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なお、これはわたしが個人的にテレビを見て書いたものであり、各テレビ局や番組とは全く関係はありません。
すべての文章の無断使用・転載を禁止いたします。
またここの情報を使って、何か問題が起こったとしても私は一切責任は持ちませんのであしからず。


テレビ番組「THE 世界遺産 2010年ベストショット集」

 2010年12月19日放送。2010年は32カ国を紹介。総移動距離65万km。2010年現在、世界遺産の数は911.世界にはまだまだ開けていない未知の扉が数々ある。

●南米
 アルゼンチンのバルデス半島で出会ったのは、アシカの仲間オタリアの群れでした。目の前で目撃したのは、シャチが子供を一瞬にして食べる姿。
 森を流れる大河アマゾン。ブラジルの中央アマゾン保全地帯群には川なのにイルカがいる。海の水が川の上流へと逆流する現象ホロロッカ。その波は河口から800kmまで到達するという。
 アルゼンチンのリオ・ビントゥラスの手の洞窟には、1万年近く前の手形が洞窟の中に残っている。赤い岩を砕き、動物の油で溶き、口にふくみ、動物の骨を使って吹き付けたと考えられる。
 ベネズエラの「カナイマ国立公園」のギアナ高地。そこには世界最大級の竪穴がある。直径350m、深さも350m。地下に染み込んだ水が空洞を作り、その天井が崩れ落ちてできたもの。穴の底は外の世界とは完全に切り離され、独特の世界を形づくっていた。
 ペルーの「ワスカラン国立公園」には、100年に一度だけ開花するパイナップルの仲間「プヤ・ライモンディ」がある。

●中米
 メキシコのマヤ文明の「古代都市バレンケと国立公園」のピラミッドには赤い女王が埋葬されていた。再び生まれ変わることを思い、壁などにも赤い色が使われていた。
 メキシコの「メキシコシティ歴史地区とソチミルコ」。アステカ帝国の大神殿が地中から出現した。
 エコツアー発祥の地コスタリカのグアナカステ保全地域。自然と一体となれるツアーが最近は人気。
 メキシコの「エル・ビスカインのクジラ保護区」。ここではクジラと触れ合える。

●北アメリカ
 カナダのカナディアン。ロッキー山脈自然公園群の、カナディアン・ロッキーの宝石と言われる氷河湖。息をのむほどに美しい湖面が冬になると一面氷に覆われた銀世界になる。崖を流れる滝までも冬化粧。
 アメリカとカナダの国境にある「ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園」は、世界で初めて国境をまたぎ誕生した公園。
 カナダのリドー運河は、冬はスケートリンクになる北米最古の運河。

●ヨーロッパ
 極北の海に浮かぶ氷河。デンマークのイルリサット・アイスフィヨルド。刻々と色を変えていきました。
 イタリアの「サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ修道院」の「最後の晩餐」にも色の秘密があった。イエスや弟子たちの衣服の青にはラピスラズリを使った。ユダだけにはこの輝く青を使わなかった。
 スペインの「カタルーニャ音楽堂とサンバウ病院」はガウディのライバルのドメニクの傑作。鮮やかな色でその独創性を形にした。
 ドイツの「レーゲンスブルク旧市街」は、ローマ時代から繁栄したドナウ交通の要所だった。
 フランスの「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」には、1世紀末頃の円形競技場などが現存する。
 小さな穴も世界遺産。19世紀に天文学者のフリードリッヒ・シュトルーヴェは地球の正確な形を知ろうとして、ヨーロッパを2000km歩き、測量していった。そして地球は横長の楕円であると実証した。数十年の時を経て結ばれたシュトルーヴェの34個の測量点。エストニア、フィンランドなど10カ国に点在する。
 スペイン「アルタミラ洞窟と北スペインの洞窟壁画」は、今から1.5万年前の旧石器時代。光の届かない洞窟の奥で、人は驚くべきアートを描いていた。
 ルーマニアのドナウ・デルタ。豊かな生態系を育むヨーロッパ最大の湿原。
 サンマリノの「サンマリノ歴史地区とティターノ山」。この国は2人の元首が統治する世界最古の共和国。
 フランスのルアーブルは、戦災から鉄筋コンクリートで再建された街。
 イタリアのドロミーティはアルプスの険しい峰々。ここで体験できるのは、ここで生まれたスポーツ「ペラーサ」。ワイヤーロープを使い岩場を進む。標高3000mを越えるコースに作られている。そこに橋がある。
 スペインの「イビサ 生物多様性と文化」には、地中海特有の海生植物ポシドニアが群生している。
 イタリアの「カゼルタの王宮、水道橋とサンレウチョ邸宅群」。
 イギリスの「ウェストミンスター宮殿」、「ロンドン塔」。

●アフリカ
 ウガンダのブウィンディ原生国立公園では、森の中で絶滅が心配されるマウンテンゴリラの撮影をしていた。ゴリラは性格が穏やかな草食動物。
 ウガンダの「ルウェンゾリ山地国立公園」の山頂の熱帯氷河は大河ナイルの源流であった。
 南アフリカ「フレデフォート・ドーム」は世界で最も大きな穴。20億年前に巨大隕石が衝突してできた穴。今でもわずかに痕跡を残すクレーターは、直径およそ50km。
 南アフリカの「リヒタースフェルトの文化的・植物的景観」。
 カメルーンの「ジャー動物保護区」。

●アジア
 トルコの「ヒエラポリスとパムッカレ」の白は雪でも氷でもない。真っ白な石灰棚。
 韓国の「済州島の火山と溶岩洞窟群」には、様々な穴が開いていた。
 ヨルダンのペトラ。砂漠の岩山に穴を掘って築かれた巨大な神殿。ここは3万人もの人が暮らす巨大都市だった。
 中国の北京郊外にいくつも並ぶ巨大な陵墓「明・清朝の皇帝陵墓群」。そこにも秘密の穴があった。その先には金銀財宝が眠る地下宮殿だった。
 インドのカジランガ国立公園は、絶滅が危惧されるインドサイの生息地でもある。
 インドの山岳鉄道群。インドでは100年前から変わらない山岳鉄道に乗ることができる。3本のレールで急勾配を登る。
 インドのコナーラクの太陽神寺院は、ヒンドゥー教の太陽神スーリヤを祀った寺院。
 中国の泰山。6600もの石段が続く。
 イエメンの「ソコトラ諸島」は、固有植物が豊富な「インド洋のガラパゴス」と呼ばれている。
 日本でも知床の海の流氷の下にも不思議な生き物がいる。クシクラゲの仲間が光り、クリオネ・リマキナ、シンカイウリクラゲが光る。
 中国の農村の田園地帯に不思議な楼閣が建っている。「開平の望楼群と村落」には1800以上もある。ほとんど全てが洋風建築。かつて楼閣に暮らした黄曜平さんは、叔父さんがカナダに出稼ぎに行って稼いだお金で経てたという。150年前に多くの中国人がアメリカやカナダに渡り、アメリカ大陸横断鉄道などを建設し、ゴールドラッシュに湧く金鉱で働いた。その人たちが帰国して、西洋文化への憧れから、モダンな建物を建てた。

●オセアニア
 ニュージーランドの「テ・ワヒボウナム」は、氷河の侵食で形成されたフィヨルド地形。
 フランス領「ニューカレドニアのラグーン」は、世界でも珍しい二重のバリアリーフ。海の中には不思議な世界が広がっていた。夜、紫外線ライトでサンゴを照らしてみた。サンゴが光ったのは、紫外線から身を守る蛋白質が、この光の正体だという。


テレビ番組「THE 世界遺産 文化遺産」

 2010年10月24日放送。世界一スペシャルの第2弾。

●万里の長城
 レンガの重さは1つ20kg。それをいくつ積み重ねたのか、異民族の侵入を防ぐために長城が築かれた。これが中国の国の形を描きだした。東の海から西の砂漠まで、ダムに沈んだ谷を渡り、まるで天を駆ける龍のように、総延長8800kmに及ぶ、世界最大の建造物。

●文明の夜明け
 今から400万年前の人間の祖先「アウストラロピテクス・アフリカヌス」の頭蓋骨。人間は道具を使い、物を造りだすことを覚えた。アフリカで生まれ、自分の手で作物の作り方を覚えた人類は、世界中に散った。そして、全ての惠の源は太陽にあると知った。

●ピラミッド(エジプト)
 クフ王のピラミッドは1個2.5トンの石230万個で、約5000年前に組み立てられた。高さ146m、何故造ったのだろうか。王の墓には、羊の頭を持つハゲワシへと姿を変え、頂きから天へ昇る。そして再び太陽から産み落とされ、神となって復活を果たす。
 これをしのぐ建造物は19世紀まで現れなかった。

●ティオティワカン(メキシコ)
 アメリカ大陸にもピラミッドがあった。太陽の動きを正確に計算して造られた「太陽のピラミッド」。毎年春分の日には、100万人もの人々が集まる。ピラミッドの1辺の長さは225m、そのスケールはクフ王のピラミッドにも匹敵する。
 メキシコの古い暦では、春分の日は特別な日。ピラミッドの頂きに登り、人々は少しでも近くから太陽のパワーを体じゅうで受け止める。

●マルタの巨石神殿群(マルタ)
 地中海に浮かぶ小さなマルタ島で、エジプトのピラミッドよりも古い5600年前に巨石建造物が建てられた。冬至の日に細い光の線を描き、春分の日に神殿の最も奥を照らす設計になっていた。神殿は種まきなどに欠かせないカレンダーの役割を果たしていた。

●ローマ歴史地区(イタリア)
 1000年もの長きに渡って繁栄したローマ帝国。その都のシンボルがパンテオン。2世紀で建てられ、世界一を誇ったのが直径43mのドーム。天空をかたどった天井の中心にある穴が、太陽を表わす。可能にしたのはコンクリートで、壁を薄くし、天井を軽くすることに成功した。
 ドームを見上げると、かつては青く塗られ、一面に星が描かれていたという。このドームはキリスト教に受け継がれ、新たな美が付け加えられた。

●フィレンツェ歴史地区(イタリア)
 15世紀フィレンツェに誕生した花の大聖堂「サンタマリア・デル・フィオーレ大聖堂」。現在でも世界一大きな石造りのドーム。ここで求められたのは、崇高で美しい外観だった。そのために取り入れられた方法が、屋根と天井の間に空間を作ること。二重構造にすることでドームの重みを軽減した。直径45m、積まれた石の重みでバランスを取りながら、たたずんでいる。

●バチカン市国
 世界一小さな国。そのシンボルの「サン・ピエトロ寺院」が16世紀に目指したのは、フィレンツェを超えるドームだった。完成したドームは高さ120mで、世界一の高さになった。
 さらにシスティーナ礼拝堂にも、ミケランジェロが描いた世界一大きな天井画がある。天地創造から「ノアの箱舟」にいたる旧約聖書の物語を4年かけて、たった一人で描きあげた。

●ジェンネ旧市街(マリ)
 西アフリカを流れるニジェール川で、人々が欠かせないのは、川が運んでくる泥。ミネラルをたっぷり含んだ泥は、作物を豊かに実らせるだけではなく、藁と混ぜて日干しレンガになる。人々はそれを積み重ね、1軒1軒家を作った。そして川の中州に巨大な泥の街を作った。
 砦を思わせる建物は、世界一大きい「泥のモスク」。

●奈良
 東大寺は木造建築の大きさでは、1200年に渡って世界一だった。高さ15mの大仏様をおさめるために必要だった。完成時には金メッキを施され、銅製の仏像では世界最大だった。

●楽山大仏
 中国では石の仏像がたくさん造られた。高さ71mの世界最大の磨崖仏が、楽山大仏。古くから塩の産地で交易が盛んだった楽山の周辺。川の急な流れが何度も船を沈没させた。仏様に守ってもらおうと始まった大工事は90年も続き、完成したのは9世紀初めだった。中国の大仏の多くが皇帝によって造られたのに対し、楽山大仏は民衆が力をあわせて彫り上げた。

