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なお、これはわたしが個人的にテレビを見て書いたものであり、各テレビ局や番組とは全く関係はありません。
すべての文章の無断使用・転載を禁止いたします。
またここの情報を使って、何か問題が起こったとしても私は一切責任は持ちませんのであしからず。


テレビ番組「今だから安くて快適!全てコミコミ、30万円で世界一周の旅」

 2010年12月19日放送。3名が関西空港から参加した。丘みつ子(62歳)は世界20カ国あまりの旅行経験を持つ。藤吉久美子(49歳)は、4カ国だが、どんな食べ物や体験でも自信あり。脇知弘(30歳)は3回海外経験だが、体力とどこでも寝られる図太さが自慢。15日間で格安航空会社(LCC)を利用して世界一周をする企画。
 格安航空会社は基本的にネット予約。金額は予約日、搭乗日によって変動する。航空運賃、サーチャージ含む、宿泊費、食費、交通費、観光&体験費を全て含んで30万円。お土産は個人負担。レートは12月10日のレートで計算。テレビ東京製作。

●予定
 1日目、関西空港17:00発⇒台北18:40着。2日目、台北15:55発クアラルンプール(マレーシア)20:35着。3日目22:00発⇒バンガロール(インド)23:30着。5日目、バンガロール4:00発⇒ジャルジャ(アラブ首長国連邦)6:35着。ドバイ泊。6日目、ジャルジャ発10:30⇒アレクサンドリア(エジプト)12:45着。7日目、カイロ発11:35⇒アテネ(ギリシャ)着13:35.アテネ発18:00⇒ミラノ(イタリア)着19:35。ミラノ泊。9日目、ミラノ発8:35⇒フランクフルト(ドイツ)9:55着。10日目、フランクフルト10:15発⇒カンクン(メキシコ)15:10着。12日目、カンクン発11:50⇒ニューヨーク16:32着。14日目、ニューヨーク発12:45⇒成田空港17:00着。

●台北
 ジェットスターで行きました。機内食は有料。台北までは3時間、運賃は16150円(サーチャージ4650円含む)。
 台北は人口261万人。通貨は元で1元=2.76円でした。言語は北京語、福建語、客家語。台湾北部にあるアジア屈指のグローバル都市。日本との時差はマイナス1時間。滞在予定は21時間。
 大有巴士のバスが台北駅まで90元。そこからホテルのある西門までは路線バスを勧められた。307、262、212、237番らしい。262番に乗るが、シーメンティンと言っていたら乗客が降りる場所を教えてくれました。車内放送はありません。
 宿泊は「国光大飯店 Good Ground Hotel 」。女性2人はツインで1人2465円でバスタブもついている。夜11時、西門駅からMRTで雙連駅に向かう。料金は20元で、プラスチックの硬貨のようなチケット。
 寧夏路夜市に行く。60年の歴史を持つ夜市。明け方までやっているお店もあるとか。大腸麺線(モツ入りラーメン)100元(約280円)。「猪肉餡餅」(豚肉入りお焼き)30元(約80円)。鶏唐揚げなどで、一人平均295円でした。
 エビ釣りをする。釣りざお7本で100元(280円)。尻尾から吊り上げるのがコツ。3匹しか釣れなかったので、3匹サービスしてくれて塩で調理して食べました。
 足裏マッサージのお店に行き、10分のコースはないが、無理やりやってもらった。200元(約550円)。

 朝食はホテルの近くで。湯豆漿15元、鮮肉包12元、蛋餅20元、油條で、一人約110円。  中正祈念堂までMRTで20元。朝9時扉が開き、中には蒋介石の像がある。1時間に1度、衛兵の交替式がある。
 MRTで雙連駅に向かう。20元。問屋街の油化街に行く。お土産は自己負担だが、藤吉さんは、乾燥ホタテ2個、花茶5袋、乾燥椎茸で2250元(約6210円)購入。「霞海城隍廟」はたくさんの神様が祀られている場所。イケメンガイドはボランティアで日本語で説明してくれました。義勇公像が旅の安全を守ってくれる神様。
 またMRTで中正祈念堂駅まで行き、小籠包で有名な鼎泰堂に行く。今回は普通の小籠包(10個190元)と贅沢なカニ味噌入り(10個330元)、野菜と豚肉入り蒸し餃子(10個180元)。以上一人約710円。
 リムジンバスで空港へ。90元(約250円)。ここまでの合計4998円で、累計21148円。

●クアラルンプール
 エアー・アジア2673便。かなりの行列で、2時間後にやっとチェックイン。3時間でサーチャージ1696円を含み14951円、合計36099円。
 人口180万人。通貨はリンギット(=26.73円)。言語はマレー語で、マレー半島南部にあるマレーシアの首都。LCC専用ターミナルに午後8時半に到着。台湾との時差はなし。滞在予定時間は25時間30分。
 エアーアジアのリムジンバスで市内へ。9リンギ(約241円)で、チケットは車内でも買えるが、航空チケットをネットで買うときに一緒に買うこともできる。ホテルのあるKLセントラル駅まではバスでおよそ1時間。
 宿泊は「ホテル・セントラル・クアラルンプール」。料金は1人2254円で朝食付き。11時に外にでて食べることにしたが、あまり開いてない。フロントで、モノレールに乗ってブキッピンタン駅で降りるといいと聞いた。モノレールは2.1リン(約56円)。深夜までやっている屋台街「ジャランアロー」がある。マレー料理、中華なども楽しめる。「スパイシー・チキンライス」7リンギ(約190円)。空心菜炒め、10リンギ(約270円)。焼きそば、6リンギ(約160円)。ライス・ポーリッジ(お粥)10リンギ(約270円)。飲み物を入れて、一人平均約410円。

 翌朝、電車でマスジット・ジェメ Masjid Jamek 駅に向かう。1.3リンギ(約35円)。KLセントラル駅から2つ目の駅でした。駅を出たところに身なりの禁止事項が書いてあるが、行った場所で借りることができる。
 モスクが美しい「マスジット・ジャメ」は、クアラルンプールで最も古いイスラム教の寺院。髪を隠して衣服をまとうと中に入れてくれました。通常は信者でないといれてくれないとか。メッカに向かって5回礼拝しました。

 ゾウに無料で乗れる場所があるが、そこにタクシーで行こうとすると、チャーターなら600リンギ(約1.6万円)といわれる。450(1.2万円)まで値切った。日本語ができる運転手でした。まずは「バトゥー・ケーブ」(ヒンドゥー寺院)。高さ43mの像がお出迎え。そこの足元に急な階段が272段ある。途中でサルがいた。遠くに街並みがきれいに見えていました。ここは自然の洞窟がそのまま聖地になっている。マレーシア随一のヒンドゥー教の聖地で、巨大な洞窟であり、奥の寺院には聖者スプラマニアンが祀られている。お布施は1リンギ(約27円)。第3の目に印をつけてもらった。神聖な儀式に参加。目の前で次々と香が焚かれていく。さらに階段を上がると空が見える場所にでた。灯明を捧げてお祈りをした。

 昼食は運転手さんに連れて行ってもらった竹の中にご飯の入っている料理の屋台。「レマン」6リンギ(約160円)は斧で割って出す。もち米をバナナの葉で包み、竹にココナッツミルクを入れて炊いたもの。他には野菜とバナナの天婦羅4個で、1リンギ(約27円)。豆カレー5リンギ(約130円)。一人約370円でした。

 ゾウの保護施設「クアラ・ガンダ・エレファント・サンクチュアリ」に行く。森林開発が進み、行き場を失って人里に降りてきたゾウを保護し、飼育している施設。ゾウに餌を与えることもできます。さらにゾウに3人で乗りました。ワキさんはゾウに川に落とされました。
 タクシーでメダン・トゥアンク地区に連れて行ってもらい、別れた。時刻は午後5時半。庶民的なお店を散策。スカーフを止めるピンが7個で10リンギ(約270円)。

