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なお、これはわたしが個人的にテレビを見て書いたものであり、各テレビ局や番組とは全く関係はありません。
すべての文章の無断使用・転載を禁止いたします。
またここの情報を使って、何か問題が起こったとしても私は一切責任は持ちませんのであしからず。


テレビ番組「にじいろジーン 地球まるごと見聞録 アンカレッジ」

 2010年7月17日放送。デルタ航空でシアトル経由で行きました。

●アンカレッジ
 今がベストシーズンのアラスカ州の州都。誰もが太陽の光を求めて町に繰り出す。
 にじいろガイドはベサニー・デイさん(19歳)。
 最初に向かったのは、自転車のレンタル・ショップ。Copper Whale Inn という場所の前にあったようです。2時間で約900円。
 トレイルという自然を散策するコースは全長が200kmもある。トレイルでのサイクリングは人気のアクティビティ。湖も多いので、湖畔でのんびり過ごすのも人気。野生動物が遠くにいるのが見えるので、双眼鏡を持参している人も多い。今回はドール・シープ、ハクトウワシ、ヘラジカがいました。

 町の中心から歩いて5分のシップ・クリーク。ここではキング・サーモンが釣れる。数種類のサケが夏になると出現する。フィッシング・ライセンスは1日約1800円。キング・サーモンは別途料金が必要。
 レストラン「シー・ギャレイ? SeaGalley 」でいただいたのは、「サーモン・バーベキュー」。香りづけのレモンとスパイスをおなかに入れて焼く。焼きあがる寸前に特製のソースをかける。ベースは醤油で、メープルシロップを混ぜる。こちらの方が砂糖よりも焦げ難いとか。お皿に移してもう一度ソースをかける。1人前焼く2800円。

 「アラスカ・ソーセージ Alaska Sausage 」は、アラスカで取れた食材を加工するお店。スモークサーモンには「冷燻」と「温燻」の2種類がある。「冷燻」は20度〜25度の温度の低い煙で作る薫製のこと。「温燻」は50度前後の煙で作る。「冷燻スモーク・サーモン」は1kg約4600円で、日本でもよく食べられている。生ハムのような食感がある。「温燻スモークサーモン」は水分が少なく、フレーク状になっている。1kg約3000円。

 夏限定のショッピング・スポットがある。「サタデー・マーケット」は、夏の週末(6月〜9月の土日)だけ開かれる市場。アラスカならではの品物が置いてある。マンモスの牙で作ったアクセサリーもある。カラマツや白樺などの木で作ったネクタイ約5400円〜もある。モスコックス(ジャコウウシ)の毛で編まれた帽子約1.3万円は、軽くて暖かいそうです。羊毛に比べて8倍も保温効果があるそうです。

 おすすめのホテルは「アリエスカ・リゾート Alyeska Resort 」で、雄大な自然の中にたたずむ。様々な色の花の咲く庭園。「タウン・ハウス・スイート」では、広さが95平方mで、2階が寝室で、1階がリビングとなっている。ベッドから眺める窓の外一面に広がる180度のアラスカの景色が楽しめる。雪の降っている山とか。4人までの利用で1泊850ドル。

●ウィッティア
 アラスカ鉄道に乗る。アンカレッジからウィッティアまで往復で約7200円。大自然の中をゆっくり走るので、景色を楽しみながらアラスカ州アンカレジからウィッティアへ向かう。3時間で到着。
 ウィッティアでクルーズ船に乗り込み、「26氷河クルーズ」約12500円に参加し、海に向かった。大小26もの氷河が見られる。崩落も見えました。野生のラッコの群れにも出会えました。クルーズでほぼ確実に出会うそうです。運がよければ、クジラやシャチも登場するとか。このクルーズ船では氷河を見た後に、船の売店が大混雑する。4500年前の氷河を入れた「氷河ドリンク」約180円〜を販売している。黄色や赤色や緑色の飲み物を楽しんでいました。


テレビ番組「星野道夫 アラスカ 星のような物語」

 2007年1月4日放送。1964年千葉県市川市立平田小学校の卒業アルバムに一人の卒業生が「浅き川も深く渡れ」と書いていた。1996年8月に43歳で亡くなった星野道夫さんだった。昭和27年生まれ、16歳で単身アメリカに渡り、ヒッチハイク旅行をした。シシュマレフの町の航空写真を見て憧れ、20歳でアラスカに渡り、生涯のほとんどをアラスカの原野で過ごし、10万点にも及ぶ膨大な写真を残した。それらは今でも様々な形で出版されている。「旅をする本」「イニュニック」「長い旅の途上」などの文章も残している。残された文章や写真を手がかりに、星野の歩いた道を1年かけて辿った。NHK製作。

●旅立ち
 デナリ国立公園。アラスカの扉を開いたばかりの自分には恰好のホームグランドだった。奥に入るにつれてマッキンリー山が刻々と姿を変えた。春になるとワイルドクロッカスが紫の花をつけた。カリブーが水を飲み、ホッキョクジリス、ハイイロオオカミ、などが生活している。
 南部のミクフィック川、水彩画のような白い雲がぽっかり浮かぶ。ハイイログマが川の親子がいる。小熊は初めて地上の光を受ける。崖で親子が追いかけっこしていた。ハクトウワシがいる。ブルックス滝は低いが鮭は川を上る。それをグリズリーは狙う。鮭の数が増えると熊は最も栄養のある頭と卵しか食べない。
 シシュマレフの村の村長に滞在させてほしいという手紙を出したら、夏はトナカイの角切りの季節だから手伝ってという返事が来た。ひと夏を過ごして、星野は長いアラスカの旅を決意した。

 フェアウェザー山脈はアラスカ南東の氷河ある山脈。ハバード氷河は海に落ち込んでいる絶景。崩壊した時の振動が直接身体に響いてくる。時間をかけた水の輪廻である。フレデリック海峡も南東部。ボートのエンジンを切ると鏡のようにないだ海。クジラの歌がかすかに聞こえ、叫びだしたい気持ちがある。突然水面に漣がたち、直径10mほどの円となり、ロケットのようにザトウクジラの群れが飛び出してきた!ハワイで冬を過ごして、4000kmを旅してアラスカで夏を過ごす。鮭など多くの魚がいる。クジラのジャンプも見られた。すごい!「そこにあると思えるだけで、心が豊かになる自然がある。」

●伝説の風景
 カリブーの季節移動を時間をかけて撮影し、National Geographic に投稿している。アラスカ北東部サンセット・パス。南の森林地帯で冬を過ごして、1000kmの旅を経て、ここで出産し、巨大な群れとなって南に向かう。2週間以上待ち続けて、地平線の彼方からカリブーの群れがやってきた。そして、風のように、波のように彼方に消えていった。「人間の生きがいとは、一体何なんだろう。」
 1978年アラスカ大学フェアバンクス校野生動物管理学部に入学し、以後、この土地をアラスカでの生活の拠点とした。丘の上の森で妻と息子と3人で暮らしていた。
 ハイイロオオカミもいた。星野の中に息づく狩猟本能に気がついた。

●生命のタペストリー
 秋には大地は色づく。9月のデナリ国立公園は息を呑むようなツンドラの赤い絨毯に覆われる。冬毛をまとったハイイロオオカミが走る。カンジキウサギをあちこちで見かけた。ナキウサギもいる。ムースが素晴らしい角を見せていた。彼らは交尾期に入った。テリトリーを奪い合うオス同士の戦いが始まる。
 北西部のコバック川は雨が多く降ったので、まんまんと水を貯めていた。カリブーの秋の季節移動が始まった。
 干潟にホッキョクグマ(Nanook)がいた。夏は打ち上げられた死骸、鳥の卵を食べて生き延びる。

●極北の光
 人も植物も動物も雪の中で生きている。雪は全てを覆い尽くす。夜はオーロラが出現する。次第に輝きを増し、前方に広がっていく。「ここは宇宙と対話ができる不思議な空間だ。」
 ブリザートが吹きすさぶ中で、アラスカの冬が過ぎていく。撮影をあきらめかけた時、目の前にドールシープが走りだした。黒いジャコウウシがきれいに並んでいた。

