アジア

ハワイ・グアム・サイパン・フィジー・ニューカレドニアなど

北アメリカ

中央・南アメリカ

ヨーロッパ

オーストラリア・ニュージーランド

アフリカ

いのうえの海外旅行記

いのうえの海外旅行写真記

日本の宿

日本のレストラン

トップ

アメリカ中央部の旅行情報


なお、これはわたしの個人的な旅行記です。すべての文章の無断使用・転載を禁止いたします。
またここの情報を使って、何か問題が起こったとしても私は一切責任は持ちませんのであしからず。


テレビ番組「世界遺産への招待状22 ロッキー山脈」

 2009年10月19日放送。ロッキー山脈はアメリカからカナダまで4800kmに及ぶ。その中にある3つの世界遺産。火山が作ったイエローストーン国立公園、氷河が作った絶景ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園、大氷原のカナディアン・ロッキー山脈公園群。

●イエローストーン
 山のあちこちで白い蒸気がたちのぼっている。これは地下のマグマが活動している証し。イエローストーンの真中は世界最大級のカルデラになっている。今でも地下のマグマが活発に活動している。それが見られるのは公園内に1万箇所もある。
 アッパーガイザー・ベイスンと呼ばれる地域には、200以上の間欠泉がある。中でも最も美しいと言われるのは、「オールド・フェイスフル間欠泉」。3万リットルの熱水を15m以上の高さにまで吹き上げる。世界最大級の噴出が見られるという「グレート・ファウンテン間欠泉」で、熱水の柱は60m。その高さまで吹き上げるのは年に数回。今回の撮影では高さは60mを越えた。地球が生きているって実感できる。
 「テラス・マウンテン」では、幾重にも続く白い階段に水が流れ落ちている。何故岩が白いかというと、地下のマグマにより石灰岩が溶け地表に流れでてきたから。60度を越える熱水の表面には白い石灰岩の薄い膜「カルサイト・アイス」。これが沈殿し積み重なり8000年をかけて、今のテラス・マウンテンとなった。
 最も美しいと言われる温泉、「グランド・プラズマティック」は直径111m。鮮やかなブルーと褐色の入り混じった色合いで、「虹の温泉」と呼ばれている。褐色は温かい水を好むバクテリアによるもの。
 イエローストーンは220万年前から大噴火を繰り返してきた。その溶岩が固まり、長年かかって削られ「イエローストーン大峡谷」ができた。高さ360mの岸壁が36kmに渡って続いている。「ロウアー滝」。黄金色の大峡谷。イエローストーンという名前もこの色からつけられた。

●ウォータートン・グレーシャー国際平和公園
 氷河が作った光景。19世紀に鉄道ができて少しずつ観光できる公園として整備されていった。アメリカとカナダの国境を越えて作られた世界初の国際平和公園。
 アメリカ側のグレーシャー国立公園に入る。東西に横切る一本道は全長86kmの「ゴーイング・トゥー・ザ・サンロード(太陽へ続く道)」。標高2250mの峠を越えて「ローガン・パス」に向かう。グレーシャー国立公園は東京都の2倍の面積を持つ。ローガン・パスを起点に様々なトレッキング・コースがあり、氷河によって作り出された雄大な自然を堪能したり、手付かずの自然の中を歩く事ができる。
 トレッキングに出発。案内役はデニー・ジヌーさん。まず全長21kmのトレッキング・コース「ハイライン・トレイル」に出発。このコースは氷河によって削られた山々がノコギリの歯のように連なっている「ガーデン・ウォール」の下を歩く。目指すは丘の上の山小屋。そこは大パノラマが目の前に広がる絶景ポイント。最初は岩だらけの道で少し危険。山の斜面のあちこちに小さな花が咲いていた。デニーがハックルベリーを見つけた。クマもこの実が大好物で、パンケーキやパイなどによく使われている。眼下に深い谷を見る細い道が続く。そして広い谷が見えてきた。「マクドナルド谷」はU字谷で、かつては厚さ1000mほどの氷河があったが、200万年かけて山を削り谷となった跡。崖に白い生き物がいた。マウンテン・ゴートだった。谷の細い道から突然開けたな所にでた。6億年前の「ストロマトライト」と呼ばれる太古の海にあった藻の化石があった。地球で最初の生命体で、多くの酸素を排出してくれて大気圏ができたという。
 6時間で山小屋に到着した。ここから見られる大パノラマは氷河が作りあげた雄大な景観。特別な場所に連れて行ってくれたのは、「ガーデン・ウォール」の頂き。急な坂を登った。壁の反対側の風景は、わずかに残る氷河と不思議な色の湖。ここからは降りられない。
 翌朝、別のコースで降りてみた。山の上にはグリンネル氷河が見えた。200万年かかってこの谷を作った氷河。もみの林を抜けると視界が開けた。左手にはU字谷。山の斜面に変わった植物が群生していた。オキナグサの仲間で別名「ビートルズのカツラ」。ビッグ・ホーンの姿も見えた。カールした大きな角が特徴。半分ほど登ったところで、眼下に湖が見えてきた。きれいなターコイズ・ブルーの「グリンネル湖」。こうした色は氷河に削られた岩の粉末が光に反射してこのような色に見えるのだという。目指す神秘の湖まではここからさらにきつい登りが続く。小さな実を食べていたのは、「コロンビアジリス」という小さなリス。何度も巣穴に草を運んでいた。3時間かかって目的の不思議な湖「アッパー・グリンネル湖」に到着した。湖面に白く浮かんでいたのは、たくさんの氷河のかけらだった。静けさの中でかすかに聞こえる音は、はるか昔氷河に閉じ込められた大気の音。グレイシャー国立公園にはおよろ100年前は150もの氷河があったが、現在は30ほどしか残ってない。年々減りつつある。200万年かけて景観を作ってきた氷河は今、消えようとしている。

 車でカナダ側に入った。国境を通過すると、「ウォータートン・レイク国立公園」に入る。中心はウォータートン湖。静かなたたずまいを見せる美しい湖。ここでは動物達を探すことにした。
 ガイドはナチュラリストのチャーリー・ラッセルさん。メスの鳴き声を真似ると、立派な角を持ったオスのエルクが現われた。近くには群れもいた。1匹のオスと多数のメスと子供。チャーリーさんによると交尾の時期も近いという。草原ではアメリカ・バイソンの姿を発見。数は減り続けているので、今は大切に保護されている。愛嬌のあるつぶれたユニークな顔です。他にもカナダガン、エリマキライチョウ、ミサゴなどがいた。
 次に案内してくれたのは、山の上の湖。そこには時折、巨大な鹿の仲間ムースが現われるという。湖の向こう側にムースが番で現われた。交尾の時期には少し早いそうです。メスは湖の中で水草を探して食べる。オスは泥を嫌がって近づかない。
 ウォータートン湖の湖畔でアメリカクロクマに遭遇した。体長は2mくらいで、冬に備えてたくさんのベリーを食べていた。
 最後に山々とウォータートン湖を一望できる絶景ポイントに上がってみた。虹もきれいでした。

●カナディアン・ロッキー山脈公園群
 ここには大小数千の氷河がある。特に北極圏以外で最大のコロンビア大氷原は氷河を生み出してきた源。大氷原に蓄えられている水の量は推定500億立方メートルと琵琶湖の2倍半もある。ここから太平洋、大西洋、北極海に流れていく分水嶺でもある。流れでた水はやがて滝や川となる。ホワイト滝、エンペラー滝が紹介されました。
 旅の最後にコロンビア大氷原の頂上を目指した。装備を完璧にして末端部から歩いた。距離は6km、高低差1000mの道のりを歩く。何箇所もクレバスがある。途中、青く輝く氷の層を見つけた。まさにグレイシャー・ブルー。スキーを履いてさらに急な斜面を慎重に上がっていく。頂上の手前に大きなクレバスがあった。幅15m、奥行き50mの巨大な空間が広がっていた。
 標高およそ3500mが頂点。


テレビ番組「Love Your Life 最高の夏休み あなたの夢叶えます」

 2009年9月5日放送。藤井フミヤ、名倉潤、佐藤良子アナウンサーが司会。夏に叶えたい夢を応募し、5048件の中から選ばれた人が夢を叶える旅。日本テレビ製作。

●ギリシャのコルフ島
 金子貴俊さんが出演。三重県の奥山幸司さん(24歳)の夢。「イリヤマ陶苑を経営しているおじいさん圦山成月さん(87歳)が急須・陶器を作っているが、30年くらい前にギリシャに行った時に、コルフ島のオリンピア美術館に自分の作品を3点置いてきた。その急須をお爺さんにもう一度見せてあげたい。」。圦山さんは世界で唯一木型を使って陶器を作る伝統工芸師で、「万古焼」を作っている。13年前に自宅が火事で全焼し、思い出は全て失った。

 アテネから380km離れたギリシャの西部イオニア海に浮かぶ島。美しい海と温暖な気候に恵まれ、世界各地からバカンス客がやって来る。
 パレオ・フルリオ(旧要塞)に上がると、眼下には世界遺産「ケルキラ旧市街」。島随一の観光スポット「アヒリオン宮殿」は、名前がギリシャの英雄アキレスに由来する。庭にアキレスの像がある。オリンピア美術館を聞いても誰も知らない。この島にはなくてアテネではないか?という。
 島にただ一つあるという「コルフ・アジア美術館」に行くが、閉館の時間を過ぎていた。翌朝に行ってみた。アジアを代表する作品をたくさん展示・保管しているという。ただ10万点くらいあって、数が多すぎるという。昨年写楽の幻の肉筆画が昨年見つかったのもここ。甲冑なども展示してあった。しかし中国の品が多い。日本の芸術品コーナーが別にあった。そこに3点ありました。美人画が描かれているが、これは今は亡き奥さんを描いたものだった。

●ライオンキング
 札幌の小山内まりなさん(12歳)の夢。劇団四季のライオンキングを見て、「ハクナマタタ」(スワヒリ語で「何とかなるさ」という意味)という言葉が印象に残った。小さい頃から演劇に打ち込んできたが、先天性の病気により体の成長がある時期で止まってしまった。落ち込んでいたら、「舞台の上では体が小さいことは個性だ」とアドバイスされて、救いになった。まりなさんの夢はライオンキングの舞台に立つこと。
 稽古場を見学した。まりあさんのために1回限りの特別ステージが用意された。クライマックスであるラストシーンで全てのキャストが勢ぞろいするその舞台に、まりなさんもカイトを飛ばす鳥の役で舞台に立つことを許された。まりなさんは練習をした。四季劇場で特別ステージが開かれて、舞台に立ちました。最後に勇気ある者しか登ることを許されない「プライドロック」の頂上に立たせてもらった。

●コロラド州
 嶋守洋さん(41歳)は20年勤めた会社を辞め、転職活動中。CMで馬で荒野を走る姿を見て、自分もやってみたいと思った。夢は「アメリカ大陸でキャトル・ドライブに挑戦し、今後の人生に役立てたいこと」。キャトル・ドライブとは、馬で牛の群れを追い牧草地へ移動させること。千葉県九十九里浜「サンシャイン・ステーブルズ」で練習した。
 コロラド州の「コロラド・キャトル・カンパニー」の牧場のオーナーのトム・カーさん(47歳)、カウボーイを束ねるフランク・ウォーフォードさん(62歳)が出迎えた。この牧場の広さは東京の江東区とほぼ同じ。フランクさんが乗り方を指導した。馬に乗るのを怖がっているので、手綱を通して馬に伝わるそうです。乗客ではなく、お前がボスなんだという。
 朝6時、60頭分の餌やりの手伝い。牛の体調管理も大事。怪我をしたら、抗生物質を口から入れるが、嫌がって顔をかなり動かす。15分格闘して口に入れた。
 牧場の牛の出荷日で、牛をあおり、移動させるのを手伝った。その時、嶋守さんは後ろに牛に数多く逃げられたが、何もできなかった。落ち込んだ。

 キャトル・ドライブの日がやってきた。20kmの行程を280頭を2日間かけて移動する。ルート上にはガラガラヘビやコヨーテがいるから、銃が必要。午前8時に出発。嶋守さんの仕事はプッシャーという、牛の群れを後ろから追い上げる役割。おなかの底から声を出し、牛をあおらなければならない。恐怖心を克服し、仲間について行くだけで精一杯。根気強く道なき道を進む。ガラガラヘビを発見したが、カウボーイがすぐに退治した。噛まれると死に至る。1頭1000ドルの貴重な財産が失われる。お昼は暑く、喉が渇く。午後5時に目的地の水場に到着した。嶋守さんの足腰は限界に達していた。
 食事の用意。手が汚れているのを気にしていたが、みんな気にしていない。きれい好きなカウボーイなんていないという。豆の煮込みを作り、ソーセージを焼いた。共に牛を追い、食事を囲めば仲間の証。トムさんも元はサラリーマンで、収入は前の方がよかったそうです。だけどカウボーイは仕事じゃなく、生き方だという。フランクさんは人生は短いから、自分の好きなことをやれという。仕事を探すのではなく、生き方を探せという。
 朝7時、出発。嶋守さんは昨日までと違って、大声を張り上げ、荒野を駆け回った。列の最後尾からはぐれた牛を見事に戻した。7時間後、目的地に到着した。フランクさんに立派なカウボーイだ、いい仕事だったといわれた。


テレビ番組「世界!弾丸トラベラー 梨花さんでホワイトサンズ」

 2008年7月19日、26日放送。梨花さん(35歳)が旅をした。ホワイトサンズで神秘の朝日からパワーをもらいたい。1泊3日の旅。

●予定
 1日目、11:30成田空港発、アメリカン航空176便、13:10ダラス・フォートワース発1135便で日本から13時間。13:45エルパソ国際空港着。14:30駐車場でドライバーと待ち合わせ。14:40オールド・メシラに移動。15:30オールド・メシナにて昼食。16:30ホワイトサンズに移動、18:00ホワイトサンズ着。世界最大の白い砂漠を観賞。21:00ホテル着。
 2日目、5:15ホテル発、5:30ホワイトサンズ入口でガイドと待ち合わせ。6:00ホワイトサンズで神秘の朝日を見る。6:30空港に移動。9:00エルパソ国際空港発US422便、10:05フェニックス国際空港発US1195便、13:20ロサンゼルス国際空港発、JL061便。
 3日目、16:40成田空港着。

