツオ、サメ、海ガメなどがいる。ジンベイザメも出てくることがあるとか。数百mまで垂直に落ち込む崖と、そこに敷き詰められたサンゴ。サンゴは500種類以上、海洋生物は3000種類以上いる。
 昼食には親子丼とかも出すが、日本のみりんが手に入らないので、紹興酒とかで代用している。味噌汁も出したいが、味噌が手に入らないそうです。
 玲子さんは1966年東京生まれ。ダイビングに興味を持ち、1996年メナドでラファエルさんと出会った。3ヶ月後にシンガポールで再会しラッフルズ・ホテルの2階のロングバーで求婚されたという。イギリスで結婚し、ブナケン島の1650坪の土地を購入して移住した。2000年に2棟のコテージが完成してオープン。現在4コテージ10室。困っているのは人で、働きたい人がいないのが困るそうです。地元では魚は獲れるし、フルーツもあるのに何のために働くの?という感じらしい。1ヶ月分の給料をもらうと満足して辞めるそうです。スタッフは現在20名。
 村長のヤン・マレルさんに挨拶に行く。フルーツは地元のものを使う。水は船で運び、雨水も貯めておく。漁師さんは船で直接魚を売りに来る。
 週に1度はメナドの街を訪れる。Matahari スーパーマーケットに行き、食材を調達。ポークサラミ、スモークタン、ビリンジョ(木の実のスナック)165円など。
 夕食は浜辺で魚を焼きました。カツオを椰子の実の皮を燃やして炭の代わりにする。バナナの葉は料理を盛り付ける皿にする。

●ニューヨーク
 安井まみ子さんが案内。木村明恵さん(50歳)のお宅からはハドソン川が見える。AKTギャラリーという画廊スペースでもある。仕事は画商で、近代絵画を扱っている。スペインのジョアン・ミロ、ロイ・リキテンシュタインなど。ご主人はロンさん(70歳)で歯医者さん。和室もあるが、和食を出す時に使うそうです。アメリカ人はノリがいいので、すごく喜ぶそうです。プレイルームでは寝そべってテレビが見られる。ワインは200本保管されている。
 ジャクソン・ポロックの作品、12億円で交渉していた。明恵さんは「ブルーマン」のプロデューサーの一人として名前を連ねている。現在、日本の食文化をアメリカのテレビ番組に紹介する企画を考案中。既に熊本でロケをしてサンプルを売り込み中。番組のHPを立ち上げようと活動もしている。とうふハンバーグも。Ippodo 茶の湯にも出かける。
 1957年大阪に生まれ、25歳でNYに渡った。昼はダンススクール、夜はバーテンダーなどを経験し、5年目でステージに立てた。ヨーロッパに出かけ絵画に出合った。
 Citarella マーケットで買い物。サーモン、オイスター、チーズなどを購入して、パーティに備えました。Shizuka New York でエステ。
 週末は別荘で過ごす。マンハッタンから1時間のウェストチェスター。アメリカでは角には悪魔が宿るという言い伝えがあるので、円形が好まれるとか。


テレビ番組「山崎まゆみのラバウル秘湯探訪記・後編」

 2008年3月30日放送。山崎まゆみさんが出演。JIC制作。

●パプアニューギニア
 パプアニューギニアは火山の国。日本から南へ5500km。赤道を少し越えた場所。大きなニューギニア島に首都ポート・モレスビーがあり、東にニュー・ブリテン島がある。その島の東にラバウルがある。今回はニューギニア航空を利用したが、成田からポート・モレスビーには週1回直行便が6時間30分かけて飛んでいる。ポート・モレスビーからラバウルまでは1時間半。

●ラバウル
 新ラバウル空港に到着。第二次世界大戦時代、日本軍の重要な拠点だったため、南太平洋戦没者の碑がある。本土以外では最大規模を誇る航空隊があった。山崎さんは1年前に来た時に海に湧いている花吹温泉(戦時中の呼び名)に入った。
 ジャングルの中に日本兵が入っていた温泉があったという。戦時中の地図を見ていて、宇奈月温泉という文字を見つけた。現地の人に聞いても知らない。その温泉を探すことにした。

●ワランゴイ
 ラバウルの南のココポから南西に車で30分入ったワランゴイに行く。OISCA ラバウル・エコテック研究センターは有機循環農業を若者に教えている研修センター。通訳はルディ・ソホベンさんはこのセンターのインストラクター。センター長は荏原美知勝さん。みんなで歓迎会をしてくれました。
 子供の森で記念植樹をさせてもらった。名物料理をいただきました。「スイートポテトと豆のココナッツ・ミルク蒸し」。「ワニのオーブン焼き」は腹にレモングラス、たまねぎなどを入れて焼いたもの。鶏肉みたいで淡白だそうです。
 実際に下見してくれたルディさんと打ち合わせをした。近くに住むバイニング族の人とも話しをつけてあるという。