 マスジット・インディア街で夕食。「ロティチャナイ」1リンギ(約27円)はカレーなどにつけて食べるインドのクレープ。「ナシチャンプル」6リンギ(約160円)。「イカンプジャ」9.5リンギ(約250円)は焼いたアジ。「ミースープ」4リンギ(約110円)は麺が入ったスープ。夕食は1人約380円でした。
 リムジンバスは1人9リンギ(約241円)で空港に向かう。以上8069円で、累計44168円。

●バンガロール(インド) Bangalore
 マレーシア航空でインド南部の都市バンガロールに向かう。サーチャージ8003円を含んで21889円。合計66057円。フライトは4時間。
 人口620万人。通貨はルピー(=2.03円)。言語はヒンディー語。インド第3の人口を誇る都市で、カルナータカ州の州都。到着は午後11時半。クアラルンプールとの時差は2時間半。滞在予定時間は28時間30分。リムジンは不便なので、タクシーを利用。市内までは1時間。料金は570ルピー(約1160円)。
 ホテルは「パイヴァイスロイ・ホテル」。455号室で少し匂うらしいが仕方ない。1人3495円、朝食付き。

 タクシーでシヴァジナガル・マーケットに行こうとするが、黄色のタクシーはなかなか止まらないし、言葉を理解してくれないのですぐに去ってしまう。オートリキシャが止まってくれた。運転が怖いそうです。100ルピー(約200円)でした。
 市場に入ると果物が多い。釈迦頭があるが、こちらではアテモヤと呼ばれている。羊の肉もあるし、魚もエビもありました。
 オートリクシャーに乗り、40ルピー(約80円)で、アーユルヴェーダ医院「ウヴァス Uvas 」に行く。アーユルヴェーダは単なるエステではなく、5000年の歴史があるインドの伝統医学。アーユルヴェーダ専門医プリア先生が担当で、1人1時間3500ルピー(約7100円)だという。問診を受けた後、肩のコリを訴えた藤吉さんはシロダーラ?という油を額に落とすもの。熟睡できないという丘さんは蒸気で発汗を促してから、伝統的なマッサージ。1時間後、丘さんは目つきが変化していました。
 ヤシの実からジュースを飲む。15ルピー(約30円)。

 アディガス・ジャイナガールで昼食。カレーを食べている人が多い。ドーサを注文。これは豆と米の粉で作った生地を焼き、カレー味のジャガイモを包んだクレープのようなもの。「マサラドーサ」セットで27ルピー(約55円)。あとは豆とカレーかな?飲み物を入れて、一人約90円。
 オートリクシャーで移動。30ルピー(約60円)。バンガロールで最も古いお寺の一つ、ビッグ・ブルー・テンプル(ブルー寺院)に到着。裸足の人が結構いる。ここはヒンドゥー教の寺院。週末には演奏会や結婚式が行なわれる人気スポット。入る前に裸足になる。寺院の奥には、ミカゲ石で作られた牛の神様「ナンディー」が祀られている。シヴァ神の乗り物を引く聖なる牛です。
 オートリクシャーで移動。40ルピー(約80円)。クリシュナ教という新興宗教のイスコン寺院は夜になると赤、緑などにライトアップされてきれい。クリシュナはヒンドゥー教の中でも人気の愛の神様。60年代にヒッピーたちが広め、ビートルズのジョージ・ハリスンなども信仰していた。左がクリシュナ、右が恋人、しかも人妻。ここではロウソクを回して祈るのが特徴。

 レストランMTRで夕食。ターリという南インドの定食。ライスと野菜を混ぜたもの。食べ放題です。「カレーセット」140ルピー(約280円)。最後にビニールに入った葉っぱが配布された。これは「スイートバーン」といって、食後の胃の消化を助けるもので、香辛料を包んだもの。チューインガムのように噛むそうです。
 以上、9521円、累計75578円。

●ドバイ
 ドバイにはLCCが飛んでいないため、お隣のシャルジャに向かう。午前2時に「エアー・アラビア」のカウンターにチェックイン。バンガロールからはサーチャージ6919円を含み16083円。合計81661円。4時間30分の旅。午前6時35分に到着。
 バンガロールとの時差はマイナス2時間半。滞在予定時間は28時間。ドバイまではタクシーで1時間。途中ラクダなどが砂漠にいました。料金は160ディラハム(約3770円)。
 ドバイは人口226万人。通貨はディラハム(=約23.54円)。言語はアラビア語。アラビア半島にある中東屈指の金融センターで、石油に頼っていない。
 宿泊は「マジェスティック・ホテル」。料金は1泊1人5507円で朝食付き。内装などはかなりいいです。
 タクシーでゴールド・スーク(金の市場)に向かう。30ディラハム(約710円)。金のお店がズラリと並び、金色に輝いています。
 スパイス・スークに歩いていく。丘さんはナツメグ1個5ディラハム(約120円)を購入。藤吉さんはカレーパウダー6個、ナグメグ10個、サフランを300ディラハム(約7060円)にまけてもらいました。

 ドバイの街中を流れる運河を渡る。1ディラハム(約24円)。渡った先はパキスタヤ地区で歴史的保護地区。ここの「ローカルハウス・カフェ&レストラン」で昼食を食べる。「ラクダ・バーガー」35ディラハム(約830円)は、食用に育てられているラクダで、味はシッカリしているとか。
 砂漠ツアーに参加。一人200ディラハム(約4693円)。4WDの車で砂漠を猛スピードで疾走するというもの。タイヤの空気を少し抜きました。かなり怖いらしくて、プライベート・ジェットコースターと言ってました。ラクダに餌をあげて、3時間のツアーが終了。
 世界一高いビル「バージュ・ハリファ」(高さ828m)は今回は行けなかったが、事前予約料金の入場料は100ディラハム(約2350円)。

 夕方、運河?に行くと既に人が集まっている。「ドバイ・ファウンティン」が始まる。ライトアップされた噴水と音楽で楽しみました。ラスベガスをしのぐ世界最大級の噴水ショーだそうです。
 「アルハンダール」で夕食。「ミックスグリル」はラムとチキンで、50ディラハム(約1180円)。これは美味しいそうです。
 横で水ハイプ(シーシャ)を吸っている人がいた。料金は30ディラハム(約700円)。飲み物を加えて1人1650円でした。

 ここまでで、16144円、累計107805円。

●アレクサンドリア
 シャルジャからエジプトに向かう飛行機が2時間遅延しました。4時間の旅で、サーチャージ4697円を含み、9279円。累計117084円。
 ドバイとの時差マイナス2時間。滞在予定時間は20時間。空港からアレクサンドリア駅までタクシーを利用。55エジプトポンド(以下EP)(約790円)。

●カイロ
 急行列車で3時間。一人35EP(約500円)。
 人口1100万人。通貨はエジプトポンド(=約14.41円)。言語はアラビア語。エジプトの首都で、ナイル河畔の交通の要所。地中海の香りと東洋の魅力がミックスした町。
 カイロからピラミッドまで1時間。到着すると暗くなっていました。しかし、ピラミッド・ナイトショーというのを発見し、行ってみることにした。スフィンクスと周辺がライトアップされ、音楽が流れていました。「ピラミッド光と音のショー」一人75EP(約1080円)。この日はフランス語でしたが、毎週木曜日には日本語で見ることができます。

 カイロ市内の「アルガファリ・コシャリ」で夕食を食べる。この店の名物「コシャリ」は、7EP(約100円)で、米、パスタ、ヒヨコ豆などを盛り合わせ、揚げたタマネギをのせ、トマトソースをかけていただくエジプト庶民の味。夕食はこれと飲み物で一人170円。

