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なお、これはわたしが個人的にテレビを見て書いたものであり、各テレビ局や番組とは全く関係はありません。
すべての文章の無断使用・転載を禁止いたします。
またここの情報を使って、何か問題が起こったとしても私は一切責任は持ちませんのであしからず。


テレビ番組「知っとこ! 世界の朝ごはん ホーチミン」

 2010年12月18日放送。

●ホーチミン
 ベトナム航空で5時間半の空の旅。人口約1000万人、ベトナム経済の中心都市。町の中心地のグエン・チ・タインに行く。ここで驚かされるのが、バイクの数。市内を走るバイクは約350万台以上。
 バイク工場では、ビニール・コーティングする。最近はシールを貼ったりするのも流行とか。
 クァン・チュオン・コン・サ・パリの広場では、缶を鳴らしている人がいる。これで鳩を集めて、餌を与える。ハトおじさんとして有名なグエン・フイ・グオンさん。餌やりを愉しみに集まる人もいる。
 町の北部のリ・チン・タン Ly Chinh Thang に行くと、バイクが並んでいる。ここは婦人会館という女性のためのカルチャー・スクールだった。料理や裁縫まで学べて、50の教室があり1.5万人も通ってきている。「美しくなるためのメイク」には男性も参加している。約1割らしい。「野菜の飾り細工」の教室もある。この日は大根でした。
 コン・サ・パリ通り Pho Cong Xa Paris ではウェディング・カップルが撮影をしていた。結婚アルバムのためだが、最近はそれ以外にいろいろな記念品を作ることが流行している。「mini You 」ではオリジナルのフィギュアが作れるというので、人気。写真さえあれば人形は作れる。120万ドン〜(約5000円〜)。
 下町のドアン・ヴァン・ボー通り Pho Doan Van Bo に行く。ここでフォーを食べている人がいる。紹介してもらったのは、「コム・ニュウ・サイゴン Com Nieu Sai Gon 」で、「おこげご飯」を投げるパフォーマンスを見ることができる。特製のネギソースがかけてある。おこげは器を割って取り出すので、このパフォーマンスを考え出したとか。店員さんはお店に出る前には2ヶ月くらいは練習するそうです。

 新婚さんの朝ごはん。商店街の食料品店は奥さんの実家。グエン・テイ・ミー・ズンさん(28歳)が作るのは、1品目「手羽先炒め」。香草のレモングラスをみじん切りし、唐辛子を加え、よく混ぜる。鍋に油を敷いてにんにくを炒め、レモングラスを入れてしっかり炒める。ニョクマムや砂糖などで下味をつけた鶏肉を加え、よくかき混ぜて炒める。
 2品目「豚肉と瓜のスープ」。瓜を食べやすい大きさにカットし、沸騰した湯に骨付きの豚バラ肉を入れ、瓜を入れる。塩、砂糖で味付けして煮込む。
 3品目「ハマグリのレモングラス蒸し」。長めに切ったレモングラスを水を切ったお鍋に入れ、千切りのショウガを加え、軽く火を通す。塩で味付けし、大ぶりのハマグリを加え、蓋をして蒸す。
 4品目「生春巻き」。水で濡らしたライスペーパーにレタスなどの野菜をのせ、エビなどのお好みの具材をのせてクルクル巻く。にんにく入りニョクマム・ソースをつけていただく。


テレビ番組「アジア熱風街道 横断 東西回廊1500キロの旅」

 2010年7月19日放送。大塚寧々さんがインドシナ半島を貫く1500kmを旅した。ベトナム中央の港町から、ラオス、タイを抜け、ミャンマーの港町をつなぐ幹線道路は、東西回廊と呼ばれている。RKB毎日放送制作。

●ベトナム
 蓮の花などの写真を撮った。

●ラオス
 国境は午後6時に閉まる。国境近くには宿泊施設がないので、それまでに通過しないとたいへん。
 国境には大きな門がそびえていた。5時59分に門を通過。ラオス側の門を通過してラオスに入った。

●ラオスのルアンパバーン
 国境にある緑豊かな小さな町。歴史は古く、世界遺産。東南アジア最大の川メコン川が流れる。
 早朝、僧侶たちがゆっくりと町を歩く。托鉢が始まった。修行の様子を特別に見せてもらった。1日1日修行を積み重ね、人々を救う僧侶へと育っていく。修行をしている寺院は「ワット・シェントーン」。ラオスの寺院の中で最も美しいと言われる由緒ある寺院。ルアンパバーン様式と呼ばれる幾重にも重なり、湾曲した屋根。壁に描かれたモザイク画「生命の木」には、仏教に関する物語がモザイクで描かれている。
 このルアンパバーンが注目を集めている。ニューヨークタイムズ紙が「世界で訪ねるべき場所」の1位に取り上げた。イギリスでも旅行雑誌の人気投票でトップとなった。

 観光客のお目当ての一つがラオス・コーヒー。ガラスのコップに入っていて、底には白く砂糖?があった。すごく甘いそうです。
 境内では子供たちが裸足でサッカーをしていた。大塚さんが近づくと逃げていったが、お坊さんは女性と近づいてはいけないかららしい。

 オシャレなレストラン「エレフェント・レストラン」も人気。伝統的なラオス料理が味わえる。メインは豚肉ですが、野菜がふんだんに使われている。メコン川で取れた海苔もありましたが、日本の海苔の味とは違うそうです。
 メコン川を船で行ってみると、海苔の養殖をしている人たちがいた。

 翌日、ツゥクトゥクで隣の村に向かった。生まれたばかりの赤ん坊を祝う儀式があるという。住民は100人ほどの小さな村。生まれて12日目の赤ちゃんがいました。まず銀の器に水を注いで洗う。清めたら部屋の中に移動し、卵とお金とお米を用意し、祈りながらこれらを頭にのせる。大塚さんも抱かせてもらいました。お爺さんがロウソクに火をつけ、集まった人の手首に白い糸がつけられる。みんなが大塚さんにも糸を巻いてくれました。全員で赤ん坊の幸せ、人々の幸せを祈りました。

 タイとの国境の近くにある大きなお寺を訪問。お寺に入るにはある決まりがある。女性は巻きスカートをはかないといけない。願い事があったら、3回ドラを鳴らす。叩くものがかなり重いそうです。当たってもボソッ、ボソッとしか音がでません。オミクジをひく。斜めにして振ると、1つ飛び出る。今回は4番でした。

 国境近くには高さ4m程度のゾウの像があった。それがいくつもありました。ここは5つ星の豪華ホテル「サワン・ベガス・ホテル&カジノ」。スイートルームは1泊およそ15万円。ホテルにはカジノも併設。毎日2000人もの客で賑わっているそうです。そのほとんどがタイからやって来た観光客。2006年に国境の川に第2メコン国際橋が完成すると、タイの人々がカジノに押しかけるようになったという。

 国境近くの村を訪問。第2メコン国際橋の建設工事に従事していて、5年前に事故で亡くなったダート・サマイさん(当時26歳)の自宅を訪問、母親に話を聞いた。子供は2人いました。大塚さんには同じ年頃の子供がいる。かける言葉が見つからず、オリガミで鶴を折った。家の窓からは橋が見えた。
 第2メコン国際橋の中ほどには、工事中に亡くなった人たちの名前が刻まれていた。日本人の名前も3人あった(田中さん、田中さん、沢田さん)。この橋の完成で人や物の交流が生まれた。虹がでていました。

●タイ
 タイに入ると雷と大雨でした。仮面をかぶった人たちのお祭りが行なわれていました。年に一度5月〜7月の満月の日に行われる「ピー・ター・コーン祭り」でした。雨乞いと豊作を祈願する祭りで、踊っているのはオバケたち。興味深い伝説が残っている。王子は王の大事にしていた「幸福をもたらす白いゾウ」に乗ってある村を訪れた。そこでは雨が降らずに、みんなが困っていた。このゾウを人々にあげたので、王は怒り、王子は山に追放された。王子は山でオバケと仲良くなり、王に許されて国に帰る時にオバケたちもお供をして王子に従った。これがこの祭りとなった。周辺にもこういう祭りはない。

●タイのカオヤイ
 日本人が経営する農園「ハーモニー・ライフ・オーガニック・ファーム」を訪問した。ここでは農薬を一切使わずに、ハーブを育てている。加瀬由美子さんと大なさんに広大な農園を案内してもらった。レモングラスなど。山の中にブッダの大きな像が見えました。農場の守り本尊だそうです。地下から汲み上げられるミネラル・ウォーターをハーブたちに与えられていました。
 農園の一角ではハーブを刻んで、乾燥させ布で丸くくるんでいた。ハーバルボールがタイの女性たちに熱く支持されている。

●バンコク
 バンコクにある「アジア・ハーブ・アソシエイション」にはハーブから生まれた商品がいっぱい。この店を経営しているのが加瀬さん。ハーバルボールを蒸し器で温めるマッサージがとても人気。パッティングも押し上げる感じとか、人によってはおなかに置くとか、足の裏に置くそうです。これでハーブの成文が浸透していくとか。タイの古式マッサージでは使われていたが、長い間忘れ去られていた。それを加瀬さんが試行錯誤の末に復活させた。
 以前タイを訪れた時に腰の痛いのをハーバルボールで克服し、今ではタイに4つのお店を開いている。最初から順調だったわけではないそうです。

●ミャンマー
 ヤンゴンに到着した。市場に行ってみた。町を歩いて目につくのは、頬を白くした女性たち。これはタナカと言って、日焼け止め。タナカの木をすってこれを額や頬につけていました。
 東西街道が通って変わったのは、ミャンマーかもしれない。運ばれた品々が大量に並んでいた。生活雑貨はタイからやってきた。
 ミャンマーの象徴のパゴダ。一番大きなお寺「シェエダゴン・パゴダ」を訪問した。金ぴかです。パゴダはお釈迦様の遺骨を安置していると言われる聖地。八角形になっていて、土曜日生まれの人が土曜日のコーナーで祈るそうです。水曜日は午前と午後生まれに分れて8つになるという。1000年前からそうらしい。結婚相手もこれで決まるそうです。
 大塚さんは金曜日生まれなので、金曜日の神様に水をかけて祈った。天竺ネズミにも水をかけました。


テレビ番組「岩崎恭子の素敵な海外ビーチリゾート ベトナムのプーコック島」

 2010年6月27日放送。旅チャンネル/JIC製作。

●ホーチミン
 日本から飛行機で5時間で行ける。バイクがとても多い。宿泊は「リジェンド・ホテル・サイゴン」。繁華街からも近く立地がよい。日本人スタッフも常駐しているので、言葉の心配もない。今回はエグゼクティブ・フロアの「エグゼクティブ・デラックス・ルーム」。窓の下にはサイゴン川。屋外にはホーチミン一を誇るプールがある。
http://www.legendsaigon.com/

 ドンコイ通りは、フランスのコロニアル調の建物が多く残る。素敵なお店がズラリと並んでいます。民族雑貨店「ミステル Mystere 」に入ってみた。値段も安く、日本語が通じるスタッフもいる。気に入ったバッグはUS$8.5ととても安い。ブレスレットは$29。
 夕食は、お店の前に写真で料理が示してあったベトナム料理店「マキシムズ・ナム・アン Maxim's nam an 」で、元々劇場だった建物を改装したもの。お勧めは「生春巻き」12万ドン(約686円)と「ソフト・クラブの唐揚げ」27万ドン(約1543円)。夜は生演奏を聴きながら料理をいただける。

●プーコック島 Dao Phu Quoc
 ベトナムの西にある「インドシナの真珠」と言われる島。手付かずの自然が多く残っており、南側には白砂の美しいビーチが広がっている。国際空港の建設も予定されており、これから世界的に人気も高まるだろうと予想される。
 ベトナムの調味料の定番「ヌックマム」の一大生産地でもある。また真珠の養殖も盛んで、アクセサリーが人気。

 空港からホテルに向かうが、道は舗装されていない。今回の宿泊は「ラ・ベランダ・リゾート La Veranda Resort 」で、緑の中にある。南国の植物が生い茂るトロピカル・ガーデンを抜けてラウンジに。白亜の建物がとても優雅。ウェルカム・ドリンクを波の音を聞きながらいただいた。庭を抜けた建物「ラ・ベランダ・スイートルーム」で、コロニアル調でまとめてある。シンプルな天蓋つきのベッド。テラスにはゆったりできるイスがある。浴室も広い。スタッフの人にお勧めの場所を聞いて、ツアーに参加することにした。
http://www.laverandaresort.com/
http://www.accorhotels.co.jp/

 ガイドはグェン・ドアン・チュンさんで、まずは海沿いを走って、ツアー最初の目的地・真珠のお店パール・ギャラリー&カフェ「プーコック・パール Phu Quoc Pearls 」に到着。真珠の養殖に関する資料が展示されているし、アクセサリーを購入することもできる。種を入れてから2年かかるそうです。

 アントイ町 An Thoi では、毎日マーケットが開かれている。黒胡椒と白胡椒を500g買って、16000ドン(約91円)でした。向かいの屋台風のお店で「タツノオトシゴ」を売っていた。お酒などに入れて薬として利用するそうです。
 港 Cang An Thoi に行くとイカつり漁船が多く停泊していた。緑色が多い?

 次のツアーは島の南東部にあるサオ・ビーチ Bai Sao でシュノーケリング。小さな船で沖合いにでて大きな船に乗り換える。みんながシュノーケリングしている間、船のスタッフは潜ってウニを取っていた。これを使って料理をしてくれました。焼きウニ、ウニ粥。
 サオ・ビーチに戻って、浜辺を楽しむ。観光地化していないので、ゆっくり楽しめました。
 次はボートに乗って、イカ釣り。イカは周りが暗くならないと釣れない。そして灯りが付いたら開始。普通のサオではなく、円柱のようなものを手に握って、糸をそれに巻いて釣ります。大きいのが釣れました。そして釣れたイカを調理して食べさせてくれました。

 早朝、ランニングをする。海沿いを走って岬の先にあるお寺「石山殿 Thach Son Dien 」に行く。

 雨になったので、島で一番大きな町ユーンドンにある「ユーンドン市場 Cho Duong Dong 」に行く。橋を渡ります。魚も多い。ファーストフード「魚肉のすり身揚げ」2万ドン(約114円)をいただく。さつま揚げの味に似ているそうで、とても美味しいそうです。

 ヌックマムの老舗の工場「カイ・ホアン Khai Hoan 」を見学。カタクチイワシと塩を一緒に入れて作るそうです。1年寝かせて出来上がる。ツーンとする臭いだそうです。完成品は臭いもなく、とてもさっぱりして美味しいそうです。工場に併設されたお土産コーナーで購入はできるが、飛行機では持ち帰ることができないそうですから、ご注意を。

 昼食は、ホテルのラウンジの2階にある多国籍レストラン「ザ・ペッパー・ツリー・レストラン The Pepper Tree Restaurant 」で食べる。「蓮の茎のサラダ」US$5.8には、エビと豚肉も入っていました。ヌックマムで和えてありました。「シーフード・チャーハン」US$6。

 スパ&エステ「ラ・ベランダ・スパ La Veranda Spa 」では、自然のオイルを使って、背中にシャワーをするのがある。バンブー・パウダーを使った「ラグジュアリー・フット・ケア」のコース30分US$19を選択。
 午後はプールでくつろぐ。

 夕食は、「フーン・ビエン・ホテル・レストラン Huong Bien Hotel Restaurant 」でベトナム料理をいただく。「プーコック鍋」は16万ドン(約857円)。食べ方は、鍋に魚を入れ、お皿の上にお米の生地を広げ、その上に青菜とヌードルをのせる。そこにシャブシャブした魚をおいて巻いて、ソースをつけて食べる。魚が美味しいそうです。


テレビ番組「世界遺産への招待状41 ベトナムのハロン湾」

 2010年5月29日放送。

●ハロン湾
 ハノイから東へ150km。海の桂林と称されてきた。毎年200万人の観光客が訪れる。奇岩が霧の中に浮かぶ。断崖の岩があり、高さは200m、こういう奇岩が2000。世界にただ一つと言われる地形は、およそ2万年前に氷河期に削られた石灰岩の大地に海水が後から入り込んでできたもの。しかし地元では天から舞い降りた龍が無数の真珠を吐き、それが奇岩となってこの地を守ったという。実際にモンゴル軍は3度攻撃して迷って全て失敗した。地元の人は奇岩に名前をつけて目印にしているから、迷わない。ここには数千年前から龍を信じる民が暮らしてきた。
 陸から船で2時間半。水上のクア・ヴァン村がある。750人の村人が代々海の上で暮らしている。4歳くらいから子供も船に乗るという。代々200年以上住んでいるというグエン・ヴァン・チョーさん(72歳)のお宅を訪問した。3世代7人が暮らしている。末娘ハンさん(23歳)は携帯も使う。家は発泡スチロールを使った浮かんでいる。床の下では魚を養殖している。毎日行商も来ています。ソンという魚が1匹(約700円)売れると家族7人で3日は食べていける。水の確保が大問題。
 過去ベトナム戦争の時は死にかけたそうです。それ以前は貧しくて、船の上で生活していたそうです。世界遺産となり観光客が来るようになり、魚を養殖して生計を立てられるようになったという。村人たちはお金をだしあって龍の祠を作った。
 ハンさんは4年前に作られた水上の村の博物館で、ガイドとして働いている。彼氏は陸に住んでいるが、観光船の船長をしている。


テレビ番組「にじいろジーン 地球まるごと見聞録 ハノイ」

 2010年4月10日放送。

●ハノイ
 ベトナム社会主義共和国の首都。今年で遷都1000年を迎えるベトナムの古都ととも知られる。1986年に始まった「ドイモイ」(ベトナム語で「改革」)という国家政策により、社会主義国でありながら市場経済を導入。目覚しい発展を続ける。
 ハノイ王宮などが紹介されました。ホアンキエム湖はハノイの中心にあり、市民の憩いの場。
 にじいろガイドはリュウ・フォン・アインさん(32歳)。まず旧市街に行く。フォーをみんなが食べている。1杯焼く120円。あっさりとした鶏がらスープに、麺、肉を入れて食べるフォーはみんなが大好き。元はお米で作られた平麺のこと。これより少し粘りのある丸麺のブンも人気。それを使った名物料理もあるという。「チャーカー通り」は、以前は違う名前だったが、この通りの「チャーカー」という料理があまりにも有名になったので、チャーカーに変更させられたという。青ねぎ、数種類のハーブ、揚げた魚をたっぷりの油で炒め、それをブンにのせていただく。一番のこだわりは油で、鶏、豚、魚、植物の4種類の油を混ぜたものを利用している。これが140年近く続いている秘密だとか。「チャーカー」は1杯約580円。
 ベトナムではもう一つ人気なのは、春雨。その上に黒いものをのせている。これは乾燥させたウナギの身。スープもウナギの骨からダシをとっている。「ウナギ春雨」は1杯約70円〜。低カロリーの春雨に、ビタミン豊富なウナギを組み合わせたヘルシー・メニュー。お昼になると毎日大混雑とか。

 20世紀の半ばまでフランスの統治下にあった。建築物だけでなく、日常の風景にもその名残を見ることができる。ベトナムは世界第2位のコーヒー豆生産国で、コーヒーが美味しい。たっぷりの練乳が入っている「ベトナム・コーヒー」1杯約35円。最近若い世代を中心に注目を浴びているのは、「ヨーグルト・コーヒー」1杯約60円。ヨーグルトの上にコーヒーと練乳をかけたもの。スイーツ感覚で味わえるところも若者に人気の理由。
 カフェ「Giang 」は1946年創業。一見するとミルクたっぷりのカプチーノのように見えるが、「エッグ・コーヒー」1杯約50円。たっぷりの卵と砂糖をよくかき混ぜ、卵生地をカップに入れて、コーヒーを注いだもの。これは昔ホテルで修行していた父親がプリンの作り方を習った時に、うまくコーヒーに組み込むことができないかということで考案したもの。プリンよりも甘さを抑えているのだが、それによって苦さと甘さの絶妙な組み合わせができたそうです。

 雑貨は繊細な技術と色使いで人気。2年くらい前に登場した「メッセージ・カード」も人気が高い。「切り絵細工のメッセージ・カード」は、1枚約200円。

 現代風の「アオザイ」の店。アオザイは体に合うものを作るので、基本はオーダーメイド。1着約4600円。中には安く作れるものもある。伝統的なものは、丈が長く、襟があって、長袖。現代風なのは、襟がなく、半袖。これでジーンズなどのカジュアルな服装にも合わせられるという。「現代風のアオザイ」は1着約1.4万円。

 不動産屋さんを訪れた。高級住宅地区に建つマンションを紹介してもらった。ハノイではまだ数少ない高層マンションの1つ。バルコニーからの眺めはなかなかなもの。3LDK120平方mで、敷地内には居住者専用の施設がいろいろある。テレス付きプール、テニスコートなどまであって、60億ドン(約2800万円)。

●ハロン湾
 車でおよそ3時間。不思議な岩が建ち並ぶ世界遺産。湾内に点在する奇岩の数は2000とも3000とも言われている。その数や不思議な形から、古代の人は「空から舞い降りた龍が吐いた玉が、姿を変えたもの」という伝説を残した。その幻想的な光景を一目見ようと、世界中から多くの人々が集まる。
 島の中には、10年ほど前に発見された鍾乳洞がある。岩が1cm伸びるのには100年以上かかるという。カラフルにライトアップされていました。
 海の上で生活している人たちがいる。海の上には学校だってある。1600人の人が海の上で暮らしているそうです。
 海の上のレストランもある。素材が新鮮。生け簀が併設されていて、選んだ魚をすぐに調理してくれる。エビは500gで約680円。調理方法も好きなものをオーダーしたらいい。

●バッチャン
 街から車で30分。800年以上続くベトナムを代表する焼き物の里。バッチャンの陶磁器の特徴は長く使えること。1200度という高温で焼いているため、非常に丈夫にできている。以前は簡単なデザインのものが多かったが、観光客の人気の高まりにつれて、モダンなデザインのものも続々と登場した。ハノイではまだ流通していない商品も、ここに来れば入手できる。コーヒーカップは1個約650円。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん ハノイ」

 2010年4月10日放送。

●ハノイ
 水と緑の都と呼ばれる。この地に都が移されて今年でちょうど1000年。歴史のある町。フランス統治時代の建物も残り歴史を肌で感じることができる。
 旧市街、靴屋さんがズラリと並ぶ。サンダルなどはその場で作っている。好きな鼻緒とソールを選ぶと作ってくれるそうです。値段も1個5万ドン(約200円)。
 別の通りでも職人さんが作業している。「フック・ロイ」は木彫りのハンコを作っている。絵でも文字でも彫れるという。「知っとこ!」のハンコを作ってもらった。1時間かからずに楽勝で完成。好みの銘柄や文字デハンコが作れる1個6万ドン〜(約240円〜)。小さいものなら15分くらいでできるという。旅のいい思い出になる。

 アウコー通り。雰囲気のよい木造?の建物があり、外で食事をしている人がいる。みんな長いストローを加えて、テーブルの真ん中にある大きな壺から何かを飲んでいる。これはジウカンというお酒で、壺には発酵した餅米がぎっしり詰まっていて、そこにお水を注ぐとすぐにお酒として飲めるとか。これはベトナムの少数民族のお酒だそうです。甘くて飲みやすいそうです。1壺10万ドン(約400円)。

 「ワイルド・ロータス」というお店が最近人気だそうです。おしゃれで料理も美味しいとのこと。中はおしゃれで高級感がある感じ。炎を自在に操る総料理長のグェン・ハイ・ナムさん(37歳)が腕をふるっている。料理歴20年で、一流ホテルのベトナム料理の総監督も兼任している。一押しの料理は「カーティム・オムドウフー」(揚げたナスと豆腐で作るベトナムの伝統料理)は特に女性に人気の料理とか。1皿8.5万ドン(約340円)。

 チュオン・チン通りのある建物から音楽が流れてくる。水の上で人形劇をしている。ベトナムの水上人形劇は1000年以上の歴史がある。農民の遊びとして生まれ、人形を長い棒の先につけて操る。最初は水田などで行われていたとか。水中で棒を沈めて操るから、かなり力が必要。煙や花火などの特殊効果も織り交ぜながら動きだけで話の流れがわかる内容にしてあるので、言葉のわからない外国からのお客さんも楽しめる。観劇料は3万ドン〜(約120円〜)。

●ベンタウ・ズーリック・ハロン
 郊外の港。奇抜なデザインの船が多く留まっている。観光船で幻想的な風景を見ることができるという。30分で巨大な岩山が見えてきた。もやがかかった岩山がまるで水墨画のよう。ハロン湾といって、1900以上の岩山があり、世界遺産。雨や波の浸食によって削られた石灰岩でできた岩山だそうです。家みたいなのが浮いている。海産物を売っている店でした。魚を買うと船の料理人が調理してくれる。この景色を見ながら食べて大満足。

 新婚さんの朝ごはん。ハノイ市内に住むレティ・ピック・ホップさん(29歳)が作るのは、1品目「カー・コー・トォ」。カークワという川魚をぶつ切りにし、レモングラスなどの香草とナンプラー、塩などで下味をつける。フライパンに砂糖を入れて熱し、解けて飴状になったら水を入れる。魚を入れた土鍋に注いだら、じっくりと煮込むだけ。最後に散らしたネギをかけて完成。焦がした砂糖を加えるのがポイントで、ご飯によく合うとか。
 2品目「カイン・コアイ・タイ」。鍋にスペアリブをたっぷり入れて、煮込みスープをとる。その間にじゃがいも、トマト、にんじんなどの野菜を一口大に切り、すべて鍋に加える。味付けは塩のみ。仕上げに香草を散らして完成。
 3品目「トム・ラム・ムォイ」。殻をむいたエビに塩、胡椒で下味をつけ、卵白と片栗粉をまとわせ油の中へ。頭までまるごと食べられるように、少し長めにしっかり揚げる。レモングラス、たまねぎ、にんにくのみじん切りに片栗粉をまぶしたら、焦げないように注意しながら油で揚げる。それをエビの上にかければ完成。


テレビ番組「魅惑のフルーツ 世界柿ロード」

 2010年2月13日放送。政井マヤ、久本朋子、甲斐まり惠さんが案内。果物屋さんやスーパーにも多くの干し柿が並んでいる。世界には1000種類の柿がある。柿の学名は、Diospyros Kaki Thunberg。柿は日本、韓国、中国が原産とされる。TVQ九州放送製作。

●パリ
 朝市(マルシェ)で柿は売られていた。3個で2ユーロ。
 世界的なスキン・ケア・ブランド「クラランス Clarins 」のパリ本店。予約は1年先までいっぱいというカリスマ・エステティシャンのローズマリー・カスターノさん。「スープラ・シリーズ Soins Multi Intensifs 」には柿の果実エキスとクズが使われている。4年前に登場したシリーズです。

 セーヌ川に面した場所に人気のスペイン料理店「フォゴン Fogon 」がある。ミシュランにも掲載されている店で、名物料理はパエリア。オーナーシェフのアルベルト・エライスさんは6年前から店で柿料理を出している。レパートリーは10種類。薄くスライスした柿にショウガなどで味をつけ、カラスミをはさんでミルフィーユ仕立てにした。2品目は、帆立の貝殻にオリーブオイルのソースをかけ、薄くスライスした柿をのせ、生の帆立を柿のスライスではさみ、最後にキャビアとネギをトッピング。3品目は柿をくし切にして、タラの塩漬、生野菜、オレンジと和える。これはとても美味しいそうです。

●日本
 柿は奈良時代頃から、干し柿は平安時代頃から食べられている。食物繊維、カロテノイド、ソルビトール、ビタミンC、βシトステロール、ポリフェノール、βクリプトキサンチンなどが入っている。
 飯田市の「かぶちゃん農園」の干し市田柿が紹介されました。
http://www.kabuchan.co.jp/

 久本朋子さんが奈良県を訪ねた。柿の生産は全国2位。法隆寺のお土産屋さんには「パゴちゃん」という柿のゆるキャラが販売されていた。柿のソフトクリーム250円、松本屋の「柿ざるうどん」(700円)などをいただきました。「柿博物館」は平成6年にオープンした、五條市にある柿の博物館。数百種類もの柿のサンプルや柿を使った加工品などが展示されている。同じ敷地内にある奈良県果樹振興センターには、200種類の柿が植えられている。イボのある「いぼ柿」、黒柿、長トロ柿、正月、菊平、マメガキなどが特徴がある。
 柿の2大ブランドは次郎柿と富有柿。次郎柿は関東でよく食べられている甘柿で、四角い形が特徴。富有柿は、日本各地で栽培され、甘柿で最も生産量が多い。
 富有柿の名産地の和歌山県九度山町。
 次郎柿の生産地の静岡県の足立さんの農園を訪れた。森町には次郎柿の原木が今も残っている。

 長野県の松川町ではお漬物に柿を使っている。野沢菜と柿の皮を交互に敷いていって作る。

 「マルメゾン成城店」は30年以上の歴史を持つ成城にある、大人気のスイーツ店。甲斐さんが干し柿を現代風にアレンジしてスイーツにしてもらうために訪れた。オーナー・シェフの大山栄蔵さんが作ってくれました。オリジナルのスイーツ4品は2月14日から1ヵ月限定販売されたそうです。できたものは、「クリームブリュレ」、「キャラメルバニーユ」、「シュークリーム」、「マカロン」でした。

●ベトナム
 ホーチミン市の中心近くの市場。作っているのはダラットで、ホーチミン市の北東の高原地帯にある都市。フランスの植民地時代に避暑地として開発され、プチ・パリとも言われている。
 ダラットの端に柿を売る店が並ぶ。市内では、阿蘇大作さんが案内。ダラットでは5種類の柿が作られている。とても美味しいそうです。
 干し柿も売っている。できた干し柿を瓶の底で押しつぶして細くし、薫製にしている。
 柿農園に行く。カイロンという収穫器具を使っていた。桃もこれで収穫するとか。
 「ダラット農業技術センター」でどこから来たのか調べた。所長のトイさんが説明してくれました。1945年頃に日本から来たそうです。日本の Nishi Suchi ?

●ブラジル
 サンパウロから車で1時間半のピエダーデ市。スーパーでは Caqui と書いてあり、干し柿まである。
 「ブラジル移民100周年記念2レアル硬貨」は1908年の最初の移民船が描かれている。コインの裏には柿を収穫する女性が描かれている。
 柿農園を経営する日系人ジョゼ・ヒロシ・ツヅキさんを訪ねた。富有柿を栽培している。

●韓国・ソウル
 韓国は日本を抑えて柿の生産量は世界2位。秋には市場に柿が並ぶ。干し柿もある。
 「水晶果(スジョンカ)」は食後の定番だという柿のドリンク。生姜を煎じた汁にシナモンを加え、干し柿を煮詰めて作る。ニッキの飴の味をお茶にしたような味とか。韓国では缶ジュースの水晶果もポピュラーとか。

●韓国・サンジュ市
 韓国のほぼ真中近く。韓国で柿の生産の6割を占めている。柿の看板が多い。街路樹まで柿。青果市場では柿の競りが行われていた。ここから韓国各地に柿が出荷されていく。キム・ゴクリーさんが説明してくれました。
 郊外では干し柿生産が多い。工場では一度に200万個の干し柿を製造できる設備がある。日本では通すが、韓国では2個ずつヘタの部分で吊るす。
 柿協会会長のパク・キョンファさんに話を聴いた。

●韓国・プサン
 国際市場にはいろいろな食物が並ぶが柿キムチはない。

●韓国・ヨンチョン
 プサンの北にある町。「モア・コーポレーション」という会社で作っている。柿キムチは見た目は普通のキムチ。3年前から作られていて、干し柿が使われている。韓国国内でもまだ知られていない。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん ホーチミン」

 2009年9月12日放送。

●ホーチミン
 飛行機で日本から5時間半。ベトナムの南に位置する大都市。人口700万人。市内はバイクだらけ。朝夕のラッシュ時はすごい。歩道まで走る人もいる。
 ファン・グー・ラオ通りの公園で、羽根で遊んでいる人たちがいた。これは「ダーカウ」というスポーツで、専用の羽を手のひら以外で打ち返すのがルールで、最近流行している。足の裏や頭を使って上手い。
 「バンコー市場」には、野菜を売っている。傍らには様々な屋台がある。食堂では、「バインクオン」と呼ばれる米粉で作った春巻きもある。巻いてあるのは、豚肉、たまねぎ、きくらげなどで作った具。最後に甘酸っぱいソースをかけて完成。
 レライ通りでは、お昼に少年が金属の板を叩きながら歩いている。これは忙しくてお店を離れられない人のために、音で知らせて出前の注文を取っている。
 グェン・ティエン・トゥアット通りには、妙な弦楽器の音がする。「ダンバウ」というベトナムの伝統楽器で、弦が一本しかない。端の棒をしならせて弦の張りを調整することで、音階を出している。1000年以上の歴史を持つ。

 プゥ・タイ・ジー?さん(25歳)が紹介してくれたのは、すごい芸術作品が置いてある画廊「チャイン・カット・イーラン」。それは絵画のような砂絵の数々。工房を見せてもらうと、81種類の天然の色のついた砂をうまく配合して作っている。ガラス面に沿うようにしながらミリ単位で重ねていく。ほとんどが両面異なる絵になっている。1個作るのに3日くらいかかる。100万ドン〜(5200円〜)。

 新婚さんの朝ごはん。住宅街の一軒屋に住むグェン・チ・タオさん(28歳)が作るのは、1品目「ボーホー(ベトナム風シチュー)」。牛肉を一口大に切り分け、にんにく、ボット・ディエウという香辛料を加えてボウルでよくかき混ぜ、鍋で炒め、ココナッツジュースをたっぷり加え、風味付けにレモングラスを加え、じっくりコトコト煮こむ。器に盛り付け、香草を散らす。
 2品目「ゴイミット(ベトナム風サラダ)」。まだ熟していないジャック・フルーツを軽くゆがいて切り分け、細かく切った豚肉、エビを加える。別のお皿に砂糖、ニョクマム(ナンプラー)、ライム、にんにく、唐辛子などを混ぜ合わせてドレッシングを作る。これを加えて香草を加えて、全体を混ぜる。
 3品目「シントー・マンカウ(フルーツ・シェイク)」。マンカウというフルーツの皮を丁寧にむいて、手でさいて細かくほぐす。ミキサーに入れ、コンデンスミルク、水、氷を加えてスイッチを入れる。


テレビ番組「亜細亜見聞録 ハノイ路上の美食家たち」

 2009年7月25日放送。石川次郎、伊藤忍さんが出演。伊藤忍・福井隆也著「ベトナムめし楽食大図鑑」の中に「本当においしいベトナムめしに出会う近道はベトナム人の食のスタイルを知ること」だと書いてある。ハノイへは、JALは成田から週7便、大阪から週4便。町全体に落ち着いた雰囲気が漂う。ベトナム人の朝食はフォーなどの麺類やおこわなど。外で軽くすませるのが一般的。お昼はご飯に味のしっかりついたおかずや具沢山のスープなどでたっぷり食べる。BSアサヒ製作。

●第一章 麺ではじまる朝食
 行列のできるフォーの店「フォー・ザー・チュェン」の「半生牛肉のせフォー」1.2万ドン(100円)。スープが美味しいそうです。ベトナム人は朝食には、フォーやお粥、スカスカのフランスパンを食べる。
 「フォー・ティン」の特徴は強火でさっと炒めた牛肉。メニューは「半生牛肉のせフォー」1.2万ドン(100円)しかない。揚げパンがあるので、これをスープにつけて食べる。スープや麺がなくなるとすぐに閉店するそうです。
 「フォー・ラム・ナム・グー」は鶏肉の専門店。「鶏肉のフォー」1.5万ドン(120円)。フォーは元々牛肉を食べるためにできた食べ物で、ハノイが発祥。「スパイス煮込み牛肉のせフォー」。「炒めフォー」は油で炒めたフォーに牛肉と野菜の餡をかけたもの。「揚げフォー」はフォーの生地を油で揚げて牛肉と野菜の餡をかけたもの。「巻きフォー」は甘辛く炒めた牛肉と香草をフォーの生地で春巻き風に巻いたもの。
 製麺所「バ・ゴワン」を訪問。水に4時間浸したウルチ米を細かく砕き、水を加えて液状にし、しゃもじで薄く丸く延ばす。蒸しあがったクレープ状の生地を延べ棒に取り、棹にかけて干す。30分干して水分を飛ばし、裁断機にかけて完成。3枚で1kg、ここの店では1日1トン。

 ブンも米から作る麺で、フォーよりも一般的で最も多く食べられている。細かく砕き、水を加えて糊状にしたものをタピオカのデンプンを混ぜて粘りを出す。機械にかけて、無数の小さな穴から湯に押し出す。麺が浮いてきたら水にさらしてしめる。
 「ブン・スィウ・ダック・ビエット」はカニ汁の人気店。揚げ豆腐、カニのすり身、豚のすり身に、カニのだし汁にトマトで酸味をつけたスープをかけた「蟹汁ブン」1.2万ドン(100円)。ブンはそうめんみたいな食感。ブンは魚、カニ、豚肉、牛肉などにも合わせられる。「五目スープ・ブン」、「タケノコの汁ブン」、「肉団子汁ブン」などがある。ハンバーグと豚バラ肉が入った汁につけて食べる「焼肉団子、焼肉ブン」。

 「ドン・スアン市場」旧市街にあるハノイ最大の市場。1階は食料品や日用雑貨、2階は衣料品の店が多い。
 「バー・スアン」はタニシのブンの店。普通はスープに入っているが、ここはつけ麺。スープは大豆を絞った後の汁を発酵させたもの。「タニシ汁ブン」1万ドン(80円)。

 おこわの店「カフェ 29」。鳥のスープで焚いたおこわに鶏肉をのせて、レモンの葉で香りをつけ、醤油のタレをかけただけの「鶏のおこわ」1.2万ドン(100円)。「揚げタマゴと豚の角煮おこわ」1.3万ドン(110円)。見た目は少ないが、餅米なのでおなかに貯まります。