 朝8時出発。30分車で走ってバイニング族の村に到着。オニペさんたちが案内してくれました。そこからジャングルを20分歩く。最初はカカオ畑、ついでブッシュの中に入ります。鳥の鳴き声がかなりします。途中小川を2度越えました。それから小川に沿って下る。幅20mくらいのシクット川に到着。川に沿って少し下る。これを渡ると湯気が上がっていた。川の中州らしい。バイニング族の人が20人程度待ってくれていた。歓迎のダンス。バイニングの人たちはツカツクリという鳥の卵をこの中州に取りに来るそうです。それくらい地面が暖かい。温泉卵を作る穴もありました。日本兵と交流したおじいさんのウラッカさんに話を聞いた。♪もしもし亀よ、亀さんよを歌ってくれました。
 川と川の合流点で入れることがわかりました。バイニング族の人がテントを作ってくれていて、そこで着替え、合流点はバイニング族の人が掘ってくれて、川を石で堰止めてくれていました。熱いけど感極まっていました。

 ラバウルを出発する前日、トウライ族のお祭りがあった。モニュメントの完成を祝う祭りでした。シンシンという民族舞踊を踊っていました。トゥブアンという神に貝のお金を渡していました。


テレビ番組「世界ネイチャー紀行 インドネシア」

 2008年3月29日放送。1万7000もの島々が点在するインドネシア。自然が多くエコツアーへの興味を駆り立ててくれる。ワールドスタッフ製作。

●バリ島
 日本人に人気が高い島で、デンパサールは島で一番人気が高い。昔ながらの文化と伝統を守る人々が暮らしている。デンパサールとは「北の市場」という意味。南国の食の豊かさが実感できる。バリ島はヒンドゥー教徒が多い。毎日の祈りは生活には欠かせない。伝統芸能の奉納も重要な儀式。
 階段状の水田はバリの風景を印象づける。年に2〜3回米作りができる。水田はアヒルが害虫から守る。

●コモド島
 バリ島の東にあり、スンバワ島とフローレンス島の間にある。1991年世界遺産に登録された。全長30kmで、コモド村がたった一つの集落。村の一角で保存食作りが始まっていた。小魚を干物にしていました。家は高床式。水道はないので、井戸が共有の財産。島の工芸品の彫刻を作っている人がいる。コモド・トカゲでした。世界最大のコモドオオトカゲがこの島に住んでいる。大きいものは体長3mにもなる。氷河期に火山と離島のおかげで生き延びたらしい。ヤギ1頭なら15分で食べ尽くすという。人が標的になることさえある。絶滅が危惧されている。

●スラウェシ島
 ほぼ中央に位置する島で、赤道直下。島の北端に海に面して広がる港町がメナド。オランダの統治時代には香辛料の輸出港として賑わった。
 ラヤン・ラヤンは大空に凧をあげて行なうバジャウ族の伝統的な漁法。擬似餌を使います。1日に数匹取れるだけで、彼らは満足している。
 周辺の海は世界中のダイバーが潜りたい場所。島に沿って点在する60箇所のポイントはどこもボートで30分の距離。海底にはサンゴ礁。800種のサンゴが生息している。外洋に面して一体には巨大魚などもいる。ナンヨウツバメウオ。カンムリブダイはサンゴごと食べます。ブラックフィン・バラクーダは体長1mを越える大型の海遊魚。ギンガメアジは円を描いて泳ぐ。

 この島は300万年前に誕生した火山島。西ニューギニアから分離し、東に移動、火山島とぶつかってできた島には名残を留める17の火山が点在する。今も活動するものもある。マハウ山火口。3000万年前に誕生したという熱帯雨林には独自の進化をとげたものがある。タンココ自然保護区はその聖地。アカコブサイチョウはイチジクの実を主食とする鳥。クチバシが体に比べて非常に大きく、上にサイのような突起がある。クロザルもここだけのサルで絶滅が危惧されている。夜に熱帯雨林探検した。絞め殺しの木がある。その木にスラウェシ・メガネザルという体重200gの地球上で最も小さい霊長類がいる。昆虫を餌にしていて、耳が器用に動いてバッタなどを見つけて食べる。


テレビ番組「世界遺産 インドネシアのロレンツ国立公園」

 2008年3月16日、23日放送。南太平洋に浮かぶ2番目に大きな島ニューギニア。マングローブの森が生い茂るニューギニア。不思議な植物や生物がいた。ベニフウチョウ?、ヒクイドリ、ゴマシオキノバリカンガルー。東南アジア最大の自然保護区のロレンツ国立公園。1999年世界遺産。