 宿泊は「ファラオドッキ・ホテル」。ツインなのに何故かベッドが3つ。1人2779円で朝食付き。
 ホテルからカイロ空港へはタクシーを利用。40EP(約580円)。藤吉さんは明るいうちにピラミッドを見たいと言ったが拒否されました。

 以上、5281円、累計122365円。

●ミラノ
 エージアン・エアーでアテネ経由で飛ぶ。機内食がでたので、1食浮きました。さらにミラノまでもエージアン・エアーだったので、もう1食節約できました。サーチャージ8673円を含めて18141円。累計140506円。
 ミラノは人口130万人。通貨はユーロ(=約112.42円)。言語はイタリア語。イタリア・ファッションの発信地で、ロンバルディア州の州都。マルペンサ空港に午後7時50分に到着。
 カイロとの時差マイナス1時間。滞在予定時間は37時間。市内の中央駅まではシャトル・バスで1時間、7.5ユーロ(約840円)。
 中央駅からホテルまではタクシーで12ユーロ(約1350円)。
 宿泊は、「フローレンス・ホテル・ミラノ」で、1人3712円で朝食付き、2泊します。

 翌朝、地下鉄ロレート Loreto 駅からドゥオーモに向かう。1日乗り放題券が3ユーロ(約340円)。赤い路線のM1に乗る。駅をでると目の前にドゥオーモがある。雨でも多くの観光客で賑わっている。1386年に着工してから500年かけて完成した。これはミラノのシンボルで、イタリア最大のゴシック様式の大聖堂。ドゥオーモの中はテレビの撮影ができないので、藤吉さんがカメラで撮影した。ステンドグラスが美しい。この日は日曜日で礼拝が行われていました。
 広場の北にあるガッレリアに行く。
 散策した後に「カフェ・デルオペラ」に入る。ジェラート(ピスタチオ)1.5ユーロ(約170円)。クロワッサン4ユーロ(約450円)。屋台?の焼き栗を3ユーロで購入。
 「サンタマリア・デッレ・グラッツィエ教会」に行く。2週間前に予約しないと見られませんというようなことが書いてあり、見ることができませんでした。仕方なく、絵ハガキで我慢。
 仕方なく、かつて運河があった場所に行ってみた。ナヴィリオ運河は、冬は水門を閉めてしまうので、水がほとんどなくなっていました。
 運河沿いに見つけたのは、デザイナーズ・ショップ。キットになっていて、素材を買った方が安い。かつミシンが置いてあるので、二人は購入して自分で縫っていました。1時間半後に完成。ハンドメイド・バッグは2個で70ユーロ(約7870円)。

 夕食はトラムのレストラン。一人65ユーロ(約7310円)。前菜は各々「サーモンのマリネと大根サラダ」、「フェタチーズとオリーブのトマトサラダ」、「チーズとベーコンのバルサミコソース添え」。これにシャンパンがつきました。メインは「アンチョビ・トマトソースのカジキマグロ三角パスタ」、「バジルソースのラザニアグラタン」、「バジルソースのラザニア・グラタン肉入り」。

 以上、20558円で、累計は161059円。

●フランクフルト
 ミラノ・ベルガモ空港から朝8時半のフライトなので、朝6時半に到着。ライアン・エアーで飛ぶ。サーチャージなし+538円+委託手荷物代など4497円で合計166094円。1時間半の飛行時間。
 人口67万人、通貨はユーロ、言語はドイツ語。ベルリンに次ぐ第2の都市で、ドイツの鉄道・金融の中心地。到着したのはフランクフルト・ハーン空港で、LCC専用の空港。ミラノとの時差はなし。滞在予定時間は23時間。リムジンバスはフランクフルト中央駅まで12ユーロ(約1350円)で航空運賃よりも高い。時間は2時間かかる。

 宿泊はホテル「エクセルシオール」で、午後1時にチェックイン。1人3630円で朝食付き。小さいながらバスタブがついている。夕食まで休憩。
 夕食はレストラン「アーシェル Atschel」(住所:Wallstrasse 7, 60594 Frankfurt)。お勧めを聞いたらわからないので、ウンウンと言っていたら、すごいのがでてきた。「グリルドハクセン(ナックルという豚の足?)」9.6ユーロ(約1080円)。ビーフソーセージ、フランクフルトソーセージの「フランクフルター・ベストシェン(キャベツの漬物の上にのったソーセージの盛り合わせ)」7.8ユーロ(約880円)。「グリーネソーセサラード(茹でたジャガイモのグリーンソース・サラダ)」7.6ユーロ(約850円)。飲み物をつけて、夕食は1人1610円。

 以上、7610円で、累計は173704円。

●カンクン
 コンドール航空で飛ぶ。サーチャージ10006円を含めて、41481円。累計は215185円。飛行時間は12時間。機内食は無料。
 人口57万人。通貨はペソ(=約7.73円)。言語はスペイン語。メキシコ南東部、カリブ海沿岸の一大リゾート。午後3時過ぎに到着。
 フランクフルトとの時差はマイナス7時間。滞在予定時間は45時間30分。ホテルまでのタクシー料金は1人15ドル(約1270円)。雲っているのに海は本当にきれいな青でした。
 宿泊は「カンクン・マヤフェアー・デザイン・ホテル」。元はショッピング・モールだったが閉店したので、安くホテルに改装したもの。入口のドアの横の壁はスリガラスだし、中は広いがトイレの扉はない。店の名前もそのまま残してある。宿泊費は1人1980円。

 夕食は向かいの高級ホテルにある有名レストラン「ラホーヤ」に行く。日本語のメニューもあるが、高い。サラダだけで1000円以上する。ただバナナとパンは無料で食べ放題なので、1品ずつ注文する。丘さんはシーザーサラダ135ペソ(約1040円)、脇さんは黒豆スープ130ペソ(約1010円)、藤吉さんはアーティーチョーク・サラダ135ペソ(約1040円)。このお店の呼び物は食事をしながらのショータイム。ショーチャージは一人5ドル。本場のマリアッチも目の前で演奏してくれる。ベサメ・ムーチョを歌った人の声に感動して藤吉さんはメロメロ。夕食は一人あたり約2295円。

 翌朝、カンクンから南に100kmのマヤの遺跡に向かう。バス料金はTulum まで86ペソ(約668円)。タコスを朝食にいただいた。20ペソ(約155円)。飲み物が約55円。
 トゥルムまではバスで1時間半。トゥルム遺跡入場料は1人51ペソ(約394円)。森の中に遺跡があるが、スペイン人はこの城壁を見て、この地に上陸したという。横には海があり、青色の見事がグラデーション。
 イグアナもいました。またバスでカンクンに帰る。86ペソ。

 カンクンでマリン・スポーツをしてみる。今回はパラセーリングで1人55ドルで2人。空から素晴らしい景色が見えました。海の色の変化もありました。
 夕陽が沈むのを見ながら食事をしたいというので、「ミスターパパ」に入る。テリヤキチキンがあるが、あきらめて、「ミスターパパ特製ベイクトポテト」89ペソ(約690円)、お酒のダメな脇さんはマンゴジュース、女性はラム・ベースのお酒。

 以上、14364円で、累計229549円。

●ニューヨーク
 ジェットブルーで飛びました。サーチャージ4766円込みで14617円。累計244166円。飛行機で3時間の旅。
 人口830万人。通貨はドル。言語は英語。ビッグ・アップルの愛称で知られ、アメリカ最大の都市。カンクンとの時差はプラス1時間。最大滞在時間は44時間で、JFK空港に到着したのは夕方。  シャトル・バンでホテルに向かう。料金は11.36ドル(約960円)。
宿泊はマンハッタンの外。今回はクイーンズの「クオリティーイン・ウッドサイド」。一人7121円、朝食付き。
 地下鉄で移動。料金は2ドルで、クイーンズの52ストリート駅からマンハッタンの103ストリート駅へ。ブロードウェイのジャズクラブ「スモーク」。ここはミニマム・チャージ40ドルなので、「バッファロー・チキン・ウィングス」$14、「パフパストリーピザ」12ドル、「ワイルド・マッシュルーム・ラビオリ」12ドルと飲み物を注文。音楽を楽しみました。

