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なお、これはわたしが個人的にテレビを見て書いたものであり、各テレビ局や番組とは全く関係はありません。
すべての文章の無断使用・転載を禁止いたします。
またここの情報を使って、何か問題が起こったとしても私は一切責任は持ちませんのであしからず。


テレビ番組「ワンダー・ワンダー ベネズエラのキアナ高地とペルーのワスカラン」

 2010年3月27日放送。断崖が続く。巨大な滝を持つアウヤンテプイ山。滝に初めて挑戦した。アンデス山脈にそびえる熱帯の最高峰ワスカラン。氷河の巨大なクレバス。

●キアナ高地
 テーブル・マウンテンと呼ばれる台地状の山々が100以上もある。中でも最大級なのは、アウヤンテプイ(標高2560m)。この山は世界で最も落差のある滝があることでも知られている。この滝に向かった。1937年にアメリカ人のジミー・エンジェルさんによって発見された。
 「悪魔の谷」をカヌーで目指した。川には巨大な岩があるが、これは落ちてきたものらしい。狭い水路を巧みなオールさばきで通過した。川を遡ること4時間でエンジェル・フォールが見えた。高さは979m。東京タワー3つ分。船を降りて山道を進む。3時間で目の前に見える場所に到着。滝の水は途中で風に流され霧状になるので、滝壷がない。歩いていると突然、滝の水が暴風雨に変わった。滝を見上げると所々で、激しく渦を巻いている場所がある。これが暴風雨の正体だった。
 これまで下から登ってその落ち口に到達するのは不可能とされてきた。最近になって可能とするルートが開拓された。滝の反対側から崖をのぼって、60km歩いて到着するというもの。地元のガイドと歩いた。麓から3日をかけて断崖の下に到着。崩れた岩の後ろが歩けた。割れ目を登りきると、岩が崩れてできた洞窟があった。さらに6時間で頂上台地の一角に辿り着いた。
 台地の上は驚くべき姿があった。東京23区よりも広い台地の上に、いくつかの山があり、川が流れていた。ここから60kmを10日かけて進む。川の色は濃い紅茶の色。植物のタンニンの色。胴の長さが3cm以上もある大きなバッタ「カマドウマの仲間」がいた。「オリオフリネラ」はギアナ高地にだけ生息する原始の姿を留めたカエル。骨格が未発達で、跳ベない。手足に水かきがなく泳げない。また卵から直接カエルの姿で生まれてくる。
 深いヤブの中を10日進んだ。滝の落ち口近くに到着。滝の横の断崖を回って落ち口をのぞむ場所に到着。岩があって下が見えないので、一段下に降りてみたら全部見えました。落ち口は岩の間からでした。

●熱帯の最高峰ワスカラン
 ペルーのある最高峰ワスカランは標高6768m。2つの頂きをあおぐ山麓は世界遺産。
 まずはサンタクルス谷。お供はアンデス原産のラクダの仲間リャマ。サントス・デクストレさんがガイドで、インカの末裔。アンデスでは軽い荷物で山を歩く姿が一般的。標高4200mくらいで雪が登場。
 タウリラフ(標高5830m)は世界のクライマーの憧れの山。熱帯にあるので氷は溶けては凍るを繰り返し、美しいヒダ模様を織りなす。石畳の道ができている。雪がない。谷を登りつめた場所は標高4750mのウニオン峠に到着。ここは太平洋と大西洋の分水嶺になっている。ガイドが面白いいわれをもつ花リマリマ(キンポウゲの仲間)を見つけた。子供の言語発達が遅い時にこの花を口に入れるとか。ペンカペンカという白い花もある。リンドウの仲間。この花に「ペンカペンカ」と話しかけると、刺激で花が閉じるそうです。ペンカペンカとは「恥かしがり屋」という意味らしい。
 トレッキング・コースの途中にあるサントスさんの村ワリパンパに立ち寄った。ここには100人余りが暮らす。チャクララフ東峰(標高6001m)は村のシンボル。昔ながらの農法で、ジャガイモを植えていた。音楽が演奏され、村の人がサントスさんの麦の刈り入れの手伝いをしてくれた。その後、畑に馬が連れて来られた。麦を踏んで脱穀をしている。16世紀にスペイン人から伝えられたという。
 プヤ・ライモンディという世界最大の高山植物がある。パイナップルの仲間で、全長10m。100年経って大きくなり、たった1回だけ1ヶ月間、花が咲いて枯れる。

 山岳ガイドと山頂を目指す。麓から山頂までの標高差は3800m。山頂までは5日間。登山3日目、標高5000mを越えると氷河に覆われた雪と氷の世界。クレバスの間を縫うように登っていく。4日目、標高5900mのキャンプに到着。陽が暮れると山は幻想的な姿を見せてくれた。月の光と雲が異様な模様になりました。
 5日目、キャンプから頂上まで往復12時間以上もかかるため、午前2時に出発。クレバスが多い。午前6時、夜明け。標高6000mを越えると酸素は平地の半分以下。頂上に到着しましたが、平地でした。標高6768m。360度絶景でした。


テレビ番組「THE 世界遺産 ベネズエラのカナイマ国立公園」

 2010年3月7日、14日放送。

●ギアナ高地
 ベネズエラは国土の半分近くをギアナ高地が占めている。ギアナ高地自体は6つの国にまたがる。頂上を平らに削り取られた、標高2000mを越える不思議な山々。その形からテーブル・マウンテンと呼ばれる。断崖により周囲とは切り離されている。ここだけにしかいない生物も多い。
 コナン・ドイルの小説「The Lost World 」で世界中に知られたギアナ高地。そのきっかけはある探検隊の冒険だった。絶壁を登った探検家が初めてその世界を見た。