 星野の作品は市川市に住む妻の星野直子さんにより出版されている。「浅き川も深く渡れ」。「あらゆる生命がゆっくりと生まれ変わりながら、終わりのない旅をしている。」

 素晴らしい番組でした。


テレビ番組「世界の絶景100選VII」

 2006年10月1日放送。飯島直子、川島なお美、安田大サーカス、佐々木健介・北斗晶夫妻、大友康平さんが出演。内藤剛志、久本雅美、中村仁美、渡辺和洋が案内。審査員は橋田壽賀子、船越英一郎、さまぁ〜ず、速水もこみち、釈由美子さん。フジテレビ製作。

●ジンバブエ・ビクトリアの旅
 ビクトリアの滝に飯島直子さんが挑戦。現地の言葉でジンバブエは「石の館」。ナイアガラの滝、イグアスの滝と並ぶビクトリアの滝がある。日本からは香港、南アフリカを経由して約25時間で到着。タカナカは「おいしい」の意味で、歓迎された。ブラウン・シビンディさん(31歳)はビクトリアの滝の管理官だが、案内。滝の手前でアミメ・キリン、サバンナヒヒ、ウォーター・バックがいた。アフリカゾウに乗って観光。橋を渡るとザンビアになる。
 かつて滝だったバトカ渓谷 Batoka Gorge の上には切り立った崖を利用したフーフィースライド Foofie Slide というアトラクションがある。全長400m、高さ110m、最高時速100kmで滑るのに挑戦した。
 「雷鳴とどろく水煙」のビクトリアの滝が目の前。水煙は150mの高さに及ぶ。乾季の間だけの数週間にしか行けない島がある。
 絶景ポイントは「滝壷から見る天使も見とれる」ビクトリアの滝。まず垂直に近い急な階段を降りる。ボートに乗って中の島に到着。巨大な岩ばかりの島。途中から猛烈な勢いの水しぶき。

●中国・華山
 川島なお美・安田大サーカスが案内。勇気と智恵を授かるという山頂からのご来光が絶景。西安にまず到着。安遠門に三蔵法師とお供の格好で登場。玉泉院で案内人の王道士さん(41歳)と待ち合わせた。Hiro君は雨男で、ここから華山が見えない。ここは中国一険しいという山。
 まず700mの高さのロープウェーで標高1500mまで行く。山頂は2100mで、水墨画のような風景が広がる。6000段の階段があり、難所が4箇所ある。まず擦耳崖(さっしがい)で、怖いので崖に耳をこするほどにして歩くことから名前がきている。次は天梯(てんてい)で、天にまで届くようなほぼ垂直な階段。次は龍が天に昇る姿にも見えるような蒼龍嶺で、勾配のきつい両側が急な崖の場所。幅1m、角度43度、階段370段。ここでHiro君は脱落。
 晴れてきて頂上が見えた。仙人が手の平を立てたように見えたことから仙掌崖(せんしょうがい)と呼ばれる崖が見える。山頂の手前に絶景がある。その崖の中腹に木で桟橋が作ってある。最後の難所「長空桟道」で、その先に赤い紐を結び願いをかければ、必ず叶うと言われる。しかし、横幅30cm、標高2000m。一歩踏み外すと奈落の底。川島さんが安全ベルトをしめて挑戦した。まず垂直な梯子を降りて、30cm幅の道を歩く。結んで安田大サーカスのことを祈って帰りました。とっても怖かったそうですが、川島さんには感心しました。
 山頂近くの寺院に到着。しばらくしてHiro君が追いついた。登山開始から20時間、山頂に到着した。山頂には東峰絶頂と書いてありました。気温5度の中4人揃って朝日を待った。朝日に照らされる秦嶺山脈とご来光を拝みました。
 川島さんは「勇気と智恵」以上のものをもらった気がすると語って、涙していました。

●フィジー
 佐々木健介・北斗晶夫妻が「幻の島」を案内。フィジーまで8時間。案内人はアルフレティ・ナイノザさん(33歳)。
 ナワキ村でみんなが「ブラ〜」と歓迎してくれた。カバの儀式を行なう。これは結婚・葬式・成人などの人生の節目に行なわれる。液体を飲まされる。これはカバ汁でコショウ科の植物と水を混ぜ合わせたもの。
 ヘリコプターでフィジーの海を見る。タバルア島 Tavarua Island はハートの形をしている。マナ島 Mana Island に到着。バタフライ・フィッシュはいつも仲良く寄り添って泳ぐという。ボートで10分、シュノーケリング・ポイントに到着。バタフライフィッシュを発見。サメがいるというので船に戻った。次はヌクンバティ島 Nukubati Island で宿泊。ホテルのガーデンディナーは「伊勢エビ、ガーリック炒め」と「マッドクラブのマヨネーズ和え」。
 翌朝6時に佐々木さんはハッピー・ドッキリ大作戦開始し、バラ色の夫婦生活の復活を期する。船で30分行くと海の中。案内人は海の中にイス、パラソル、クーラーボックスなどの荷物と二人をおろして、船は去った(笑)胸まで海面があったが、次第に減っていく。2時間後、虹が現われた。二人は海の中に立っていましたが、あっという間に浜辺になりました。普段は海面の下にあるが、干潮になると現われる。ここでシャンパンをいただいて、子供たちからの絵手紙を読みました。奇しくもその日10月1日は二人の結婚記念日で、北斗さんは涙。

●アラスカ
 ハウンドドッグの大友康平さんがアンカレジから2000kmを旅して最北端の町バローを紹介。日本からシアトルを経由してアンカレッジに12時間で到着。東京まで3460マイルと書いてある。ジョセフ・クラークさん(51歳)が前半を案内する。アンカレジ駅から1日1本のアラスカ鉄道で移動。車窓には一面のパノラマ。食堂車で名物のトナカイのソーセージをいただいた。フェアバンクスまで600km、12時間。食後は展望車(オープンデッキ)に行くと、マッキンレー山が見える。アンカレジ駅を出て3時間、タルキートナ駅で20分停車するので、案内人と走って絶景ポイントに行くと、北アメリカ大陸最高峰の白いマッキンリー山(6194m)がきれいに見えました。地元ではデナリ(白く偉大なもの)と呼ばれている。大友さんは言葉を忘れていました。また走って駅に着いたら、列車は出ていた。ヒッチハイクにすることにして車をゲットして、フェアバンクスまで送ってもらった。  フェアバンクスから車を借りて大友さんが運転。舗装されていない道が700km続くアラスカ一過酷な道ダルトン・ハイウェイを走る。ユーコンまで200kmを走る。夜中の2時に起こされてオーロラを見て感動。
 途中で北極圏の表示のところで休憩。ここからは植物もあまり育たない。さらに2時間走るとコールドフット飛行場に到着。ここでジョセフとお別れして、セスナでバローに到着。

 バローは人口4500人で、イヌイットの土地。人々はアザラシやクジラなどの野生動物を採って生活している。夏が終ったばかりなのに、気温は既にマイナス2度。案内人マサック・リービットさん(52歳)は裸足(笑)みんなでトランポリンを持ってジャンプさせて歓迎してくれた。これはブランケット・トスと呼ばれるクジラの収穫を終え、春の訪れを祝う儀式。地下4m、永久凍土の冷蔵庫で食料を保存する。
 案内人の自宅で食事をご馳走になった。奥さんが用意してくれたのは、カリブー(シカ科)のスープ、チャー(サケ科)のグリル、クジラのボイル。みんな自然と共に生きているとマサックさんは語った。
 1時間かけて16kmを車で走った。手前で車を降り、自分の足で北の果てを目指した。北極から流れついた流氷が点在している。風景を見て「この世に生まれたからには、しっかり地に足をつけて、真っ直ぐ前を見て生きていけ」って言われている気がすると語って、涙していました。ROADという曲を歌いだしました。