 翌朝は地下鉄1日券を8.25ドルで購入した。ユニオン・スクエアに行って、そこの朝市の有機野菜を見る。ニューヨークはリンゴの産地でもある。FUJIもありました。アップルサイダーは1.5ドル。
 「ル・パーカー・メリディアン・ホテル」に行く。このホテルの中に有名なハンバーガー屋さん「バーガー・ジョイント」がある。メニューはハンバーガーと「チーズバーガー」7.35ドルだけ。あとフレンチフライと飲み物で一人1130円。

 無料で自由の女神を見に行く。まず地下鉄でバッテリーパークに行く。「スタッテン・アイランド・フェリー」に乗る。これが無料。自由の女神の近くを通過します。確か帰りに25セント必要なはず。
 ブルックリン橋プロムナードに行って、夜景を見る。

 以上21905円。累計は?円。最後のニューヨーク、成田間はデルタ航空の格安航空券62401円を予約していた。サーチャージ14407円を含む。これが13時間の旅。
 今回の合計は328472円となり、若干越えてしまいました。


テレビ番組「めざましテレビ公認・わがまま気まま旅気分 台湾美食紀行」

 2010年12月19日放送。山田まりや、青山有紀さん。中目黒の一軒屋を改装して作った店「青家」の代表を務める青山さんは国際中医薬膳師の資格をもっている。山田さんも漢方と薬膳の資格を持っている。テレビ愛媛製作。

●羽田空港
 10月にオープンした国際線ターミナルからJALで台北・松山空港まで3時間半の旅。

●台北
 松山空港は市内に近い。まずグルメとショッピングの街「永康街」に行く。ここは日本でいえば代官山みたいな感じ。かき氷の店「冰館Ice Monster」(たぶん)がある。
 アジアン・テイストの店「圓融坊(ユェンロンファン)」(台北市永康街2巷12−1号)に入る。モダンなデザインの「麻、綿のチャイナ風ワンピース」が3800元〜(約11400円〜)。「お箸」160元〜(約480円〜)、「お箸入れ」150元(約450円)、「箸置き」80元〜(約240円〜)。種類も豊富でお土産に人気らしい。

●漢方スイーツ
 台湾スイーツ、漢方スイーツのお店「苦茶之家」(台北市長安西路244号)に行く。漢方スイーツは漢方とスイーツを融合したもので、食べやすい。常連のお客さんは10歳以上若く見られるという噂がある。お茶も売っていた。「苦茶(クーチャー)」50元(約150円)は36種類の漢方が入っていて、胃腸や肝臓に効果があるという。お店の奥さんの一番のお勧めは「蓮子雪蛤膏(レンズシュエハーガオ)(カエルの背中のホルモンと蓮の葉の煮込み)」150元(約450円)で、ツバメの巣よりも高級で、雪のようにきれいな肌になれるという。味はコンデンスミルクを少し薄めたような味で、プルプルしていて美味しいそうです。

●夜市
 夜市に行く。今回は「寧夏夜市」(台北市寧夏路)。まずは「葱抓餅」の店で、25〜35元のネギ入り中華パンを売っている。今回は「葱油餅(ツォンヨウピン)」50元(約150円)。卵がおいしく、胡椒も利いていて、美味しいそうです。次の店では行列の嫌いな台湾の人が並ぶお店で、「芋頭酥(コイトウス)」35元(約105円)を食べる。中にはアヒルの卵、豚肉などが入っていて、濃厚で美味しいそうです。
 建物の中の「人参枸杞」というお店の名前に興味を持つ。鶏肉のお店で「便當」と書いてあるのは、持ち帰り用の弁当で80元。鳥を使った看板メニュー「麻油雛(マーヨージー)」170元(約510円)は、鶏肉をお酒、生姜、ラー油で煮込んだスープで、産後に飲んだり、体力をつけたい時に飲むらしい。あまり味がなくてあっさりしているらしい。もう一つお勧めは「人参枸杞雛(レンシェンゴーチージー)」170元(約510円)で、鶏肉を枸杞(クコ)の実と朝鮮人参でじっくり煮込んだスープ。これらは昔から台湾で食べられてきた料理だが、市内ではなかなか見かけることが少ないとか。もしかするとお店の名前は「環記麻油雛」(台北市大同區寧夏路44号)かも。

●エステ
 エステ「エムワン・スパ M One Spa 」(台北市仁愛路4段27巷6号ー1F)に行く。ホテルのバーのような雰囲気でマッサージを受けることができる。おしぼりでクビの後ろをマッサージし、足も同時にマッサージ。「ボディ・マッサージ」1時間1500元(約4500円)、「足マッサージ」40分800元(約2400円)。

●宿泊
 宿泊は「Hotel Quote 台北」(台北市松山区南京東路3段333号)で、シックで落ち着いた雰囲気とシックなデザイン。2階の「H.Q.ラウンジ」は多目的に使えるリラックス・エリア。「333レストラン&バー」には、水の風景をデザインした大型カウンターとヨーロッパ調の家具。

●朝
 2日目の朝、パワースポット「青年公園」に行く。お年よりがいろいろな活動をしている。6時なのに踊る人、カラオケをする人、ヨガをする人なども多い。見たことない体操をしている人がいる。
 健康歩道を裸足で歩いている人がいる。歩いてみると痛い。最初は痛いけど、すぐ慣れるそうです。

●朝食
 朝食はシェラトンホテルの近くの「阜杭豆漿(フーハン・ドゥジャン)」(台北市忠孝東路1段108号2F28)で朝食。いつも長蛇の列ができる人気店。専用の窯で焼き上げるパン、ネギたっぷりの卵焼き、目の前でジュージュー音をたてる揚げパン。「甜豆漿(ティエンドウジャン)」20元(約60円)。「鹹豆漿(シエン・ドウジャン)」25元(約75円)は豆腐、ネギ、ザーサイ、揚げパンが入っている。「厚餅油條夾蛋(ホウピンヨウティアオジャータン)」55元(約165円)はサンドイッチ風で、パンで揚げパンをはさんでいる。噛めばかむほど美味しさがわかるとか。

●漢方薬
 油化街は、レトロな街並みが並び、漢方薬、乾物が並ぶ。カラスミは台湾では、フライパンで軽く火を通して食べるそうです。「鳥魚子雨片(カラスミ)」1000元〜(約3000円〜)。今回のお店では、特価で1斤1680元。
 ツバメの巣の専門店「○元堂(○は示すへんに喜)(シーユーエンタン)」では、1瓶2300元(約6900円)。
 60年以上続く漢方薬のお店「生元薬行」(台北市南京西路181号)に入る。店の漢方医がその場で調合してくれる。青山さんは胃、空咳、便秘で、白光、こぎん、もっこう、砂仁、水番、生地、などで1日分100元(約300円)。山田さんは、肝臓、胃、腸、冷え性、肩、リンパが詰まりやすい、目が疲れる、金属アレルギー、最近眠い、顔色が悪いなど。量が多いがこれが1日分。しかし1日分200元(約600円)。

●薬膳料理
 薬膳料理の店「運飩根湯」(台北市安和路1段19号:MRT忠孝敦化駅近く)で薬膳スープを食べる。50種類以上の漢方薬と地鶏を10時間煮込んだ薬膳スープ。香りはゴマ油を焦がした感じ。次は酸味、苦味、甘味、辛味、塩味の5種類の味(五味)がする「運飩根湯(ウィンドゥンゲンタン)」は烏骨鶏スープ。鍋(小)で3100元(約9300円)。すぐに体に回るので、悪いところがわかるという。調味料は一切使わず、50種類の漢方を使い、3000年前に王様が食したという言い伝えがある。1杯飲んだだけで、青山さんの顔色がピンク色になりました。