●カナイマ国立公園
 カナイマ国立公園はギアナ高地の中心にある。まずギアナ高地の最高峰ロライマ山を目指す。厚い雲のベール、高い崖により人の侵入を拒んできた。今回の撮影隊は7名。頂にはヘリコプターで向かった。ギアナ高地には大小100を越えるテーブルマウンテンがある。一つ一つが島のようになっていて、独自の世界を持つ。
 ロライマ山は標高2810m。広さは南北15km、東西10km、地層は古く18億年前の岩盤がそのまま残っていると言われる。無人の山頂にテントを張り、5日間撮影した。ガイドは登山家のハビエル・メサさん。麓では30度近かったが、山頂では15度以下。大量の雨が土を押し流すので、土はやせている。また紫外線が強く、環境は苛酷。シリラ・ラセミフロラ、エピデンドラム・セクンダム、プシコトリア・コンキナなどの花と、オレクタンテ・スケプトルムなどの植物が紹介されました。独自の進化を遂げた。確認された植物の75%にあたる3000種が他にはない固有種といわれている。ボンネティア・ロライマエは強風に負けぬように葉を小さく変えた花。別の木は紫外線から守るために葉を赤く変色させていた。ステゴレビス・ビアネンシスはは南米とアフリカにしかない植物なので、かつてはくっついていたのだろうとハビエルさんは語る。
 水かきがなく泳げないカエルがいた。オリオフリネラは体長わずか2cmで、後ろ足も未発達で、ジャンプもできない。外敵がいないので、適応した。絶壁を登れないカエルが何故いるのか?それはこの崖ができる以前から住んでいたからだろう。
 大昔、ここは湖の底だった。固定の底に水が描いた模様が化石として残っている。つまり18億年前はギアナ高地全体を包むような大きな湖だったが、それが隆起し、雨で硬い部分が残り、他は削られ、2000万年前にテーブル・マウンテンができあがった。

 撮影2日目は、雲の中だった。年間降水量は4000mm。ギアナとは先住民の言葉で「水の国」。降り注ぐ雨は川となって流れ出し、壮大な景観を生んでいる。
 ロライマ山の麓を流れる赤い川。「ハスペの滝」。赤いのは川底の岩で、ジャスパーと呼ばれる宝石の一種だった。16世紀末、この地に入った探検家は「ギアナ高地はダイヤモンドを敷き詰めた宝石の山だ」と語った。ロライマ山の頂に白く見えたのは、水晶だった。
 この地に別の名を求めた男たちがいた。それは「黄金郷(エル・ドラド)」。20世紀に入ると飛行機が使われるようになった。
 アメリカの飛行家ジミー・エンジェルは1933年、テーブル・マウンテンの一つの近くを飛行中、驚くべき光景に遭遇した。「アンヘルの滝(エンジェル・フォール)」高さ979m。4年後、彼は山頂への着陸を試みて失敗。11日かけて絶壁を下った。

 ロライマ山の夜明け。奇岩たちが目覚める。岩の迷宮になっている。巨大な岩の下にできた空洞がある。雨季に大量に降る雨の通り道となり、天然の洞窟が作りあげられる。底にたまった水をたどると、池があった。頂には謎の穴が口を開けていた。

●サリサリニャーマ Sarisarinama
 天然の縦穴としては世界最大級。その穴の内部を探る。カナイマ国立公園の西300km。ベース・キャンプにしたのは、先住民のマキリタリの村。彼らの主食はユカイモ?粉にして鉄板で焼き、パンにする。彼らは絶壁で守られた山を人間とは違う世界と信じてきた。人を食べる時の音がサリサリというので、サリサリニャーマという名前がついたという。
 翌朝ヘリコプターで向かった。40年前に不思議な穴があることが発見された。アクセスが難しいので、本格的な調査はほとんどされていない。この穴がきっかけとなり、大小8つの穴が見つかっている。
 まず標高1350mの山頂付近を観察した。

 次に穴の底に向かった。直径350m、深さ350mの穴で、縦穴としては世界最大級。内部の気流が不明なので、ゆっくり旋回しながら降りたが、植物が繁殖していて、着陸スペースが見つからなかった。仕方なく、ヘリは片脚を岩におろし、ホバリングして、地上スレスレからスタッフは着陸した。
 穴の中の気温は30度、湿度も高い。コケがびっしり生えていた。カミキリムシの仲間がいた。アンスリュウム・ロワイメンセ?はサトイモ科だが、外の世界のものとは違うそうです。ツツジのプサミシアの仲間も独自に進化したもの。プシタカンツス・ククラリス。
 穴の端まで150m進むのに2時間もかかった。切り立つ崖には植物がへばりついていた。ナビア・ヤウアナは花のように見えるのは葉の一部が変色したもの。雨水を根で吸収している。グズマニア・リングラタは根は水を吸収せず、葉を密集させて雨水をためて吸収する。
 カエル(ステファニアの仲間)がいたが、水カキがなく、吸盤が異常に発達していた。水辺がないためらしい。ウデムシの仲間は、体の倍以上もある長い手足が特徴。
 メサさんが何かがうずたかくつもった土色の斜面を登った。これは全て植物の種だった。ここに住む鳥たちのしわざ。果肉を食べて、種を吐き出したものが長い年月をかけて溜まったらしい。夜になるとアブラヨタカが現れた。

 どうしてこういう穴ができたのか?穴の底には大きな岩が転がっている。元は巨大な洞窟の天井だったもの。元々の洞窟はどうやってできたか?崖の途中に湧き出す水があった。地下に水が流れ、次第に洞窟となり、天井が崩落したと考えられている。どこかに水の出口があるというので調べると、岩の中腹から流れる滝があった。この山には巨大な地底の湖が眠っているのだろう。

●イルテプイ
 カナヤマ国立公園の南東にある神の山。標高2600m。雲に覆われた山頂はこれまでほとんど調査が行なわれていない。3日間の撮影に備えて、テントを設定したら、雲が流れてきて、突然どしゃぶりと雷雨。1日の中で急激に変化する気温。痩せた土地。肉食へと変化を遂げた植物がある。モウセンゴクは食虫植物で、強烈な粘液を出し、虫が寄り付いたら逃げられない。虫を捕らえると消化液がでて、早ければ数時間で消化する。
 ギアナ高地だけの育つヘリアンフォラ。その形から太陽の壷とも呼ばれる。赤い突起から甘い臭いと蜜を出し、壷のように丸めた葉の中に獲物をおびき寄せる。壷の中には虫は逃げられないように、細かい毛がびっしり生えている。蜜には神経をマヒさせる成文が含まれている。