●パリのノートルダム大聖堂
 国王から名もない庶民まで、人々は祈りの心を形にした。もっと軽くもっと大きく、12世紀フランスで生まれたゴシック建築は、瞬く間に一世を風靡した。より崇高で美しい大聖堂をと、国を超えていくつもの都市が高さを競いあった。「シャルトル大聖堂」、「ストラスブール大聖堂」など。天空にのびるゴシックの大聖堂は、神の国をより近くに感じさせた。ステンドグラスから差し込む光は、人々の心を優しく満たした。

●ケルン大聖堂(ドイツ)
 教会の建築競争で世界一となったのは、高さ157mのケルン大聖堂。エジプトのピラミッドの高さをも超えた。

●エッフェル塔(パリのセーヌ河岸)(フランス)
 世界一のケルン大聖堂の高さを抜き去ったのは、高さ324mのエッフェル塔だった。それは万国博覧会を記念するシンボル。19世紀末、人々は展望台に上った。科学の時代の幕開けとなった。

●自由の女神像(アメリカ)
 完成時には、世界一高い銅像だった。アメリカ建国100周年を祝うフランスからの贈り物だった。重量が100トンもある女神像を支えたのは、エッフェルが設計した鉄の骨組みだった。

●アイアンブリッジ峡谷(イギリス)
 それらの建築の原動力となったのは鉄。産業革命発祥の地では、溶鉱炉が鉄の大量生産を可能とし、やがて蒸気による動力も生み出した。

●ビスカヤ橋(スペイン)
 ゴンドラで人や物を運ぶ世界一古い運搬橋。「もっと便利に、快適に」が合言葉となった。産業革命は人間の暮らしを一変させた。

●ゼメリング鉄道(オーストリア)
 蒸気機関車が活躍した。世界一古い山岳鉄道。アルプスを越えた鉄道は、私たちの生きるスピードまで変えた。

 見たことがないものへの強い憧れが歴史を動かしてきた。


テレビ番組「THE 世界遺産 世界一スペシャル 自然遺産編」

 2010年10月17日放送。現在世界遺産の数は911。その中から世界一だけを集めてみた。

●ハワイ火山国立公園(アメリカ)
 46億年前、燃え盛る火の玉として誕生した地球。地の底には今もマグマがうごめく。
 噴煙をあげ、海へと注ぐマグマ。地中から勢いよく吹き上げるため、世界一高温だといわれる。あふれ出た溶岩はやがて巨大な山となった。マウナロア(標高4170m)。海中に5581m埋もれているので、海底からだと1万mに近い。海がなければ世界一。

●カムチャッカ火山群(ロシア)
 4000m級の活火山が29もある。地球上で最も活火山が集まった場所。

●カナイマ国立公園(ベネズエラ)
 979mの水しぶきをあげる「アンヘルの滝」。あまりの高さに水は地面に届く前に霧になる。

●イグアス国立公園(アルゼンチン、ブラジル)
 流れ落ちる水の量が世界一。膨大さゆえに崖を削り、滝は少しずつ上流へと移動している。

●シングヴェットリル国立公園(アイスランド)
 地球が内部に持っているエネルギーが大地を動かし、大陸さえも動かす。ここは地球の裂け目。

●アフリカ大地溝帯
 総延長7000kmにも及ぶ、地球の裂け目。裂け目は今も広がり続けている。

●キリマンジャロ国立公園(タンザニア)
 数百万年後、アフリカは2つに分れ、キリマンジャロはアフリカから離されてしまうとか。

●サハラ砂漠
 世界一広い砂漠。サハラもかつては緑に覆われていた。

●パンダルガン国立公園(モーリタニア)
 風が砂を大西洋へと運び、サハラ砂漠は広がりつつある。浅瀬は鳥たちの楽園となった。

●バイカル湖(ロシア)
 蓄えた水の量は世界一。ここには世界の淡水の20%があるという。大昔、ここは海底にできた大地の裂け目「海溝」だった。湖となった今も裂け目は広がり続けている。最大1637mという世界一深い湖でもある。他にも世界一が多くある。そのカギを握るのが「バイカル・エピシューラ」という藻類やバクテリアを食べて水を透明にする小エビ(プランクトン)。この湖の水は世界一透明。普通湖の寿命は川からの土砂が積もるので、長くて数万年。しかしバイカル湖は既に2500万年。世界一長寿の湖でもある。
 バイカルアザラシは元々は海の生き物。今は淡水に暮す唯一のアザラシになった。

●キナバル自然公園(マレーシア)
 世界一大きな花がラフレシア。大きなもので直径が90cmにもなる。腐った肉を思わせる強烈な匂いと、毒々しい色は、花粉を運ぶハエをおびき寄せるため。ラフレシアのつぼみが木の根に寄生している。花以外には葉も茎もない。開花すると数日で短い花の命を終える。

●ワスカラン国立公園(ペルー)
 アンデス山脈にも素敵な花がある。プヤサイモンディは高さ10mを越える世界一背の高い高山植物。花は100年に1度咲く。

●レッドウッド国立公園(アメリカ)
 幻の木がある。恐竜が歩いていた時代から生き続けている。世界一背の高い植物「セコイアメスギ」がある。大きなもので高さ110m。1本で家が20軒は建つという。幹の円周は20m以上もあった。樹齢2000年を越える長寿の木の皮の厚さは30cmもあり、虫の害を防ぐ。
 レンジャーのジム・ウィラーさんの話では、バレルという組織から再び芽を出す能力を持っている。この木は落雷によって樹皮が焼けたが、バレルが活性化して、新しい芽がでた。恐竜が絶滅して6500万年。驚くべき生命力でセコイアは生き繋いできた。

●コモド国立公園(インドネシア)
 恐竜は絶滅したが、危機を乗り越えた爬虫類がいた。コモドオオトカゲは体長が3mを越える。昔は世界中にいたが、天敵のオオカミやヒョウなどによって、数は激減した。この島は大陸と一度も陸続きにならなかったため、オオトカゲを頂点とする生態系が保たれた。

●ガラパゴス諸島(エクアドル)
 ガラパゴスゾウガメは世界で最も大きなリクガメ。200歳近くまで生きるという。陸上では世界一の長寿でもある。

●セレンゲティ国立公園(ケニア)
 300万頭の大型哺乳類が暮す。ゾウが生きていけるのも、サバンナがあればこそ。チーターは世界一足が速いハンター。わずか3秒で時速60kmに達し、最高スピードは110kmを越える。ヌーは50km先の雨の匂いをかぎ分ける。旅を繰り返す。

●ブウィンディ原生国立公園(ウガンダ)
 森に残ったのは霊長類で、世界一大きなゴリラ。

●シャーク湾(西オーストラリア)
 かつて地球の大気には酸素はなかった。原始の海で光合成を行い、酸素を作り続けたのが、「ストロマトライト」。砂粒などを硬め岩を成長させる微生物の集合体でもある。生命の誕生から36億年後、海から陸に生物が上陸できたのも酸素のおかげ。

●グレート・バリア・リーフ(オーストラリア)
 年に1度、満月の夜、サンゴが産卵する。

●サガルマータ国立公園(ネパール)
 地球の気まぐれか?海は隆起し、山脈となる。ヒマラヤも元々は海の中だった。エベレストもかつては海の底だった。今も少しずつ高くなっている。


テレビ番組「2010年8月の旅サラダは、旅サラダ特選海外旅行の旅」

 8月14日は放送はなかったと思いますので、HPからの情報です。

★旅の楽しみ方(1) 「世界自然遺産・豪華グルメ・動物」

●アルゼンチンのイグアス国立公園
 岩崎ひろみさんが旅をした。東京都がすっぽりと入ってしまうほど大きな国立公園。最大の見どころがブラジルとの国境にまたがるイグアスの滝は、大小300もの滝から1分間に36億トン(東京ドーム3000杯分)もの水が流れおちている。
 入場料は85アルゼンチンペソ(約1870円)

●ハワイのハワイ火山国立公園
 横山めぐみさんが旅をした。1987年に登録されたハワイで唯一の世界遺産。ハワイ島南東部に位置し、今なお活動を続けるキラウエア火山などダイナミックなみどころが数多くあり、ハワイ島のスケールの大きさを実感できる場所。
 入場料は車1台につきUS$10(約875円)で7日間有効。

●アメリカ南西部のグランドキャニオン国立公園
 田中美奈子さんが旅をした。約500万年の年月をかけてコロラド川が作り出した大渓谷。深さは1600m以上、幅約15kmにも及び、これがおよそ460kmにも渡って続く。
 入場料は車1台につきUS$20(約1750円)で7日間有効。

●イタリアのナポリ
 長谷川理恵さんが旅をした。ナポリのピッツァ専門店「フラッテッリ・ラ・ブファラ Fratelli la Bufala 」(住所:via Medina, 18 80133 Naples, Italy、電話:+39 081/5510470 )は、店内にある大きな窯を使い、モッツァレラ・チーズをふんだんに使ったピッツァを焼き上げるお店。水牛の角にみたて、モッツァレラ・チーズを生地で包み込んだピッツァを味わうことができる。紹介したピッツァは、「コルネット・ディ・ブファラ」1枚が7ユーロ(約790円)。
http://www.fratellilabufala.com/flb/index.php

●ニューヨーク市
 大和田獏さんが旅をした。W14番街にあるステーキ・ハウス「オールド・ホームステッド Old Homestead Steakhouse 」(住所:56 9th Ave., New York, NY,10011、電話:212-242-9040 )は、1868年創業の老舗ステーキハウス。 アメリカのトップブランドでもあるカンザス州産の牛肉を使用したステーキの他、神戸牛を使ったハンバーガーなども人気のメニューとなっている。紹介した料理は、「ボンレス・リブ・アイ・ステーキ Boneless Rib Eye Steak 」20オンスUS$41(約3590円)。
http://www.theoldhomesteadsteakhouse.com/

●台湾の高雄
 小野真弓さんが旅をした。高雄のレストラン「紅毛港海鮮餐廳」(住所:高雄市三多三路214號(三多・林森路口)、電話:+886-7-335-3606、営業時間:11:30〜14:00/17:30〜21:00 )は、リーズナブルな値段で、新鮮な高級海鮮中華料理が楽しめる。台北のレストランの2分の1から3分の1の値段で食べることが出来る。紹介した料理は、「台湾野生烏魚子(からすみ)」1枚100元(約300円)。「紅毛港魚翅(フカヒレ)」1800元(約5400円)。「活鮑魚陶板焼(アワビ)」3000元(約9000円)。

●インドのジャイプル
 加藤紀子さんが旅をした。ジャイブルから40km、車で1時間にある山間の宮殿「サモード・パレス」は、およそ400年前に建造された。現在は宿泊施設として利用され、かつて地方を治めていた王、マハラジャの当時の暮らしを垣間見ることができる。夜は豪華なマハラジャの宴を楽しむことができる。紹介したディナーは、「ダルバル・イブニング」15万ルピー(約30万円) で、25名分の料金で、舞踊鑑賞を含む。

●オーストラリアの西海岸
 織作峰子さんが旅をした。「グレート・オーシャン・エコロッジ・ケープ岬環境保護センター The Great Ocean Ecolodge, The Cape Otway Centre for conservation Ecology 」(住所:635 Lighthouse Road Cape Otway VIC 3233、電話:+61-3-5237-9297 )は、野生動物を保護し、育て、野生に帰す試みを行っているオーナー夫妻が営むロッジ。近くにあるユーカリの森で野生のコアラに、またロッジのすぐ近くでは野生のカンガルーに出会うことができる。
http://www.capeotwaycentre.org/

●ニューカレドニア
 奥野史子さんが旅をした。中心都市ヌメアから車で約1時間半の州立公園「ラ・リビエル・ブルー州立公園」は、9045ヘクタールにもおよぶ広大な敷地を持ち、赤土と豊かな森が広がる。国鳥カグーの繁殖地域でもある。森の中に散策道が整備されており、高い確率でカグーに出会える。