●エルパソ
 気温34度。ドライバーのデイビッドさん(35歳)に合う。「トニーラマ」というウエスタン・ブーツで有名な店のアウトレットがあるので、スケジュール変更してお店に行く。パニックになりながらブーツ2つ(1足79.95ドル)、10秒でハット4点を選択し(4つで145ドル)を購入。
 ヒストリック・オールド・メシラに到着。ビリー・ザ・キッドが捕まった際に裁判にかけられた街。ここで、45分遅れで飛び込みで食事する予定が、雑貨屋「サンダーバード・デ・ラ・メシラ」に飛び込む。ペンダントトップは80ドル〜で、ターコイズの165ドルを購入(日本だと10万円以上するそうです)、他にも54と35ドルのもの。ピアスは10ドル〜で12ドルを購入。香水ビンは17ドル〜。クロスの壁掛け12ドル〜。結局アクセサリー類は20点1545ドルで購入(ペンダント140ドル、ロザリオ35ドルを含む)。
 車内で食事。カフェ「ドン・フェリックス・カフェ」で購入したハンバーガー8ドルでした。地元では超人気店で、アンガス・ビーフ。柔らかくてジューシーな肉質のアメリカを代表するブランド牛。

●ホワイトサンズ
 ネイティブ・アメリカンが成人になる儀式「ビジョン・クエスト」という自然と向き合い人生のビジョンを求める儀式が行なわれていた聖地。7000年前に海底に堆積していた石膏が隆起してできた世界的にも珍しい白い砂漠。
 この地方で雨が降るのは年間15日。ホワイトサンズに到着。入場料は4ドル。大雨になりました。
 到着すると雨が上がって、虹がでました。白い砂に感動。絶景の夕陽スポットに行く。こちらは緑が少なく白ばかり。すごい、すごいの連発でした。夕陽はその日にあったものを全部流してくれる。朝日は次の日に新たなものが昇ってくる。
 宿泊はモーテル「ベスト・ウエスタン」。
 2日目は、現地のネイティブ・アメリカンのガイドのフレディさん(50歳)が案内。ここはアパッチ族の故郷だそうです。朝日が昇る前に赤くなってきれいでした。昔の人たちは、ここから見える山々を聖なる山として崇拝していた。フレディさんは梨花さんのために儀式をしてくれた。儀式が終わった時、梨花さんの心と身体はきれいに清められているという。
 儀式の後に6:10、朝日がでました。フレディさんが歌を歌いました。とても神聖でした。毒がでていく感じではなく、いきなりハッピーになったそうです。


テレビ番組「Go! Go! アメリカ」

 2008年4月9日放送。JIC製作。

●クリスタル街道 Crystal Highway
 アリゾナ州のセドナからニューメキシコ州のサンタフェを走る660kmの道。神秘なスピリチュアルな体験ができる。ここはルート66でもある。クリスタルを含む岩山が多い。

●セドナ
 日本からはロサンゼルス経由、フェニックスに入り、そこからセドナに車で移動。ネイティブ・アメリカンから崇められてきた聖地セドナ。前回はボルテックスでスピリチュアルな体験をした。
 気球に乗り、レッド・ロックを一望した。レッドロックの麓でヨガ体験。

●フラッグスタッフ
 国道89号線 Hwy.89A を走る。最初の目的地はフラッグスタッフ。北に40分走って到着した。
 人口5万人、標高2134mにある。気候は温暖で、生活しやすい街。古くから交通の要所で安いモーテルが多い。アムトラックの駅もあり、シカゴとロサンゼルスを結ぶ長距離列車の停車駅。
 ダウンタウンは歴史保存地区となっていて、落ち着いた雰囲気。ルート66が通っている。これは1926年に創設され、1985年に廃線された全長3755kmの街道だった。今は国の景観街道に指定されている。

●メテオ・クレーター Meteor Crater
 フラッグスタッフから東に55kmの場所にある。入場料(大人$15、子供$7など:年中無休)を払い中に入ると、中には隕石がぶつかった巨大な穴がある。展望台から望むその光景は圧巻。今から5万年前、直径30mの隕石が時速7万kmで地球に衝突してできたもので、直径1.3km、深さ170m。円周は4.8kmでフットボール場が28個あるのと同じ大きさ。周辺は周辺よりも30mほど盛り上がっている。クレーターの真中には隕石があると思って掘られた採掘場の跡。地下には10%ほど残っているという。
 博物館には隕石などが展示されている。最初はこのクレーターは火山の火口だと思われていたが、1903年ダニエル・モロー・バリンジャー氏が指摘した。クレーターがあるので、アポロ飛行士はこの地で訓練したという。
http://www.meteorcrater.com/

●ホルブルック Holbrook
 セドナとサンタフェを結ぶI-40(インターステート40号線)を東に行くとホルブルックがある。274番出口からルート66に入る。ガソリンスタンドはセルフサービスが多い。1ガロン(3.8リットル)で売っている。メテオ・クレーターから30分でホルブルックに到着。1881年西部開拓時代に作られた小さな街。

●化石の森国立公園 Petrified Forest National Park
 ホルブルックからルート66で30km。370平方km。公園内には50kmにも及ぶ道があるが、歩道は3.2km。入園料は人数と車の大きさで決まっている。1〜6人セダンで$25、7−16人ヴァン$50、16−25人ミニバスで$60、26人以上は$150。
 園内には樹幹の化石が転がっている。珪化木は太古の木が化石化したもの。オニキス、クオーツ、アメジストなどが多い。化石は持ち出しが禁止されており、持ち出すと最低275ドルの罰金。
 ブルー・メサ Blue Mesa も人気で、2億2500万年前にできた3種類の色の縞模様の岩の丘。幻想的な風景を満喫できる。貝殻や植物の化石も多い。恐竜時代の前のもの。
 広大な敷地の中には鉄道も走っている。ルート66の通りと、車、当時の電信柱が残されている。
http://www.nps.gov/pefo/

●ギャラップ Gallup
 再びI−40を東に向かい、化石の森から100km北東にあるニューメキシコ州のギャラップに到着。ニューメキシコ州は1912年までメキシコ領だった。州の人口200万人。
 ルート66が通っているノスタルジックな街。1950年代の文化が息づく。特に夜。

●空中都市アコマ・プエブロ Acoma Pueblo
 フリーウェイの108番出口で降りて、ギャラップから南東へ1時間。標高2134mの高地にあるネイティブ・アメリカンの村。13世紀頃に作られた村で、かつては1000人以上暮らしていたが、洪水などにより今は40人ほどが昔ながらの生活をしている。
 岩山の上にあり、村に行くにはビジター・センター Acoma Tourist Visitor Centrer (Tel:505-470-4966)が催行しているツアーに参加しなければならない。かつ撮影料は$10で、ビデオカメラは撮影禁止。入場料は大人$7。アコマ族は幾何学模様の壷を作ることで世界的に有名。1個$220、300、450、650程度で、市場の3分の1の値段で村で購入できる。
http://www.skycity.com/

●アルバカーキ Albuquerque
 アコマ・プエブロから80km?。ルート66はI−40と並走している。1時間30分で到着。1706年にスペイン人の入植者により誕生した街。人口45万人。最近はIT産業の街。ルート66は町のシンボルでルート66はセントラル通となる。クラシック・カーやハーレー・ダビッドソンも走る。リオ・グランデ川が流れている。
 オールド・タウンは発祥の地で、観光客に人気。文化施設、露店、カフェなどが並ぶ。この街ならではの光景は、軒に唐辛子を吊るすチリ・リーストラ Chile Ristra 。訪問者を歓迎し、幸運を家にもたらすという。アドーベという日干しレンガで作られた家が数多くある。ランドマークはサン・フェリペ・デ・ネリ教会。1973年に今のような美しい建物になった。
 セントラル・アベニュー沿いにある「ケリーズ・ブリュー・パブ Kelly's Brew pub」は1939年に建てられたガソリン・スタンドが店の一部。
http://www.kellysbrewpub.com/

 サンタフェに向かった。


テレビ番組「世界遺産 火山」

 2007年11月4日放送。地球と火山は密接な関係にある。古代ギリシャ人は大地から大理石を切り出すことで、初めて美しい神殿を建てた。この大理石を産んだのがマグマ。マグマは沢山の鉱物を地上へと運ぶ。エジプト文明の壁画の色もそれらの鉱物。地球ができて46億年、今でも地底でマグマが活動を続けている。

●カムチャッカ火山帯
 114もの活火山が連なる。荒々しい息吹を伝えてくれる。様々なタイプの温泉があり、水が吹き上げている。鉱物を溶かし、冷えると鉱物が沈殿する。

●イエローストーン
 バイソンが群れをなす。ここが噴火したのは60万年前。無数にある間欠泉。温泉を虹色に染めるのは鉱物だけでなく、生き物だと発見されたのは50年前。色素を持つバクテリアだった。それを食べる小さな食物連鎖があった。太古の地球に似ていると学者は思っている。シアノバクテリアの仲間が光合成をして地球に酸素をもたらせた。

●ハワイ
 世界最大の火山島。溢れ出す溶岩が全てを焼き尽くす。1200度にも達する溶岩流。ハワイ諸島を生み出したのは太平洋プレートにあるマグマ。プレートは年に10cmずつ北西に移動している。そのために鎖のような火山島の列が生まれた。マグマとは溶けた岩石。

●済州島
 韓国の火山島。120箇所に及ぶ溶岩洞窟が、地下を迷路のように走っている。通り道を溶岩が流れ過ぎると、後には空洞が残される。かつてこのトンネルいっぱいにどろどろの溶岩が川となって流れた。最後は1000年前。

●雲南省
 6000m級の山々。梅里雪山は特別な神聖な山。地球の尾根ヒマラヤ山脈の東。今でも高くなり続けている。

●サガルマータ国立公園(ネパール)
 エベレストを含む。地球の表面を覆う12枚のプレートは、あるところでは遠ざかり、ある処では近づく。アイスランドでは遠ざかっていて、裂け目は広がっている。

●エオリア諸島(イタリア)
 現在地球上にある活火山の数は1500を越える。ストロンボリ火山はずっと噴火している。

●ガラパゴス諸島
 まるで天地創造の神話のように海上に現れた大地。大陸と一度もつながったことがない島。動物は独自の進化を遂げた。イグアナは海に潜り食べ物を求めた。進化に終わりがないように、地球のドラマは終らない。海底では相変わらず熱水が噴出す。


テレビ番組「地球街道 我が愛しのルート66 〜オクラホマ、ミズーリ、シカゴ〜」

 2007年6月2日、9日放送。中村雅俊が案内。1960〜64年にルート66というテレビ番組があった。るーと66は1926年に開通し、1985年地図の上から消滅した。中村さんはサンタモニカを出発し、4000km先のシカゴを目指し、前回までにオクラホマまでやってきた。残りは1000km。

●オクラホマ
 ストラウド Stroud はまだ人が暮らしている。「ロック・カフェ」で一服。1931年にオープンした。外に古い洗濯機が置いてある。オーナーは若い女性のドーン・ウェルチさん。お勧めはスペシャル・ハンバーガーで、アリゲーターの肉でした。悪くはないそうです。
 途中で寄り道。シューツリーという木がある。20年前に近所の主婦が冗談で靴を木にぶら下げたのがきっかけで、いつしか100足近くにまで増えた。絵を描いていたのは、ボブ・ウォルドマイヤーさん62歳で、車で旅をしながら、ルート66の絵を描いている。クジラやゾウと同様にルート66は保護されるべきだと語る。
 タルサはオクラホマ州第二の都市。ユニークな博物館がある。「タルサ航空宇宙博物館」で入場料は$6。ここは航空産業の町。学芸員のキム・ジョーンズさんが説明してくれました。スペースシャトルも発射しました。
 カトゥーサ Catoosa の町では、小さな池に青いクジラの模型があった。1970年代に作られた「ブルー・ホエール」はプールのある公園として賑わったが、1988年に閉園した。尻尾が飛び込み台になっている。
 アフトン Afton には1本の田舎道オザーク・トレイル Ozark Trail が残っている。この道からルート66が生まれた。ルート66の父と言われたサイラス・アヴェリーは、保険や石油で成功し、オザーク・トレイルを拡張し、ロスとシカゴを結ぶ大幹線を計画した。
 オクラホマ州立大学には、アヴェリーが当時の地図に道を書き記した地図が残されている。ルート66の道には60と書いてある。当時1ケタ目が0だと主要幹線を意味したので、60を申請したのだが、既にケンタッキーに決まっていた。仕方なくもう一つの候補の66を選択したという。
 コマース Commerce は往年のメジャー・リーガーのミッキー・マントルが少年時代を過ごした町。

●カンザス
 カンザス州内はガリーナ Galena を13マイルほど走るだけ。シンボルはガリーナ博物館。入場料は無料。この町は1877年から鉛の採掘で栄えたが、1920年に閉山した。館長のアーサー・ラッセルさんが説明してくれました。

●ミズーリ
 ジェットコースター・ロードと言われるほど高低がある道が多い。それは地層が石灰岩のため。そのために、地下には600とも言われる鍾乳洞がある。スプリングフィールドには、ファンタスティック鍾乳洞がある。入場料は$19で、アメリカでも珍しい車で見られる鍾乳洞。2kmの見学コースを1時間かけて回る。オーナーはカーク・ハンセンさん。2.5cm育つのに150年かかるそうです。

 セントルイスのアーチは高さ200m。ここはブルースが似合う。ビー・シャープ音楽学校を訪問してみた。ミシシッピ川にかかるのは、チェーン・オブ・ロックス・ブリッジは昔はルート66が通っていた。これを渡るとイリノイ州。