●第二章 お昼のアン・コム
 「食事をする」という意味のアンコム。アンは「食べる」、コムは「白いご飯」。日本と同じような調味料を使うので、日本の料理と似てないわけがない。
 「クアン・コム・ニャー・ヘン」の店頭には作りおきのおかずを盛ったボウルがズラリと並ぶ。「じゃがいもと豚肉のスープ」、スペアリブ、魚の卵を油で揚げたもの、など7品を注文。これで2人前で580円。スペアリブは名物。ゆで卵とヌクマムを混ぜて、茹でキャベツなどをつけて食べる。魚の卵を揚げたものは美味しいようです。こういう食堂をベトナムでは「クアン・コム・ビン・ザン」(平民食堂)と呼ぶ。
 「クアン・コム・フォー」はベトナム北部の味が楽しめる。「茹で豚」2万ドン(160円)。マムテという小エビのマムをつけて食べる。これは美味しいそうです。「揚げ豆腐のトマトソース煮」1.5万ドン(120円)。「かぼちゃのつるの炒め物」1.5万ドン(120円)。「小魚の土鍋煮」2万ドン(160円)はレモングラスが入っている。「トマト入りタマゴ焼き」1.5万ドン(120円)。「しじみのスープ」1.5万ドン(120円)は量が多い。これをご飯にかけて食べます。スープの上の葉はタデだそうです。こういう料理が本当のベトナム料理で、本当に美味しいそうです。毎日食べても飽きない。

●第三章 Che とカフェタイム
 お土産屋さんの店の中をずっと奥に行った三階と四階にある「カフェ・フォー・コー」は、ハノイの老舗カフェ。4階からは「ホアン・キエム湖」がきれいに見える、癒しの風景。アイスコーヒー1.2万ドン(100円)。「アイス・ミルク・コーヒー」1.3万ドン(110円)。かなり濃いそうです。

 ハノイでは至る所にお茶を商う店がある。緑茶、ジャスミン茶、ゴーヤ茶、菊茶など。中でも「ハス茶」はたいへん貴重なお茶。ハスの花はハノイの北にある「西湖」で採取される。5月〜7月の早朝、花が咲く直前を摘むそうです。ハノイに2、3軒しか残っていないというハス茶つくりの店に行って、見せてもらった。ハス茶作り50年のゴックさんが説明してくれました。まずおしべの花粉を集め、乾燥を防ぐために花びらも混ぜておく。1kgの茶葉に200gの割合で花粉をまぶす。しっかり蓋をして48時間熟成させ、香り付けを行なう。ハス独特の香りが逃げないように、紙袋に入れて薄くのばし、鍋の蓋をして、鍋のまわりを紐でしっかり巻きつける。鍋の中を湯で満たし、蓋をして布で全体を包み、24時間かけてお湯の熱で水分を蒸発させる。復路から取り出し、ザルで茶葉と花粉を分ける。これを7回繰り返した21日後、かぐわしく美味しいお茶ができる。5回くらい飲んだ後の方が香りがいいそうです。

 ベトナムのおやつチェーのお店「ムォイ・サウ」。チェーは豆、芋、穀類、果物などの天然素材を砂糖と一緒に煮たもの。「チェー・タップ・カム」は6000ドン(50円)で、りょくとう?、小豆、ハスの実などが入った冷たいもの。「パイン・チョイ」は3000ドン(25円)で、りょくとう餡入りのお餅の入った温かいもの。「チェー・フエ」6000ドン(50円)は、せんそう?ゼリーやココナッツ・ミルクが入ったもの。「チェー・ホア・クア」8000ドン(60円)はドラゴン・フルーツ、パパイヤなどが入ったもの。チェー以外では「ケム・ツイ」6000ドン(50円)は、おこわにアイスがのった甘味。

●第四章 おもてなしの晩ご飯
 現代風ベトナム料理の店「ワイルド・ロータス」は高級感あふれるお店。「蟹とアスパラガスのスープ」5万ドン(400円)。「五色サラダ」6.5万ドン(520円)、「エビの塩焼き」5匹12万?ドン(1000?円)。「空心菜のにんにく炒め」4.5万ドン(360円)。「鶏のレモン・リーフ焼き」9.5万ドン(750円)。
 夜のハノイの下町を歩いた。


テレビ番組「THE 世界遺産 ベトナムのホイアン」

 2009年7月5日放送。

●ホイアン
 ベトナム中部の町。海岸からトゥーボン川を6km遡る。建ち並ぶ家はかつての商家。大航海時代にはポルトガル、オランダ、中国などの商人たちがこの町に溢れていた。かつては海のシルクロードの重要な中継基地だった。
 2009年2月、日本の皇太子は初めてベトナムを訪問した。交易都市ホイアンの歴史に日本が深く関わったため。皇太子も訪れた古い橋のたもとには、日本国の文字がある。
 町は朝早くから活気に溢れる。そして商店が開く。古い商店は華僑が多い。チャン・ディ・ビック・ランさんの祖先も中国からやってきた。8代目の彼女は築200年の建物を守り続けている。伝統的な2階建の家で、全部木でできている。入ってすぐの間は応接間、次は中庭、その先は住まいだったが、今は客間にしている。一番奥は台所。昔ながらの家は細長くて奥行きがある。家族揃って食卓で食べるのは、名物のカオラン。米で作った太麺に醤油のタレをからめて食べる。
 川沿いの900m?の中に400軒?の建物がある。もちろん水との戦いの歴史もあった。新月や満月の大潮の時は、水位が増し、川沿いの通りは水に浸される。雨季には毎年のように洪水が町を襲う。ひどい時は家の中の移動にもボートを使う。洪水になると、天井を開けて、1階の物を全て2階に移動させる。
 ダン・バウは伝統楽器。
 ホイアンの港が繁栄したのは17世紀。大航海時代で、ポルトガルやオランダから商人たちが訪れた。求めたのは生糸や砂糖、キャラなどの香木だった。町の中心部に建つ「貿易陶磁器博物館」に展示されていたのは、伊万里焼。驚くべきことに、17世紀のホイアンで使われていたのは、日本製の磁器だった。
 日本との絆を探して、郊外の「聖なる山・五行山」に向かった。山の中腹にある仏教寺院を訪ねた。天然の洞窟に作られたこの寺では、17世紀に観音像を作るために寄付を募った。それに答えた信者の名前を石碑に刻んだ。何人もの名前の頭にある「日本営」の文字は「日本人町」を意味した。江戸時代に海の彼方に築かれた日本人町、これを知る貴重な資料が名古屋の「情妙寺」にあった。ホイアンの日本人町を生き生きと描いた絵巻物だった。長さ5mにも及ぶ「茶屋新六交趾国渡海図」には40日にも渡る旅の様子が描かれていた。そしてホイアンには「日本町」の文字がある。道の両側に300mほど続くと記されている。茶屋家は朱印船貿易をしていた。この町では治外法権が認められ、最盛期には1000人もの日本人が暮らしていた。1633年、「寛永の鎖国令」により、わずか30年の歴史の日本人の海外渡航が禁止された。故郷に見捨てられた人々はどうなったのか。たった一つの手がかりは、鎖国令の40年後、ホイアンから届いた1通の手紙がある。日本の商人の多くはこの地に留まったが、みな亡くなり、たった2人になってしまったとある。
 日本橋という橋は18世紀に改修された時に「来遠橋」と名づけられた。遠くから来た友人達への感謝が込められている。その友人達とは日本人のこと。この橋のたもとにかつては日本人町があったと町の人は語り継いでいる。橋の由来を記した碑文には、「日本の商人がこの地に橋を建てたと伝えられる」。例え、日本人が街から消えても、その記憶までは消してはならない、そんな思いを日本橋は伝える。
 ホイアンの人々が先祖を崇める時に表れている。先祖のがんばりがなければ、今の自分はない。だからこそ、人々は感謝を怠らない。
 花火を売っているお店には、町の最長老、103歳になるチェホン・デイ・ドアン?さんは先祖のために祈る。毎月2回、満月の夜と新月の夜に行なわれる先祖供養。あの世でお金に不自由しないようにと、紙幣に似せた札を燃やす。トゥーボン川では灯篭流しも行なわれた。川岸の家は電気を消す。


テレビ番組「世界!弾丸トラベラー 岩佐真悠子さんでベトナム」

 2009年5月2日放送。岩佐真悠子さん(22歳)が親友とベトナムで世界遺産のハロン湾を眺めたい。1泊3日の旅。ビデオの調子が悪かった。

●予定
 1日目、11:00、成田空港国際発ベトナム航空VN955便で6時間10分。15:10、ハノイ・ノイバイ国際空港着。16:30、ハノイ市内へタクシーで移動。17:30、ベトナム雑貨街でお買い物巡り。タクシーで移動。19:00、レストランで夕食。タクシーで移動。22:00、ホテルにチェックイン。
 2日目、5:30、ホテル出発。タクシーで移動。6:00、クワンニン行きのバスに乗車。9:30、バイチャイ港着、ガイドと待ち合わせ。10:15、ハロン湾クルーズへ出発。世界遺産ハロン湾を親友と眺める。18:30、バイチャイ港発、タクシーで移動。23:30、ハノイ・ノイバイ空港発ベトナム航空VN948便。4時間05分。
 3日目、8:00、関西国際空港発、9:10、羽田空港着。

●ハノイ
 ニャター(ハノイ大教会)に行く。ハノイビールを購入し、歩きながら飲む。4万ドン(220円)。雑貨屋「セン」はすべて手作りの雑貨で、かなり安い。バッグと財布3点で43万7000ドン(2400円)を購入。
 スイーツの店「チャンチー」は、ベトナムで人気のチャイ・カイ・ザム(12種類のフルーツに練乳とココナッツミルクと氷を混ぜたもの)というスイーツを扱っているお店。チャイ・カイ・ザムはベトナムの若い女性に大人気。
 お土産に買っていたのは、カップラーメン10個&インスタントラーメン12袋で、合計8.6万ドン(470円)。

 ベトナム料理店「ハイウェイ4」は、創作料理が楽しめる。「ハイウェイ4特製生春巻」7.2万ドン(400円)、「フォー・ガー(鶏肉の米麺)」2.8万ドン(150円)。フォーはとても美味しいそうです。お店の中はカップルばかりでした。

 宿泊は「ソフィテル・プラザ・ハノイ」で、高級シティリゾートとして大人気。1泊300万ドン〜(16700円〜)。

 翌朝、バイチャイ港旅客ターミナルに行く。ここは世界遺産・ハロン湾クルーズの起点となる。ハロン湾は1994年世界遺産に登録。大小2000余りの島々や奇岩で構成される海域。現地ガイドと待ち合わせ。「ハロン湾クルーズ」はクルーザーを貸し切ってクルージングを楽しむ。8時間貸切で400万ドン(2.2万円)40人まで。クルーズの途中では、シーカヤックで湾の深くまで入っていった。18.18万ドン(1000円)。そびえ立つ奇岩を間近に見て感動していた。
 ボーホン島に上陸。もう1つ素敵な場所があるというので、「スンソット洞窟」に行く。ここは、ハロン湾最大の洞窟。広さ約1万2200平方m。洞窟の中にはまるで小惑星のような幻想的な風景が広がり、岩佐さんは感動していた。


テレビ番組「旅サラダ 2009年1月は新妻聖子さんでベトナム」

 2009年2月1日放送。ミス・サイゴンに出演している新妻さんが、南北2000kmを旅した。ベトナム航空で行きました。

●ホーチミン
 日本から5時間。人口600万人、ベトナム最大の都市。バイクがすごい。バイクは400万台。新妻さんは渡れるかどうか困っていたが、何とか道路を横断できました。逆に立ち止まってはいけない、向こうがよけます。
 交差点でバイクのタクシーにベンタイン市場に行きたいというと、4万ドンと言ってきた。値切ってみようと3万ドンというと、別の人がOK、すると他から2万ドン(100円)ときたので、それを利用。ヘルメットをかぶって乗る。洋風な建物があったり、レトロな街並みがあったり。
 ベンタイン市場(Cho Ben Thanh、営業時間:6:00〜夕方)は一見駅の構内みたいに見える。1万平方mの敷地。場内は大まかに4つのエリアに区分され、食品、服、日用品、アクセサリーなど2000軒の店がひしめく。アクセサリー1個12万ドンを2つで16万と言ったが、結局18万ドン(950円)で購入。市場の一角にネイルサロンがある。料金は4万ドン(210円)〜。安いし早いし上手いそうです。

 1887年から60年間フランスに統治されていたベトナム。中でもホーチミンは「東洋のパリ」と呼ばれた。オシャレなカフェが点在している。可愛いフレンチ・スタイルのカフェを見つけた。「ファニー Fanny 」(住所:29-31 Ton That Thiep Q.1, HCM city、Tel:(84-8) 8 211 633、営業時間:8:30〜23:00、定休日:無休)は、絶大な人気を誇る老舗カフェ。フランス風の黄色い建物が目印だそうです。南国のフルーツ+そのシャーベット「シクロアイス」4.8万ドン(260円)と甘い「ベトナムコーヒー」2.5万ドン(130円)をいただきました。TVでは値段は紹介されませんでした。

 ヨーロッパの影響を受けた美しいホテルが多いことでも有名。「レジェンド・ホテル・サイゴン Legend Hotel Saigon 」(住所:2A-4A Ton Duc Thang Street,District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam、Tel:(84-8) 3 823 3333、Fax:(84-8) 3 823 2333 )は、8年前に60億円かけて建てられた5つ星ホテル。数人の日本人スタッフもいる。今回はジュニア・スイートの部屋。1泊朝食付きUS$450〜。窓の外はサイゴン川で、客船も見えました。ドンコイ通りなど街の中心にも徒歩で行くことができる。

 屋台に行く。ベンタイン市場横の広場は夜になると屋台街(営業時間:夕方〜深夜、年中無休)となる。バイクがすごく並んでいる。満席の屋台もある。提灯もいい感じ。「サオドン Sao Dong」はお店の名前なのでしょう。お兄さんのお勧めは、3種類のお肉を串焼きにした「三種の焼き物」3万ドン(160円)で、野菜も多く、生春巻きみたいにお米の生地?に包んで、タレをつけて食べます。この店の一番人気の「海鮮鍋」5万ドン(270円)で、白菜を入れて20秒で完成。細麺と一緒にいただく。

 朝食は外で食べる習慣があるので、朝6時過ぎからお店は活気に満ち溢れている。お店や屋台は5時半頃からオープン。地元の人たちは立ち寄ってフォーやサンドイッチなどを食べる。
 サンドイッチの場合、フランスパンにパテを塗り、ハム、チーズ、ネギなど並んでいた具材を全て詰めれば、ベトナム風サンドイッチ「バインミー」の出来上がり。「バインミー・ハノイ Banh Mi Ha Noi 」(住所:106 Le Thi Rieng St., Dist. 1、Tel:(08) 38356559、営業時間:6:00〜23:00、年中無休)でいただいた。1.6万ドン(80円)。結構量があります。

●ミトー
 メコン・デルタの玄関口にある町。メコン川はベトナム南部を潤し、ホーチミンの南西には豊かなメコン川の水が育んだ「メコンデルタ」と呼ばれるエリアが広がる。ホーチミンから車で約2時間。
 港で観光船に乗る。チャーターで1時間15万ドン(800円)。まずはメコン川を船で進む。川は泥色。川沿いに家が並ぶ。ここでは時間がゆっくり流れている。シンチャオと挨拶すると、笑顔が返ってくる。果物や野菜を大量に積んだ船も通る。これはお店で、棒に吊るされているものが看板代わり。「クサ」というお芋を売っている船がいた。たまねぎみたいな外観。生で食べるそうですが、甘くて球根みたいな味とか?料理すると、甘味がなくなるからそのまま食べるそうです。

 街中を歩いた。中学生くらいの男女が道路脇のお店にいた。白いアオザイが制服。
 白いものが干してある。「フーティウ」という麺でお米で作ってある。メコン川流域はアジアでも有数の米どころ。特に美味しい麺が作られるということで知られている。中でも「フーティウ」はミトーでしか作られない麺だと言われ、生地を完全に乾かさない状態で製麺するため、独特の歯ごたえがある。
 「チュンルン Trung Luong 」(住所:Highway 1, My Tho City, Tien Giang 、Tel:855441 Fax:856323 )はミトーで一番有名なフーティウのお店。朝から晩まで賑わっている。「フーティウ」2万ドン(105円)は、かなり大きなボウルでててきます。豚骨とスルメからとったスープに、たっぷりの香草。もちもちしていて、後でお米の香りがくるそうで、かなり美味しいそうです。川を眺めながらいただきました。
 夕方、川沿いは涼しくて気持ちいい。

●南北統一鉄道
 ホーチミン駅(サイゴン駅) Ga Saigon から、ハノイまでの1800kmを結ぶ南北統一鉄道という国鉄が走っている。これで1日半かけてハノイまで移動する人も少なくない。今回はこれに乗って、ホーチミンの北250kmに位置する海沿いの街、ファンティエットに向かう。
 早朝のホーチミン駅はすっきりしている。中は新しい。急行か特急列車に乗りました。ホーチミン〜ファンティエット間は5時間で8.5万ドン(440円)。途中でお水とお絞りのサービスがあるなど、結構快適な列車の旅を楽しめるそうです。

●ファンティエット
 海沿いの町。かつては普通の漁村だったが、ここ数年で開発が進み、ベトナム屈指のリゾート地となった。ビーチでは外国人の姿もある。

 宿泊は新しいホテル「プリンセス・ダンナム・リゾート&スパ Princess D'annam Resort & Spa 」(住所:Hon Lan, Xa Tan Thanh, Huyen Ham Thuan Nam, Tinh Binh Thuan, Vietnam、Tel:(84-62) 682-222)で、2008年12月にオープン。天井も床も真っ白。部屋は全57室で全てヴィラ形式。9万平方mの広大な敷地を贅沢に使ったファンティエットでは初の五つ星ホテル。今回は「プリンセス・ヴィラ」で真っ白。天蓋付きベッド。小さいプールとそれ用のベッド付き。1泊US$675。
 スパも体験。「フットオイルマッサージ」40ドル。ジャスミンやラベンダーから作られるというホテル独自の天然オイルを使う。
http://www.princessannam.com/

 朝、太陽が昇り始めると、人は浜に集まる。7時、漁を終えた船がすごい数、到着。魚の香りがすごいそうです。浜辺に大きな壷が並んでいる。ヌックマムを作っている人がいた。新鮮な魚だから作れるそうです。ファンティエットはベトナム有数のヌックマムの産地としても有名。お塩と新鮮な魚を6ヶ月間発酵させて作るお醤油の一種。10日?ほどかかって、液のにごりを取り除く作業をしている。臭みはなく、しょっぱいけど、美味しいそうです。ヌックマムは煮物や炒め物に入れたり、生春巻きなどを食べる付けダレにしたりする。

 ヌックマムを使った美味しいお魚の料理がいただけるお店を教えてもらいました。「カイ・バン Quan Cay Bang 」(住所:02-04 Nguyen Dinh Chieu-Ham Tien-TP.Phan Thiet、Tel:(84-62) 847-009、FAX:(84-62) 847-623、営業時間:10:00〜22:00 )で、ファンティエットで最も有名な海鮮料理のお店でした。まず、その日に採れた新鮮な魚から選ぶ。お兄さんが勧めてくれたのは、白身魚のカンムー。ここにいる中で一番美味しいという。選んだ魚を鍋に入れ、調味長と共にヌックマムを入れて15分煮込む「カンムーの煮物」。今回は熱々の鍋でいただきました。1kg30万ドン(1550円)のお魚でした。通常1匹で4−5人分できるそうです。どれも1kgからの注文。

●赤い砂丘 Doi Cat Mui Ne
 ファンティエットの東には、あまり知られていない、もう一つの表情がある。荒野のような大地で、海からの風が大変強く、植物の種が飛ばされてしまい、木々が育ちにくく、砂丘地帯が広がっている。
 「赤い砂丘」はファンティエットで一番有名な砂丘。赤褐色の砂は実は火山灰で、火山灰に含まれている鉄分が、地中の酸素や空気に触れることで酸化して、さびているから。かつて街の北250kmのところにあるランビアンという火山から飛んできたもの。子供たちがソリで遊んでいた。観光客もそこそこいました。
 赤い砂丘の南側で、小さな川を見つけた。人がその中を歩いている。泥色の川の上流を目指して歩きました。20分で赤と白からなる不思議な断崖に出ました。「妖精の渓流 Suoi Tien 」と呼ばれている断崖。湧き出した地下水は赤い砂丘の間を流れて侵食し、火山灰の下にあった真っ白な地層を剥き出しにした。この白い部分も砂でした。赤と白とのコントラストがすごく、あまり他では見られらない光景ということから「妖精の渓流」と呼ばれている。元々ファンティエットは白い砂でできた大地。さらに東に進むと素晴らしい光景が待っていた。
 「白い砂丘 Doi Cat Mui Ne 」は「赤い砂丘」からさらに東の果てにある、広大な砂丘。面積は鳥取砂丘のおよそ2倍で、その光景はまるでここが東南アジアのベトナムだということを忘れてしまうほど。特有の強い風が、赤い火山灰の部分を吹き飛ばし、白い砂の部分を残して出来たもの。15〜17時ごろの日が傾きかけた頃に行くのがお勧め。光が砂の斜面に当たり、その美しさは一層増すそうです。


●ダナン
 ホーチミンから飛行機で1時間、ベトナム中部最大の都市。人口76万人。大型リゾートホテルなども誕生し、近くにいくつかの世界遺産があるため、ここ数年、観光客が増加している。
 ダナンを長い間支えてきたのが大理石産業。ダナンはアジアでも有数の良質の大理石の産地としても知られていて、500年以上の歴史がある。
 「五行山 Ngu Hanh Son 」はダナンの街のはずれにある大理石で出来た山。5つの頂があるため「五行山」と呼ばれている。この山は全て大理石の原石。中国に端を発する五行説によって名づけられた。地元の人たちからは「聖なる山」として厚い信仰を受けている。それぞれの山には洞窟があり、中は寺院になっていて仏像が安置されている。入山時間:6:00〜17:00、入山料は1.5万ドン(80円)。
 今回訪れた「ホアギエム洞窟」が、この山の最大の見所。ひんやりしていて、お香の匂いがするそうです。正午前後に行くと、晴れた日には洞窟に空いた天井の穴から太陽の光が差し込み、幻想的な空間を作り出す。スポットライトというより、奇跡の光のように感じるそうで、不思議な力がわいてくるとか。
 頂上に到着。ダナンの町全体を見下ろすことができる。南シナ海も見える。

 宿泊は、その美しい海沿いのホテル「ザ・ナムハイ The Nam Hai 」(住所:Hamlet1, Dien Duong Village、Tel:(84-510)940000、Fax:(84-510)940999 )は、2006年12月にオープンしたベトナム屈指のラグジュアリー・リゾート。30ヘクタールという広大な敷地に、100棟のヴィラが建ち並び、お庭も広くて一軒の家です。どの部屋も80平方m以上で贅沢な造りになっている。かつ前がプライベート・ビーチになっている。寝室は別棟になっている。1ベッドルーム・プールヴィラ(1泊朝食付き)でUS$1200。

●ホイアン
 ダナンの近くにある世界遺産の町。落ち着いた町。古いけど新しい感じがする街。南シナ海に注ぎ込む川沿いの港町。大航海時代には海のシルクロードの拠点、ベトナム最大の交易港として栄えた街。その当時の風情を残す街並は、東南アジアでも随一といわれ、1999年ユネスコの世界遺産に登録された。今でもそこには人々の生活があり、生きた世界遺産として注目されている。

 ピンクの門の屋根付きの橋がある。天井には提灯があり、カタカナでホイアンと書いてある。この橋は1593年にホイアンに住んでいた日本人によって造られたといわれている。日本人が設計し、中国人が完成させたらしい。それにちなんで「日本橋(来遠橋)Chau Cau 」と呼ばれるようになった。
 日本人と中国人がこの街に住んでいたというのがわかる家がある。特徴的な一軒の家を訪ねた。「タンキーの家 Nha Co Tan Ky 」(営業時間:8:00〜12:00 & 13:30〜17:30、年中無休)は19世紀初めに建てられたという。ベトナム、中国、日本の建築様式が取り入れられている。結構奥行きがある。天井が高い。6代目主人のスンさんが説明してくれました。井戸もある。今では使われなくなった井戸もある。ホイアンにはここのように中を自由に見学できるよう開放されている家が数軒ある。
 ホイアンで一番古い井戸は、1000年前のもので、今でも使われている。ホイアンには井戸水で作った「カオラウ」という美味しい麺がある。市場に行けば食べられると教えてもらいました。
 「ホイアン市場 Cho Hoi An 」は旧市街の外れ(メインストリートであるチャンフー通りのはずれ)にある市場。食糧品や日用品、雑貨などいろいろ売っている。井戸の周りには屋台もたくさん出る。
 カオラウを茹でてボウルに入れ、その上に香草、煮込んだ豚肉、お母さん特製のタレをたっぷりかけ、最後にカオラウの生地を揚げたものをのせる。麺は弾力があってコシがある。理由はホイアンの井戸水を使ってしっかりこねているからだという。その製法は日本の伊勢うどんがルーツだという。カオラウは1.5万ドン(80円)でした。

 夜、町は柔らかいランタンの明かりに包まれる。

●ミーソン遺跡
 ダナンの西にうっそうと茂る熱帯雨林の中にある世界遺産。ダナンからは車でおよそ1時間半。ホイアンからおよそ1時間で行くことができる。2〜17世紀にかけて、この地で栄えたチャンパ王国の聖地で、ヒンズー教のシヴァ神が祀られていた寺院だといわれている。8世紀から13世紀にかけて造られたものが現在残っている。カンボジアのアンコールワット、タイのアユタヤにも匹敵する建造物といわれ、1999年、世界遺産に登録された。
 何世紀もの間ジャングルに眠っていたこのレンガ造りの祠堂群が、再び脚光を浴びたのは1898年のこと。フランス人学者により発見された。ベトナム戦争中、解放軍がこの遺跡を本拠地としたため、アメリカ軍の爆撃によって破壊されてしまった部分も少なくない。現在地元の人たちによる懸命な修復により、少しずつその輝きを取り戻しつつある。


●ハノイ
 ベトナムの首都。およそ1000年に渡り、ベトナムの政治の中枢を担ってきた。湖があり、緑も豊富。古くから「水と緑の都」と呼ばれてきたハノイの一番の特徴は、大小20を越える湖があること。フランス統治時代には総督府がおかれていたこともあり、街にはフレンチ・コロニアルの建物が点在している。

 その湖で採れる淡水魚を使ったハノイの名物料理「チャーカー」が食べられる一番の人気店「チャーカー・ラーボン Cha Ca La Vong 」(住所:107 Nguyen Truong To, Ba Dinh, Ha Noi、Tel:84-4-38239875、営業時間:10:00〜22:00)に行く。「チャーカー」は、湖で採れる淡水魚をターメリックなどに漬け込み、軽く揚げたものをたっぷりの香草などと共に油で炒めて食べる料理。臭みもなくタレの味もしみていて美味しいそうです。一人前9万ドン(460円)。

 ハノイ観光で欠かせないのが旧市街。ハノイの中心にあるホアンキエム湖の北側一帯に広がる旧市街。アンティークに近いというか味がある街並み。特徴は、一つの通りに同じ業種のお店が建ち並んでいること。靴屋なら靴屋が並ぶ。かつて職人が暮らしていたエリアで、その当時は通り名がその職業名になるほど、同じジャンルの職人が同じ通りに店を構えていた。例えば、銀通り、漢方薬通りなど。
 気になったのは、いろいろなお店に置いてある人形。ハノイで1000年以上続いている水上人形劇の人形だった。漁師さんの演目に使われる人形は魚を獲る動作をする。この近くに人形劇場があると聞いたので、行ってみる。
 「水上人形劇場 Water Puppet Theatre 」(住所:57B Dinh Tien Hoang,QHoan Kiem、Tel:(84-4)9344252、開演時間:14:00〜21:00だが、日によって異なる場合がある、観賞料:6万ドン(300円))は、水上人形劇専門の劇場。水上人形劇はハノイ北部で収穫祭や儀式の際に行われたのが始まり。内容は農村の日常や神話、伝説に基づいたもの。元々は村の池や水田の中で上演されていた。演目は1編およそ3〜5分。1回に十数演目上演される。動きが意外と俊敏です。最後にどうやって人形を動かしていたかが種明かしされる。

●豪華列車
 夜10時発の夜行列車で400km北にある次の目的地サパを目指す。ハノイ駅から豪華列車「ヴィクトリア・エクスプレス Victoria Express 」を使った旅。ハノイとラオカイ(中国との国境の街)とを結ぶベトナム国鉄の車両に、2〜3両の客車を連結させて運行する夜行列車。夜の運行なので、外の景色を楽しむことはできないが、豪華な食堂車や個室でゆったり過ごすだけでも十分に満足できる。ハノイからラオカイまではおよそ8時間。サパにあるホテル「ヴィクトリア・サパ」の宿泊客の専用列車。ハノイ〜ラオカイ(往復)でデラックス2ベッドルームがUS$230。
 食堂車は広い。赤いイスと赤いテーブル。本格的な料理が揃っている。

●ラオカイ
 朝6時、到着。ベトナム最北の町。ハノイから北へ400km。ここから雲のかかる山道を進む。

●サパ
 標高1650mに位置する。ラオカイからは約30km南西の山岳地帯にある、高原リゾート。「雲の上の街」とも言われている。雲がかかりやすいため、年中霧に包まれていることが多い。夏でも涼しく、周りには素晴らしい絶景ポイントもある。20世紀初頭にフランス人が多くの別荘を建てたため、今でもその頃の面影が色濃く残り、美しい街並を作り出している。近郊に様々な少数民族が暮らしていることでも知られる街。
 町の中心に建つ「ヴィクトリア・サパ Victoria Sapa 」(住所:Sapa District, Lao Cai Province, S.R. Vietnam、Tel:84-20-3871522 )は、1998年オープンし、サパで最も高級なリゾート・ホテル。山小屋をモチーフにした3階建ての温かい造りが、高級感の中に居心地のよさを生み出している。このホテルを目当てにサパに来る人も多い。館内やお部屋の装飾には、この辺りで暮らす少数民族たちの工芸品が用いられている。スパやレストランなど施設も充実している。今回はスイート・ルームで、1泊朝食付きUS$295。中はアロマの香り。温かみのある部屋です。
 街中を少数民族の人たちが鮮やかな服装で歩いている。市場では民族衣装を売っている。織物や刺繍の技術が高い民族だと言われている。サパの周りには彼らが暮らす16の美しい村がある。

●ターヴァン村 Ta Van
 サパから車で30分。棚田がとてもきれい。サパ周辺に暮らす少数民族の53%を占めるという黒モン族が暮らす村。黒モン族は特に、機織り、染色、刺繍を得意とする民族。黒モン族の女性は12歳になると、母親から織物の技術を学ぶ。麻で糸を作るところから、飾りの刺繍まで、自分の着る物は自分の手で作る。新妻さんのためにご馳走を準備してくれた。豚肉料理。ランちゃんと仲良くなりました。

●ハロン湾
 ベトナム初の世界自然遺産に1994年に登録されたベトナム一の景勝地。一面に広がる山水画のような光景は、中国の桂林によく似ていることから「海の桂林」とも呼ばれている。湾内に浮かぶ奇岩の数はおよそ2000。中国の桂林から続くという石灰質の奇岩群は、世界屈指の自然の驚異と称えられてきた。
 この海を巡るのに、今回は5時間クルーズを利用。1隻チャーターで150万ドン(7700円)。これ以外に、7時間クルーズ、1泊2日のクルーズなどがある。オプションとして、食事をつけたり、奇岩の中の洞窟めぐりもある。出航して30分、ハロン湾に到着。
 しばらくして景色が変わった。海の上に建物が並ぶ。1300人の人が暮らしているという。家には水槽があり、魚などを養殖している。温暖な海には1500種類の魚介類が生息している。
 ハロン湾にはある伝説がある。昔、敵がこの地に侵入しようとしたとき、天から龍が舞い降りてきた。龍は敵の侵入を防ぐため、口から無数のヒスイを吐き出した。それは大小の岩に姿を変え、要塞となり、敵の船をみじんに打ち砕いた。その伝説から、龍が舞い降りた海「ハロン(降龍)」と名づけられたといわれている。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん ベトナムのニャチャン」

 2008年12月27日放送。

●ニャチャン
 ホーチミン経由で6時間半。海が美しく、気候が穏やかなので欧米人にも大人気。人口35万人、年間100万人の観光客が訪れる。漁業によって栄えた港町。フランス統治時代にリゾートとして開発された。
 ダム市場には果物が多い。魚も多い。新鮮な魚(さわら)のすり身を練って揚げたニャチャンの名物「チャー・カー」は1kg8万ドン(400円)で、さつま揚げみたいな感じ。これを切ってベトナムの麺料理ブンの上にのせて食べるブン・チャー・カーは1.4万ドン(70円)で大人気。
 ニャチャン・ビーチでは、カゴをかついだおばさんがロブスターなどを持っていた。お願いするとその場で炭火をつけて、焼いてくれた。鍋の中にはカニやホタテがあった。移動バーベキュー屋さんが大人気。ロブスター1尾5万ドン(250円)。
 フィン・タン・トゥンさん(24歳)が紹介してくれたのは、船で20分行った、ステキな出会いができるラオ島。ビーチもいいが、島の中にサルがたくさんいる。1000匹以上のサルが野性に近い状態で飼育されている。ラオ島ツアーは22万ドン(1100円)。
 エヴァソン・アナ・マンダラ・リゾートはヴィラ形式が74棟ある。天蓋付きベッドでデラックス・シービュー・ヴィラは1泊532ドル。目の前はプライベート・ビーチ。スパもお勧めで、60種類のメニューが用意されている。シックス・センシズ・スパは30分30ドル〜。
 チャンフー通りの横にカゴのようなものが置いてある。中に網を入れて漁をする。1つに4人乗っているカゴもある。竹で作られているトゥエン・ドゥンというカゴで円形になっている。

 新婚さんの朝ごはん。一軒屋に住むド・チャン・フゥン・タオさん(24歳)が作る1品目「ハマグリとトマトのスープ」。はまぐりを20分煮込む。その間にトマトを切り、ガウランという香草を細かく切り、はまぐりの身を丁寧に取り出し、塩胡椒、ナンプラーで味付けして炒める。これを煮汁の中に入れて弱火でひと煮立ちさせる。
 2品目「イカとパプリカの炒め物」。イカを輪切りにし、たまねぎと一緒に軽く炒める。別のフライパンでパプリカ、セロリ、トマトなどを炒め、さきほどのイカをあわせる。塩胡椒、ナンプラーで味を整える。
 3品目「チェー・ダウ・ドー」。小豆を20分煮る。削ったココナッツの果肉にお湯をかけ、タオルで絞ってココナッツミルクを作る。小豆にたっぷりの砂糖とココナッツミルクを加え、ひと煮立ちさせる。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん ベトナムのダラット」

 2008年9月27日放送。

●ダラット
 標高1500mの丘陵地に作られた高原都市。年間平均気温は20度と過ごしやすい。
 ダラット市場に行く。フルーツが多い。真っ赤な大きなのがあるが、ゴォックという。赤い実でご飯に色をつけるのに使う。お米を洗った後に混ぜ、よくこねて色むらが出ないようにして、ココナッツミルクをまわしかけながら1時間蒸す。ソイ・ゴォック?と言って冠婚葬祭には欠かせないとか。
 グェン・テイ・ミン・カイは屋台がたくさん並ぶ。お花のお店が多い。ダラットは「花の町」と言われるくらい花の栽培が盛ん。郊外はビニールハウスが多い。バラや菊は日本にも輸出しているとか。
 ク・チャン・フン・グオは住宅地だが、ヨーロッパ風の建物が並ぶ。ダラットはフランス統治時代の20世紀初頭に、避暑地として開発されたフレンチ・ヴィラが多く残っているらしい。その中の1軒がリゾート・ホテルなので中を見せてもらった。「エヴァソン・アナマンダラ・ヴィラス・ダラット」で、中はとても広い。家具はアンティーク。
 グェン・リン・チン・ヒェン?さん(21歳)が紹介してくれたのは、レストラン「ホアン・キエット」の花を使った料理。にんにくと豚肉を強火で一気に炒め、キムチャム?という花のつぼみを加え、オイスター・ソースなどで味付けをした「キムチャム?炒め」2.5万ドン(160円)。
 エクス・キュウ・ダラットの画廊の店に入る。筆ではなく、刺繍で作られている。工房を訪ねた。ベテランの職人でも1日12平方cmしか縫えないそうです。40−50cmの作品を作るのに2−3ヶ月はかかるそうです。

 新婚さんの朝ごはん。郊外の1軒家に住むウォー・ホアン・ヒュ・ハンさんが作るのは、1品目「ビーツのスープ」。にんじん、じゃがいも、赤かぶを一口大に切り分け、鍋にスープをたっぷり加え、骨付き豚肉を加え一煮立てし、野菜をいれ、45分煮る。塩、ブイヨンで味を整えて完成。
 2品目ベトナムの定番料理「カニの春雨炒め」。茹でたカニの身を丁寧に取り出し、中華なべに油を敷き、にんにく・カニの身と殻・細く切ったキクラゲを加え、しっかり炒める。具を一度お皿に取り出し、その鍋に春雨を入れて軽く炒める。火が通ったらさきほどの具を戻し、炒める。
 3品目「(ベトナム風)緑豆のぜんざい」。予め水にひたしておいたダウサインと呼ばれる豆を鍋にいれ、柔らかくなるまで煮こむ。煮えたら氷砂糖を入れ、ラウカウという海藻と龍眼のドライ・フルーツを加え、さらに煮立てる。全体にとろみがついたら完成。