●陽明山
 夕食は市内から車で1時間、「松園(ソンユエン)」(台北市陽明山士林区青山路101巷160号)で、創作コース料理をいただく。食前酒?は「新鮮草苺果汁(台湾産のストロベリー・ジュース)」。前菜は「清蒸白昆布圓鱈魚」(タラと紫山芋の蒸し物昆布風味)。メインの一つ「禅林刺身盛合」(禅林特製刺身盛り合わせ)は身体を冷やす品があるとのコメント。お口直しは「清甜桂花醋」(キンモクセイ酢)。続けて体を冷やす料理がでたとのコメント。メイン2品目「千絲明蝦」(車エビ素麺&千切りサツマイモのせフライ)は味としては合わないとのコメント。メイン3品目「養生五穀米桜花蝦拌飯曁番茄米○(○は米へんに羔)」(五穀米のおにぎり桜エビのせ&おこわトマトのせ)は、青山さんは無理だとコメント。メイン4品目はチキン・スープ「松園蓮花一品鍋」(松園特製鶏肉のスープ)。香り付けのために蓮の花を入れる。これがきれい。鶏肉を蓮の実とイチジクとで煮込んだ滋養料理。これは美味しいそうです。デザートは「紫米紅豆湯圓」(白玉団子入り小豆とスープ)も台湾特産の紫色の玄米が特徴。これは一番美味しいそうです。全12品で1人1100元(約3300円)。

●猫空
 台北から南へ1時間。ゴンドラに乗ると床が透明で下が見えている。スケルトン・ゴンドラという。また台北101も見える。30分後、猫空駅(Maokong station )に到着。ここは台湾でも有名なお茶の名産地。茶芸館が数多く点在する。今回は「美加茶園(メイジャー・チャーユェン)(台北市文山区指南路3段38巷19号 )で、晴れの日は台北市内が一望できる。自家製のお茶を楽しめる。お茶の楽しみ方をオーナーに教えてもらいました。まず香りを楽しむために、香りの弱い順番(包種茶、烏龍茶、鉄観音茶)に3つお茶を香った。まず文山包種茶(ホシューチャ)。細長い茶器に入れて香りを楽しむが、香辛料が入ったお茶は移すと香りが残らない。天然のものだけとの識別ができる。次は「阿里山烏龍茶」。最後は、鉄観音茶。自然の力に人間の気持ちなどが全部入っている味で、本当に台湾に来てよかったと青山さん。

●九ふん
 台北から東にバスに揺られて1時間以上で到着。バスの掲示は「瑞芳827福山宮」と書いてありました。ランタンが並ぶノスタルジー溢れる坂の町。様々な映画にも使われているが、台湾人が自分のアイデンティティを見出す町でもあるという。ショウガ茶を少量無料でくれるお店がある。「黒糖抹園台母茶小包(ショウガ入りミルクティーなんとか)」100元(約300円)。
 ここの名物「頼阿婆芋圓」(台北県瑞芳鎮基山街143号)の「芋圓(タロ芋ぜんざい)」40元(約120円)。日本の薄いぜんざいの感じ。ここでタロ芋を丸めるところからやらせてもらいました。茹で上げて、この日は寒いので、さきほどの黒糖入りショウガ茶に入れてみた。さらにツバメの巣をいれてみた。美味しいそうです。
 「九ふん茶房」(台北県瑞芳鎮基山街142号)に行く。猫の置物が多い。日本人の奥さんがいる。ご主人が茶器を製作している。この町には猫が多いとか。九ふんは映画「千と千尋の神隠し」の舞台になったと言われている。ここからの眺めもよく、霧がかかった時の眺めとか、変化に富むので自然からのインスピレーションが湧くそうです。ギャラリーが併設されている。お茶をいただいた。


テレビ番組「知っとこ! 世界の朝ごはん 台北」

 2010年11月13日放送。

●台北
 3時間の飛行機の旅。人口約261万人。政治経済の中心都市。公園では体操をしている人も多い。屋台に行く。臭豆腐、ゆでガニ、車輪餅は日本の大判焼きなど。ドーナツ屋さんには長い行列。1個15元〜(約40円〜)。お姉さんの処理速度がすごく速い。生地を2つあわせた「双子ドーナツ」という名前。台北で大人気だそうです。

 西門町(シーメンティン)は台北の原宿とも言われる。可愛い洋服などのセレクト・ショップが立ち並ぶ若者に人気のスポット。美容室に行くと、座ったままでシャンプーをしている。同時に頭皮をマッサージしながらすみずみまで念入りに洗って170元〜(約460円〜)その後、移動して横になって髪を洗います。

 お茶屋さん「振信茶葉行(ジェシンチャエーハン)」に行く。ジャン・ウェンリーさん(29歳)が紹介してくれたのは、女性がきれいになれる場所。1つはコラーゲンがたっぷり入った「牛肉麺(ニューローメン)」80元〜(約210円〜)が食べられるお店。牛肉をぐつぐつと時間をかけて煮込んだスープはコラーゲンがタップリなため女性からの人気も高い。
 もう1つは、「へそエステ」。自律神経の中枢であるおへそに、3種類の漢方でお灸をすえる東洋医学のひとつ。火をつけた「よもぎ草」をのせる。生理機能の活性化、若返り、老化防止などに効果が期待されている。これをすると体がポカポカして翌朝すっきり目覚めるとか。約2時間6600元(約17700円)。

 新婚さんの朝ご飯。リン・イャーティンさん(30歳)が作るのは、1品目「海鮮お粥」。といだお米を鍋に入れ、水をたっぷり加える。火にかけ、ねぎ、キャベツを細かく刻み鍋に入れ、新鮮なほたて、牡蠣を加え、20分煮込む。
 2品目「焼きマナガツオ」。まながつおに塩をすりこんで、切り込みを入れる。フライパンで炒める。生にんにく、ネギを細かく切り、醤油、塩、ごま油で味付けすれば特製ダレが完成。
 3品目「三色ピーマンの炒め物」。野菜炒めは、色どり豊かなピーマン、大きめのブロッコリを手で裂き、包丁で一口サイズに切る。生にんにく、ネギ、赤唐辛子を切り、フライパンで先に炒める。塩をふり、味が滑らかになるように貝柱を加えて完成。


テレビ番組「Life夢のカタチ 海外スペシャル台湾 お茶の世界と人々の夢」

 2010年9月25日放送。佐々木蔵之介さんが旅をした。朝日放送製作。

●台北
 日本から約3時間。高層ビルの間に、昔ながらの情緒漂う家並と情緒的な建造物が存在する。屋台街には豊かな食文化がある。
 お茶屋さんの多い通りにやってきた。「金品茶楼」、「嶢陽茶行」などのお茶屋さんが並ぶ。「王徳慱」にはお茶の入った赤い壷が並ぶ。オープンしたばかりの「御茶園旗艦店」では、タピオカ入りの紅茶など、新しいスタイルの紅茶などを提案し、若者に人気。
 お茶に詳しいという日本人グループを訪ねた。石野真理、片倉佳史さん夫妻は台湾在住13年。日本でおなじみのガイドブックやいろいろな本をはじめ、台湾の歴史や文化を紹介する本を何冊も出している。二人が長年取り組んでいる大きなテーマの一つが「台湾茶」。いろいろなお茶芸館などを訪問してインタビューなどしている。