●イリノイ州
 州都スプリングフィールド。この町でルート66の名物が生まれた。コージー・ドッグ・ドライブインで生まれたのは日本でおなじみの「アメリカン・ドッグ」(現地ではコージー・ドッグ)で、オーナーのスー・ウォルドマイヤーさんが作ってくれた。1個$1.75。考案したのは先代のオーナーのエドウィン・ウォルドマイヤーさん。彼はクランチー・ドッグの名前で1945年に売り出そうとしたが、奥さんのバージニアさんがコージー・ドッグの名前を考えて売り出したところ大ヒットした。実はこの家はオクラホマで会ったボブ・ウォルドマイヤーさんの実家だった。素晴らしい絵をもらいました。
 ポンティアックには新しい道の横に古い道が残されていた。
 ファンクス・グローブには古い森を味わえた。サトウカエデの南縁になる。これの幹から樹液を取り、煮詰めてメイプル・シロップができる。

 シカゴはルート66の終点。あと5kmという看板があり、5km行くと、右の方に小さい看板でENDと書いてあった。


テレビ番組「地球街道 アメリカ・我が愛しのルート66」

 2006年10月7日、14日放送。中村雅俊さんが案内。シカゴとロサンゼルスを結ぶ約4000kmのマザー・ロード。

●アルバカーキー
 ニューメキシコ州最大の都市。全米で最も盛んに行なわれているのは気球。中村さんは上空200mの空の旅を初体験。ルート66を上から見たかった。繁栄したルート66も、高速道路の発展で衰退し、1985年に地図から消滅した。

●サンタフェ
 アルバカーキーから1時間。アメリカでも最も古い町の1つ。街並みで芸術家を魅了している。プエブロ・スタイルと言われていて、ネイティブ・アメリカンの住居スタイルで、色はレンガ色、5階以上は禁止と厳しく定められている。
 周辺には今でもネイティブ・アメリカンが暮らしているというので、訪問してみた。ロバート・ミラボルさんはレッド・ウィロー族の伝統的なスギでできたフルートを守っている。フルートを作る際も日本の刀鍛冶のように魂を入れると語った。動物の姿も入れています。即興で音楽を演奏してくれました。

●サンタローザ
 行き止まりになっている。サンタローザ・ルート66空港となっていて、夢の道は姿を変えていた。今はもう1本の道ではない。

●ツカムカリ Tucumcari
 かつて2000の部屋を持つ町と言われた町。宿泊した「ブルー・スワロー・モーテル Blue Swallow Motel 」は1939年に創業。ブルー・スワローは幸福の鳥という意味。オーナーのビル・キンダーさんは「オープン当時から各部屋にはガレージが付いていた」と語った。昔の木の扉もシャワーも残っている。1泊55ドル。

●グレンリオ Glenrio
 道の衰退と共にゴースト・タウン化した町。こういう町も多い。ここからテキサス州になる。アラスカに次いでアメリカで2番目に大きな州。

●エイドリアン
 テキサス州。ロサンゼルスまで1139マイル、シカゴまで1139マイルと書いてある中間点の看板があった。看板の向かいには「ミッドポイント・カフェ」がある。オーナーはフラン・ハウザーさん。中間点まできたので、赤飯を炊かせてもらった。

●ベガ Vega
 ルート66関連の看板が多く見えるのはドッツ・ミニ博物館 Dot's mini Musium。オーナーは女性のドット・レヴィットさん(89歳)で、1991年に開館。中には、いろいろな器具などもある。洋服のしわのばし器具も残っている。
 ルート66の旅人たちが多く立ち寄って、写真も撮っている。

●アマリロ Amarillo
 子供たちがバスケットをしていたので、参加した。お礼に剣玉を見せたら、子供たちも挑戦していました。

●グレートプレーン
 地平線だけが見える。畑の中に長細いものがある。長さ500mにも及ぶ綿花用のスプリンクラーだった。ランディ・アルレッドさんと長男のダンさん所有のものでした。円形の畑で真中に水源があり、ぐるりと1周するそうです。
 ランディさんの御宅に招待してもらって、BBQに参加。スモーク・ポークなどをいただいた。お礼にスカボローフェアを歌いました。

●マクリーン Mclean
 テキサスの道を走っていて有刺鉄線が延々と続いている。アメリカの繁栄を語る上で有刺鉄線は欠かせない文化。
 有刺鉄線博物館 Devil's Rope Musium があるが、いろいろな種類がある。19世紀中ごろに発明され、現在は2000種類ある。全米で一番普及したのは、コストも安い1883年のジョージ・バーカー考案のもの。それを作る機械もあり、現役です。ガイドのデルバート・トゥルーさんが説明してくれました。

●エリック Erick
 オクラホマ州に入ったが、この州は年間300のトルネードに襲われる風の名所。風力発電の風車が並ぶ。
 エリックは州境の街。「サンドヒルズ・キュリオシティ・ショップ Sandhills Curiocity Shop 」を訪問。変わった2人が迎えてくれたが、中にはルート66にちなんだアンティークがあった。ハーレイ・ラッセルさんは大声で叫んでいましたが、1927年の道路標識までありました。奥さんはアナベルさん。これらは売り物ではなく、見せるためのもののようです。ここはラッセル夫妻のライブハウスでした。ショーは無料だが、満足したらチップを置いていくスタイルだそうです。

●ハイドロ Hydro
 どうしても寄りたい場所があった。ルシール・ハモンズさんのガソリン・スタンドだった。1941年に開業したが、お金もない人も泊まるところもない人も快く迎えてきた。ルート66の母と呼ばれたが、6年前に亡くなった。今でも花が手向けられている。
 シカゴまで残り1000kmです。


テレビ番組「ズームイン!世界の絶叫マシーン、一番怖〜いの決定戦 2005」

 2005年9月23日放送。世界の絶叫マシンは1万3000台。7つのエリア(USA、オーストリア、ニュージーランド、UAE、ドイツ、インド、フロリダ)にわけ、世界で一番恐いマシンを選ぶ。出演は極楽とんぼの山本圭壱、ペナルティ。司会は今田耕司、羽鳥慎一アナ、西尾由佳理アナ。審査員は江守徹、杉田かおる、花田勝、加藤夏希、ビビる大木。日本テレビ製作。

●オーストリア・ウィーン
 メリーゴーラウンドは本物のお馬さんが回っている!日テレの鈴江奈々アナが調査した。プラーター遊園地の初級編はボラーム。うつぶせのまま螺旋状で登り、猛スピードで走る。上級編はターボブースト。時計の針のように回転する。その先に乗るが、そこでも回転する。時速110km。このダブルくるくるでピスタチオがどうなるかを測定したら、全て豆から出ていました。これに乗ってみると、すごいくるくるです。さらに次のお客が乗る際は、一番高いところで止まったまま30秒とか。その後は逆方向にさらにすごいくるくる。着地前でさえすごく回転していました。

●アメリカ
 馬場典子アナが調査。世界一のブランコはカリフォルニアの「ナッツベリー・ファーム」にある「スクリーミング・スィング」で、高さ18mの塔が単に建っているだけに見えるが、振れ始めると時速100kmになる。オーマイゴッドと5回以上叫ばせるマシンが怖いマシンと思われる。90度になった時に時速100km、130度まで高くなりました。
 コロラド州の「ロイヤル・ラッシュ・スカイコースター」は、宙吊りで高さ30mの上空から振り子のように空中でブラブラと遊泳できる。どこが世界一かというと、目の前が高さ350mの断崖になっている。
 世界一のスピードはニュージャージー州の「シックス・フラッグス・グレート・アドベンチャー」に今年登場したマシン。3つの世界一を持つ。高さ139mと世界一(40階のビルに相当)、時速206kmで3.5秒で上昇したかと思ったら、落差127mで急に落ちる「キンダカ」。逸見愛さんが挑戦した。顔が変形していました。
 世界一のグルグルはラスベガスのストラトスフィア・タワーは350m。この塔の上の外側で横に回転しているマシン「インサニティ」がある。乗ると柵が外側に倒れ、マシンが外に出ていってから回転を始める。足元に何もない恐怖だけではなく、どんどん下を向いていき、ほとんど真下を見る格好になる。

●インド
 ペナルティが挑戦した。デリーから車で1時間の街にお祭り騒ぎになるという。8月15日はインドの独立記念日で、空には凧がクルクルとんでいた。そこの公園に絶叫マシン「メリーゴーラウンド」が置いてあったが、違った。そのオーナーのところにあるという。広場で翌日に組み立ててくれたのは、「バルチェ・ヒンドラ」という観覧車で、頼りない。屋根も安全ベルトもなくさびだらけ。人力で回すが、結構高速回転します。ペナルティも気分が悪くなりました。

●ドイツ
 山下美穂子アナが調査した。ドイツはジェットコースター界の革命王と呼ばれている。1975年世界初の1回転コースターを開発。今回は世界初の高所360度ひねり。畑の真中にそびえるマシン「スカイウィール」は「スカイライン・パーク」の中にある。地上48mで横に1回転ひねられている。しかもレールが風で揺れていて、支柱がない。ベルトは腰に当てるだけ。自由に動くちくわを置いて、どう変化するかも調べた。ゆっくり上がっていって、少しゆっくり目に360度ひねってから、勢いで急降下しました。あがってもう一度360度ひねってから急降下し、かなり登ったところから、逆方向に高いところまで登り、また前に進行して高いところで止まり、そこからゆっくりスタート地点に戻りました。

●フロリダ
 大気圏突入体験マシンはタンパベイの「ブッシュガーデン」にある「シェイクラ」で、ジェットコースターでは初めて2度も垂直落下する。全長は972mで、3分間の体験で、1回目は地上61mから、2度目は穴の中に突入し、最後は水を飛ばす。落ちる直前に止まり、落ちる時は4Gの力がかかる。
 山本圭壱さんが挑戦。オーランドらしいが、工事現場のように2本のクレーンが立っているが、その間が世界最強の逆バンジー「スリングショット」。高さ115mと世界一で、座席は完全な剥き出し状態。少し下に下がってからドーンと115mまで上がります。その後は何度か上下しますが、回転していました。

 宇宙体験マシーン「Zero Gravity」は1回約41万円。NASAの人と同じように青い服を着て行なう。まずホテルで説明会があり、40人が参加。次に全員に酔い止め薬 Dramamine が配布され、吐く場合の汚物入れも配布された。
 Zero-Gと書かれたジェット機が止まっている。1万mを目指して上昇していく。全員起立して、床に座って横になる。3分前。30秒前。急に地面に吸い寄せられる感じになり体が重たくなる。そして全員が空中を遊泳した。これが30秒続き、また機体が上昇し重力が2倍になり、床に押し付けられ、再度、無重力になる。山本さんは無重力状態で水を飲むことに挑戦。4度目の無重力状態で成功!

●ニュージーランド
 伝説のアナウンサー若林健治は、2003年にスタン・ハンセンが放送席のモニターを奪おうとしたのを阻止して伝説となった。
 クィーンズタウンの山奥の「キャニオン・スイング」は落差109mで、さらに時速150kmでスイングする。下はショットオーバー・リバー。頭からゴミ箱をかぶって落ちるコースもある(笑)場所に行くと「へい、いらっしゃい」と日本語で言われた(笑)
 残酷度No.1は「チェアー」で椅子に縛り付けられて、後ろ向きで落とされるもの。「おっさん、まだスペシャルあるで」と言われた(笑)それは
 「ファイブ・カウント」でロープを1本1本係員が切る。体重によって切れる時が変わるそうです。最後の1本まで残っていましたが、落ちました。

●アラブ首長国連邦UAE・ドバイ
 巨大リゾートランドができつつある。高級リゾートホテルなどが建設中。宮崎宣子アナが調査した。去年オープンしたばかりのマディナ・ジュメイラというホテルは東京ドーム10個分の広さで、運河が取り囲む。キーになるのは、モハメド・ビン・スレイヤム氏で、父は元大臣、王族との縁戚で、彼自身は実業家でレーサーでもある。1台7000万円のフェラーリ・エンツォなどの車が13台もあるが、ここはゲストハウス。
 5つ星ホテル「ジュメイラビーチ・ホテル」と7つ星ホテル「バージュアル・アラブ」のすぐ近くのウォーターパーク「ワイルド・ワディ」の中に絶叫マシンがある。世界最長レベルのウォータースライダーであり、超個性派。高さ33m(ビル8階分)でスライダーの長さは100m、段差が3つあり、第一の傾斜は70度で、ゴール直前ですべる人の速度は70kmにもなる。名前は「ジュメイラ・スケアラー」で「美しき恐怖」という意味。登っていくときに階段にすき間があり、下が見えて怖い。かつ風が強い。両手を胸の前で交差して、両足も交差して落ちます。ゴール直前は体が宙に浮いてアザができたそうです。

 優勝はフロリダでした。


テレビ番組「日本のタクシー大冒険U…地球縦断26000キロ南米最南端〜ニューヨーク100日間奇跡の旅」

 2004年7月18日、19日放送。乗客は大鶴義丹。前回の東京〜ロンドンに続く第2弾。南米の南端からニューヨークまでの2.6万kmの旅。使用ガソリン2359.547リットル、給油回数74回、最高気温37度、最低気温ー2度、乗車時間637時間、越えた国境11ケ所。
 2003年8月5日、ドライバーを決めるオーディションをした。全国から61組の応募があり、練馬区大泉学園に住む父65歳佐久間侃さん、娘39歳の綾子(日生交通)さん親子が選ばれた。テレビ東京製作。

●アルゼンチン・フエゴ島
 日本から飛行機で37時間。2003年12月22日にウシュアイア国際空港に到着。ここから1000km南下すれば南極。空港のすぐ南のビーグル水道はダーウィンが乗っていたビーグル号にちなんで名づけられた。アシカ科のオタリア、ズグロムナジロヒメウなどが生息している。
 ウシュアイア(アルゼンチン:南緯55度)は世界最南端の町。先住民は日本人と同じモンゴロイドだが、今は純粋な先住民は誰もいない町、南極観光の拠点として世界中から観光客が集まってくる。

 12月27日午前9時、世界最南端、国道3号線の終点からスタート。2ヶ月かかってタクシーは船で先に到着していました。グアナコという鹿みたいなのが道路の横をはねていました。