●南アフリカのハマナス
 川上麻衣子さんが旅をした。南アフリカ最南端といわれている喜望峰からほど近いところにある都市。毎年冬から春にかけての間、ミナミセミクジラが出産、子育てのため、海岸線近くまでやってくる。ホエールウォッチングに最適な場所として毎年多くの人が訪れる。

●フィリピンのターシャ保護区
 中山エミリさんが旅をした。森林破壊と密猟により絶滅の危機にさらされているターシャを守るために設立された保護区(住所:KM. 14 Canapnapan, Corella, Bohol 6337 )。ターシャを保護するとともに生態研究も行われ、現在では世界中から研究者が訪れる。約200ヘクタールある保護区には野生のターシャが約1000匹保護されている。


★旅の楽しみ方(2) 「世界の空から・世界の豪華ホテル・世界の絶景」
 1ドル=86.5円、1ユーロ=113円、1ソル=30.6円、1アルゼンチンペソ=22円、1ランド=12円、1NZ=63円、1CFP=0.95円で計算(8月1日現在)

●ペルーのナスカ
 中島史恵さんが旅をした。「ナスカとフマナ平原の地上絵」は1994年に世界文化遺産に登録された。動植物などを中心とした30もの絵のほかに、線や幾何学模様を合わせると300本を超える地上絵がある。紀元前200年から紀元後800年の間に描かれたとされているが、誰が何のためにどのようにして描いたのかは未だに不明。最も有名なコンドルは全長136m、サルは全長110m。他にクモ、ハチドリ。
 セスナは1時間US$120(約10380円)。空港税は10ソル(約310円)。

●南アフリカ
 川上麻衣子さんが旅をした。早朝に出発し、アフリカの大草原の野生動物の姿を気球に乗って観察するツアー。バルーンの料金は2100R(約25200円)。まずヌー、イボイノシシ、サイ、キリンなどのありのままの姿が見えました。

●ニュージーランド
 城戸真亜子さんが旅をした。古い飛行機を昔のままに手作りする工場「クロイドン・エアクラフト・カンパニー」で、1942年製のプロペラの黄色の軍用機「ザ・タイガーモス」に乗って空中の遊覧飛行を楽しめるツアーに参加。遊覧飛行10分で、NZ$65(約4100円)。急降下やキリモミ飛行もしてくれました。

●タヒチのボラボラ島
 純名りささんが旅をした。タヒチ島から飛行機で約45分のところにあるボラボラ島。そこの高級リゾート「ボラボラヌイ・リゾート&スパ」(住所:B.P. 502-98730 Vaitape, Bora Bora, French Polynesia、電話:+689-60-3300 )は、全室スイートの水上バンガローは大人がゆっくりと時を過ごせる楽園。水上バンガロー1室1泊で、11万CFP(約104500円)。「マンダラ・スパ」のスパ・トリートメントは50分〜で13500CFP(約12830円)〜。

●スペインのマドリッド
 小西美帆さんが旅をした。ハッと目を引く赤いホテル「ホテル・プエルタ・アメリカ・マドリッド Hotel Puerta America Madrid 」(住所:Avenida de America 41 28002, Madrid, Spain、電話:34-91-7445400 )は、13階までの各フロアで、設計をてがけた建築家やデザイナーが異なるというデザイナーズホテル。各設計者の個性が光る、こだわりぬかれたホテル。11階はバルセロナ・オリンピックのキャラクターを手がけたデザイナーのハビエル・マリスカルさんの設計。10階は、磯崎新さんの設計でシック。8階は、イギリスのキャサリン・フィンドレーさんの設計で真っ白なフロア。TVというボタンを押すと天井からテレビが下りてきました。室料はいずれも1泊219ユーロ(約24750円)。

●モロッコのマラケシュ
 城戸真亜子さんが旅をした。モロッコの中央に位置する街マラケシュにある、隠れ家のようなホテル「リアド・エニヤ Riad Enija 」(住所:Rahba Lakdima, Derb Mesfioui No.9, Marrakech-Maroc、電話:+212 24 44 09 26 )は、小さい入口から入って、青い壁の狭い廊下を通過すると、明るい中庭に出ます。別世界です。3つの古い屋敷をつなげて造られており、部屋によってそれぞれ雰囲気やデザインが異なり絵本のような世界が広がる。赤い部屋「カメレオン」は室料350ユーロ(約4万円)。淡い色で船の形をした「アネモネ」室料270ユーロ(約3万円)、紫がベースのネオ・クラシックの「プリンス」は室料350ユーロ(約4万円)。

●アメリカ南西部
 田中美奈子さんが旅をした。グランド・キャニオンの近くにある「アッパー・アンテロープ・キャニオン」は、砂漠に降るスコールの雨水が急激な勢いで流れ込み、砂岩が削られてできた黄土色の峡谷。日の光が差し込むのは正午前後の約1時間のみ。場所によってはほんの数分しか見られないこともある。「アンテロープ・キャニオン・ツアー」$28.5〜45(約2470〜3890円)で、時間帯により異なる。

●フィジー
 ほしのあきさんが旅をした。「マタンギ・アイランド・リゾート Matangi Island Resort 」(住所:G.P.O. Box 83, Waiyevo, Taveuni, Fiji Islands、電話:(国番号 679) 8880260、E-mail:matangi.japan@gmail.com は日本語対応問合わせ )で、可愛い島でシュノーケリングを楽しんだ。鮮やかなサンゴ、可愛い魚たちがいました。シュノ―ケリングは、ダイビングのインストラクターと共に楽しめる、このリゾートのアクティビティの一つ。他のアクティビティはウォーキングツアー、シーカヤック。透き通る海の中に、色鮮やかな珊瑚たちの姿がはっきりと見ることができる。料金は1泊3食/アクティビティ付きでUS$900(約8.1万円)*2名分。ホースシュー・ベイへのカヤックツアーのみ、4月より料金が発生する。
http://www.matangiisland.com/

●ハンガリー
 青田典子さんが旅をした。7月から8月にかけて見られる夏の風物詩、一面黄色のひまわり畑が出現する。食用油を取るために植えられている。

●ブラジル
 原千晶さんが旅をした。ブラジルの北東部に広がる広大な砂丘で、広さは琵琶湖の約3倍、東京都と同じくらいの大きさという「レンソイス・マラニェンセス国立公園」。白く見えるのは、砂が石英でできているため。雨季の間に降った雨水がたまり、湖のように大きな水たまりが何百個とできている。風で砂が運ばれ、こうした姿になるまでに約1万年かかったといわれている。

●アルゼンチン
 岩崎ひろみさんが旅をした。世界自然遺産に登録されている、ロス・グラシアレス国立公園内にある氷河が、「ぺリト・モレノ氷河」。17階のビルに相当する高さ60mの氷壁が4km近くに渡って続いている。1日に2mゆっくりと前進している、まさに氷の川。背後にそびえるアンデス山脈に積もった雪がやがて氷となり、崩れ落ちるまでは2万年の月日がかかると言われている。
 トレッキングをしてみた。青い水は氷河の氷が不純物が少ない証拠。「氷河クルーズ」は、1人38ペソ(約840円)、「氷河トレッキング」は1人210ペソ(約4620円)。


★旅の楽しみ方(3)『世界文化遺産・世界びっくり事情光景・世界のスイーツ』
 1ドル=84.95円、1ユーロ=107円、1ソル=30円、1元=12.5円、1ルピー=1.8円、1台湾ドル=2.5円(8月24日現在)。

●スペインのバルセロナ
 小西美帆さんが旅をした。「サグラダファミリア教会」は、天才建築家として名高いアントニ・ガウディが設計を依頼された教会。建築途中でありながら、2005年に世界文化遺産に登録された、めずらしい遺産。着工から120年以上が経つが、完成するまでにはこれから100年かかるとも200年かかるとも言われている。入口にはイエス・キリストの生涯を描いた彫刻がある。

●エジプトのピラミッド
 鈴木蘭々さんが旅をした。「ギザの三大ピラミッド」は、今からおよそ4500年前に造られたと言われている。中でも、平均2.5トンもの巨石を230万個以上積み上げて造られたクフ王のピラミッドは一番大きく、高さは140m近くある。未だ謎の多い世界文化遺産。

●カンボジアのアンコールワット
 いとうまい子さんが旅をした。「アンコール・ワット」は、もともと、クメール王朝の寺院として建てられた。すべてが石造りで、左右対称の美しい姿をしているのが特徴。周囲は環濠に囲まれており、中には参道や回廊、そして傾斜45度の急こう配の階段を上った先には、王がかつて祈りをささげていたという中央塔がそびえたっている。入場料は1日20ドル(約1700円)。

●中国の青島
 吉野公佳さんが旅をした。19世紀後半にドイツの租借地となり、今でもドイツ風の街並みが残る。ドイツの租借地だったころにドイツ人によりビールの製法が伝わり、青島ビールが誕生した。街中では、この青島ビールをビニール袋で量り売りする、驚きの光景が見られる。袋に入れてストローで飲んでいました。「青島ビール」は500mL〜1.4元(約18円)〜。

●ブルガリアのソフィア
 熊田曜子さんが旅をした。ブルガリアの首都、ソフィアの街中で見つけたのは、地下倉庫を改装して作られたお店。日本でいうところのコンビニで、ブルガリアでは通称「しゃがむ店」とよばれている。首都ソフィアにはたくさんあります。利用する人がみな右膝をつけてしゃがみこんで買い物をする姿に驚きます。

●オーストラリア
 西尾まりさんが旅をした。オーストラリア大陸を48時間かけて縦断する列車「ザ・ガン The Ghan 」。多い時で50両以上の車両が連なるため、列車の長さは1km近くになることも。あまりに長すぎるため、ホームはなく、乗車位置まで「車」で移動する。

●イタリアのローマ
 浅野ゆう子さんが旅をした。ローマで人気のジェラートのお店「ブルー・アイス Blue Ice 」(住所:Viale delle Muratte 18/19 または Via della Maddalena 20/23 または Via Sistina 122 )を訪ねた。約50種類ものフレーバーが楽しめる。コーンに乗るなら何種類でもオーダーできる。今回はイタリア国旗にちなんで、赤のラズベリー、白のココナッツ、緑のチョコミント、さらに2種類サービスでマンゴー、ベリーの5種類を注文。値段は「コーン(ジェラートは何種類でも)」3ユーロ(約320円)。

●台湾の台北
 小田茜さんが旅をした。食の名店がそろう永康街にある、人気のかき氷のお店「冰館」現在は、店と場所が変わり、「永康15」(住所:台北市永康街15号)として営業している。種類が豊富で、新鮮な台湾産のフルーツをたっぷりのせた商品がオススメ。すごい量のかき氷「スーパーフルーツ盛り合わせ・かき氷」が160元(約400円)。マンゴーがとてもフレッシュ。
http://www.taipeinavi.com/food/95/

●インドのジャイプール
 加藤紀子さんが旅をした。40年以上続く老舗のお菓子屋さん「LMB Laxmi Mishthan Bhandar 」(住所:Johari Bazar Jaipur-302 003 Rajasthan, India )は、卵を使わない、ベジタリアンの人でも食べられるお菓子も並んでいる。店の奥では、かつての権力者たちが好んで食べたという「ゲーヴァル」1個約140ルピー(約250円)を昔ながらの手法で作っている。カッテージ・チーズと牛乳を混ぜたものを油に60回注いで揚げる。5分ほどで油から上げて、塊を甘いシロップにつける。当時贅沢品だった砂糖がふんだんに使われており、とても甘い。

●メキシコのテオティワカン
 秋本祐希さんが旅をした。紀元前2世紀に誕生し、高度な文明をもって栄えた古代都市、テオティワカン。20平方キロ、人口20万人という巨大都市だったが、900年後、忽然と姿を消した、謎の都市。太陽のピラミッド、月のピラミッドを初め、多くの建造物が残る。毎年春分の日には白い服を着て、メキシコ全土から人が集まってくる。この日に「太陽のピラミッド」に登り、両手を広げると、太陽の恵みとパワーが得られると信じられている、パワースポットでもある。