●ニューギニア島
 西半分はインドネシアのパプア州で、かつてはイリマンジャン?として知られていた。州都はジャヤプラで、古くから栄えていた。多くの魚が獲れる。太平洋戦争の激戦地としても知られている。多くの日本人が命を落とした。1960年代、オランダ領だったパプア州はインドネシアに統合された。その後ニューギニア人の独立の気運が高く、不安定な治安ゆえに外国人の立ち入りは難しかった。未だ調査が及ばない地が多い。
 中でもロレンツ国立公園は海辺のジャングルから5000m級の山の頂まで一括して含む世界唯一の場所として世界遺産に登録された。島を東西に貫く中央高地。山肌を覆う白い石灰岩は、ここはかつて海だったことを思わせる。オーストラリア・プレートと太平洋プレートがぶつかっており、今でも年に3cmの速度で隆起を続けている。
 標高3225mの天空のハベマ湖。湖は高山植物の宝庫。9割はここにしかない固有種が占めるといわれている。特に豊富なのが蘭で、パプア州だけで500種あるという。太古の地球はこんな姿をしていたのか?シダの仲間の群生がある。剥き出しの岩場に地衣類が生えている。大きな卵形をした植物はアリノスダマと呼ばれている。植物はアリを住まわせて、排泄物や食料の残りを得る。
 20世紀の初め、ある噂が探検家の心をくすぐった。南の島で高い山があり、白い雪が輝いているという。その最高峰がカールステンツ山。赤道に近いが氷雪をいただく山は地球上に3ヶ所しかない。氷河は確実に減少しつつあった。30年余りでおよそ半分になったという。
 鳥たちの楽園。クロアカミソスイ、サンヨウショウビン?など少なくとも650種類の鳥類が暮らしている。
 標高2000〜3000mに熱帯雲霧林は豊かな水分で、高地の生物の貴重な命のゆりかごとなっている。木の幹には苔がついている。かつてオーストラリアと陸続きだったので、キヌゲクスクス?などの有袋類もいる。ゴマシオキノボリカンガルーは木の上で生活する。
 1938年一人の探検家が高地に足を踏み入れた。かつてこの地域の男性はペニス・ケースをつけていた。今では珍しくなった。1960年代に宣教師たちが西洋の文化を持ち込んだ。ワメナにも人が溢れている。服を着るように義務づけられた。20km離れると全く異なる風景がある。ジュイカ村は先住民ダニ?の人々が暮らす。村の広場では歓迎のダンスが始まっていた。ダニの人口は10万人。自給自足の生活をしているが、30年前にインドネシア政府との戦いに敗れ、政府の下で観光や賃金労働に従事するようになった。
 かつては海の底だった。渓谷には塩の泉がある。バナナの茎を浸し、乾かすと塩の結晶が出る。
 地質学者はケタ外れに恵まれた土地だと言う。天然資源が豊富。標高3700m、世界最大規模の金と銅の埋蔵量のグラスバーグ鉱山。アメリカの企業が1970年代から巨大な穴を掘り続けている。
 世界遺産となって保護されるようになったが、ほんの一部にしかすぎない。

 森の幹から地面に向かって伸びているのはタロノキの根。たこの足のように出して幹を支えている。絞め殺しの木といわれ、別の木にまとわりついて最後には殺してしまう。
 ナナフシは小枝で暮す。植物の葉になりすましたような羽をもち、脚とわき腹をこすりあわせて鳴くオオコノハギス。国立公園内に15万種の昆虫がいるという。
 ジャングルの奥に極楽鳥がいるという。鳥を襲う生物がほとんどいないので、ニューギニアは鳥の楽園となっていた。カンムリバト、オオハナインコ、ゴクサイチョウが紹介されました。ゴクサイチョウの仲間はおよそ40種類。そのほとんどがニューギニア島とその周辺の島々に生息している。昔は多かったが、乱獲によりかなり減ってしまった。
 コフウチョウもゴクラクチョウの一種。美しい羽は20世紀にヨーロッパでたいへんなブームを巻き起こした。オスはメスの気をひくために、極彩色の羽根で情熱的なダンスを踊る。ベニフウチョウも。
 1961年ロックフェラー財団の御曹司のマイケル氏が密林に消えた。先住民アスマットの人々が住む密林で消えた。100kmの内陸でさえ、海抜0メートルで、潮の干満の影響を受けるという。マングローブの森へは船でしか近づけない。飛べない鳥ヒクイドリは大きいもので180cmの高さになる。かつては土地の人の大切な食料だったが、今は絶滅が危惧され、狩猟は禁じられている。アスマットの人々はカヌー?に乗るが、へさきには見事な彫刻がある。高床式の家屋で1000人ほどが暮らしている。かつては首狩の風習を持ち、近隣の集落との争いが多かったらしい。彼らを変えたのは1950年代以降に入ってきたヨーロッパのカトリックの宣教師たちだった。人々は日曜日にはよそいきの服で教会を訪問するようになった。
 彼らの命の糧はサゴヤシ。潮の影響を受けやすい土地でもよく育つ。切り倒し、幹の中の繊維質を取り出す。ここにでんぷんがたくさん入っている。繊維質を水でよくもみ、濾過するとでんぷんが沈殿する。1本のサゴヤシから取れるでんぷんは300kgほど。切り倒した木は放置しておくとサゴゾウムシが卵を産み、幼虫となる。これが重要なたんぱく源となる。
 また有袋類も生息し、ブチクスクスの毛皮は人々の生活には欠かせないものだった。
 2005年ニューギニア島西部でたくさんの新種の生物が多く発見された。少し歩くだけで多くの種類の新種が見つかったとアメリカの調査隊は報告しています。