テレビ番組「地球に触れるエコ大紀行」

 2008年11月3日放送、15日再放送。柴崎行雄、田代香子アナウンサーが案内。地球を一周する旅。既に半年経過し21カ国目に入る。柴崎アナはオーストラリアのタスマニア島、シャーク湾、からインドネシア、セーシェル、マダガスカル、ウガンダ、タンザニア、ボツワナ、ナミビア、ブラジルに移動した。田代アナは中国、ラオス、ネパール、カザフスタン、ギリシャ、モロッコ、ルーマニア、フィンランド、イギリス、ガーナ、フロリダ、ベネズエラと移動した。NHK製作。

●ナミビア
 9月下旬、ボツワナとナミビアの国境。入国管理事務所で手続きする。
 8000万年という歴史を持つ、世界最古と言われるナミブ砂漠。南北の長さが2000kmあり、大西洋に面するナミブ砂漠は動植物の独特の生態系が見られる。夜明け前にソソスフレイ?を出発。このツアーにはドイツから来たヨーストさんとエバさんも参加。ガイドは40歳のオーランド・ハラセブさん。サッカーのナミビア代表のキャプテンを10年勤めた人。午前6時40分、太陽がでてきた。夜明け前はだいぶ寒いようです。冬には氷点下になることもあるそうです。砂はとても冷たいそうです。赤味があるのは、鉄分を含むため。
 まず高さ250mの最大級の砂丘ビッグ・ダディ?に登る。崩れやすくなかなか思うようには進めない。10時過ぎに気温は30度を越えた。3分の1を越えたところで、ヨーストさんが動けなくなった。傾斜が50度近くになった。のぼり始めて2時間で頂上に到着。
 砂丘の下を歩いた。砂漠の向こう側にダチョウの雄がいた。ウェッジスノウテッド・リザードというトカゲがいた。色は茶色で空から鳥に襲われない保護色となっている。トカゲは片手と片足で砂漠の熱さから逃れようとするが、さらに熱いと砂の中に足をつっこむ。これをサーマルダンスという。ナラという植物が生えている。茎全体がトゲで覆われている。地下10数mのところまで根を張っているそうです。直径20cmほどの実がなっていた。砂漠は、夜明け前、数日に1度霧が発生する。これで生き物が育つ。小さな動物がいた。グロポーリ・ゴミムシダマシ?は、霧から水分を補給しているそうです。
 何もないと思われていた場所に、いろいろなことがあることがわかった。
http://www.ultimatesafaris.na/

●フロリダ
 州西北部にあるクリスタル・リバー。いたる所にマナティの看板がある。絶滅が危惧されているマナティの楽園として知られている。ガイドはフレッドさんとパブラさん、ツアー参加者はメイガンさんと倉田千鶴さん。ここは世界で唯一野性のマナティと一緒に水の中に入ることは許されている。
 ボートに乗って出発。町の中だけど、自然が保護されている。確かに川の左手は住宅で、左手は自然。ここは温かい泉が湧き出しているから、海より暖かいので、マナティが来るそうです。町のいたる所で地下水が泉として吹き出ていて、それがメキシコ湾に注ぎ込む。湧き出す泉は30箇所を越える。一つに行ってみたら、すごく美しい。ここで潜ってみましたが、透明度がとても高い。水温は年間を通して22度。冬にマナティがやってくるそうです。
 再びボートに乗ってマナティを探す。水路ではスピード制限や進入制限がある。40年前からボートのスクリューに巻き込まれる事故が相次いだため。今は数も少しずつ戻っているとか。先に行っていたフレッドさんがマナティを見つけてくれていました。フロリダマナテイがいました。体長は4m、体重1トンにもなる哺乳類。ここで水に入って触れ合いました。好奇心旺盛です。法律では、両手で触ってはいけない。拘束されていると感じるからで、片手ならOKです。
 海水に生える水草ハイドレラを1日に100kgも食べるそうです。ボートのロープを咥えるのも好きだそうです。1時間ふれあいました。

http://www.artndiving.net/

●ブラジル
 パンタナールはブラジル西南。玄関口のクイアバまでは、サンパウロからTAMの直行便で2時間で到着。ガイドはブラジル在住16年の湯川宣孝さん。ツアー参加者は石垣智也、裕子さん夫妻。パンタナールは単なる大自然ではなく、水の変化によって生態系が変化している場所。この時期は乾季でした。湿原だが、水は見当たらない。橋があるが、川は乾いています。パンタナールの大きさは日本の本州ほど。世界最大の大湿原。木を見てみると、下から50cmのところに雨季の際の水面の高さの線が入っている。平原にはひからびたカニなどの死骸がありました。
 周囲150mほどの小さな沼があった。水草ばかりですが、よく見るとワニだらけでした。中南米に生息するメガネカイマンで、主な餌はジャイアント・ピラニアだそうです。水は緑色で、あたりの草などから栄養分が溶け出している。プランクトンが大発生し、多くの魚が育つ。カピバラという世界最大のネズミの仲間が水浴び?していた。豚くらいあります。1日3kg草を食べるそうですが、1日の半分を水の中で過ごす。カピバラはワニの大好物だが、ワニは魚を食べ過ぎていて見向きもしない。