●ニューヨーク
 林マヤさんが旅をした。「自由の女神」は、アメリカの独立宣言から100周年を記念して、フランスから贈られた銅像。右手にはトーチ、左手には独立宣言書をもち、堂々とたたずむ姿は自由のシンボル。

●イースター島
 純名里沙さんが旅をした。チリの海岸線から3800kmも離れた絶海の孤島。島全体が世界遺産として登録されている。イースター島の「モアイ像」は、島に1000体ほどあるが、部族間の争いの中でことごとく破壊されており、現在立っているモアイはすべて復元されたもの。
 「アフ・トンガリキ」は、15体のモアイ像が並ぶイースター島最大の遺跡。髪の毛を表しているという「プカオ」を頭の上にのせているものもある。15体の手前に1つモアイが横たわっています。
 「ラノ・ララク山」は、モアイのほとんどが切り出されたと言われている場所。およそ300体もの、作りかけのモアイや運びかけのモアイが置き去りにされている。

●イタリアのピサ
 さとう珠緒さんが旅をした。「ピサの斜塔」は、1173年に大聖堂の鐘楼として建築された塔で、三層まで工事が進んだころ、南へ傾いていることが発覚した。イタリアロマネスク建築の中でも画期的なものとして1987年に世界文化遺産に登録された。入場料は15ユーロ(約1600円)。

●ペルーのマチュピチュ
中島史恵さんが旅をした。「マチュピチュ」は、1911年に発見された、インカ文明のあとを残す遺跡。要塞説や皇帝の別荘説など、諸説あるが、一体何のためのものなのかは未だ謎に包まれている。16世紀前半にインカの都市はスペイン軍にことごとく破壊された中、ほぼ完全な状態でインカの文化を今に伝える遺跡は珍しい。同時に、野生動物が多く生息している世界自然遺産としても登録されており、文化、自然の両方を併せ持つ、複合遺産である。
 つづら織の道を車で登ること30分、さらに15分歩いて到着。シャトルバスは往復でUS$14(約1200円)、入場料は125.5ソル〜(約3615円〜)。2200mの山の頂上にある。リャマも生きています。


テレビ番組「ちちんぷいぷい・西靖の60日間世界一周(途中経過)」

 8月1日放送。毎日放送アナウンサー西靖(39歳)独身が、西に向かって60日間で世界一周の旅をする。毎日放送の60周年の企画。旅が3分の2になってきたので過去をまとめた。6月28日に出発し、40日経過。訪れた国が27。移動距離65877km。同行スタッフは3名。

●台湾
 台湾の占い横町に行く。女性との占いをみてもらった。美女のジョジョさん(22歳)に会った。

●マレーシア
 マレーシアのコタキナバルでは、テングザルの写真を撮ってきた。一般家庭にも泊めてもらった。

●ベトナム
 ベトナムでは日本語学校に通うタムさんという女性と仲良くなった。八方さんからは「八尾行き」というバスを探せと言われたので、タムさんはつきあってくれた。見つかりませんでした。タムさんには彼氏がいました。

●インド
 インドではガンジス川に向かい沐浴を体験した。沐浴の時間は普通朝5時から5時半が多いらしい。39歳の誕生日はガンジス川で迎えた。
 ヴァラナシではインターネットカフェも多かった。

●アラブ首長国連邦
 UAEのドバイではお金持ちの人と名刺交換し一泊させてもらった。砂漠も歩いた。

●ロシア
 モスクワでは美女が多い。アンナさんという25歳の独身女性に話をしたが、ダメでした。
 翌日出会った婚活中という姉妹アナスタシアさん(25歳)とアリョーナさん(25歳)には残念と言われた。
 モスクワではうどんが大人気。

●ケニア
 ケニアでは、マサイの人が暮らすキサミス村に行く。生中継もしました。およそ30人のマサイの人たちが自給自足の生活をしている。サミュエルさんが村を案内してくれました。1つの建物に4部屋があり、牛の糞で作られています。サミュエルさんは携帯電話も使っていました。子供たちと一緒に折り鶴を作りました。子供たちには大人気でした。その後子供たちと遊びました。ここに一泊させてもらいました。夕食は「ウガリ」。蒸しパンみたいな感じで味はないそうです。翌朝、起きたらチャイを飲む。アリスさんを嫁にもらってくれないかと言われた。視力検査にも協力してくれた。昨夜泊めてもらった家のエリザベスさんは一番視力がいいという。15m離れた場所で2.0をクリアしているので6.0でした。別れの時、着ている物を気負う感。マサイに人がお別れの歌を歌ってくれました。
 ケニアのナクル湖でフラミンゴを見た。100万羽とも200万羽ともいわれるフラミンゴが生息している。目の前で飛んでくれました。周辺にはサイやシマウマなどが暮らしている。ここのサルは道の真ん中にいて逃げない。ヒョウもいましたが気品もありました。

●ボスニア
 ボスニアでは、チョベ国立公園で野生動物とふれあう。公園の中で夜を明かしたが、コヨーテみたいな不気味な鳴き声がずっと聞こえていました。ゾウの群れがいた。おしっこもしていました。ライオンを探した。バオバブの木もありました。ライオンに襲われたゾウの骨がありました。

●ビクトリアの滝
 ビクトリアの滝は大きい。ここではバンジーを体験。落差100m以上。順番を待つ列の中には女性の姿もある。ここはスイング式。こういうのは嫌いでしたが、気がついたら飛んでいたそうです。

●サンマリノ
 サンマリノは世界で5番目に小さい国。人口3万人で街のほとんどの人が知り合いらしい。

●ポルトガル
 ポルトガルのロカ岬はユーラシア大陸の西の端、

●オランダ
 オランダのユトレヒトでは、フィーエルヤッペンという棒高飛びに似た競技にチャレンジ。高さ8〜13mの棒を使って、10m程度の川を飛び越え、どれだけ遠くに着地できるかを競う。どうも8mくらいを持って助走し、川の中間部分で上に上り始め、できるだけ高くに上ってから着地するらしい。まずは子供用で練習し、大人用に挑戦。バンジーより怖いとか。

●フランス
 フランスでは桜の稲垣早希さんが急遽大阪から?やって来た。ドラゴンボールの服を着るように言われた。バスに乗ってデート。橋の上できれいな夕日を見て、チューしようとしたが頬をひっぱたかれた。

●アルゼンチン
 アルゼンチンでは世界最南端の都市ウシュアイアに行く。

●チリ
 チリの世界最南端の村フェルト・ウィリアムスでは暖かい歓迎。

●コスタリカ
 コスタリカでは、巨大イワシを釣る。ターボンというカライワシで、体長は最大2m50cm、体重は最大160kg似もなる。竿にかかったが、1m以上でビックリでした。あまりに巨大で逃げました。午後から再度挑戦し、1m65cmのターボンをつり上げました。

●メキシコ
 この日はメキシコシティでした。ji ma ma さんが「大丈夫」を歌ってくれました。


テレビ番組「検索 de ゴー! とっておき世界遺産 第4回」

 2010年5月5日放送。南原清隆さん、首藤奈知子アナウンサーが司会。浅井慎平、森公美子、金子貴俊、Shelly さんが出演。世界遺産検索システム「さぐ〜る」を使って世界遺産を旅する。NHK製作。

 まず「発見」。発見といえばエジプト。
●エジプト
 これまでクフ王のピラミッドは10万人を使い、20年かかったという。巨大な石はスロープを使って運ばれたというが、完成時には1.6km先まで続く巨大なスロープが必要となる。それだと20年では到底無理だと考えた、フランス人建築家のジャン・ピエール・ウーダンさんは、ピラミッドの不可解な窪みに注目した。中には大きな空洞があった。これをトンネルの跡だと考えた。螺旋状のトンネルを作り、石を運び上げたという。角には方向転換する仕掛けを設置したという。労働条件に関しても、ピラミッド建設を指揮したという役人の墓からは、「王が労働者にパンとビールを与えた」という記録が見つかった。労働者の出勤簿からは、「二日酔いで休んだ」、「息子の墓参りのために欠勤」などという記述が見つかった。そのため、農閑期の公共事業だったという説もでてきた。
 ピラミッドの石は1.5mの高さで1個2.5トン。これが300万個使われている。ピラミッド全体で600万トン。
 現在の入口は高さ9mの所にあり、9世紀に開けられたもの。本来の入口はその10m上。
 作られた当初は全体が真っ白だった。化粧石という石灰岩で覆われていた。

 テーベでは、1922年イギリスの考古学者ハワード・カーターが30年かけて見つけた「ツタンカーメンの墓」。2007年、王の素顔が初公開された。死因についても、2010年2月DNA鑑定の結果、マラリアに犯された痕跡が見つかった。

 DNAといえば、ガラパゴス。
●ガラパゴス
 ダーウィンに進化論のヒントを与えた。ガラパゴスゾウガメ、グンカンドリ、リクイグアナとウミイグアナ。最近、この交配種がでてきて、鋭いツメで木に登れるようになった。2009年、ピンクのイグアナも登場した。こうして種を守っている。

 「守る」といえば、ゴール旧市街。
●スリランカ
 16世紀以降、アジア進出のためにヨーロッパ諸国が築いた要塞都市がゴール。周囲は高さ20mにも及ぶ城壁。街中では洋風建築が植民地時代の面影を留めている。
 このゴールを奇跡の世界遺産として認めさせたのが、2004年のスマトラ島沖地震。ゴール旧市街にも5mを越す大津波が押し寄せた。城壁が持ちこたえ、直撃は避けられた。街の裏から海水が入り込み、大洪水になった。しかし、植民地時代に作られた下水道により、排水された。これは忘れられていた。

 「穴」といえば、カナイマ国立公園。
●ベネズエラ
 絶壁のテーブル・マウンテンが100以上も聳え立つ。山の頂きから流れ落ちる「アンヘルの滝(エンジェル・フォール)」は落差979m。滝壷がない。その山頂(ロライマ山頂)は麓と全く異なる生態系。カエル(オリオフリネラ)には水かきがない。雨で流れ落ちないように、オタマジャクシにはならない。
 直径800m、深さ300mの巨大な穴がある。ここで新生物を発見。マツゲが生えたヤモリ。細いサシガメの仲間。高さ5mの堆積物を発見したが、これは植物の種で、アブラヨタカの食事のあとだった。

 次の検索は「黄金」。
●スペイン
 セビリア大聖堂は、大航海時代のスペインを象徴する世界遺産。高さ28m、上から下まで金の祭壇衝立には、3トンの金が使われている。アメリカから運ばれたもので、120年の歳月をかけて作られた。祭壇の傍らには、コロンブスの柩もある。

●ブラジル
 「オウロ・プレト歴史地区」は18世紀金鉱が見つかり栄えた。ピラール聖母教会は黄金で儲けた人が建てた。最盛期には世界中の金の6割がこの街で掘り出されたという。
 連れて来られた奴隷たちが働いていたが、彼らは祈ることを禁じられた。そこで、自分たちだけの「ロザリオ・ドス・プレトス聖母教会」を建てた。掘った金を少しずつ隠して持ち寄り、支度資金にした。

●オーストリア
 ザルツブルグ歴史地区。財力に恵まれ、芸術文化を育んできた。繁栄ぶりを今に伝えるのが「ホーエンザルツブルク城」。最上階は金箔で飾られた「黄金の小部屋」。しかし栄えたのは、司教ルーペルトの持った壷の中に入っている岩塩。塩は食物の保存にも重要で、貨幣のような価値もあった。モーツァルトのクリスマスのボーナスが、重さ60kgの塩の塊だったという記述も残っている。当時、北ドイツではこの岩塩5本で家1軒が買えたという。
 ザルツブルクは「塩の城」の意味。また給料のサラリーは、古代ローマ時代の給料は塩(サラリウム)で支払ったことが由来。

 「塩」といえば
●ポーランド
 「ヴィエリチカ岩塩坑」は13世紀頃から700年以上に渡って掘られたもので、坑道はのべ300km。部屋の数は2000以上。地下に豪華なシャンデリアで飾られた礼拝所がある。彫像までも岩塩でできている。危険が多かったので、坑夫たちは安全を祈った。
 1978年に世界で初めて世界遺産として登録された一つです。