テレビ番組「感動紀行スペシャル、絶景!世界遺産の宿、大和撫子たちのフロンティア物語」

 2006年3月24日放送。鶴田真由、宇梶剛士、内山理名さんが出演。テレビ東京制作。

●アラスカ
 日本の4倍の広さ。鶴田真由さんが目指したのは極寒の大氷河が作り出す奇跡のオーロラ。
 フェアバンクスは人口3万人で動物たちと共存して生活している。マッキンリー山、ブルックス山脈、世界遺産グレイシャーベイ国立公園、世界遺産ランゲル・セントイライアス国立公園が周辺にある。年間240日以上もオーロラが観測できる。
 お菓子のお家みたいな家が多い。ダウンタウンの一角にある可愛らしい一軒家タウンサイド・ガーデンズB&Bは日本人女性が経営する。和美ランディスさん(41歳)と夫のロブさん、娘の安里紗ちゃん(4歳)。宿の上空でもオーロラが見えるそうです。キッチンもついているお部屋で1泊朝食付きで95−120ドル。97年にハワイで結婚し97年にアラスカに移ったそうです。アラスカの人は夏にサーモンを釣り、冷凍しておく。夜は「ハニーライム・サーモン温サラダ添え」をいただきました。
 セスナ機でランゲル・セントイライアス国立公園を見ることができる。九州の1.5倍の広さ。氷河地帯は天候が不安定なので、空港に行ってはじめてその日飛ぶかどうかがわかる。世界遺産は規制が厳しく、飛行資格を持つのは数名のみ。今回はポール・クラウスさんが機長。数年に1度の快晴だということでした。新雪の降り積もるこの真冬だけ氷河の上に降り立つことができる。セスナ機で1時間、ファン氷河が見えた。川幅は5km。氷山と氷河は絶景です。ポールさんもまだ氷河の上に降りたことがないという。簡単に着陸しました。静寂しかない場所で、きれいなパウダースノーでした。ポールさんはここは名前がないからこれからはマユ氷河と呼ぶと言ってくれました。紅茶をいただきました。
 翌日は快晴だが真昼でもマイナス20度。紀元前1万年前からアラスカの内陸に住むアサバスカン民族は伝統的な方法で釣りをしている。えさはない。上下に動かして釣るが、鶴田さんも簡単に釣れました。6頭がひく犬ぞりを体験。焼き魚を食べました。焼いたのを置いておいたら凍りました。
 オーロラを見るためにより条件のよい山頂のオーロラ鑑賞ロッジ「オーロラ・ボレアリス・ロッジ」を紹介してくれました。熊谷誠・亜希子さん夫妻が経営しています。奇跡のオーロラは赤みを帯びたもので、年に数回しか見れないという。ロッジから少し離れたところに観測に最適の場所がある。20分歩いて到着。オーロラは北半球だと北に出る。
 深夜2時、マイナス26度、オーロラは出なかった。最終日も雪だったが、5時に止まった。深夜3時、マイナス30度、やっと顔を出してくれました。

●グアテマラ共和国
 宇梶剛士さんが古代マヤ文明を訪れる。16世紀にスペイン人が支配したが、今でも人々は伝統を守っている。
 世界遺産の町アンティグアはスペイン統治時代の18世紀に3度の大地震で壊滅と再生を繰り返したコロニアル都市。歴史地区は時が止まったかのような静寂の世界。サンタクララ修道院、レコレクシオン修道院は廃墟となっているが美しい。サンフランシスコ教会は廃墟となっているが、ミサは行なわれている。
 歴史地区のメルカド(市場)には食料品や日曜雑貨が売られている。毎週月、水、土曜日は周辺のマヤ系先住民による朝市が開催される。木イチゴはかなり酸っぱい。チュチートは中に肉が入っているパン。
 アンティグアからグァテマラ・シティ行きのチキン・バスに乗る。6.5ケツァル(100円)で、バス停はなく、その場で手を上げて車を止める。バスは狭い。次にグアテマラシティ〜キリグアまで40ケツァル(600円)。バスを乗り継いで5時間で到着。
 キリグアは3世紀に建設された古代都市で、熱帯性気候で高地のアンティグアとは標高差が1000mで、この日も33度だが、乾季なのでまだ涼しい。
 桑田真幸さん(44歳)経営のホテルはホテルらしくない平屋建。去年5月にオープン。5室で今回は一番いい部屋で1泊朝食付きで120〜280ケツァル(1800〜4200円)。お客さんのほとんどはキリグアの遺跡を訪れる日本人観光客で、部屋はとてもきれいです。桑田さんは37歳まで東京の建築会社で働いていたが、7年前にここに来て、土地の人とのふれあいから会社を辞め、ここで2年働いていて、1年経過してから宿をやりたいと思ったという。2004年に300坪の土地を購入。
 キリグアの遺跡は1981年世界遺産に登録された。古代マヤ文明最高傑作の石碑と彫刻がある。このステラといわれる石碑の数々が素晴らしい。当時の王族の肖像画などが表情豊かに描かれている。巨大な岩の彫刻アルター(獣形祭壇P)も貴重な文化遺産。入場料25ケツァル(375円)、営業時間:8時〜16か18時?。石碑Eのカックティリウ王の石碑は桑田さん一番のお気に入り。マヤ最大の高さを誇る。中国の楊貴妃には記録があるからロマンがある。この王にも記録があればロマンがあったのでは?と桑田さんは言う。約6.5万平方mの公園内に17箇所の石碑と祭壇が点在している。
 夕食は桑田さんの手料理。カルド・デ・パタス・デ・レス(牛の足の煮込みスープ)で4時間煮込んだもの。世界遺産ティカル遺跡に伝説の絶景があるという。圧倒されるそうです。
 翌朝子供たちが椰子の実を取って開いてくれた。お昼はメッチェスおばあちゃん(74歳)のお宅でごちそうになった。食事の後は子供たちが民族ダンスを披露してくれました。
 モラレスからリオ・デュルセにバスで向かう。10ケツァル(150円)。ここの川下りが桑田さんは好きだという。途中で蓮の花の大群、きれいな鳥の大群があってとてもきれいだそうです。リオ・デュルセからリビングストンまで400ケツァル(6000円)。水上で生活している人たちもいる。突然寄ってみた。さらに下って橋があったが、ペリカンの大群がずらりと並んで止まっていました。ついにカリブ海に到着。
 リビングストンは人口3000人だが、世界遺産がある。ここに暮すのはガリフナ人で、400年前にアフリカから連れてこられた人と先住民を先祖に持つ人々。融合してできた言語、舞踊、音楽が無形世界遺産。宇梶さんも参加して楽しみました。
 ティカル遺跡へはトラックの荷台の車で移動。フローレス〜ティカル30ケツァル(450円)で5時間の旅。この国立公園は淡路島くらいの576平方kmの広さの森林公園の中に4000以上の建造物が点在している。8世紀に全盛期を迎えた都市遺跡で、5つの巨大な神殿がある。入場料は50ケツァル(750円)、営業時間:6時〜17時。森林の中にはクモザルが多い。オーロペンドラやヒメクロシャクゲイという鳥、ハナグマもいる。神殿は壮大だが人は少ない。複合遺産として1981年に世界遺産に登録された。最盛期にはこの神殿周辺に6万人の人が暮らしていたという。「失われた世界」はティカル一巨大なピラミッド神殿。頂上から眺める360度の緑の大海原は素晴らしい。4号神殿から見た朝霧は最高だそうなので、翌朝に挑戦。
 暗いうちから4号神殿に行く。周囲は霧に被われていた。待つこと1時間、朝日が昇り、素晴らしい風景が見えました。