テレビ番組「びっくり法律旅行社 ベトナム」

 2008年9月25日放送。児玉清、黒崎あゆみ、タカアンドトシさんが司会。ラサール石井、山田邦子、YOUさんがゲスト。

●ホーチミン
 フランスが統治していたので、サイゴン大聖堂、中央郵便局、人民委員会庁舎などコロニアル様式の建物が残る。プチパリとも言われた。ブラジルに次ぐコーヒーの輸出国でもある。カフェは生活の一部になっている。
 ドンコイ通りなど、安くてきれいなベトナム雑貨のお店が並ぶ。刺繍小物など繊細な作り、鮮やかな色使い。バチャン焼きは手書きの絵付けが可愛い。
 食べ物も美味しい。「トム・スー・ハップ・ヌック・ズア(えびのココナッツ・ジュース蒸し)」、「ゴン・クォン(生春巻き)」、「フォー・ボー・チン(ゆで牛肉のフォー)」。
 夜のクルーズ。魚の形をしたフェリー「ベン・ゲー号」に乗って「サイゴン川ディナー・クルーズ」も楽しめる。ベトナム音楽を聞きながらディナーを楽しんだ後は、ロマンティックな夜景が待っている。
 ベンタイン市場はホーチミン市最大。敷地1万平方m、店舗数2000軒以上、営業時間は午前7時〜午後7時(年中無休)。ベトナムの言い伝えで、その日最初のお客が値段交渉して買わないと、その日1日よくないというのがあるので、最初の客になると、かなり値引いてくれる可能性大。すげ傘はノン・ラーという。

 法律について弁護士のボー・ディン・キンさんが説明してくれました。「喧嘩をしてはいけない。また喧嘩のきっかけを作ってはいけない」という法律がある(治安および秩序・社会安全の行政違反行為における政令 第7条)。例え旅行者であっても適用される。違反すると最高50万ドン(3200円)の罰金。アメリカの西海岸では夫婦喧嘩は Domestic Violence となるケースもある。他にも、「暴れてはいけない」(違反は最高640円の罰金)」、「酔っ払って暴れてはいけない(違反は最高3200円の罰金)」、「掃除をせずに汚してはいけない(違反は最高640円の罰金)」、「ごみを捨てて汚してはいけない(違反すると最高1920円の罰金)」などがある。
 「公の場でリードをつけずに水牛や馬、犬などを自由に歩かせてはいけない」違反すると最高640円の罰金。「管理機関から許可なく公の場で、どら太鼓を使って応援してはいけない」違反すると最高3200円の罰金。「運転中に他の車両、動物を引っ張ってはいけない」違反すると最高1300円の罰金。

 バイクの登録台数はベトナムは2100万台、自動車は100万台。ちなみに人口は8520万人。去年の12月にヘルメットの着用が義務付けられた。違反した場合は最高20万ドン(1280円)の罰金。変わったヘルメットも多いそうです。

●メコン川
 車で2時間の町ミトー。栄養豊かな赤土を含んだ川は人々に恵みをもたらしてきた。メコンデルタと呼ばれるこの地域は、魚介類、野菜類も豊富。
 レストランで食事。グレート・ボール・オブ・ライスは4万ドン(260円)で、甘く味付けした餅米をゆっくり揚げてふくらませたもの。「象の耳」と呼ばれる「カー・タイ・トゥオン」という魚のフライは5万ドン(320円)。豚肉を包んだ「チャーゾー(揚げ春巻き)」は6万ドン(390円)。「ガー・スア・ワイ(鶏の丸焼き)」は7万ドン(460円)。ウェイトレスのチャン・ティ・ゴック・ハンさんが説明してくれましたが、ベトナムのほとんどのレストランでは、おしぼりや水は料金がかかる。この店ではおしぼりは2000ドン(13円)で、出てくるので使わずにそのままにしておけば無料。チップやテーブル料はない。
 ミトーを出た小船は30分かけてドイソン島に向かう。水上マーケットがあり、農作物を売買している。船のへさきには、赤の背景に目が描かれている。ツアーガイドのズオン・ティ・ティエト・ハンさんは昔から「ワニを脅すために船のへさきに目玉を描いていた」と言う。これを「ヴェ・マット・ティエン」という。今はワニはいないそうです。
 人口6000人のドイソン島に到着。自由に散策を楽しみながら、地元の人の素朴な生活に触れることができる。バナナ、龍眼、ココナッツなどのフルーツがあるが、自由に食べてもよい。ハイビスカスをプレゼントしてはいけない。ベトナムではハイビスカスは「頭が悪い」という意味がある。
 手漕ぎボートでのジャングル・クルーズも人気。


テレビ番組「世界!弾丸トラベラー 篠田麻里子・大島麻衣さんでベトナム」

 2008年6月21日放送。篠田麻里子(22歳)、大島麻衣(20歳)さんがおこずかい1人2万円で大満足。

●予定
 1日目、10:30成田空港発ベトナム航空(VN)951便で6時間。14:30ホーチミン・シティ国際空港着。両替。15:30タクシーで中心部に行き、自由行動。17:20「ベンタイン市場」で買い物。18:30「船上ディナークルーズ」で夕食または「ベンタイン市場屋台」で夕食。20:00ホテルにチェックイン。
 2日目、4:30ホーチミン空港に。6:00ホーチミン空港発VN320便、7:10ダナン着。7:30リゾート地「ホイアン」に向かう。8:30ホイアンに到着。自由行動。12:30「リバーサイド・レストラン」で昼食か、「街の大衆食堂」で昼食。15:00「ホイアン・ビーチリゾート」でスパ。17:00タクシーでダナン空港に。18:30ダナン国際空港着。19:40ダナン国際空港発VN325便、20:50ホーチミン・シティ国際空港着。
 3日目、0:05ホーチミン・シティ国際空港発VN850便、7:50成田空港着。

●ホーチミン
 東洋のパリとも称される。2万円を両替して、310万ドン。空港から市街地まで90600ドン(590円)。雨が降ってきました。カッパを買う。5000ドン(30円)、すげ笠25000ドン(160円)も購入。かなり浮いてました(笑)
 ベンタイン市場で買い物。ここはホーチミン最大の市場で、雑貨から食品まで格安で揃う。カゴバッグは96000ドンをネギって8万ドン(520円)。ポシェット90万ドンをいきなり45万ドンで交渉(笑)結局55万ドン(3550円)。腕時計10万ドン(650円)、サンダル25万ドン(1600円)など。
 夕食はベンタインで安く仕上げることにした。外に出ると屋台が並ぶ。海老の甘辛炒め、牛肉と野菜のあんかけご飯、エビチリ、揚げ春巻きで、30万3000ドン(1960円)。
 宿泊はホテル「マジェスティック」。ベッドで跳ねてました(笑)屋上のバー「M Bar 」で夜景を見ながらカクテル9.9万ドン(640円)をいただきました。

●ホイアン
 ホーチミンと比較して全く静かな世界遺産。約180年前の街並みをそのまま今に残している。ちょうちんが多くあるが、これは日本人が伝えたと言われている。布を持参するとオリジナル提灯を作ってくれるそうです。そこで布屋「ミーミー」に行って16万ドン(1030円)と15万ドン(970円)の布を購入。これで作ってもらうことにした。
 リバーサイド・レストラン「フルムーン・タウンズ」で昼食。ホイアン川のほとりに店を構え、高級ベトナム伝統料理が堪能できる店。牛肉の香草巻き、ラウラウ、揚げワンタン、揚げ春巻き、ホワイトローズ、プリン、マドレ−ヌ、紅茶、ジャスミンティー、オレンジジュース、レモンスカッシュをいただいて82万2172ドン(5300円)。
 ホイアン・ビーチ・リゾートには船で移動。9.6万ドン(620円)。最近開発されているクアダイ・ビーチにあるリゾート・ホテル「ホイアン・ビーチ・リゾート」。ここの「Zen Spa 」はベトナム産ハープや南国植物など、自然の物を使用することにこだわったスパで、1000年の歴史を持つ方法。「ハーバル&マッド・ラップ」69万ドン(4500円)は、ミネラル豊富な天然マッドにハーブを配合した泥パック。バナナの葉で包んでビニールでラップした。新陳代謝を高め、デトックス効果があるという。「ハーバル・セラピー」90分75万ドン(4840円)は、ハーバル・ボールで全身をくまなくマッサージする。ハーバル・ボールは十数種類のベトナム産ハーブがブレンドされている。
 帰りに提灯屋さんに寄って、1個4万ドン(260円)を支払う。最後のタクシー代で2万円終了。


テレビ番組「にじいろジーン 世界ぐるぐるジーン ベトナムのホーチミン」

 2008年5月17日放送。ベトナム航空の直行便で5時間半。

●ホーチミン
 ベトナム最大の都市。フランス統治時代の面影を残し、東洋のパリと呼ばれている。人々がバイクで行き交うエネルギッシュな光景が名物。家族全員で乗ることもある。夕方のラッシュ時はすごい。女性は暑いが、長袖に手袋で乗るが、日焼け防止とホコリ防止らしい。ベトナムは面積33万平方km、人口8400万人。ホーチミンの自動販売機は人気がないが、みんなコインを持ってないかららしい。街中には屋台や露店がとても多い。ベトナム・コーヒーは30円、フランスパン・サンドイッチは70円、フォーは120円。そのため歩道は庶民の憩いの場。清掃員が歩道をいつも清掃している。1日7000人以上いるとか。

 中心部から少し離れた住宅地。たこ焼きのようなのを作っている。南部で人気のある「ミルク焼き菓子」で、1個40円で、ホットケーキのような味。
 遊園地「ダンセン・パーク」には話題のアトラクションがある。ワニ釣りは1回20円。船の上からもワニ釣りはできるが、1回70円。ちなみに針はついていないので、釣り上げることはできない。

 郊外の高級住宅街に住むチャン・ティ・キム・アインさん(54歳)のお宅を訪問。夫はうるし工芸工場を経営するタイ・フォー・ハイさん。子供たちはオーストラリアに留学中。3階建の5LDK、216平方m。ベトナム・コーヒーは毎朝飲むそうです。ベトナムのコーヒーは世界第二位の生産量。半分練乳を入れるそうです。ベトナム女性は可愛いものに弱いので、チャンさんは世界中の人形を集めているという。
 ベンタイン市場でお買い物。ナスは1kg60円、日本は600円。トマトは60円、日本は660円。脱皮したばかりのカニはおいしいとか。ちくわもあるが、芯の部分はサトウキビ。
 アオザイのお店。アオザイを普段着で着ている人はほとんどいないフォーマルな衣装。普段着はアオババと呼ばれるややゆったりしたものを着る。
 夕食は生春巻き「ゴイクン」。ベトナムでは話題が変わる時や、新しい料理が出てくると乾杯をするそうです。食事の最後は「ブン・ボー」というベトナム中南部で好まれる麺料理。キシメンのようなフォーに対して、ボーは丸い細麺で、唐辛子のたっぷり入った料理。


テレビ番組「世界ふれあい街歩き ホイアン」

 2007年5月8日放送、2008年1月1日再放送。NHK製作。

●ホイアン
 細長い国の真中にある。船には自転車までも乗っている。400年前は海のシルクロードとして賑わっていた。トゥボン川にかかる橋を渡ると世界遺産のホイアンの街。川に沿って1kmほどの町。
 午前6時でも町は目覚めている。町の中には自動車は入れない。三輪の自転車が走る。屋台がある。学校に行く前の子供達が食べている。みんな朝は外食だそうです。隣は黄色い建物で、ベトナムがフランスの植民地だった頃のスタイル。黄色の建物が多い。4人乗りでバイクに乗っていく人がいた。
 細長い家。真中に中庭もある。人は日差しを避けるため?に傘をかぶっている人がいる。チャンプー通り、朝7時なのにお店が開いている。提灯の店がある。井戸があちこちにあります。中庭にガイの葉を干している人がいた。お菓子を作るそうです。葉ともち米を混ぜて、緑豆とでお団子を作っている。洋服工場がある。
 船の先頭に目玉が描いてある。バクダン通りを歩く。アオザイ姿の高校生が自転車に乗っている。マスクをしている。人が多いので、高校でも午前だけと午後だけに分かれているそうです。
 午後2時。チャンフー通りはホイアンの買い物通り。
 日本橋。入口に狛犬がいる。真中にお寺がある。来遠橋と書いてある。提灯にはカタカナでホイアンと書いてある。16世紀に日本人が作った橋。
 橋の近くのお店は、刺繍を売っている。素晴らしい芸術です。屋上に上がってホイアンの街並みを見せてくれた。瓦屋根がいろいろな向きに見える。上から見ると茶色の町の間に緑が見える。
 緑の多い場所がある。畑?の中で働いている人がいる。空心菜の畑でした。3時には小さな貝を食べている子供たちがいた。
 午後5時。川に戻ってくると市場がある。黒胡椒。稚貝は野菜と一緒にスープに入れるそうです。ビンロウという実を食べている。口が赤くなります。
 午後6時。夕陽がきれい。お店の前には先祖へのお供え物が置いてある。毎晩するそうです。ガイの葉で作ったお団子でした。ランタンの淡い灯りが印象的です。

 ホイアン遺跡保存センターのハイン・リーさんが説明してくれた。商人たちの家はうなぎの寝床のように長いことが特徴。長さは30mくらい。川から運んで通りで売ったらしい。家の中を涼しくするような工夫がしてある。中庭と天井の高さ。最も古いもので200年経つが、修復しながら使っている。

 ホイアン料理店店主のトラン・タン・マンさんが名物のカオラウを作ってくれた。たっぷりの野菜と麺を少しのスープでいただく。この麺はホイアンだけの麺。この麺はコシが強い。その理由は井戸にある。井戸水には石灰分が多くコシが強い麺ができる。

 ホイアン・ランタン協会会長のタン・ノック・ティーさんが説明してくれた。芯は竹で作られ、竹の枠組みを調整するだけで独特のカーブを描く。貼るのは紙ではなく布。たたむのは横でなくて縦。ベトナム中から買いに来るそうです。


テレビ番組「探検ロマン世界遺産 ベトナム・ホイアン」

 2007年10月27日放送。鬼頭あゆみさんが案内。

●ホイアン
 名古屋コーチンのコーチンは、江戸時代に朱印船が一番多く訪れたのはコーチンに由来する。現在のホイアンで、トゥーボン川を5km遡った内陸にある世界の交易港として名を馳せた。400軒近い商家が900m近い通りにひしめいている。この港町に中国、タイ、ポルトガルの商人たちが押し寄せてきた。
 港に到着すると懐かしい感じの建物が並ぶ。朝の市場は賑わっている。うなぎ、雷魚など。
 お店の木のシャッターは300年前に考案されたもの。扉を無くし、わずか4mの間口でも多くの商品を置くことができる智恵。現在は旧市街には2万人の商人が暮らしている。ほとんどがかつては外国と貿易した人たちの子孫。
 お邪魔したのは17世紀から続いている伝統の商家。外国人との商談は中庭でお茶を勧めながらしたそうです。ほとんどの商家は細長い。奥行きの平均は30m。
 商家8代目のレ・ティ・ビック・ランさんが行き着けの屋台に連れて行ってくれた。市場で食べてもらいたい料理があるという。店のメニューはただ一つ「カオラク」という伝統の麺料理。麺がもちもちしている。昔日本の商人がここでうどんを食べたくて考え出した料理だそうです。400年前、ホイアンには朱印船で延べ2万人もの日本人が訪れていた。
 日本の商人たちが残したのは食べ物だけではない。日本橋は日本の商人が3年かかって作った。橋のたもとに猿と戌の置物があるのは、申年から戌年までかかったことを意味している。
 昼下がりは気温40度、湿度80%になるので、休憩となる。最盛期はホイアンには港に入りきれないくらいの外国船が訪れ、川は対岸まで停泊した船でいっぱいだったという。岸にお椀の船があった。2人乗りで、船の前で漕ぐが、思ったよりも早い。ザル船はかつては停泊していた船の間を行き来していた。船の内側には Bo Phan という牛の糞が塗ってある。べたべたするそうです(笑)
 当時、ホイアンは日本の銅銭を盛んに輸入した。銅が取れなかったので、日本の銅銭を輸入して使っていた。通貨の単位はずばり「銅」。これが現在のドンになっている。
 17世紀のホイアンの様子を描いた絵があるが、商家の奥行きは今ほど長くない。雨季が近づいた7月にランさんの商家では2階に荷物を上げる。雨季には洪水が起こるので、商品が濡れないようにするという。
 川を下ってみた。15分、船の速度が突然落ちた。浅瀬になっている。別の船はみんな降りて舟を押していた。雨季に流れてくる土砂のせいで、昔からどんどん浅くなってきたそうです。雨季には4ヶ月で3000mmという雨が降る。河口に近いホイアンでは川が浅くなり続けた。17世紀に川が浅くなり、大切な船着場が遠ざかった。商人たちは店をつないで船着場につないだ。そのためにうなぎの寝床のようになった。さらに川が浅くなると、二階に商品を上げるようになったらしい。

 森の奥には虎や毒へびが住んでいる。木のオブジェがある。ランさんはこれを仕入れている。迎えた人はいきなり燃やし始めた。いい香りがする。これは沈香と呼ばれる香木。熱帯雨林に育つ沈丁花科の植物には深い香りがある。正倉院にはホイアンから出荷されたという巨大な沈香がある。削られた後には、足利義政や織田信長らの名前が残されている。何故香りの深い沈香が取れるのか。グエン・ハオさんが見出したのは、雨季に入る直前に木にドリルで穴をあけると、木が腐らないように樹脂を分泌し、それで香りが深くなる。
 熱帯雨林が生んだのは、ほかにも黒檀、鉄刀木(たがやさん)もある。タンニンがこの風合いを産むという。ほかには香辛料、シルクが川の上流の名産だった。
 商家にはあちこちに鯉の姿が彫られている。流れに逆らっている鯉の姿を見て、その強さに共感したせいもある。

 旧市街にはフランス植民地時代のコロニアル建築の建物がある。19世紀末に町は植民地となった。20世紀、ベトナム戦争がはじまると、北ベトナムと南ベトナムの国境地帯となった。人々は町の風情を守りぬこうとしていた。
 ランさんの家では、最盛期の時期に着ていたシルクの姿を再現しようとしていた。当時のスペイン商人が日記に詳細に書いていた。「5,6色のシルクを着ていて、それは春を思わせるものだった。10cm幅で色を重ね、足先は見えない。」それはおもいがけない美しさだった。植民地時代や戦争で失われた伝統がある。ランさんはシルクの産地にかつての伝統がないか、調べている。今回はナムフック村を訪問した。17世紀の「蚕の女王の墓」は立派で、当時の繁栄が理解できる。今でも村には27軒機織の工房が残っている。しかし、シルクは一つもなかった。木綿でした。探し回ってドアン・ティ・ナムさん(71歳)を見つけた。戦争で焼けたそうです。

 夜には各家々の戸は開けられている。戦争時にスパイの取り締まりがあり、住民たちは疑われないように扉を開けておくようになったという。当時の事を話たくない人が多い。南側についた人は土地や年金などを没収された。同じ町の隣人同士で格差や憎しみが生まれた。ランさんの一族は南側についたので、20年前まで財産を没収されていた。
 1週間後、400年前のホイアンのドレスが出来上がった。ナムフック村のナムさんに着せてあげました。


テレビ番組「知っとこ! 世界の朝ごはん ベトナム」

 2007年9月29日放送。

●ダナン
 ベトナム中央の商業都市。観光の拠点でもある。人口80万人。まわりを山と海に囲まれている。通りはバイクが多い。自転車でものを多く走っている。昔はシクロとして利用されていたが、最近は利用されないので、荷物を運ぶ。
 コン市場では、唐辛子、ターメリック、干しエビの山。白いものがあるが、お米で作った生地で、フォーの素だった。フォー1kg8000ドン(60円)。いろいろな種類の麺がある。生なのでその日しかもたない。
 ハン川沿いで朝、人が何か手に持って団体で踊っている。振り付けの道具で、体操をしているらしい。一人だと長続きしないためらしい。
 グェン・バン・ヒェウさんが紹介してくれたのはホイアン。

●ホイアン
 車で30分。16−17世紀に栄えた貿易都市で、世界遺産。ホイアンのシンボルは日本人の建てた橋「日本橋」。細い路地には井戸もある。どの建物にも提灯(ランタン)が下がっている。これも名産品。
 グェンチュントー通りを歩くおじいさんが、即席の店を出した。シーマというおやつで、今でも作っているのはこのおじいさんくらい。黒ゴマと砂糖を煮込んだもので1杯2000ドン(15円)。このおじいさんのシーマもホイアンの名物だそうです。

●ダナン
 住宅地に住む新婚さんのファム・ティ・ゴック・スンさんの作る朝食。1品目は「ボー・サウ・クー」。トマト、人参、たまねぎ、パイナップルを大きめに切る。たっぷりの油を熱したフライパンににんにくを入れて牛肉を炒める。これに先ほどのを入れて塩、胡椒、砂糖で味を整えて、長ねぎを上から散らして完成。
 2品目は「ラウ・ムォン・ルオック」。唐辛子とにんにくをみじん切りにし、ヌクマムに浸す。砂糖などえ味を整えて、隠し味のレモンを絞って調味料ヌクチャムが完成。空心菜を茹でて完成。
 3品目は「スープ・ラグ」。骨つきの豚肉を鍋に入れて、そのまま強火で10分煮る。一口大に切ったジャガイモ、タロイモ、人参を加え、塩と砂糖で味付け煮込む。香りづけに長ネギを加えて完成。


テレビ番組「世界遺産新たなる旅へ ベトナム・ハロン湾」

 2007年9月29日放送。

●ハロン湾
 海の桂林と言われる幻想的な風景。島の切り立った崖は人を寄せ付けず、手つかずの自然がそのまま残されている。水面に映る島々は1日の日の位置によって七色に変化する。およそ1500平方kmに及ぶ海域に島々が点在する。
 島は石灰岩のカルスト地形で、この地層は中国の桂林までつながっている。桂林は数億年前までは海底にあった。地殻隆起で桂林が海上に出た時、ハロン湾も海上に出たと考えられている。ベトナム有数の景勝地として、世界中から観光客が集まる。カルスト特有の地質が織り成す奇岩の数々。入り組んだ地形はかつては海賊やゲリラの隠れ家になっていたが、今は観光客の目を楽しませている。
 ハロン湾にはある伝説がある。侵略者に悩まされていたこの地に、龍の親子が現れ敵に攻撃を加え、侵略を食い止めた。?は岩に姿を変え、龍が歩いた跡は谷となった。龍が降り立ったという意味のハロンと名づけられた。

 ハロン湾の中心地ホンゲイ港。朝、新鮮な魚が次々上がってくる。エメラルド・グリーンの海は海藻類が豊かに育つ魚介類の宝庫。海の上に住み、漁をしながら生活している人がいる。タイさん一家もそう。何代も前から一度も陸に住んだことがないという。1日に3−4kgの魚で家族が最低限に暮らしていける。住むのは静かな入り江にあるハン・ザー村。ホンゲイ港から船で3時間の海に浮かんだ村。村ができたのは1994年。次第に集まって村になった。きっかけは魚の養殖が始まったこと。現在人口768人、127世帯が海の上で暮す。
 村の中の移動手段は全て竹を編んで作った小さな船。子供たちの通学も船。学校には120人の子供達が通う。授業は午前と午後の2部制度で、5人の先生が教える。創立は1999年。村には電気も水道もないが、村に1軒ある店が水などを配達してくれる。野菜も船でホンゲイ港から来る。
 海で採れる魚の量が減ってきたので、タイさんも養殖を始めた。ここにいる家族は多くのものは望んでいず、家族で幸せに暮らしたいという気持ちを持っている。


テレビ番組「ポカポカ地球家族 ベトナム・ホーチミン」

 2007年8月25日放送。

●ホーチミン
 日本から直行便で約6時間。ベトナム最大の都市、人口600万人。東洋のプチパリと称えられる美しい街。10年前までは高層ビルも少なく、のんびりとした面影があったが、町全体が生まれ変わろうとしている。有名ブランド・ショップも続々オープン。アオザイを着ている人も減った。シクロが昔は多かったが、今はスクーターやバイク。
 若者たちが集まるカフェも増えてきた。女性に人気の「ファニイ」で人気なのはアイスクリームで3人前11.8万ドン(890円)。10種類のアイスと新鮮なフルーツをストロベリーとチョコレートのソースで味わう。ヘルシー・ブームのホーチミンで話題のお店「アシマ」はキノコ鍋。22種類のキノコから好きなものを選び、肉や野菜などと煮込んでいただく。2−3人前で15万ドン(1130円)〜。メイク専門店「ベヌー Venu 」ではメイク料金は16万ドン(1200円)。ベトナムの女性は普段はメイクはしないが、特別な日にはこうした場所でメイクをしてもらう。目元を濃くして、ホリを深く見せるのが今の流行とか。

 ここで2005年12月から美容室「ル・ミュウ Le Mieux 」を経営しているのが、光本滋実さん(36歳)、夫はダニー・ブイさん(36歳)、長男:ディラン君(7歳)、長女:ニコールさん(7ヶ月)。他に日本人スタッフ1名(渋田真弓さん)、ベトナム人スタッフ3名が働いている。カット&シャンプーで14ドル。他のお店と比べて費用は3倍。お客の多くは日本人だが、ベトナム人のお客も増えている。閉店した日本の美容室もあるし、競争が激しく大変だそうです。ネイルアート4ドル〜も手がけている。実は、ベトナムでは、美容師免許登録制度がなく、誰でも営業出来る。「ティン Thin 」はホーチミンで最も人気のある美容院の一つで、40名のスタッフが働いている。ベトナムならではの特徴がシャンプー。お店の多くがシャンプーの原液を乾いた髪に付け、その後、水を足しながら泡立てていく。そして、爪を立ててゴシゴシ洗う。髪をすすぎながら、顔も一緒に洗う。バイクに乗る人が多いので、顔の汚れも落とす。外国人が成功しないのは、自分たちの思う美しさとベトナム女性の好みが違うためだと、オーナーのティンさんは語る。ちなみに男性専門の理髪店ではカット2万ドン(150円)。耳掃除は60円。
 光本さんの自宅はお店の2階と3階部分。4LDKで家賃は8万円。お店の営業は夜7時まで。その後夕食の支度が始まる。日本の食材も簡単に手に入るために、和食が多いとか。

 午後1時、近くの食堂「ミーチュウタック」で昼食。自家製の麺が地元で評判で、たまご麺に豚で取っただしに新鮮なエビが入った「エビ入りスープと麺」3.5万ドン(270円)。スープと麺が別々に出てきて、つけ麺にしたり、スープをかけたりと食べ方は自由だが、かけて食べる人が多い。
 二人は1997年ダニーさんが暮らしていたハワイで出会った。海外でも活躍出来る技術を身につけようとハワイの美容学校に留学した滋美さん。99年に結婚、ダニーさんも美容師の資格を取得し、2001年にベトナムに移住した。

 地元でも人気の高級スパ「サイゴン・スパ」は河辺で豪華な白亜の建物。スパは今ではホーチミンだけでも50軒以上ある。ここでの人気は「パパイヤのトリートメント」で、2時間コースが65ドル〜。古い角質を取り除き、美肌効果があるそうです。滋美さんは将来、自分のお店でもフェイシャルやボディーを含めたトータル的な美容を目指したいと思っている。

●ブンタウ
 ホーチミンから一番近いリゾート地、ブンタウ。市内を流れるサイゴン川を高速ボートで下る。75分で到着。ベトナムでも人気の観光地。大きなビーチがあり、一年中海水浴が楽しめる。漁港が近いブンタウでは海の幸が追おいしいレストランがたくさんある。「ホンバン・レストラン Hong Vam ?」でロブスターより一回り大きい錦エビの炒め物は66万ドン(5000円)。ヌクマムで味付けして炒めてある。生きたカニは塩焼きにしていただく。28万ドン(2100円)。生ガキ4個12万ドン(900円)。生ガキを食べるのにベトナムの人は大量のワサビを使う。日本のねりワサビを1本まるまる使ってしまう人も多いらしい。あとはレモンを絞って頂く。
 ブンタンは滋美さんにとって忘れられない場所でもある。6年前ベトナムに来て、ベトナム人の上司が客のクレームや安全管理の問題を聞き入れず悩んでいた時にブンタンに連れてきて話をしてくれた。「この国は開放されてそんなに経ってないからすぐには変わらない。でも変わらないわけじゃない。一緒に成長していけばいい。」

●ヌクマムをソースに使ったアイデア料理
 ベトナム屋台食堂「マイマイ」さんの案。揚げ物を、ヌクマムを少し加えたマヨネーズでいただく。ゆで卵の黄身を入れたヌクマムに、温野菜をつけて食べる。ヌクマムを加えたトマトソースで冷やしソーメンを食べてみた。ライムを加えるとベトナム!っていう感じになるそうです。


テレビ番組「世界遺産 ベトナム・ハーロン湾」

 2007年6月3日放送。ベトナムの人が語り継ぐ伝説がある。存亡の危機に空から現れた龍が外敵をけちらした。その海はハーロン湾と呼ばれる。その数は2000以上。奇岩の島々が並ぶ神秘の海。3億年以上の年月が作った奇蹟。1994年世界遺産。

●ニンピン省タムコック
 山水画に描かれてきた奇岩の風景。中国の桂林に似た風景が東南アジアまで続いている。タムコックの水田に顔を出す岩山の群れは「陸のハーロン湾」と言われている。
 その一角、岩山の懐で守り神のように人々に信仰される寺「ティエンフォン洞窟寺」がある。古の伝説はここから始まる。龍はこの近くから天に舞い上がった。

●ハロン湾
 龍は舞い降り、ヒスイを吐き出した。ヒスイは島となり、堅牢な要塞となった。要塞は敵の進撃を防ぎ、敵の船を粉みじんにした。伝説さながらの戦いは実際にあった。13世紀にモンゴルの兵による3回の進撃。その時、ベトナムの人々はハーロン湾の島を要塞として、敵を撃破した。
 外洋からやってきた人々は迷路に方向感覚を失い、漂流を余儀なくされた。名前をつけられた奇岩は水上を行き交う人々の道しるべでもあった。「闘鶏」、「親指」、「カエル」、「香炉」、「貴婦人」、「人の顔」など天然の彫刻が並んでいる。この独特の地形は桂林と同じ起源で、石灰岩が長い時間をかけ、削られた。雨は地中にしみこみ、もう一つの幻想的な世界を作った。
 それは鍾乳洞で、スーンソット洞窟などが広がっている。世界に広めたのはフランス人で、1901年鉱物資源を探し求めていた調査員が偶然洞窟を発見した。高さ20mの巨大な鍾乳石。当時のフランス人は驚きの洞窟と呼んだ。ダウゴー洞窟。方解石の結晶も美しい。

 バンチャイ村では人々は悠々と船を走らせる。岩山に守られた海を生活の場として選び、水上生活をしている。最長老のズン・ティ・ブイさん(96歳)は祭壇に祈りを捧げる。床下のいけすには海の恵があふれている。カブトガニ、シャコ、モンゴウイカなど。ハーロン湾の魚介類は1000種を数えるという。
 1万年前に氷河期の終焉と共に海水面が上昇し、奇岩の半身が海に沈んだ。海面からの岩山の高さは最高で200m、その絶壁は海の底まで続いている。

 レウ島。生命の神秘も隠されている。チベットを北限とするアカゲザル。陸地から離れた島に彼らがどうやってたどり着いたか。島が孤立する以前からいたのか、何らかの理由で島にたどり着いたのかがわかっていない。
 1937年、チンダウ洞窟などのいくつもの洞窟の調査でもう一つの不思議が発見された。およそ4500年前の新石器時代の石斧など。その形状はベトナム本土ではとても見られないものだった。ここには高度の漁労文化があったことがわかった。クアンニン省博物館のチャン・チョン・ハー館長は土器も発見されていると語る。石器を使い、船や漁労のための道具を作りだしたと考えられている。
 ロンティエン寺は伝説の龍が最初に降り立った場所とされている。2月17日寺は初詣の客で賑わった。
 バンチャイ村では、旧正月は一年で最も静か。ここではバインチェン(ベトナム風ちまき)で祝う。珍しく肉が入っている。新年の大切な儀式が始まる。崇めるもの全てを龍に守られた海に返す。  ハーロン市場は魚介類で活況。


テレビ番組「ポカポカ地球家族 ベトナム・サパ」

 2007年5月5日放送。

●ハノイ
 日本から直行便で約4時間半。1000年の歴史をもつベトナムの首都で、政治・文化の中心地。人口315万人。ホーチミン廟もある。ハノイとは「河の中の都市」という意味。市内を流れる広大なホン河がその由来。市内にはタイ湖やホアンキエム湖など大小10以上の湖があり、水と緑に囲まれた町。
 そこから夜行列車に乗る家族がいた。吉澤岳史さん(42歳)、妻のタインさん(32歳)、長男の造君(5歳)。寝台客室はサパまで1人1260円。
 家族はタイ湖の近くに暮らしている。3階建の4LDKで、家賃は月3.5万円。生活スペースは1部屋で、その他の部屋は裁縫のための工房。従業員は20人で、耳が不自由な人が多い。作業を取り仕切るのは妻のタインさん。

●サパ
 ハノイから北西へ300km、約8時間、朝6時にラオカイ駅に到着。標高1600mのサパは、フランス統治時代に避暑地として開発された美しい街。周囲には少数民族の村が多くあり、村を巡るトレッキングの拠点として観光客に注目されている。棚田も美しい。
 中心にある市場に行く。週末には、周辺の少数民族が鮮やかな衣装を着て品物を売っている。サパ名物のおやつ「バインザン」は1個1000ドン(7円)。餅米の生地でふかした豆を包んで揚げたもの。
 郊外の高級ホテル「ビクトリア・サパ」の中にファッション・アイテムや雑貨を扱う吉澤さんのお店がある。最も力を入れているのが藍染め製品。藍染めは少数民族が300年の伝統を守り続けてきた伝統文化。吉澤さんのお店は外国人観光客に大人気。町の中心部にも「インディゴ・ストア」を開いている。相当安いそうです。スカーフ1000円。スカート3500円。帽子1200円。

 1997年、吉澤さんが少数民族を巡るトレッキングツアーに参加した時のガイドが、今の奥さんのタインさんだった。彼女のガイドは評判で、地元でも人気者だった。吉澤さんが一目惚れして半年後、またサパを訪ね交際を開始、2年間の時をかけて2001年に結婚した。
 ベトナムに移住して7年。吉澤さん夫婦は大きな夢を持っていた。夫婦2人で購入した1300平方mの土地。サパの美しい山々を見下ろす高台に、伝統技術を守る工房を作りたいと語ってくれました。

●バンホー村
 サパの郊外。藍染めは防虫効果や消臭・保温効果があり、昔から生活の中に生き続いている。吉澤さん夫婦はここに住む黒タイ族のルーティウッさん(51歳)に会いに行った。彼女は藍染めの第一人者で、丹精こめて作る藍染めの生地を夫婦は気に入っています。
 藍染めは、まず藍の葉を水に3日間つけ込み、消石灰を溶きいれ、染料のベースとなる泥藍を作る。これがとても大切な作業で、名人は「泡の音」を聞き分け出来を探るそうです。泥藍を水に溶かし、草木やお酒などを加えて1週間寝かせる。手織の生地をゆっくり浸して染めていく。生地が空気に触れると青く変色する。染めては洗い、干しては染めるというのを繰り返し、好みの色になるまで何度も繰り返す。仕上がりまで1ヶ月かかる。
 手間がかかる割にお金にならず、後継者が減り続けていて、危機が迫っている。吉澤さんは現金収入を得てもらって、藍染めの文化を守りたい、と考えている。

 この村にはまだ、電気もガスもひかれてないので、今でも薪で火をおこし料理をする。よく足を運んでくれる吉澤さんを、今では家族のように出迎えてくれます。ルーティウッさんは黒タイ族の家庭料理でもてなしてくれた。

●ホータウ村
 訪れたのは違う民族「黒モン族」の村。ろうけつ染という民族衣装にオリジナルの模様を描く。これはハチの巣から作られるロウ「蜜蝋」で、麻の生地に模様を描いていく。染めてからお湯にくぐらすと蝋が溶け、その部分は元の生地の色がそのまま残るという技法です。ハラ・ティ・サイさん(45歳)はまだ3年目で、ろうけつ染めも後継者がいなくなっている。


テレビ番組「浜田雅功&小川菜摘ファミリー ベトナム旅行」

 2007年1月27日放送。浜田雅功、小川菜摘、ココリコ遠藤章造、千秋、ハイヒール・モモコ家族、阪神タイガース・コーチ星野伸之家族の17名がベトナムを大観光。2年前のグアム旅行に続く珍道中。ベトナムにはベトナム航空の直行便で6時間。2006年12月31日にベトナム入りした。ハノイからダナン空港に到着したのは夜10時だった。よみうりテレビ製作。

●ホイアン
 世界遺産の町。16世紀に中継貿易都市として栄えた。日本人も多く住んでいた。宿泊はザ・ナムハイ・ホテル The Namhai Hotel で、コテージ形式だが、高級リゾート。ワン・ベッドルーム・プールヴィラには管理人が常駐し、リビングなどは別棟。寝室にも浴槽がある。スパも充実して、昨年12月にオープンしたばかり。12月30日は小川さんの誕生日だったので、パーティをした。翌朝、プールがあり、向こうは海。芝生がとてもきれいで、1軒がとても広い。
 日本橋(来遠橋)は日本人が作った。自転車に人の乗る車のついたシクロで散策。ゆったりした空気が流れる。名物はランタン。
 視聴者プレゼントを購入した。星野夫妻はボトル置きとお皿のセット、遠藤夫妻はベトナム笠、浜田夫妻はシクロの置物に決定した。
 3大名物を食べに行くことになった。いい雰囲気の高級レストラン「ナムロン Namlong 」は店内は中国の宮廷をイメージしたという。リバーサイドのテラス席はいい感じ。「ホワイトローズ」4.5万ドン(315円)は海老のすり身をお米の粉で作った皮で巻いて蒸したもので、特製のタレで食べる。「揚げワンタン」5.25万ドン(368円)は豚肉のミンチと海老のすり身を皮に巻いて揚げたもので、少し辛いチリ・ソースで食べる。「カウラウ」5.25万ドン(368円)は、日本人が伝えたと言われるもので、米でできたうどんのようなもの。チャーシューや揚げ煎餅と絡ませながら食べるとおいしい。
 夜の町に出る。夜は電気が消され、ランタンのライトがきれいな「ランタン・フェスティバル」。面をかぶり目隠しをした状態で、数メートル先の壷を叩いて割るゲームがあった。