 「料理」と「芸術」で検索すると、
●イタリア
 「サンタ・マリア・デレ・グラツィエ修道院」の食堂の壁に15世紀の末に描かれたのは、「最後の晩餐」。1970年代から一大修復プロジェクトが始動し、ダビンチの描いた当時の姿のみが浮かび上がった。NHKはさらにCGを使い、食卓の上に、ワイン、オレンジの添えられたウナギなども再現した。

 「料理」といえば
●フランス
 「モンサンミシェル」は干潟にそびえる修道院。年間300万人が訪れるこの世界遺産の名物料理は「オムレツ」。特大サイズですが、「前菜」らしい。

●メキシコ
 「テキーラ」はリュウゼツランが原料。この畑とテキーラの工場が世界遺産。葉を切り落とし、ビニャと呼ばれる中心部分にはデンプンがいっぱい。蒸して甘い汁を絞り取る。発酵させ蒸留し、テキーラができる。
 正統な飲み方は、グラスにライムと塩をつけて一緒に飲む。

●イタリア
 「ナポリ歴史地区」。卵城は12世紀にノルマン人が建てたもの。150年後にフランス王家が建てた城もある。そしてスペインの王宮。この時、新大陸が原産のトマトが持ち込まれた。1889年、イタリア王国の一員となったナポリに国王夫妻がやって来た。その時食事作りをおおせつかったのが、ピザ職人ラファエッレ・エスポージドで、新しいピザを考案した。生地に赤いトマトと白いモッツァレラ・チーズ、緑のバジルをのせて、イタリアの国旗を表わしたピザにした。王妃のマルゲリータはその美味しさに感激し、名前を聞いた。エスポージドは「マルゲリータ」だと答えた。

 人生のほとんどを世界遺産に関係している人は、カトリーヌ・ド・メディシス。
●イタリアとフランス
 生まれたのは「フィレンツェ歴史地区」で、フランスに嫁ぎ、当時の最新文化を伝えた。新婚生活と晩年は「ロワール地方」で、生涯の大部分は「パリのセーヌ河岸」だった。
 フィレンツェはダビンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどの多くの芸術家を生んだ。カトリーヌが生まれたメディチ家はヨーロッパ一番の富豪一族だった。生まれた時に、産婆は「不吉な星の下に生まれた子」と言った。生後15日目に母が、21日目に父のロレンツォ2世、そして祖母、大伯父が死去した。14歳の時にアンリと婚約。しかしアンリは20歳年上の養育係ディアヌ・ド・ポワチエを愛人にしていた。夫を取り戻すために、カトリーヌはブロワ城で子宝を得るための薬草を使った。11年目にやっと第一子を授かり、後に12年で10人の子を出産した。しかしその子たちはディアヌに預けられてしまった。
 ニコル・ガルニエさんが貴重な資料を見せてくれました。子供たちの肖像画を鉛筆で描いて送ってもらていた。
 そのカトリーヌの前にノストラダムスが現れた。彼女の家族について、こう予言した。「若きライオンに組みふされて失明した老ライオンは、苦悶のうちに死す」。5年後に現実となった。騎馬試合に出場したアンリは若い騎士に目を突かれて重症を負い、死に至った。
 カトリーヌは若い王の摂政として政務に就き、ディアヌとの立場は逆転した。ディアヌからシュノンソー城を返還させ、派手なディアヌの庭園の向かいに、シンプルな新しい庭園を作らせた。愛人によって乱された国を文化によって建て直そうとした。
 イタリアの宮廷舞踏だったバレッティは、後にバレエとなった。料理はそれまで大皿に盛った料理をナイフで刻み、手掴みで食べていた。ここにフォークを持ち込み、優雅な食事のスタイルを持ち込んだ。今では大人気のシャーベットやマカロンなどの多くのデザートも持ち込んだ。これが今のフランス料理とつながっていく。
 次は宗教戦争の解決にも乗り出す。娘のマルグリットを敵であるプロテスタントのナバル国王アンリに嫁がせようとした。1572年8月24日、その結婚披露宴の最中、王家の家臣がプロテスタントの貴族を暗殺し、これを契機にして全国でプロテスタントの粛清が始まった。フランス史に残る大虐殺事件「サン・バルデルミの虐殺」に発展。政治の実権を握っていたことから、カトリーヌは事件の黒幕と噂された。それに喪服の印象が重なり、「黒い王妃」と呼ばれるようになった。
 その疑惑を晴らせぬまま、1589年ブロワ城で亡くなった。

 「発見」で最後に
●ドイツ
 2009年5月にニューヨークで化石「イーダ」についての記者会見が行なわれた。イェンス・フランツェン博士は人類の祖先の可能性があるという。ヒトとサルをつなぐ最古の生物ではないかと研究が行なわれている。
 イーダが発掘されたのは、ドイツのメッセル。「メッセルピットの化石発掘地域」は東京ドームのおよそ15倍。地下には無数の古代生物の化石が眠る。4700万年前の地球を覗ける窓だといわれている。
 恐竜が繁栄していた中生代の時代が終わると、哺乳類の時代「新生代」の時代となる。当時は地球全体が温かく、新しい種類の哺乳類が次々誕生した。馬の祖先の仲間「プロパレオ・テリウム」は今の馬よりも小さく、体長は70cm。「アメリカツヤタマムシ」。スッポンモドキのカメの仲間「アラエオケリス」。

 実はこの地域は巨大なゴミ箱になる運命にあった。1970年代初頭、ドイツは大量のゴミに頭を悩ませていた。当時のメッセルには大きな窪地があった。州政府はここに大規模なゴミ処理場を作ろうとした。地元の人は大反発。工事のためにその窪地から水を抜いたところ、新しい化石が次々と見つかった。オットーさんは人工樹脂を使って化石を壊れないようにした。絶滅した原始のハリネズミの化石「マクロクラニオン」。原始的なツバメの仲間「スカニアキプセルス」。原始的なキツツキの化石「プリモジゴダクティルス」の胃からは、ブドウの種が見つかった。1981年オットーさんは死去し、意志はメッセル化石郷土博物館に引き継がれた。ワニの化石には抗議の意味で「パリフラクタ・テポニアエ」という「ゴミ処理場」という名前が学術名に入れられた。世論の支持を集め、ゴミ処理場計画は中止された。


テレビ番組「世界遺産への招待状 絶景、英知、感動!ようこそ 人類の至宝へ」

 2010年3月15日放送。2009年3月30日放送のオーストラリアのウルルから、この1年間に世界35カ国、88箇所の世界遺産を巡ってきた。この星の息吹を感じさせる絶景の数々、人類の英知、たくましく生きる人々の営み。1年間を振り返る。真矢みき、腹筋善之介さんが案内。NHK製作。

 真矢さんはアテネのパルテノン神殿に行きたかったので、場面では感動して言うべき時を忘れたこともあるそうです。

●絶景・メキシコのシアン・カアン
 熱帯雨林の中にあるセノーテと呼ばれる泉。古代マヤ文明の人々は神が住むと信じていた。もぐってみた。10万年前の巻き貝の化石があった。つまり海の底だったという証明。透明度は50m、澄み切っていて水が見えない。

●絶景・イエローストーン
 1978年世界で初めて世界遺産に登録された。湧き出す蒸気。中でも最大なのは、グレート・ファウンテン間欠泉。最大60mにもなるが、年に数回しか噴出さない。見た目だけでなく、津波のような轟音。地球の息吹を実感した。

●絶景・ウルル
 6億年前に地下で形成されたマグマが地上に突き出したもの。かつてエアーズ・ロックと呼ばれ、今は先住民の名前ウルルと呼ばれる。ウルルは黄昏時、真っ赤に燃え上がる。地球が見せる奇跡の色。

●動物・カザフスタンのサリ・アルカ自然公園
 気温50度近くにもなる大草原の真っただ中を、時速80kmで疾走する幻の珍獣サイガの群れ。サイガには顔の半分以上にもなる大きな鼻がある。吸い込んだ暑い空気を鼻の内側の粘膜で冷やすためのもの。これで3度下がるとか。

●動物・メキシコのカリフォルニア湾、エル・ビスカインのクジラ保護区
 200頭のカリフォルニアアシカ、1000頭を超えるイルカの群れ、1万匹のオニイトマキエイ、ヨツスジフエダイはとても数えきれない。シロナガスクジラは1頭でも王者の風格。
 カリフォルニア半島の海は温暖なためクジラの繁殖地としては世界屈指。中でもマダラ模様で愛嬌のあるコククジラ。親クジラと赤ちゃんクジラにも出会った。アラスカの海からきて、ここで出産する。驚いたことはこのクジラに触れられること。心に傷をもった人が触れられる体験を求めてくる。

●自然・カナディアン・ロッキー山脈公園群

●自然・ベリーズのバリアリーフ保護区

●自然・中国の廬山国立公園

●自然・オーストラリアのフレーザー島

●英知・エジプトのギザのピラミッド
 4500年前の世界遺産。智恵と技術が詰まっている。

●英知・ギリシャのアクロポリス

●英知・イタリアのベネチア
 中世に繁栄したベネチア。中央に運河があり、船が行き交う。この街の成り立ちに自然と上手につきあうベネチア人の英知を学んだ。ここは海の浅瀬ラグーナのような湿地帯だった。不毛の地にどうやって人は街を築いたのか?
 深い地層に木の杭をビッシリと打ち込み、土台代わりにし、土台を支点にしてベネチアの町を逆さにすると森になると言われる。北110kmにあるドロミーティの森は、ベネチアの町のために厳密に管理され使用された。木を切りすぎると下流のベネチアに影響があり、土砂が流入し、伝染病が発生すると本に記載されている。

●英知・スイスのレーティッシュ鉄道、アルプラ線とベルニナ線の景観
 元々山が多く資源が少なかったスイスは19世紀終わりに新たな国造りに踏み出した。それは観光立国への道。観光客を呼び込み国を豊かにする。その切り札がレーティッシュ鉄道だった。美しい景観を失っては本末転倒になるので、ループ状の石の橋などを作った。セメントやコンクリートの時代に敢えて石造りにこだわった。

●英知・モーリタニアのサハラの4つの隊商都市シンゲッティ
 しかし今、自然と人間の営みが危ない時期にある。西アフリカのモーリタニアでは、砂嵐がすごい。以前はキャラバン隊で賑わった。モスクなどに繁栄の名残を留める。森林伐採や気候変動で、人々の暮らしは砂に飲み込まれようとしている。ナツメヤシが砂に埋もれていた。こうなると手遅れ。

●英知・トルコのカッパドキア
 ここに一つの希望があった。火山の灰や溶岩が数千万年かけて削られた。一見、岩だらけの不毛の大地だが、緑が点在している。杏にリンゴ、ブドウやカボチャなども育つという。その秘密は鳩小屋だった。その糞を利用してブドウ畑などに使っている。カッパドキアに人が住み着いたのは3〜4世紀。キリスト教徒が迫害から逃れるために、不毛の地で生きる術を編み出した。

●営み・クロアチアのスプリトのティオクレディアヌスの宮殿
 ローマ時代の遺跡が街の暮らしと溶け合っていた。世界遺産って何だろう?