 湯川さんのHPは
http://www.geocities.jp/pantanalinbrazil/

●ベネズエラ
 ギアナ高地にあるエンジェル・フォールは世界一の高さ。現在でも正確な地図は存在せず、地球最後の秘境といわれている。この地に向かうには小型の飛行機に乗るしかない。ガイドはアントニオさん。参加者は掛札聡美、大和イコチェアさん。雲の間からテーブル・マウンテン(テプイ)が見えた。高さは2000m。山の頂上がテーブルのようになっている。ギアナ高地にはこうしたテーブル・マウンテンが100以上ある。最大の湖カナイマ湖には滝がいくつもある。
 世界遺産のカナイマ国立公園のエコツアー。10月は雨季の終わり。湖にはテーブルマウンテン(テプイ)に降った雨が巨大な滝となって流れこんでいた。滝の一つに行き、滝の裏側に入った。ここには自然にできた遊歩道がある。ギアナ高地には年間4000ミリの雨が降る。激流の下をおよそ100m歩いて滝を通過しました。ここからのツアーはこの滝の源流へとのぼる。まず車で移動、ボートに乗り換え、世界最大の滝エンジェル・フォールを目指す。
 山は火山による隆起によりできた。ギアナ高地最大級のテーブル・マウンテンのアウヤンテプイが近づいてきた。この奥に目指す滝がある。川の一部が赤くなっているが、これは植物が堆積してタンニンの成分が溶け出しているため。大きなマリモに見えるのはミズタマソウの仲間。ギアナ高地には4000種の植物が生息している。岩が多いが、テプイから落ちてきたものだそうです。出発して4時間、エンジェル・フォールが姿を見せた。落差979mで世界最長の滝。ボートを降りて滝まで3km?まで近づいた。そこから森の中を歩く。高さ3mほどのところにシロアリの巣があった。ここは高さ1mくらいまで雨季には水につかるそうです。1.5mほどの大きな葉もある。ベシトスは鮮やかな色のアカネ科の植物。赤い花に青い果実。木の中に隠れているのは、ギアナ高地に広く生息するチャノドメキシコインコ。歩き始めて2時間、道が険しくなってきた。そこを越えると目の前にエンジェル・フォールが。

 ツアーですが、ギアナ高地の観光拠点はカナイマで、カナイマまでは首都カラカスから1時間でシルダーボリバールを経由して、そこから小型飛行機で1時間でカナイマ空港へ到着する。
 一般的なツアーとしては2泊3日で、初日:カナイマ一泊(カナイマ湖周辺滝めぐり)、2日目:カナイマ湖からボートにのって4時間エンジェルフォールそばのラトンで一泊、3日目:朝ラトンから徒歩2時間でエンジェルフォールへ。夕方カナイマ着。
 カナイマからエンジェルフォールの上空を小型飛行機で回って遊覧観光するというコースもある。
 現地にはいくつかエコツアー会社があり同じようなツアーを組んでくれるそうです。
http://www.nhk.or.jp/eco-journey/yotei/index.html


テレビ番組「世界の絶景100選U」

 2004年7月31日放送。前回は1月31日で、スイス・マッターホルン対アメリカ・モニュメント・バレー。中国・桂林対イタリア・ベニス。ドイツ・ノイシュバンシュタイン対フランス・モンサンミッシェルでした。フジテレビ製作。

●ナポリ・青の洞窟
 森久美子さんが「世界一神秘的な洞窟」として紹介。24年前にイタリアに留学してカプリ島を目指したが、一度も見てない。ナポリのホテル・パラディッソに宿泊。アルベルト・カプーロさん42歳が案内してくれた。彼のひいおじいさんはオ・ソレ・ミオの作詞者ジョバンニさん。
 30km離れたカプリ島に1時間かけて行くと、マリーナ・グランデでは満潮だからダメだと言われた。仕方なく589mのソラーロ山にリフトで登る。約10分で山頂に到着。港から青の洞窟に行ってみた。入れる条件は、晴れた日で、引き潮の時間で、波と風が穏やかな時です。5年前から水位が上がってきていて、なかなか中には入れない状況になっているそうです。波が高くて、今日は無理でした。と言っても、この10日間天候が悪く、誰一人として入ってなかったそうです。
 「ダ・ジェルソミーナ」というレストランで食事。「車えびのオリーブオイル・ソテー」。翌朝9時に再度挑戦して内部に入れました。感涙して、オー・ソレ・ミオを歌いました。太陽の光が海底の石灰岩に反射して、洞窟が青く輝いているのです。

●ヨセミテ・世界一の岩
 アメリカ合衆国には57箇所の国立公園があり、アメリカの全国民が世界一美しいというカリフォルニアの国立公園。内山理名さんが紹介した。サンフランシスコから自分が車を運転して5時間で到着。案内人はマイケル・ロスさん52歳。
 世界一大きな一枚岩「エル・キャピタン」が背後にあった。高さ1095mで、世界中のロッククライマーの憧れ。頂上まで3日かかるそうです。「ミラーレイク」は大きな2つの岩・青い空・緑の木々が湖面に写っています。春の雪解け水の時に可能だそうです。夏は水垢で見えなくなるそうです。最後の絶景は2時間のトレッキングが必要。カリフォルニア・ジリスがいた。1時間登ったところからは手をつかないと登れないくらいになった。ポイントに到着。右にハーフドームがあり、谷がそちらにひとつ、左側にも谷があり、目の前には大きな滝がありました。