●メコン川
 ツアーガイドは森進一風のTAIさん。メコン川は中国、ラオス、ミャンマー、カンボジア、ベトナムをまたぐ全長約4000kmの河川。数百の中洲が点在している。中州を散策。蜂の巣箱があるが、蜂は訓練されていて人を刺さないという。次いで体長3m重さ10kgのニシキヘビを星野、千秋にかけられました。ジャングルを抜けると6人乗りの手漕ぎボートでクルーズ。

●ホーチミン
 宿泊はシェラトン・サイゴン・ホテル&タワーズは、観光の中心ドンコイ通りに面した23階建。日本人スタッフの対応はもちろん、プール、スポーツジムなどの施設も充実。浜田ファミリーはプレジデンシャル・スィートで超豪華。
 ゴルフはソンベ・ゴルフ・リゾート Songbe Golf Resort Vietnam で罰ゲームをかけて対決し、浜田・遠藤組が負けました。
 奥様方はベンタイン市場 Ben Thanh Market で買物。何かの商品はデパートで2万ドン(140円)だったが、こちらは1.6万ドン(120円)。髪飾りは5万ドン(350円)で、「ボッ・ディ」(まけて)攻勢をかけた。バッグは24万ドン(1680円)を15万(1050円)で購入。サラダ・フォーク&スプーンも15万ドンを10万(700円)で購入。

 ナイトマーケットに出る。罰ゲームはホーチミンTシャツを着ることでした。屋台は毎晩6時から開催。活きガエルもいる。Sao Dong と書いてあるテントの場所でベトナム料理を堪能した。「串焼き5種」4.2万ドン(294円)、豚肉の煮込み1.5万ドン(105円)、海老の焼きちくわ3万ドン(210円)など。
 夜は卓球をして、全員朝鮮人参ジュースを飲みました。

 ティエンハウ廟(天后宮)を訪問。華僑たちが信仰している。奥にある円錐型のものは線香で、願い事を書いて線香に火をつけて天井に吊るしてもらった。

 ホーチミン市中心から約18kmのスイティエン・テーマパーク Suoitien Theme Park はベトナム最大。遊園地やプールもある。今回はワニ園に行った。ワニが1.5万匹いる。ワニ釣りに挑戦。

 「ミス・アオザイ Miss Aodai 」は日本語も通じる。広い店内。破格の値段でオーダーメイドができる。デザイナーもしている千秋さんは本格的。

 最後の夜はレストラン「インドシン Indochine Restaurant 」で高級ベトナム料理を堪能した。各自製作したアオザイを着て、ご主人と記念撮影をした。「アスパラとカニのスープ」6.75万ドン(473円)、「蓮のご飯」6.75万ドン(473円)。


テレビ番組「地球街道 六平直政さんでベトナム・クラフト紀行、神秘の水紀行」

 2006年12月2日、9日放送。伝統工芸を作る人との交流。

●ハノイ
 旧市街は36通りと言われ、独特の店が集まり、職人街が形成されている。錫通り PhoHang Thiec ?はトントン音がしている。間口は2mもないお店も多い。六平さんは武蔵野美術大学出身、専門は金属彫刻だったので、はんだにも慣れていた。墓石、竹製品もあるが、王宮への献上品を作る過程で、すぐれた伝統工芸品が生まれた。刺繍による絵は素晴らしい。

 農民たちの伝統の文化「水上人形劇」がある。ファン・ヴァン・ガイさん(72歳)は愛嬌のある人形を作っている6代目。人形たちは全て動かすことができるように作られている。息子のファン・ヴァン・マン(50歳)、ファン・ヴァン・メエ(47歳)、ファン・タン・リエムさん(41歳)らと作り、巡回公演を行なっている。今までに作った人形は800種類。フランスやアメリカとの戦争中も作っていたそうです。素材にはいちじくの木を使う。最近考案したのは、ラバーを間に使った魚で横に柔軟に動きます。
 「10月10日」幼稚園での公演では組み立て式のプールが使われる。1話3分で合計12話行なわれる。魚も龍も自然に動いていました。

●フーラン村
 ハノイの東40km。田んぼの中を進み、レンガの町並みの村に入った。薪が多い。900年前から陶器が焼かれてきた村。近年売上が伸びず、村が寂れかけてきた。3年前に海外でも高い評価を得ているヴィー・フー・ニュンさん(32歳)がやってきた。伝統的なものの上に新しいものをつけている。壷なら壷をろくろで回した後に、絵になる部分を上から貼り付けている。陶芸を志す村の若者を雇って指導もしている。六平さんもやってみて、ニュンさんの印象を1時間で完成。ニュンさんも作りました。色をつけて焼いてもらいました。

●??
 ホーチミンの北250km。ジャックフルーツを運んでいる人がいた。1個30kg8万ドン(600円)。ベトナム戦争後31年の時を経た。

●ダライサップ滝
 カンボジアとの国境に近い高原地帯、メコン川の支流セレポック川 Sere pok が流れる。その上流にベトナムで最大級の滝がある。ダライサップ滝 Thac Dray Sap は土色の水が流れる。高さ15m、幅80mですさまじい勢いの濁流。吊り橋で見ることができます。カッパを着て近づく。ダライサップとは「煙の滝」の意味。すごい迫力です。滝の中で魚を獲っていたのはモ・ギン(34歳)と弟のモ・ブンさん(33歳)。焼いて食べさせてくれました。

●ブオンドン村 Buon Don
 近くに珍しい村があるので立ち寄った。イー・サムリー・ブンジャーさん(22歳)一家は象を飼っている。父はイー・ラン・ニイエーさん。村には13頭いる。川で水浴びをしました。最近の仕事は村に来た人を象に乗せること。

●ハロン湾 Minh Ha Long
 ベトナムで一番きれいな海で、ベトナムで最初に世界遺産となった。ハロンとは龍が舞い降りるという意味。船に乗ってクルーズするが、南画の世界だという。サンゴ礁が厚く堆積してできて石灰岩層で、土地の隆起や侵食によりこういう地形になった。
 2時間も進むと水上で生活するバンチャン村 Bang Trang に到着した。作りのしっかりした建物はブンタン小学校だった。児童は60人。子供たちは自分たちの船で通っている。
 グェン・バン・ダンさん(42歳)宅を訪問した。奥さんはグェン・ティン・ダン(39歳)、長女はグェン・ティ・ミン(18歳)、長男グェン・バン・ラン君(5歳)。仕事は魚の養殖で家の下で飼っている。売値は1kg50万ドン(3700円)。ゆったりした生活です。
 晩ご飯は暗くならないうちに始まる。夕食は近くに住むおばあちゃんグェン・ティ・カイさん(70歳)も一緒。
 夕食後、とっておきの場所に連れて行ってくれた。夕陽が沈むのがとても美しい。


テレビ番組「水郷ロマン紀行、柳川、麗江、メコン」

 2006年9月9日放送。三田村邦彦、さとう珠緒さんが出演。今、水とふれあう暮らしが見直されている。優しさ、豊かさを水に求め、水の町を訪ねていく旅。中国、ベトナムを旅する。法政大学の高村雅彦助教授は、昭和に水から陸への移動により産業も発展したが、今、失われた心を求める動きがあると語る。テレビ西日本製作。

●福岡県柳川市
 400年前に築かれ、人々の生活を支えてきた。北原白秋を生んだ故郷。うなぎは有名で、せいろ蒸しと蒲焼をいただいた。

●ベトナム・メコン川
 カントーの1日はベトナム最大の水上マーケットから始まる。1000艘くらいの船がでている。珍しい果物が多い。ジャックフルーツはマンゴーのようなバナナのような味。陸の市場も活気がある。カエル、ヘビなども売っている。メコン川はチベットに源を発する。
 カントーから船で1時間、豊かな水の里ニャンアイ村を訪ねた。果樹園を営むバイカムさん(72歳)宅を訪問。息子は5人、孫は10人以上いるそうです。水辺の暮らしは食べ物も沢山あって都会よりいいそうです。
 出会う人はみんな笑顔。果樹園で果物取りをレティ・ハインさん(30歳)が教えてくれました。コックというナシに似たものを収穫した。味はリンゴとナシみたいな感じだそうです。男の人は手伝ってくれないみたいです。
 ネズミ料理をいただきましたが、鶏肉の感じで、おいしいそうです。洗い物は家の前の小川でして、きれいな雨水で最後に洗う。
 朝6時、果樹園で取れた果物をフォンディエン水上マーケットで売る。1籠?1.7万ドン(120円)。


●中国・上海周辺
 長江が流れる上海は近代化が進む。周辺には有数の水郷古鎮がある。古鎮とは古くからの商業の町のこと。

●中国・安昌
 紹興酒で有名。千年古鎮と謳われている。1本の水路に沿って3里の石畳が続き、まだ観光地化していない。床屋の女将と談笑。小さいけど、一番の人気食堂「古鎮宝麟江家?」でソーセージ(香腸:シンチャン)、などをいただいた。主人の沈宝麟(シン・ポォリン)さん(53歳)一家とも談笑。

●中国・紹興
 紹興酒として知られる。水の里では昔からおいしいお酒ができる。もち米と麦麹が原料で、冬に仕込まれ、夏はお休み。甕に仕込まれ広大な酒蔵で寝かされる。20年ものをいただきました。

●中国・周荘
 上海から西に60km。900年の歴史があり、観光化されている。水の町で、夏休みにはたくさんの観光客が涼を求めてやって来る。双橋などの橋の多くは明、清時代のもの。機を織る人がいる。臭(チョウ)豆腐1元の店で、豆板醤をつけていただいた。外の匂いはたいしたことなかったが、食べたら、魚のすえた匂いがしたそうです。飴を練っている人がいた。豚足を煮たものを売っている店が多い。周荘の名物の「万三蹄(ワンサンティ)」は、豚の足をモモから足先まで、じっくり3日間煮込んだもので、口の中でとろけるそうです。
 世界中を旅し、周荘を愛した女流作家の三毛(1943-1991)さんがいた。「三毛茶楼」は三毛さんが身も心も癒された場所。1989年に初めて訪れてから、水郷を愛した。お店の主人の張奇寒(チャン・チータン)さん(64歳)は三毛がこの地に訪れたことを永遠に残すために、三毛茶楼と名づけたという。三毛が来た時は、たった2軒の食堂しかなかった。三毛は80年代の中国女性の憧れだったようです。点心と阿婆茶(アポチャ:龍井茶)もいただいた。

●中国・雲南省・麗江
 全長6300kmに渡って流れる長江の上流にある雲南省。万年雪を湛える標高5596mの玉龍雪山、その雪解け水が作る黄龍のような白水河、など自然が豊か。人々が憧れるシャングリラ麗江がある。
 1997年世界遺産に中国で初めて登録された。雲南、四川、チベットの文化が溶け合う地域にあり、ナシ族を始め、多くの少数民族が同居し、文化が融合している。ここには山を背負い、川を抱く、中国人の理想とした姿が整っているという。
 ナシ族の民族衣装のチャンさんが案内してくれた。高台から麗江古城が見える。黒い屋根の大きな家は水府(ムーフ)さんの家。紫禁城を模倣したり、ムー氏は明などの文化を取り入れて麗江の都を築いた。紫禁城は城壁で守られていたが、麗江は水路があれば守られると考え、城壁は築かれなかった。麗江が理想郷と呼ばれる所以である。小さい水路が網の目のようにある。子供たちがザリガニで遊んでいた。
 市内にある三眼井は、一番上が飲み水、真中が食べ物洗い、一番下が洗濯用。水はとても冷たいそうです。
 東巴(トンパ)文化研究所には東巴文字がある。麗江に数人しかいない東巴大師の和丁巴(ホー・ティンパ)さん(80歳)に文字を教えてもらった。
 藍色の鮮やかな絞り染めも有名。3日間出し入れを繰り返して染める。
 ナシ族の揚寸英(ヤン・チゥンイェン)さん(73歳)の農家を訪問した。若い頃は男性の目があるので、暗くなってから水浴びとかしたそうです。料理もいただいた。ナシ族舞踊も見ました。


テレビ番組「アジア語楽紀行 ベトナム」

 2006年7月30日放送。女優のエン・ラン・フォン Lan Phuongさんが案内。NHK制作。

●ホーチミン
 人口600万人。市民の日常の足はバイクだが、観光にはタクシー。シクロは市民や観光客にも親しまれている。バイクタクシーは近くなら1万ドン(70円)。
 ベンタイン市場は観光客にも人気が高い。色鮮やかな果物、ベトナム産のコーヒー豆まである。靴やアクセサリーなどの雑貨は豊富。安く買うには6割くらいの値段から始めるのがいいそうです。疲れたら地元女性に大人気のベトナム風ぜんざい「チェ Che」で、ミックス・チェはココナッツやタピオカなど好みの具が選べる。1杯5000ドン(35円)。
 ドンコイ通りにも専門的な雑貨のお洒落なお店が多い。バッグがお勧めで手作業で作っている。それぞれの店が美しいデザインと細かい仕上げを競っている。工房を訪ねた。女性が刺繍の作業をしていた。
 コーヒーはアルミ・フィルターでいただく。ベトナムはブラジルに次ぐ世界第二位のコーヒー生産国。喫茶店「Chi Lang」では Cafe den が9000ドン(63円)〜。ベトナムの女性はブラック cafe den はあまり飲まず、カフェオレ cafe sua 13000ドン(90円)が多い。アイスは cafe da。カフェオレはフタを取って、その上にフィルターをのせ、スプーンで練乳と混ぜ、濃かったら少し水を混ぜていただく。
 ベトナム料理レストラン「Thanh-nien 」。ベトナム料理は魚や野菜をふんだんに使う。街の食堂は朝から大賑わい。お店のお勧めはカインチュア「魚をトマトとパイナップルで煮込んだスープ」。辛くなくて甘酸っぱいそうです。生春巻きはゴイ・コン。ホーチミンの名物料理のベトナム風お好み焼きはバイン・セオは、もやしと豚肉がたっぷり入っている。バイン・セオはナイフとフォークで小さく切って、ハーブを切りそれに巻いて食べる。最もポピュラーなのは、空芯菜のにんにく炒め。辛いはカイ、甘いはンゴット、すっぱいはチュア、おいしいはンゴン。
 アオザイは民族衣装で「長い服」という意味。オーダーメイドしてみた。まず布選び。20箇所以上採寸して、翌日完成。縫製から刺繍まで全て2階で手作業でできる。料金は40−100ドル。

●南部ミトー
 メコン川クルーズに出かけた。水上の家が見えてきた。ホイソン島?で昼食。ミトー名物の体長30cmのエレファント・フィッシュのフライは生野菜とライスペーパーで巻いてヌクマムにつけて食べる。
 ホイソン島 Huy Hoang のココナッツ・キャンディ工場を訪問。ジャックフルーツやココナッツがなっていた。ココナッツを絞り、砂糖を加えながら煮詰める。水分がなくなったら、棒状に伸ばし熱いうちに型に入れて冷ます。一口サイズに切り分けて完成。

●カイベー
 ホーチミンから120km南にある街。水上マーケットがあるが、6時から開いている。6−8時が混むそうです。観光客が行くには、川岸に止まっている船を利用する。岸を離れて10分で到着。長さ1kmに渡って市場がある。新鮮な野菜や魚、壷などもある。長い棒に商品をくくりつけているので、遠くからでもわかる。スイカは1kg2500ドン(20円)。最近船の数は減りつつあるが、地元の人には大切な市場です。

●ホイアン
 中部の町。2世紀の末にチャンパ王国の海上交易の拠点として栄えた。16世紀にこの地を支配した元首は東アジアやアラブにも交易していた。17世紀の初めには1000人を越える日本人が住んでいた。世界遺産の街。来遠橋は全長20m、屋根付きの橋で、日本人が設計したというので、日本橋とも言う。
 伝統工芸の街としても知られている。ロンデンという提灯が有名。トゥオイ・ンゴックさんのお店を訪ねた。骨組みがしっかりしていて、長持ちすると地元の人に評判。
 郷土料理の店「Vinh Hung ? 」に行く。名物料理はホワイトローズで、米の皮でエビを包んで蒸した餃子のようなもの。

●ミーソン
 ホイアンの南西50kmの世界遺産。2世紀末から17世紀までベトナム南部を支配したチャンパ王国。ヒンドゥー教を祀るための宗教建築。20世紀のベトナム戦争では崩壊の危機となった。かろうじて残った貴重な建造物を見るために、世界中から人々が観光にやってくる。クオンさんが案内してくれた。ここは4世紀から13世紀に渡って作られた。


テレビ番組「世界の絶景100選、春のNo.1絶景フェスティバル」

 2006年3月30日放送。司会は内藤剛志、久本雅美さん。審査員は高橋英樹、中尾彬、石原良純、さまぁ〜ず、羽田美智子、ユンソナ、坂下千里子さん。フジテレビ製作。

●インド
 ヒマラヤ山脈の世界遺産ダージリン鉄道を赤井英和さんが案内。1500年前、三蔵法師がたどり着いたのは天竺。そこにはヒマラヤがあった。
 ニューデリーまで成田からJALで8時間。サルップ・シンーギルさん(50歳)が案内。ネパールとの国境ダージリンはインドを代表するお茶の産地。麓の町ニュージャルパイグリ Jewjalpaiguri からダージリン・ヒマラヤ鉄道に乗る。レール幅は61cmで、トイトレインという愛称で呼ばれている。青色で、全長7m、幅2.43m、高さ3.95m。日本の蒸気機関車は全長20mで大きさはほぼ3分の1。1880年に開業、1999年に世界遺産に登録された。客車2両つないだValiant 号は午前8時に出発。軒先をかすめるように走る。全長80kmで高低差2000mを8時間かけて登る。平均時速は10kmで午後4時に到着予定。先頭にはブレーキマンが乗っていて、滑らないように線路に砂をまいている。線路に牛が入って列車は止まった。4時間後に家族から弁当の差し入れがあった。マトンカレーとジャガイモのカレー。バタシアループ Batasia Loop という見所を通過。登りだと左側に座るといいみたいです。無理がたたってネジが緩んだので、1時間半ほど修理に時間がかかった。ダージリン駅に17:55到着。夕陽は見えませんでした。月が見えていましたが、月がきれいに見える翌朝は朝日がきれいに見えるそうです。駅員を集めて、日本から持参したカレーうどんをふるまったら、うまいと言われました。
 翌朝5時半から待つ。朝日が昇り、真中に高くそびえ立つインド最高峰カンチェンジュンガ(8586m)が朝日を浴びていた。山肌は刻一刻と色を変えていった。年に数日しか見えないというエベレストも見えました。

●スウェーデン
 アイスホテルを青木さやかさんが案内。スウェーデンの北部にあります。柱やテーブル、ベッドまで氷でできている。元旦に出発して行ったそうです。夜9時にスウェーデンに到着。トーマス・シャルステッドさん(24歳)が案内。翌朝7時に湖の横を歩くが寒い。車でも行けるのだが、犬ぞりで11時に出発。雪原はきれいですが、超寒く、おしりが痛いそうです。1時40分はかなり暗くなっている。冬の12月から2ヶ月間、日中でも地平線より上に太陽が昇らない「極夜」になる。1時間歩いて、途中の村のニルスさん宅に一泊する。トナカイ肉のシチューまでいただいた。
 翌朝は1時間歩いてホテルに向かう。建物は全て平屋建。敷地面積は7000平方m。中に入ると氷の世界です。氷のシャンデリアもまぶしい。素敵です。室内も素敵だが、温度はー5度。寝る時はトナカイの毛皮と寝袋で寝る。ホテルのアイス・バーは氷のグラスを使用。
 魔法のベールに包まれる絶景が見られる。夜中に暗闇にホテルが光るダイヤモンド・ダストが見られる。マイナス15度以下の時に、空気中の成分が凍り、光を受けたら光る現象。幻想的な景色でした。青木さんも感動してました。

●アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ
 広末涼子さんが案内。思っていたイメージが大きく違っていたそうです。国土の大半がルブ・アル・ハリ砂漠が占める。空白の4分の1という意味。アラビア半島の4分の1を占めるからである。日本からドバイへはエミレーツ航空で11時間。ドバイ市内はアラブの国と思えない街並み。ジュメイラビーチJumeirah Beachも美しい。ジャリール・アブドル・アルサードさん(50歳)が案内。相棒のラクダのアリババと登場。レッド・デューンという赤い砂漠があり、夕陽に染まるそれを見せたいという。
 絶景ホテルは「バージュ・アル・アラブ Burj Al Arab」。宿泊者名簿に名前が入っている人以外は立ち入ることができない。エッフェル塔がすっぽり入るという建物で、高さは321m。各部屋には専属の執事が付く。全室スィートルームで、メゾネットになっていて、2階が寝室。1泊44万円。浴室が2つ。アメニティはエルメス。窓から見えるのは絶景のアラビア湾。
 車で2時間走り、オマーンとの国境に到着。ディバ港に到着。エメラルド・グリーンに輝く海の洞窟に行く。小さいボートに乗り換え洞窟「ケイブ The Cave 」に入る。中は広くて、中から見ると、海面がエメラルド・グリーンに輝いていました。船に戻ると、船長お手製のアラビア料理が待っていました。
 砂漠に行くが、車のタイヤの空気を抜いている。途中からラクダのアリババに乗り換えて1時間、さらに30分歩いて山に登る。赤い砂でした。次第に傾斜が急になって、一部は立って歩けない程度でした。頂上では左側と右側で景色が違いました。夕陽になって、どんどん砂漠も空も赤くなりました。

●ベトナム
 ガレッジセール(川田、ゴリ)が案内。日本からハノイまで約5時間半。グエン・ヴァン・ハン君(12歳)が案内。ハノイから車で3時間のバイチャイ港がハロン湾 Ha Long Bayへの入口。モーターボートで30分、きれいな海が見えてきた。大小3000以上の絶壁の島々が並ぶ。世界遺産にも指定された奇岩群で、海の桂林とも呼ばれている。海の上に浮かぶクワバン村に到着。127軒650人が暮す。陸地から20kmの沖合い、世界遺産ハロン湾のど真中にある。長老のバン・ティ・マイさん(73歳)に挨拶。床下が養殖場となっていて、トイレは穴があり、海に落ちるようになっている。小学校を訪問。夜はイカと太刀魚やシャコを釣ってきて、それを早速食べました。
 翌朝、バン君の案内でボートで20分の場所に連れて行ってもらった。ある島に上陸し、25階建のビルと同じ高さまで登った。ハロン湾の島々が重なりあい、水墨画の世界が広がっていました。

 一番人気はアイスホテルでした。


テレビ番組「世界バリバリ☆バリュー、クイズ日本脱出、夢のアジアン・リゾートに暮らしたい」

 2006年1月29日放送。2004年8月31日に放送された再放送。島田紳助、水野裕子が司会。宮川俊二、姿月あさと、YOU、木村祐一、長門裕之、杉本彩、青田典子、藤森夕子さんが出演。毎日放送製作。

●バリ島
 リッツ・カールトンやフォーシーズンズなどに癒しの空間がある。神々の島と謳われる。バリに魅せられ10年前に家を建てたのは上田正樹さん55歳と朝本千可さん44歳。敷地5000平方m、庭にはプール。リビングは開放的で、田んぼが見える。お手伝いのライさんが飾り付けをしてくれている。浴室も豪華。2階から海の全貌が見える。バリ島の南東、空港から30分の地域で、最近値段が上がってきている。2軒隣にはメガワティ大統領の別荘がある。その間の家は世界的ガラス作家の鳥毛清喜さん63歳。バリに移住して9年。リッツカールトンなどにも飾られている。
 インドネシアのREAさんとデュエットで「Forever peace 」という曲がインドネシア、マレーシアで連続15週1位となった。信頼関係がないと建てられないが、値段は都心のワンルームマンション以下の値段だったそうです。

 上田家の一日は、朝の海辺の散歩、メイドさんの作った朝食、マッサージの出張サービス(2時間550円)、奥さんのサックスとギターでセッション。運転手さんと住み込みの夫婦が働いている。ある日は鳥毛さんと全長21mの帆船(2300万円)で楽しんだ。
 プリアタン村王宮に住むプリンスのアグン・ラーマさん45歳は10年来の友人。奥さんは日本人の桑山恭子さん46歳。この日はガルンガンというバリのお盆だった。
 ほうれん草は1束12円、みかん1個5円。住み込みのライさんに支払っているお金は月3700円。

 クタ・ビーチは観光客が多い。近くのサーフショップのオーナーは笹倉浩子さん41歳、ご主人はインドネシア人のトム・マンシュールさん34歳。現在5店舗ある。楽しいと評判のレッスンもしていて半日で3000円。現在3階建の豪邸に住む。お店から15分の距離で、敷地1300平方m、建坪330平方mで、3年かけて作った。総工費2000万円。3階のバルコニーは手を入れたが、まだ建物は完成してないそうです。アンティーク家具は10万円。生活費は電気代1.5万円、食費2.2万円、メイド3人1万円、通信費6000円、教養娯楽費1万円、その他2.2万円の合計月8.5万円。

 サヌールはリゾート地。ビーチから徒歩1分に住むのは、杉浦伸二さん52歳、まりさん52歳。敷地1000平方m、床面積240平方mの4LDK。杉浦さんは50歳前に事故で体調を崩したので、早期退職し、暖かい地で生活してよくなった。毎日何時間もパラグライダーをしている。奥さんはサメール・パラダイス・プラザホテルでフィットネス。会費は月1650円。スーパーで買物。白菜1束19円、大根1本6円。絹ごし豆腐は1つ30円。5年契約で借りたこの家は、1ヶ月当たり4.2万円。5年分242万円を前払い。

●ベトナム・ホーチミン
 ベトナム雑貨が日本人に人気。サンダル990円、籠ばっぐ1210円。高級ベトナム料理「アンビエン」の6品で2200円。

 110km郊外の海辺の町ロンハイに宮川俊二さんが行った。宮川さんは1989年NHK職員時代に取材で初めてベトナムを訪問し魅力にはまり、年に何度も通い、本も出している。「アノアシス・ビーチ・リゾート」のオーナーのアノア・デュッツソル・ペランさん47歳と大親友。床面積600平方m、プール付きのビラが完成した。家具は全てフランス製、4寝室、マッサージルーム付きで、海を一望できる二階のテラスも広い。家賃は1ヶ月88万円。物価は安いけど、物件は高い。

 ホーチミンの宮川さんの友人グエン・トリ・ユンさん56歳が経営するIT部品の工場に行く。ユンさんは日本にも工場を持っている。ユンさんのお宅は隣で、総敷地面積7260平方m。リビング棟、寝室棟、ダイニング棟、浴室棟などがある。敷地内に少数民族の家を移築した。総工費300万円。建面積240平方m。家賃5万円でどうか?と聞かれた。

 マジェスティック・ホテルで日本人専門に高級物件を扱う江田不動産の江田要さん45歳と会った。バイクに乗って10km、ホーチミン郊外の開発中の新都心に行く。総敷地面積1200平方mの大豪邸。建物の総床面積は420平方m、リビング2つ、ダイニング・ルーム2つ、書斎、寝室2で、月44万円。
 運転手付きクラシックカーで1ヶ月のレンタル料は8.8万円。


テレビ番組「あぁ過酷!中年片道キップ in ベトナム」

 2006年1月14日放送。林家こぶ平(42歳)、蛭子能収(57歳)、上島竜兵(44歳)、くまきりあさ美さんが出演。テーマは脂肪スッキリ、炎の若返りツアー。2002年ミス・アオザイのチャン・ティ・ハンさん(19歳)が指導する。この街で太っているのはこの3人だけだという。体脂肪率はこぶ平29.7%、蛭子33.8%、竜兵33.5%でみんな肥満。ホーチミンで活動。テレビ朝日製作。

●ベン・タイン市場
 ホーチミン市最大の市場。花、魚、空心菜、お米、ドッグフード、カバン、洋服、小物などがある。フン・ケオ屋台食堂(Bun Mam, Bun Rieu Cua-oc)で、パインセオ(ベトナム風お好み焼き)1万ドン(70円)、ミーガー(鶏肉ラーメン)1万ドン(70円)、ブン・オク(ベトナムの人が体の調子が悪い時や弱っている時に食べる、ティエット・ロンやタニシがのっている)1万ドン(70円)。ティエット・ロンはブタの血を固まらせたもの。

●マッサージ
 セラピー・マッサージ「ゴックアン」の中にビューティ・スパ NA がある。フィン・ゴック・サオ先生(22歳)が、まずおなかをマッサージ、次に吸引治療ザックホイを実施。これは体内の毒素を吸引ビンで吸引する。15分後に取るが、赤くなると悪いらしい。

●ベトナム健康食
 豪華レストラン「チー・キー Tri Ky K」という店。店主はグェン・フォン・ズンさん(46歳)。ゾイ・クァイ(こうもりの丸焼き)16万ドン(1150円)は、牙から首筋にかけてテカっています。砂肝みたいな感じ。ソファ・ザン・モイは亀の塩焼き(姿焼き)30万ドン’2150円)は、コラーゲンがたっぷり。アルマジロの薬膳煮45万ドン(3000円)は珍味で高級料理。これらは男性の元気がつく。

●社交ダンス
 「フォン・ゾォン・クラブ Hueng Dueng Club ?」の先生ムエン・トォンさん(34歳)は、ダンスをすると脂肪が減るし、特におなかがスリムになるという。美女と一緒に踊りました。

●宿泊
 ソフィテル・プラザ・サイゴンに宿泊。1泊127ドルより。18階にあるプールからは市内が一望できる。レストラン「ロリベ」ではベトナム近海で取れた魚介類を使った料理が楽しめる。日本語にも対応してある。

●朝食
 フォーの店に行く。フォーはお米で作った平たい麺で、ベトナムで最もポピュラーな主食。鶏がらで取ったスープを使っているが、ベトナムの鶏が世界で一番おいしいだしが取れると評判。フォー・ガーで1.2万ドン(85円)。

●早朝バドミントン
 バックダン公園では早朝バドミントンが大流行。ベトナムの人と対決した。

●ベトナム薀蓄クイズ
 アオザイのアオは衣服という意味で、ザイは?長い。
ベトナムから日本に輸出しているものの1位は衣類、3位は石油で、2位は?海老。
学校教育は日本は6−3−3−4、ベトナムは5−4−3−5。
ベトナム国民が知っている一番有名な日本人は?中田英寿

●ファンティエット
 ホーチミンから北東に200km(車で4時間)の調味料の小さな港町の村。日本人にあまり知られていない超リゾート地。小魚からレ・バン・フォンさん(45歳)が調味料ヌックマム(魚醤)を作っていた。小魚も特にカコムというキビナゴの一種で作ると香りのよいものができるという。新鮮な小魚を天然塩で揉み、樽に詰め、炎天下で1年間発酵・熟成させると最高のヌックマムが完成する。ここで作られたヌックマムは、1リットル2.5万ドン(170円)でベトナム全土に送られる。そのままなめると塩辛いが、おいしいそうです。ヌックマム工場のまかない飯をいただいた。ヌックマムをつけたアジはおいしい。空心菜の煮汁スープをご飯にかけて食べてもとってもおいしいそうです。
 3人くらい入れそうな伝統的なお椀の船を竹でグェン・ヴァン・ミーさん(36歳)が作っていた。完成したら牛の糞を内側に塗ると水が入ってこないという。おわん舟での猟が今でも続いている。人々は小さな魚を投網で採って生計をたてている。2003年おわん舟大会チャンピオンのグェン・タイン・クァンさん(31歳)に指導してもらった。蛭子さんは昔魯を漕いでいたというので、やってみたら、海に落ちました(笑)

 高級リゾート・ホテル「ノボテル・コラリア・オーシャン・デューンズ・ファンティエット」に宿泊。1泊110ドルより。ピライベート・ビーチではシー・アクティビティやゴルフが楽しめる。
 庭園で昼食。ロブスターサラダは7ドル。「ファンティエット風生魚のライム漬けサラダ」3ドル。パスタ「シーフード・タリアテッレ」6ドル。「スズキのゴマとスパイスのステーキ、マッシュポテト添え」6ドル。「カニのスパイシー・コロッケ」6ドル。
 海辺のプライベート・ルームでエステ。オイルマッサージ25分13ドル。

 脂肪燃焼系名人のレ・バン・サン(23歳)は漁師だけど、椰子の木にあっという間にのぼり、実を落とした。木登りに挑戦したが、ダメでした。おいしい食材が森にあるという。砂地を1m掘ってトカゲを捕まえた。これをレストラン「ドング・サイン」に持っていって調理してもらった。炭火で焼いただけのトカゲの丸焼き7−8匹で6万ドン(400円)。健康にいいそうで、男性は精力がつくそうです。魚か鶏肉のようにおいしいそうですが、後味があるそうです。

●ダラット
 日本でいえば軽井沢。ダラット・パレス・ゴルフクラブはベトナムで最初にトーナメントが行なわれたという由緒あるゴルフ場。ソフィテル・ダラット・パレスは1922年に建設された歴史あるホテル。1泊150ドル。フランス料理ル・ラブレの「タルタルステーキ、アーティチョークのサラダ」など素材を活かした料理が並ぶ。

 最後に3人の体脂肪率を測定したら、こぶ平29.7% -> 28.6%、蛭子33.8% -> 31.9%、竜兵33.5% -> 32.8%でみんな落ちていました。


テレビ番組「芸能人マル秘、ホームビデオジャーニー、プライベート旅行のぞき見SP」

 2005年12月11日放送。芸能人に好きな場所にプライベート旅行をしてもらって家庭用ビデオでビデオを撮ってもらい、費用は番組が出すという企画。森下千里・ほしのあきがベトナム、仁科亜季子・ピーターが上海、柴田理恵・さとう珠緒・川村ひかるが鹿児島、くりいむしちゅーの有田哲平・おぎやはぎの矢作兼が香港・マカオを旅する。オセロが司会。関西テレビ製作。

●ベトナム
 森下千里・ほしのあきが旅行。11月14日成田空港からベトナム航空951便でホーチミン市のタンソンニャット国際空港に到着。レストラン「ブンタ Bunta」は店の外に屋台もある人気のレストラン。生春巻き、蟹とポークのブン(汁米麺)、グリルビーフのブン(汁無し米麺)。宿泊はパーク・ハイアット・サイゴンで、今年7月にオープンしたベトナム最高級の5つ星ホテル。パークルーム(34平方m)1泊$198〜。

 翌朝、飛行機でニャチャンに向かい、エステに行った。「シックス・センス・スパ」は女性誌で話題になっているアナ・マンダラ・リゾート内のスパ。ベトナム式マッサージは60分$50。約70のエステメニューから好みに合わせてチョイスできる。次に室内のスパで「ベトナミーズ・フラワー・バス」$45を体験。他にはミルクバス、ハーブバスなど5種類ある。
 宿泊はエヴァソン・ハイダウェイで、昨年オープンしたベトナムNo.1リゾートホテル。周囲を山で囲まれたこのホテルへ行くには専用のスピードボートのみの隠れ家ホテル。ビーチプール・ヴィラ(176平方m)で1棟$550。2階のリビングルームからの眺めもいい。夕食はホテルのレストランで食事。

 3日目が最終日で美肌効果のあるマッド・スパ「タップ・バー・ホットスプリング・ヤンター」に行く。ベトナムで唯一のマッドスパを兼ね備えた温泉プール&スパ。マッドスパは入浴料$15で、美肌効果があると観光客カップルに人気。マッドスパの次はサンバスで効果を促進する。
 ホーチミンに戻って、買物スポット「ドンコイ通り」に向かった。「グエン・フエール」は観光客に人気の高いアジアン雑貨店。「リエン・フン」はアオザイのお店で、新しいアオザイのデザインを多く生み出す有名デザイナーのお店。森下$160、ほしの$130(送料込み)を購入しました。

●上海
 仁科亜季子・ピーターが案内。37年目にして初めての二人旅。11月18日にピーターが宿泊しているウェスティンホテル上海前からスタート。「黄浦公園」は黄浦江(運河)を挟んで近未来の上海と古い街並みを望むことができる定番の観光スポット。建物の中で筆跡鑑定をしている人がいた。漢字一文字で金運・仕事・恋愛・性格・過去・未来を占う。
 「呉江路林閑街」は軽食店が焼く100mも並ぶ地元でも人気の屋台街。ここの「小揚生煎館」は上海で一番有名な焼き小籠包専門店で、毎日地元の人たちと観光客で行列が絶えない。生煎(ションジェ:焼き小籠包)は4個2.5元。
 「新天地」は1世紀前のアパートを改装して造られたショッピング・エリアで、レストランからライブハウスまでお洒落なお店が軒を連ねる最新ホット・スポットで、パリみたいな感じ。
 上海蟹を食べに地元で一番人気の上海蟹専門店「成隆行 蟹王府」に行く。上海蟹は秋が旬。地元で「9月の雌、10月の雄」が最もおいしいとされている。ここのお店は店員が身を取り出してくれる上海で数少ない店の一つ。

 翌日は車で2時間の郊外の西塘(シータン)に向かった。ここは橋と路地に彩られた水の都。昔の日本の風景に感じが近い。小便小僧も売っている。「聖堂茶楼」は、標高1500m以上で採れる希少な天然の中国緑茶しかメニューにない、地元で有名な茶館。窓の下は水路で福岡の柳川みたいな感じ。「雪水雲緑」は1杯15元で、苦いけどおいしいそうです。遊覧船に乗って30分、水路を遊覧することができる。1船80元。

●鹿児島
 柴田理恵・さとう珠緒・川村ひかるが案内。11月20日、城山展望台で市内と桜島を眺めた。鹿児島中央駅から指宿温泉に行き、「吟松」に宿泊。指宿温泉屈指の老舗旅館で、1人1泊2食19050円(税込)。特別室に宿泊。9階の海が目前に見える天空野天風呂「うき雲の湯」に入る。温泉タマゴを作るながら宴会。活鮑姿蒸しもありました。宴会と恋愛トークは明け方まで続いた。
 翌朝、露天風呂から日の出を見た。砂風呂に入ったようです。柴田さんお勧めの黒酢工場「福山黒酢株式会社」に行く。ここは10月に全国でも珍しい黒酢レストランがオープンした。宿泊は「天空の森」で、カートで迎えにくるくらい広い。敷地は東京ドーム12個分で、宿泊は1日2組限定で、寝室1棟、リビング1棟、露天風呂1つ、内湯1つで、1人1泊2食201400円(税サ込)〜。露天風呂に入った後、エステをした。夕食は「地鶏と野菜のスープ煮」からいただいた。1982年ものの赤ワインがきっかけとなって、ワハハを立ち上げた84年の話になった。それまでは久本と柴田はゴミだと言われていたが、久本に支えられてきたそうです。さとうさんはいい話と言って号泣。