●チリ・フエゴ島 ⇒チリ本土
 12月28日、アルゼンチンからチリへの国境越え。フエゴ島は九州よりも少し大きいくらいで、島の真中を縦に国境がある。国境を出ると何もない緩衝地帯が10km続く。チリに入って395km、11万円。ポルベニール港から本土へ渡ろうとしたが、満車で乗れなかった。仕方なく、バイア・アスール港のフェリー乗り場から南米大陸に渡る。12月は百夜。巨大な虹がかかりました。海の底から照明を当てているようなすごい虹でした。午後10時半にフェリーに乗り、マゼラン海峡を20分で渡る。

●チリ
 3時間走って、プンタ・アレーナス Punta Arenas (岬の先端という意味)という町に到着。夜中の2時。プンタ・アレーナスはマゼラン海峡の入口にあり、マゼランによる発見により栄え、その衰退とともに静かな町に戻った。マゼランのブロンズ像があるが、その足元には、マゼランによって滅ぼされた先住民の姿がある。足が異様に光っているのは、ここにキスをすると再度帰って来られるという伝説があるからだという。

●チリ・パタゴニア
 1年を通じて強風が吹く。海沿いの陸上にマゼラン・ペンギンがいました。海にえさを取りに入っていきました。巣の中には卵からかえって2ヶ月の、大きな子供がいました。パタゴニアは冬が長く野生動物が暮らすには適している。
 12月30日、美しい場所の一つパイネ国立公園が見えてきたところで、車がスピン。路肩の岩にぶつかって止まりました。右側の前輪と後輪がパンクしたが、お父さんが交換しました。怪我はなかったのですが、綾子さんはショックが大きすぎて、静かになってしまいました。1220kmしか走ってないし、お客を乗せていただけにショックだったようです。
 12月31日、アルゼンチンに入国。やけに明るい職員で綾子さんも笑う。1350km、40.6万円。

●アルゼンチン
 パタゴニアの広大な風景が広がっていた。コンドルが悠々と飛んでいました。カラファテの町で1泊し、新年を迎える。1月1日6時半、朝日に佐久間さん親子は、安全を手をあわせて祈りました。
 アンデス山脈の上に広がる、ペリト・モレノ氷河。高さ60m幅5kmの巨大な氷河の壁。崩れて川に落ち込む様子を見て、滅多に感動しない大鶴さんも感動しました。氷河って生きているみたいです。
 パタゴニアは日本の2倍の広さ。1月3日、大西洋に出ました。1月5日バルデス半島、オタリアというアシカとオットセイに似た動物がいました。南米大陸しかいません。オスはSea Lion と呼ばれていて、1頭がメスを10頭くらい従えている。1月6日、費用が100万円になりました。3403km。

 1月8日ブエノスアイレスに到着。人口300万人で、南米のパリと呼ばれています。移民たちが作り上げた町です。ブエノスアイレスで一番という喜納自動車整備工場で修理してもらった。沖縄出身の日系移民がオーナーです。休日も修理をしてくれました。本来は部品交換をするのですが、部品がないので、叩きだしという技術で対応しました。
 その間に、おいしいと評判のレストラン「ロス・プラティトス」で食事をした。アルゼンチンは牛肉の消費量世界一を誇ります。ベイビー・ビーフを注文。800gで20ペソ(600円)。
 アルゼンチンには日系移民が3.5万人暮らしている。ブエノスアイレス郊外の渡辺よしのさん(90歳)宅を訪問。昭和10年にアルゼンチンに来て68年。最初は苦労ばかりでしたが、花の栽培をはじめてから生活が楽になったそうです。妹さんが東京・足立区の五十嵐すみえさん(82歳)で、ビデオレターを見て、涙していました。
 1月12日に当初の予定よりも3日早く、タクシーが新品同様に直っていました。
 南米のきれいなひまわり畑が広がっていた。

 1月16日イグアスの滝。世界三大瀑布の一つ。悪魔ののど笛を含め300近い滝が流れ落ちます。圧倒的なスケールに人間は立ちすくむのみです。あまりに量が多すぎて、水の動きが奇妙なんだと大鶴さんは言います。

●ブラジル
 1月17日ブラジル国境を越える。6230km、180万円。ブラジル側からもイグアスの滝を見ました。ブラジル国内を走るが、お父さんも大鶴さんも爆睡。
 1月20日サンパウロに到着。人口1500万人、南米最大の町。異なる文化を持った移住者の街。かつての日本人街、今のリベルタージュ(東洋人街)に行ってみた。サンパウロには37万人の日系人が暮らしている。日本のタクシーを見て、いろいろ聞いてきた人がいました。
 1月24日、マウリシオ・ジョペル橋を渡る。パウナ川を渡る全長13kmの橋で、渡りきるのに10分以上かかった。ここで自然渋滞に巻き込まれた。ここでお父さんがイライラし始めた。その夜カンポ・グランジのホテルで、スタッフが親子の関係について聞いてみた。やはり亀裂ができていた。

 パンタナール湿原。日本の本州と同じくらいの面積、パンパジカという鹿などの80種類の哺乳類、トゥユユ(ズグロハゲコウ)という白鳥などの650種類の鳥類が確認されています。中でもスミレ色をしたスミレコンゴウインコはここにしかいない。そして、ジャカレ・ド・パンタナール(パラグアイ・カイマン)というワニのような50種類の爬虫類。
 1月29日パラグアイ川で釣りを楽しんだ。ピラニアが釣れますが、ワニもいます。地元の人が川に飛びこんだ。この時期、パンタナールは雨季で、毎日バケツをひっくり返したような雨が降った。
 1月31日、300万円到達。ボリビアとの国境に近い、カセレスに到着。ここにも日本人移民が住んでいます。中本仁平さん68歳。昭和34年に23歳で単身ブラジルに渡った。その半生は壮絶を極めるものだった。戦時中は満州に家族で行っていて、日本に帰れたのは兄と妹だけだったそうです。農地を切り開き、木材などの伐採などもしていた。体長2mのジャガーも食べたが、おいしくなかったそうです。1968年アルミで雨どいをつくる工場をつくり、これがあたって、生活が楽になった。叔母さんの北村時子さん(87歳)のビデオレターを見て涙しました。3人は日本食をおいしくいただきました。刺身はパクーという魚でした。
 2月5日アマゾン縦断道路 BR319 を600km、マナウスに向かって走っていましたが、道路のぬかるみにはまりました。抜け出しましたが、退却することに決定しました。346万円で撤退。川で行くことを提案され、農作物を載せる船に船長に頼んで、マデイラ川から船に3台乗せてもらって、マナウスに2泊3日で向かいました。途中で、10kmに渡り黒い川と白い川が分かれて流れているのを体験しました。2月11日午後8時マナウス上陸。マナウスは19世紀に天然ゴム景気に湧いた町です。
 2月12日、道はあてにならないので、船がメインの町。中央市場に行く。一部は魚専用市場になっています。でかい魚が並び、さばき方も豪快で輪切りです。タンパキ、アロワナ、ピラルクなどもでかいです。アカリというナマズの一種が一番人気。炭焼きして、塩とレモン汁をかけて食べますが、おいしいそうです。
 2月13日、赤道を通過。赤道モニュメントもありました。

●ベネズエラ
 2月18日ベネズエラの国境を越えた。13277km、384.6万円。最近クーデターがあったばかりで政情が不安定なので、ピリピリしていた。
 大鶴さんはギアナ高地へ来るのが夢でした。1000mの絶壁です。ヘリコプターを使い、1000m上の太古の大地に上がりました。下を見ながら、いろいろなことを思いました。2月21日、目の前にカリブ海が広がりました。ここから船でパナマに渡ります。ところが船がキャンセルされた。
 カラカスのシモン・ボリーバル国際空港から3人は飛行機でパナマに飛び、ディレクターはタクシーをパナマに運んでくれる貨物船を探します。

●パナマ
 3人はホテルでディレクターからの連絡を待っていました。タクシーはコロンビアからパナマまでは道がないので、飛行機で空輸してもらいました。パナマのトクメン国際空港で、ディレクターからカギを受け取りましたが、ディレクターは泣いていました。いろいろあったのでしょう。

●コスタリカ
 3月1日コスタリカ入国。17099km、452万円。人口は350万人たらず。山下鉄郎さん89歳、長女和子さんがコスタリカ人と結婚したので、18年前に一緒に来たそうです。次女裕子さん、三女泰子さんのことはいつも忘れないと言います。事業に失敗し、奥さんと離婚し、和子さんには迷惑をかけたと言います。三女のビデオレターに和子さんと鉄郎さんは涙しました。

 3月5日、お父さんが突然、体調を崩しました。長い間、風邪ひとつひいたことがないというお父さんでしたが、咳と熱がでました。

●ニカラグア
 18199km、483万円。コンセプシオン火山(標高1610m)が見えてきた。富士山に似ていました。病院どころか町がありません。
 グラナダという町があり、日本からの資金協力で作られた日本ニカラグア友好病院があり、入院した。39度になった。ちょうどこの頃、中米ではデング熱というのが流行していたので、それかもしれなかった。原因不明でした。3日連続して寝ていました。黄熱病やマラリアなども考えられていましたが、3月8日復活しました。
 ガソリンの値段の値上がりでトラックの運転手がストライキをしていて、道路が閉鎖されていた。みんなが農道を教えてくれたが、橋のない川を何度も渡りました。

●グアテマラ
 3月12日、19197.5km、511.9万円。
 3月14日、世界で最も美しいという湖、アティトラン湖に到着。ここにも富士山に似た火山が3つある。サンペドロ火山(標高3020m)も見事な火山です。
 湖畔には、先住民族カクチケル族が暮らしています。日本人にとってはどこか懐かしい風景です。男たちが漁から帰ってきました。サンタ・カタリーナ村。カクチケル族は古代マヤ文明の衣装と同じです。
 ある一軒の家を訪ねてみた。カタリーナ・ミマカチさんのお宅です。マッチだけで火がつく木があります。トウモロコシの粉をこねて作る、中南米代表の食材トルティーヤを作るのを綾子さんは手伝った。各家庭には石、水を加熱した石で作った部屋がある。サウナで、みんな毎日入るそうです。男性はサウナに入りました。中はかなり煙いそうです(笑)
 湖で獲れたモバラという魚を油で揚げた。今晩のメニューはトルティーヤに魚が1匹ずつ、それにチキンが入ったスープにライス。

●メキシコ
 3月15日。19849km、530.7万円。日本の5倍の面積の国、メキシコに入りました。
 3月19日、ティオティワカンが見えてきた。メキシコ最大の宗教都市遺跡、死者の道と呼ばれる全長4kmのメイン・ストリートを中心に、太陽のピラミッド、月のピラミッドがある。謎多き遺跡ティオティワカン。太陽のピラミッドは、全部で248段ある急な階段、高さは65m。世界でも3番目に大きいピラミッドです。紀元前2世紀に作られて、最盛期には20万人が暮らしていた。
 突然、ピラミッドの頂上にいた人が両手を上にあげ、逆立ちしている人も出ました。この日は丁度春分の日。年に2回、太陽の位置が一番高くなる日だった。太陽のエネルギーを得るためだそうです。

●アメリカ合衆国
 3月22日、22446km、606.1万円。テキサス州に入りました。 あとはゴールのニューヨークに向けてつき進むだけ。
 3月23日、サンアントニオ市。観光都市としても知られ、水路が走っています。満枝・マクダニエル(旧姓川島さん)さん70歳は、両親のとまどいを押し切って、リチャードさんと1959年結婚した。両親との仲を修復したいという思いはあったが、ちゃんと言えないままに逃げていて、両親は亡くなった。妹さんの大川由子さんからのビデオレターを見て、涙しました。

 3月27日、ミシシッピ川の河口のニューオーリンズに到着。ここで日本人観光客に囲まれました。
 500km北東に進み、アトランタのストーン・マウンテンが見えた。世界最大の花崗岩。レリーフは南北戦争の南軍の英雄3将軍。ケーブルカーで山頂にも上ることができます。眼下にはアメリカ南部の風景が見えましたが、タクシーが目に入りました。
 ここで The long and winding road が流れました。3月31日、ワシントンDCを通過しました。満開の桜が向かえてくれました。ホワイトハウスも見えました。

 4月2日、午前5時、フィラデルフィア。気温0度。とても寒い日でした。朝6時に最後の洗車・給油をしてから、200km先のニューヨークに向けて8時に出発しました。7108420円からのスタート。最後は綾子さんがハンドルを握りました。
 ブルックリン橋を渡り、プラザ・ホテルの前に向かう。1907年10月2日に新装オープンしたこのホテルの前で、アメリカで初めてメーター付きのタクシーが使われた。それで、プラザ・ホテルの前に向かう。エンパイア・ステートビルの横、タイムズスクエアを通過し、60丁目の角を左折しました。しばらくするとクラクションの音がすごい。イエローキャブが迎えてくれました。鳩も飛んでいて、綾子さんはとっても嬉しかったようで、涙にくれていました。
 2004年4月2日、12時57分ゴールしました。全走行距離26368.6km。プラザホテル前には、お母さんと綾子さんの子供たちが待っていました。しっかり抱き合って、感動しました。改めて家族の大切さを感じた旅でもありました。
 料金は716万1860円でした。


テレビ番組「旅サラダ」2004年4月は荻野目慶子さんでテキサス

●ヒューストン
 ビルの立ち並び、緑も多い大都会です。街の真中にちょっとした空間を利用した遊び心の場所がある。小さい子供がその下をくぐるのが好きな造形物がかたまって存在していた。
 かつてメキシコから独立をかちとったフロンティア精神が今でも満ち溢れる古いたたずまいと、現代が混ざり合った不思議な街。マグノリア・ホテルはかつては新聞社だったし、ホテル・アイコンは元は銀行だった。ここに泊まることにした。当時の金庫がオブジェとして保存されている。バー?は赤と黒でシックな雰囲気。電話は昔風だが、プッシュ式。お部屋はベージュ系。スィートのリビングにはバスタブが付いていました(笑)ルームチャージはスィートで$450、デラックスルームもベージュと赤でシック、$179。
http://www.hotelicon.com/