テレビ番組「世界ネイチャー紀行 ボルネオの世界遺産グヌン・ムル国立公園」

 2008年2月23日放送。ワールドスタッフ製作。

●ボルネオ
 ボルネオ島は世界で3番目の面積をもつ赤道直下の島。その北西部に位置するのが東マレーシアのサラワク州。豊かな自然と少数民族の素朴な文化。広大な熱帯雨林は生命のゆりかごとまで称される。
 エコロジー・ツアーの拠点となるのは、南シナ海に面した街ミリ。かつては小さな漁村だったが、1910年海底油田が発見されてオイルタウンと呼ばれ急成長した。様々な民族が暮す。インド系、中国系、マレー系。イギリス統治時代ゴムのプランテーションの働き手として輸入された人も多い。

 サラワク州には26の先住民族が今も独自の文化を持ちながら暮らしている。彼らは熱帯雨林の川沿いに住んでいる。100mを越える長い家はプナン族のロング・ハウス。先住民族に共通している高床式の家。元々は狩をしながら移動する森の民だが、政府の定住化政策により新しい生活を始めた。40世帯余りが暮らしている。女性の中でイヤリングをしている人がいるが、耳を長くするため。プナン族は耳が長いことが美人の最大条件。そんな風習も廃れつつある。音楽好きでも知られている。何十種類のオリジナル楽器を持っている。クリンボウ?は鼻で吹く横笛。彼らは狩の名人でもある。2mを越す吹き矢を自在に操る。10mくらいからの距離で2cm程度の標的に当てられる。

 川の上流を目指す。イバン族も全長200mのロング・ハウスに住むが、早くから定住生活を始めた農耕民族。80余りの世帯が暮らしている。長い廊下は道であり、広場でもある。学校に商店もある。ロングハウスの中でダバイ?という収穫のお祭りが行なわれていた。毎年6月1日の夜から催される一番大きなお祭り。お祭りには出ていった家族や親戚も帰ってくる。出されるものは全て米を使ったもの。米で作った酒トゥア?も振舞われる。

●グヌン・ムル国立公園
 ミリから小型飛行機で東へ30分。世界遺産グヌン・ムル国立公園は熱帯雨林。公園内には散策の拠点となるリゾート「ロイヤル・ムル・リゾート」も作られている。熱帯雨林は世界の40%の面積を占める地球の宝。グヌン・ムル国立公園だけでも東京23区がすっぽり入ってしまうほど広大。最高気温の平均が30度、1年に250日近くも雨が降る。3500種を越える植物と、2万種にのぼる動物たちの命を育んでいる。1万種以上にもなるという昆虫が一番発展している。小さな体の昆虫たちは天敵に襲われても、攻撃する手段をもたない。その代わり防御はできる。カラフルな色で敵を撃退したり、植物の色と同化して敵の目を欺くものもいる。

 世界遺産に指定された理由は山々にある。ボルネオは太古の時代の大サンゴ礁が隆起してできた島。そのため白い山肌をあらわにした石灰岩の地層が多く見られる。この石灰岩が年間6000mmに達する大量の雨に侵食され、複雑な地形を作りあげた。熱帯雨林に突如表れる不気味な穴は、鍾乳洞の入口。グエン・ヌルは未だに全てが解明されていない名もない鍾乳洞などが多い。世界屈指の洞窟地帯。目の前に立つと探検気分は最高潮。鍾乳洞は雨に含まれる二酸化炭素が石灰岩を溶かして、できたもの。気の遠くなるような長い歳月がかかっている。内部を彩っているのは見事な鍾乳石。水滴の中に溶け込んでいた石灰岩の成分が蓄積されてできたもの。地面に立っているものは石筍、天井から下がっているものをツララ石(氷柱石)、二つが繋がった石が石柱。一つとして同じものがない鍾乳石。中には一枚の板状になっているものもある。それなりの準備なしに入ることは危険。ウィンド・ケーブをはじめ、全長107kmに達するクリアウォーター・ケーブ、鍾乳石の美しいランク・ケーブなど、遊歩道が整備されライトアップされて、一般の人も楽しめる鍾乳洞もある。