●香港・マカオ
 くりいむしちゅーの有田哲平・おぎやはぎの矢作兼が案内。日本から4時間。尖沙咀(チムサアチョイ)は香港の中心部にある一番の繁華街。女人街は超安物衣料や雑貨を中心とした露店がギッシリと並ぶ通り。チャイナ服を購入。
 おなかが空いたので、腸仔(ソーセージの串焼き)、煎餃子(にら餃子)、炸○魚鬚(○は魚へんに尤:いかゲソの揚げ物)、蝦素揚(えび素揚)、蝦団子(えびの肉団子)を食べた。
 ヴィクトリア・ピークから100万ドルの夜景を見た。

 今回はヘリコプター(空中快線)で20分でマカオに到着。HK$1800(2.8万円)。
 「六記粥麺」は香港スターもお忍びでやってくる知る人ぞ知る名店。雲呑麺(ワンタンミン)はとてもおいしいそうです。
 カジノ・リスボアに行く。東洋のラスベガスと言われるアジア最大級のカジノ。

 2日目、セナド広場に行く。ポルトガル風建築の世界遺産で、マカオのデートスポットの定番。「○猪○飽(後ろの○は手へんに八)」という喫茶店?パン屋?で、定番の朝食「コーヒー紅茶」をいただいく。これはコーヒーと紅茶をミックスしたもので、マカオ定番。豚○包(○は手へんに八:豚バーガー)はマカオのファースト・フードの定番で、とてもおいしいそうです。


テレビ番組「中尾彬&はしのえみ、旬のベトナムまるごと食べ歩き!癒しとグルメの楽園、大冒険」

 2005年10月23日放送。中尾彬、はしのえみの食べ歩きシリーズ第4弾。あと山咲トオル、ソニンさんが出演。最近東南アジアへの日本人旅行者は、2000年から380万、350万、360万、280万、340万と推移している。特に女性が多く、女性が最も行きたい国は、1位からハワイ、オーストラリア、イタリア、カナダ、ニュージーランド、ベトナム・フランス・イギリス、アメリカ合衆国・タヒチとなっている。ベトナム航空で6時間でホーチミンに到着。ベトナム戦争終結まではサイゴンと呼ばれていた。テレビ朝日製作。

 過去1000年以上にも渡り中国、フランスの占領下にあり、1945年8月革命で独立を宣言した。数々の戦争を乗り越え、ベトナム社会主義共和国として現在目覚しい経済発展を遂げている。東南アジアのよさとヨーロッパのよさが丁度よく混ざり合っている感じ。面積は33万平方kmで日本とほぼ同じ。人口は8200万人。首都はハノイで、通貨はドン(VND)で1万ドンで約70円。

●街の観察
 バイクが多い。中尾さんの話では、太った人がいない、頭の薄い人がいない、めがねをかけた人がいないそうです。

●家庭料理
 まずホスァン・フゥーン通りの人気のレストラン「コム・ニウ・サイゴン Com Nieu SaiGon」で、ベトナムの家庭料理が楽しめる。「チャー・ゾー・トム(エビ入り揚げ春)」3万ドン(210円)は、米の衣に巻いて揚げ、ヌクマム(魚醤)につけていただく。おいしいそうです。初め何となく甘くて複雑な味。「ゴイ・ゴ・セン・トム・ディット(蓮のサラダ)」4万ドン(280円)は、豚のバラ肉とエビが入ったサラダで、バン・フォーン・トム(特製のエビせんべい)に載せていただく。涼し気な味でおいしいそうです。「ガー・リョック・ラチャン(蒸し鶏)」7万ドン(490円)は、香り豊かなジョコウライムの葉(ラチャン)で蒸した鶏肉。顔もついています(笑)中尾さんの話では、顔はおいしいそうです。目玉のまわりもおいしいとか。この鶏肉もおいしいそうです。「カン・ツア・カ・ロック(甘酸っぱい魚のスープ)」は4万ドン(490円)は、雷魚、トマト、オクラなどをペパーミントで味付けしたスープで、甘味と深い味わい。ここのお店の名物は「コム・ダップ(おこげご飯)」1.5万ドン(105円)で、素焼きの壷をハンマーで割り、中のご飯を投げて、もう一人の店員がお皿でキャッチするのだが、柱にのってしまった(笑)2回目は成功。その後、唐辛子と油でまぶした長ネギをたっぷりのせ、ヌクマムとゴマをかけていただく。壷を割るのは形よくご飯を取り出すためとか。堅くてゴマせんべいを食べている感じとか。日本人好みの味とか。さらに空心菜と合うようです。

●麺
 ベトナムの主な麺は、フォー(米粉うどん)、ブン(米粉そうめん)、ブンガオ(ビーフン)、ミエン(春雨)、ミー(小麦中華麺)、ミークアン(中部麺)、カオラウ(中部ホイアン地方麺)、フーティウ(南部麺)などがある。

 リー・トゥチョン通りの名物フォーの店「トエム・アン・ツー・ティー Thu Thuy 」。お米の粉で作られた麺(フォー)を湯通しをして具と野菜を盛り付け、牛骨スープを加えたもので、1万〜1.5万ドン(70〜105円)程度。「フォー・ボー(牛肉入りフォー)」1.5万ドンは、見た目以上にあっさりしている。「フォー・ガー(鶏肉入りフォー)」は1.5万ドンで、どちらもおいしいそうです。「バインクアイ(油条)」という、中国で油分が少ないお粥などの料理に出される揚げパンもあり、スープにつけて食べる。

 ブイ・ヴィエン通りの「ナム・サーオ Nam Ciao」は中部クアン・ナム地方の目名産ミークアンという黄色い平打ちの麺で、卵の黄身が入っている。ミークアン(中部麺)」1.4万ドン(98円)は、ぴりっと辛いトンコツスープで、具はエビ、豚肉、カニのすり身など。フエ地方の名産ブンは白色で、「ブン・ボー・フエ(中部麺)」1.4万ドン(98円)は、ピリ辛の豚骨スープで、具は牛肉、豚肉、豚のすり身など。
 ベクイトン?通りのレストラン「サイゴン・ニョー」は午前中だけ店の前で屋台を営業する。「フー・ティウナム・バン(南部麺)」1.5万ドン(105円)は細麺でコシと弾力があり、スープは甘めの豚骨で、具はエビ、豚肉、白身魚など。味は日本のラーメンに近いので、観光客に人気とか。「フー・ティウナム・ガン(汁なし南部麺)」1.5万ドン(105円)は、ヌック・トゥーンというベトナム独自の醤油を加えた焼きソバみたいな感じ。

●粉物
 ナム・キー・コイギア通りのお洒落集合屋台「クアン・アン・ゴン Quan an ngon」は小さな屋台がたくさんあるブフェ形式で、地元の女性や観光客に大人気。外観はレストラン風。「バイン・セオ(ベトナム風お好み焼き)」1.5万ドン(105円)は、豚肉・エビを薄く焼いたお米の皮で包み、野菜と一緒にヌクマム・ベースのタレにつけていただく。味も濃くなくておいしいそうです。「バイン・クオン(米粉のクレープ)」1.3万ドン(90円)は、豚のひき肉、きくらげなどをバイン・ウッドという米粉で包んだ料理で、ぴり辛のタレにつけていただく。これはおいしいそうです。「バイン・ペオ(小エビの中華風点心)」1.1万ドン(75円)は、お米の粉でエビを包んだもので、チャー(お団子)は唐辛子にシナモンが入っていてパンチが効いている。

●喫茶店
 ボーティーサオ?通りの人気の喫茶店、お昼専門店「ツー・ヤン・チャー・クアン Thu Glan Tra Quan 」。「サム・ロン・ビエン(海藻茶)」1.4万ドン(98円)は、海藻(ロン・ビエン)入りで、消毒効果があり、血行を促進し、美肌効果があると言われている。「チャー・チャイ・ニャウ(ノニ茶)」1.3万ドン(90円)は、インドネシア原産のノニを使っている。ノニはハーブの女王と呼ばれ、日本では沖縄県八重山諸島などに自生していて、ビタミンCが多く、肩こり、関節痛などによいそうです。「チャー・ラウ・バップ(とうもろこし茶)」1.2万ドン(85円)は健康茶で、身体の解毒作用、利尿作用があるトウモロコシのヒゲを使用。

●ベトナム・コーヒー
 ホーチミンには約1500店以上のカフェがあると言われている。ベトナム・コーヒーは専用のサイホンを使うドリップコーヒーで、フレンチローストの豆を使うため、かなり濃く、苦い味わいになる。ミルク入りはかなりたっぷりのコンデンス・ミルクが入る。
 中でもお勧めはレロイ通りの建物の4階にある「バチンカフェ」。市内の大通りを見下ろせるカフェで、「カフェ・スア・ダ(ミルク入りアイスコーヒー)」2万ドン(140円)。

●高級レストラン
 ドン・コイ通りの高級5つ星レストラン「ナム・カー Nam Kha」は政府ご用達。コース料理(Autumn Promotion Set Dinner)41万ドン(2870円)をいただいた。「スップ・タム・トゥ(三色のスープ)」9万ドン(630円)は、豚肉、エビ、カニの身の三種類が入っている。燃えているパイナップルがでてきた。「チャーゾー(揚げ春巻き)」8.5万ドン(595円)で、ジューシーだそうです。「ダウ・サオ・スック・バン・チャーン(あさり炒め、パンケーキ添え)」12.5万ドン(875円)は、甘辛く炒めたアサリをドライ・パンケーキにのせていただく。メインは「スーン・ヌーン・サ(ブタのバラ肉のレモングラス焼き)」12.5万ドン(875円)、「カイ・ティア・ラ・リット・ヤウ・ハオ(白菜のオイスター・ソース蒸し)」10万ドン(700円)。「コム・チン・ラ・セン(蓮の葉包みのチャーハン)」12.5万ドン(875円)は、見た目もきれい。デザートは「チェー・ナム・カー(オリジナルぜんさい)」3.5万ドン(245円)は、ライチの中に蓮の実が入ったもの。

 グエン・フエ通りのレックス・ホテル?の1階にある宮廷料理「クン・ディン Cung Dinh ?」は唯一のフエ地方の宮廷料理の店。季節の宮廷料理は14.3万ドン(1000円)で、ぴりっと辛いものが多い。「カン・ユア・ナウ・クア(カニ入りパイナップル・スープ)」、「ネム・ルイ(豚肉団子の串焼き)」、「バン・クァイ・ラウ・ソン(フエ風野菜とお芋のホットケーキ)」、「カ・ボン・ラウ・ハップ(川の魚の蒸し)」、「コム・フン・ヤン(フーンジャン地方のチャーハン)」など。

 ナムキー・コイギア通りの目立つ白い建物はシーフード・レストラン「オセアニア Oceania 」は、毎朝ニャチャンで水揚げされた海産物を食べられ、外国からの観光客にあわせた味付けをする洋風ベトナム料理の店。「ゴイ・ハイ・サン・ダック・ビィット(海鮮サラダ)」11.9万ドン(830円)。「ジェウ・ホン・ヌオン(川の魚の春巻き)」18万ドン(1260円)。「メニュー・ハイ・サン・ダック・ビェット(特別海鮮メニュー)」84.7万ドン(5930円)。

●スィーツ
 チャウ・ヴァン・リェム通りの「ハーキー」。従業員全て青色の制服の女性で、お客さんも大半が若い女性。「チェー・チャイ・ヤウ(いちご入りデザート)」8000ドン(55円)は、甘さ控えめのかき氷。「ホット・ガー・チャー(タマゴ入り温茶)」5000ドン(35円)には、砂糖で煮たゆで卵が1個入った中国の煎茶?で、おしるこ風。「クー・ニャン・ホット・ガー(タマゴとチェスナッツのタピオカ・スープ)」6000ドン(40円)。「チェー・バック・クア・ホット・セン(銀杏と蓮の実のデザート)」8000ドン(55円)は、キクラゲ、クワイなども入っている。

●恋愛成就の願い
 グエン・チャイ通りのお寺「チュア・バー・ティエン・ハウ」は恋愛成就に効果があるという。門の上に右から読んで「穂城会館」と書いてありました。「ティエンハウ寺」は1760年に建てられたベトナム最古の華人寺で、航海や漁業の守護神=ティエンハウ(天后)を祀る。ティエンハウは女神なので、恋愛成就の神様としても有名。赤い紙に氏名、恋愛の願い、生年月日を書いて飾ると成就するという。天井にある螺旋状の線香と赤いロウソクが燃え尽きたら叶うそうです。短冊3000ドン(20円)、線香1万ドン(70円)。お線香は1週間程度で燃え尽きるそうです。

●アオザイ
 生地の店「イエン・ヴィー Yen Vy」で購入し、仕立て屋「シー・ホアン」で作ってもらった。全身22箇所のサイズを採寸し、体にピッタリのアオザイを作ってくれる。仕立ては女性1着分で100万〜150万ドン(7000円〜10500円)で翌日完成する。
 男性用もある。生地代含んで1着80万〜120万ドン(5600〜8400円)で仕立ててくれる。仕立て屋「Si Hoang」で、翌日完成。

●宿泊
 ドン・コイ通りのホテル・マジェスティックの8階の「ブレーブ・バー」で報告会。

●癒し
 チャン・クォックティアウ通りの「サイゴン・スパ」は、ハーブを使った癒しのオアシス。フレンチ・コロニアル・スタイルのお洒落な建物。各種ボディ・トリートメント30分US$18〜。各種ハンド&フットトリートメント30分US$15〜。各種フェイシャルトリートメント60分US$40〜。
 フットケアは30分$15で、ベトナム・コーヒー豆のスクラブで古い角質を取り除き、仕上げはクリームで保湿。フット・リフレクソロジーは60分US$15。英国式リフレクソロジーを基本とした、足裏フット・マッサージで、むくみや疲れを癒す。お疲れ気味の人には、ハーバル・スチームバス&ハーバル・ジャクージUS$15。10種類以上のハーブが血行を促し、精神の鎮静効果をもたらし、細胞を若返らす。

●市場
 レロイ通りの最大の市場「チョ・ベン・タイン(ベンタイン市場)」に行く。生鮮食料品、衣類、雑貨など何でもある。1500店舗以上あり、営業は朝4時〜午後8時まで。「バン・チュン・トゥー(月餅)」2.7万ドン(190円)は具沢山。「サウ・リエン(ドリアン)」6万ドン(420円)も食べられる。肉もそのまま売っているし、魚も豊富。ニョーン(椰子虫)も生きたまま売っていて、1匹9000ドン(60円)。椰子の木に寄生する3cm?くらいの虫で、サッと炒めてヌクマムやバターにつけて食べる。食感は鶏の皮に似ている。
 小物も安くて、ラメの財布が2ドルなのを1.5に値切った。ペーパー・ウェイト12万ドン(840円)、サンダル9万ドン(630円)、サンダルとシュー・バッグ13.5万ドン(945円)、ブレスレット20万ドン(1400円)でした。

●鶏肉
 ボー・バン・タン通りの鶏専門店「コム・ガー・トゥオン・ハイ Com Ga Thuong Hai, Da Tro Lai」は、広大な敷地を使って放し飼いで育てた鶏や鴨がお勧め。一押しメニューの「ガー・クアイ(鶏肉のロースト)」1.9万ドン(130円)は、1時間以上かけてじっくり焼いて香ばしい。「ビット・クアイ(鴨肉のロースト)」1.9万ドン(130円)。「ガー・ルック(鶏肉のボイル)」1.9万ドン(130円)は、鶏肉のおいしいところだけを長時間蒸したもの。「コム・ガー(鶏ご飯)」7000ドン(50円)は、鶏がらスープで炊いたご飯で、必ず一緒にいただく。鶏肉の皮は、カシューの樹脂を鶏肉の皮に塗り、香ばしくこんがりと焼き上げている。「ヘオ・クアイ(豚肉のロースト)」1.9万ドン(130円)は、表面はカチカチで中はとても柔らかい。これが一番おいしいそうです。スペシャル・メニューとして「ガー・ルック(鶏肉のボイル)」をいただきましたが、その姿のまま出ていました(笑)首の部分もおいしいそうです。

●3つの地方の味
 チャン・クォックティアウ通りの「バーミエン(3地方)3 Mien」。ベトナムは南北に長く、ハノイ、フエ、ホーチミンでご飯の味が違うが、これを全て食べられる店。緑の多い、開放的な空間が観光客に大人気。
 北部は塩辛く、濃い味付けが特徴。「オク・ブーウ・ニョイ・ティット(かたつむりの肉詰め)」4.9万ドン(340円)は、殻の中にカタツムリの身とニンニクを細かく砕いて入れ、塩とヌクマムで味付けをし、じっくりと蒸し上げたもの。「チャ・カ(田魚鍋)」7.9万ドン(550円)は、ティラという野菜と雷魚のブツ切りをサッと油で炒め、ターメリックで香りをつけたハノイの伝統料理。
 中部は唐辛子を使った辛い味付けの宮廷料理が特徴。「パン・ベオ(米粉の小皿蒸し)」1.9万ドン(130円)は、蒸してエビやネギ油、ブタの皮をのせぴりっと辛いヌクマム・ベースのタレにつけて食べる。「コム・ヘン(ベトナム風の貝のお茶漬け)」2万ドン(140円)は、ご飯の上に天かす、しじみ、刻んだ香草などをのせて、貝の煮汁をかけて食べる。日本人に合うのでは?と中尾さんは言う。マム・ルオックという調味料は、エビを発酵させた調味料で、日本の塩辛に似ている。
 南部は砂糖を使った甘い味付けで、香草、カニ、エビを使うのが特徴。「クア・ロット・チン・ティウ・サン・トイ(ソフトシェル)」4万ドン(280円)は、殻のついたカニをそのまま使ってカラリと揚げたもの。上海料理としてもおなじみ。「ラウ・マム(塩辛鍋)」6.5万ドン(455円)は、サイゴン名物。牛肉、イカ、白身魚、エビ、たっぷりの野菜で煮立てたもので、麺も入り、うどんすきに近い。

●屋台
 ルーバン・ラン通りの屋台は、ベン・タイン市場のすぐ横にある。午後6時頃から深夜1時頃まで賑わう。ベトナム料理から西洋料理にいたるまで様々なメニューがある。大きなエビが安く食べられました。

●最新エンターテイメント
 ツーァゥック区は市内から車で1時間。田園風景の中に現われたのは、闘牛場「サン・チョイ・チャーウ」。オープンして半年、2週間に1度週末に行なわれ、最大集客数5000人を誇る。観戦料5万ドン(350円)。水牛の戦いが見られる。

●市内から車で1時間
 レ・バンシー通りの大衆食堂「チィ・キー・クアン Tri Ky Quan 」は観光客はいない。仕事を終えた地元の人でいつも混雑している。メニューを見ると、ネズミ、サソリなどの絵が描いてある(笑)
 「ブ・ゼ・ヌーン」は4万ドン(280円)の焼肉で、ヤギのおっぱい。沖縄にもあるそうです。「カン・グル・ヌーン」4.5万ドン(315円)は、塩胡椒でレモンをたっぷり絞っていただく。カンガルーの肉だそうです。「ゼ・コム・チェーン・ゾン」3万ドン(210円)は、そのまま揚げてあるので、顔、足まで確認できる(笑)コオロギです。カップに入ってきたのは赤い液体で、「マーウ・ラン」で、血の味だそうです。「ラン・バム・バン・チャン」40万ドン(2800円)はそぼろみたいで、お米のおせんべいにのせてサクサクといただく。これはおいしいそうです。実態はメコン川平原に生息するラン・ホというヘビで、毒の部分は除いてあります。ウナギだと思えばどうってことないそうです。

●ハノイ
 首都。政治・芸術・文化の中心地。旧市街のハノイ36通りは活気が溢れているが、のどか。デン・ゴック・ソン(玉山祠)などの由緒ある寺社や、ベトナムの英雄ホーチミン首席が眠る「ランチュウーティック・フォーチミン(ホーチミン廟)」、ドン・ハー・モン(東洞門)などの観光名所がある。

●ハロン湾 Vinh Ha Long
 1994年に世界遺産に認定された。大小2000にも及ぶ石灰岩の島々・奇岩と深いエメラルド・グリーンの海面を見ていると心が洗われるような、ベトナムきっての景勝地。1枚の絵画を見ているようで、大感激すること間違いなしである。
 ハロン湾クルーズがお勧めで、ベン・タウ・ズー・リック(船着場)で、入場料1人6万ドン(420円)を払って参加し、ジャンク船をチャーターした。代金は16人乗りで300万ドン(2.1万円)。片道2−3時間のクルーズが最もポピュラー。コースによっては途中で見事なブン・ソット鍾乳洞に立ち寄ることもある。美しくライトアップされた幻想的な空間。ブン・ソットとは「びっくりする」という意味。帰りは新鮮な魚介類の豪華ランチ「アン・コム・テン・タウ・フーン・ハイ」33万ドン(2310円)もいただける。ビールで蒸した大きなカニ、新鮮なカーチムという地元の魚、ボイルされた大きなエビやシャコ、イカのすり身団子、春巻きもある。癒しの時間をお過ごしください。


テレビ番組「極上!ベトナム二都物語、寛平・花子・もえのおいし〜いグルメ親善大使」

 2005年6月25日放送。間寛平、山口もえ、山田花子さんが出演。ベトナムの人々と食を通じて親善を図るのが目的で、ホーチミン、ハノイのベトナム二大都市でグルメ親善活動を実施する。日本からホーチミンまで6時間。テレビ北海道製作。

●ホーチミン
 1975年ベトナム戦争が終結するまでサイゴンと呼ばれていて、古くから港町として栄えていた、ベトナム最大の商業都市。フランス統治時代の美しい建物が数多く残り、多くの観光客を魅了している。統一会堂、聖母マリア教会、中央郵便局などがある。
 地元で人気のレストランに行く。高級な感じの店「コム・ニュー・サイゴン」で、名物のパフォーマンス「おこげキャッチ」を披露してくれた。寛平さんも挑戦してうまくいった。コム・ダップ(おこげ)という料理で、素焼きの土壷に米を入れ、特製の窯でおこげになるまで炊き上げる料理。この店では、お客の前で土鍋をハンマーで割り、おこげを放り投げて提供することで有名。他にも、ホア・テェイン・リオ・リオ(野菜炒め)3万VHD (210円)、スウン・ヌウン(豚のスペアリブの唐揚)3万ドン(210円)、ゴイ・ブン(ビーフンサラダ)4万ドン(280円)、ティット・コー・タウ(豚角煮)3万ドン(210円)、カイン・ゲウ(あさりスープ)4万ドン(280円)など。コム・ダップ(おこげ)に野菜などをかけて食べる。豚のスペアリブの唐揚げはビックリするぐらいおいしいそうです。
 日本の料理を食べてもらうことにした。料理長に梅干、店員にいかの塩辛とういろうを食べてもらった。塩辛が苦手でした。

 ベンタイン市場 (Cho Ben Thanh)に行く。生鮮食料品から衣料、雑貨など何でもそろうホーチミン最大の市場。ここで日本の料理を食べてもらった。辛子明太子、いかの塩辛、たくあん、せんべい、粟おこし、ようかんでしたが、塩辛はやっぱりダメみたいでした。すごい匂いがするので近づくと果物の王様ドリアンがあった。1kg250円。動物系の腐敗臭のような臭いがあるが、甘いクリームの様なその味のよさから果物の王様と呼ばれる。3人は挑戦しましたが、ダメでした。
 チェーというフルーツやタピオカ、小豆やきくらげなどの具をコップに入れ、シロップやココナッツミルク、かき氷をかけたもので、ベトナムぜんざいとも言われるものに挑戦。「リンゴと龍眼のチェー」は5000ドン(35円)、ほんのり甘い「はすの実のチェー」は5000ドン、タピオカ・はすの実・小豆などのミックス・チェーで5000ドン。何とも言えない味だそうです(笑)
 家庭料理を味わうために、花子にハノイに先に行くように言う。

 宿泊はレジェンド・ホテル・サイゴンで、ロビーから素晴らしい。部屋も豪華でした。
 山口さんのアイザイを作る。お店は「ニャ・メ・シーファン」で、高級店。婚礼祭典用のアオザイは伝統民族衣装で公式な場合に着られることが多い。結婚式などには「カンドン」と呼ばれる帽子をあわせる。一般用のアオザイは、チャイナ風のような長いブラウスとクァンと呼ばれるパンツを組み合わせたもので学校や会社の制服としても着られている。オーダーメイドはUS$80〜300。日本語で対応していたように思います。
 ナイト・マーケットはベンタイン市場の店が閉まる18時頃から、市場の裏門と西門の前で始まる。衣料や雑貨の店や軽食や海鮮料理などの屋台が賑わう。貝殻のバッグは10ドル。サンダルは10万ドン(630円)。
 ナイト・マーケットの「サオ・ドン Sao Dong」の若い女性店長タオさんが食べ方を教えてくれました。「揚げ春巻き」は2.5万ドン(175円)で、葉に巻いてタレをつけて食べます。「海老の酸っぱい物炒め」は3万ドン(210円)。「生春巻き」は1本2500ドン(17円)。店長に梅干を食べてもらった(笑)
 その後アイスクリームを食べるために「ケム・バック・ダン Kem Bach Dang 」という店に行く。「ココナッツ・アイスクリーム」は4万ドン(280円)でフルーツのトッピングがいっぱい。「太陽アイスクリーム」は4万ドンで、フルーツの中に生クリームののったアイスがある。

 朝食は道を越えたところ。コーディネーターのチャンさんが渡り方を教えてくれた。「急に走ったり止まったりしなければ、車やバイクが避けてくれるので、混雑している道路を上手く横切れます。」。お店は「バイ・ミー・ナム・サン」でステーキのお店。ステーキの上に卵をのせてやきます。「サム・サン・スペシャル」はステーキ、卵、パテ、ハム、肉だんごで、120円。肉は硬いそうです(笑)。朝6時半頃はかなり混んでいるそうです。
 日本でいう銀座「ドンコイ通り」に行ってみた。

●ハノイ
 ベトナムの首都ハノイのノイバイ国際空港に到着した花子は、ハノイ・デーウー・ホテル Hanoi Daewoo hotel にチェックインした。日本人スタッフに出迎えてもらった。庭のプールも優雅。今回は小泉総理が宿泊した部屋。多くの部屋がある。天蓋付きのベッドに感激。

 朝食はハノイゴルフクラブの室賀信男さんに教えてもらった「フォー・ラム・ナム・グー」というフォーの店。フォーは米でできた麺を豚肉や牛肉からとったスープで食べる、ベトナムで最もポピュラーな麺料理。フォー・ガーは1万ドン(70円)。室賀さんは今ゴルフ場を建設していて、来年オープンするそうです。

 花子はホアンキエム湖で家庭料理を食べさせてくれる人を探すが、日本語が通じないので、なかなか探せなかった。

 ハノイも歴史的建造物が多く残っている。大教会、レーニン像、大劇場(オペラハウス)などがある。シクロに乗って観光した。シクロはベトナムの名物自転車タクシーで、庶民の足として利用されることが多い。緑が多い。
 文廟は孔子を祭るために1070年に作られたもので、ベトナム最初の大学がここにあった。1779年までの700年間に学者や政治家などを輩出した。入って左の石碑には大学の卒業者の名前と生年月日と出身地、卒業年月日が書いてある。ベトナムは昔、文字に漢字を使用していたために、個人の名前には漢字表記もある。みんな石廟に触れて祈願していました。漢字が多く使われていました。
 ホーチミン廟に行く。ホーチミンの遺体が安置されている。中を見学する際は、半ズボンなどの露出の多い服装では入れない。

 タイ湖にギョっとする料理がある。水辺のレストラン「クァン・オン・ザ Quan Ong Gia 」という店だが、看板には「Ong Gia Chinh Hieu」と書いてある。ここではタニシ料理を出している。「オク・ハップ・ラ・チャイン(タニシの香草蒸し)」1万ドン(70円)。小型のサザエみたいなものですね。それとギョっとする料理は「カ・ロック・チェン・ス(ラィギョの素揚げ)」5万ドン(350円)で、ウロコと内臓を取って、油で丸ごと揚げる。ペーパーライスにのせ、パクチーなどをのせて巻いて食べる。タニシよりおいしいと山口さんは言ってました。ここの店長に梅干などを食べてもらったが、塩辛もおいしいという。

 アオザイはハノイの「ホン・ジアン Huong Giang 」という写真屋さんに届けてもらっていた。山口さんのは青で$130、花子のは薄いピンクで$80でした。3人で記念撮影をしました。

 花子が探してきた家族「レ・チ・ゴック」さん宅を訪問。3世帯が一緒に住んでいました。いろいろな家庭料理を作っていただきました。「酒ごはん」は、黒い色で、ベトナムの北部でよく食べられるお米を発酵させてつくられた料理で、祝い事や客人をもてなす時に振舞われる。「米と卵と肉のすり身の揚げ物」は、ベトナムの一般的な家庭料理で、もち米の入ったハンバーグのような感じらしいです。「カニとタロイモのスープ」は、代表的なスープで、カニを殻ごと潰してそのエキスをたっぷりとスープに入れてつくるが、おいしいそうです。
 お礼に花子が卵焼き、寛平がタコ焼きを作りました。タコ焼きは好評でしたが、卵焼きは寛平にもまずい味だったようです。あとは寿司や天ぷらのサンプルを差し上げました。


テレビ番組「2005年5月の「旅サラダ」はいとうまい子さんでベトナム・カンボジア」

 日本から飛行機で5時間。ベトナム航空で行きました。

●ホーチミン Ho Chi Minh
 道路はバイクで洪水。道路を渡ってみた。びびらないで渡るとよけてくれるらしい。
 一番活気のある市場、ベンタイン市場に行ってみた。食料品から日曜品まで何でも揃う。バイクに乗る時の必需品マスクを購入。5000ドン(35円)。女性は口紅がつかないし、うまく作ってありました。
 キムビン市場の横では屋台みたいになっていた。路上でデザートのチェーを売っていた(7−12時)。バナナゼリーにココナッツミルクをかけゴマをふりかける。2000ドン(14円)。
 雑貨屋「オーセンティック(Authentique)」に行く(6 Dong Khoi District1 , Ho Chi Minh City:tel:84-8-823-8811、9時〜21時:年中無休)。可愛い雑貨が多く、紫ポーチ 6ドル、小物入れ 3ドル、CDケース 7ドル。カラフルなバッグは2000円程度。家具もとってもオシャレ。

 チョロン Cho Lon は中国から移り住んだ華僑の人が文化を守り続けている川沿いの地区。フランス映画「ラ・マン」の舞台にもなった。漢字の看板もあるし、漢方薬通り、文房具通りもある。「富記」という店ではオーダーで木や青銅、ゴムなどでオリジナルのハンコを1時間で作ってもらえる(146 Phung Hung P.14 - Q.5 TP HCM、Tel: 84-8-8577022、10時〜17時:年中無休)。ウサギのが可愛かったけど、まい子さんは天秤棒をかついた人のハンコを作ってもらいました。8万ドン(560円)。

 ティエンハウ寺(天后宮)は18世紀(1760年)に建てられた華僑のお寺。航海安全の守り神ティエンハウ(天后聖母)が祀られていて、線香の煙がすごい。天井からつり下げられた大きなうずまき線香が印象的。

●カントー Can Tho
 ホーチミンから南西にいきメコン川を渡ったところにある町。朝6時、この町が最も活気づく時間。船から町を見てみた。水上生活をする人々に圧倒されたそうです。
 水上マーケットは朝5時頃からたくさんの舟が集まる(10時半頃まで)。船につきさしたような棒にカボチャやパイナップルが売っているものも目印。スイカ1個1万ドン(70円)で、甘くておいしいそうです。

 宿泊はヴィクトリアカントーホテル Victoria Can Tho Hotel (Cai Khe Ward, Can Tho City, Vietnam、Tel:84-71-810-111、Fax:84-71-829-259)で、フランス風で純コロニアル形式?。今回は219号室のヴィクトリアスィートで、250ドル(税サ別・朝食付き)。川の流れもよく見えて素晴らしい。
http://www.victoriahotels-asia.com/

 独創的なフォーを作っている工場を訪問してみた。俗名「BA BAY」といい、見学無料。住所:Ap Loi Vu B, P. An Bonh, Quan Ninh Kieu, Can Tho、電話:071-847488。フン・ティー・ウットおばあちゃんの工場。
 まず、水とお米を混ぜて砕き、ミルク状にする。余分な水を除いたものをクレープみたいに薄く焼き、3時間天日干しにする。生春巻きの皮にもなる。特別に牛肉の料理フォー・ボーを作ってもらった。


●ダラット Dalat
 ホーチミンから北東へ300kmの標高1500mの高原のリゾート。素朴な色合いの駅が印象的。フランス人が避暑地として愛した。公園の花がきれい。ダラット市場に行ってみた。野菜が山なりだが、ピーマンは長さが20cmくらいあってでかい!大根は小さい(笑)
 ダラット大教会はピンク色でロマンチック。この町のシンボルは美しく輝くスアンフォン湖。この湖の浮かぶレストラン「トゥイータ(Thuy Ta )」(01 Yersin St., Dalat 02-04 Tran Quoc Toan St., Dalat、tel:063-822-288、fax:063-510-649、6時30分〜22時30分、年中無休)。「ピーマンサラダ」4万ドン(280円)は、ピーマンの中にマヨネーズで味付けした高原野菜が入っている。じゃがいも、砂糖大根、いちごも入っている。「サバのトマトソース」5万ドン(350円)は、トマトソースが少しピリ辛。

 宿泊は白亜の宮殿のようなエントランスのホテル「ソフィテル・ダラットパレス」(12 Tran Phu Street Dalat、Tel:84-063-825-444、Fax:84-063-825-666)。ロビーはすごくシックで趣きがある。アイボリーがベースの色で、アンティークでゴージャス。今回はスィート・ジュニア・レークビューで、2人345USドル。ダラットの空港から約40分。1922年に建てられたホテルを改装し、1995年に再オープンした。
http://www.sofitel.com/sofitel/fichehotel/gb/sof/1744/fiche_hotel.shtml

●ニャチャン Nha Tiang
 ベトナムの最高級のビーチ・リゾート。ダラットから車で5時間。高台には町を見守っている巨大な白い大仏がある。ロンソン寺は、大乗仏教のお寺です。
 ホンチョン岬に行ってみた。潮の満ち引きによって形を変え、眺めも素晴らしい。
 アナマンダラ・リゾート(Ana Mandara Resort、tel: 84-58-829-829、fax: 84-58-829-629)は海に面して立つ高級リゾート。客室は全てビラ形式。今回はアナマンダラヴィラで、2名利用で、US407ドル。プライベート・ビーチが自慢。

●タイハイ村
 ニャチャンの東南にある漁村で、朝5時半に漁に出た人を待つ元漁師、グエン・バン・バンさん(68才)は息子たちが漁をしていた。

●フエ Hue
 北上し古都フエに向かった。ベトナム最後の王朝グエン朝の都(1802年から143年間続いた)として栄えた。華やかには見えるが、フランスの支配で苦しい現実もあった。入場料5.5万ドン(390円)。色鮮やかな廟門からは当時の華やかさも感じられる。歴代の皇帝と皇后が奉られている世廟は朱色に金色の縁取り。2003年に世界遺産に登録された宮廷音楽。グエン朝の末期に皇帝の前で演奏した人が現役だった。ルー・フー・ティーさん(95歳)。今では息子や孫に教えて宮廷音楽を守っている。本物の宮廷音楽「ニャニャック」を聞かせてもらった。9時〜11時、14時〜16時。年中無休、入場料2万ドン(140円)。
 世界遺産の王宮を中心とした旧市街、そしてクオン川?。人々もゆったりしているように見えた。船から見ると何となく懐かしい感じがした。川下りは、センチュリーホテルの横から出発。料金は1隻1時間あたり10万ドン(700円)。最少催行人数なし。


●ハノイ
 首都。大都市だが緑が多い。バイクが多い。カラフルな建物が多く、どことなくフランスの感じがするレトロな街並み。
 ハノイ名物のブンチャー Bun Cha を「ダック・キム Dac Kim」(1 Hang Manh Str, Hanoi、tel:8-285022)に食べに行った。春巻きを揚げ、豚肉を網焼きにする。ヌクマムの入った甘めのスープにブンというお米の麺を入れ、パクチーなどを好みで加えていただく。唐辛子の辛味もついている。次は豚肉を入れ、揚げ春巻きも食べる。2.5万ドン(175円)。

●ドンホー村
 車で1時間半。ドンホー版画という木版画で有名な村。グエン・フー・サムさんは村に2人しかいないアーティストの一人。住所は Thon Dong Ho - Xa Song Ho , Thuan Thanh -Bac Ninh、tel:0241-865-482。
 赤色はレンガから作る。花の実から黄色を作る。貝殻から白色を作る。黒は落葉の笹を集め焼いて水をかけ炭にして作る。ゾウという木から作ったベトナム紙に描く。一枚づつ色を重ねてつくる木版画で独特な色合いと素朴なデザインで人気。

●ハロン湾バイチャイ
 ドンホー村から車で3時間、ベトナムで最も幻想的な場所と言われる。ハロン湾沿いの小さな港町、バイチャイ。
 宿泊は「ハロンプラザホテル Halong Plaza Hotel 」(No 8 Ha Long Road, Bai Chay, Ha Long City, Quang Ninh、Tel:84-33-845810、fax:84-33-846-867)。ハロン湾を一望できる、落ち着きのあるホテル。ロビーは優雅でとても開放的。部屋はシックで落ち着きがある。今回は、エグゼクティブスイートで、US300ドル。部屋からハロン湾が一望できました。