●L.B.ジョンソン・スペース・センター L.B.Johnson Space Center
 スペース・センター・ヒューストン入場料は$17.95。 本物のアポロ18号サターン5ロケット(1972年)が野外に置いてある。建物の中は子供たちに大人気。宇宙船スカイラブの中に入ってみました。無重力の状態の中の人形とかには笑い。トイレには笑い。アポロ17号が1972年に持ち帰った石には、触れる!
http://www.jsc.nasa.gov/

●NASAの近くのバー
 宇宙飛行士たちの溜まり場となっているバーは「アウトポスト・タバーン」Outpost Tavern 。女性の型が人気?壁は宇宙飛行士の写真とかでいっぱい。毛利さんの写真とサインもありました。
http://home.houston.rr.com/outpostfriends/

●ウェスタン・ブーツ
 隠れた名店「RJ's ブーツ・カンパニー」RJ's Boot Company。 オーナーのロッキー・キャロル Rocky Carroll さんのオリジナル。エリザベス・テーラーの420万円の分の型とか、ブッシュ大統領の靴の型とかもある。ブッシュは26足作ったとか。1足8時間$300で仕上げてくれるそうです。
http://www.cigaraficionado.com/Cigar/CA_Archives/CA_Show_Article/0%2C2322%2C1342%2C00.html

●ステーキ
 「テイスト・オブ・テキサス」 Taste of Texas というお店はヒューストンで一番おいしいという。まずはお肉選び。種類だけでなく、スジや脂肪のつき方まで選べる。荻野目さんはフィレの6オンスを選んだ。これに胡椒とレモングラスをつけて焼き上げます。これで$25.95。
http://dinesite.com/info/rstrnt-224225?&t=511018

●ロデオ祭り
 3月2日〜21日に開催された。レリアント・スタジアムで1ヶ月にわたって行なわれ、アメリカじゅうから人が集まる。入場料$6。会場内ではさまざまな催しが楽しめる。メリーゴーラウンドは子供専用。生きた家畜も売られている。ロングホーンは36万円。子供たちが育てた家畜の品評会(ライブストックショー)もある。優勝で260万円でした。みんなカウボーイハットのつばのところにつま楊枝をつけていた(笑)
 7万人収容のロデオ・スタジアムではロデオー・ショーが開催された。席は16〜77ドル。まずはローピング。仔牛に縄をかけ、足を縛るまでの時間で争う。「暴れ馬の競技」はすごい!落ちるまでの時間の長さで争う。
http://www.hlsr.com/


●サン・アントニオ San Antonio
 ヒューストンの西350kmの水の都。まずはリバーボートで散策。1周約40分のコースで、乗船料$6.5。まわりには意外と緑も多く、川べりに歩道もあります。
http://www.sarivercruise.com/

 川沿いの遊歩道を歩いてみた。リスもいた!可愛い階段を上ってみたら、スペイン語で「小さな街」と書かれた一角に出た。ラ・ヴィリータ La Villita で、スペイン統治時代の家並みが当時のままに残されている。古い家を利用した雑貨屋さんも多く、そのうちの一つに入ってみた。
 「マスタング・グレイ Mustang Grey's 」という店で、馬の鞍を利用した鏡、フリンジのショール$66、カウボーイハット$18、小物などがあった。このあたりで取れる石灰石の一種ライムストーンの作品も多い。
http://www.lavillita.com/

●アラモ Alamo
 この街はいたるところでライムストーンを見かける。ビルの外壁、歩道に使われている。古くなれほどに味わいを増すライムストーン。その最たるものが街のシンボルでもあるアラモの砦。テキサスがメキシコからの独立をはかる際に、ここにたてこもって、命が果てた勇敢な兵士たちの姿はジョン・ウェインの「アラモの砦」として描かれた。
http://www.alamocity.com/

●サン・アントニオ
 またキリスト教を広めるためにヨーロッパの伝道師たちによって建てられたミッションが、サンアントニオ周辺にはいくつもある。「ミッション・サン・ホセ Mission San Jose 」を訪問した。ミッションには、教会、修道院、住居を兼ね備えていて、ヨーロッパの生活をネイティブ・アメリカンたちに教える役目もあったという。
http://www.nps.gov/saan/visit/MissionSanJose.htm

 宿泊は、「ラ・マンシオン・デル・リオ・ホテル La Mansion del Rio Hotel 」。ベージュ系のおちついたスィート。室料は$890。テラスの外は川と街並み。
http://www.guestnet.com/index.cfm
 その川を渡って反対側にこの1月にオープンした姉妹ホテル「ウォーターマーク・ホテル&スパ」のスパを利用することができる。ここは室料は$249。浴衣もある。スパで石を温めて行なうマッサージしてもらった。ホットストーン・マッサージ Hot Stone Massage 80分$155。
http://www.watermarkhotel.com/

 お昼は静かだったのに、夜はマリアッチの演奏もあってうるさい(笑)川沿いのレストラン「ブードローズ Boudro's 」でディナーをいただいた。「ウチワサボテンのマルガリータ」$6には、サボテンの実をシャーベットにしたものが入っている。前菜は目の前で作ってくれた。ライムとオレンジを絞り、アボカドにトマトとタマネギを混ぜあわせ、ワカモレの出来上がり。$8。これをチップにつけていただきます。メインは「白身魚のハーブ揚げ、マッシュルーム添え」で$18.5。クスクスの入った唐辛子ソースをつけていただきました。スパイシーだそうですが、後ろでマリアッチの演奏がうるさい(笑)食事が一人でも全然寂しくないそうです。
http://www.boudros.com/


●バンデラ BANDERA
 サンアントニオから北西に車で1時間。テキサス人の心のふるさとと言われる、カウボーイの町。周辺はいくつもの牧場があり、滞在もできる。
 デキシー・デュード・ランチ Dixie Dude Ranch は歴史と伝統があると言われている。オーナーは Clay & Diane Conoly さん。敷地内のゲスト用のコテージは子供連れのファミリーでいっぱい。小さい頃からカウボーイ・スピリットを学ぶ。泊まったコテージは木のぬくもりを感じることができる部屋。一人3食・アクティビティ付きで$109。30歳(人だと90歳)の馬に乗せてもらって乗馬をした。なかなか走ってくれませんでした(笑)次はカウボーイにローピングを教えてもらった。子供とロープで遊んだ。
 カウボーイ風のランチをいただくために、丘の上に行った。幌馬車の荷台(チャック・ワゴン)が台所になる。「大草原の小さな家」を思い出しますね。締めくくりはキャンプファイアー。炉端でカウボーイが「Ghost riders in the sky」を歌ってくれました。ワイワイ、キャーキャーでなく、大自然の声を聞いて欲しいそうです。
http://www.dixieduderanch.com/


●サンタアナ国立公園
 ヒューストンから南西に500km。日本の1.5倍の大きさのテキサス州なので、多くの野生動物がいる。メキシコとの国境で海岸より。
 サンタ・アナ国立野生生物保護区 Santa Ana National Wildlife Refuge には、400種類近い鳥が集まる。レンジャーのマイケルさんに案内してもらった。ピンク色の足のクロエリセイタカシギ Black-necked Stilt 。ピンクのくちばしとピンクの足のアカハシリュウキュウガモ Black-bellied Whistling Duck 。レッド・ウィングド・ブラック・バード Red Winged Black Bird は鳴く時だけ、赤い羽根を広げるつむぎの一種。幽霊の手のような木が並び、そこに同化しているアメリカヨタカ Common Nighthawk は昼間は寝ている。白い胴体に赤い頭のキバナシマセゲラ Golden-fronted Woodpecker 、緑色のハミングバード Hamming Bird 、朱色のノーザン・カーディナル Northern Cardinal などがいる。ひときわ目をひいたのがグリーン・ジェイ Green Jay で、緑色の微妙な色合いがきれいで、いつまで見ていても飽きなかった。
http://southwest.fws.gov/refuges/texas/santana.html

●ビッグ・ベンド国立公園 Big Bend National Park
 サンタアナから車で10時間。メキシコとの国境近くで山より。ゴツゴツした岩山が迫るように目に飛び込んでくる。総面積32万ヘクタールで東京都より大きい。レンジャーのデイビッドさんと歩いた。ウチワサボテンを一番多く見かけた。動物にかじられた跡も残っていた。ジューシーな果肉があるので、鋭いトゲも仕方ないでしょうね。ヤッカというお花が集まったようなものがある。この花は生でも食べられるそうです。青い花のブルー・バネットはテキサスの州花で、摘み取ると500ドルの罰金だそうです。
 その夜はこの荒野にテントを張って寝た。荻野目さんも手伝いました。ハイキング&キャンプ(ガイド付き)で245ドル。宿泊なしだと半日$65〜。夕食はBBQをフライパンでつくる感じのもの。荒野の夜明けを体験しました。風が相当強かったそうです。
http://www.DesertSportsTX.com/

●ビッグ・ベンド国立公園サンタ・エレナ・キャニオン Santa Elena Canyon
 渓谷の高さは最大460m、渓谷の間をリオ・グランデ川が流れている。カヌーで行ってみた。川は泥色です。半日コースで$60
http://www.bigbendrivertours.com/

 夕食はTerlinguaの「ボート・ハウス」 Boat House 。おいしいと評判の店。大きなキノコのステーキの、ポータベラ・ナポレオン・プレート $11.25。ダブル・チョコレート・ケーキ $4.5。

●ビッグ・ベンド国立公園グレープバインヒルズ
 岩がブドウの房のように連なっているという意味から名づけられた。岩はもろくてあっという間に砂になるので、砂が多い。また雨水がつくる模様が岩の上に微妙についている。岩山を登ると、広大な大地が見えた。アーチーズのような岩もあったが、バランスト・ロックと呼ばれている。
http://www.terragalleria.com/parks/np-image-lf.bibe1419.html

 国立公園への入場料は、個人の乗り物、乗り物自転車 1台当たり$15。オートバイあるいは歩行者 1人当たり$5。非商業的なグループ(ボーイスカウト、教会グループなど) 1人当たり$5
http://www.bigbendrivertours.com/


●ニューメキシコ州サンタフェ
 抜けるような青空が印象的。アドービという日干しレンガで家が造られているので、町全体がお洒落な雰囲気。アーティストが多く住み、街角にも彫刻が多い。町にはターコイズをあしらったジュエリーやシルバー製品のお店が建ち並んでいる。ネイティブ・アメリカンの人の工芸品が多い。
 町の中心の広場の一角のプラザ Plaza にて、ネイティブ・アメリカンの人が露天のお店を出している。トンボのブローチ$85。熊は力、手は旅、と全てのモチーフに意味があるそうです。
 サン・ミゲル・チャーチ San Miguel Church はアドービでできた小さな教会。ニューメキシコで最も古い。白い壁で、温かい静けさ。
 宿泊はアドービスタイルのホテル・サンタフェ Hotel Santa Fe。オーナーが唯一ネイティブ・アメリカンのホテルで、1部屋1ドルがネイティブ・アメリカンに還元されるシステム。室料は$139。今回は新館に泊まった。部屋は暖かい感じのスィートでした($279)。ロビーには太鼓がテーブル代わりに置いてあり、タペストリーも豊富でした。そのロビーの太鼓を売っている店が近くの村にあるというので、訪ねてみた。

●サンタフェ近郊の村タオス
 プエブロ・ドラムスというお店を訪問。太鼓は$225など。工房を見せてもらった。ベニートさん。牛の皮を張る。ネイティブ・アメリカンの人は儀式以外にも、踊ったり歌ったりする日常にも使っていたという。
 タオス・プエブロ・チーフのチチャードさんがイーグルに捧げるダンスを見せてくれた。
http://www.pueblodrums.com/

●サンタフェ
 夕食はレストラン「ピンク・アドベ The Pink Adobe 」。みんながおいしいというお店。前菜はクラブケーキ$8、メインは若鶏のトマト・赤ワインソース$22、アップルパイのラムソース添え$6。
http://www.thepinkadobe.com/

 ジョージア・オキーフ美術館 Georgia O'keeffe Museum 。アメリカを代表する女流画家の一人。98歳で生涯を終えるまで絵を描き続けた。白いバラの抽象画のように、大胆に構図を捕らえて描く絵が魅力だと荻野目さんは言います。動物の骨の絵が多い。ペダナル山のような絵もあります。
http://www.okeeffemuseum.org/

●ペダナル山
 麓にあるリゾート「オホカリエンテ」Ojo Caliente 。1930年代に建てられた家を改造した一棟貸し。2名で$195、6名で$395。一番の魅力は温泉。3つの原泉を利用した様々なタイプの温泉が楽しめる。炭酸の温泉、鉄分たっぷりの温泉。夕暮れに入ると至福だと言っていました。
 翌朝、陶芸作家のフェリペさんに伝統的な陶芸を習う。宿泊者は無料。この土地で取れる土を使ったキラキラ輝く陶器。まずは土を持って、空と大地に挨拶する。できた陶器は数時間太陽の下で乾かして、ある黒い石で磨く。フェリペさんが言うには、「最初から輝いているものなんてない。周りにある全てのものに学びながら少しずつ成長し、内側を磨くことで輝きが自然と表に出てくるのです。」
http://www.ojocalientespa.com/


テレビ番組「道浪漫」2002年7月21日、8月4日は保坂尚輝さんでアメリカ大西部

●サンディエゴ
  Sea & Land Adventure (SEAL TOUR) の市内観光 24$ のハイライトは海 にバスが入っていくこと。特別に運転させてくれた。カリフォルニアでは 車の免許を持っていれば船も運転できる。
 ここから出発して500km離れたアリゾナ州ツーソンを目指す。