●ポルトガル
 16世紀の大航海時代に活躍。リスボンは今でも歴史の面影を残し、世界で最も美しい町と言われた。内山理名さんが訪れた。春先の一瞬に訪れる幻の夕景を見る。リスボンの夕景は絶景だという。
 テージョ川にのぞむベレンは歴史地区。ヨーロッパ建築の最高傑作という世界遺産ジェロニモス修道院。建築当時、ヨーロッパ一壮大にして華麗と言われた。巨大な建築資金はバスコ・ダ・ガマによるインド航路によって得られた莫大な富だった。入場料4.5ユーロ。柱一つ一つにこの国の偉大なる歴史が刻みこまれている。中庭の回廊が織り成す光と影のシンフォニー。
 ベレンの塔も世界遺産。要塞として建てられた。長く辛い航海を終えた船乗りたちに、この美しすぎる姿は聖母マリアの化身にも見えたという。
 市内でカステラと宿を経営する智子ドゥアルテさん(43歳)を訪ねた。ご主人はパウロさん(37歳)。この店の自慢のカステラ1ユーロを食べさせていただいた。隣の建物の6階が宿で、築200年らしい。階段は壊れやすいらしいので、気をつけてと言われていました。部屋の中はきれいです。2003年オープンで、1日1組限定。1人1泊40ユーロ。2人60ユーロ。2泊以上の連泊が必要。アズレージョ(ポルトガル独特の装飾タイル)もある。智子さんは京都育ちで、22歳でお菓子作りにポルトガルに渡り、パウロさんと出会う。87年に結婚し、日本に帰国。パウロさんは96年に長崎の「松翁軒」でカステラ作りを学びポルトガルに帰った。
 南部の小さな港町セトゥーパルに行く。写真家のペードロ・ナーラさんが船でローズ・フラミンゴを見るのにサド川の上流に連れて行ってくれた。非常に用心深いのでなかなか見ることはできない。1時間後に中州が見えてきたが、そこに200羽以上いた。突然全部飛び立ちました。
 翌日、国鉄ローマ・アレエイロ駅からシントラ駅まで1.55ユーロ(220円)、所要時間40分。シントラは童話のアンデルセンがこよなく愛したおとぎの国。1995年に世界遺産に登録。ムーアの城跡は入場料3.5ユーロ。シントラの町がきれいに見えました。次にロカ岬に行きました。
 さらに智子さんとリスボン市内の市場に行きました。智子ドゥアルテのポルトガル料理ツアーは、料金が1人100ユーロで、火曜〜金曜に実施。リベイラ市場は整然としています。ピーマンもでかい。食材を買うとコリアンダーなどのハーブはプレゼントしてくれるそうです。自宅で料理を作ります。おいしくいただきました。自宅の近くではカステラ工房があります。
 春先のリスボンは朝に雨になると素晴らしい夕景になるといわれている。市電28番線(1.2ユーロ)に乗りサン・ジョルジェ城に向かう。入場料3ユーロ。大西洋に沈む夕陽と黄金色に輝く町が同時に見られる場所。すごくきれいでした。鐘の音も聞こえていい感じでした。海から眺める景色もさらにきれいでした。


テレビ番組「旅サラダ2005年10月は西尾まりさんでアラスカ」

 JALの直行便で6時間でアンカレジに到着する。

●アンカレッジ Anchorage
 アラスカ鉄道に乗って大自然の中に入っていく。デナリ公園駅までパノラマ車両$209.00。アラスカで唯一の鉄道で、紺地に黄色のラインの列車。途中で木々の色が変化し黄色になった。8時間で到着。
http://www.akrr.com/

●デナリ公園 Denali park
 国立公園の入口にあるロッジ「グランデ・デナリ・ロッジ Grande Denali Lodge」に宿泊。住所 Mile 238.3 Parks Highway Denali Park,AK、TEL:907-683-5100。今回は3301号室で、kingbed twin でルームチャージ$229.00。とても色づいた木々がきれいです。
http://www.grandedenali.com/

 バスに乗って公園内に移動。一般車両は規制されているが、自転車は持ち込み可能。カンティシュナ行のシャトルバス$35.50+$10(入園料)。国立公園内は「ストップ!」といえば、どこでも降ろしてもらえる。その後キャンプをする人がいる。オレンジ色、赤色の草地にグリズリーベアがいました。そこにはブルーベリーがありました。デナリ国立公園はマッキンリー山(Mt.McKinley)標高6194mを中心に広がる、雄大な自然保護地域。マッキンリー山がきれいに見えました。園内には、グリズリーベアー(ハイイログマ)、ムース(ヘラジカ)、カリブー(トナカイ)、オオカミなど37種類の哺乳動物や、雷鳥、イヌワシなど、130種類の鳥類が生息しており、あらゆる場所で野生動物を観察することができる。

●ミンチュミナ・レイク Minchumina Lake
 足がないので、デナリ公園から西へセスナ機で飛びました。使ったのは、Kantishna Air Taxi で、住所…PO Box 46,Denali Park,AK 99755、TEL…907-683-1223。カンティシュナ(Kantishna)〜ミンチュミナ(Minchumina)で、1機5人までで、$250.00。フェアバンクス〜ミンチュミナだと$170。
http://www.katair.com/
 さらにボートに乗り込み、目的地に向かう。着いたのは岸ですが、先は茶色に色づいた森。宿泊する「デナリ・ウエスト・ロッジ(Denali West Lodge )」のオーナーのトニヤさんが迎えに来てくれました。木立の中に平屋の小さな可愛いロッジが点在している。屋根の上に草が生えているが、春になったらサラダが食べられるとトニヤさんが言ってました(笑)薪の火が部屋を暖かくする。トイレは各部屋に1つ大自然の中に建っている。水を流す必要はなく、土の中で自然に分解される。木の灰を入れて脱臭している。スチームサウナもあるが、お湯の出るシャワーもある。住所 PO Box 40 AC Lake Minchumina,AK 99757、tel:907-674-3112。料金は1泊1人、$490.00(子供は半額)。3食、飲み物付、アクティビティー込み。5つのコテージに囲まれて建っているメイン・ロッジには、薪でたくオーブンがある。木に囲まれた食堂で感動していました。
http://www.denaliwest.com/

 庭には犬が多い。犬ソリ・レースにも出たそうです。夏はバギーを使う。8頭を使って犬ゾリ体験をしました。
 ここでは野菜が大きく育ちます。サーモンを醤油をブラウンシュガーに漬け込み、マヨネーズをたっぷりかけ、レモン・ペッパー・Dill Weed・というスパイス・生のディル・セロリの種・塩ハーブをのせ、オーブンに20分かけた。ムースの肉のバーベキューもいただいた。
 翌日は快晴で、ボートでクルージング。この湖は渡り鳥の楽園。白鳥や鴈?がたくさんいました。優しい人たちでした。帰りの飛行機で雲の上にマッキンリーの山が見えました。
 冬だと、犬ゾリプランがあり、7日間だと1人 $4830.00、9日間でマッキンリー付近とデナリまで行って、1人 $6550.00。9日間犬ゾリレース観戦は、1人 $6550.00。


●フェアバンクス
 内陸部にあるアラスカ第二の都市。中心部も人通りが少なく、「Gold Rush 」の看板が一番目立つくらいの町。ここを取り巻く大自然が魅力。町を流れている川でカヌーが楽しめる。2時間で$103(ガイド付き)。Alaska Outdoor Rentals & Guides で、住所…PO Box 82388 Fairbanks,AK 99708、TEL:907-457-2453。カヌー料金は半日だと$29、1日だと$41(2人だと$73)、終末は$75、4−6人で一人$41。
http://www.2paddle1.com/
http://www.akbike.com/

 アラスカ大学博物館に行ってみた。マンモスの骨がある。3.6万年前に死んだとされるバイソンという牛に似た動物の生々しい化石?もある。赤い肉がついたままの状態で発見されたので、死因まで解析された。お尻にライオンの歯が残っていた。氷河期の中で凍結しながらもという姿が見える。大きい Brown bear ひぐまもいる。熊が鮭を捕らえる瞬間の写真がある。これを撮ったのは、アラスカ大学のOBでもある星野道夫さん(1952−1996)。彼の写真は大自然の中に生きる動物たちの姿を生き生きと捕らえています。入場料$5。日本語ガイドはヘッドフォンで$3。
http://www.uaf.edu/museum
 彼の意思を継ぐ日本人がこの大学で多く学んでいる。ガイドの川口由美さんもその一人。大型動物研究所を案内してくれた。ジャコウウシがいた。これはウシという名前がついているが、ヤギの一種なので、小さいが毛が長い。その下にキリュートという柔らかい毛を持つ。それで作った毛糸の帽子を川口さんはかぶっていました。他にカリブーもいました。メスの角はオスより小さい。大型動物研究所のツアーガイド料は、$10。
 大学内の北極圏研究所に行く。地球温暖化の研究をしていて、6割が日本の出資。所長の赤祖父俊一さんにオーロラの話を聞いた。オーロラの出る頻度は毎年変化する。オーロラとは太陽からのプラズマ粒子が地球の大気とぶつかって発せられる光である。太陽活動は11年周期があるので、11年毎に変わるという感じだそうです。
 観光案内所にはオーロラ予報が張り出されている。active today と書いてあったので、今晩は見られるでしょう。
http://www.explorefairbanks.com/