 味わってほしいのは今人気のアドベンチャー・ケービング。国立公園のレンジャー同行の下、しっかり整備して洞窟本来の姿を見に行く探検ツアー。今回やってきたのは「ドランケン・フォレスト・ケーブ」。総延長1.3kmほどの比較的小さな鍾乳洞。しかし、奥に進むにつれ目を奪うような光景に変わった。石柱と石筍が林立し、幻想的な空間が広がる。さらに奥に行くと名前の由来となった石筍群がある。おかしなことに斜めに立っている。迷いこんだ人が酔っ払った気分になることから名づけられた。地殻の変動や崩落で地面が陥没し、まっすぐにしか育たない石筍が傾いたと考えられている。もっと珍しいのは、斜めになった上に新たな石筍が生えたもので、二重構造になっている。

 大洞窟地帯で一番大きな鍾乳洞は高さ120mのディアケーブは世界最大級の通路型鍾乳洞。入口には「リンカーンの横顔」と呼ばれる奇岩もある。ジャンボジェット機を格納できるくらいの大きさを誇る。面白い生き物を見つけた。少しこすってやってライトを消すと光る。敵に襲われると光る体液を出し、その光を自分と思わせて、その間に逃げる。生き抜くための智恵。夕方になると最大勢力のコウモリが活動する。数百万匹といわれるコウモリが住み、夕方は餌の昆虫を求めて飛び立つ。自分自身で超音波を出し、仲間や昆虫などとの距離を計測しながら飛んでいる。1匹のコウモリが一晩で食べる昆虫は10g、500匹。全体でどれくらいの量を食べているのか、創造もつかない。コウモリたちの姿はドラゴン・フライと言われる。


テレビ番組「世界遺産 インドネシア・スマトラ島の熱帯雨林」

 2008年1月6日放送。太古の面影を残す熱帯雨林には森の人オランウータン、フクロテナガザル、シワコブサイチョウ、キュウカンチョウ、スマトラゾウ、スマトラトラ、キングコブラが住んでいる。色鮮やかな花々の香りが満ちている。2005年世界遺産。

●スマトラ島
 赤道をまたいで広がる島。あわせて250万ヘクタールに及ぶ3ヶ所の国立公園が世界遺産。スマトラ島南東でプレートが衝突と沈み込みを続けている。島のあちこちでは温泉が湧き出す。

 クリンチ・セブラ国立公園。3805mのクリンチ山。年間6000mmに達する大量の雨が麓の大地に降る。火山による険しい地形、熱帯の暑さが1万種類にも及ぶ熱帯ジャングルを生んだ。クヌン・トッシュ湖?(標高1996m)。哺乳類だけで200種、蝶類で580種以上が暮す。互いに共存している。
 フクロテナガザルの鳴き声は5km先まで届くことがある。なわばりを主張するのか、情報伝達なのかは不明。濃密な緑の中に花々が咲き集い、甘い蜜の香りで虫たちを誘う。ツリフネソウの一種、ウツボカズラ、ラフレシア。ラフレシアは根も茎もなく、ブドウ科の植物に寄生し、花を咲かせるが、強烈な臭いがする。小さな営みの一つ一つが森の生態系を作っている。

 グヌン・ルーセル国立公園は島の北西にある。大型動物の最後の砦の一つ。スマトラゾウは2500〜4000頭が暮すが、減っていて絶滅が危惧される。今より海面が100m低かった氷河期、アジアゾウが大陸からスマトラ島に渡った。やや小型で耳が四角いのが特徴。体を維持するには大量の木が必要。木の上から見つめるのは森の人オランウータン。オランウータンとはマレーの言葉で「森の人」。大型の類人猿。今ではスマトラ島とボルネオ島にしかいない。チンパンジーなどは地上でも暮すが、オランウータンは木から下りることはほとんどない。木の実を求め、一日の大半はゆっくりと森を移動する。彼らは他と違って、群れを作ることも夫婦で過ごすこともない。スマトラ島のオランウータンは減り続けており、2004年推定で7300頭。100年前の10分の1。今後加速すると考えられている。森が猛烈な勢いで失われている。

 1970年頃から大企業が熱帯雨林の開発を始め、危機が訪れた。木材はラワン材として世界中に輸出された。さらに焼畑農業は人口急増に伴って加速した。太古からの森はさらにむしばまれた。1900年にスマトラ島全土を覆っていた熱帯雨林は、3ヶ所の国立公園プラスいくつかの場所を残すのみになった。失われた森林の跡地には、アブラヤシの大農園が作られた。アブラヤシから取れるパーム油は石鹸などの原料となった。ゴムのプランテーションもある。これらは国立公園に隣り合った場所にも作られている。

 クリンチ・セブラ国立公園管理事務所では密猟者から森も保護している。スマトラトラの毛皮も密漁者によって1600万ルピア(20万円)などで売られている。スマトラトラは400頭にまで減っている。絶滅の淵にいる。