●ツーソン
 専従民族の言葉で「黒い山の麓」という意味。ヘビのうろこみたいな歩道 橋がある。まだ工事中だった。ガラガラヘビが多いせいらしい。遊び心に 感動。
 アリゾナはアメリカ人にとっては心の故郷。西部劇も多いし、ジョージア ・オキーフらもこの荒野に魅せられてきた。
 ツーソン郊外の不思議な光景。電信柱よりも高いサボテン。「サワロ国立 公園」は8年前に国立公園に指定された。サワロはハシラサボテンと呼ばれ 高さ15mにもなる。1年で7cmしか伸びないし、横から腕が伸び始める までに75年かかる。初夏に花を咲かせる。できた実は甘く貴重な食料とな っている。
 この国立公園の横にある「ホワイト・スタリオン・ランチ」に宿泊。割と 有名でお洒落な牧場ホテル。13万平方kmの敷地。40部屋の客室は全て コテージタイプで、1泊122ドル。バーのイスも馬の鞍形。
 景色がいい。気分はジョン・ウェイン。夕陽もきれい。サンセット・ ライディングという乗馬にオーナーのラッセル・トゥルーさんと出かけた。 何ともいえない朱色です。ディナーは豪快なバーベキュー。一人1kgの牛 肉。食後にはC&Wの音楽を聞いた。真夏は暑すぎてお休みで、営業は10 月から。

●ノガレス
 ツーソンの南。メキシコ国境の町で雰囲気が違う。NYの地下鉄の出口の ようなのを回るとメキシコ!72時間以内の滞在だったら何の手続きも要ら ない。但しアメリカ側に戻る時には、ちゃんと審査がある。メキシコ側では みやげ物屋が多い。首ふりカメは1個1ドル。
 メキシコ料理店「エルヴィラス」で昼食。タコスなど食べた。

●ツームストン
 ノガレスの北東。1800年代銀山で栄えたこの町で起きた大事件はOK 牧場の決闘。1881年10月26日クラントン一家とワイアット・アープ の戦いがあった。OK Corral のコラルとは柵囲いの意味。ガンファイト・ ショーは一人4.50ドルで午後2時から。
 銀山の閉山と共にゴーストタウンとなった。ビッグ・ノーズ・ケイトズ・ サルーンは西部劇には欠かせない酒場。中の客も観光客が多いが雰囲気は 当時のような感じ。

●ランクルーセス
 ニューメキシコ州。サンディエゴから1000km。コイン洗車は1回5 分で1.25ドル。虫がすごいらしい。

●ホワイトサンズ
 ラス・クルーセスとアラモゴルドの間。異様な風景が現れた。除雪車のよ うな車が走っている。白い砂丘のホワイトサンズ国定公園。広さは奄美大島 と同じ大きさ。2億5000万年前は海だったところで、干上がってから、 プランクトンなどが白い砂へと変化していった。入園料一人3ドル。
 ユッカというリュウゼツラン(龍舌蘭)の仲間が生えている。

●サンタフェ
 今アメリカで一番魅力的と言われる街。街中にアートが溢れている。 歩くのが一番。代表的なおみやげはチリ。チリのリース(チリを束ねてある もの)は20ドルは魔よけにもなる。チポトゥレは辛い。
 100軒以上のギャラリーがひしめいている。自然を題材にしたものが多 い。全米からアーティストが集まってきている。彫刻家ポーラ・ドゥブロウ さんもそのひとり。ブロンズ像を作っている。保坂さんもモデルになるが、 作製には大作だと半年かかるとか。
 モーニング・スター・ギャラリーは先住民族のアンティーク・アーティス ト専門で日曜は閉館。9am-5pm。
 アドービ式という日干しレンガを組み合わせた土色の建物が多い。 ロレット教会はアメリカには珍しいゴシック調。33段の螺旋階段は真中に 支柱がなくクギを一本も使ってないのに、85年間一度も壊れることなく使 われてきた「奇跡の階段」で有名。行きずりの旅人がたった一人で作りあげ たという。
 「コヨーテ・カフェ」は街で一番人気のレストラン。先住民族の料理と スペイン料理の融合したニューメキシコ料理。チリを使うのが特徴。前菜は 車エビのロースト・トマトシャーベット添え10ドル。メインはブタ腰肉の グリル・洋ナシのサラダ添え27ドル。全米トップ30に入る人気のレスト ランなので予約が必要。
 ホテル・ロレット。サンタフェで一番豪華と言われるスィートルームは約 80坪1泊1500ドル。ビリヤード台もある。他のホテルはラ・フォンダ がある。アドービ式建築を象徴する老舗で1泊189ドル。
 ジョージア・オキーフ美術館を訪問。アメリカを代表する女流画家。人物 画を一切描かなかった。47歳の時にNYからサンタフェに移住し98歳ま でこの地で過ごした。
 毎年夏にオペラの祭典「サンタフェ・オペラ」が開催される。6月28日 〜8月24日。野外劇場でアートな夜を!

●サンタフェ郊外
 日帰りで行けるバンデリアー国立遺跡。断崖絶壁に掘られた穴は12世紀 に繁栄を極めたアナハジ族?の住居跡。
 Ten Thousand Wavesは日本式の露天風呂もある。貸切なので裸で入れる。 リオグランデゴージ橋は谷底まで約200mで全米でベスト3以内の高さ。 勇気のある人はラフティングで川を下りながら橋を眺めることもできる。

●チマヨ
 サンタフェの北約50km。ここのエル・サントゥアリオ・デ・チマヨ教 会には20人程度しか入れないが、全米から年間数万人やってくる。人気の 秘密は奥にあるエル・ポキートという小さなくぼみに入った砂。「奇跡の砂 」と呼ばれている。もともとは先住民族の聖なる池だった。干上がって残っ た砂を治療に使っていた。それを使って病気が治ったという報告があったの で、今も信じて砂を持ち帰る人が多いとか。

●タオス
 先住民族の村で、サンタフェの北東約100km。タオス・プエブロは 1000年の歴史を持ち、10年前に世界遺産に登録。人が住むものとして は全米最古の集合住宅で150人が住む。入場料は10ドル。
 毎年9月に壁の塗り替えが行われる。ドアや窓枠が青いのは魔よけで、壁 はアドービでできている。家の前のかまどはコーン入りパンを焼くためのも の。コーン・ブレッド1個3ドル。
 手作りジュエリーも名物。ソニー・スプルースさんは代表的アーティスト で、1日4時間働くという。トルコ石を使ったシルバージュエリー。
 冬には雪が降る。牛みたいなバイソンを飼っている。
 バルーンツアーに参加。出発は気流の安定している早朝。225ドル。 安全な日はリオ・グランデの峡谷の中も進むこともある。1時間で帰着。


テレビ番組「道浪漫」2001年3月25日4月1日は保坂尚輝さんでCalifornia〜Texas

●ダラス
 テキサス州最大の都市、人口100万人を越える。始まりの1軒の家の、 ジョン・ブライアンズ・ハウスが残されている。ケネディが暗殺された街と して有名である。

●ストック・ヤード
 ダラス郊外にあり、お昼前に賑やかになる。っこの名物を見るためで、牛 の取引場があったので、お昼と夜に牛のパレードがある。角がすごい!ロン グ・ホーンと呼ばれる。
 ステーキハウス「エイチスリー・ランチ」でハンターズ・ステーキ$34 を食べる。1.2キロくらいある。
 ダラスからニューオーリンズまで車で1200kmを行く。

●パリ
 小さい町です。1948年製のプロペラ機が駐車場に置いてある。「パリ ・テキサス」という映画が撮られた場所で、のどかな田舎町でした。テキサ ス版エッフェル塔はカウボーイハットをかぶっていた。

●アーカンソー州
 クレーター・オブ・ダイヤモンド州立公園。ダイヤを掘って見つけたら、 持って帰っていいという。1日平均2個ずつ見つかっている。過去見つかっ た最大はアンクル・サムという名前で40カラットだった。一人$4.5かかる

●マウンテン・ビュー
 アーカンソー州。ワイルド・フラワーという民宿に泊まる。B&B。1泊 朝食付き67ドル。7部屋しかないけど、リビング付き。朝食はポテトと卵 のピザ、グレービーソース添え、ビスケット。フルーツのシロップ漬け。 バスケット作りのレオンさんを紹介。1つ作るのに3日かかるとか。クリン トン元大統領からも注文がくるらしい。

●ブランチャード・スプリングス鍾乳洞
 大人9ドル。地下70m、長さ3.2km。20mの柱もある。1200 万年かかっている。ホテルでは、フライ・アラウンドという曲で送りだして くれた。バイオリンとギターでカントリー&ウェスタンだった。

●ユリカ・スプリングス
 アーカンソー州の田舎を飛ばす。何気なく通った町。Happy Thingsという 店でおみやげ探し。恐竜パズルセットを購入 $75。ミッキーもどきがあるが 200ドルだった。日本だと50万円とか?
 宿泊はクレセント・ホテル。スパも充実。1泊$95〜 tel:+1-800-342-9766

●スプリングデル〜ウィンズロウ間
 線路を車が走っている。検査車だった。観光用のSLが走る人気のスポッ トなので、チェックしている車だった。アーカンソー&ミズーリ鉄道で、営 業は4月〜11月中旬。

●ホット・スプリングス
 アーカンソー州。街中に湯が出ている。アメリカ一!1870年代にバス ハウスが建つようになり、湯治場として発展した。現在そのバス・ハウスの 多くは博物館として保護してある。
 バックスタッフ・バスのみが現在も営業している。入浴料 $15。マッサー ジ料 $18。
 宿泊はホテル・アーリントン。アルカポネが愛した老舗ホテル。1泊$98〜 tel: +1-800-643-1502

●ヴィックス・パーク
 ミシシッピー州。ミシシッピー川を渡る。川の父を意味する。全長380 0km。豊富な水が一大農業地帯を形成している。とりわけ綿花は巨万の富 をもたらした。
 コカコーラ博物館がある。初めてビン詰めされた場所を記念して建てられ た。入場料は大人 $2.25 子供 $1.75

●ナチェス
 綿花で富みを得た人の豪邸が数多く残っている。ダンリース・プランテー ションの建物もすごい。18世紀の建物。1階リビング部分が一般に公開さ れている。入館料6ドル。2階はホテルとして使われ、宿泊客のみ使えるこ とになっている。天蓋のついたベッド。全室スィートで部屋数は6。宿泊料 は225ドル。一夜の大富豪気分はうけあいです。

●ミシシッピ川
 長年の夢だったミシシッピ川での釣りをする。ボズ・クラフトさんがガイ ド。ダムに沈んだ森のような風景。サイプレスという植物で根が板状になっ ている。その根に魚たちが住んでいる。このあたりでは、魚を見つけてそこ に針を落とすのが標準的な釣り方。魚影を発見し、落としたらすぐ食う。釣 れたのはバスでした。

●ニューオーリンズ
 バーボンストリート。朝まで喧騒が続く。Preservation Hall は開演前か ら行列ができる最も古いライブハウス。入場料5ドル。Here come da great olympia band が演奏していた。19世紀後半黒人の音楽と白人の音楽が融 合してできたジャズ、それが今では世界の音楽となった。

 朝、ブレナンズ Brennan's 417 Rue Royale で朝食を取るために人が並 んでいる。「ブレナンズで朝食を」ニューオーリンズの人にとってあこがれ の存在。朝食コース35ドル。ニューオリンズ・タートルスープ(日本人で もOKらしい)、オイスターズ・ベネディクト&エッグズ・セントチャール ズがメイン(カキフライとマスのフライ)。デザートはバナナのアイスクリ ーム(バナナ・フォスター)。外では待っている人が多い。ハイシーズンで は1500人も訪れるとか。予約は忘れずに。

 フレンチ・クォーターはフランス領の頃の面影がある。ナポレオンの亡命 用に用意された建物がナポレオン・ハウス。それ以外の建物も2階以上の飾 り付けが可愛い。馬車はフレンチクォータを1周するのに50ドル。

道浪漫のホームページ


テレビ番組「On the road 2001 疾走ルート66!これがアメリカだ!」

 ロサンゼルスからシカゴまで走る4000kmのルート66を、西から 渡辺裕之がバイクで、東からマイケル富岡、山田まりやが向かい、合流点の オクラホマ州タルサで全米オープンに出るタイガーウッズと会う。テレビ朝 日製作。多分、2001年6月10日頃放送。

●ロサンゼルス
 渡辺裕之がハーレーでシカゴに向かう。バイクレンタルショップ・ルート 66 ライダーズで借りる。場所は Marina DelRey 4161A Lincoln Blvd. 電話は 1-888-HD-4-HIRE 。16歳でのり始め、今でもハーレー2台を持つ 渡辺さんは 2001 ハーレーダビッドソン FLSTC-1 Heritage Softail Classic 排気量1450CCを借りる。皮ジャンもシュワルツネッガーのようなのを 借りる。

●サンタモニカ
 懐かしいというビーチに行く。17年ぶりとか。ハリウッドでオーディシ ョンを受けて、ここに半年いたらしい。惨めな思いをしたことが多かったら しい。Ocean Ave.にルート66のマークがある。ここからシカゴに向かう。

●ハリウッド
 マンズ・チャイニーズ・シアターに行く。手形を残したいとは思うけど、 リチャード・ギアでさえ1991年か、と思う。再び、ここでやってやる! という気持ちで次に向かう。

●ビクタービル
 ガソリンは自分で入れる。少し先のモーテルに宿泊。
El Rancho Motel BARSTOW $33 でした。66号室。

●バーストー
 この辺りから風景がガラリと変わり、砂漠となる。Cafe Big John's で 一服。

●ニードルズ
 アリゾナ州との境。Iron Hog Saloon というバーがあり、ハーレーが多く たむろしていた。地元のハーレーオーナーズクラブ。老人も多い。雨が降っ てきたので中に入る。音楽やっていたので、飛び入りしてドラムを叩く。 感動したらしい。このハーレー軍団と20km一緒に走行した。

●アルバカーキー
 ニューメキシコ州。既に3分の1走破。砂漠の中の街。郊外を走ると、 馬に乗ったカウボーイがいた。Broken Saddle ?の人 ハロルド・グランサ ムさん。ここの州には古きよきアメリカンスピリットが残っていた。
 夕陽がきれいでした。その中で野宿。借りたバイクにも愛着が出てきたら しい。