 お洒落なワインバー「カフェ・アレックス(Cafe' Alex)」で腹ごしらえ。住所…310 First Avenue #100 Fairbanks,AK 99701、TEL:907-452-2539。個室にも分かれています。ワンオーダーで3種類のグラスが楽しめる。ワイン3種類$12。まずは白ワインでいただくサーモンやオリーブの「3種チーズのテリーヌ Three Layer Cheese Terrine」で、$7.75。次は赤ワインで「ロブスターのマッシュドポテト Lobster Martini Mashed Potatoes 」$11.25。最後はロゼでガーリックの香りがほんのりする「イカのブリュー Grilled Calamari Steak 」$10。
http://www.cafealexwinebar.com/

 チナレイクでオーロラを待つ。夜10時半頃に出たそうです。

●エスター
 フェアバンクス郊外の小さな町。黄色い葉が落ちてきれいな森の中にある帽子屋「エスター・ハットワークス Ester Hatworks 」を訪ねた。色とりどりの帽子は全てジュディ・ステイファーさんの手作り。$37、$36、$35などの帽子が紹介されました。他には、キャップ$30、マフラー$20、グローブ$31。住所…PO Box 146,Ester,Alaska 99725、TEL:907-479-5525。
 もう一人近くにジュディ・ガムさんがいてアクセサリーを作っている。「ジュディガムデザインズ Judie Gumm Designs 」を訪問した。アラスカに生きる動物をモチーフにしたブローチ。ムースは$28、犬ぞりが$69、チカディ$30、イーグル$28(互という漢字が入っている)、カナダズル$58には「?」。住所…PO Box 169 Ester,Alaska 99725、TEL:907-479-4568
http://www.judiegumm.com/

 宿泊は、「ノーザン・スカイ・ロッジ Northern Sky Lodge 」で、住所:PO Box 458 Ester,Alaska 99725、TEL:907-388-9954。オーナーはフランスから移住してきたトニー&パスカルさん。犬はシッドで、あお向けになって4本の足を広げます(笑)朝食付きで$95(税別)。部屋の外には犬小屋がたくさん見えた。トニーさんは犬ぞりの名人で、冬になると泊まり客を犬ぞりに連れて行ってくれる。ここのベランダからオーロラが見えるそうです。森の中にでかけた。熟しきったブルーベリーがあった。先週寒くて凍ったから、中身がジュース状になって甘いそうです。シッドも食べて口のまわりが赤くなっていて、パスカルさんも隠れて食べていました(笑)
 ロッジに帰ってきて夕食の準備をした。サーモンにワイルド・ライスをのせ、その上に野菜をのせる。さらにサーモンではさんで、パン生地をかけて焼きます。外から魚に見えるように、目やうろこを描いた。35分焼いた。次に手作りのカスタード・クリームにブルーベリーをかけた。おいしいそうです。ディナー$15。デザートにシャンパンとブルーベリー・タルトをもらいました。パスカルさんは楽しい人でした。
 夜にはオーロラがたっぷり見えました。
http://www.northernskylodge.com


●アラスカ北部、コールドフットへの旅
 フェアバンクスから北に向かう500kmをダルトン・ハイウェイ Dalton Highway が通っている。ここをキャンピング・カーで移動。料金は1日$175。ガイドはコリン・ローレンスさん(奥さんは日本人)。冬眠しないアカリスが道路上でよく見られた。ユーコン川が見えてきた。冬は凍るので、犬ソリはこの上を走るという。
 途中で北極圏の境を越えた。真冬はツンドラになる。下は永久凍土で、植物は根を下に向かって伸ばせないので、背が低い木が多くなる。
 猟をして暮らしているジャック・リーコフさんを訪ねた。家の中は毛皮でいっぱい。本当に寒いと息が凍っていて、カリブーが通った後もわかるという。

●スカバック山
 先住民が「わな」という意味の山。ここでキャンプをした。サーモンでできたソーセージ「サーモン・ドック」をいただいた。
 フェアバンクス〜コールドフットツアー Northern Alaska Tour Company は、住所…PO Box 82991,Fairbanks,AK99708、Tel:907-474-8600。料金は、2人から受付でコールドフット泊(ホテル代、交通費、犬ぞり、オーロラ観測込み)で、2泊1人$499(行きは飛行機、帰りは車)、3泊1人$549(行きは飛行機、帰りは車)。日帰りは4人から受付で、1人$149(行きも帰りも車)。但し、冬場の料金。
http://www.northernalaska.com

●セスナで空から見る
 コールド・フットからコヨーテ・エアーで空の旅。セスナのブッシュ・パイロットはダーク・ニキシクさん。ブッシュとはどこでも着陸できるという意味らしい。住所…PO Box 9053 Coldfoot,AK 99701、Tel:907-678-5995。料金は1時間$580。グリズリーも、カリブーの群れもいた。河辺に着陸した。ここには6万頭のカリブーがいるそうです。移動する間に、生まれたばかりの赤ちゃんが、この川で多く死ぬそうです。
http://www.flycoyote.com/

●バロー
 北極海に面した町。海岸に椰子の木があった?よく見ると椰子の葉はクジラのヒゲでできていた。昔からエスキモーがクジラを取っている。船には必ず6頭のアザラシの皮を縫い合わせて作っている。船長のロイ・ナゲアックさんを訪ねた。クジラの肉は永久凍土を利用した冷蔵庫で保存される。風や天気をいつも読んできたという。海に出てみた。アザラシがいた。ちょっとだけクジラの尾が見えた。
 陸ではシロフクロウ Snow Owl がいた。鋭い爪を持っているとは思えない可愛い顔をしています。
 北アメリカ大陸最北端のポイント・バローに行く。
 バローツアー Tundra Tours は、住所…PO Box 189 Barrow,AK 99723、Tel:907-852-3900。1泊1人$525、2人だと1泊1人$455(ホテル代、飛行機代(フェアバンクス〜バロー)、市内観光、オーロラ観測込み)。ポイントバローツアーは別料金で、1人$60。
http://www.alaskaone.com/topworld/tours.htm


●ジュノー Juneau
 アラスカの州都で、アラスカの南東にあり、すぐ隣はカナダ。町の裏には全長19.3kmのメンデンホール氷河 Mendenhall Glacier がある。そこにヘリコプターで行った。青い氷河の間に小さな滝ができていた。両足を踏ん張って、割れ目の中を下りていった。青い氷がとてもきれいです。水も飲みましたが、冷たい。お酒を持っていって氷割で飲む人も多いとか。氷河トレッキング「North Star Trekking 」は1人$359。(PO Box 32540 Juneau,Alaska 99803、Tel:907-790-4530。「氷河歩き」は、合計3時間の内、1時間歩き、料金 $295。「氷河トレッキング」は、合計4時間の内、2時間歩き、料金 $359。「氷河トレッキング&クライミング」は、合計6時間の内、4時間歩きとクライミングで、料金 $459。
http://www.glaciertrekking.com/

●グレイシャー・ベイ国立公園 Glacier Bay National Park
 この国立公園は、元は200年前まで氷河があった場所。シダや苔が生えている。森の住民アカリス Red Squirrel が松ぼっくりをくわえていました。

●アングーン Angoon
 氷河が作った小さな島々が点在している。今回宿泊するロッジ「Favorite Bay Lodge 」の前に水上飛行機で到着した。(PO Box 149,Angoon,AK 99820、Tel:907-788-3344。3泊4日で1人 $3600、4泊5日で1人 $4350、5泊4日で1人 $5100、6泊7日で1人 $5900。料金は、交通費(Juneau〜Angoon)、すべての食事、宿泊費アクティビティ(ホエールウォッチング、フィッシング、ハイキング、カヤッキング)込み。オーナーはデイナ・デュラン、キンバリー・ロバーツさん。食堂はガラス張りで森と湖のような海がよく見え、シャンデリアはミュール鹿の角でできていて200kgある。この島に住むネイティブ・アメリカンの作品が置いてある。家具まで手作り。部屋はカラスの部屋、クマの部屋など。
 静かな海をカヌーで行くが静かで、鮭が時折飛び跳ねる。食事はまずマルガリータ。量のある「オヒョウの刺身」。「魚介類のクリームソース、パイ包み」はフランス出身のシェフのピエール・コウトウさんの料理。「シルバーサーモンのグリル」も結構大きいです。デザートは「焼きメレンゲ」。
 ボートで海に出るとオルカ Orca の家族がいた。さらにいくとザトウクジラ Humpback whale がいた。オスよりもメスの方が大きいそうです。群れはニシンの群れを螺旋状に取り囲み、口をあけて一気に飲み込むそうです。それのおすそわけをカモメがいただきます。
http://www.favoritebay.com/