●営み・マリ共和国のバンジャガラの断崖
 断崖にへばりつくように家々が点在していた。700年前からの伝統的な暮らしを営みドゴン族の人たち。遠来の客に伝統の踊りを見せてくれた。精霊や悪魔も登場する長い物語。これは子供たちにとっても生きた教科書。
 ドゴン族も次第に人が減り、踊りを教える大人たちも次第に少なくなった。とても数が多いので、子供のうちから習わないと間に合わないという。日々の営みの中で受け継いでいくものであり、祭りの前だけやればよいというものではない。

●営み・フランスのピレネーのペルデュ山
 ヨーロッパ随一と言われる絶景と、羊飼いの生活。カルロ・クランプさんと父のシモンさんのお宅を訪問した。カルロさんは羊飼いになって15年、シモンさんは70年。シモンさんは23歳で父を亡くし、自力で羊飼いの仕事を学んだ。だから後継ぎができたことは非常な喜びで、全て教えた。
 シモンさんが作った1冊の本がある。山の歌の歌集だった。

●負の遺産バーミヤン
 人間の傲慢で、世界遺産が一瞬にしてなくなってしまう。


テレビ番組「世界!弾丸トラベラー 2009年年間ベスト10」

 2010年1月2日放送。2009年は42人のシンデレラが29カ国に飛んだ。視聴者の投票をもとにして、第2回弾丸アカデミー大賞ベスト10を発表した。

●10位
 臼田あさ美さんの「エジプトでクレオパトラ気分を味わいたい」。3月21日放送。

●9位
 道端ジェシカさんで「オーストラリアでジンベエザメと一緒に泳ぎたい」。7月18日放送。

●8位
 藤井リナ&マリエさんで、インド「タージ・マハルを堪能したい」。7月4日放送。

●7位
 山田花子さんで、フランス「初めてのパリで、先輩を応援したい」。9月26日放送。アース・マラソンをしている間寛平さんを探す旅。感動で山崎静代さんはまた涙していました。

●6位
 田中美保さんで、ザンビアの「ビクトリアの滝で奇跡の虹をくぐりたい」。7月11日放送。落差110m、幅1.7kmの世界三大瀑布の一つ。空から虹を眺めた。

●5位
 吉川ひなの&ギャル曽根さんで、オランダ「チューリップ畑をかけまわりたい」。6月13日放送。ひなのさんが大好きな人に「一緒に住みた〜い!です」と叫びました。

●4位
 梨花&しげるちゃんで、ヨルダン「神秘の遺跡を大親友と見たい」。9月12日、19日放送。死海の泥で泥パックして浮かぶ。世界遺産のヨルダンのペトラ遺跡に感動。ラクダに乗りました。

●3位
 押切もえさんでチュニジア「サハラ砂漠に昇る神秘の朝日が見たい」。11月7日放送。

●2位
 土屋アンナさんでジャマイカ「自由気ままに過ごしたい!ノープランの旅」。1月17日、24日放送。レゲエのリズムに身をまかせて踊りました。海の音も楽しみました。

●1位
 梨花、山崎静代、中川翔子さんで「梨花プレゼンツ、とっておきのハワイ・ツアー」。3月28日、4月4日、11日放送。カピオラニ・パークでフラダンスを踊る。カイマナ・ビーチから見る夕陽に感動。クアロアの美しい風景に感動しました。


テレビ番組「2009年3月の旅サラダは「旅サラダ特選海外の旅」」

●モロッコ
 2008年6月の城戸真亜子さん。マラケシュは毎日がお祭り気分。広場の周りにはスークと言われる市場。
 地中海に面した町シャウエン。青いグラデュエーションに輝く町。人形姫の夢のような町。野に咲くすみれの花を思わせる壁の色。ここではスペイン語が使われている。すみれ色のような青が多い。
 サハラ砂漠のホテル、「キャンプ・アトラス・デュ・サーブル Atlas du Sable 」では、生地(パン)の中に炒めた野菜を入れ、砂の中に入れて上から砂と灰をかけて焼く。15分で焼けました。まわりがパリパリで、中がモチモチでした。ここで絵をいくつか描きました。太陽が沈み、満月が昇りました。城戸さんも絵が変わったそうです。

●ハワイ
 2008年9月の山本未来さん。ワイキキの「モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート」の「ビーチハウス・レストラン」。「フィレ・ミニヨン」45ドル。
http://www.moana-surfrider.com/
 オアフ島の西にあるコオリナ沖。ここは野性のイルカの生息地として世界的に有名。「アイランド・バケーションクラブ Island Vacation Club」(料金:大人140ドル、所要時間7時間で送迎とランチ込みでツアーは約3時間半)。大量のイルカに遭遇。ハワイアン・スピナー・ドルフィンが数十頭いますが、かなり高くジャンプして歓迎してくれました。山本さんはシュノーケリングで近づいた。野性のイルカに直接触ることは禁止されています。
http://www.wilddolphin.net/
 年間200万人が訪れるビーチ・リゾートのマウイ島。島の景色が楽しめるのは、さとうきび列車。ラハイナ駅からプウコリイ駅往復で21.95ドル?現在は観光用に生まれ変わっている。
http://www.sugarcanetrain.com/
 ハワイ島のマウナケアの山頂で夕陽を見たい。「マウナケア山頂サンセット&星空観測ツアー」1人175ドル。下は雨だったが、頂上では晴れ。素晴らしい夕陽でした。
http://www.taikobo.com/

●スペイン
 2008年11月の小西美帆さん。バルセロナは人口170万人、スペイン第二の都市。1992年オリンピックが開催された。町には大道芸人も沢山。一番楽しみにしていた「サグラダ・ファミリア教会」。1882年に着工され、今なお建設中。入場料は10ユーロ。上に上がるエレベータは2.5ユーロ。
http://www.sagradafamilia.cat/sf-eng/docs_serveis/informacio.php
 3月から10月は闘牛の季節。中には市民が参加できるものもある。今回の入場料は15ユーロ。
 グラナダにあるのは世界遺産「アルハンブラ宮殿」。アラビア語で「赤い城」の意味。イスラム建築の最高峰と呼ばれている。
http://www.alhambra-patronato.es/index.php/Schedules/195+M5d637b1e38d/0/

●香港
 2008年11月の浅野ゆう子さん。1000人入れる巨大レストラン「名都酒楼」はワゴン・サービスの点心をいただいた。「フカヒレギョーザ」33HK$。点心1つが22HK$〜36HK$。
 「ランガム・プレイス・ホテル」のレストラン「明閣」のデザート「フカヒレとマンゴーのデザート(カスタード)」1個68HK$(900円)はドライアイス付き?でやってくる。1個から注文できる。
 郊外の「オーシャン・パーク」でパンダを見る。入園料:208HK$(2700円)。
 夜にはビクトリア・ハーバーに面したビルが輝きはじめる。2003年から毎日繰り広げられていて、ギネスの記録を更新しつづけている。今回は九龍半島側と香港島側の両方が見える場所でした。

●タヒチ
 2008年1月の坂本三佳さん。118の島からなり、ゴーギャンの愛した島としても有名。
 ハネムーンのカップルに人気なのは、水上コテージ。「ル・メリディアン・ボラボラ」水上バンガロータイプのホテル。海の色がとてもきれい。水上バンガロー1泊91530CFP(9.7万円)〜。床一面が大きなガラス張りで、ベッドは天蓋付きで、ハートの花飾りがお出迎え。亀の餌付け(無料)は、毎日朝10時半〜。カメは神の使いと言われている。平均気温27度で1年中温暖。
http://www.borabora.lemeridien.com/

 ボラボラ島カヌーガイド Canoe Guide に参加。ガイドはファレウラ・テアフイ Fareura Teahui さん。料金は1人6000CFP(6400円)。9AM〜12AMの3時間。アカエイが餌を求めてたくさん来ました。その後ツマグロザメが登場。このサメは人間に危害を加えることはない。
 ハートの形のツパイ島のヘリコプター・ツアー。ポリネシア・ヘリコプター Polynesia Helicopter で飛んだ。1人30分3.5万CFP(3.7万円)で要予約。申し込みは「ル・メリディアン・ボラボラ」のアクティビティ・デスクから可能。但し、飛行は4名揃ってから。
http://www.polynesia-helicopter.com/

●オーストリア・ウィーン
 2008年10月の岩崎宏美さん。640年にわたりハプスブルグ家の本拠地だった。モーツァルトの像がある。音楽家の憧れの都。美術の発信地としての一面もある。
 世界で最も美しいバロック建築の一つとも言われる「ベルヴェデーレ宮殿」。入場料:9.5ユーロ。クリムトの代表作「接吻」が大切に保管されている。

○チェコ
 プラハのドヴォルザーク・ホールで「思秋期」を歌った。

●マレーシア
 2008年5月の森下千里さん。豪華列車「イースタン&オリエンタル・エクスプレス Eastern & Oriental Express 」に乗車。バンコクからシンガポールまでの2000kmを走る列車。今回はステイツ・キャビン(バターワースからシンガポール間):23.6万円。

 ボルネオ島のラブック・ベイ・テングザル保護区 Labuk Bay Proboscis Monkey Sanctuary では、天然動物たちの宝庫。見学料:RM60(1600円)。ミズオオトカゲ、サイチョウ、ミツユビカワセミ、テングザルを見ました。
 セリンガン島はタートル・アイランズ公園 Turtle Islands Park の一部。特別な許可を得て、ウミガメの産卵を撮影させてもらった。孵化したウミガメの赤ちゃんを放流する体験も出来る。

●中国
 2008年7月の吉野公佳さん。行ったのは北京オリンピック直前だった。天壇公園は世界遺産だが、憩いの場所。祈念殿はお正月に五穀豊穣を願った建物で、釘を1本も使っていない。神聖な場所。入場料:通常35元(510円)、オフシーズン30元。
 北京から車で1時間。万里の長城。総延長はおよそ6300kmにも及ぶ。紀元前3世紀から2500年にわたり建築された、人類史上最大の建造物と言われる巨大な遺跡。

○マカオ
 かつてはポルトガルの植民地だったことから東洋と西洋の文化が混ざり合う町。ここ数年海外から熱い視線を集めている。セナド広場など世界遺産に登録され、日本をはじめアジアからの旅行者が増えた。

●オーストラリア
 2008年4月の織作峰子さん。西オーストラリアの海岸にコムレットの群れがいた。西オーストラリアには起伏に富んだ長い海岸線がある。中でも貴重な生物たちの宝庫といわれるのが世界遺産シャーク・ベイ。水深10m程度の浅い海がずっと続く。世界最大4000平方kmにわたる海藻が分布している。主食の海藻が豊かなので、ジュゴンも1万頭いる。地球上の初めて酸素を生み出したというストロマトライトの群生地もある。35億年前から存在している。海岸は白い貝殻でできている。150kmに渡って続く。

 オーストラリア大陸にしか生息していない動物も多い。「グレート・オーシャン・エコロッジ・ケープ岬環境保護センター The Great Ocean Ecolodge, The Cape Otway Centre for conservation Ecology 」を訪問。カンガルーは4000万頭。1日の大半を寝て過ごすコアラもいた。
http://www.capeotwaycentre.com.au/

 南には260kmの長さのグレート・オーシャン・ロード the Great Ocean Road がある。「オープンカー ツアー Top Down Tours 」でドライブした。終着点には「12使徒」と呼ばれる石灰岩の柱がある。年間2cmずつ侵食が進み、今では柱は8本。
http://www.topdown.com.au/

●ベトナム> 新妻聖子
 2009年1月の新妻聖子さん。南から北へ2000kmを縦断した。ホーチミンではバイクの河の中を横断しました。逆に人が止まると困るそうです。町を走るバイクは400万台。朝は外で食べる人が多い。
 メコン川流域のミトーという町ではフーティウ(お米で作った麺)が有名。「チュンルン Trung Luong 」はミトーで一番有名なフーティウのお店。朝から晩まで地元の人や観光客で賑わう。フーティウは2万ドン(120円)。とん骨とスルメからスープを取っている。河を眺めながらいただきました。
 聖なる山「五行山 Ngu Hanh Son 」は、ダナンの街のはずれにある大理石で出来た山。この山の最大の見所は、ホアギエム洞窟。正午前後に行くと、晴れた日には洞窟に空いた穴から太陽の光が差し込み、幻想的な空間を作り出す。入山料1.5万ドン(約85円)

●ベリーズ&グアテマラ
 2009年2月の城戸真亜子さん。カリブ海にすむ全ての魚(600種類以上の)を見ることができるというベリーズの海。オーストラリアに次いで世界第二位の規模を誇るサンゴ礁は世界遺産。
 ベリーズの「クーパーズ・アートギャラリー Coopers Art Gallery 」。
http://www.debbiecooperart.com/