●エルクシティ
 オクラホマ州に入ると緑がドンと増えた。草原が呼吸している。水がおい しいという。ここからオクラホマシティを経て、タルサに向かう。


 一方のマイケル富岡と山田まりやの旅。

●シカゴ
 マイケル富岡は 2001 Ford Mustang LX Convertible 3800CCを借り て出発点のダウンタウンを目指す。ルート66 Begin のところからスター トした。シカゴ・ブルズのユナイテッド・センターを訪問。特別にロッカー ルームに入れてもらった。名前のかかってないのがジョーダンの分。そして アリーナに入る。収容人数25000人、でかい!ジョーダンの欠番23も 飾ってある。
 Famous Dave's Ribs and Blues (739N. Clark Street) というジョーダン のレストランに行く。ここのリブステーキは全米でも話題。extralarge Rib (XXL Rib) 1.1 kg で1500円。All american BBQ Feast 3−4人前で 3800円。すごい量です。

●インディアナポリス
 Indianapolis Motor Speed Way に行く。第85回 Indy 500 mile をやっ ている。5月中旬の予選の日でした。隣の博物館にも行く。予選を終えた、 Robbie-Buhl 服部茂章、Jeff Ward さんらにインタビュー。
 この空港に山田まりやさんが到着。ダウンタウンのRacers (302S Meridian Street) でレーシングカーで遊ぶ。サーキットの近くのUnion Jack というバーに行く。レーサーなどがたむろしている。

●セントルイス
 シカゴから500km。巨大なゲートウェイアーチが待ち受ける。ミズー リ州へ入る。バイクがたくさん走っている。マグワイアはカージナルスの4 番である。スタジアムに行って野球を楽しんだ。
 St.Louis Union Station というショッピングモールに行く。50店舗。

●タルサ
 オクラホマ州。合流地点で3人が出会った! 全米オープンが開幕する場所、サザンヒルズ・カントリー・クラブ。この公 式記者会見に3人も参加した。フロリダにいるタイガー・ウッズと直接話を した。その後、サザンヒルズCCでゴルフをした。
 ダウンタウンの indian Store (401E 11th St.) で買物し、レストラン で夕食。Mahogany (Hyde Park.) 。
 渡辺さんはあと1500kmをシカゴに向かう。


2001年8月19日テレビ大阪・ルート66を行く番組

●カリフォルニア州
今は他に主役の座を譲っているが。ルート66は心の道。 サンタモニカをスタートするという逆の道。 KOLA99.9 はオールディーズ専門局で これを聴きながら東へ向かう。 ヴィクターヴィルのルート66美術館 1926年に開通したらしい。 怒りの葡萄を書いたスタインベックがマザーロードと名づけた。

●砂漠に入る。
バクダッドのバクダッドカフェに寄る。映画にも使われた店。 60年代を思い出させる店内。 風が暑い。カリフォルニア州のアンボイのロイズカフェ。

●アリゾナ州
コロラド川を渡る。やっと緑が見えたが、アリゾナ州に入る。 40度近い中、サボテンが生えている。 ハックベリーの Old general store のオーナーに捕まる。 古い車をたくさん持っている。 オールディーズでいっぱいの店内。 セリグマン(アリゾナ)は観光客相手の商売をしている

 スノーキャップという店で、ルート66で一番口の立つおじさんが いるというので寄ってみた。タコスはおいしいらしい。 78年にハイウェイができてからは観光客の70%がそちらに流れて から寂れたらしい。 彼の兄は理髪店をやっているが、町おこしをしてルート66を歴史的 記念物として認定させたらしい。

ジャックラビット(アリゾナ)は民芸品の店。 州境ラプトンの native american の経営する店に寄ってみた。 40年代の怒りの葡萄の様子も見えたらしい。

●ニューメキシコ州
ニューメキシコ州に入る。ギャラップ。ハリウッドスターが映画のために 宿泊していたホテルがある。
●サンタフェ
宮沢りえが写真を撮ったのはもっと郊外らしい。 コヨーテカフェ?が出てきたねぇ トッゥカマカリ(ニューメキシコ)にブルースワローモーテルを訪ねた。

●テキサス州
テキサス州に入る。 キャデラック・ランチは車が大地に突き刺さっている。 アートだって!

ビッグテキサンというステーキハウスでステーキ。 72オンスのステーキを1時間以内に食べたら無料だとか。 バンドが陽気なウェスタンを奏でる。

●オクラホマ州
オクラホマ州に入る。 ルート66ミュージアムに行く。 道の両側に緑が増えている。
South Canadian River を渡る。長い鉄橋。 オクラホマシティに入る。大きな街である。 越えると、地面の起伏に応じてアップダウンする道が続く。

●カンサス州のレパートン
ミズーリ州の途中 で探していた絵葉書に写っていた橋を見つけた。
ルート66をもっと知りたい。
セントルイスを目の前にしてI46?と平行して走る。

●ミズーリ州のセントルイス
全ての道がここに通じる。ゲートウェイアーチが迎えてくれた。
ルート66アソシエーションのメンバーに会った。
ミシシッピー川が横たわっている。

●イリノイ州
渡るとイリノイ州。
ウィローブロックのチキン・バスケットという店に寄る。
シカゴに入る。
ルート66の終点は「END」というマークである。


テレビ番組「稲森いずみのアメリカ大陸横断マジカル・ジャーニー」

 テレビ朝日制作。2000年12月27日に関西で放送されました。

●ロサンゼルス
 LAマリオット・ダウンタウンに宿泊。ウォーク・オブ・フェイムで「 戦場にかける橋」に出た早川雪州の手形を見る。加藤雅也と出会う。サンタ モニカの Restaurant Hama でお寿司。外人の板前さん、歌がうまい!オー ナーは California Sushi Academy を経営している松本さん。次にバレンシ ア・スタジオ郊外で林海象監督に出会った。坂本浩一監督もいた。 NRG recording Studio で杏里とも出あった。稲森の「キャッツ・アイ」の歌と 監督をしてくれた人たちである。 Lovers on Venus が思い出の歌だという。 この曲の頃、稲森はアメリカに留学していた。

●デンバー付近
 デンバーまで Gray Line で行く。クリスマスツリーを作っているという 兄妹の町グリーリーで途中下車。ビル・ジャーキーズ一家で、娘のジェシカ さんたちだった。15エーカーの畑でモミの木を作っている。モミの木を 切って家の中で飾り付け。ツリーのてっぺんに人形を飾った。七面鳥料理を 作る。翌朝、射撃の練習をさせてもらう。モミの木の苗も植えた。
 夜、隣の町のエスペスパークに行く。クリスマスパレードに参加。電飾の ツリーの中をパレードしていた。
 ロッキーマウンテン国立公園の山に登る。大きな鹿がいて、冬の中の姿は 勇気を与えてくれた。

●テキサス州ダラス
 9年前留学していたところ。161番の黄色いバス Alexander Street の ところで下車。ホームステイしていたあばさん一家の家へと突然訪問した。 ナンシー美千子ハリスンさん。旦那のロバート・ハリスンさん。小学校の 先生をしているらしい。10年前に使っていた部屋に行く。10年前に撮っ た写真を見る。
 9年前のゴーカートライセンスを持って Speed Zone というゴーカートを する場所に行く。逆バンジーにも初挑戦。夜、ロイヤル・ヤック・クラブに 行く。昔のまんまらしい。ここでビールを飲んでいたらしい。
 当時好きだったバングルズのマニック・マンデーをかけながら、車で通学 していたらしい。20号線の高速からCooper St. の方へテキサス州立大学・ アーリントン校の英語学校へ行ってみた。テリー先生をはじめ多くの先生、 生徒が歓迎のパーティを開いてくれた。外に出るとおじさんが大事にしてい たキャデラックで迎えにきてくれていた。年に一度しか乗らない車らしい。

●ニューヨーク
 佐野元春が降り立った。1984年ー85年にマンハッタンに暮らしてい たらしい。W79th?のホテル・ルサーン Lucerne という Artist Apartment に暮らした。1日1ドルだった。1ヶ月いて20thのアパート に移った。
 コニー・アイランド。寂れた時が佐野が好きらしい。長い桟橋の一番先で 海を眺めて、曲を作っていたらしい1983年の冬。
 Electric Lady Land Studio (ジミヘンドリクスがつくった所)で Christmas Time in Blue を録音したらしい。夜のタバーン・オン・ザ・ グリーンは青色にライトアップされていた。
 ワールド・トレード・センタービルの屋上でこの旅のきっかけとなった 手紙を送ってくれた佐野元春と、稲森いずみさんは会った。メモリアル・ バプティスト教会に入っていくと、コーラス隊が God is というゴスペルを 歌ってくれた。さらに Oh Happy Day。さらには佐野のサムディも。
 ここでロバートおじさん、ビル・ジャーキーズ一家も登場。フィナーレに なる。


テレビ番組「道浪漫」の2000年11月26日、12月3日は宍戸開さんのコロラド

 ●デンバー
 女王の街と呼ばれる。マイル・ハイとも言われる。標高が1600mだか らである。ロッキー山脈は全長が4500km。その自然と動物たちに会い に行く旅である。

●デュランゴ
 デンバーから飛行機で行く。リサ・ベームさんというドライバーの車で 移動する。この街の周辺はポプラの一種のアスペンが黄金色に輝いている。 天気が変わりやすいのがコロラド。

●メサベルデ国立公園
 アメリカ最大の遺跡。1400年前アナサジという人々が一つの文明を作 っていた。崖の下に住居を作った。1978年世界遺産。
 「クリフ・パレス」という住居跡は217部屋。4階建の建物もあった! がけの真下とのすき間にはトウモロコシを入れたようだ。「キバ」という くぼみは祭礼が行われたらしい。今から700年前に忽然として姿を消した らしい。理由は不明。入場料は車1台$10.冬季は4pm-8am は閉鎖。

●鉄道
 朝7時、デュランゴ駅に行き、シルバートンまでの切符を買う。片道 $53で、季節でダイヤが変わるが、夏は予約でいっぱいになるらしい。 デュランゴ&シルバートン狭軌鉄道のSLの旅はアメリカ一の人気らしい。 8:15出発。煙がすごい!70kmの距離を3.5時間かけて行く。アス ペンの中を駆け抜ける。意外とスピードは出ていました。
 食堂車でホット・アップル・サイダー$1.50を飲む。出発して1.5 時間すると右手にすごい谷!カスケード・キャニオン!ほとんど右手に絶景 があります。途中で止まったが、これは水を補給しているため。
 11:45に到着。

●シルバートン
 降りると懐かしい西部の町。昔、ゴールドラッシュに湧いた町らしい。 古き良きアメリカが残っていた。オールド・タイム・ポートレートという店 で写真1枚20ドルで撮ってもらった。衣装も多い。カウボーイ、騎兵隊な どいろいろ借りて、セピア色に撮ってもらえる。センチュリー・スタジオ・ カメラ8X10を使っている。10分で完成。A4くらいの大きさかな?

 エル・ドラド牧場を訪問。ジェフ・マニックスさんと共に馬に乗って散策 する。夕方、カウボーイたちが豪快な焼肉をご馳走してくれた。屋外ででか い肉を焼く。

●グランド・ジャンクション、コロラド・ナショナル・モニュメント
 北上すると雪の中。4000mを越える山並が広がる。峠を下ると赤い岩 の世界となった。雪はない。コロラド・ナショナル・モニュメントで、すご い岩の芸術を見ることができる。コロラドとはスペイン語で「赤い色をした 」という意味。絶景です。向こうに平原が広がる。
 この風景はコロラド川の浸食によってできた。そこで2週目はその川の 源流を求めてロッキー山脈に向かった旅となった。コロラド川は長さは、 2322kmらしい。
 ところで、ダイナソア・バレー博物館は恐竜博物館で、大人$4で休日は 主な祝日で休館となる。というのも恐竜の化石が出たから。動く恐竜の模型 を使っている。

●アスペン
 シーズン・オフは閑散としているが、冬はスキー・リゾートとして世界的 に有名。焼き唐辛子を売っている。自転車を借りて郊外をツーリングする。 コロラド一美しい景色があるという。「マリーン・ベルズ」という場所。 小さい湖だが、山と雪と雲が素晴らしい。かすんだ風景だったが、湖の向こ うに雪の岩山が!10分だけ見えた。
 アスペンのホテル・ジェローム。1889年創業のアスペンの老舗ホテル で、1泊$215〜! tel: 970-920-1000

●エステスパーク
 ロッキーマウンテン国立公園の起点。エルクが街の中を平気で歩いている 。すごい数がいる!秋から冬に向かう季節に餌を探して街へ降りてくるらし い。あくまで動物優先である。
 スタンレイ・ホテル。1909年創業、ホラー小説のスティーブン・キン グの「シャイニング」がこのホテルに泊まっていて217号室でひらめいて 書いたという。1泊179ドル。電話970-586-3371
 ボウルダー・ブルックというロッジはアウトドア派の人向き。日本の露天 風呂気分のジャクージもある。目の前は小川のせせらぎ。1泊149ドル。
 Nature Lovers という店。ポプラの一種アスペンを使った木製製品の店。 これを作ったポール・モンゴメリーさん宅を訪問。クリスマス用にショット グラスにロウソクを入れて、それをキャンドル・スタンドに入れるといい 感じ。妻のテレサさんが料理を作る。「ロッキー・マウンテン・オイスター 」を油で揚げるだけ。といっても厚さ2−3mm、直径10cmくらい。こ れは何と牛の睾丸だった。

●ロッキーマウンテン国立公園
 車1台$10。道路は閉じられていた。 Trailridge road 。最高地点 3713mは世界最高地点での舗装道路。3000mは植物にとっても厳し い土地であり、なかなか生えない。森林限界がよくわかる。
 ロッキーの山の中へ入っていった。トレッキング・コースがあって、そん なに苦労しなくても源流に行ける。ナキウサギを見つけた。空気のきれいな 高山にしか住めないらしい。鳴き声も可愛い。
 3時間歩いて源流の一つに到達。水は冷たいがおいしいらしい!来てよか ったって言ってました。