 グヌン・ルーセル国立公園の近くにオランウータンのリハビリセンターがある。密漁などで親を亡くした子供を保護している。密漁者は親を殺して子供を捕らえ、ペットとして売る。アスリル・アブドゥラさんは飼育係りのリーダー。指を噛みちぎられたこともある。オランウータンの子供は母親と7年間一緒に過ごし、森で生きる術を学ぶ。次の子供が生まれたら、たった一人で森に旅立つ。大人のオランウータンが暮らしていくには3000ヘクタールの森が必要という。オランウータンは50年の生涯で子供を3頭しか残せない。このままだと繁殖力の弱いオランウータンはこの世から絶滅する。

 この40年間で97%の緑が破壊された。生物の多様性は破壊され、人間だけが増えていく。「なぜ生物は多様に存在しなければならないのか?」私達はこの質問に答えないといけない。


テレビ番組「玉緒一家&豪華ゲスト 南国の楽園バリ島ベストチョイス!
 ココに住みたい、泊まりたい、コレ食べたい」


 2008年1月3日放送。中村玉緒、鴈龍太郎、奥村真粧美、山本モナ、水野裕子さんが出演。「ここに住みたい、泊まりたい」がテーマで、あとは料理。TBS製作。

●バリ島
 成田からガルーダ・インドネシア航空で7時間半。直行便が毎日運行。時差は1時間。インドネシアは1.3万の島々からなる。高級ホテルが建ち並ぶバリ島は一大リゾート地。島は東京都の2.5倍。スピリチュアルな伝統文化が今も生き続ける神々の島。地上最後の楽園とも言われている。

●豪邸
 敷地1000坪。斜面を利用して建てられているので、豪華な景観。4棟?あり、ゲストルームは4部屋+4キッチン。25mのプール付きで、プールの先に海がある感じ。母屋のリビングは50畳。家具備えつき、メイド+運転手8人。4億円です。

●新築お手頃物件
 敷地60坪、プール付き。家具も付いているデザイナーズ・タウンハウス。市街地から車で15分。1.3億ルピア(1600万円)。

●お手軽賃貸物件
 1LDKで2階に寝室がある。繁華街も近くて、お風呂も広くて、家具付きで月6万円。  次は1LDK48平方mで管理費込みで月4万円。不動産の問い合わせは、シエスタ・ジャパンにどうぞ。

●日本人宅訪問
 永山三男さん(66歳)のお宅を訪問。バリに住んで3年。プール付き3LDKの部屋で、家具もついて1ヶ月10万円。高い吹き抜けも特徴。永山さんは日本航空デンパサール支店に単身赴任で勤務していた。
 日本の食材の揃うスーパー「パパヤ」に行く。日本と変わりない。

●食事
 「バリ・ダンス・フェスティバル」はダンス・ショー&食事でヴフェ形式で一人30ドル。バビ・グリン Babi Guling 豚の丸焼き100万ルピア(1.2万円)。お祝いには欠かせない一品で、一頭焼くのに4−5時間かかる。

 「ワルン・サテ」でランチ。一流ホテルの総料理長として腕を振るっていたシェフのお店。ミ・ゴレン6万ルピア(730円)。ミは麺で、ゴレンは炒めるの意味。ナシ・ゴレンも同額。ナシはお米。えび、鶏肉、ピーナッツの異なる食感が楽しめる。「ステーキズ・オン・スティックス・セットA」は19.5万ルピア(2400円)はサテ(串焼き)。

 夕食は「パパズ・カフェ バリ Papa's Cafe 」。ボルケーノ・キンタマーニは7.8万ルピア(950円)で目の前で火をつけるトマト味のマルゲリータ・ピザ。ボルケーノ・フジヤマも7.8万ルピアはシーフードのピザ。

 暗い浜辺にテーブルが並ぶ「イカン・バカール Ikan Bakar」。夜はキャンドルが揺らめく。夕方は夕陽を眺める。シーフードがずらりと並ぶ。今回はロブスターを選択、直火で焼いてもらった。焼けたところでにんにく風味のタレをつける。時価だが、100g500円程度。醤油やわさびなどの持込も可能。ハマグリ、マグロも時価でした。

 ランチは中華の「プラザ・バリ・チャイニーズ・シーフード」は予約必須の人気店。「富貴鶏」は時価で、蓮の葉で包み、泥で包んで焼いたもの。「酔っ払い海老」は生きた海老に老酒をかけて酔っ払ったところを、スープにくぐらせて食べる。100g17500ルピア(200円)。

 ランチはバーレストラン「デイ・ドリーム」は2007年1月にオープン。プールサイドでゆったりする。マルタバは13500ルピア(160円)。カリオ・ブントティ35500ルピア(430円)は牛テイルと野菜のカレー風味の煮込み。ペペス・ウダン6.5万ルピア(790円)はエビをバナナの葉で包み焼いたもの。