●オリエント急行
 イタリアのベニスから1泊2日で、オーストリア、リヒテンシュタイン、スイス、フランス、イギリスへの旅をする。中尾彬、小沢真珠さん。サンタルチア駅で見てみると青い車体です。案内人はブルーノ・ジャンセンスさん40歳。タオルはアメニティもオリエント急行オリジナル。午前11時10分出発。
 早速フランス料理のランチ。前菜は「スモークサーモンのアボカド添え」、メインは「鴨のレモングラス風味生姜添え」、デザートは「フレッシュマンゴとお米のココナッツミルクプディング」でした。午後1時半に国境を通過。左側の窓にアルプスの絶景が見えた。車内にはオリジナル・グッズを売るお店もある。小物入れは1.9万円、時計は9.5万円、人気のホイッスルは2800円。午後7時にリヒテンシュタインを4分で通過して、スイスに入った。
 夕食には中尾さんから小沢さんに花束のプレゼントがあった。乗車する際に注文したそうです。前菜は「石もちとアンチョビのサフラン・リゾット添え」、メインは4時間じっくり煮込んだ「牛肉のトスカーナワイン煮、フォアグラ添え」、デザートは「3種のチョコレートとオレンジリキュールカスタード」。ディナーの後は、サロンカーで一杯やりながら、ピアノ演奏を聞いた。オリジナル・カクテル「アガサ・クリスティ」をいただいた。部屋に帰るとベッド・メイキングしてあった。
 午前5時フランスに入り、午後1時25分にカレーヴィルに到着。ここで列車とお別れして、バスに乗りかえ、これがコンテナに入って、ドーバー海峡を越える。イギリスでは茶色と黄土色のプルマン車両に乗り換える。オードリー号はエリザベス女王のお気に入りの車両です。ロンドン・ビクトリア駅に午後5時に到着。約1800kmに及ぶ絶景の旅でした。費用は一人26.9万円です。

●エジプトのピラミッド
 勝俣州和、金子貴俊さんが紹介。ピラミッドは町から目と鼻の先にある。宿泊はル・メリディアン・ピラミッドだったが、ここからもピラミッドが望める。歩いて行けます。案内人はナスル・A。アールさん38歳。
 2004年一押しの絶景は、ケンタッキー・フライド・チキンとピザハットのお店の3階。ここからは、正面にスフィンクス、後ろに3つのピラミッドが見える。
 次は140年前の1864年に日本人が初めて写真を撮った場所に行く。スフィンクスの右肩の位置で幕府から派遣された使節団26名?が写真を撮ったという。二人は武士の姿になって観光客を斬りました(笑)
 クフ王のピラミッドは底辺230m、高さ147m、石の数300万個。西暦820年にアル・マムーンという王様がピラミッドの中に初めて入ったときの入口からみんな中に入っています。昔はなかった入口です。入ると階段を登り、大回廊と呼ばれる高さ8m長さ50mの通路があります。その先が王の間。
 4500年前と同じ風景を見る。街がピラミッドまで近づいた現在のエジプトでは建物を見ずにピラミッドだけを眺めるのはとても難しい。車も多い。全く見えなくなる場所がある。そこは気温40度以上の砂漠の中。2時間歩くと、その場所があった。小さいピラミッドのその先のようで、大きさがほぼ均等に見えました。手前に小さいのが3つあって、その後ろに3つのピラミッドが見えました。街は見えませんでした。

●中国・泰山 世界一の大階段
 中国の人が一度は見てみたいというご来光。そのためには7412段の石段を登らないといけない。MEGUMI、KABAちゃんが紹介した。上海経由で済南へ5時間、さらに車で1時間で泰安市に到着。案内人は劉剣さん27歳。サンシャイン60ビルで階段が1204段なので、6個分(笑)最初の2000段は傾斜は急ではない。泰山せんべい5元(70円)を売っている。中国版クレープ風で具はネギ(笑)ネギの効能は乳酸を分解して疲労を回復する。1時間で1000段通過。2500段に中天門がある。ここの人気のお店は刀で麺を削る刀削麺20元(280円)。
 ここからは1500段の最大の難所「十八盤」。これを越えて、心臓破りの階段。最後は最大斜度50度を越える難所。8時間で6500段南天門に到着。この時、夕陽が沈みかけていました。残り900段は暗闇の中を登った。10時間で到着。山頂の食堂でご来光を待つ。
 午前4時、500人以上の人がご来光を待つ。5時、茜色に染まり、太陽が昇った。

●ベネズエラ エンジェルフォール 世界一の落差を誇る滝
 高すぎて、水が霧となってしまい、滝壷がない。地図に記載されていない秘境「ギアナ高地」にある幻の滝「エンジェルフォール」を有坂来瞳さんが紹介。カラカスからカナイマまで飛行機で行く。案内人はマターソンさん36歳。
 まずジャングルの中を川まで車で移動。横幅100mのアチャの滝も絶景ですが、土色に濁っています。この頃は水量が多いそうです。日本を出てから4日目やっとボート乗り場に到着。ここからボートで川を80km上ります。川の両岸はジャングルで、水量も多く、急流が多い。5時間で休憩。上陸し、最後の村で昼食。ベモン族の村で、バナナの皮の屋根に土壁の家。白アリのローストを食べさせてくれたが、有坂さんは食べられませんでした(笑)
 目の前にテーブル・マウンテンが見えてきました。100以上もあって、2000m級の高さです。気温は33度。エンジェルフォール直前の宿営地に到着。しかし、トタン屋根だけ(笑)ハンモックで寝ました。
 翌朝、5時間のトレッキング。川も渡り、ジャングルの中を歩きました。世界一の滝エンジェル・フォールが目の前にありました。落差977m。滝の落ちる場所ははるか雲の上でした。

http://www.fujitv.co.jp/zekkei100/index.html


テレビ番組「日本のタクシー大冒険U…地球縦断26000キロ南米最南端〜ニューヨーク100日間奇跡の旅」

 2004年7月18日、19日放送。乗客は大鶴義丹。前回の東京〜ロンドンに続く第2弾。南米の南端からニューヨークまでの2.6万kmの旅。使用ガソリン2359.547リットル、給油回数74回、最高気温37度、最低気温ー2度、乗車時間637時間、越えた国境11ケ所。
 2003年8月5日、ドライバーを決めるオーディションをした。全国から61組の応募があり、練馬区大泉学園に住む父65歳佐久間侃さん、娘39歳の綾子(日生交通)さん親子が選ばれた。テレビ東京製作。