 奇岩の多いハロン湾クルーズ「Huong Hai Junk」に参加(住所:No.1 Bai Chay, Ha Long、Tel: 84-033-845-042、携帯:095-333-9666)。乗船料1隻(3時間コース)45万ドン(3150円)、入場料1人3万ドン(210円)。ハロンとは降龍の意味で、龍の母と子がこの地に舞い降り、岩となって国を守ったという伝説に由来している。海はヒスイ色で、霧がたちこめて神秘的でした。切り立った岩が迫ってきて迫力がある。クルーズは約3時間〜5時間で時間によって値段がかわる。今回乗った船の番号は QN-3248H でした。夕陽もきれいでした。
 海に浮かぶ市場で、魚介類を購入し船で調理してくれる。調理代金は乗船料に含まれている。ビール蒸しにして食べるのが一番おいしいそうです。シャコ1匹US1ドル、カニ1匹1ドル、伊勢エビ1匹10ドル、エビ1匹1ドル。何をつけなくてもおいしいそうです。

●カンボジア シェムリアップ
 今から1000年前にアンコール王朝の王たちが広大な密林を切り開き、600を越える寺院を築きました。伊藤さんはずっと来たかったので、40歳にして来れたというのが嬉しいという。18世紀にフランス人によって発見された。

●アンコール・トム Angkor Thom
 1辺が3kmで高さ8mの城壁、幅113mの堀で囲まれた王都アンコール・トム。その中心にバイヨン Bayon寺院がある。積み上げられた石が宇宙を凝縮したような感じを受ける。アンコール王朝にかげりが見え始めた12〜13世紀初頭に建てられ、永久に繁栄が続くことを祈って建てられた仏教寺院。アンコール遺跡入場料(アンコールワットなど複数の遺跡の共通券)は、1日券20ドル、3日券40ドル。遺跡への道の途中のゲートで入場券を買う。すべての遺跡に有効で、それぞれの遺跡の入り口に係員がいて、その都度提示を求められる。アンコール・ワットをしのぐスケールだと言われている。迷路みたいになっている。
 神の降臨するバイヨンの頂きには、どこを見ても顔、顔、顔。四方に向けられた仏の微笑み。慈愛が世界に向けられている。全部で196あるがいろいろな顔がある。

 影絵芝居(スバエク・トム)を見に行った。白い布がスクリーンで、木琴や太鼓を鳴らし、ココナッツの殻を盛大に燃やす。みんなが全身でリズムを取りながら人形を動かして、インドの叙事詩の物語がすすむ。この人形はなめした牛の皮にデザインを描き彫ったもの。12世紀頃から伝えられている。内戦のためにずっと途絶えていたが、10年ほど前から復活しているそうです。
 注意としては、番組中で紹介された大規模なものは通常見ることができず、レストラン「バイヨン1」などで見ることができる。住所は、Wat bo Road, Siem Reap、Tel:012-614-040。値段は食事代のみ(夜19:30より影絵)。


 4回目はビデオ不調でHPからの転載です。
●アンコールワット
 12世紀前半に建てられたヒンドゥー教の寺院。クメール建築の頂点ともいわれる、世界遺産。西向きに建てられているので、午前中は逆光になるので、午後からがおすすめ。入場料は1日券がUS20ドル、3日券がUS40ドル。遺跡ゲートで入場券を買う。すべての遺跡に有効で、それぞれの遺跡の入り口に係員がいて、その都度提示を求められる。

 市場に行く。オールド・マーケットは、町の南側のメインストリートであるシヴァタ通りとシェムリアップ川の間にある市場で、営業時間は8時〜21時頃までで、店により異なる。魚や肉、野菜の生鮮食品や雑貨までいろいろある。

 宿泊は、「ヴィクトリア・アンコールホテル Victoria Angkor Hotel 」(Central Park, Siem Reap, Kingdom of Cambodia、tel:855-63-760-428、fax:855-63-760-350)で、2004年にオープン。クメールの伝統的な建築様式をベースにしたフレンチコロニアル様式の館内。今回は、ヴィクトリアコロニアルスイートで、2名US440ドル。「マハラジャスイート」と「タプロムスイート」も見学した。
 食事はホテル内のレストラン「レ・スカール L`Escale 」。「ローファの焼き春雨」はUS5ドル。「シーフードアモック(クメールスチームカレー)」US10.2ドル。

●アンコール遺跡のタ・プローム
 発見されたときの状態で残されている。樹木の除去や修復をしないまま、据え置かれており、自然の脅威を感じさせる遺跡。入場料はアンコールワットなどと共通券。


テレビ番組「うまさと感動!ベトナム夢キッチン」

 2005年2月19日放送。関根勤、佐藤江梨子、宇梶剛士さんが出演。ベトナムに行ったのは佐藤、宇梶さん。ベトナム航空は昨年日本就航10周年。現在、成田、大阪、福岡から直行便が飛んでいる。近く名古屋ーホーチミン線も開通する。TVQ九州放送製作。

●東京
 まず「Yサイゴン代官山店」で食事をした。日本にいながら最高級のベトナム料理が食べられるお店で、ベトナムの4つ星レストランから派遣された有名シェフが腕を振るう。「ゴイ・ソグ・サック(五色のサラダ)」は白身魚、牛肉、ゴーヤ、野菜、揚げウナギなどのサラダ盛で、4人前で7000円。「ゴイ・デユ・テュ」1680円は、エビ、豚肉の薄切り、青パパイヤのサラダを冬瓜の器に盛ったもの。「ゴイ・クン」1260円は、エビ、豚肉、野菜入り生春巻き。「特製春巻き盛り合わせ」3150円は、エビすり身、フランスパン、車エビ、イカ、里芋、牛肉などをパインの器に盛ったもの。「前菜孔雀みたて」5250円(要予約)は、魚介のすり身の飾り盛り。

●ホーチミン
 かつてはサイゴン、東洋の真珠と言われた。革命運動の指導者ホー・チ・ミン氏の記念像がある。異国の文化を貪欲に吸収してきた町。バイクの数がすごいが、信号機が少ないので混雑もすごい。しかも2人乗り、3人乗りが多い。空港から30分で町の中心に到着。今回のコーディネータはチャンさん(32歳)。

●フォー
 屋台ではフォー Pho がある。これはお米でできた麺をあっさり味のスープでいただく、ベトナムの国民食。味自慢のフォー専門店「バッ・ハ Bac ha 」でフォー・ガー(鶏肉)とフォー・ボー(牛肉)、各1万ドン(70円)を注文した。ライムをかけて香草をのせて唐辛子・ピクルス?をのせて食べる。揚げパンも入れて食べる。店員さんは16歳だった。

●クリスマス・イヴ
 午後7時過ぎでも通りはバイクでいっぱい。その日はクリスマス・イブだったようですが、川のようなバイクの流れの中を通りを渡りました。クリスマスのお祭りをしていた。棒登りとか子供がしていました。屋台のカード店も並ぶ。クリスマスカードを親しい人と送りあうという習慣がある。道路の上に横にずらりと並ぶ色とりどりのイルミネーションがかかっていて、きれいでした。ベトナムの人にとってバイクの上が大事なデートの場所だそうです。サイゴン大教会もライトアップ。

●宿泊
 レジェンドホテル・サイゴン。日本企業が経営していて、民族衣装のスタッフがお出迎えする5つ星ホテル。常時日本人スタッフが駐在していて、1泊180ドル〜。ベッカムも宿泊したとか。東京事務所は tel:03-3544-0340。サイゴン川に面していて、緑の多いホーチミン2区もよく見える。そこではお米なども生産している。

●お米
 お米は1kg3500〜1万ドン(25円〜70円)。お米は世界の3本指に入る輸出国(タイ、インド)。変わったお米料理の店「コム・ニュー・サイゴン」はおこげを食べさせてくれる店。壷に入れているを投げて割って、おこげを空に飛ばして、それを受け取る。おこげが取り出せないので、割って、お米を空に飛ばして受け取っているのだとか。その間に破片を飛ばすそうです。「コム・ニウ(おこげ)」は2万ドン(138円)。味付けはネギと唐辛子入りのヌックマム(魚醤)。お好みでゴマもかける。

●カフェとフランスパン
 ベトナムにはカフェが多い。ベトナムのコーヒー生産高はブラジルに次いで世界2位。フランスにより持ち込まれた。同様にフランスパンも持ち込まれ、いろいろなところで食べることができる。
 パン専門店「ハノイ」(160 Le Thi Rieng)は有名で、パンは勿論、ハムも手作り。サンドイッチにレバーをペーストし、ダイコンやキュウリやハムや香草をはさむ。「パインミー(サンドイッチ)」8000ドン(55円)。サンドイッチは本当においしいそうですが、フランスパンなのにそれほど堅くないので食べやすいようです。

●アオザイ
 1800年頃にチャイナドレスをベースにして生まれ、フランスの統治時代の1930年代に今のような現代の姿になった。白いのは高校生の制服となっている。

●ホーチミン2区
 現在のホーチミンは開発ラッシュ。中心部にほど近いサイゴン川(全長256km、川幅300m)に向かった。都市部のホーチミン1区と川をはさんだホーチミン2区は同じ市内なのに全然違う。ジャングルがあり、昔ながらの市場(トク・ティエム地区)、建物が残っており、川で洗濯していたりする。ホーチミン2区は副都心としての大規模な開発計画があり、現在の姿は間もなくなくなってしまうらしい。温暖な気候を利用して米も二期作が行なわれている。この川を上流に上っていった。
 15分上がると田舎。トァン・バン・バさん(67歳)のお宅を訪問。ここも副都心計画に入っている。電気はきているが、水道・ガスはきていない。だからお風呂は川(笑)魚を養殖したりして生計をたてている。飼料以外にも青草やもやしが魚のエサとなっている。現在3200尾のライギョを養殖している。最近は魚泥棒が多いらしい。

●フランスパン
 宇梶さんは朝5時からフランスパンの出どころを探した。美味しいと言われるフランスパン工場に行く。500軒ある工場の中でも一番おいしいと言われている。工員は5人。深夜1時から朝10時まで仕事をしているという。毎日3000個以上作っていて、サンドイッチ屋さんなどが購入していく。宇梶さんも手伝ったがなかなかうまくいきませんでした。1個1000ドン(7円)。
 グエン・バン・フックさん(26歳)は職歴12年で責任者。子供が生まれたというので、お家に伺うことにした。ベトナムではお祝いで鯉を贈るというので、鯛に似た鯉ユフォン(1尾3.8万ドン:260円)を買った。次に紙おむつを買った。工場を出て車で1時間でフックさんのお宅に着いた。生まれて3週間目のフックさんの子供を祝福して鯉を贈った。それを奥さんと母親が調理してくれた。彼の月給はベトナム人の平均の120万ドン(8400円)。

●大衆食堂
 町を歩いていると、COMと書かれた看板が多い。これは大衆食堂の意味。ホーチミンで一ニを争う有名店が「コム・バーカ」(表示はDong Nhan )。30−40種類の食材がある。指で示せば、テーブルまで運んでくれる。1皿1万ドン程度(70円)。トクルン・チィエン・ティットは豚ミンチ入りたまご焼き。クア・ロットはカニの天ぷら。甲羅も柔らかくて食べられます。秘伝の味を覚えるために、佐藤さんはお店の女将のフォンさん(51歳)にお願いして、朝6時から手伝うことにした。
 朝6時からはトマト切りから手伝った。10時開店。2階は1階よりもさらに広い。日曜だったので、日頃の7割程度だったが忙しい。結局お皿を下げる役になったが、かなり邪魔でした。次は皿拭きをした。

 佐藤さんは女将さんにお願いして料理を作らせてもらった。女将さんは日本料理に興味があるから許してくれた。
 佐藤さんはホーチミンで最大のベンタイン市場に行って、じゃがいも、人参、たまねぎ、お醤油、豚肉、干し椎茸、ベトナム焼酎などを購入。午後2時半からお店の前で肉じゃが作りを開始。かなりの人だかりができました。1時間40分でできました。これを味にうるさい女将さんに食べてもらいました。美味しいというので、お店に出してもらった。味はいいけど、煮崩れしていたので、最初は売れ行きはイマイチでしたが、フォンさんが勧めてくれてほぼ完売しました。このお店のお客は濃い味が好きな人が多いからって言われました。


テレビ番組「めざましテレビ大冒険!まだまだ世界には夢と不思議があふれてる!」

 2004年7月6日放送。フジテレビ製作。

●ソウル
 韓国で一番使われている日本語は何か。24時間街頭でインタビューした。品川庄司がでかけた。「チャル・スヌン・イルボン・マルヌン?」
 10位バケツ(バケスと発音する)、9位カラオケ、8位おいしい、7位ツキダシ。さしみ屋プルン・バダッカ・ナルトに行って「ひらめの刺身」(3−4人前2−3万円)を注文すると、つきだしが17皿で、全部タダ。最初は1皿だったが、サービス合戦でこうなったそうです。6位すごい、5位もしもし。韓国でも電話の時はよく使うそうです。4位トンカツ。韓国人も日本語と知らない人が多い。192店舗のシンポ・ウリ・マンドゥで食べてみた。4500ウォン(450円)で、トンカツにはソースがたっぷりかかっている。3位ツメキリ(スメキリと発音します)。2位愛してる。1位「可愛い」でした。

●フィリピン・マニラ
 世界一むせる料理は何か。食道に入らずに気管に入ったらむせるそうです。むせる要素は(1)気管の粘膜に触れた時、においが強いもの。(2)すすって飲む時に気管が開いているので、気管に入りやすい。(3)揮発性が高くて、呼吸と一緒に肺に入る。例えば酸っぱいもの、暑いもの。
 阿藤快が、においがすごいものの代表として、「ビコール・エクスプレス」を食べる。フィリピンのレガスピーという町に行く。地元の人に「ビコール・エクスプレス」発祥のレストラン「ワーワイ」Waway's restaurant を教えてもらった。ココナッツ・ミルクを温めて、豚肉の細切れとニンニクを入れて混ぜ、味のベースとなる小エビの塩辛で味付けをし、じっくり煮込む。50本の唐辛子を刻んで入れる。つまり唐辛子そのものを食べるための料理です。水分がなくなるまで煮込んで、できたてが一番おいしいそうです(笑)料理は150ペソ(280円)。匂いがすごいが、阿藤さんはむせませんでした。

●ベトナム・ホーチミン
 すすることでむせるという「ブンボーフエ」に挑戦。ベンタイン市場の飲食店街で探したら、「Bun Bo Hue」と書いてあるお店があった。専門店「フォー・スン」で、7000ドン(70円)。作り方は、米の麺をゆで、牛肉や様々な香草をのせ、牛スジ肉を6時間煮込んだ特製のスープをかけて、さらに香草をたぷりかけてできあがり。見た目は肉うどんでした(笑)が、麺もダシもうまいそうです。香草が鼻にきてむせるそうです。みんなすすらないからむせないようですが、阿藤さんはすすったので、何度かむせました。

●タイ・バンコク
 揮発性が高くてむせるものとして「パッキーマオ」がある。ある屋台を探していたら、お客がやたらむせていたので、すぐわかった(笑)炎の屋台料理店「クルア・クンポーン」。まず熱々に熱した鉄板が置かれた。それに焼きソバをのせた瞬間から阿藤さんはむせました(笑)麺とブタ肉、バジル、唐辛子などをナンプラーで炒めたもので、ピリ辛醤油焼きそばという感じ。30バーツ(80円)。阿藤さんは10回以上むせました。で、料理を作っている人を見てみたら、豪快な炎の中でむせていました(笑)熱した油にブタ肉と唐辛子を入れ、ナンプラーやコショウで味付けをし、これにバジルと平麺を入れて炒める。多い日には100食以上作るそうです。これが世界一むせる料理として決定しました。

●インド
 インド人は自分の母親のカレーの味を覚えているか。5人のインド人のお母さんに来てもらって、料理を作ってもらって、子供たちに当てさせた。藤井ふみやさんが進行係りをしました。

●ニューヨーク
 世界一の高額紙幣を探す。あびる優さんが行きました。Travelex 社で聞くとアメリカの1万ドル紙幣だという。オークションに行くしかないという。

●メンフィス
 エルビス・プレスリーが青春を過ごした町。ここのマリオット・ホテルで開催されたオークションで1万ドル紙幣がだされた。ジョンさんが落としたら見せてくれることになっていたが、8.5万ドルで謎の男性が落札。この人は取材を拒否した。

●友達数珠つなぎ
 鶴瓶さんにたどりつくように、知人を紹介してもらって、アフリカのサントメ・プリンシペ民主共和国(人口15万人、日本人在住0人)の小さな島の一般人から何人でたどりつくかをやってみた。アドリアーノさん(38歳)の知人を紹介してもらった。2人目、ムンギットさん(22歳)。パンの実というフルーツの外側を切って、1時間オーブンで焼いてくれた。食べるとパンというようりもイモの味がした。3人目観光ガイドのオーガストさん(27歳)。ガボン共和国のフラビオさん(52歳)を紹介してくれた。5人目はマリアさん(51歳)。南アフリカ・ヨハネスブルグのスタンレーさん(38歳)を紹介してくれた。7人目はケープタウンのヴァネッサさん(43歳)。ヨルダン料理のメソポタシアでベリーダンスをしている。8人目はNippon House の魚田洋善さん(48歳)。元船乗りで遠洋漁業の船員達の休憩所を管理している。食事もできるし、お風呂に入れます。9人目は鹿児島の柿木園稔さん(49歳)は元船員で今はクレーンを操縦している。10人目は倉敷の辰巳利男さん(50歳)。11人目は加古川の河合武則さん(31歳)。12人目は大阪・心斎橋のバーを経営している前田勝之さん(32歳)。13人目は坂本雅央さん(41歳)。友人が鶴瓶さんと一緒にいるところを見たという。14人目は深水憲一さん(57歳)。20年前にミナミでスナックを経営していて、そこに鶴瓶さんが毎晩来て飲んでいたという。15人目でたどり着きました。


テレビ番組「道浪漫」2003年12月21日は星野知子さんでベトナム

●ハノイ
 「ハノイ36通り」は昔ながらの面影を残す、職人さんたちのエリア。通 りにはそれぞれ扱うものの名前がつけられている。リ朝の都が置かれた頃に 商業保護のために、職人を集めたのが始まり。ハンティエック通り(ブリキ 通り)、ハンマー通り(紙細工通り)、ハンチエウ通り(ゴザ通り)など3 6通りあったので、ハノイ36通りと呼ばれるようになった。
 竹を使った伝統楽器のお店によった。ベトナム風一弦の琴ダンバウ。木琴 ならぬ竹琴クロンプットは並べた竹の筒の手前で手を叩くと音が違ってでて くる。
 文房具屋さんのご主人の好意に甘えて、うなぎの寝床のようなお店を見せ てもらった。間口が小さくて奥が深いです。何と88m!一番奥はトイレで した。家族28人で暮らしているというグエン・ベト・タンさんでした。最 近はこういう家は珍しくなったそうです。

●ハイフォン
 ハノイから東に車で2時間。ベトナム北部第二の都市。とてもおいしい地 域限定の麺があるというので訪問した。バインダーというのが干してある。 米を砕いたものを機械で蒸して作る麺でなのだが、茶色になっている。横に ある鍋に入っている「砂糖を煮詰めたもの」を入れるからだが、甘くなくて 苦い。伸ばして蒸したバインダーは手作業で麺状に切っていく。きしめん風 。
 料理として、カニでダシをとったスープをかけ、これに野菜をたっぷりか けたバインダークアは6000ドン(40円)。見た目はかんぴょう。甘く ないが、コクがあるそうです。

●モット・トゥオン
 ハノイの南西ののどかな田園風景の伝統的な刺繍の村。バンティン刺繍工 房を訪問したが、学習塾に来たような感じ。子供たちは午前中の学校が終わ るとここにやってくる。12歳からはじめるそうです。それでお金をもらう とか。11年やっている女性は見事な虎を縫っていましたが、色を重ねるの が楽しいとか。

●ドンホー
 ハノイの北。ドンホー版画は400年続く伝統工芸。素朴な図柄と色合い が人気。営業時間は7am-7pmで年中無休。tel:(84) 241-865-482

●ハロン
 ハノイのずっと東。この港町はのホンガイ市場は朝4時から賑わい、おい しいものが食べられる。レストラン・トゥー・ヒエンに行ってみた。表には 貝が並べられていて、カブトガニもいた(笑)食べたい食材を食べたいだけ 買って、お好みの調理法で料理してくれる。シャコの野菜炒め、上海蟹のよ うな蟹、細長い貝、他に4皿とスープ?で1000円ちょっと。細長い貝は 端を切って吸う。
 宿泊は「ハロン1ホテル」。ハロン湾で最も歴史があるホテルで、故ホー チミン大統領も定宿にしていた。カトリーヌ・ドヌーブも宿泊している。今 回は208号室?のデラックススィートで1泊100ドル!。豪華です。普 通の部屋は1泊60ドル〜。部屋から美しいハロン湾を一望できます。
Tel:(84)33-846-320 Fax: (84)33-846-318

●ハロン湾
 龍が舞い降りるという意味を持つハロン湾は世界遺産。幽玄で神秘の風景 。入域料1人3万ドン(200円)。クルーズにでかけた(チャーター料1 時間25万ドン:1700円)。ぼんやり見える風景が神秘的で、突き出た 奇岩の数々は2000を越える。親指、闘鶏などという名前がついている。
 そこに船で暮す人々がいた。ヴァンザという村になっている。船にはブラ ンコも見えました。家畜を飼っている家もある。小学校も船で120人の小 学生が通っている。11時になると下校。ファン・デム・ポイちゃんのお家 を訪問した。子供たちはマイボートで下校する。5人家族で、床下は養殖場 となっている。夜中3時から8時までと午後に漁に出ているそうです。陸上 に住むのも夢だという。
 ティートップ島に上陸。400段の階段を上って、この島の頂上の中国風 の建物から見る風景は絶景。龍が舞い降りる風景。ここで生活している人を 思って、いとおしくなると言っていました。

http://mbs.jp/tv/michi/362/


テレビ番組「SPEEDふたたび、今、始められること・・・ベトナム」

 2003年12月21日放送。再結集したSPEEDが、 NGO団体「 Save the Children」の活動を支援するためにベトナムを旅した。コンサート 風景も番組の半分放送した。敬称略。関西テレビ製作。

●バオ・アイ村
 ハノイの北西、絵理子と多香子は車で5時間のこの村に向かった。ザオ族 の集落で、2000年には3歳以下の栄養不良児率は46%だったが、栄養 改善により25%まで減った。3歳以下で栄養不良になると、将来、病気に かかりやすい身体になるという。日本の3歳児の平均体重が14kgなのに 対してベトナムの山岳地では8kg。
 ザオ族の栄養改善指導員ニャンさんを訪問。支援前はこの集落では肉や野 菜を子供に与えなかったが、今は栄養バランスを考えた離乳食を与えている そうだ。母親は20歳くらいで多香子らと同年代。給食会の手伝いをした。 まずは連絡。一軒一軒、村じゅうを回ったが、中には小舟で20分かかると ころもあった。HITOEとHiroも参加。メットという野菜も採りに山 の中に行くが、意外とたいへんだった。川も裸足で渡ったが大騒ぎだった。 1時間かかって見つけた。そしてニャンさん宅でお粥を作った。子供たちは みんな喜んで食べてくれた。

●バオ・ダップ村
 ハノイの西北西に車で5時間くらいの村。バオ・アイ村から15km。 HITOEとHiroはホア・セン幼稚園を訪問した。ここは幼児支援を行 なっている。園長はトゥエイツ先生で、子供たちが歌で迎えてくれた。そこ で「幸せなら手をたたこう」を歌った。よりよい教育のためには、学校だけ ではなく、家庭での教育が必要だと言われていた。そこで幼稚園では家庭訪 問をしたり、母親に幼稚園に来てもらって研修しているという。玩具作成研 修は廃品を利用して玩具を作る研修。
 小学生はゴム跳びをしていた。将来は先生になりたいというような夢があ って、目の輝きが違っていた。HIROEさんが「楽器を作って、みんなで 演奏する」ことと「絵を描いてプレゼントしたい」という提案をして、了承 を得た。
 絵理子と多香子も参加して、楽器を作るために、竹を伐採した。HITO Eは幼稚園の壁にかける絵を描きはじめた。多香子は「幸せなら手を叩こう 」のベトナム語訳を紙に書いた。
 絵理子とHiroは竹の楽器作りを行なったが、多香子と地元のお母さん 方が手伝ってくれた。ギロという楽器や竹のカスタネットや独自の楽器など を作った。次に「幸せなら手を叩こう」の歌の説明をした。そしてみんなで 歌った。
 最後にHITOEが描いた絵を村の人にプレゼントした。SPEEDの4 人とベトナムの子供たちが手をつないでいるもの。最後にベトナム語で「笑 顔でつなぐかけ橋、みなさんありがとう」と言って大きな拍手をもらった。 4人は本当に来てよかったと言っていました。


テレビ番組「花盛り よしもと4人娘 魅惑のベトナム珍道中」

 2003年10月26日放送。今いくよ、くるよ、非常階段シルク、西川 かの子が出演。途中からトミーズ健も参加。関西国際空港からベトナム航空 941便のビジネスクラスで行きました。洋食か和食かを選択できる。大阪 からホーチミンまで直行便で5時間。朝日放送製作。

●ホーチミン
 タンソンニャット国際空港は明るいが、暑いらしい。市内に向かうが、そ の途中でバイクの群れに遭遇。車は右側通行なのに逆行してくるバイクもあ るし、信号がない。1台に4人乗りまでいる!でも意外と事故は少ないそう です。
 シクロに乗って市内を回る。

 昼食は「クアンアン・ゴン」は、カフェスタイルで観光客にも大人気。き れいなお店です。生春巻1本3000ドン(25円)は香草(パクチー)入 り。豚入りビーフン3万ドン(250円)は生野菜と共にライスペーパーに 包んで食べる。
 「フォー2000」は鶏肉や牛肉をトッピングするシンプルなスープ麺の フォーの店。1.4万ドン(120円)。
 バインセオの店「バインセオ46A」。バインセオとは、豚肉とエビ、タ マネギを炒め、米の粉を溶いた生地を流し込み、野菜とアヒルの卵を焼いた ら折りたたむ、いわばベトナムのお好み焼き。1.5万ドン(120円)。 お昼によく食べられる。エビには殻がついていたので注意。

 ドンコイ通りのアオザイの店「ローズ・ブティック」でアオザイをオーダ ーメイドする。1着30ドル〜。ベトナムシルクでも1着4000円〜。 生地を決めてから採寸。翌日には完成する。西川さん30ドル、シルクさん 30ドル、いくよさん40ドル、くるよさん60ドルでした。
 ベンタイン市場で買物。屋内の床はきれいです。靴の店では4足で68万 ドンを60万ドン(4800円)に値切った。いくよ師匠はつけまつ毛を5 0セット購入(1800円)。日本の20分の1の値段とか。

 夜は屋台「シャオドン」に行く。ベトナム料理と中華も自慢で、中でもエ ビ料理は自信がある。一番人気の「ココナッツ・ジュースと蒸しエビ」( 270円)。「シーフード鍋」はお米の麺を器に入れてからスープと具をか ける(380円)。エビフライはチリソースでいただく(270円)。「豚 肉と麺のライスペーパー巻」は野菜とお肉をペーパーに巻く(270円)。 「ヤシガニの蒸し物」は身がおいしい(820円)。全部で21万ドン( 2000円)でした。スペシャル料理は「ホビロン」で、アヒルの卵を茹で たもので、孵化の直前に茹でたもの。焼き鳥のタマヒモの味がする。逆にう まいというので人気になった。

 「サイゴン・スパ」でエステ。男子は入れない。日本人スタッフの和田み ゆきさんが説明してくれる。フットケアは30分15ドル。コーヒースクラ ブはベトナムコーヒーと塩、エッセンシャルオイルをブレンドしたもので、 足をマッサージする。古くなった角質を取り除くという。フラワーバスは バラの花のお風呂。ハーバル・スチームバス&ハーバル・ジャクージ15ド ル。

 宿泊はレジェンド・ホテル・サイゴン。2001年オープンの5つ星。日 本人スタッフの相川美幸さんがいるので安心。1715号室のレジェンド・ スィート(1泊850ドル)に宿泊できることになった。

●ダナン
 飛行機で1時間半。ベトナムのほぼ真中に位置する町だが、やっぱり信号 がない。露店が並び、ドラゴンフルーツ、龍眼(約30個で1万ドン)。
 巨大なハン市場では何でも売られている。コブラ入りのお酒、野菜、魚な どを売っているが、横には美容室もある。洗髪、セロンマによる顔剃り(5 000ドン:40円)、ネイルケアもしている。
 市場の中に麺の店がある。焼き豚入りブン4000ドン(35円)は、お 米でできたベトナム麺に煮込んだ豚肉をのせ、特製の辛し味噌と、ココナッ ツ風味のかけ汁を加えたもの。

●五行山
 古くからの信仰の対象の山。入山料1万ドン(90円)。歩いて階段を上 がると縁結びの神様からいいことがあるらしい。途中には布袋様の像がある が、おなかを触るとご利益があるらしい。さらに先には岩山の間に観音像が あった。100年前に作られたらしい。洞窟の中を進むと、光が上から差し 込んでくる場所があった。感動! その先に縁結びの神様がいました。
 ミークアンというミークアンのお店。お米でできた黄色い麺に具をトッピ ング、特製タレをかけていただく。エビ鶏ミークアンは9000ドン(80 円)、エビ豚ミークアンは7000ドン(60円)。

●ノンヌォック・ビーチ
 ダナンの魅力の一つ。ダナンはベトナムのリゾート地として注目を集めて いる。フラマ・リゾート・ダナンに宿泊。スタンダード・ツインは180ド ル。オーシャンスィートは400ドル。日本人の伊藤里英さんがスタッフに いるので安心。
 アクアサイクルに挑戦。1時間10ドル。二人乗りの三輪車だが、力がな く、中止となった(笑)サーフィンができるくらいの波でした。次はバナナ ボートに挑戦したが、波が高すぎました。ボディボードもできます。
 ホテルの海鮮バーベキュー「ワイルド・クラブ」もあるが、イタリア料理 「オーシャン・レストラン」で夕食。ハムのオードブル18.6万ドン( 1500円)、チキンとマッシュルームのパスタ11.625万ドン(10 00円)、クルマエビのチキン包み21.77万ドン(2000円)、フォ ーシーズンズ・ピザ26.435万ドン(2300円)などは、オーストラ リアで修行してきたシェフのお勧めの創作料理。ピザはこの店の一番人気。 トミーズ健さんが来る。

●フエ
 ダナンから車で2時間。世界遺産のグエン朝王宮跡(フエ城)はベトナム 最後の皇帝が80年前まで住んでいた。入場料5.5万ドン(500円)。 お堀の鯉に餌をやった。
 「ブン・ボー・フエ」の名物はブンボーフエ。豚肉の団子や鶏肉を温かい スープでいただくスープ麺。1万ドン(90円)。
 中心を流れるフン川では、ちょっと変わった船ドラゴンボート(1人1時 間31万ドン:2800円)でクルージングができる。フエ城も見える。で も川は泥色です。

●ハノイ
 ブン・チャーという麺料理は、炭火で焼いた肉団子が入った特製ダレに麺 をつけて食べる冷やし麺。辛味が効いていて大人気。12000ドン(10 0円)。
 ポピュラーなのがフォー・ガー。あっさりしたスープに鶏肉や豚肉をトッ ピングしたもの。1万ドン(90円)。


テレビ番組「「道浪漫」2003年11月23日は星野知子さんでベトナム

●ハノイ
 ハンベー市場。タケノコもある。生きた鶏がいて、隣で鶏肉が、その隣で 鶏唐揚げが売られている。
 朝は路地で食べている人が多い。炊いたもち米の上にいろいろトッピング するのがシステム。豚肉のサラミ、一押しはおでんのように煮込んだ豚肉。 パラパラっと胡椒をふりかけて、仕上げは煮汁をたっぷりかける。ソイとい う料理で9000ドン(60円)。お米はちまきの味で、たれは甘くておい しいそうです。
 夜は連日大入りの水上人形劇。生まれたのは11世紀。沼や池が多いベト ナム北部の風土が産んだもの。だから仕草や振り付けなどは五穀豊穣を願う 人々の祈り。お昼に練習している舞台裏を見学させてもらった。ベトナム国 立人形劇団のレ・ジャドゥさんが案内してくれた。黒子はみんな胴長を着て 、竿で操作していました。人形も人よりも少し小さい程度ででかくて、重そ うです。重労働です。観劇料は大人3万ドン(200円)、子供2万ドン( 100円)、土日夜8時開演。

●バン・イェン・ニャン
 ハノイの東、車で45分。味噌を作っている。甕の中で麹と大豆で作る。 違うのは水で、ここではたっぷり水を入れる。甕1つで100リットルの味 噌ができる。熟成期間は1ヶ月。上澄みの色が透明になったら完成。上澄み はヌクコットと呼ばれておいしいらしいが、量が取れないので、値段は味噌 の倍する。お醤油に近い味らしいです。いろいろな料理にかけて食べる。
 売っているのは街道筋で、ペットボトルに入れて売ってある。ガソリンス タンドならぬ味噌スタンド。

●チュオン村
 ハノイの北西の村。ベトナムの人に欠かせない特産物のすげ傘を売ってい る。ファム・バン・ズンさんがいろいろな技を見せてくれた。カサスゲの葉 を砂でほぐして柔らかくして、天日で2日干してから作る。昔ながらの手作 業で、竹ひごで作った枠に葉っぱを重ね、糸で縫い合わせていく。ひとつを 半日ほどで作る。内側に切り抜きをはさむのが最近の流行で、赤い色などの 絵がきれいです。

●カオバン省フックセン
 もっと北に行ってみた。中国との国境の省。クアンホア市場(朝市:陰暦 の1と6の付く日に開催:午前5時〜11時)には、各地の少数民族が集ま る。紫色はターイ族、緑色はモン族など。ここで藍染めの服を着ているヌン 族の人を見つけ、住んでいるところに行ってみた。
 ヌン族はフックセンに住んでいる。奇妙なとんがった岩山がある。そそり 立つような岩山に棚田が広がる。平地の田んぼもある。みんな藍染めで染め た服を着ている。風景も服も人にも懐かしさを感じる。
 リン・ティ・タムさんのお宅を訪問した。高床式で靴を脱いで中に入る。 約40坪に家族8人が暮らしている。真中にはイロリ。とうもろこしの薪。 床の下ではブタが餌を食べていました。
 チャムの木(藍)を育てるところから始まり、染料を取り、染めている。 藍染めは女性の仕事。染めの作業は1日2回、1ヶ月繰り返す。家族の服は 毎年仕立て直す。1着仕立てるのに8日間かかる。
 お昼をいただいた。豚肉の炒めもの。星野さんが作った海苔を巻いたおに ぎりをおいしいと食べてくれました。

●バンゾック滝
 さらに北に向かった。田んぼの先には大きなバンゾック滝。ベトナム最大 級。高さ50m、幅300m、3段に分かれて落ちる壮麗な滝。滝の真中か ら右側が中国!この川をはさんで、ベトナムの人と中国の人は行き来してい る。
 公安の電話は84-26-852-940。入域許可書受付は7:30-12:30 & 14:00-16:00

http://mbs.jp/tv/michi/358/


テレビ番組「ココリコのベトナムまるごと100円ツアー」

 2003年8月9日関西では放送。ココリコトラベル(遠藤、田中)、 山口もえ、あびる優、上島竜兵が出演。ホーチミン市を中心に、1.3万 ドンが100円。これでツアーをまかなっていこうという企画。FBS福岡 放送製作。

●食事
 市内のあちこちにはヨーロッパの雰囲気を持つ場所もある。まずは地元で 評判のフォーの店バックハー Bacha pho mien。フォー・ガー(鶏肉入り)、 ミエン・ボー(牛肉入り春雨)、フォー・ボー(牛肉入り)、ミエン・ガー (鶏肉入り春雨)全て8000ドン(61円)、フォー・サオ・ラン(炒め た牛肉入り)は1.3万ドン(100円)。

 ベトナム国営食堂「コン・ドアン」Cong Doan。ランチはぶっかけ飯 Com Dia。14品程度頼んで6万ドン(460円)。

 ベトナム海鮮料理店「ソン・グー」。ゴイ・クオン(生春巻き)1本1. 2万ドン(92円)、チャー・ゾー・トム(エビ入り揚げ春巻き)1皿5. 6万ドン(430円)、ゲゥ・ハップ・ルオゥ・チャット(ハマグリのワイ ン蒸し)5万ドン(380円)、ゴイ・ゴー・セン・ハイ・サン(蓮の実入 り海鮮サラダ)5万ドン(380円)。

 高級ベトナム料理店「ナム・ファン」。ゴイ・ナム・ファン(ナム・ファ ン・スペシャル・サラダ)10.5万ドン(810円)、ダウ・フー・ソッ ト・ダック・ヒェット(豆腐の特製ソースかけ)9万ドン(690円)、 コム・ラ・セン(蓮の実入りチャーハン)9.5万ドン(730円)、ビッ ト・ソット・カム(アヒルの胸肉オレンジソースかけ)11.5万ドン( 885円)。

 地元で人気の高級焼肉店「フォン・ドン」では、ウサギ、トカゲなどを 焼いてくれる(笑)。まずはキー・トム・タン(トカゲの丸焼き)1.2万 ドン(92円)。長さが30cmくらいあるが、意外においしいらしい。 チュオッ・ヌン(ネズミの丸焼き)1匹1.5万ドン(115円)。 ドゥーン・チェン(揚げいも虫)1匹1.2万ドン(92円)。 ドゥーン・ソン(生いも虫のおどり食い)1匹1.2万ドン(92円)。 キャラメルの味だそうです(笑)ホビロンは孵化する前の鶏の入った卵。

●デザート&喫茶
 地元女子高生に大人気のデザート・ショップ「ヒエン・カン」 Hien Khanh 。だいたいが1500〜3500ドン(12円〜27円)。タッ・ トッ・ノッ(ヤシの実入り氷ぜんざい)3500ドン(27円)、ダウ・ サン・チェン(緑豆のプリン)2000ドン(15円)、タッ・セン・ニャ ーン(リュウガンの氷ぜんざい)3500ドン(27円)、タッ・バイ( 寒天とライチのチェー)3500ドン(27円)、ヤオウ(手作りヨーグル ト)1000ドン(8円)。バン・フラン(手作りプリン)1500ドン( 11円)がとってもいいらしい。サン・ボー・ルオン(海草とレンコンの栄 養ドリンク)3500ドン(27円)。