 グァテマラの広いジャングルの中に3000を越すマヤの遺跡が眠っている。チチカステナンゴにはマヤ文明の子孫たちが暮す。市場では民族衣装がいろいろ見られる。
 最後に訪れた湖畔には、アティトラン湖を望む素晴らしい風景があった。

●ニューヨーク
 2008年12月の林マヤさん。今回はその時に公開していなかった映像。
 「国連本部(国際連合) United Nations Headquarters 」(住所:405 East 42nd St., New York, NY 10017、Tel:212.963.8687、開館時間:月〜金 9:45AM〜4:45PM、45分のガイド・ツアーの料金は大人$12.5、学生$8、子供(5−14歳)$6.5)を訪れた。貧困や飢餓の撲滅、教育の普及、伝染病の防止などの問題に取り組んでいる。192カ国の代表が会議をする場所。戦争にまつわる展示もある。子供の命を奪う3ドルの地雷には涙。
http://www.un.org/tours/pages/gi.htm

 「アメリカ自然史博物館 American Museum of Natural History 」(住所:79 Street and Central Park West, New York, NY 10024、Tel:212.769.5100、開館時間:10:00〜17:45 )は映画「ナイト・ミュージアム」で人気になった。
 月に2回、子供たちがお泊りできる日がある。「ア・ナイト・アット・ザ・ミュージアム A Night at the Museum 」は$129。子供たちは寝袋を持ってきていました。消灯は夜の12時。
http://www.amnh.org/

●インド
2008年2月の加藤紀子さん。人口11億人。インダス文明に始まる5000年の歴史。日本から飛行機で8時間。オールド・デリーは音、人、匂いで熱気溢れる。
 ガンジス川はヒンドゥー教で聖なる川となっている。沐浴は罪を洗い流し、徳を得られるといわれている。足をつけて、頭に水をかけるだけでも沐浴になる。 タージマハル Taj Mahal (入場料:750ルピー(1500円)、インド人20ルピー、時間:日の出〜日の入り(満月の前後は夜間も公開)、定休日:金曜日)に行く。インドの象徴ともいえる世界遺産。入場券販売ゲートから500mは、電気自動車以外の車の進入は禁止されていて、ラクダ車に乗る。交渉が必要で、だいたい1000ルピー(2000円)。17世紀に完成した。年間250万人が訪れる。

 国民の80%がヒンドゥー教徒という。ヴィリンダーヴァンはデリーから電車に揺られて2時間の小さな村。真っ白な大理石でできた「イスコン寺院 Iskcon Temple 」(拝観料:無料)には、クリシュナ神とラーダ神が祀られている。クリシュナはいたずら好きで女性に愛される神。実在していたという伝説もある。
 インドの結婚式に遭遇。1週間にも及び、最後の日はパレード。最後にジャイ・マラと呼ばれる花輪を交換する。

●パラオ
 2008年3月の田中律子さん。日本から飛行機で5時間。年間平均気温はほぼ一定で28度。
 パラオの海は透明度が高く、たくさんの魚がいる。ナポレオン・フィッシュ、ギンガメアジ、カクレクマノミ、マンタなど。海の中に青だけの世界が広がる「ブルーホール」がある。これはリーフ上にある4つの縦穴がそれぞれ下に突き抜け、下で大きなドームを形成している。縦穴から海底に向かって注がれる光は、まるでスポットライトのよう。

 ロック・アイランドは、自然の宝庫。大昔の地殻変動により、外海と隔離されている汽水湖「ジェリーフィッシュ・レイク」。ここには無数のタコクラゲが生息している。外敵に襲われる心配のなくなったため、トゲや毒が退化しているため、シュノーケリングで一緒に泳ぐことができる。光輝く無数のクラゲが生み出す世界はとても幻想的。この湖に生息タコクラゲの数は100万匹?
 もう一つロック・アイランドにはミルキー・ウェイという白濁した海がある。乳白色を帯びたエメラルドグリーンの海。サンゴなどが削られて海底に沈殿してできた石灰質の泥が原因。この真っ白な泥は、美白効果があると言われている。
 この「カヤック&ジェリーフィッシュ・レイクツアー」は所要時間7.5時間で、一人100ドル。別途ロック・アイランド゙許可証の費用35ドルが必要。【問い合わせ先】は、インパック・ツアーズ(住所:P.O.Box10107, Koror, Republic of Palau 96940、Tel:(680)488-3779、Fax:(680)488-5777 )。

●ヨーロッパ・アルペンルート
 2008年8月の酒井美紀さん。ドイツのミュンヘンは人口130万人。バイエルン州の州都で、宮廷文化の中心地。マリエン広場は建物が素晴らしい。新市庁舎の鐘の音がヨーロッパにいるという感じを強めてくれる。
 世界最大のビールの祭典「オクトーバー・フェスト」が開かれることでも有名な町。王室ご用達の醸造所だったという「ホーフブロイハウス」(住所:Hofbraeuhaus Platzl 9 80331 Munchen、Tel:+49-8929-01360、営業時間:9:00〜23:30 )。ドイツでは16歳からビールを飲むことができる。この地方の名物料理「白ソーセージとプレッツェルのセット」4.6ユーロ。プレッツェルには岩塩がまぶしてある。「ヴァイツェン・ビール」3.65ユーロ。

 オーストリアのチロル州には美しいアルプスの山々が広がっている。ゼーフェルトでは山登りハイキングに挑戦。ハイキング・ガイドはマーティン・ブルックナーさんで日本語が達者。山のぼりの前にアルコールで乾杯(笑)
 頂上へはゴンドラとケーブルカーで行く。ゴンドラのみだと片道10.5ユーロ(1700円)、往復14.5ユーロ(2400円)。ゴンドラ+ケーブルカーだとゼーフェルダー・ヨッホまで行けて、片道13.5ユーロ、往復16.5ユーロ。
 標高2080mから見渡せる風景は素晴らしい。ここからトレッキング。6月だけど、雪が残っていました。注意事項として、山の頂上にはお手洗いはないので、中間地点の「ミッテルスタシオン ロッスヒュッテ」のレストランなどの休憩所などですませておくことが大事です。
http://www.seefeld.com/

 スイスのマイエンフェルトは「アルプスの少女ハイジ」の故郷。町の中心にある「ハイジ・ショップ Heidi Shop 」(Tel:+41-8133-01912、FAX:+41-8133-01913、E-mail:info@heididorf.ch、営業時間:平日の9:30〜11:45、13:30〜17:00 )に立ち寄った。この村の中心以外のハイジ村という場所にも、ハイジショップがある。各国の絵本があるが、日本のアニメの絵が違う。ここで絵ハガキを買うとハイジのスタンプを押してもらえる。牧草地ではハイジの物語を思い出させるものでした。
http://www.heidihaus.ch/

 ベルニナ・エクスプレス Bernina Express はこの2008年7月に世界遺産に登録された。サンモリッツからティラーノまで往復で、一等車:96スイスフラン(8400円)、二等車:58スイスフラン(5100円)で、取材の時に乗ったのは二等車。ブルージオのオープン・ループ橋が有名。この橋を越えて20分すると国境を越えて終点。
 予約の際の連絡先は、「レーティッシュ鉄道サンモリッツ駅 RhB-Bahnhof in St.Moritz 」(Tel:+41-81-288-56-40、FAX:+41-81-288-56-31、E-mail:stmoritz@rhb.ch )で、指定座席の予約には、サンモリッツ〜ティラーノまで片道7スイスフラン(610円)が必要。途中下車した場合、乗車券は有効ですが、もう一度指定席予約料は払う必要がある。
http://www.rhb.ch/


テレビ番組「地球街道 最終回」

 2009年3月28日放送。中村雅俊さんが案内。「その道を走れば夢が叶う」と言って走り始めた地球街道も最終回。3年間の旅を振り返る。37カ国、走行距離5万km。

●水の絶景
 南米ボリビアを鶴田真由さん。世界最大の塩の湖ウユニ塩湖。空と大地の境目がわからない。
 ベトナムでは六平直政さん。世界自然遺産ハロン湾。水上集落を訪問。気持ちがゆったりする。
 カナディアン・ロッキーで八木沼純子さん。モレーン湖。湖全部がエメラルド・グリーン。
 スリランカで田尾安志さん。伝統の釣り「スティルト・フィッシング」に挑戦。
 ノルウェーのフィヨルド。
 中国の九寨溝。
 熊本の竹崎水源。
 地球の7割を水が占めています。

●大地の絶景
 オーストラリアの勝村政信さん。「ネイチャーズ・ウィンドウ」は岩が風化して穴があいたもの。
 マダガスカルの水野美紀さん。バオバブの並木道。夕陽の中の風景。
 アイスランドで高嶋政宏さん。火山群の神秘の大地に感動。
 ケニアの野村真美さん。ヌーの大移動を目撃。生死をかけた焔の営み。

●建築の絶景
 ポルトガルで林隆三さん。最もポルトガルらしい村モンサント。自然の巨石を使って家を建てている。
 ギリシャの草刈正雄さん。断崖の上のメテオラ遺跡。天空の修道院。夕陽を浴びて綺麗でした。
 フランスのモンサンミッシェル。
 ドイツのノイシュヴァンシュタイン城。
 ロシアのプレオプラジェーンスカヤ教会。

●音楽
 イタリアの財津和夫さん。フェリーニの「道」を通って、「青春の影」を歌いました。
 オーストリアの渡辺美里さん。「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地を巡った。
 大分、飯田高原で伊勢正三さん。九州横断道路を故郷・大分から熊本に走った。
 北海道で杉田二郎さんは大学の後輩ばんばひろふみさんと。冬の北海道で、「風」を歌いました。
 イタリアで千住明さん。南イタリアで「時間の流れの中で」という曲を作りました。ステージは世界遺産「マテーラ」。

●寄り道
 スウェーデンで宍戸開さん。映画の道。一面の菜の花畑。
 アメリカで衣笠祥雄さん。野球の道。名もなき小さな球場。
 スペインで高橋克実さん。ドン・キホーテの道。街角でスケッチ。
 カナダのローレンシャンの森。
 イタリアのラツィオ州にある小さな村チヴィタ・ディ・ハーニョレッジョは雲海の上にある陸の孤島。
 中国の村田雄浩さん。四川の竹林を目指して。竹の中にご飯を入れたもの。

●ルート66
 中村雅俊さん。少年時代に憧れた道を走って感動した。ロスから4000km先のシカゴを目指した。今なおルート66を愛し、共に生きる人々がいた。元祖アメリカン・ドッグもいただいた。そしてシカゴに到着した。

 道の終りは新しい道の始まり。


テレビ番組「THE 世界遺産 超時空スペシャル」

 2009年1月11日、18日放送。2009年はじめで世界遺産の数は878。時間軸でみてみると、厳島神社ができた時、ヨーロッパではゴチック様式の大聖堂、アジアではアンコール・ワットができた。

●古代編
 屋久島に寿命を越えてはるかに生き続ける木がある。縄文杉の樹齢は4000年とも7000年とも言われる。実際には2170年前だった。

 ヨーロッパでは古代ローマが地中海を制圧した。市民はコロッセオに熱狂した。神殿の建設、インフラの整備により古代ローマは繁栄を極めた。
 紀元前3世紀、中国では秦の始皇帝が初めて中国を統一した。万里の長城、兵馬俑を築いた。
 エルサレムでは紀元前2世紀、ユダヤ教徒の王国があった。その中から全く新しい宗教が生まれる。唯一絶対の神の存在を説いたイエス・キリスト。聖墳墓教会はイエスが葬られたお墓の上に建てられた。紀元1世紀にイエスは十字架に架けられた。
 その時アジアではフィリピンでコルディレラの棚田による稲作が始まった。
 ヨルダンでは謎の古代都市ペトラがあった。
 メキシコでは古代都市ティオティワカンに巨大なピラミッドが建設された。
 ペルーではナスカの地上絵が描かれた。地上絵が描かれているのは、それぞれの部族の神々だと思われている。