 「竹里館 禅風茶趣」に案内された。オーナーの黄浩然さんは、現在の台湾茶芸会の第一人者。茶葉と茶器にこだわって20年。黄さんが選んでくれたのは、「梨山有機茶(高山茶)」海抜2000m以上の高山で採れた茶葉を使用し、香ばしく甘さに特徴がある。まずは茶葉の香りを楽しむ。茶海と呼ばれる容器に一旦移して、味や濃さを均一にしてから楽しむ。台湾茶の飲み方は、お茶をゆっくり喉の中に通して、口の中全体で味わうこと。併設のレストランでは茶葉を使った料理がいただける。「紅茶玉串」は、マッシュルームの唐揚げ、紅茶甘味ソース。「白毫玉葉雛米」は、白毫と鶏挽肉の炒めチコリ包み。白毫は貴重なお茶と言われる。「○紅子排(○はさんずいに眞)」は、鉄観音茶で燻し雲南紅茶で焼いたスペアリブ。
 2軒目は、建物からは想像できないお店「○翠坊 食茶空間(○は木へんに龍)」。オーナーの蔡奕哲さんは大学生の頃からお茶の研究を始め、今では自ら茶葉の栽培も手がけている。台湾でのみ栽培されている「東方美人茶」は、台湾新竹県の名産で、ウンカという虫に茶葉を噛ませ製茶したお茶。色彩豊かな茶葉と蜜のように甘いといわれる香りが特徴。ヨーロッパや日本でも非常に人気の高いお茶。
 台湾は九州と同じ大きさで、3000m級の山が200を越える。台湾は南北に長いので、北から大柵鉄観音茶、東方美人茶、梨山高山茶、日月潭紅茶、凍頂烏龍茶などが名産。発酵の程度も違う。続いてだしてもらったのが、「紅玉(日月潭紅茶)」。最近台湾では紅茶がブームだとか。この紅茶は日本統治時代に始まったもの。昭和初期に調査したところ、日月潭がインドのアッサムに似ているので、日本人が栽培を始めて、それを改良した紅茶が「日月潭紅茶」。

●日月潭
 台湾高鉄で日月潭に向かった。台湾で最も大きく、最も美しいと言われる山の中の湖「日月潭」は南投県魚池郷にある。台湾紅茶の開発に尽力した新井耕吉郎の記念碑がある。彼は台湾紅茶の父と言われ尊敬されている。山の中にある「茶業改良場」は70年前の日本統治時代の建物がそのままに残されている。当時の機械がそのままで今も現役。修理をして大切に使われ続けている。
 取材をしていて、台湾で暮らした日本人の仕事ぶりや研究成果みたいなものを台湾の人たちがしっかりと受け継いで大切にしてくれていることもわかったそうです。

 優勝したお茶農家を訪問。日月潭から車で1時間の南投県鹿谷郷は台湾で一番のお茶どころ。日本でも有名な凍頂烏龍茶はここで作られている。台湾のお茶の収穫は、春夏秋冬の年に4回。台湾の農暦で「白露」とよばれる秋茶収穫の始まりの日に訪れた。秋茶は春や夏と比べて味が濃いそうです。玉春茶坊オーナーの林献鎮さんは、凍頂烏龍茶のコンテストで2年連続優勝した。ここは霧が多く、霧がお茶の味を引き締める。良い凍頂烏龍茶はこの800mの高地でしか作れないという。また肥料の吸収がよい赤土や、適度に水はけがよい石の屑など、美味しい烏龍茶を栽培する条件が整っているとか。

 この日の朝、秋の茶摘みが始まった。1つの新芽と葉っぱが3つを摘み取る。摘むべき葉を選ぶのが難しい。彼女たちは指にカミソリの刃をつけていて、すばやく切り取っていた。全くお茶の香りはしてないそうです。これを太陽にさらして干せば、お茶の香りがしてくるそうです。「日光萎凋」は、日光に当てて茶葉に含まれる酵素を酸化させて発酵を促すそうです。日差しが強いと覆って、遮る。この後、均一にするために集めてかき混ぜる。そしてまた干す。
 日本人の浦山尚弥さん(28歳)が研修に来ていた。続いて室内で発酵させる「室内萎凋」。茶葉をかき混ぜることで、発酵の速度をコントロールし、渋味と香りを引き出す。ここのプロセスは日本の緑茶にはない工程だという。2時間毎にかき混ぜて、深夜まで発酵を進める。深夜、「炒青」という高温で炒ることにより、茶葉の中の酵素を壊し発酵を止め乾燥させる。そして棚の上で一晩置く。翌日、専門の工場で「団揉」という、絞って、揉んで、ほぐす作業を繰り返し、茶葉を球状に整え、さらに乾燥させ旨味を引き出す。丸くすることで、お湯を入れた時にゆっくりと茶葉が開き、より味わいが増す。製茶の命ともいえる「焙煎」は、約100度の熱で乾燥させ、保存性を高め、香ばしさを加える。40度以上にもなる部屋で7時間つきっきりの作業となる。
 凍頂烏龍茶は元々は地元の人たちが自宅で飲む分だけを作っていたが、1970年代に注目を集め、今は台湾を代表する銘柄になった。凍頂山は標高743m。
 「玉春茶坊」で凍頂烏龍茶コンテストでこの春に優勝したお茶をいただいた。少し赤味がかかっているので「紅水凍頂」と言われる。お湯を入れ、1分〜1分半待って入れるのが美味しい。まず「聞香杯」で香りを楽しむ。そしていただいた。とても美味しいそうです。


テレビ番組「にじいろジーン 地球まるごと見聞録 高雄」

 2010年6月26日放送。Eva Air で行きました。

●高雄
 台北から台湾高速鉄道で1時間半で「高鉄左営駅」に到着。台湾第二の都市で、海に囲まれた人口およそ150万人の港町。17世紀頃から貿易港として栄え、異国情緒もある。
 にじいろガイドは鄭雁○(テイ・エンテイ)さん(21歳)。
 人気の観光スポット「左営蓮池潭」には2つの塔がある。龍虎塔は龍の口から入って、虎の口から出ると善人になれると言われている。

 魚市場「東港華僑市場」に行く。たくさんの魚介類の中でもお勧めは「三宝」。一つ目はマグロで、世界有数のマグロ漁獲量を誇る台湾。黒マグロの大トロは一切れで1500円。二つ目はサクラエビ。世界でも日本や台湾など、限られた地域でしか漁獲されない。三つ目はぼらの卵である、「カラスミ(烏魚子)」。台湾はカラスミの世界的産地。ボラは毎年12月頃に産卵のために寒さを避け、台湾海峡に戻ってくる。ボラの卵を塩漬にしたもので、日本では高級品だが、台湾では10分の1以下の値段で買える。300gで約600円。
 そこでレストラン「紅毛港海鮮餐廳」で絶品のカラスミ料理を堪能した。まずはお酒でカラスミの表面をさっと茹で、角切りにし、炊きたてのご飯に炒めたニンニクを混ぜ、カラスミを加えて混ぜただけのシンプルな料理「烏魚子炒飯」10人前約3000円は、高雄の名物メニュー。
 「ボラの胃」は貴重な珍味で、素揚げするだけ。かつては地元の漁師だけが密かに食べていたという。「胡椒烏魚腱」約2400円。少しずつ引き裂いて食べるのがツウ。

 夜の高雄。「旗津天后宮」を訪れると、獅子舞をしていた。
 象徴はたくさんの人で賑わう夜市。「瑞豊夜市」を訪れると、臭豆腐、おでんなどもある。たこ焼き?と思った「炸弾焼」2個約150円は、巨大で中にはイカが入っていた。カラフルなタピオカの入ったお茶も人気メニューの一つ。「冬瓜茶」は約100円。ソーセージを鶏肉で巻いたものを売っているお店もある。注目のドリンクは「ジュースビール緑茶(海尼根緑茶)」約150円で、パッション・フルーツなどのジュースを入れ、ビールをたっぷりと注ぎ、さらにお茶を加え、仕上げにシェイクしたもの。1年前に誕生した不思議なドリンク。