 地元の若者に人気のベトナム・コーヒー・ショップ「チェン・クエン」。 店員は若い女性で赤い服でミニ。ベトナム・コーヒーを頼む。アイスでは、 1万ドン(77円)。苦いので、かなり砂糖を入れる。

 ユニークなアイスクリーム・ショップ「ファニー」は可愛いアイスが有名 で顔を形どったアイスが可愛い。目と口はチョコレート。アビュ(ハチのア イス)は1.5万ドン(115円)、クーペ・ファニー(フルーツとシャー ベットのスペシャル盛り)3.5万ドン(270円)、ブルー・ラグーン( リキュールを使った大人のミントアイス)4万ドン(300円)、パティク ・ジブヒ(季節のシャーベット、フルーツソース添え)3万ドン(230円 )。

 癒し系カフェ「ラ・フネ・ソレ」 La Fenetre Soleil 。庭も楽しめる。 チェー・タップ・カム(緑豆と小豆、ココナッツミルクのチェー)4.5万 ドン(345円)、蓮の実・クロクワイ入り冷たいチェー4.5万ドン( 345円)、フエ風温かいチェー(ココナッツミルクとショウガ・シロップ 入り)4.5万ドン(345円)

●ペット
 ペットショップが集まるレー・ホー・ホン通り。ネコ1匹40−80円、 ダルメシアンは9240円、チワワは1.2万円、ペキニーズ4620円、 パグ15400円、ミニチュア・ダックスフント6160円。

●美容
 地元で人気の美容院「フン」でネイルケア&マニキュア、片手で1万ドン (77円)。顔のウブ毛取り1万ドン(77円)。ブラック・シャンプーを 使った洗髪もしてもらった。Boket という豆の成分が入っている。但し、洗 うのは湯ではなく、水です。シャンプー&ブローで2万ドン(154円)。

●エステ
 「サイゴン・スパ」は有名なエステ。インドシナ半島に伝わる民間療法を そのまま現代にもってきたもの。ハーバル・スチーム・バスは、レモングラ ス、グアバの葉、ユーカリの葉、ザボンの葉、ジンジャー、ウコンなど10 種類以上のハーブを使用。ハーバル・ジャクージも薬草湯。両方でUS$ 15。フットケアはUS$15で、最後はベトナムコーヒーの豆で古い角質 を取り除く。タマリント&オートミールラップUS$30。ビタミンCが豊 富なタマリントと、オートミール、ヨーグルトが美白効果、保湿効果をもた らします。合計6時間コース(軽食、オリジナルドリンク付き)でUS$ 130。男性は一切立ち入り禁止。

●ディナークルーズ
 乗船するのに1万ドン(77円)。ファイアーダンスショーに参加。

●宿泊
 ルネッサンス・リバーサイド・ホテル・サイゴンに宿泊。上島さんはホビ ロンを食べたので、スィートルームに泊まりました。

●買物
 市場で買物。フルーツを買いに行く。ニャーン(龍眼)、チョム・チョム (ランブータン)、タン・ロン、サウリエン、ドウ・ドゥを買うことになっ たが、田中がお店の人にいきなり「ニャーン」と言ったのには笑えた(笑)
 洋服では、100円で買えるものは、帽子、ブラウス、パンツ、サンダル 、カットソー、バッグなどだったが、当然、値切り倒した値段です(笑)

●アオザイ
 高級アオザイショップ「リンフーン」では100円では買うのは無理なの で、借りて記念撮影することにした。

●手乗り鹿
 幻の手乗り鹿をホーチミン市郊外で探す。本当に小さい鹿がいた!餌付け に失敗したので、帰ることにした。

●クチ
 サイゴン川をボートでさかのぼって40km行く。川は泥色。クチはベト ナム戦争時に地下トンネルができた場所。射撃も体験できる。銃弾1発で US$1。
 クチ一番という高級レストラン「バー・ラム」。体長5mのコブラ、まだ 生きているのが、1匹250万ドン(2万円)。まずは生き血。次に動いて いる心臓を上島さんが食べました。あとはチャー・ソー・ラン(コブラの揚 げ春巻き)、ラン・サオ(コブラの内臓の炒め物:おいしいらしい)、ラン ・サオ・オット(香味野菜とコブラの皮の炒め物)、ラン・クオン・ラー・ ロット(コブラの香草焼き)。コブラの身はタンパクなので、どんな調理法 でもあうらしい。最後はラウ・ラン(コブラの尻尾の鍋)。

●宝くじ
 屋台では宝くじを売っている。Veso(ベソ)という。1枚2000ド ン(16円)。1等は5000万ドン。一人から1万円徴収して、スタッフ からも1万円ずつ集めて10万円で6000枚購入した。
 結果は、13070で、全員ダメでした(笑)


テレビ番組「加トちゃん&加藤晴彦ベトナム(秘)若返りツアー」

 2003年放送。2004年10月16日再放送。加藤茶、加藤晴彦、相田翔子さんが出演。加藤茶の還暦を祝い、幻の酒を探す。日本から飛行機で7時間。テレビ朝日・植木商店製作。

●フエ
 自転車力車のシクロに乗って観光。果物や料理を道沿いで売っている。フエはフォン川沿いに発展した世界遺産の町で、1993年に世界遺産に登録されたティエンムー寺、ベトナム最後の王朝があったので、1999年に世界遺産に登録されたグエン王朝跡(1802-1945)もある。日本でいえば、京都にあたる。
 庶民はフォン川で生活が行なわれている。子供たちの水浴び場、洗濯場、食事の準備の場でもある。フエの町は家がひしめきあっている。小学校にも行ってみた。子供は明るい。ベトナム名物の天秤棒のガインをかついで女性が豆腐などを売っていた。これで生計をたてている女性が多い。これをかつがせてもらいギャグをしたら子供にうけた。

 一番賑やかなドン・バ市場に行く。加藤茶が還暦を迎えるので、向かいの岸のフォンザン・ホテルまでクルーザーで行って、宮廷料理で祝うという。クルーザーは3人乗りの船で20分で川を渡りました。
 このホテルは1泊US$50〜で、足つぼマッサージは人気で45分US$8〜。ホテル内レストラン「ロイヤル」では、日本から還暦の祝いのためにやってきたというので、シェフも腕をふるった。王様に差し出すための料理を再現しました。揚げた春巻きをパイナップルに刺した「パイナップルの揚げ春巻き刺し」、あっさりした「レモン葉焼き鳥」、シャキシャキした歯ごたえの「蓮の種ご飯」、鶏肉とえびと野菜などの入った「フエ風お好み焼き」、「カニとマッシュルームのスープ」など数十種の料理。加藤さんらは王朝の服を着て儀式をまず行ないました。宮廷音楽の中で食べました。一般の人でも予約を入れたら、儀式も料理もやってくれます。味は薄くてあっさりして上品で、おいしいそうです。加藤茶は味噌だれが気になったそうです。

●ホーチミン
 ベトナムで人気のスポット「AQカフェ」でベトナム・コーヒーをいただくが、しょっぱい。赤いアオザイの美女を見つけ、案内を依頼した。身長は173cmと高い。その女性の家を訪問した。1階が化粧品を売っている店で、3人兄弟。2000年ミス・ベトナムのボ・ティー・トゥー・チャムさん(20歳)で、最近はモデルの仕事をしています。夕食を一緒にいただく。ベトナムの家庭料理には欠かせない「空芯菜炒め」。さっぱりした味の「豚の角煮」。揚げ物は辛いそうです。家族の団欒・雰囲気に癒されました。

 サイゴン・プリンス・ホテル(1泊US$90〜)に宿泊。2001年、2002年ベスト・ブティック・ホテル賞受賞。女性客にはレディース・プランがあり、人気らしい。ジャクージ風呂、香港式マッサージ(1時間US$18〜)も人気。
 朝、お米の麺フォーの店「ウォン・アン・オー」に行く。1つのお店の中にいくつかの店が入っていて、お客さんが食べるものを選べる。朝食にはもってこいで、ビーフ14000ドン(110円)、チキン14000ドン(110円)がある。麺にコシがないが食べやすく、薬味(唐辛子、味噌ダレ、にんにく)で味を調節できる。チキンの方は塩ラーメン風で日本人に合うかもしれないと加藤さん。

 ドンコイ通りで買物。ビーズや刺繍がきれいだと翔子さんが言う。日本語の看板が出ていたお店に入る。バッグ、サンダル、アオザイなどがありました。次は小物の店。冷蔵庫につけるマグネット1個1万ドン(80円)など物色しました。二人の加藤さんに木皿、イルカマーク付きのお箸、貯金箱などのプレゼントを買いました。ラムとシナモンの香りのベトナム・コーヒーも自分用に買ったようです。
 突然の雨が降るが、みんなカッパを持っている。30分であがりました。

 高級住宅街に行って、生活を見たいという。門から玄関までの距離も長い。不動産の仕事をしているカオ・バン・フーさん(46歳)のお宅で、敷地は1200坪、建壷90坪のお宅。応接室には調度品がたくさん置いてある。奥さんのズン・ティー・フォンさん(36歳)が話をしてくれました。食堂では翔子さんは冷蔵庫まで開けてみました。ベトナムではあまり買いだめしないそうです。ベトナムでは夫婦でもプライベートは別々だそうです。

 翔子さんはアオザイとそれにあう靴を作りました。US$125。それを着て食事。春巻き前菜、チキンとチリのレモングラス風味炒め、中華風温野菜、豚肉のスペアリブなどをいただいた。香草が苦手な人でも、ごませんべいにのせて食べると匂いが消えて、さらにおいしいそうです。

●ニャチャン
 北東へ空路1時間。ベトナムのニースとも言われる、人口30万人の街。ニャチャン・ビーチは5km続く白い海岸。
 アナマンダラ・ホテルに宿泊。古い民家をモチーフにして、アンティークな家具を備えていて、全てコテージ(ヴィラ・タイプ)1泊US$125〜。海に溶け込むプールが特徴。
 アナマンダラ・ヘルス・ホテルでスパを体験。アロマセラピーやスウェーデン・マッサージなどができる。ベトナム・マッサージはUS$45〜。加藤晴彦さんは全身マッサージ、加藤茶さんはドラゴンフルーツのパック(ベトナミフルーツボディ・スムーザー)で、ドラゴンフルーツ、パイナップル、塩、ごま、生米でパックをする。肌に潤いを与える効果があり、最後は一気に霧状のシャワーで洗い流す。最後は水を1杯飲み、水分補給をする。

 ダップバー温泉センターに行く。温水プール、プール式温泉もある。泥パック温泉風呂は2人入るときつい浴槽で、プール型ではなくお椀型で、上には萱ぶきの傘があります。肌がつるつるになるそうです。

 車で1時間の山の中の人口1000人のカム・ソン町に行く。ここのファン・バン・タムさん一家は、子供13人、孫27人がひとつの場所に4棟の建物で生活している。家族に接して癒されたそうです。

●明命湯
 最後にホテルで明命湯(ミンマンタン:Minh Mang Thang )を飲んだ。ベトナムのある地方でしか手に入らない長寿の酒で、かつて明命湯という名前の王様が子孫繁栄、疲労回復、若返りのために愛飲したという。滋養強壮に効果絶大と、今でも限られた人にしか飲まれていない。赤い箱で、ひょうたん形の白い磁器の壷に入っています。この王様には1000人のお后がいたとか。


テレビ番組「神秘のベトナム癒やし紀行」

 2003年3月16日放送。十朱幸代、大山のぶ代、要潤さん。JALで 行った。成田から6時間。九州を除いた日本の面積とほぼ同じ。美容と健康 を求める旅。テレビ朝日製作。

●ハノイ
 首都。1000年の歴史を持ち、豊かな緑と水、お寺、コロニアルが点在 する街。ホアンキエム湖には何万年も生きている亀がいるという。実際には 600歳のは確認されている。一柱寺は1000年の歴史を持つ。
 ベトナム式の人力車シクロに乗る。コロニアルな建物として、大教会など もあるが、11世紀に建立された文廟などは中国の影響が大きい。孔子が祭 られていて、ベトナム最初の大学が開設された。チャンクオック寺は6世紀 に創建されたベトナム最古のお寺。移設された。タイ湖は夕陽の名所。

 アオザイの店「カイ・シルク」に行く。チャンティ通りの南で、レズアン 通りとトンダックチ通りの間。タイシルクでできていて、オーダーメイドで US$80〜。急げば翌日仕立ても可能。まずデザインを指定、生地を選ん で17箇所採寸する。
 「クラフトリンク」はレズアン通りとトンダックチャン通りの間で、チャ ンティ通りの南。アオザイにあう小物が見つかるという。少数民族が作った 品ばかり。黒モン族の伝統の服もあった。国境の側のサパの町の周辺に住ん でいるという。
 レストラン「エンペラー」はハノイ国家大学の南西にありフランス風宮廷 料理をイメージしたもので、人気。バナナの花のサラダ(ビタミンたっぷり )、生春巻、カニとアスパラのスープ、メインはチキンのグリル・レモング ラス添え、シーフード・ヌードル、あと野菜春巻き。
 宿泊はホテル・ニッコー・ハノイ。エグゼクティブ・スィートは$400 〜。日本語も通じる。弁慶という店で日本料理が食べられる。
 水上人形劇は1000年もの歴史がある。Water Puppet Theatre で開催 されている。龍、妖精、魚、人が登場。3−5分の短編が次々上演される。 一等席4万VND(320円)、二等席2万ドン(160円)。17:15-, 18:30-, 20:00-, 21:15- の4回。国立人形劇団員が演じ手。からくりは 門外不出の秘密。
 バー&グリル「チャーチ・ストリート」でベトナム・コーヒーをいただい た。

 翌朝5時、公園には気功をする人、散歩する人などが多く、健康に気を配 っている。がんを患って以来、大山さんは毎朝ウォーキングをしている。
 路地裏の「マイアン」(ハノイ国家大学の南方:チャンランダォ通りより 北:5am-4pm)で食事。フォーガー(鶏肉入り米麺)をいただく。1万ドン (80円)。ライムを少し垂らして酸味、唐辛子で辛味。
 「ブン・チャー・ハンマン」(10am-6pm)はハンザ市場の北東にあり、 牛肉や鶏肉をふんだんに使ったフォーが特徴。定食は1.2万ドン(100 円)。「タッチ・チェー・ロ・タイ」は氷あんみつの店で、チェー・パーミ エンは青豆、タピオカ、乾燥フルーツ、ココナッツなど入り6000ドン( 50円)、蓮の実のチェーは3000ドン(25円)。
 ハンザ市場は衣料、電化製品、魚、野菜など売っている。男性の姿が見え ない。陶磁器に興味ができたので、バッチャン村に向かう。

●バッチャン
 南方へ車で45分の郊外にある。人口2000人で、陶磁器の仕事をして いる人が9割。品揃え豊富なチュンタイン陶器店(8am-7pm)に寄る。1個 40円程度〜。向かいの工房を見学。絵付けをさせてもらった。要さんは字 を書いてました。

●ハロン湾
 世界遺産。海面から大小100の奇岩が突き出している。観光券(乗船料 、ハロン湾、洞窟めぐり)3万ドン(250円)。天宮洞窟の鍾乳洞探検が メイン。もう一つの楽しみが船上で味わう昼食。船チャーター料$20で、 食事は海の幸を一人5万ドン(400円)〜。

●ハノイ
 「キューティー・サロン」(10am-8am)はキャンティ通りの北でホアンキエ ム湖の西。最高級エステサロン。マニキュア10万ドン(800円)、ボデ ィ・マッサージ25万ドン(2000円)〜。腕のマッサージ。
 庶民派エステとしては、Grace (8:30-19:30) がある。
 お茶の専門店「ニンフォン」(7am-10pm)。蓮茶18万ドン(1400円) は名物として知られている。長生きの秘訣とか!この店は70年以上やって いるという。長生きするには、町で売られている白い粉ボッサン3万ドン( 240円)を毎日飲むといいという。植物の根(タピオカの粉)でできてい て、体内の脂肪を分解し、肌を美しくし、ほてった体を冷やす効果がある。 コップに入れて水で溶き、果物やハチミツで味付けする。蓮の実は長寿をう ながすという伝統のお菓子。
 ヘルシーなカフェとして支持されているのは「リトル・ハノイ」(7am-11 pm)で白馬大王寺の南、エンフー通りの西、湖の北にある。低カロリーの ブルーベリーチーズケーキは2万ドン(160円)。どこから入っていいの かわからないのは「カフェ・ギャラリー」(7am-深夜)で「リトル・ハノイ 」の南で湖の西にある。フレッシュフルーツジュースが人気で、特に、ドラ ゴンフルーツがいいらしい。マンゴジュース1万ドン(80円)、ブルー・ ドラゴン・ジュースも1万ドン。「ブラザーズ・カフェ」(11:30-14:00 & 18:00-22:30)はアオザイを買ったお店の近く。ビュフェスタイルで$5〜 でフォーを含めて好きなものを食べられる。
 「タマリンド・カフェ」(6am-深夜)は白馬大王寺の南にあり、野菜をふん だんに使った有機レストラン。トロピカル・カレー・フライドライス$3. 90、自分で巻く春巻きタイワンポピア$2.90、野菜を積み上げたバベ ル風ベジタワー$3.90、厚揚げのような豆腐を使ったサンバオ・トーフ $3.50。デザートはマンゴーロール$2.20、フレッシュマンゴー& スティッキーライス$1.90。ヘルシーだし、おいしいらしい。

●サパ
 ハノイ駅から夜に列車に乗るが、表示もアナウンスもない。Victoria Express 号でラオカイに向かう。料金$50。寝台列車と食堂車からなる特 別な車両。ラオカイまで8時間。ツインベッドの枕元にはミネラル・ウォー ターのサービスもある。食堂車は夜9時半から深夜まで。フランス系のホテ ルが運営しているので、料理はフレンチ。山間部に入ってくると揺れがひど くなってきた。ハノイの北西240kmに位置するラオカイ。中国と接する 国境の町。国境まで行ってみた。紅河が境みたいです。
 ラオカイからサパには車で1時間半。標高1000数百mで涼しい。気温 は年間を通して17度から23度。冬は冷え込み霧も出るし、雪も降ったり する。棚田は少数民族が耕している。
 サパはフランス統治時代に避暑地として人気を集めた高原リゾート。ハノ イからの豪華列車を運営しているビクトリア・サパ・ホテルが代表。コテー ジ風の造りだが、どっしりしている。ここに宿泊した。今回は328号室の スィートルームに宿泊。天蓋付きのベッド。ヴィクトリア・スィートは$1 78、デラックス・ルームは$103。
 名所はホテルから歩いて20分のサパの市場。土日は周辺の村々から名産 を売る露店が並ぶ。米・野菜、日用雑貨など。黒い衣装の黒モン族、カラフ ルな衣装の花モン族、赤ザオ族などがいる。ホテルに少数民族の子供たちが 毎日来ている。家に帰るという子供たちに同行して赤ザオ族の家を訪ねた。 途中からは1時間歩いてタ・フィン村に到着。焼畑農業を行なっている。標 高1600m。ミシンを使っていたが、子供は刺繍もしていた。子供たちと 縄跳びをして友好を図った。折り紙で鶴の作り方を教えた。学校に行って、 子供がドラエモンの下敷きを持っていたので、大山さんがドラエモンの人形 を使って話をした。ドラエモンの歌はみんな知っていたみたい。稲穂の収穫 を手伝った。柴も集めた。夕食は、カボチャのスープとご飯だけ。


テレビ番組「アジアへGO!吉田栄作・感動の旅、ベトナムの風に吹かれて」


 2003年2月8日放送。吉田栄作さん。ベトナム北部の山岳地帯を目指 す。モン族との暮し。生きるということ、家族との暮らしがそこにあった。 ベトナムは日本から6時間、50もの民族が暮らす国家。フランス統治時代 の面影を残し、アオザイを着た女性たちも歩く。九州朝日放送製作。

●ハノイ
 旧市街(36通り)をシクロに乗る。アメリカ・ニューオーリンズのフレ ンチクォーターに似た通り。入り組んだ路地には問屋さんが多く、人々の暮 らしが通りにまで溢れていた。ロシア製のおんぼろジープで北部山岳地帯を 目指す。

●ルクエン市場
 ハノイを出て6時間。露店には宝石やルビーが並んでいた。宝石市場と呼 ばれている。100g2万ドン(200円)。ハートのルビーを25万ドン で購入。

●山岳入口
 ザオ族の女性に会う。眉毛がなく、歯は真っ黒で、黒い衣装でいろいろな 装飾品が着いている。

●バクハー Bacha
 ハノイを出て2日。交通手段の馬がのどかに行き交う。カラフルな衣装を 着ているのは、お洒落な花モン族。ここでバイクに乗り換えて奥地に向う。

●モン族
 リー・ショー・ホーさん宅に厄介になる。赤土と木で作られた平屋つくり で、大きなカマドがある。屋根裏には鶏肉があり、収穫されたとうもろこし や米がある。電気もガスもない。美しい棚田を作っている。とうもろこしか ら作ったお酒の名人としてホーさんは知られている。度数は60度くらい。
 燃料用に馬でとうもろこしの残りの木を取りに行くが、かなり遠い。次男 が料理を作ってくれたが、おいしかったらしい。ホーさんは民族舞踊まで見 せてくれた。
 朝は早い。日の出前の朝5時から。とうもろこしの実を採って石臼でひい て粉にする。酒作りも手伝った。馬を洗うのに近くの川まで1時間かかる。 田起こしとして水牛を連れてたんぼまで30分。水牛とスキの使い方が難し い。スキが壊れた。
 落花生をむく。発酵させたとうもろこしを蒸留した。ホーさんはお酒を売 って現金を得ているので、真剣。毎週土曜日のカンカウ市場に酒を売りに行 く。20km先。モン族の女性は着飾っている。牛(3万円)や水牛(4万 円)も売られている。ホーさんのは酒1リットル8000ドン(80円)で 5リットル。他の人のは1リットル50円。
 女性たちは編物?をしている。

●サパとターバン村
 収穫祭のある村に連れていってくれた。高原のリゾート地として栄えた町 サパを通過。海抜1600m。冬には濃い霧に包まれる。多くの少数民族の 姿を見ることができる。サパ市場に行く。フォー(10円)などの朝食を食 べる。モン族の人が外国人旅行者に物を売りつけているのをホーさんは嫌が った。
 ターバン村で収穫祭がある。竹が立てられており、その先にお菓子などが 吊られている。子供たちがそれを獲る。村長に挨拶し、お酒で身を清める。 吉田さんも竹に登ろうとしたがダメ。体力勝負も負けた。竹馬もあった。馬 の角を掴むのもある。

 ここで生活して、自分の力のなさを感じて、情けないと思った。便利な生 活はないが、優しい笑顔と働く喜びがあった。別れの朝に、最後の料理でも てなしてくれた。一緒に造ったお酒もくれた。別れの時に娘さんが泣いてい ました。最後までホーさんはいい人でした。


テレビ番組「藤岡弘、探検シリーズ:ベトナム・ラオス国境地帯、死の密林踏破!」


 2003年4月13日?放送。人食い竜?ヅォン・ドゥーを捕獲するため に、毒蛇のいる森林地帯を行った藤岡弘の探検記。蛇とかサソリとかえらく えぐい番組でした。藤森夕子さんも出演して、他の情報を提供。テレビ朝日 制作。

●ハノイ市
 270万人が暮らす。食料などを購入。チャリオ・ソンチョクさんはへび 使い。1987年に撮影されたヅォン・ドゥーの映像を見せられ、探してほ しいと言われた。10m程度あるかもしれないという。場所はホアビンあた りではないか、といわれている。総勢15名で出発。

●ハロン湾
 ハロン湾には巨大な龍が舞い降りたという伝説がある。魚岩、犬岩、闘鶏 岩などの奇岩がある。世界遺産。ハロン湾最大の洞窟は、ティエンクン洞と いう鍾乳洞。高さ20m、幅数十mで、龍が住んでいた場所と言い伝えられ ている。龍のような姿が見えた。

●タムダオ国立公園
 7年前に国立公園に指定された。数年の間に100種類の蛇が発見された という有数の地域。ニシキヘビの珍種などもいた。ウォータードラゴンとか ブラックプレステッド・リーフ・タートルなどもここにしかいない珍種。イ モリも珍種がいた。コブラと並ぶ毒蛇キオビアマガサも出現。

●ホーチミン市
 市場ではうなぎとかカエルとかも売っていた。話題になっている料理は、 レストラン・ホアカで食べたが、ワニだった!刺身は淡泊とか(笑)。人気 はアメリカ風ステーキ、イタリア風はミートソース・スパゲッティ、イギリ ス風はフライ、韓国風は焼肉。ワニの肉は低カロリーでヘルシーとか。
 ティエンハウ廟では、龍の舞が見られた。

●メコンデルタ
 カントーという街では、市場でビンに入ったヘビを売っていた。コブラと かも。クメール族のヨイ寺に行ってみるとヘビ「ナーガ」が祭ってあった。 フルーツバッドも食べさせてくれた。ご飯の上にまぶして食べる。おかかご 飯のような感じらしい。こうもりの肉を煮込んだおじやのようなものも食べ た。お寺の裏山の洞穴に大きなヘビが住んでいたという。

●ホアビン湖からの探検
 少数民族ウォン族?に話を聞いた。船で探したが、映像とは違っていた。 村の長老に聞くとターイ族を教えてくれた。6時間車で走った。途中から徒 歩。
 村長の父親が1ヶ月前にコブラに噛まれて亡くなったという。田のあぜ の穴にいたコブラをチャリオが捕まえた。取り方を教えてもらって、隊員が たくさん捕まえた。一人コブラに噛まれたが、毒は吸い出して、薬草を塗っ た。翌朝、治っていた。山を越えて行ったが、蛇がたくさんいた。特に、 ジャンピング・スネークは飛び掛ってきたので、争いを避けて逃げた。次の 青ハブは猛毒を持っているが、チャリオがおさえてくれた。目の前に湖が広 がっていた。建物があったが、ヘビのすみかだった。
 村のはずれの長老に聞いてみた。山を2つ越えたところにモン族がいると 言い、龍伝説があるという。しかし、ラオスに入ってしまうという。車に もどって進行し、カオチェオからラオスに入った。さらにケオヌアから先に 進んだ。村長は写真の風景は見たこともないという。
 ラクサンという場所でお寺に行って、情報を集める。龍の彫刻があったけ れども、ラオスでは大蛇が信仰されていた。僧侶は南の方のナプサイ地区か もしれないという。市場でヘビを売っている人がいた。案内するけど、危な いという。

 ナプサイ地区は、野生の鶏やリスなどのヘビの食べ物が多い。廃墟があっ たが、ヘビの巣窟になっていた。道には4mのキングコブラとかもいたが、 へび売りは苦労して捕まえた。噛まれたら人は15分で死ぬ。象でも死ぬと いう。キングコブラは絶滅が言われているので、チャリオは別の場所に移す ように指示した。虎の新しい糞を発見した。迂回して歩いていると、虎がい た!風下だったので、助かったらしい。川に落ちた隊員にはヒルがついてい た。取り去るには細かい注意が必要だった。途中でマングースがヘビと戦っ ていた。川には水ヘビがいた。山にはマングローブスネークがいた。吐き気 がするほど多い。トビトカゲが空を飛んでいた。毒蜘蛛も背中にはりついて きた。緑色のヘビ、ハブなどがいた。山を越えると沼が見えた!広々とした 場所だが、映像と同じ場所だった!ここにキャンプを張った。
 観察していると、動く巨大な生き物がいた!チャリオは10m近いヘビの ようなものでは?という。捕獲作戦を開始した。5mくらいのヘビでも人間 を飲み込むという。翌朝見るとワナは引きちぎられていたし、長さ30mの ネットもかなり遠くにひきずられていた。大蛇の陸にあがってはった跡が残 っていた。洞窟の入口で消えていた。
 洞窟に火を燃やしながら入ると、ヘビが多くいた。少しして、頭上にヘビ が次々と落ちてきた。鍾乳石があったが、奥には白いニシキヘビがいた。 さらに下にはサソリがいた。奥にはニシキヘビの白い卵があった。近くにそ の親がいたが、捕獲した。3mあった。さらに獰猛な4mのがいたが、捕ま えた。洞窟に入って1時間が経っていた。さらに奥には水ヘビがたくさんい た。隊員の一人がにしきヘビに巻かれたが、何とか協力して外した。さらに 奥にゴムぞうりがあった。ヒトを食べて、ここで吐き出したんだろう。その 奥に大ヘビがいた!全員が胴体にすがりついて、シャリオが頭を捕まえた。 戦意が喪失するのを待った。長さは8m、体重100kgのヘビだった。袋 に入れた。35日間かかったそうである。


テレビ番組「旅サラダ」、2002年2月は今村恵子さんでベトナム


●ホーチミン
 JALで行ったらしい。飛行機で6時間。バイクの音がすごい。ほこりが すごいので、マスクをしている人が多い。バイクは3人乗り、4人乗り! シクロに乗る。信号がないので怖いらしいが、歩く速度で市内観光ができる のでよい。聖母マリア教会、中央郵便局などを見た。
 ベンタイン市場は何でも売っている最大の市場。雑貨のポシェットが4万 ドン(400円)。いぐさのバッグが1万5000ドン(130円)!一部 日本語OKな店がある。4つで5.8万ドンを4.5万ドン(400円)!
 ドンコイ通りはおみやげ屋さん通り。Saigon Impression はシルク製品の お店。ブラウスが17−20ドル、ネクタイが8ドル、ワンピース40ドル 。アルマーニ・ビューティー・センターで足のマッサージをしてもらう。ボ ディ・マッサージ1時間13万ドン(1160円)。ネイルペインティング は120種類以上のデザインから選ぶ。1本で1万ドン(89円)。450 0円以上のお買物をしたら高級車で送り迎えがある。
 ソフィテル・プラザ・サイゴンに宿泊。4年前にオープンしたホテルで、 スィートルームで1泊350ドル。18階にあるプールでゆったりすごすと ホーチミンの街中にいることを忘れる。
 夕食はフォー・スア Pho Xua 。ガラスの床の下は池。クリントン大統領 も来たという。アボカドの生春巻き5ドル。川魚のワイン蒸し&5ドル。 おこげご飯のシーフードスープ3.5ドル。

●ホイアン
 街全体が世界遺産。古くから貿易都市として、18世紀から変わらない街 で1999年に登録。中国様式で屋根は日本風で壁の色はヨーロッパ風の建 物。400年前に日本人がたくさん住んでいたので、日本建築の面影が残っ ている。来遠橋(通称:日本橋)もその面影があり、提灯にもカタカナが。 その後、中国人がたくさん住み、クアンコン寺、中華会館、福建会館などは その影響。街の人の表情も穏やかで、この街だけ時が止まった感じがする。 木を彫る音が響いている。
 イエローリバーというお店で食事。カオ・ラウ4000ドン(35円)は 麺に醤油味のタレをかけて食べる。下にはもやしと香草。観光客用のお店も 多くなっている。ポーチは1個300円程度。キャンドル・スタンドの専門 店ミン・ドゥックでは、シルクのカバーがついたものが35000ドン( 310円)。My My ミーミーはオーダーメイドの洋服屋。ツーピース40 ドル。半日でできる。
 宿泊したのは、去年6月オープンした Victoria Hoi An Resort。ロビー を抜けると絶景のプライベート・ビーチ!バンガロータイプの部屋。3種類 あって、ベトナム風デラックスルーム170ドル、ヨーロッパ風デラックス ルーム170ドル(天蓋付き)、日本風デラックスルーム170ドルは坪庭 があり、灯篭があり、置石がある。ゴザがひいてある。プールサイドでくつ ろいでもいい感じ。横を象が通った!オーナーが大の象好きでホテル内で飼 っているという。象に乗って散策することも可能!
 フォーホイ・ガーデン・レストラン。中華風。ホワイトローズ2万ドン( 180円)は米で作った皮の中にエビのすり身が入っている。揚げ春巻きも 2万ドン、パイン・イット・ラーガイは1個2000ドン(18円)でグリ ーンビーンズの葉で包んだお餅らしい。
 夜は提灯に明かりが灯って、お昼とは違う雰囲気。

●ミーソン
 南西に車で2時間。世界遺産。4世紀から13世紀に栄えたチャンパウン 王国の遺跡。ヒンドゥー教を祭る宗教建築物でアンコールワットと並び有名 でもある。静かな山奥に立つ遺跡。

●ホーチミン
 町の東を流れるサイゴン川。早朝、体操したり、新聞読む人がいる。散歩 の後、庶民の店として知られる「バインセオ46A」Baih Xeo 46Aバインセ オというのはお好み焼きで、中にはもやしと豚肉とエビ入りで15000ド ン(130円)。これに野菜を巻いて食べる。

●ミトー My Tho(メコン川クルーズ)
 その日の午後、車で南西に5時間。メコン川クルーズの発着地。全長40 00km、東南アジア最大の川、メコン川。チベットから6カ国を経由して 南シナ海に流れる。豊富な養分を含んだ茶色の川。
 4つの中洲にある島のうちのひとつ、タイソン島Con Thoi Son。果樹園も ある。ザボン(Bio i)、ジャックフルーツ(Mit To Nu)、リュウガン(Nhan)、 などがなっている状態で見られる。お茶を飲みながら民族音楽を聴ける。 10人乗り程度の船。
 チュンルン・レスロランでエレファント・フィッシュ。象の耳のような形 をしているからそういう名らしい。縦長で出てきた!6万ドン(530円) 身を野菜と一緒にライスペーパーに巻いて食べる。あっさりしていて、想像 以上においしいとか。でもでかいです。1匹4人分くらい?