●アルゼンチン・フエゴ島
 日本から飛行機で37時間。2003年12月22日にウシュアイア国際空港に到着。ここから1000km南下すれば南極。空港のすぐ南のビーグル水道はダーウィンが乗っていたビーグル号にちなんで名づけられた。アシカ科のオタリア、ズグロムナジロヒメウなどが生息している。
 ウシュアイア(アルゼンチン:南緯55度)は世界最南端の町。先住民は日本人と同じモンゴロイドだが、今は純粋な先住民は誰もいない町、南極観光の拠点として世界中から観光客が集まってくる。

 12月27日午前9時、世界最南端、国道3号線の終点からスタート。2ヶ月かかってタクシーは船で先に到着していました。グアナコという鹿みたいなのが道路の横をはねていました。

●チリ・フエゴ島 ⇒チリ本土
 12月28日、アルゼンチンからチリへの国境越え。フエゴ島は九州よりも少し大きいくらいで、島の真中を縦に国境がある。国境を出ると何もない緩衝地帯が10km続く。チリに入って395km、11万円。ポルベニール港から本土へ渡ろうとしたが、満車で乗れなかった。仕方なく、バイア・アスール港のフェリー乗り場から南米大陸に渡る。12月は百夜。巨大な虹がかかりました。海の底から照明を当てているようなすごい虹でした。午後10時半にフェリーに乗り、マゼラン海峡を20分で渡る。

●チリ
 3時間走って、プンタ・アレーナス Punta Arenas (岬の先端という意味)という町に到着。夜中の2時。プンタ・アレーナスはマゼラン海峡の入口にあり、マゼランによる発見により栄え、その衰退とともに静かな町に戻った。マゼランのブロンズ像があるが、その足元には、マゼランによって滅ぼされた先住民の姿がある。足が異様に光っているのは、ここにキスをすると再度帰って来られるという伝説があるからだという。

●チリ・パタゴニア
 1年を通じて強風が吹く。海沿いの陸上にマゼラン・ペンギンがいました。海にえさを取りに入っていきました。巣の中には卵からかえって2ヶ月の、大きな子供がいました。パタゴニアは冬が長く野生動物が暮らすには適している。
 12月30日、美しい場所の一つパイネ国立公園が見えてきたところで、車がスピン。路肩の岩にぶつかって止まりました。右側の前輪と後輪がパンクしたが、お父さんが交換しました。怪我はなかったのですが、綾子さんはショックが大きすぎて、静かになってしまいました。1220kmしか走ってないし、お客を乗せていただけにショックだったようです。
 12月31日、アルゼンチンに入国。やけに明るい職員で綾子さんも笑う。1350km、40.6万円。

●アルゼンチン
 パタゴニアの広大な風景が広がっていた。コンドルが悠々と飛んでいました。カラファテの町で1泊し、新年を迎える。1月1日6時半、朝日に佐久間さん親子は、安全を手をあわせて祈りました。
 アンデス山脈の上に広がる、ペリト・モレノ氷河。高さ60m幅5kmの巨大な氷河の壁。崩れて川に落ち込む様子を見て、滅多に感動しない大鶴さんも感動しました。氷河って生きているみたいです。
 パタゴニアは日本の2倍の広さ。1月3日、大西洋に出ました。1月5日バルデス半島、オタリアというアシカとオットセイに似た動物がいました。南米大陸しかいません。オスはSea Lion と呼ばれていて、1頭がメスを10頭くらい従えている。1月6日、費用が100万円になりました。3403km。

 1月8日ブエノスアイレスに到着。人口300万人で、南米のパリと呼ばれています。移民たちが作り上げた町です。ブエノスアイレスで一番という喜納自動車整備工場で修理してもらった。沖縄出身の日系移民がオーナーです。休日も修理をしてくれました。本来は部品交換をするのですが、部品がないので、叩きだしという技術で対応しました。
 その間に、おいしいと評判のレストラン「ロス・プラティトス」で食事をした。アルゼンチンは牛肉の消費量世界一を誇ります。ベイビー・ビーフを注文。800gで20ペソ(600円)。
 アルゼンチンには日系移民が3.5万人暮らしている。ブエノスアイレス郊外の渡辺よしのさん(90歳)宅を訪問。昭和10年にアルゼンチンに来て68年。最初は苦労ばかりでしたが、花の栽培をはじめてから生活が楽になったそうです。妹さんが東京・足立区の五十嵐すみえさん(82歳)で、ビデオレターを見て、涙していました。
 1月12日に当初の予定よりも3日早く、タクシーが新品同様に直っていました。
 南米のきれいなひまわり畑が広がっていた。

 1月16日イグアスの滝。世界三大瀑布の一つ。悪魔ののど笛を含め300近い滝が流れ落ちます。圧倒的なスケールに人間は立ちすくむのみです。あまりに量が多すぎて、水の動きが奇妙なんだと大鶴さんは言います。

●ブラジル
 1月17日ブラジル国境を越える。6230km、180万円。ブラジル側からもイグアスの滝を見ました。ブラジル国内を走るが、お父さんも大鶴さんも爆睡。
 1月20日サンパウロに到着。人口1500万人、南米最大の町。異なる文化を持った移住者の街。かつての日本人街、今のリベルタージュ(東洋人街)に行ってみた。サンパウロには37万人の日系人が暮らしている。日本のタクシーを見て、いろいろ聞いてきた人がいました。
 1月24日、マウリシオ・ジョペル橋を渡る。パウナ川を渡る全長13kmの橋で、渡りきるのに10分以上かかった。ここで自然渋滞に巻き込まれた。ここでお父さんがイライラし始めた。その夜カンポ・グランジのホテルで、スタッフが親子の関係について聞いてみた。やはり亀裂ができていた。