 若者に一番人気の「新堀江」に買い物に行く。たくさんの種類のハンカチみたいなものが売られている。これはマスクで1つ約100円〜300円。これは重要なファッション・アイテム。
 もう一つ重要なアイテムがサンダル。温暖なので一年の大半をサンダルで過ごす人が多い。新堀江近くの「法蘭期原創手工鞋」は、人気サンダル店。並んでいる品は全てサンプルで、500種類以上から選んで、自分のサイズに合ったオリジナルの1足を作ってくれる、オーダーメイド・サンダルのお店。材料の牛革も40種類あり、個性的な組み合わせを楽しめる。足の大きさと甲の高さを測定し、3週間後に完成。長時間履いても疲れないと評判。1足約7500円。日本への発送も1500円で可能。

 不動産情報。中心地の高層マンションで、4LDK250平方m。家具も置いてある。愛河の流れる高雄の中心地が一望できる。値段は2530万元(約7500万円)。

●美濃
 高雄から高速バスに乗り、北に走ること約1時間。料金は片道350円。のどかな田園風景が広がる。独特の文化を持つ。古代の王族たちが多く移り住んだという場所。
 「原郷緑紙傘文化村」で、伝統工芸「紙傘」を紹介。龍などが描いてありました。台湾では丸い紙傘は家族円満の象徴とされ、古くは嫁入り道具、現在もインテリアの一つとして人気を集めている。

 「美濃客家驛棧」で、美濃伝統の珍しいお茶「擂茶(レイチャ)」をいただいた。巨大なすり鉢を使い、漢方薬入りの抹茶をベースに、落花生、甘納豆、ゴマなどをすり、麦茶を注いで飲むもの。自分ですること約1時間で細かい粉末状になる。麦茶を注いだ後は、乾燥したお米を入れて完成。「擂茶体験」約350円。


テレビ番組「世界!弾丸トラベラー 中川翔子、山崎静代さんで台湾」

 2010年6月12日、19日放送。中川翔子、山崎静代さん(31歳)が旅をした。中華航空CI107便で日本から約3時間半。

●予定
 1日目、9:00、成田空港発CI107便。12:10、台湾桃園国際空港着。13:30、市内へ移動。14;30、台湾で一番の小籠包のお店。16:00、台湾で人気のスイーツ店(三源創意料理)。17;15、台湾で人気のエステ。19;00、台湾で人気のスイーツ(冰讚)。19;45、龍山寺にてスペシャルガイドと待ち合わせ。20;30、VERBALオススメの洋服店(ampm)。21:30、VERBALオススメの夜市(饒河街観光夜市)。23;00、VERBALオススメのクラブ。27;00、ホテルにチェックイン。
 2日目、9;30、新幹線に乗って人気スポットへ。10:40、新竹駅着。タクシーで移動。11;00、台湾で人気のヒーリングスポット(北埔冷泉)。11:30、北埔でランチ(邱家板條)。12;30、北埔でティータイム(水井茶堂)。13;30、空港へタクシーで移動。16;35、台湾桃園国際空港 発。20;40、成田空港着。

●台北
 まず台湾で一番人気の小籠包のお店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」。NYタイムズ紙で「世界の美味しいレストランベスト10」に選ばれたこともある人気No.1店。豚もも肉を厳選した約10種の調味料で味付け、熟練の職人技で重さや絞りの数などは全て均一。10個で190元(約570円)。「カニみそ入り小籠包」10個330元(約990円)。「トリュフ入り小籠包」10個900元(約2700円)はメニューには載っていない。香りがすごいそうです。「辛みエビワンタン」、「パーコー麺」、「空心菜炒め」、「エビチャーハン」など全10品を完食。
 16;00、台湾で人気のスイーツ。高級ショッピング・モール「ベラヴィータ」に行く。この中の「三源創意料理」はデザートを小籠包にして出すお店。「チョコ小籠包」(5個)200元(約600円)。「タロイモの小籠包」、「あずきの小籠包」などをいただきました。

 エステ「川堂養生館」は古代から伝わる独特のエステ。天井には太いホースがぶら下がり、おもむろにかけられたシーツには何故か孔が空いている。漢方薬をおへそにふりかけ、専用の器具をおへそにセット。ホースが降りてきて、器具の煙を吸う。美肌エステで、ホルモンの分泌効果により、肌の活性化や老化防止の効果が期待できる。神蘭玉露、回春散、回春エキスなどを利用する。ヨモギを御灸のように燻してヘソから漢方薬成分を取り入れる。ただ守らなければならない注意事項がある。笑ってはいけないこと。

 19時、かき氷の店「ビンザン」に行く。「マンゴーミルクかき氷」90元(約270円)。

 1738年建立の台北最古のお寺「龍山寺」に行く。ミュージシャンのm−floのVERBALさんと会う。
 20時だが、VERBALさんオススメの洋服店「ampm」にタクシーで向かう。東地区は台湾の流行のファッションが集まる若者に人気のエリア。路地の奥にありました。新鋭気鋭の地元デザイナー達がプロデュースするお店で、台湾の最先端アイテムが取り揃う。中川さんはTシャツ1480元、スカート2880元の合計4360元(約1.3万円)を購入。山崎さんはパーカー3280元、パンツ2480元、サングラス880元の合計6640元(約2万円)。

 21;30、夜市に向かう。「饒河街観光夜市」は約400mの一本道に屋台が立ち並び、連夜、多くの人で賑わう台湾の人気ナイトスポット。「大腸包小腸」と書いてあるお店がある。「ソーセージのもち米巻き」でホットドッグ風、50元(約150円)。ピリ辛で、モチモチしているそうです。「鶏の足の煮物」20元(約60円)は美味しいそうです。とても美味しいソバがあるという。「生炒鴨肉?」50元と書いてあるお店に行く。「鴨肉入りとろみスープ麺」60元(約180円)。懐かしい味で、美味しいそうです。
 22時半、これからクラブに行くことにした。台湾の人気クラブ「SPARK」にタクシーで行く。シャンパンなどを飲んだ後、翔子たんが酔っ払う。VERBALさんが紹介して、翔子たんがDJボックスで、「Brilliant Dream」を歌った。
 この後、有名マッサージ店「六星集足體養生會館」でマッサージを受けた。

 深夜3時、ホテル「君品酒店(パレデシン Palais de Chine)」にチェックインした。2010年5月にオープンしたばかりで、宿泊代は12500元(約3.8万円)。

●北埔
 新幹線に乗って新竹に向かう。台湾で人気のヒーリング・スポット「北埔冷泉」に行く。大雨で川は泥色で流れが早い。通常は、川底から天然の炭酸ガスが噴き出し、流れも緩やか。泉質は炭酸泉で、効能は皮膚病など。肌の古い角質を食べる習性がある天然のドクターフィッシュが生息している。
 タクシーで北埔に到着。古い街で、台北の南東に位置する風情あふれる町で、伝統的な家屋が多く、レトロな雰囲気が漂う。
 翔子たんが辛いワンタンメンが食べたいというので、飛び込みで、「邸家飯?(チョウジャーバンタオ)」というお店に入る。「ピリ辛ワンタン麺」60元(約180円)はかなり辛いそうです。
 次は伝統茶館「水井茶堂」で、一風変わったお茶「擂茶(れいちゃ)」をいただいた。これは約20種のピーナッツ、緑茶などを雑穀・豆類を自力ですって粉状にして飲むこの地方の伝統のお茶。自然な甘さだそうです。


テレビ番組「世界!弾丸トラベラー AKB48の3人で台湾」

 2010年3月27日放送。AKB48のスペシャル・ユニット「ノースリーブス」の峯岸みなみ(17歳)、高橋みなみ(18歳)、小嶋陽菜(21歳)。一人1万円ずつおこづかいを使う。ただ、旅行費用の安さランキングは、1位韓国(7.3万円)、2位台湾(9.2万円)、3位上海(9.9万円)、4位北京(10.3万円)、6位マカオ(10.4万円)の2位なので、1万円で何とかなるかも。チャイナ・エアライン107便で日本から4時間の旅。