ABC創立50周年企画「たけし、所のサイエンス・アドベンチャー 〜 遥かなる人類への旅」


2000年11月4、5日放送。ABC創立50周年企画である。

●ナイロビ
ビートたけしは成田から全日空のファーストクラスでロンドン(12時間)経由でナイロビへ(さらに8.5時間)。朝6時40分着。標高1700mで、年平均気温は20度。大都会である。
 ここからグレートリフトバレーに行く。これはアフリカを南北に走る谷である。これが人類を作ったという仮説がある。古生物学のイヴ・コパン博士はアフリカ大陸が昔は森だったが、山ができ、谷ができて西からの雨を降らす雲は山でさえぎられ、東側は雨が降らなくなった。そして東側は乾燥し、東に人類が出現した。木がなくなったので、木をつかめなくなり歩くようになった。グレートリフトバレー展望台へ(2140m)。この谷は幅が最大60km、長さは4000kmもある。ワチラさんのヘリコプターで空から見る。すごい谷である。活火山もあり、温泉もあるし、巨大なクレーターさえある。湖も固体が出ているが、天然の石鹸になるらしい。小さな竜巻が何本も立っている。ここが人類のふるさとである。

●カイロ
 ナイル川を越えて、車で10分ほどでピラミッドが見える。合計、市内から車で40分でギザに到着した。吉村作治教授が案内をしてくれた。メシカウラー王・カフラー王・クフ王の3つのピラミッドとスフィンクスがある。スフィンクスはシェプス・アンクといい、復活の神である。昔は赤く塗ってあったらしい。クフ王のピラミッドは137m。この辺りはネクロポリス(死者の街)と呼ばれている。クフ王のピラミッドは石を300万個600万トン重ねていて、のべ1億人が28年かかって作った。昔はカフラー王のピラミッドの上に名残があるように、輝いていたようだ。
 カイロ博物館にはピラミディオンというピラミッドの頂上に置かれていた石がある。クフ王の像(7cm)もある。サルから魚までミイラにしていた。ラムセス二世のミイラは3500年前のもので、内臓の入っているカノープスの壷もある。脳は捨てられていたようだ。ツタンカーメンの棺は純金で187.5cm、110.4kgあった。マスクは純金。彼程度でこれほど金を使っているのだから、ラムセス二世とかクフ王だとどれだけすごかったのだろう。王妃はアンケセナーメン。この二人の物語をやりました。

●パリ
 人体は60兆の細胞からなる。その各細胞の中にDNAがある。DNAは塩基AGCTからできている。1953年ジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックが二重螺旋のモデルを提案しノーベル賞を受けた。しかしその影の功労者のロザリンド・フランクリンのことはあまり知られていない。彼女のX線のデータを基に二人はモデルを作ったが、彼女は1958年に死去してしまった。この物語をやりました。
 Human Genome Project に参加している Genoscope を訪問。部門部長の松田文彦さんと Gabor Gyapay さんが案内してくれた。14番染色体の解析を担当している。1つのDNAの長さは2m、人のDNAは30億の塩基からなる。遺伝子地図の作り方を説明していた。
 Genethon という研究機関は8000の病気のうち3000種の遺伝病の患者のサンプルを血液の状態で保存している。ウィルスを使った遺伝子治療の話にも触れた。

●NASA
 フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター。9月8日、スペースシャトル・アトランティス号の打ち上げを見る。前日、格納庫を見学。東京ドームが3つ入る大きさ!ディスカバリー号を真近で見せてもらう。37m、重さは70トン。関口和寛さんが案内してくれた。720トンの液体水素と酸素を充填していた。
 打ち上げ当日。検問は4つクリアして、マスコミ用の見学用スタンドに。ここから打ち上げの場所まで5キロあるが、安全を考慮しているとのこと。国際宇宙ステーションは43回のミッションでモジュールを組み立てていくのだが、今回は第4回。
 いよいよ打ち上げ。壮絶!バリバリとすごい音。地響きがすごいらしい。巨大な一筋の雲が残っていた。2分後にロケットを切り離して見えなくなった。燃焼したもののカスがボロボロ落ちてくるらしい。

●ハッブル天文台
 ストーンヘンジ、グリニッジ天文台、ハワイのマウナケアの4200mの天文台が紹介された。現在ハッブル宇宙望遠鏡は宇宙に出て写真を撮ってきている。エドウィン・ハッブルのエピソードを紹介していた。ウィルソン山天文台は1920年代世界一だったが、アインシュタインは理論の間違いをハッブルに指摘され、赴いてデータを確認し自論の間違いを謝ったという。訪問してみて、当時の配電盤が今でも使われている。直径250cmの反射鏡である。

●アリゾナ州ロウエル天文台
 将来、地球に衝突する可能性のある小惑星を観測している。エドワード・ボウエル博士は、毎日2000個の隕石が地球に衝突しているという。観測できないものも含めると数百万個か?という。
 フェニックスの空港から車で4時間。5万年前の宇宙からの贈り物、地球でここだけらしいが、隕石の衝突現場がある。直系30mのものがぶつかったらしいのだが、バリンジャー隕石孔は直径1300m、深さ170mもある。これを空から見るが、衝突した方向もわかった。バリンジャーは隕石だと思い、土地を買って隕石を探したという。

●ドーバー海峡
 飛行機で飛ぶと空港が街から遠いので、パリ市内とロンドン市内で5時間かかる。そこでトンネルを掘って鉄道をひいた。パリ北駅からユーロスターに乗る。最高運行速度300km/hは世界最高。飛行機の機内食をもっと広いところで食べられる。たけしはというと、前日の脱線事故の影響で停止などあって散々。イギリス国内は在来線を使っているので、スピードは出せない。

●バルセロナ
 スペイン第二の都市で、カタルーニャ地方にある。サグラダファミリア大聖堂。キリストの誕生が描かれている。降誕の門、その中央を彩るのは天上の音楽を奏でる6人の天使。それを彫ったのが日本人の外尾悦郎さん。あと100年かかる建設。人の視覚だと30度で仰ぎみるといいらしい。それを考えて設計してあるとか。受難の門の4本と降誕の門の4本だけしかできていない。他にガウディの作品はバトリョ邸、ミラ邸(屋上の像なども凄い)、グエル公園などがある。特徴的なのは、割れたタイルを使った彫像。降った雨をうまくためる仕組みにもなっている。ガウディは自然が一番美しいと思っている。
 モンセラ修道院はスペイン人の心の故郷。この修道院のまわりの山々は、何かに似ている。そうサグラダファミリアの塔である。モンジュウィックの丘は高さが200m。これを越えていけないという意識で、サグラダファミリアの一番高い塔の高さは175mに設定してある。
 このサグラダファミリア教会は、最初別の人が作っていたが、辞めたのでホセ・マリア・ボカベーリャが何の実績もないガウディを抜擢したことによる。1894年彼は断食を行った。それから彼の作品は変わったという。グセンス邸、グエル別邸などの建築も手がけた。彼はサグラダファミリアに泊まりこんで作っていった。1926年6月7日、列車にはねられて3日後に死亡した。ここの地下聖堂の脇で眠っている。
 塔に開いている小さな穴は何か?塔の真中に穴が開いている(吹き抜けだろうか?)が、この塔はピアノに変えたかったらしい。100mを越えるグランドピアノである。この塔の中に鐘を吊るして、音を出そうとガウディは考えていた。つまり楽器である。ガウディの壮大な計画に声も出ない。


テレビ番組「旅サラダ」99年7月 ダラス〜ニューオリンズ

 高樹澪さんのアメリカのダラス・ヒューストンでした。
なお、これは私個人が番組からピックアップしたもので、朝日放送とは関係がありません。
 JALでダラス・フォートワースへ。8月から直行便で毎日飛ぶらしい。テキサス州だけで日本の1.8倍の大きさです。

●ダラス市
 リユニオン・タワー。JFケネディ暗殺の街なので,それの関連が多い。テキサス・ロングホーン・モニュメントがある。テキサス・ロングホーンという角の長い牛のモニュメント。
 ダラスの夜はビルにイルミネーションがあり,とてもきれい。

●フォートワース市
 サンダンス通り。歴史的なものと新しいものが共存する街。人が気さくで声をかけてくれる。さぁ,みんなで肥をかけよう!
 テキサス・ロングホーンの絵が家の壁に描いてある家がある。ストックヤーズという場所で本物のテキサス・ロングホーンと遭遇できる。みんなカウボーイハットをかぶっている。M.L.Leddys でハットを買う。$70。自分の頭にあわせて作ってくれる。ロデオとかで落ちないように,少しきつめらしい。
 次はサドルの職人のシュミットさん。$2495で作ってくれるが,30年はもつとのこと。馬に乗るときのサドルなので,おしりの形が必要らしい。
 ロデオを見る。Cowtown 何とか。入場料$10。
 H3 Ranch でステーキ。$18.95でとてもおいしいらしい。

●ヒューストン市
 高い塔に登ると一望できる。
 ジョンソンスペースセンターへ。アポロが置いてある。ミッションコントロールセンターも見学できる。「こちら○○,ヒューストン応答願います。」のコントロールセンターである (^^)
 スペースセンター・ヒューストンで遊ぶ。living in space というのは未来を体験できるもの。

●ガルベストン島
 ヨーロッパ調の街。ホテル・ガルベスへ。部屋はハリウッド・スィート。金色。$350。スペイン風? Duck Tour は$10で75分。アヒルのような白いバスで,水の中も進む水陸両用車だった。

●ニューオーリンズ
 まず港の近くのフレンチ・クォータ。○○大聖堂が紹介されました。あちこちから音楽が聞こえてくる街。ロイヤル通りへ。各家のベランダが特徴的でかわいい。ザ・グレースノートというお店は洋服のかわいいのを売っている。ヴィンテージものも店も多いらしい。ここで服 $220 帽子 $100を購入。
 カナル通りは日本でいうと銀座のようなもの。ルイ・アームストロングの故郷なので、ジャズの博物館へ。
 夜の街 みんな片手にお酒をもっているバーボン通りへ。ジャズクラブなどがひしめきあっていて、メゾン・バーボンというお店で楽しむ。ここは乗りがよくないとやっていけない感じ。
 Arnoud's という店で夕食。オイスターアーノード $9、シーフードガンボ $4.75、ボンチャートレインなんとか(レッド・スナッパーの上にカニが乗っている分)が $27、最後にコーヒーを頼んだのだが、パトリック・ジョンソンという人が、リンゴをむいてそれにリキュールをかけて、火をつけて、それにコーヒーを入れて、味を調節して出してくれた。何と$6.5 でカフェ・プリュロットという。
 オープンカーでレイク・ボンチャーの中を走る。キーウェストの感じ。
 モーニング・コールっていう店で朝食
 揚げパンのベニエは砂糖をかけて $1 チコリ入りコーヒーは $1と何とも安い。鏡張りのお店でしたよん。ベニエというとジャクソン広場近くのcafeが有名です。

●ミシシッピ川に沿って、リバーロードを上流へあがる。サトウキビ畑が一面に広がっている。ノッタウェイ Nottawayという昔の牧場主の家が今ホテルになっている、ここに宿泊。朝食付きで $190、他の部屋で $200 広い!景色もいい!
●ミシシッピ川をジャズを聞きながらクルーズ。ナッチェス号。ナッチェス号の他に、クレオールクィーン号もあります。船のうしろが回転する分。琵琶湖のミシガンみたいな船。バフェ代も込みで $43.5 バフェの内容としてワニの肉ピラフや、ジャンバラヤなんかがありました。でも、日本人に合う口あたりのよさらしい。

●その他
 治安はいいらしい。ケンカも少ない。酔って寝ていたら、起こしてくれるらしい。タバスコの発祥地らしい。
●テキサス州グアダルーペ・マウンテン国立公園。日中36度以上の気温の中,グアダルーペへ。エル・キャピタンはこの地のシンボル。干上がった川の上をトレッキング。もう4年も流れてないらしい。暑くても快感らしい。生えているテキサス・マドロンは暑さで本当に燃えたつように見えるらしい。黄色のかわいい花も咲いていた。トカゲも多い。途中,声が反響している断崖もあった。

●ニューメキシコ州カールスバッド国立公園
 入場料$6。鍾乳洞には絶対に触ってはいけない! というので,予め入口で触る。230メートルの地下へエレベータで降りる。13度と冷やか。全長30キロの鍾乳洞。世界最大?  夕方行われる自然のショーを見学。メキシカン・コウモリが日暮れとともに餌を求めて洞窟から出てきて,メキシコの国境まで飛んで明け方戻ってくるらしい。ラセン状に上昇していくコウモリは何と20万匹。

●ホワイトサンズ国立公園
 CMにも使われているらしい。白い砂である。風が波紋をつけている。昔ここは海だった。白いトカゲがいた。子供も砂遊びしている。ソリとか。 自然を大切にするために付近にホテルはないらしい。みな1時間とかかけてレンタカーなんかで来るらしい。また水も大切な場所である。

●サンタフェ
 建物が可愛い街。リゾート地で芸術家が住む街。ギャラレーやジュエリーショップがあり,街では音楽もやっている。ホテルは Inn at the Lorretto レンガ造りと言っても白色で継ぎ目は感じない。エレベータの中も絵,絵,絵。室料は$500。テラス付きで可愛い。
 聖フランシス聖堂。街の中心のプラザのアクセサリの店,Native American が作っている。旧総督邸は今は博物館。ここの家具はハメ込み式でクギを使わない。チェストも$3299。
 レストランは真っ赤な唐辛子で有名な Tomasita's 。グリーンチリに詰めた料理も有名。マルガリータ$4。この店の前がサンタフェ鉄道駅。鉄道に乗って,大平原を見る。車内でドリンクを販売している。後ろのカートでは結婚パーティをやっていた。乗車料金$30。1時間半で往復。
●翌日郊外?の Native American の家へ(プエブロ)。シャロン・ガルシアさんは有名な陶芸家。座イスを$300で買う。年に一度の村祭り。朝から夜7時まで踊りが続く。皆思い思いの恰好をしている。子供は楽しそう。
●リオグランデ・ゴージ橋
 リオグランデ川に沿って上がる。渓谷。グランドキャニオンの端に当たる場所である。このリオグランデゴージ川にかかる橋は高さ200メートル?夕陽もすごくきれい。


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送