●シトカ Sitka
 ネイティブ・アメリカンのクリンギット族が住む。街の中心のホールでは「シトカ・カワーン・ナア・カヒディ Sheet'ka Kwaan Naa Kahidi」が行なわれている。若い世代に伝統を伝えながら、観光客に踊りを見せている。渡り烏が人間を造ったという伝統の踊り。住所…200 Katlian St、Tel:907-747-7290。料金$7.00。
 シトカ国立歴史公園 Sitka National Historical Park のビジターセンターを訪問した。ここでアーティストのテリー・ロフカー、トミー・ジョセフさんらがトーテムポールなどを作っている。文字を持たなかったので、トーテムポールは大切なものを伝える手段だった。語り部のボブ・サムさんが説明してくれた。ロシア領だった時に流された血を伝えるものもある。人間も自然の一部でしかない。自然から食物をいただく時も敬意を払わないといけないと言っていました。
http://www.nps.gov/sitk/


テレビ番組「テレビ寺子屋地球SP2・極北の大地アラスカに生命の営みを見た!」

 2005年3月5日放送。長塚京三さんが案内。人々はこの土地をアリエスカ(偉大なる土地)と名づけた。短い夏は命の営みに満ちた時期です。米シアトル在住の石川一茂さん(49歳)と長男一真君(16歳)、長女奏(かなで)さん(14歳)の2人の子供たちが、アラスカを南北に3000km縦断する冒険旅行。アラスカは面積は日本の4倍で、人口は10分の1。テレビ静岡製作。

●アンカレッジ
 人口26万人。空の玄関口。1959年アメリカ合衆国で49番目の州になった。雪に閉ざされた冬が終わると世界じゅうから観光客が訪れる。
 3人にとっては初めてのアラスカ。市内から30分も車で走ると風景は一転する。お父さんはアラスカのポーテージ氷河を見せたかった。今の子供たちはそんなに感動しませんでした。

●スワード
 港町スワードからはクルーズ船が出ていて、氷河やフィヨルドを巡る。最も人気が高いのは、神奈川県くらいの広さのキーナイ・フィヨルド・ナショナル・パーク・クルーズで$115(昼食付き)6時間。
 いきなり視界に飛び込んできたのはトド。全世界の7割がアラスカに住む。結束が固く子供たちを守る。主食となるサケやニシンを追いかける。タフテッド・パフィンは巣作りに工夫していました。タフテッドとは草のついたという意味で、眉毛が草みたいです。切り立った崖を登るのはドールシープで、その角は死ぬまで生え変わることはないそうです。この船には好奇心旺盛なイシイルカも近づいてくる。イシイルカは10頭以下の群れで神津尾する。海上で騒ぐ鳥たちはザトウクジラの存在を教えてくれます。夏に好物のニシンを追って500頭近くやってくるそうです。船は入り江の奥に近づき、氷河が目の前になる。溶け出した氷が流れ込んでいました。時折氷河が崩壊します。
 氷河が青く見えるのは、圧縮された氷のせいだそうです。

●レイク・クラーク国立公園
 ダニー。マローニさん宅を訪問した。クマの頭蓋骨を見せてくれました。翌朝小型の水上飛行機で野生のクマを見に行った。レイク・クラーク国立公園は東京都の8倍の広さ。ブラウンベア(ひぐま)が海辺にいました。突進する速度は時速60km。狙っているのはサケです。ヒグマが人間を襲うのは、出逢い頭で驚いた時くらいだそうです。クマの寿命は25〜35歳くらいだそうです。多い時は1日に20尾も捕まえるそうです。下手なクマもいます。子熊が親と一緒にいるのは2年間。その間に死ぬ熊が半数になるので、母熊は気がたっているそうです。

●マッキンリー山 デナリ国立公園
 デナリとは白き偉大なるものという意味。マッキンリーは標高6194m。子供を連れたカリブの群れが見える。鹿の仲間の中で唯一オスもメスも角を持つ。オオカミは絶滅の危機が叫ばれている。デナリは植物の宝庫でもあり、ピンク色のファイアー・ウィード、紫色のイワギキョウ、白いコットングラスなどもある。日本で見られる高山植物も珍しくない。氷河期、ツンドラの植物は日本の平地にも生えていたからです。これらは高山に生きる場所を見出しました。
 鳥たちも夏にアラスカに来るのは130種類くらい。
 アラスカの内陸部ではホテルなどは少ないので、川べりにテントを張って一夜を過ごすのも醍醐味です。川の水を簡単にろ過する道具もある。国立公園の外でしたが、匂いで動物たちを刺激しないことも大事。カレーを作りました。
 北極地リスが満ちを横切った。

●ユーコン川
 全長3700km。川幅は約1km。ハクトウワシはサケを狙う。ビーバーは一呼吸で800m進むこともあるそうです。レッド・サーモンは産卵のために帰ってくる。3人はボートで川を上った。サケ漁の定置網もあった。チャム・サーモン(白鮭)をこれで採っていた。子供たちは初めてくる光景でした。一茂さんは夏の間にサケを日本に送る仕事をしている。

●フォートユーコン
 先住民イヌイットが550人暮らす。夏場はサケの薫製作りに追われる。1m近いサケをさばき、切れ目を入れて煙にいぶす。冬場の貴重な保存食です。売り買いはしないそうです。犬ソリをひくアラスカン・ハスキーも家族の一員です。
 一茂さんはサケを焼いて、卵はテニスラケットの上でこすって、醤油などを入れて一晩置いてイクラにしました。

●北極圏の村・アナクトゥブック村
 日本語の授業で紹介された写真家・星野道夫さんの北極圏の村の話を読んで、長男の一真君は行きたいと言った。星野さんは熊に襲われて亡くなっています。そこへは飛行機に頼るしかない。
 ブルックス山脈の麓にあるアナクトゥブック村には300人が暮らしている。8月なのに凍えるような冷たい風。地元の人が優しくしてくれた。公民館に行くと、それぞれの家庭で作った料理を持ち寄るポトラッチという行事だった。カリブーの胃、足などを食べます。煮込みはシチューみたいな味だそうです。誰かが亡くなるとカリブーをしとめてみんなで食べることになっているそうです。
 彼らモガミント族はエスキモーの末裔。イヌイットです。民族のルーツをたどれば日本人と同じモンゴル系です。定住するようになったのは、56年前。アナクトゥブックとはカリブーの糞という意味らしい。
 カリブーの猟に同行した。キャンプ地まで3時間、村から南へ50km。村の世話役コールさんの水陸両用の車です。すごく楽しそうな車ですが、一家は過酷な現実に向き合うことになりました。ハリーさんは家族のために年に25頭のカリブーが必要だという。途中で雨が雪に変わり、村に帰りました。カリブーの干し肉はいける味だそうです。ハリーさんたちは骨髄も食べるし、骨も砕いてスープにしていました。
 村の学校に行ってみました。生徒は94名。先住民のヌナミュート語も教えているそうです。
 一真君は星野さんの気持ちが少しだけわかったような気がしました。

●バロー
 アメリカ最北端の港町バロー。人口4800人。エスキモーが暮らす街です。シアトルからは3100kmの距離。まずは北極海に向かう。浜辺にクジラの大きな骨が放置されていました。バローの人はクジラの肉を食べます。
 北緯71度23分、この海の先に北極点があります。

 地球温暖化のために北極の気温が2100年には7度上昇するという。バローの10月、いつもなら凍りついた海でアザラシなどを追っている北極グマが流氷が来ないので、陸を歩いていた。海藻などを食べるしかなかった。