 夕食はニッコー・クラブ・ラウンジで特別にお願いして「ロマンティック・ディナー」110ドル。ラビオリのスープ、海老の料理など。メインは豪華サテ。
 オープンしたばかりの「スシテイ バリ」を訪れた。入ると日本語で「いらっしゃいませ」。回転寿司です。龍をイメージした巻き寿司「ジャンボ・ドラゴン・ロール」6.5万ルピア(800円)は、海老天をうなぎで巻いたもの。パパイヤが黄金の輝きを放つゴールデン・ロール6万ルピア(720円)は、海老フライを中心にして、上にとびこ?(イクラ?)をたっぷりのせている。フライド・シーフード・ロール4万ルピア(480円)。

 夕食はウブドにある「ワルン・エナック」は、インドネシアの各地の料理がいただける創作料理の店。リスタフェルという宮廷風コース料理は2人前で30万ルピア(3600円)。4種類の「前菜」。ルンピア、スマラン?、ジャワ中部タケノコとエビ入り揚げ春巻き。8種類あるメイン料理。バリのトゥム・アヤム(鶏ミンチの包み蒸し、シダの芽のサラダ添え)。スマトラ南部のエンブッケエスブッタ・バレンバレン(玉子入り魚のすり身フライ)。パタヴィアのアシナン・ジャカルタ(葛芋?、人参、もやし、豆腐のスターフルーツ・ビネブレット和え、揚げた玉子麺の黒糖、ちり煮?)。パタヴィアのセムール・タフ(豆腐のソイソース煮)。バリのセロムボクシ(茹でたミックス野菜の香辛料&ココナッツ添え)。マナドのウォク・プラシガ・チャカル・ジトゥリ(シマアジのスパイス&ハーブ・スープ煮)などなど。


●デザート系
 朝は毎週日曜にはミニ・マーケットも開かれる「カフェ・バトゥジンバー」は有機野菜などのヘリシー・メニュー。ジャジャンパサール(お菓子市場?)は1万〜3.5万ルピア(120円〜420円)は、ココナッツミルクなどの中にアボカドやマンゴーなどが入っている。

 「ルモット」で「ピサン・ゴレン」(バナナの天ぷら)1.8万ルピア(220円)はアイスクリームと一緒に食べる。「ブゥブールヒッタム」も同額で、黒米をココナッツミルクで炊いたものにアイスクリーム。

●ウブドのカフェ
 「カフェ・ロータス」。お店のお勧めは香辛料に漬け込んだ鶏肉「アヤム・パンパン」6.5万ルピア(790円)。蓮をめでるカフェなので、庭には蓮が見事に咲いています。

●ウブドの棚田
 かつては水がなくて困っていたが、水路の開発により今は三期作が可能になっている。絵画、彫刻、音楽、ダンスなど島独特の芸術が発達した。棚田を見ながら喫茶「ライス・テラス」でココナッツ・ジュースをいただきました。

●キンタマーニ高原
 車で3時間。目の前にバトゥール湖、バトゥール山がありきれいな景観。バトゥール山は標高1717mの山。中腹にある西暦2000年の噴火でできた新しい火口を目指す。溶岩の流れた跡に沿って登る。この場所はまだ熱い。溶岩を採取して

●激流下り
 長い階段を15分ずっと下って川に到着。「ソベック・アドベンチャー Sobek Adventure」のラフティングは大人55ドル〜。参加する前にスコールがあって、川は増水していて、思った以上に激しかった。全行程は1.5時間。突然の滝もありました。

●宿泊
 「カユマニス・プライベート・エステートヴィラ・&スパ・アット・ヌサドゥア Kayumanis」は2002年9月にオープン。庭にリスがいた。バトラーが担当。16歳以下は宿泊不可。塀で囲まれたビラの間をずっと通過。Private Villa にはプール付きで1泊399ドル〜。専属のバトラーとメイドがついている。オープン・スペースでの食事も素晴らしい。

 ホテル・ニッコー・バリ・リゾート&スパのロイヤル・スィートは1泊1000ドル。ロビーが15階にあり、椰子の木よりも高く建物を建ててはいけない法律。人気のウォーター・スライダーは長さ30m。プールに直結した客室(プール・アクセス・ルーム1泊370ドル)もある。1泊190ドル〜。

 1日1組しか泊まれない「ティルタ・ルフール・ウルワツ」はウェディングの理想郷。2人だけのスペシャル・プランも用意されている。ここで結婚式を迎えたカップルだけが泊まれる。祭壇の向こうにはプールが海につながって見える。これも素晴らしい景色です。

 高台に建つ「ロイヤル・ピタマハ」は広大な敷地に建つ由緒正しい高級ホテル。オーナーはかつてウブドの地を治めていた本物の王様。王宮を意識したホテルはご子息が4年がかりでデザインした。テラスから見える範囲は全て所有地。プール・ヴィラは1泊400ドル。天蓋付きベッドには花でハートのマークがありました。水野さんは大感激。

 リッツ・カールトン・バリ・リゾート&スパは海をのぞめる。エステが充実していることでも有名。敷地が70ヘクタール(東京ドーム15個分)あるので、カートで移動する。道にお花がきれい。1泊305ドル〜。オーシャン・ビュー・ヴィラはワンベッドルームで、1泊800ドル。プライベート・プールにはインド洋が見渡せるガゼロ?付き。崖から海がきれいに見える。崖下にエステがある。