 パンタナール湿原。日本の本州と同じくらいの面積、パンパジカという鹿などの80種類の哺乳類、トゥユユ(ズグロハゲコウ)という白鳥などの650種類の鳥類が確認されています。中でもスミレ色をしたスミレコンゴウインコはここにしかいない。そして、ジャカレ・ド・パンタナール(パラグアイ・カイマン)というワニのような50種類の爬虫類。
 1月29日パラグアイ川で釣りを楽しんだ。ピラニアが釣れますが、ワニもいます。地元の人が川に飛びこんだ。この時期、パンタナールは雨季で、毎日バケツをひっくり返したような雨が降った。
 1月31日、300万円到達。ボリビアとの国境に近い、カセレスに到着。ここにも日本人移民が住んでいます。中本仁平さん68歳。昭和34年に23歳で単身ブラジルに渡った。その半生は壮絶を極めるものだった。戦時中は満州に家族で行っていて、日本に帰れたのは兄と妹だけだったそうです。農地を切り開き、木材などの伐採などもしていた。体長2mのジャガーも食べたが、おいしくなかったそうです。1968年アルミで雨どいをつくる工場をつくり、これがあたって、生活が楽になった。叔母さんの北村時子さん(87歳)のビデオレターを見て涙しました。3人は日本食をおいしくいただきました。刺身はパクーという魚でした。
 2月5日アマゾン縦断道路 BR319 を600km、マナウスに向かって走っていましたが、道路のぬかるみにはまりました。抜け出しましたが、退却することに決定しました。346万円で撤退。川で行くことを提案され、農作物を載せる船に船長に頼んで、マデイラ川から船に3台乗せてもらって、マナウスに2泊3日で向かいました。途中で、10kmに渡り黒い川と白い川が分かれて流れているのを体験しました。2月11日午後8時マナウス上陸。マナウスは19世紀に天然ゴム景気に湧いた町です。
 2月12日、道はあてにならないので、船がメインの町。中央市場に行く。一部は魚専用市場になっています。でかい魚が並び、さばき方も豪快で輪切りです。タンパキ、アロワナ、ピラルクなどもでかいです。アカリというナマズの一種が一番人気。炭焼きして、塩とレモン汁をかけて食べますが、おいしいそうです。
 2月13日、赤道を通過。赤道モニュメントもありました。

●ベネズエラ
 2月18日ベネズエラの国境を越えた。13277km、384.6万円。最近クーデターがあったばかりで政情が不安定なので、ピリピリしていた。
 大鶴さんはギアナ高地へ来るのが夢でした。1000mの絶壁です。ヘリコプターを使い、1000m上の太古の大地に上がりました。下を見ながら、いろいろなことを思いました。2月21日、目の前にカリブ海が広がりました。ここから船でパナマに渡ります。ところが船がキャンセルされた。
 カラカスのシモン・ボリーバル国際空港から3人は飛行機でパナマに飛び、ディレクターはタクシーをパナマに運んでくれる貨物船を探します。

●パナマ
 3人はホテルでディレクターからの連絡を待っていました。タクシーはコロンビアからパナマまでは道がないので、飛行機で空輸してもらいました。パナマのトクメン国際空港で、ディレクターからカギを受け取りましたが、ディレクターは泣いていました。いろいろあったのでしょう。

●コスタリカ
 3月1日コスタリカ入国。17099km、452万円。人口は350万人たらず。山下鉄郎さん89歳、長女和子さんがコスタリカ人と結婚したので、18年前に一緒に来たそうです。次女裕子さん、三女泰子さんのことはいつも忘れないと言います。事業に失敗し、奥さんと離婚し、和子さんには迷惑をかけたと言います。三女のビデオレターに和子さんと鉄郎さんは涙しました。

 3月5日、お父さんが突然、体調を崩しました。長い間、風邪ひとつひいたことがないというお父さんでしたが、咳と熱がでました。

●ニカラグア
 18199km、483万円。コンセプシオン火山(標高1610m)が見えてきた。富士山に似ていました。病院どころか町がありません。
 グラナダという町があり、日本からの資金協力で作られた日本ニカラグア友好病院があり、入院した。39度になった。ちょうどこの頃、中米ではデング熱というのが流行していたので、それかもしれなかった。原因不明でした。3日連続して寝ていました。黄熱病やマラリアなども考えられていましたが、3月8日復活しました。
 ガソリンの値段の値上がりでトラックの運転手がストライキをしていて、道路が閉鎖されていた。みんなが農道を教えてくれたが、橋のない川を何度も渡りました。

●グアテマラ
 3月12日、19197.5km、511.9万円。
 3月14日、世界で最も美しいという湖、アティトラン湖に到着。ここにも富士山に似た火山が3つある。サンペドロ火山(標高3020m)も見事な火山です。
 湖畔には、先住民族カクチケル族が暮らしています。日本人にとってはどこか懐かしい風景です。男たちが漁から帰ってきました。サンタ・カタリーナ村。カクチケル族は古代マヤ文明の衣装と同じです。
 ある一軒の家を訪ねてみた。カタリーナ・ミマカチさんのお宅です。マッチだけで火がつく木があります。トウモロコシの粉をこねて作る、中南米代表の食材トルティーヤを作るのを綾子さんは手伝った。各家庭には石、水を加熱した石で作った部屋がある。サウナで、みんな毎日入るそうです。男性はサウナに入りました。中はかなり煙いそうです(笑)
 湖で獲れたモバラという魚を油で揚げた。今晩のメニューはトルティーヤに魚が1匹ずつ、それにチキンが入ったスープにライス。

●メキシコ
 3月15日。19849km、530.7万円。日本の5倍の面積の国、メキシコに入りました。
 3月19日、ティオティワカンが見えてきた。メキシコ最大の宗教都市遺跡、死者の道と呼ばれる全長4kmのメイン・ストリートを中心に、太陽のピラミッド、月のピラミッドがある。謎多き遺跡ティオティワカン。太陽のピラミッドは、全部で248段ある急な階段、高さは65m。世界でも3番目に大きいピラミッドです。紀元前2世紀に作られて、最盛期には20万人が暮らしていた。
 突然、ピラミッドの頂上にいた人が両手を上にあげ、逆立ちしている人も出ました。この日は丁度春分の日。年に2回、太陽の位置が一番高くなる日だった。太陽のエネルギーを得るためだそうです。