テレビ番組「筒井道隆のアラスカ冒険旅行」

 2003年3月9日放送。20日間の旅。9月の初めにAir Canada で行 った。テレビ朝日製作。

●デナリ国立公園
 マッキンレーを中心に広がるデナリ国立公園。草が赤や黄色に色づいてい た。夏は観光客で賑わうが9月はひっそりしている。野生のブルーベリーも ある。枝を折ると運が悪くなるという。マーモットが冬眠に備えて、いろい ろ食べていた。動物は人間に慣れているようだ。ムースも、カリブー、ジリ スも間近で見られた。グリズリーがブルーベリー?をバリバリ食べているの が見えた。えさが豊富なこの時期は人間には見向きもしないようで、平気で バスの近くまで出てきた。
 雲が晴れてマッキンレー山(デナリ:6184m)が姿を見せた。デナリ とは偉大なる者という意味。夏には2000人以上の人が山頂を目指す。

●ブルックス山脈
 北極圏のツンドラ地帯。中央のアリゲッチピークスは岩だらけ。ヘリコプ ターで飛びました。
 水上飛行機でジョン・リバーという川の上流に向かう。4日間かけて80 km下ろうという。岩山にドールシープがいた。湖に着水。500m歩いて 出発点に行く。ガイドはハンフト・マックさんで、一応ライフルは持ってま す。2人用のボートで出発。水の量が少し少ない感じ。初日は5時間漕いで キャンプ地。濡れたものはその日のうちに乾かす。2日目は浅瀬にはまって しまったりしました。3日目の朝、グリズリーの足跡を発見。途中で足跡は 消えていた。手のマメがつぶれた。ここのツンドラは川の水位が低いので、 剥き出しになっていた。移動中に魚(マス)を釣って夕食にした。深夜2時 にオーロラが登場した!

 フェアバンクスの郊外に星野道夫さんが暮らした家があるというので訪問 した。彼はアラスカを愛し、本を出版し、多くの人々を魅了した。1996 年カムチャッカでヒグマに襲われ亡くなった。
 ヘインズはアメリカで最も北に存在するフィヨルドの基地。鶴将吾さんが ガイドしてくれた。東南アラスカは野生動物の天国。降水量は多く温暖。グ リズリーが登場し、川で鮭を取って食べていた。
 クラクワン村はネイティブ・アメリカンが暮らす。クラクワンは永遠とい う意味。チルカット川にフィッシングに誘われた。さし網漁とそっくり。網 を入れて10分後にでっかい鮭が30匹程度。1日に3回漁をする。あがっ た鮭は1日置いて、ぬめりを取り秘伝のたれをつけて、スモークする。

 森の中で白頭ワシ、ワタリガラスも見つけた。トーテムポールにこれらが 彫られている。カルチャー・センター建設責任者のアリス・カスコさんに話 を伺う。クラクワン伝統学習キャンプでは子供達が伝統的な技術を学んでい る。魚の採り方、狩猟方法、アウトドア生活などの様々な智恵と技術、クリ ンギット族の踊りなど。文化は100年前に一度途絶えた。それを復興しよ うとしている。クギなど一切使わない方法でセンターの建設が進んでいる。 1.8万年前はアラスカとユーラシアはつながっていて、彼らの祖先がアラ スカに渡ってきた。日本人とは非常に近い存在です。

 デビッドソン氷河に向かう。流れの速いところでは1日に10cm進むと いう。氷河の末端にある湖をボートで渡り、氷河に近づく。クレバスとよば れる割れ目が青く輝く。上陸し、ひときわ青い氷の洞窟の中に入った。まる で、氷の宮殿。5万年前の氷で作ったオン・ザ・ロックを飲んだ。さらに滝 のようなところで頭に水をかかった。

 ジュノーは州都。星野さんと6年間夏を共に過ごしたリン・スクーラーさ んが船を操縦してクジラに遭うために沖に向かった。クジラがいた!潮を吹 いて尻尾を見せて、最低9頭潜っていった。感動した!東京に戻って3ヶ月 後に取材班と話をしたが、クジラとジョン・リバーがよかったという。


テレビ番組「道浪漫」2003年2月9日は三田村邦彦さんでアラスカ

 ノースウェスト航空でシアトル経由で行くのが便利。6月からは関西空港 からも就航するとか。

●フェアバンクス
 犬ゾリ体験ができる。マッシャーと呼ばれる犬ゾリ使いのレスリー・グッ ドウィンさんは40匹のアラスカン・ハスキーと暮らしている。1時間75 ドル。犬の体調次第だが、3時間走るのも可能です。
 街中で氷を削る音がする。アイス彫刻家ウラジミール・ジカルシェブさん は評判の彫刻家。1時間ほどで作品を仕上げる。5月くらいまでは氷がもつ そうです。
 宿泊はチナ・ホット・スプリングス・リゾート。全米の旅行者のあこがれ でもある。今回は山小屋タイプを選択。キャビンは1泊100ドル。ゆっく り過ごせるようにTVなどない部屋。100年前に発見された天然温泉の露 天風呂。地元の人にも人気。髪の毛は凍るそうです(笑)
http://www.chenahotsprings.com/
 この温泉はオーロラの観測スポットでもある。雪上車でビューポイントま で向かう。天井はガラスだが、マイナス20度で凍っていて何も見えない。 オーロラツアーは一人65ドル。登ること30分で観測小屋に到着。暖炉の 火が燃える部屋でオーロラを待つ。夜9時から明け方3時までが出やすいの で、ひたすら待ったが、ダメだった。
 郊外に向かうとムースがいた!体長3m800kgにもなる。湖の上での キース・クーンツさんのガイドで真冬のニジマスと銀サケ釣りに挑戦。氷の 厚さは約1m。ドリルで穴をあけて、専用の竿で海老を使って釣る。穴に糸 を垂らし、待つだけ。30分後、こぶりのマスが釣れた。が、外に出してい るとあっという間に凍った。
 キースさん宅で料理をして、ムニエルをいただいた。その夜気温ー35度 でオーロラが見えた。30分続いた。

●アナクトゥプク・パス
 セスナで北極圏を目指した。アナクトゥプク・パスは先住民族が暮らす人 口300人の村。昼とはいえ気温はー30度なので歩いている人はいない。 カリブーを探しに行く人がいた。朝日に輝く雪山を見て感動。9月頃から氷 始めるという。カリブーはトナカイの仲間で、マイナス30度の中でも生き ている。フレッドさんの母親がカリブーの肉料理をご馳走してくれた。カリ ブーの肉は無料だが、牛とかはお店で売っていて高いという(笑)

 アラスカ観光協会の日本事務所は
http://alaska-japan.com/


テレビ番組「旅サラダ」2002年9月は森洋子さんでアラスカ

 州の3分の1が国立公園や保護区。ノースウェストで行ったらしい。 人口60万人。

●アンカレジ
 人口15万人?。 Ship Creek にサケが登ってきている。激流の中を鮭が はねていた。産卵期を迎えて赤い色をしたキングサーモン。
 Diamond Center Hotel に宿泊。今年6月にできて空港にも近い。夏は5/15 〜9/15 $219、その他は$119。http://www.dimondcenterhotel.com
 スワード・ハイウェイを南へ20分。岩山の上に白いドール・シープがい た。馬に似ている。

●スワード Seward
 Alaska Sealife Center という水族館がある。パフィンが餌を食べている 姿も見られる。 http://www.alaskasealife.org
 キーナイ・フィヨルド国立公園クルーズに参加。ダトウクジラなど27種 類の哺乳類が見られる。4回くらいトドが岩の上にいたのを見れた。パフィ ン(ツノメドリ)という目の上に角のような模様がある鳥。6時間・軽食付 で109ドル。 http://www.kenaifjords.com
 氷河が見えた。風がすごい!ホールゲート氷河。幅は200m。先端が崩 れ落ちる様子を船を止めて見る。豪快でした。
 スワードから西に向かうと、道にムース(アメリカヘラジカ)がいた。 Great Alaska Adventure Lodge に宿泊。川沿いの敷地にログハウス風の釣 り人用のロッジ。5/15-9/30 のみ営業。1泊食事・釣り1回付き$500。 目の前のキーナイ川ではキングサーモンの44kgの世界記録が出たという ので期待ができる。 http://www.greatalaska.com
 朝6時から釣る。白頭ワシが見えた。餌はイクラ。まつこと5時間!何と 長さ1mのが釣れた!アメリカ人はイクラを食べないらしい。
 セスナに乗ってベア・ウォッチング。345ドル。湾をはさんだ対岸のレ イクラーク国立公園の近くまで50分飛ぶ。キャンプ場がある。日帰りも可 能。安全のために展望台で見る。ブラウンベアが3頭近づいてきた。この日 は合計7頭見えたらしいが、最高記録は36頭とか。