●エステ
 「マンダラ・スパ・ニッコー・バリ」は緑に囲まれてプライベート・エステが受けられる。フラワーバス。ウォーム・ストーン・マッサージは63ドル〜。様々なエステが選べる。

 リッツ・カールトンの崖下にあるエステ「スパ・オン・ザ・ロック」。小さな小屋風です。ダイヤモンド・ミラクル・コースは550ドル。クリスタル・シーソルト・スクラブは背中に塗るようです。エステは一人でも受けられるが、カップル・プランの方が少しお得です。

 「クラブ・アムルタ」は、1日1組限定のアムルタ・ヴィラ・パッケージがある。1人250ドル。朝10時から夜9時まで11時間かけてエステを体験できる。日本語で対応してくれます。まずフット・マッサージ、ボディ・マッサージ。採ってきた溶岩をサロンで特別に調合してもらっていた。マッド・スクラブ・マッサージ(オプション)。フラワーバスもオプション。髪の毛と頭皮のエステ。次はプール&ジャクージで、軽食やデザート付き。フェイス・マッサージ。水野さんは大満足でした。

 足裏マッサージを「シエスタ」で受ける。

●家具
 「ディフュージョン Doo Fusion」はオリジナル家具が中心で、高級大型家具が揃っている。使う素材の面白さにも定評がある。プラガソファーは1230ドル。メララ2シーターソファーは1715ドルは曲線がエレガント。パヒャ・ロング・チェアは735ドル。ヒューゴ・ベッドは1605ドル。海外発送もできる。
 小型の家具は「ディー・サイン D Sign」。素材にこだわっている。ミン・チェアは375ドル。ダイニング・テーブルは878ドル。ブフェ1530ドル。オーダーメイドもできるようです。

●銀細工
 「シー・ジプシー Sea Gypsy」は海の生き物をモチーフにしている。タトゥー・タートル・ペンダント・トップは50万ルピア(6000円)。タトゥー・ホエール・ペンダント・トップは75万ルピア(9000円)。オクトパス・リング52万ルピア(6300円)。フレッシュ・ウォーター・パール(首飾り)40万ルピア(4800円)。トルコ石&アコヤガイ・リング69万ルピア(8400円)。

●バッグやベルトやサンダル
 「シックス Chic's 」。牛革と蛇革のコンビ・サンダル12万ルピア(1500円)。ビーズのサンダル(牛革)13万ルピア(1600円)。花のサンダル(牛革)9万ルピア(1200円)。

 「ザ・イーティー・クラブ The ET Club」バッグとサンダルのお店。幅広い年齢層に大人気。サンダルは25万ルピア(3000円)〜。不定期に開催されるセールにあたれば超ラッキー。大きめのサイズも豊富。

 「アチュ・タ・アチュ」は個性的なバッグのお店。日本語が通じます。アタ・バッグ・オヴェルMは88万ルピア(10700円)。日本人がデザインしています。1つ作るのに1ヶ月かかるとか?

●灯り
 「アマン・ショップ Aman Shop 」。デザイン性に富んだ灯りが話題。女性の体に似せたセクシーなライトは65ドル。電圧が異なるので、ご注意。
 「センソー Senso」はイタリア人とフランス人のデザイナーが手がけるインテリア・ショップ。ファイバーグラスのインテリアが人気。ランブルチャカラー・セラピーカバー付きは39.9万ルピア(4800円)。

●小物
 「ジンジャー Ginger 」。ハグス・ソルト&ペッパーは5万ルピア(600円)の胡椒入れ。ラグドール5万ルピア(600円)はふりかかる災いを食べてくれる人形。ヨガ・グッズも有名。

●雑貨セレクト・ショップ
 「ホーム・イデ Home Ide」はモールにある?。貝殻を使った食器などがある。貝殻を使ったティーセットは35万ルピア(4200円)。箸と箸置きセットは17.5万ルピア(2100円)。石鹸置きは6.5万〜8.5万ルピア(800〜1000円)。スパイス入れは8.5万ルピア(1000円)。

●ウブドのバッグ・小物のお店
 「ココ」はカラフルなバッグと小物の店。ラタン製バッグは5色あり、各17.5万ルピア(2100円)。
 「アヒムサ」は人気のセレクト・ショップ。トップ・レンダーは12.5万ルピア(1500円)。トップ・ネチは12万ルピア(1500円)。サンダルは18万〜20万ルピア(2200円〜2500円)はカカトに細かい装飾がある。アロマオイルも豊富で、ナイト・クイーンは3万ルピア(360円)。これは月下美人のオイルです。

 ガムラン・ボールを買いました。

●お祭り
 みんな白い正装。男性は頭にウダンというのを巻いている。


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