●ファンティエット Phan Thiet
 ホーチミンの北東へ250km。車で2時間。海辺の町で魚を発酵してつ くるお醤油ヌクマムの生産地。最近はシーサイドリゾートとして脚光を浴び ている。
 ホテルは Novotel Ocean Dunes Resort。スィートルームで150ドル! ゆったりした時間が流れるので時計が必要ないと言われる。Ocean Dunes Golf Club はホテルの目の前の直営ゴルフ場。平日76ドル、土日は82 ドル、宿泊者は50ドル!安い!海が見えるホールで挑戦!
 すぐ横の海岸には大きなカゴがおいてある。カゴが船!乗ってみた!一寸 法師になった気分という(笑)こうして獲った魚がヌクマムの原料になる。 かなりしょっぱいという。
 夕食はホテル内のシーホース・レストラン。50cmを越えるロブスター は重さ2kgで50ドル!塩胡椒で味つけ、ライムで香りをつけたタレでい ただいた。

●ムイネー Muine
 ファンティエットから東へ23kmの小さな漁村。新しいリゾート地とし て注目を集めている。
 ホテルはサイゴン・ムイネー・リゾート。バンガロータイプの部屋は南国 ムード満点で75ドル!(Sea View Villa)。
 さらに東に進むと驚くような大自然。ムイネーの大砂丘。景色もいい。

●ハノイ
 政治と文化の中心都市。国会議事堂、ホーチミン廟、大劇場、ハノイ大教 会などがある。旧市街、ハノイ36通りが活気がある。城下町として11世 紀に繁栄した。歩道でみんな食べ物を食べている。観光客用のお店も多い。 水上人形劇の人形も売っている。1個3万ドン(270円)。
 Kenly Silk は絹の店。シルクのブラウスが US$22、ネクタイ US$8、アオ ザイ US$39-55。12箇所測定。
 ベトナム雑貨店「イパニマ」東京にも進出している。バッグ US$28-35。 宿泊したのは、ソフィテル・メトロポール・ハノイ。1901年にフランス 人により建てられたホテルで歴史がある。デラックスルームで US$250。
 夕食は王宮料理を Van Xuan ヴァン・スワンでいただく。テーブルいっぱ いに並んでいる。フエの華麗な料理で龍の姿造り、王様の庭園盛りなど。 ベトナム民族音楽の生演奏も聞ける。ダン・バウという珍しい民族楽器もあ る。

●バッチャン
 南東に車で40分。陶器の村として有名。元々は煉瓦造りが盛んだった。 子供も手伝っているが、絵を描くのは子供中心かも。お皿は1つ US$2.6、 酒器セットは US$7、茶器セット US$5、コーヒーカップ&ソーサー US$2、 ベトナムコーヒーカップ&フィルター US$1.8。

●タイ湖
 ハノイの北部にある。カップルたちのデートスポットとして人気。ソフィ テル・プラザ・ハノイは3年前にオープンしたリゾートホテル。1泊 US $1000 の最高級ルームを見学した。この湖は夕陽が美しい。


テレビ番組「さすらいの地引き網!ベトナム豊漁珍道中!!」


 2001年2月12日放送。赤井英和、飯島愛、出川哲朗、ケイン・ コスギの地引網軍団が漁でお金を稼いで海岸沿いを北上する。 関西空港からベトナムへ。中京テレビ製作。

●ホーチミン
 ベンタイン市場に魚が多い。なじみのない魚も多い。メコン川で取れる。 ビューティサロンもあり、ネイル2万ドン(200円)、産毛抜き250円。 象耳魚が珍しいという。メコン川まで車で2時間。

●カイベー村
 地引網を行う。ポイントまで1時間。やってみたが小さいのが4匹だけ。 次にやってみて取れた。象耳魚はカータイトと言い、日本名オスフロネーム スグラミー。なまず、雷魚、カーチェップやカーホンも取れた。

●ランブン村
 ナンダン屋台街で一休み。ミーティウバン(ベトナム風中華そば)3000 ドン(30円)。

●ムイネー(ファンティエット)
 朝5時に到着。ベトナム伝統の「手こぎザル舟漁」をしている。ザル船の 工場に行って見学。竹で作る。防水にはドロ(牛のウンチ)と松ヤニ。
 ここで地引網。地元の女子学生50名が手伝う。タコ、エビ9匹、シャコ 7匹、キジハタ4匹、イワシ90匹が取れた。ヌクマムの原料のカーコムだ けを1万ドンで買ってくれた。ヌクマムは1.5リットルで17000ドン で売られている。他の魚は調理してくれた。
 翌日ザル船のレースがあり、ケインと出川と赤井が出場。1000人を越 える観客が見つめる中、全部で15名中上位10名にお金がもらえる。 結果は3名とも時間切れで失格(笑)だが、参加賞として一人12万ドンが 渡された。
 ムンマン駅(ファンティエット)から Nha Trang ニャチャンまで電車で 行くことにした。窓には金網が(笑)ベトナムの列車は弁当と飲み物付き。 電車の中に山岳民族エデ民族が乗っていた。電車の中で歓迎の舞をやってく れた。彼らは海を見たことがないというので、見せて地引網をやってもらう ことにした。

●ニャチャン Nha Trang
 海に到着。エデ民族は大興奮して波打ち際で楽しむ。船に乗って沖に出て 、ウニを取る。ターム島で地引網。コウイカ4匹、アカハタ1匹、フエダイ 1匹、フエフキダイ4匹。浜でBBQにして食べた。みんな盛り上がった。


テレビ番組「玉緒一家&中島、ベトナム珍道中」

 2002年3月3日放送。TBS製作。TBSで1月20日に放送された。 中村玉緒、娘の奥村真粧美、息子の鴈龍太郎、オセロの中島が出演。出発前 にベトナム大使から親善大使に任命してもらった。観光ビザだと即日発行に なったらしい。

●ホーチミン
 成田から6時間。街はバイクと自転車で溢れている。 レジェンド・ホテル・サイゴンに宿泊。昨年10月にオープン。最高級の ホテルで川も一望できる。ジュニア・スィートで45000-50000円。

●観光
 シクロに乗って街に出るが、バイクの洪水に遭遇して大さわぎ。まずは 中心地のサイゴン大教会(聖母マリア教会)。ドンコイ通りに行ったが、 ここは戦車が通った通り。1975年4月30日に解放軍が入場した場所で もある。今はアジアが誇る雑貨店王国になった。アオザイを着た女性であふ れていたので、Si Hoang シーホアジというお店に行く。生地を選んだら、 21箇所採寸した。
 サイゴン川でメコン川クルージング。幅3−4mの小川が多くある。みん な頭に傘をかぶって5人乗りくらいの船でクルーズ。熱帯林に入る。川の中 洲で降りて、ココナッツキャンディを買う。製作しているところも見る。汁 を絞って砂糖などで味つけして煮詰めて、木の葉の色素で色をつけてから切 る。40個入り130円。そこに長さ5m?くらいのニシキヘビがいた。
 ペンタイン市場には300軒の店が入っていて、野菜などたくさん売って いる。身長計と体重計がある。鴈さんは174.5cm、96kgだった。 ここではネイルアートもある。10本200円。マユゲ取り300円。
 雑貨屋さんを巡る。Precious Qui という店は水牛の角からつくった髪飾 り780円、銀のブレスレットは2000円、トルコ石の銀ネックレス 12400円。ドンコイ通りで地元の人にも人気なのが Anh アンというお 店。手作りのオリジナル。スリッパ、ミュール2600円、刺繍のバッグ 7000円、1ヶ月かかったバッグ1万円など。次はCeladon Green という 生活雑貨の店で、食器類が多い。スプーンセット1600円、水牛の角の お箸は2400円、あこや貝から作った食器セット11500円、カゴ入り 急須3500円。
 シルクの店 Khai Silkは女性にも大人気。ビーズのバッグは3900円。 The Home Zone は籐の製品を扱っている。小物入れ2400円、

●エステ
 ホテルのプールサイドで足裏マッサージ1時間 US$15。鴈さんはタコつぼ マッサージ(ヤットホーイ:600円)をする。ガラスのビン?を火で燃や して背中につけていく。

●食事
 夕食は豪華な郷土料理、Temple Club でいただく。フランス人がオーナー で、この店の調度品は売り物でもある。生春巻4万ドン(400円)、エビ のタマリンドソース11万ドン、焼き茄子4万ドン。
 ベトナムの人は家ではご飯は滅多に食べない。お昼は街路で食べている。 パンもフランス系で、ニューラン Nhu Lan というお店でフランスパン30 円、サンドイッチにするとお好みに入れてくれてヌクマム(魚醤)を入れて くれて70円!普通の人なら1本でおなかいっぱい。
 高級住宅街をツアーする。704番地?のお屋敷に入る。ここに住むハオ 先生はベトナムの創作料理を教えている。お好み焼きのバイン・セオのつく り方を教わる。玉緒さんも作ってみた。次は生春巻つくりに挑戦。ホテルで 玉緒さんが生春巻などを作る。ライスペーパーから製作する。次はバイン・ セオ。日頃作らないらしいです。鴈さんは感動。
 夜になると人が溢れてくる。お昼は暑いためらしい。カウラッボ・フーチ という庶民の集う居酒屋に行く。ビールは冷えてないので、氷を浮かべて飲 むというのが異なっている。おつまみとかはお店の外から行商が売りにくる がピーナツ25円。ビール2杯で45円。
 インドシナというベトナム料理の老舗。女性はアオザイを着て登場。カニ 肉入りアスパラガススープ280円、サトウキビに巻いた海老つくね550 円、麺巻きエビフライ500円、海鮮炒め600円、ハチミツ絡め焼肉300 円、パイナップルに詰めた海鮮焼き飯550円、それにカスタードプリンと コーヒーがついたコースは1人1800円。


テレビ番組「激安・美味に大興奮の2泊4日ベトナムの大満足ツアー」

 2001年11月3日放送。さとう珠緒、磯野貴理子。物価は日本の 10分の1!ホーチミン市よりもハノイの方が安いらしい(半額程度?)。 よみうりテレビ製作。

●ハノイ
 緑の多いきれいな街だが、バイクが多い。古き時代のものが残っている。 鎮武観、玉山祠、一柱寺、軍事博物館、ホーチミン廟などがある。そういう 社会主義の町にも近代化の波が押し寄せている。日本人の次に多い訪問者は アメリカ人らしい。車道も歩道もない。通勤時間はバイクが多い。
 メリア・ハノイに宿泊したらしい。

 ハンザ市場。中に簡単な食堂がある。意外な穴場らしい。豆腐もある。鳥 やアヒルや鳩や犬まで食べるらしい。アヒル1kg15000ドン(150 円)。アヒル1匹300円!鳩1羽150円!女性が多く働いている。ベト ナムの女性は働くので、朝食は作らないらしい。専業主婦もここで食べてい るらしい。朝食代は3人で150円!ここでチャラロット(豚肉とロットの 葉の炒め物)、たにしの煮物などなどを食べる。ハノイの豚は味がよいらし い。ヌクマムという調味料がある。これは魚を発酵させて作る魚醤で、ベト ナム料理に欠かせない最も基本的な調味料。
 フランス領だったので、フランスパンも多い。バイン・ミー・ティット (パンに豚の肉がはさんであるサンドイッチ)40円。喫茶店でベトナム コーヒー120円、ここは国営らしい。上の分から落ちるのをずっと待つ。 キャラメルの味のような甘さらしい。ぬるいらしい。ここで働いている女性 は月6000円らしい。
 ビア・ホイという居酒屋。生ビール1杯30円。カフェバーだと180円 らしい。
 フォーはお米でできている麺で一番ポピュラー。ハノイで生まれた食べ物 で、フォー専門店マイアンに行く。フォーには牛肉(フォーボー)と鶏肉( フォーガー)の2種類があり、このマイアンは鶏肉の方がハノイで一番おい しいという店。生タマゴをのせて80円。揚げパンをつけて食べるのがハノ イ風。柔らかくてすっとしているらしい。

 一番高級なレストラン「ナムフーン」に行く。鶴などの形の入口にぼんさ いが置いてある。ベトナムビールで乾杯。333という名前で、さっぱりし て飲みやすいらしい。ゴイ・クォンは生春巻きで、200円。ピーナッツ入 りの味噌をつけて食べる。高級店なので、お店の人が巻いてくれた。めっち ゃおいしいらしい。チャ・ジュは揚げ春巻きとパイナップルで、400円。 パイナップルに穴が開いていて人の顔みたいになっている(ハロウィン風)。 ゴイ・ホア・チョイはバナナの花のサラダ350円。キャベツみたいな味ら しい。キャベツくらいの大きさらしい。ベトナムの人が毎日飲んでいるスー プxxxxは、相当おいしいらしい。甘いし、酸っぱいし。次に問題の高級料理 ト−・チム・ナムフーン(ナムフーン風鳩の巣)という料理700円。鳩の 頭がのっている。首のところがおいしいらしい。

 旧市街36通り。きれいな服の店が並んでいる。シルクのガウンなど15 00円、1800円で購入した。水中人形劇の人形も売っていた。ビーズの 小物の店で値切る!ボッディー(まけて)攻撃でまけてもらった。
 市場に行く。そこは本当に安い。Nike のまがいものも売っている。扇子の 店があった。扇1つが50円!これを2本で70円にまけてもらった。体重 測定は10円!次は二階で洋服を見る。
 バチャン村はハノイから16km。ここは焼物の村。デザインと色が日本 人好みだというので人気。竹細工も1000円くらい。竹細工師は月収8万 円らしい。現地で買えば、竹細工のイスも4000円!
 一番安いというドンスアン?市場に行く。ここでマジで買いまくる。
 ハノイ解放フェスティバルの日だった。アオザイをアレンジした服を着た 女性がファッションショーをしていた。最新のファッションにも取り入れら れていた。ハノイで一番有名なグァン・アンという店。1982年ベトナム 全土で開催されたコンテストで一番だった店。1つ90ドルだったが、5ド ルまけてくれた。さらに5ドルまけてくれた。体の30箇所以上を測定する。 1日で作ってくれる!

●ダナン
 ハノイとホーチミンの中間のリゾート。フラマ・リゾート・ダナン。ドイ ツ人設計のモダンな建築。瀬尾さんという日本人スタッフもいるので安心。 ホテルのつきあたりにはプールがあって、その先にプライベートビーチ! チャイナ・ビーチという。カップルが多いらしい。
 エステをすぐに申し込む。ミニフェイシャルエステ30分US10ドル! 昨日購入したアオザイを着てディナーに。ここでしか飲めない地酒を頼む。 トカゲとヘビが入っているビンを持ってくる〜。ヘビの方が飲みやすいらし い(爆)料理は、クア・ハップ・ビア(カニのビール蒸し)時価。おいしい らしい。爪のところは肉が詰まっている。ケム・ブラン(プリン)は過去で 一番おいしいプリンと珠緒が言っていた。チェ・チュオイ・チュン(ココナ ツとバナナのあんみつ)はシェフが特別に作ってくれたデザート。チェー・ ムット・トライ・カイ(ドライフルーツ入りカキ氷)にはいろいろなフルー ツをトッピングできる。バン・ナン・ズア(ココナツのタルト)。デザート だけでもすごい量だった。
 翌日、ハン河からあがった魚が多いハン市場で買物。マナガツオ1kgで 250円。ホテルのシェフが料理を教えてくれた。トマトとパイナップルを 切って、魚を入れてナンプラーなどをいれて炒めた。カーコート(マナガツ オの煮付け)という。
 地元の高校生と話をする。

●五行山(水山)
 ダナンの山間部。マーブルマウンテンとも呼ばれる大理石の山。ライオン の像とかの作成途中のものが置いてあった。1つ半年くらいかかるらしい。 ライオンの像で4000ドルくらいらしい。真っ白よりも茶色とかの色がつ いたものの方が高いらしい。


テレビ番組「ベトナム対韓国、超豪華!幸せ満腹ツアー」

 2001年2月17日放送。ベトナムは神田うのと松村邦洋、韓国は奥山佳恵と石塚 が行って、食べる。男性はいくら太ったかが勝負になるという企画。日本テ レビ制作。

●ベトナムのホーチミン市
 JALが成田ーホーチミン間を6時間で飛んでいる。ルネッサンス・リバ ーサイドホテル・サイゴンに宿泊。ホーチミンの景色がよいし、プールもい い。
 パインセオはお好み焼きみたいなもの。1.4万ドン(110円)。これ を野菜に巻いてニュクマス(魚醤)につけて食べる。
 コムニュン・サイゴンに行って他の人のを見て食べようとするが、店の中 を何かが飛んでいるし、お皿の割れる音もする。おこげは1.2万ドン( 90円)で、土鍋に入れて焼くが、この土鍋を割って、そのおこげを投げて 一方が受け取る。炒めたネギをかけて食べる。
 「フォン・カウ」でアオザイをオーダーメイドする。11箇所を採寸する が、1枚US$50らしい。安い!神田うのさん3枚購入。
 「アーテスク・サイゴン」でバッグなどを買う。7個でUS$100.と っても安い。
 夜、高級レストラン「ホイ・アン」に行く。音楽の演奏付きで、ベトナム 陶器は有名らしい。ゴマの春巻き、チキンのレモンソースかけ、チャーハン オムライス、これはおいしいらしい。ヘン・サオ・バーイン・ダはゴマ、ア サリ、ネギ、ニンニク、パクチー、米などで作るゴマのセンベイにのせて食 べる。おいしいらしい。

 シクロに乗る。ミス・ベトナム・ムービーのチィ・ティエンさん(21) が案内してくれて、神田さんはエステに行く。
 Armani はベトナム最高級のフランス式エステサロン。おなかエステらし くて、メントール系のクリームを塗って、サランラップで巻いて、30− 40分温める。カチカチに冷やした布を次に巻いて、30−40分冷やす。 全身エステは4.5万ドン(3600円)。引き締まった感じがするそうで す。
 「コム・バー・カー」30種類のお惣菜が揃う、ベトナム家庭料理の店。 イカの肉詰め煮込みがおいしいらしい。厚揚げの肉詰めもある。
 移動屋台に行く。うなぎの炭火焼き。「タン・デイン屋台」に行ってまた 食べる。
 「タンナム」というレストランはオーソドックスなベトナム料理を食べら れる。生春巻き、雷魚とパイナップルのすっぱいスープ。お店自慢のシイタ ケとタケノコの炊き込み御飯(レモングラスが入っているらしい)。

 ポンポン船で渡りながら、フルーツを食べる。とっても甘いグレープフル ーツ、さとうきびもかじる。
 ビン・アン・ビレッジは美しいガーデン・レストラン。車で20分のとこ ろにあるらしい。ベトナム・コーヒーを飲む。落ちてくるまで時間がかかる が、待つらしい。苦いらしい。そこでコンデンス・ミルクを入れる。
 1954年までフランスの統治下にあったので、フランスパンが多い。「 ニュー・ラン」でも。でもそのすぐ横には中華風の肉まんとかが置いてあっ たりする。バイン・バオ5000ドン(40円)。サンドイッチも作ってく れる。バイン・ミー5000ドン(40円)は安い!フランスパンのサンド イッチはゴマ入りらしい。パクチーも入っているらしい。バイン・クックは お米のサンドイッチ。5000ドン(40円)。中にコーンビーフが入って いるとか。

●韓国・ソウル
 成田から2.5時間。JWマリオットに宿泊。ここはトレーニング・ジム がアジア一だとか。
 「ホンタンカルビ」という店でカルビを食べる。秘伝のタレにつけて食べ る。石塚氏は5人前食べた。
 「マポカルメギ」で豚カルビを食べる。ドラム缶で作ったテーブルは火を 使うのに便利。デジカルビ1.1万W(1100円)。ゴマの葉に巻いて食 べる。6人前食べた。
 「ホンチャン・タッカルビ」にてタッカルビ(鶏カルビ)一人前4000 W。野菜が多いが、野菜炒めみたいにして食べる。最後はご飯を混ぜて焼く のだが、タレもおいしいらしい。絶品チャーハンだったと言っていた。
 東大門市場で夜食。トッポッキは2000W(お餅、唐辛子、砂糖で煮込 んだもの)。ホルモン炒め1万W。おでん一本1000W。

 −7度の朝。朝からプルコギ。ロッテホテルのJCBプラザ・ソウルに行 って高カロリー、高蛋白のお店を聞いた。
 明洞で人気女優のYoonさん(ユン・ソジョンさん:23歳)に連れていか れたのは朝国汗蒸プラザ(日本語で書いてある)。ここでよもぎ蒸しをして もらう。足つぼマッサージ、朝蒸幕(3分間)、そしてチマチョゴリを着て 記念撮影。以上基本コース90分で65000W。
 「シルビチブ」で激辛料理のタコを食べる。ナッチポックム13000W でした。
 全州中央会館で全州石焼ビビンバ7000W。ここがオリジナルらしい。 30種類の具が入っている。韓国風お好み焼きパジョン10000W。卵と ネギが中心で、この店の人気メニュー。ラージサイズのビビンバは3人前。
 ノリャンジン水産市場で食材を買って料理してもらうことにした。養殖ひ らめ1.5万W、天然ひらめ3万Wだったので、天然を選ぶ。これを刺身に してもらおうという。他には、カジキマグロもいた。大トロが試食できて、 1kg5万W!安い!アンコウ1万W、ブラックタイガー1.3万W、紅ず わいがに1.2万W、タコ5000W、ムール貝3000Wを買った。合計 12.3万Wらしい。近くの食堂「チンミーシクタン」 tel 815-0324。 海鮮ちげ鍋にしてもらう。すごくいいダシが出ている。お刺身は青葉に巻い て食べるらしい。大トロは塩入りゴマ油につけてノリに巻いて食べる。

 清進屋(キョンシンオク)は2日酔いした時に食べるといいという解腸湯 (ジェージャンクツ)。牛の内臓らしい。5500W。茶色のは牛の血のか たまりだとか。ユッケジャン、コリゴンタン、トガニタンなどのスープが 韓国にはあるが、解腸湯はいいらしい。この店は24時間営業。
 城山会館(ソンサンフェカン)で韓定食を食べる。2人分がテーブルごと 出てきた。すごいお皿の数。一人前11種類、田舎の庶民料理。メインは みそ鍋、ドウェンジャチゲ。豚炭火焼き、デジプルコギ、いしもちグルビ、 エイの煮物ホンオチム、小イカのカブオジンオなど。一人9000W! 安い!

 体重ですが、松村は6kg増えたが、石塚組は7kgの差に広がったので 後者の勝ちだそうです。しかし、神田うのは勝負する気はなかったみたい。


テレビ番組「道浪漫」2000年10月29日、11月5日は黛まどかさんでベトナム

  黛さんは俳人です。

●ホーチミン
 タンソンニャット国際空港に到着して、ベンタイン市場へ。靴を見ると、 ヒールにまで刺繍がある。市場の雑貨が豊富、片隅に美容サロンがある。ネ イルケアは3万ドン(230円)。剃刀で顔を剃っているウブ毛取りは3万 ドン(230円)〜。
 ミ・グァン1万ドン(80円)を食べる。カンナン省の郷土料理で、ター メリックを混ぜたお米の麺は黄色。豚肉、エビ、コウサイ、ピーナッツとゴ マセンベイなどをつけてヌックマム・ベースのおつゆをかける。辛いけど、 サッパリしておいしいらしい。
 黛さんにとって俳句とは目に見えるもの、感じることを言葉にして並べて から作っていくものらしい。
 「秋果(しゅうか)売る声のはるけき夕べかな」

 アオザイ専門店「トイ・チャン」いろんな色もあるし、刺繍もきれい。 20個所のサイズを測る。できあがりは明日。
 夜のホーチミンはバイクがすごい。クーラーがないから夕涼みに使用する らしい。3,4人乗りも多い。広場には露店も多い。線香花火を売ってその 場で火をつけてくれる大学生もいた。1本1000ドン(8円)。
 「手花火の火を分け合ひて無口なる」

●クチ
 郊外にある。ホーチミンから北西へ70キロ。ベトナム戦争の時に、穴を 掘った総延長は250キロ。中で生活できるようになっていた。これがアメ リカ軍の敗北につながった。地下には食堂、手術室などが残っていた。 「クチトンネル」入場料6.5万ドン(500円)。

●メコン・デルタ
 ホーチミンの南部。お米を作っている。ミトーは入り口の町。メコン川は 赤茶色に濁っている。その川の中にある島、タイソン島で小船に乗り換えて ニッパヤシの森を行く。
 「夏惜しむメコンの風に髪梳(す)いて」

●ホーチミン
 チオン・ダイ・ホック・ス・ファム大学の詩文のクラブを訪問。ベトナム の詩は小鳥のさえずりのように聞こえる。
 ピンクのアオザイができていた。着ると心地よい緊張感があるらしい。 オーダー・メイド56万ドン(4300円)〜。安いなぁ!
 「アオザイの木蔭に風のごと集ふ」

 サイゴン駅(Ga Sai Gon)からハノイまでベトナムを縦断する統一鉄道の 夜行列車に乗る。ピンクのカーテンにレースのベッド。4ベッド個室は、 サイゴン〜ニャチャン間で一人45.2万ドン(3500円)。音楽もムー ドがあるらしい。

●ニャチャン
 ホーチミンの北東250キロ、人口30万人、ベトナム一番のリゾート。 アナマンダラ・リゾートがオープンしたのは3年前。建物はベトナム工芸品 で飾られている。お部屋の全部はコテージタイプで、海がまん前! アナマンダラ・スィートだとUS$263.普通の部屋だとUS$137. 問い合わせは日本国内では、電話 03-3391-3449
 優雅な空間。シーツが花ひらのようになっている!コテージの目の前は、 プライベート・ビーチで、海へ直接出られる!砂が真っ白らしい。画面では 黄土色に見えたのですが。海岸がきれい。
 「手庇(びさし)に沖見てはもう秋と言ふ」

●中部高原
 ニャチャンから200キロ。ここへ行く道はひどい!予想以上に時間がか かってしまった。ブァンドン村はエデ族などの住む村である。象がいる! エデ族は象使いの民族。仕方なく星空の下で乗った。本当のねらいはお昼に 乗ることだった。
 「星月夜森に抱かれて象の夢」

●ペンメトート
 ニャチャンから西へ200キロの山の中。地元のエベ族にあまり知られて いない所があると聞いて山の中へ30km出かけた。ダライサップ滝(煙の 滝という意味)で、3つの滝からなる。川は激流、水は泥色。5分歩いて、 第2の滝。台風のように風と水しぶきがすごい。第3の滝に行くには、丸太 の2本の橋を渡らなければならない。虹がかかっていた。ここで一句。
「幾たびも戦を抜けて滝激し」
入場料3000ドン(20円)。

●ホイアン
 ニャチャンの近く。世界遺産(1999年)。車の乗り入れが禁止されて いる。シクロという自転車タクシーに乗るが、1時間3万ドン(230円) 肌に接するところが熱いらしい。
 来遠橋(日本橋)を訪れる。土台は1593年に日本人が作った。当時、 朱印船で日本人が来て、日本人町を作っていた。たいこ橋みたいな橋。提灯 もある。ホイアン料理屋「タンタン」で特有の麺カオラウ6000ドン( 46円)豚肉、こうさい、おせんべいが載っていて、おつゆが少ない。日本 でいうと伊勢うどんみたいな味らしい。

●ダナン
 ニャチャンの北の方?五行山(マーブルマウンテン)麓には多くの大理石 屋がある。玄空洞は自然の洞窟の中に作られたお堂。天井の穴から自然光が 入る。しかし、これは1968年のアメリカ軍の爆撃でできたらしい。
 フラマ・リゾート・ダナンに泊まる。186室。対称的。自慢は美しい チャイナ・ビーチ。5つ星リゾート。3年前に建てられた。1室US$ 140〜。問い合わせはマルコム良子さん tel:046-291-0886
「フローズンカクテルやの葉影に運ばるる」

●ランコ村
 フエとダナンの中間。鳴き砂の浜がある。静かな村だがノースリーブの黛 さんの白い二の腕が女の子には魅力らしくて、集まってきてさわりまくって いた。ファッションにも興味があるらしい。
 石英で表面がきれいに磨かれた砂だけが鳴くとか。男の子はゴミを拾って いた。ビニールやプラスチックのゴミを1キロ5000ドン(38円)で 買ってくれるらしい。1日10キロ拾って本を買うとか。

●フエ
 ホーチミンから北へ700キロ。ベトナム最後の王朝グエン朝(1802-1945 年)の都が置かれた。多くの寺院が残る。一人の女性を訪問した。ラム・チ ・ミザさんという詩人。黛さんが感銘を受けた人である。
一編の詩の一つ「雨」を紹介します。
 雨
 夜を越え 自らを越え
 広き大空を越え
 霧深きかなたへ
 かけ足で
(中略)
 そして我々は雨の如く
 自らを消し去る
 ひとつひとつ
 ひとつひとつ
 わずか
 一滴だけになるまで

 夕食を作ってくれた。フエ料理はエビとお米が基本。バイン・ベオ(干し エビのせ蒸餅、又はクマムかけ)など。
 フォーン川に沿ってアオザイを着て歩いた黛さん。
 カイディン帝廟は1920年から12年かけて作られた。石像も作られて いるが、兵馬俑のような感じ。廟の中で目を見張った。装飾技術が施されて いる。陶磁器やガラスを割り、組み合わせたものなどがある。陶磁器が広く 中国全土から集められたらしい。

 阮朝王宮は世界遺産。グエン王朝の王宮。王宮門を抜けて太和殿(中国の 紫禁城を模した)これを抜けて豪華な本殿に行ったが、全て戦争で破壊され ていた。
「草の香に瞑れば(つむれば)見ゆる都かな」


テレビ番組「片岡鶴太郎のベトナム感動夢紀行」

2000年1月10日テレビ朝日系で放送。
2年前に中国・黄山に行った。龍に興味を持っていた。自分の指針を決め るのが龍の声だと思っている。最近は絵画だけでなく、書や陶芸にも興味を 持っている。それで龍を追ってホーチミン経由でハノイへ(8時間)。

●ハノイ
ハノイは昔は hang Long「龍が昇る」と呼ばれていた。バイクが多い。信 号がないから車の合間をぬって歩く。バインコイはファーストフードのよう な店。バインザンはベトナム風ピロシキ1500ドン(15円)。これに酢 のたれをつけて食べる。ベトナムの人は少しおなかがすくとすぐにこれを食 べる。
旧市街までシクロ1時間3万ドン(300円)で乗っていく。要交渉。ブ リキの行李(こうり)を見つける。日本に昔あったものをいくつも見つけた。 通りに面した小さな路地を入っていった。長い路地である。
通訳のグエン・ファン・ホンさんに連れていかれたのは、フォンリエンと いう店。炭火で肉を焼いている。カルビ。ブンチャ(ベトナム風つけめん) 6000ドン(60円)野菜やお肉と一緒に食べる。漬け汁の味も日本には ない。ブンチャはハノイで大人気。
床屋は路上ですぐ開店できる。免許もないらしい。カット料金6000ド ン(60円)。路上自転車修理店もある。パンク修理2000ドン(20円)。 バイクが多くなり修理する自転車が少なくなって寂しいらしい。
真武館、龍がいる拝観料5000ドン(50円)。お寺には龍が多い。 市内にある骨董屋のホンホア。龍が書いてあるものを見る。ベトナムにおけ る龍の存在を意識しはじめている。
ホテルはメリタス・ウエストレイク・ハノイ。きれいなホテル。ベトナム のインテリアに龍は欠かせないようだ。部屋は1泊$230のデラックス ルーム。夜になってもバイクのエンジン音が絶えない。
ハノイ国立中央人形劇場へ。観劇料3万ドン(300円)。水上人形劇 にも龍は出てくる。好奇心から舞台裏へ。操り手は胸まで水に浸かっている。 人形の重さは7キロだし、操り手は1時間も水に浸かっている。すごい。 最低5年の修行が必要で全国に100人しかいない。ここは国の援助を受け ている。
ゴーティニャムという定食屋さんへ。40種類から選ぶ。大根の煮物2000 ドン、肉だんご2000ドン、にがうりの肉詰め3000ドン、生春巻き2000ドン、 イカの揚げ物3000ドン、いんげんの炒め物2000ドン、ご飯2000ドンの合計 16000ドン(160円)。にがうりもおいしいらしい。辛くはない。
ニューファクトリーという画廊へ。コモドドラゴン(地上最大のとかげ) の絵がある。うるしの使い方が独特。日本人女性の画家だった。そこを訪問 した。安藤彩英子さん(31歳)で以前はスチュワーデスで、東南アジアの 美術に興味を持って退社した。今はこちらで有名らしい。彼女の大師匠のブ イ・トラン・タインさん(51歳)はベトナムを代表する漆画家。ちょうど 龍を作成中だった。ハロン湾に行ってみたら?と薦められる。そこで自然の 一部になりなさい。

●デォンバン村
ハロン湾へ向かう。ロンビエン駅から列車に乗る。初乗り17000ドン で、しぶい椅子。ロンビエン橋を渡る。ザーラム駅で途中下車してみた。 自転車も列車に乗せている。ディンバン寺はどことなく日本の寺に似ている。 龍の文様もあった。鶴太郎は利き腕ではない左手で描く。
ビー玉で遊んでいる子供たちを見つける。クォン君の家へ。月収6000 円らしい。6人家族。井戸がある。

●ドンホー村
バクニンからバスを乗り継いでハロンに向かう。しかしすごいバス。廃車 寸前のようなバス。初乗り10000ドン(100円)。道が悪いとお尻に くるらしい。舗装されてない郊外に出ると悪夢の状態になった。降りますと 言ってもなかなか止めてくれない。腰痛持ちには自殺行為だ!と言っている。 ドンホー村。10世紀以上続いているベトナムの伝統工芸品があるという。 版画。ドンホー版画は今でも版木が残されている。龍も登場する。

ダップコウ橋は列車が通る橋だが、走っていないときは車も通る!

●バクザン
バインダーというベトナム風手焼きせんべい。直径40センチ。1枚15 円。おいしいらしい。コーンフレイクの少し硬い分のような感じ。1日100 枚焼くらしい。

●ハロン湾
バスはさらにハロン湾を目指す。田園風景は日本のにも似ている。ハノイか ら車で3時間半。やっとハロン湾が目前に。世界遺産に指定されている。 Ha は降りる。Long は龍が、ということで龍が降りるという地。ハロン1市場 へ。さとうきび3000ドン(30円)。長さ30センチくらいで直径3セン チのをそのままかじる。甘い!おいしいらしい。新鮮な魚介類も多い市場。 カニ、シャコ、アジ?のひらき、など。
翌日モーターボートでハロン湾を行き、ティエンクン洞窟へ。しょう乳洞。 ライトアップされている。ハロン湾内での特に大きい。降りた龍がここに いついたといわれる。龍のイメージの岩がある。龍の居場所を確信した。 ここに来るべくして来たというのを感じた。
水上レストラン「ビエンモー」へ。魚の養殖もされている。お勧めの料理 はシャコ。にんにくと塩、胡椒などで炒める。塩揚げ2匹24000ドン。 大きい。カニとも海老とも違う味らしい。シーフードスープは12000ド ン。カニのソテー88000ドン。おいしいらしい。静かに食べている。
水上に集落を見つけた。学校らしい。バーザー水上小学校。子供たちとも 先生とも仲よくなった。絵を描いたことないと言っていたが描いた。
画材を持ってハロン湾へ繰り出した。ワロン湾クルーズ、貸し切り1時間 10万ドン(1000円)。船の先に龍がおいてあった。島の形を見ながら 龍を探す。目の前の龍をこの場で描きたい。海上の風は強いが、左手で絵筆 を持って描いていった。自然の一部になれ!ハロンの石になれ!という言葉 を思い出して龍を描いていった。描いた後で裏から色を入れたいと思った。 風も強いし裏返せない。スタッフが風よけを作って裏返した。絵を描くので はなく、自然の一部になった。感じたままをあらわしていった。最後に文字 を入れて完成した。5時間を要した。どこから龍が出てきてもおかしくはな いところだった。


テレビ番組「なにわ友あれ」赤井秀和と和泉修がベトナム旅行

 1999年9月毎日放送で放送。
●ホーチミン市
 関西空港から6時間。聖母マリア教会など。街はバイクだらけ。 屋台へ。アヒルの孵化前の分のゆで卵 彼等もよう食べませんでした。 フォー(ベトナムうどん)で,フォービエン(牛肉入り),フォーボー (牛肉うどん),フォーガー(鶏肉入り)。
 シクロ(自転車タクシー)に乗る。
 グエンフェ通りでは朝5時頃からサッカーやダカラ(足で羽根を蹴る分) をやっている。それを1−2時間やってから会社に行くとか。公園などが ないから道路でやっているらしい。
 ホテルで両替,1万円で124万9200ドンを2万円分交換。 チャイナタウンのチョロン,ビンタイ市場へ。

●ホーチミン市での食事
 ベトナム料理「クール」にてチャーゾー(揚げ春巻),ゴイクン(生春 巻),チャオトン(海老すりみ巻)おいしいらしい。
 ライスペーパーに野菜などをのせて包んで食べる。
 スーパーの「マキシマーク」へ。日本食多いが高い。

 「ホアンキエム」日本人は滅多に来ない,地元ではおいしいので有名。 ベトナム北部風料理。1品2000−6000ドン。魚の煮付けがおいし かったらしい。ビール1人2ー3本飲んでおなかいっぱい食べて15名で 36万6000ドン(約3000円)!!一人200円!!

「キムタイン」デザートの店。フレッシュミルク3500ドン,ヨーグル ト2500ドン,カスタードプリン2500ドン。おいしいらしい。 ミルクは甘いらしいけど。

 中華「ウクビエン」椰子虫。椰子についている虫。これを油で揚げる。 甘くてクリーミーらしい。季節もの。

 海鮮料理「ソングー」のロブスターの刺身62万ドン,ハマグリの○○ 蒸し37000ドン,シャコの塩炒め19万ドン。

 デザートでは「バクダン」のアイスクリームは有名。シュークリームは 3000ドン。バクダンアイスクリームは24200ドン。

●タンタック村
 船で15分ジャングルへ移動,タンタック村へ。ココナッツ・キャンディ の工場。作っているところを取材。1袋15000ドン。

●テンザンフェリー乗り場
 海草ジュースやフランスパンが目をひいた。

●スネークファーム

●ホーチミンから北へ車で1.5時間のクチ
 タンフーチョン村。ライスペーパーを作っている。1日900枚。これで 御殿ができたとか。
 クチトンネル資料館。地下にトンネルを作ってベトナム戦争を戦ったらし い,その名残がジャングルにもいたるところに残っている。穴やトンネルな ど。地雷で爆発された戦争がそのまま残っている。

●霊山寺の後光が電気仕掛けの仏様

●クーハードン市場


テレビ番組「旅サラダ」99年4月 ベトナム

 青田典子さんでベトナムでした。
 第1回はホーチミン市でした。比較的安全そうで、物価は安いですね。特に面白い果物が多かった。名前などは控えていません。失礼。

●ニャチャン
 ベトナム一番のリゾート地のようです。今回はアナ・マンダラ・リゾート。ホテルはコテージタイプで179ドル。ベッドの上に花が撒かれていてきれい。新婚さんにぴったり!シクロという自転車タクシーは1時間2万ドン(約190円)だが遅い。ポー・ナガール寺院を訪問。
 海はハワイよりも澄んでいて、スノーケリングも1時間 $80 ?お昼は島に渡ったところのハイ・ダオというレストランで花ガニの姿蒸し 400円など。

●ダラットはニャチャンからバスで6時間の避暑地。標高1400m。
 滝めぐりが人気。入場料は90円程度。ベトナムの人の新婚旅行先No.1の場所らしい。バオダイ皇帝の別荘を訪問。ホテルはホテル・ソフィテル・ダラット・パレスでベトナムに3つしかない5つ星ホテル。1泊214ドル。テラスもバスルームも広い。馬車は1時間10万ドン(約950円)。ゴルフもグリーンフィーは $85夕飯はフランス料理でした。

●ダナン
 まずコン市場,タニシの一種でオックガ(シジミに似た味でおいしいらしい)。
 ビーチリゾートはノン・ヌォック・ビーチでサーフィンに適している。泊まったのはフラマ・リゾート・ダナン(オーストラリア人の建築家が建てたらしい)。海に面したプールなど高級。タモイさんという日本人が案内。オーシャンデラックスルームで$190。中庭にもプール。ここでカクテル。カクテルチャムアイランド$6,はオリジナルカクテルで量も多い。
 五行山(マーブルマウンテン)大理石の山を登る。入山料4万ドン。
 ホテルのレストランはカフェ・インドシナという名前で,海老のすりみの揚げもの$6(砂糖キビに巻いてある),イカとベトナム野菜の炒めもの$6,ココナッツアイスとココナッツタルトのデザート $4。イタリアンもあるし,各国料理もあるらしい。

●3時間車でハイヴァン峠を越えてフエへ。
 ここは昔の都。王宮の跡もある。王宮への真ん中の橋はかつては皇帝しか歩けなかった。入場料55000ドン。太和殿。町の外には歴代の皇帝のお墓。その中のカイディン帝の廟へ55000ドン。
 宿泊はフォン・ザン・ホテル。レストランの宮廷料理$80を頼む。これは15人程度をひきつれたコスプレ風アトラクション,行列,食事,食事中の15人程度の演奏込み。料理はホウオウの前菜,カニとマッシュルームのスープ,揚げ春巻,モチのヨシの葉包み(おいしいらしい),クエ風ケーキ,アヒルのレモン葉っぱ巻き,皇帝の実(ハスの実らしい)のシロップ煮,など。二人でも$80。日本人が多いらしい。コスプレが好きねぇ。

●ハノイ
 まず旧市街(36通り)の紹介。ホーチミン廟(行列がすごい)とホーチミンの住んでいた家が公開されている。独身だったらしくて,質素で家も小さい。
 宿泊はホテル・ニッコー・ハノイ。昨年8月にオープンしたらしい。パークビューで$120。普通は$80〜。ここはバスルームに大きな窓。ここの1階におみやげを買うのによい,カイ・シルクという店がある。シルクのブラウス$20。ネクタイ$10,バッグ$20〜など。
 夜になってタンロン水上人形館?へ。4万ドン。

●トゥ・バン村
 車で30分。刺繍は65万ドン(6000円)。これで40センチX30センチくらい。大作には2か月程度かけるらしい。それでも安い。静かな村で青田さんは子供に大人気。

●ハロン湾
 車でハノイから4時間。船のチャーター料が60万ドン。数々の小島。上陸できる島もある。竜神の洞窟へ。1年前からライトアップしている。普通のガイドブックには出ていないだろう。しばらくすると小船が近づいてくる。魚を売っている。全品でも55万ドン(約5000円)。調理代が15万ドン。豪華でした。

 本当にベトナムは見直したという感じです。
旅サラダのスタッフに感謝。


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