●デナリ国立公園
 アンカレジ駅からアラスカ鉄道。乗客はほとんど観光客。125ドル。カ フェテリアは窓が大きい。390kmを7.5時間で結ぶ。売店でムースの 人形があったが、脱いだら白熊になった!約10ドル。売店の二階は展望階 で20分毎、お客さんで譲り合って乗る。食堂車は午前中に予約が必要。 10種類くらいのメニューから、今回は「ブレッド・ボウル・スープ、サラ だ付き」にしてみた。6ドル。毎日走っているのは、9月16日までで、そ れ以降は週1便。1時間遅れて到着。
 ホテルの送迎バスで10分。McKinley Chalet Resort は老舗のログハウス 調のホテル。350室。室料189ドル。5月〜9月に営業。
http://www.denalinationalpark.com
 デナリ国立公園へのバスツアー。四国よりも大きいのに、道は1本。ツン ドラ・ワイルド・ライフ・ツアーは6−8時間、78ドル。ムースもいた。 角がでかい!ブラックベアも登場!7日雨が降った後の日だったせいか? ドール・シープも、カリブー(トナカイ)も、北極地リスも、グリズリー・ ベアもいた!お客さんがストップ!というと止まってくれて、動物を見る。 マッキンリー山(6193m)が目の前に突然出てきた!これは幸運だとい う。真夏なのに真っ白!ここで折り返す。赤紫のファイアー・ウィード、忘 れな草、コケマンテマ、フルロソウ、紫のブルーベルなどの花が見える。 トイレ休憩など3−4回しかないが、自然保護のおかげらしい。
 ホテルの側のネナナ川でラフティングに挑戦。とても冷たいが、氷河の解 けた水なので冷たい。Denali Raft Adventures 。自分で漕ぐコースとガイ ドさんに漕いでもらうコースがある。キャニオン・ランは2時間で62ドル だが、急流だとひっくり返るかも!ていうくらいにすごく揺れる。ガイドさ んに相談して川に入った。ドライスーツを着ていてもすごく冷たいらしい。
http://www.denaliraft.com
 エラ・ヘリコプターズで大自然をヘリで見る。デナリ・エクスカーション 50分229ドル。山の頂上にドール・シープの群れがいた。雲の上からマ ッキンリーが見えた。感動ものだそうです。
http://www.eraaviation.com


●フェアバンクス
 州の中央のアラスカ第二の都市。チナ川が流れ、「知られざる最初の家族 の像」がある。100年前にゴールド・ラッシュで繁栄した。水曜日と木曜 日にだけ開かれる Tanana Valley Farmers Market では野菜やパンやジャム などを売っている。クリームはちみつ6ドル。ハバネロペッパーは鉢で売っ ている。世界一辛い唐辛子と桃とトマトのバーベキューソースは1ピン7ド ル。あとでくれたチョコレートは激辛だったそうです。
 アメリカで一番北にあるゴルフ場、Notrh Star Golf Club 。夜の11時 でもOK!ビジターズ・スペシャル(クラブレンタル付9ホール)39ドル 狐やムースにも遭えるらしい。

●チナ温泉
 車で1時間半。途中で何度もムースを見たので、時間がかかった。 Chena hot Springs Resort はリゾート・ホテル。9月の今頃からオーロラ が見えるらしい。ムース・ロッジに宿泊。夏(5-8月)は135ドル、その他 は175ドル。ハイキングコースや丘の上のオーロリアムもある。暖かい 部屋でオーロラを見れる。夏の一番人気はドッグカートライド15分40 ドル。
 水着で入る混浴風呂。森さんという日本人がいるので、楽です。

●バロー Barrow
 フェアバンクスから1泊2日の「世界の頂上ツアー」に参加。499ドル で、飛行機代も込み。人口5000人の北極海に面した町。夏でも5度!前 の日は雪が降ったとか。冬だとー30度になる。白フクロウがいた。今は 保護されている。足元にはアラスカンポピーの黄色、ウーリー・ラズワート のピンクの花がきれい。子供は半そでで遊んでいた。イヌピアット・ヘリテ ージ・センターで子供たちのダンスを見た。夏用のパーカーを着ている。靴 も動物の皮で作った手作りの品。宿は Top of the World Hotel。ツアー以 外だと2万円。冬は太陽が昇らない日が2ヶ月続く。
http://www.alaskaair.com
 ポイント・バロー・ツアーに参加。2時間半60ドル。真夜中のツアーだ が、この時期は明るい!深夜の方が白熊を見る確率が高いらしい。北極海の 氷の上を歩いた。あたり一面氷の世界。アザラシやセイウチがいて、それを 狙う白熊が見えるらしい。ここから北極点までは2000km。その証明書 をくれた。
http://www.arctic-adventures.com

●ジュノー
 アラスカの州都。坂が多く、リトル・サンフランシスコと呼ばれる。聖ニ コラス・ロシア教会は100年以上前に建てられた。市内の川には白鮭がの ぼってきているのが見える。
 近くには巨大なメンデンホール氷河がある。湖に注ぎこむ先端の幅だけで も2.5kmもある!ヘリコプター(Northstar Trekking )でたった10 分で氷河に到着。この上を歩く。バリバリ言う。表面は少し黒いが、これは 氷河に生える藻や削り取られた岩によるものらしい。ヘリコプター・グレイ シャートリップ 2時間319ドル。クレバスを覗いたが怖い。日々形を変 えている。ウェアや靴も貸してくれる。http://www.glaciertrekking.com/

●グレイシャー・ベイ国立公園
 Gustavus Ferry でグレイシャー・ベイ国立公園へ向かう。世界遺産で、 船と飛行機でしか行けない。4時間でロッジが見えてきた。この国立公園の 中ではホテルはここ1軒だけ。Glacier Bay Lodge で、夏でも暖房が必要で コテージタイプ。リスが近くまで遊びに来る。1泊179ドル。
 国立公園の奥へは、スピリット・オブ・アドベンチャー号という船で向か う。カナダとの国境近くまで行く8時間の旅。タフテッド・パフィンがいた が、ひょうきんな顔です。トドも、白いマウンテン・ゴートもいた。ブラウ ン・ベアもいた。岩の下のムール貝を探していた。8時間159ドル。
 カナダとの国境近くのマージェリー氷河。4000m級の山から短い距離 を流れ出て海に注ぐので活動が活発。この国立公園の中には、こういう氷河 が12もある。
http://www.goldbelttours.com

 6人乗りボートをチャーターして(3時間半で650ドル)、ロッジ近く のラッコが見える地点に行く。海草を体に巻きつけて流されないようにして 眠るという。さらにガイド付きカヤックに挑戦。200ドル。ロッジからも できるのだが、このポイントが人気なのは、ザトウクジラが見えるから! 20mくらい先を3頭が動いていた。潮を吹きまくり!エンジン音がしない から近くまで来るらしい。「Alaska Discovery」(事務所はジュノー) Tel:1-800-586-1911, Fax : 1-907-780-4220

●ヘインズ Haines
 白頭ワシの世界一の飛来地。10月頃から4000羽も集まる。フォート スワードはアメリカ最初の陸軍基地だったので人気。ホテル Halsingland は 当時の士官の宿舎を改装したもので1泊109ドル。
http://www.HotelHalsingland.com
 スモークサーモンの店 Dejon Delights Smoked Salmon に行く。キング・ サーモン(ホットスモーク)は高めの温度でスモークしたもので100g 4.9ドル。一般的なものはコールド・スモークで100g5.5ドル。 真空パックなので持ち帰りも可能。http://www.alaskasokery.com
 この町は4分の1が先住民のクリンテッドの人々。あちこちにトーテム・ ポールが見える。チルカット・トライバル・ハウス、チルカット・アート・ センターなどがある。後者でトーテムポールを作っている。
http://www.alaskaindianarts.com


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