●予定
 1日目、9;40、成田国際空港発チャイナ・エアライン107便。12;40着。チャイナ・ドレスの店「龍笛」と「上晴」、足ツボマッサージの「6星集足体養身会館」、釣堀「松園」、士林夜市。「ロイヤル・イン・台北、老爺商務会館 Royal Inn Taipei 」で宿泊。
 2日目、6時半チェックアウト。朝食は豆乳のお店「世紀豆漿大王」。九ふんに移動。北投温泉。16:50台湾桃園国際空港発、20;45成田空港着。

●台湾
 まず1万円を両替。3447元。小嶋さんは「6星集足体養身会館」でのマッサージ、高橋さんはチャイナドレス、峯岸さんは高級海鮮料理を希望。
 空港からの電車賃は360円(120元)。「龍笛」は、台北市を代表するチャイナドレスの人気店。1着48800元(約15万円)などと高い。16時、紹介してもらった「五分埔」に行く。雨が降ってきた。約1000軒ほどの衣料品店が軒を並べる問屋街にある。その前に、チャイナドレスの店「上晴」を発見。出してもらったのは、赤の2940円(980元)。ここで3つ買うからと値切って、2700円にしてもらった。ムートンブーツ840円(280元)をお揃いで購入。

 次は「6星集足体養身会館」でのマッサージ。コースは13種類。10分600円〜100分4800円まで。全身と足裏マッサージが受けられる100分1600元のコースを小嶋さんは希望していたが、お金が足りなくなるのを怖れて、全身マッサージ60分3000円にしようとしたが、反対されて、足裏マッサージ40分1800円となった。
 まずは10種類の漢方薬の入った足湯。筋肉をほぐし、リラックス効果をもたらす。マッサージしてもらって、むくみが取れて足が細くなったとか。

 タクシー(810円)に乗って海老の釣堀「松園」に行く。1時間900円(300元)。うまい人なら20匹は可能という。結局釣れたのは1匹だけ。
 仕方なく8時半に士林夜市に移動。小籠包150円(50元)、水餃子210円(70元)、エビワンタン麺210円(70元)。

 宿泊は「ロイヤル・イン・台北、老爺商務会館 Royal Inn Taipei 」。

 翌朝、6時半にチェックアウト。朝食はホテルの近くで見つけた「世紀豆漿大王」の豆乳のスープ「豆漿(トーチャン)」60円(20元)。

●九ふん(ふんはにんべんに分)
 7時半、九ふん(ふんはにんべんに分)に移動。レトロな街。かつて金鉱で栄えた当時の雰囲気を手付かずのまま残した坂の町。台湾でしか取れないウーロン茶の一種「翠玉茶」(色が緑がかった台湾固有のお茶)で720円(240元)。細長い器で香りを楽しむ。

●北投温泉
 タクシー代2100円(700元)で、最後に北投温泉に行く。しかし残金は一人480円。「美代温泉hotel 」に行って入浴をお願いするが、ここは1人700元とか。ただおじさんが無料で入れる温泉が紹介してくれた。川は天然のかけ流し温泉。タピオカ・ミルクティ270円(90元)とタオル210円(70元)を購入し、おこづかいは0円となった。


テレビ番組「世界不思議発見 あなたの知らない温泉天国 台湾」

 2010年3月13日放送。白石みきさんが案内。今回は台湾の温泉なので、特別です(笑)

●台北
 迪化街 DiHua Street は日本でいえばアメ横みたいな通り。この日は旧正月の直前の日だった。正月の準備で活気づいていました。台湾ではからすみを年賀の挨拶に配るという。日本と違うのは、みんな店頭に並んだ食べ物を次々と口に入れていくこと。試食し放題。
 今年は旧正月は10連休にあたる。その旅行先の人気No.1は温泉。今、台湾は空前の温泉ブーム。九州よりも小さい島だが、開発された温泉地は100箇所以上。ブームになったのは、10年くらい前から。
 台北郊外に誕生した6つ星クラスのホテル「32 ミニ行館」。1泊2.5万元(約7.5万円)。わずか5部屋しかない隠れ家ホテルだが、予約が殺到している。温泉が楽しめます。

●烏来
 台北から30km。台湾版白糸の滝「烏来瀑布」が有名。清流沿いにはおよそ30軒の宿が建ち並ぶ「烏来温泉」。
 名物は川湯。24時間誰でも無料で利用できる。温泉に入って、川で泳ぐ。
 ここで一番の人気は最高級温泉リゾートホテル「春秋烏来」。目の前の川はヒスイ色。1泊1.5万元〜(約4.5万円〜)。4つの内風呂と露天風呂がある。館内には先住民タイアル族のアートが飾られている。総支配人の阿部さんが説明してくれました。タイアル語で烏来は「温かい水」の意味。タイアル族は美男美女が多いことでも有名。
 老街にタイアルの人が多く暮らす場所がある。伝統料理を食べさせてくれる店では70歳になる福姫さんがきりもりしている。日本語が達者です。頬にはタイアル族伝統の刺青をしている。山で取れる野菜も売っています。台湾では健康志向が高まっていて、タイアル族の自然野菜の料理は注目されている。「鶏肉と冬瓜のスープ」は温泉のお湯で作っている。
 台北市内でも日本文化の名残が多い。畳もその一つで、「榻榻米」と書く。湿気を適度に吸ってくれるので人気がある。今でも台北には榻榻米屋さんがあります。若い人の中には、フローリングの床に畳を敷いてベッド代わりにする人も多いという。

●關子嶺温泉
 関子嶺温泉の池では火がでている。「水火同源」という名所。天然ガスに引火した炎と、温泉が一つの穴から出てくる。かつて山火事があった時に、他は沈火したが、ここだけは消えなかった、ずっと燃え続けているという。
 弱アルカリ性、炭酸ナトリウム泉の温泉。泥温泉が有名。美人の湯としても評判。

●太魯閤峡谷
 台湾の東の山の中。聳え立つ3000m級の山々を水の流れが何万年もかけて切り裂いた峡谷。しかも断崖絶壁は全て大理石。
 川原を30分歩いて行くと、前の人が作った温泉があった。川の水を使って42度にして入りました。
 水晶の粒をたくさん使った枕がある。頭がスッキリして勉強がよくできるようになる。

●北投
 台北市内からわずか30分。10分歩くと川から湯煙が上がっている地熱谷に到着。ここには50軒の温泉旅館などが建ち並ぶ。
 「瀧乃湯」は100年以上前の1907年頃、日本人が作った銭湯で、今でも営業を続けている。大正時代、当時皇太子だった昭和天皇がこの地を訪れた石碑もある。初めて館内を撮影させてもらった。創業当時と全く変わっていない。ラジウムを含むために、いろいろな症状に効果があるという。女湯は50年くらい前に建て増しして作られた。
 瀧乃湯と同じ頃に建てられた温泉旅館「逸邨(星乃湯)」が今でも営業している。庭石なども当時日本から運ばれた物が使われている。客室も創業当時のまま。

●コーヒー
 台湾中部の山間部は太陽の恵みもあり、寒暖の差も大きく、コーヒー栽培に適しているため、上質な豆が取れる。品質がよくて、世界コンテストで2位になったこともあるそうです。ただ生産量が少ないので、高値で取引されている。

●台湾の温泉ブーム
 温泉観光協会理事長の張栄南さんが説明してくれました。台湾の温泉は、先住民が見つけ、日本人が開発し、台湾人が利用してきた。それはまさに台湾の歴史そのものである。温泉にはそれぞれの文化のよい部分がミックスされて、独特の発展をしてきた。それが人々に受け入れられているのだろう。


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