●アメリカ合衆国
 3月22日、22446km、606.1万円。テキサス州に入りました。 あとはゴールのニューヨークに向けてつき進むだけ。
 3月23日、サンアントニオ市。観光都市としても知られ、水路が走っています。満枝・マクダニエル(旧姓川島さん)さん70歳は、両親のとまどいを押し切って、リチャードさんと1959年結婚した。両親との仲を修復したいという思いはあったが、ちゃんと言えないままに逃げていて、両親は亡くなった。妹さんの大川由子さんからのビデオレターを見て、涙しました。

 3月27日、ミシシッピ川の河口のニューオーリンズに到着。ここで日本人観光客に囲まれました。
 500km北東に進み、アトランタのストーン・マウンテンが見えた。世界最大の花崗岩。レリーフは南北戦争の南軍の英雄3将軍。ケーブルカーで山頂にも上ることができます。眼下にはアメリカ南部の風景が見えましたが、タクシーが目に入りました。
 ここで The long and winding road が流れました。3月31日、ワシントンDCを通過しました。満開の桜が向かえてくれました。ホワイトハウスも見えました。

 4月2日、午前5時、フィラデルフィア。気温0度。とても寒い日でした。朝6時に最後の洗車・給油をしてから、200km先のニューヨークに向けて8時に出発しました。7108420円からのスタート。最後は綾子さんがハンドルを握りました。
 ブルックリン橋を渡り、プラザ・ホテルの前に向かう。1907年10月2日に新装オープンしたこのホテルの前で、アメリカで初めてメーター付きのタクシーが使われた。それで、プラザ・ホテルの前に向かう。エンパイア・ステートビルの横、タイムズスクエアを通過し、60丁目の角を左折しました。しばらくするとクラクションの音がすごい。イエローキャブが迎えてくれました。鳩も飛んでいて、綾子さんはとっても嬉しかったようで、涙にくれていました。
 2004年4月2日、12時57分ゴールしました。全走行距離26368.6km。プラザホテル前には、お母さんと綾子さんの子供たちが待っていました。しっかり抱き合って、感動しました。改めて家族の大切さを感じた旅でもありました。
 料金は716万1860円でした。


TV番組「道浪漫」2003年12月14日ははなさんでベネズエラ」


●ギアナ高地カナイマ
 ベネズエラの南部カナイマはカラオ川の上流地域にあるが、美しい滝が5 つ!噴水のようになっている。高さ979mの世界最大の滝エンジェル・ フォールを目指す。

●カナウパンケン
 ペモン族の村。なぜか懐かしさを感じる家々。屋根は萱葺き?カチリとい うお酒を造っていた。紅いもと山いもをおろして、かき混ぜながら煮ていく が、薪で焚くので煙たい。イモの繊維質をザルでこす。残りを置いておくと 2−3日で自然発酵してお酒になる。リンゴ酢のような感じらしいです。
 カモゥと呼ばれる木の実を切って、湯で煮る。緑色が真っ黒になる。ヘラ で果肉を取り出してお椀を作る。

●エンジェルフォール
 朝5時半に出発してエンジェル・フォールに向かう。ボートで片道4時間 半。川の色は紅茶色。カラオ川はジャングルの落ち葉から出たタンニンが原 因らしいが、別名コカコーラというらしい。激流が終わる頃、テーブルマウ ンテンが見えてきた。この地方で最大級のアウヤン・テプイ(インディアン たちの言葉で「悪魔の山」)。総面積700万平方kmで、東京23区より も広い。この山の奥にエンジェルフォールがある。
 ボートを降りてジャングルの中を1時間歩く。木の根っこがむき出してい る。アルナルド・カブレラ・アルポさんが案内してくれた。途中、大きな黒 いアリの巣があった。
 その先に滝があった。あまりに高いので、途中で霧になってしまい、滝壷 はない。70年前にアメリカ人ジーミー・エンジェルによって発見された。 山の上は豊かな森。そこから流れ出た水が巨大な滝を形づくっている。滝の 横には木が少ないので、岩の間を落ちている。

●ワラマセン
 ペモン族は自然とともに暮らしている。主食のユカイモを掘ってみると大 きくて長い。このイモから主食のカサベとよばれるものを作る。まず皮をむ いて、おろして、セブカンと呼ばれる竹で編んだ籠に入れて、カサベ作り専 用の木に吊るす。これを絞って水分を取り出す。これをふるいにかけると小 麦粉みたい。このまま鉄板の上で焼く。水やつなぎを使わないが、5分で固 まる。ゴザみたいなものでひっくり返す。これを天日で1日干して硬くして から食べる。
 さきほどのユカイモの汁からクマチェと呼ばれる調味料を作る。ユカイモ には毒があるが、これでなくなるらしい。唐辛子を加える。さらに、テルミ ータとよばれるシロアリの一種を加えてクマチェを作る。ニンニクやネギに 似た風味になるらしい。数日ねかせるとおいしいクマチェができる。辛いけ ど、酸味があっておいしくて病み付きになるかもしれないそうです。

●ロライマ・テプイ
 草原を車で走り、ヘリポートに向かう。そこからテーブルマウンテンの中 でも一番高いロライマ・テプイ(標高2810m)をヘリコプターから見る 。テーブルマウンテンはインディオたちの言葉でテプイと呼ばれる。テプイ とは神々の家という意味。コナンドイルの「失われた世界」の舞台がこのロ ライマ。1000mを越える切り立ったガケが神がいる荘厳な雰囲気をかも し出す。ロライマの上は切り立った小さな岩が連なる。そのすき間に着陸し た。違う星に来ているみたいな奇妙な岩が続く。長年に渡る雨と風が作った 。カッパドキアとは異なる奇岩。
 植物たちも独自の進化を遂げた。ハエを食べるモウセンゴケの一種もある 。小さいカエルもいるが、保護色として黒。

 ベネズエラにはムヒとキンカンは必須だそうです。
http://mbs.jp/tv/michi/361/


http://mbs.co.jp/tv/michi/237/index.html

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