 人間はいつから絵を描いてきたのだろうか?
 フランスのヴェゼール渓谷の装飾洞窟群にあるように、2万年以上も前に描かれている。そこには、氷河期に登場したマンモスも登場する。
 オーストラリアのカカドゥ国立公園には、動物の体を透視したようなX線画法で知られている。
 ブラジルのセハ・ダ・カピバラ国立公園の岩絵は、1.2万年前の営みが岩の上に描かれている。
 アルゼンチンにはリオ・ピントゥラスの手の洞窟がある。1.1万年前。
 サハラ砂漠では、アルジェリアのタッシリ・ナジェールに残る無数の岩絵。紀元前5000年はサハラは緑にあふれ、多くの草食動物が群れをなしていた。
 地中海では紀元前3600年にマルタの巨石神殿群の文化が誕生した。
 紀元前2600年、ギザにピラミッドができた。
 紀元前3000年以上前に、イギリスのストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群が建造された。
 こうした背景には人間の暮らしに大きな変化があった。
 パキスタンのインダス文明の最大の遺跡「モヘンジョダロの遺跡」は、農耕を中心とする定住生活になったことを示している。インダス文字が発達した。

 そして強力な国家の誕生へとつながる。
 エジプトの古代都市テーベにツタンカーメンが現われた。アブ・シンデル神殿のように、ナイルの上流に岩山を彫りぬいた神殿が作られた。
 紀元前14世紀、エジプトをおびやかす国家が現在のトルコに出現した。人類史上初めて鉄の武器を用いたヒッタイト帝国。トルコのハットゥッシャはヒッタイト帝国の都だった。楔形文字はエジプトとの戦争を記録していた。
 紀元前15世紀以前、ペルーではチャビンの考古遺跡のように古い文明が芽を出そうとしていた。
 インドでは紀元前6世紀、ブッダガヤの大菩提寺、一人のカリスマが登場した。仏教の開祖釈迦。この菩提樹の根元で彼は悟りを開いた。
 その頃インドの西では、ペルシャが世界帝国へと躍進した。東の中央アジアから西のエジプトまで、20を越す民族を支配下に置いた。イランのペルセポリスの遺跡。
 そのペルシャに戦いを挑んだのがギリシャのアテネ。数十年の戦争に悲願の勝利を収めたアテネがギリシャ第一の都市国家となった。アクロポリス。

 4世紀、トルコのカッパドキアには岩をくりぬいた多くの修道院ができた。多くのキリスト教徒が隠れ住んだ。
 5世紀、インドでも仏教徒たちが岩を掘り、修行と瞑想の場としたのが、アジャンター石窟群。宗教芸術に残る絵を描いた。
 5世紀、中国でも雲崗石窟が掘られた。やがて仏教は海を渡って日本に。
 7世紀、日本に世界最古の木造建築「法隆寺」ができた。推古天皇と共にこの寺を建立した聖徳太子は、仏教の力で日本の国づくりを推進しようとした。聖徳太子は622年に亡くなった。
 その622年、イスラームの暦の元年にあたる。予言者ムハンマドがメッカを捨て、新たな国家を建設しようとした年。彼が昇天したとされるのがエルサレムの聖なる岩。そしてエルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地となった。

●現代まで
 8世紀、日本の奈良の東大寺。752年大仏開眼した。
 8世紀、フランスに聖ミカエルがあの岩山に私のための聖堂を建てるように言ったという。モンサンミシェルの建築が始まった。
 10世紀、アイルランドにも海の孤島にスケリグ・マイケルという修行の場が築かれていた。これも「聖ミカエルの岩山」の意味。
 10世紀、南イタリアのアマルフィでは好景気に沸いていた。三方を山に囲まれた町で、スピードがでる船で、羅針盤を使い、海の王者となった。
 10世紀、スカンジナビアから船出したバイキングは北アメリカに到達した。わずかな足跡を残し、彼らは忽然と姿を消した。
 10世紀、南太平洋のイースター島ではモアイ像が出現し始めていた。
 11世紀、メキシコではマヤ文明の古代都市チチェン・イツァが最盛期を迎えていた。ククルカンというヘビを祀るピラミッド。正確な暦を作った。
 12世紀、日本は厳島神社が今の形になった。平清盛によって世界に類のない宗教建築が完成した。
 12世紀、ノルウェー周辺でバイキングが造船技術を用いて、1200もの教会を建てていた。「ウルネスの木造教会」は世界最古の木造教会。
 12世紀、カンボジアでは密林に立派な寺院アンコール・ワットを築いていた。地上に再現された神々の世界だった。
 13世紀、イタリアのベネチアから一人の男が旅にでた。わずか17歳のマルコ・ポーロだった。彼は1271年、オルボン渓谷の文化的景観に代表されるモンゴルに足を踏み入れ、皇帝クビライに17年間仕えた。モンゴル帝国は人類史上最大の世界帝国だった。
 14世紀、ピサの斜塔は1350年に完成した時、既に傾いていた。地盤の柔らかさが原因で、完成後も傾き続けた。
 15世紀、日本のわび、さびの原点、銀閣寺が建てられた。
 15世紀、ペルーにマチュピチュができた。まもなくスペイン人が侵略してきた。
 1492年、探検家コロンブスが新大陸に到達した。ドミニカのサント・ドミンゴを拠点にキリスト教はまたたく間に新大陸中を席捲した。
 15世紀、イタリアではルネサンスがピークを迎えていた。1495年、レオナルド・ダ・ヴィンチがミラノの修道院の壁に「最後の晩餐」の絵を描き始めた。時に43歳だった。もう一人の20歳年下の天才ミケランジェロが登場した。ダビデ像は新しい主役の台頭を力強く宣言した。
 1508年バチカンでミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の作成にとりかかった。4年半かけて完成した。
 16世紀、フランスにレオナルドがルネサンスの息吹を伝えた。「シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」。フランス王はフランス・ルネサンスの最高傑作シャンボール城の建設にとりかかった。そしてレオナルドはこの世を去った。
 16世紀、日本では石見銀山で銀の採掘が盛んに行なわれた。また倭寇と呼ばれた海賊が活躍した。
 16世紀、その倭寇を討伐したことで明の将軍の戚継光が万里の長城を大改造した。
 17世紀、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂が今の姿になった。
 17世紀、日光に東照宮ができた。金と黒を基調とした霊廟建築。
 17世紀、ヨーロッパはバロックの時代に突入した。1661年に建設が開始されたベルサイユ宮殿が先鞭をきった。莫大な資金が湯水のように使われた。バロックの宮殿はヨーロッパじゅうに一大ブームを巻き起こした。
 1740年、ウィーンではハプスブルグの女帝マリア・テレジアはシェーンブルク宮殿を居城と定め、大改築してバロック宮殿とした。
 1780年、バロックの完成形というヴュルツブルクの司教館が完成。ナポレオンがヨーロッパで最も美しい宮殿と絶賛した。
 18世紀、チリのチロエ諸島では、ヨーロッパと先住民の文化が溶け合ったチロエ様式による、教会の建築が進んでいた。ここがキリスト教の終着点といわれる。
 18世紀、琉球王国の首里城は今の形になった。様々な様式が重なり合う独特のたたずまい。
 18世紀、南イタリアのベルサイユ「カゼルタの王宮」。カルロ3世はベルサイユに負けない宮殿を建築するために莫大な資金を投入した。18世紀としては世界最大のバロック建築。
 18世紀、フィンランドでは素朴な教会が建てられていた。ペタヤヴェシの古い教会。木造教会は暖かさで充ちている。
 18世紀、ブラジルはゴールド・ラッシュに沸いていた。古都オウロ・ブレットのコンゴーシャスを見下ろす丘に建てられたノッサ・セニョーラ・ド・ピラール教会の内部は見事なバロック彫刻で覆われた。

 18世紀、そして世界は最大の変化の時を迎える。イギリスで始まった産業革命。世界初のアイアン・ブリッジ(鉄橋)が完成。地球がみるみる小さくなっていった。
 18世紀、日本の白川郷。人間が自然の中でどう生きていくか。
 19世紀、ニューヨークに自由の女神像が出現した。大型客船が新大陸へ多くの移民を運んだ。
 19世紀、スペインでは天才アントニ・ガウディがあの大建築に着手した。サグラダ・ファミリア。斬新な設計は建築の常識を大きく変えた。建設は今も続いている。
 20世紀、ドイツでデッサウ・バウハウス(建築の家)という建物が完成。実用性と美しさの調査から生み出された斬新なフォルムの数々。これは今も生きつづけている。
 20世紀、広島に原子爆弾が投下された。ワルシャワも町が消えた。しかし市民が復興させた。
 20世紀、シドニーのオペラ・ハウス。
 2001年、「バーミヤン渓谷の景観と遺跡」はタリバンにより爆破された。かつては金色に輝いていたという。ユネスコは2003年危機遺産に登録することで、保護を呼びかけた。


テレビ番組「世界!弾丸トラベラー ベスト10の発表」

 2008年12月27日放送。放送開始から1年3ヶ月、33カ国、59人が旅をした。ベスト・トラベルは?第1回弾丸アカデミー大賞の発表。

●10位
 はしのえみさん。世界遺産のビーチを独り占めしたい。オーストラリアのグレートバリアリーフのサンディ・ケイ。

●9位
 Hirokoさん、神秘の朝日を見て元気になりたい。ハワイ島。マウナケア標高4205mで朝7時に朝日を見た。

●8位
 ギャル曽根さん。ひまわり畑をかけまわりたい。スペイン・アンダルシアのひまわり畑を自転車で行く。

●7位
 光浦靖子さん。南国の楽園で結婚式の下見がしたい。タヒチのボラボラ島のインターコンチネンタル・リゾート&タラソスパ。

●6位
 優香さん。ノイシュヴァンシュタイン城を空から見たい。

●5位
 加藤ローザさん。ヨーロッパ最大の氷河を満喫したい。ノルウェー。現地ガイドが恰好よかった。氷河の氷で芋焼酎を飲みました。

●4位
 中川翔子&山崎静代さん。香港貪欲ツアー。絶品スイーツを食べまくる。

●3位
 長谷川理恵さん。モン・サン・ミッシェルを空から見たい。ウルトラ・ライトプレーンというハングライダーにエンジンをつけたもので飛ぶ。20分のフライトで終わり。

●2位
 内田恭子さん。湖水地方で独身気分を味わいたい。ホテルのオーナーのデニーズさんと料理を作ってピクニックの準備。とっておきの場所へ。

●1位
 梨花さん。ホワイトサンズで神秘の朝日からパワーをもらいたい。雨が降りましたが、奇跡的にあがりました。ネイティブ・アメリカンのフレディさんと朝日を待った。伝統の儀式をして朝日を迎えました。


テレビ番組「THE 世界遺産 空から見る文化遺産」

 2008年8月24日放送。

●アフリカ大陸
 700万年前類人猿の中に地上を2本足で歩く者が現われた。アウストロロピテクス・アフリカヌス。彼らが何故2足歩行を始めたのか。
 東アフリカで起きた地殻変動、アフリカ大地溝帯が当時の環境を激変させた。山や高原を作り、気温を下げ、空気を乾燥させ、森が減り、サバンナが広がった。森とサバンナで生活するサルが出てきて、やがて森の別れを告げ、ヒトとなった。そして中国を経てアメリカ大陸に移動し、アフリカからヨーロッパにも移動した。
 アルジェリアの「タッシリ・ナジェール」にはヒトの営みの証し「岩絵」がある。カザフスタンの「タムガリの考古的景観にある岩絵群」にも岩絵がある。スウェーデンには「ターヌムの岩石線画群」。やがて表現とその技法は飛躍的な発展を遂げていく。ペルーの「ナスカ」。
 そして強大な国へと発展していく。エジプトの古代都市テーベ。ファラオたちは絶大なる権力を建築によって世に示した。ギザのピラミッド群。イギリスのストーンヘンジなどはそれを知る手がかりが失われている。

●ローマの技術
 ギリシャのアクロポリス。ローマ人は都市建設のいろいろなものを作った。コロシアム、浴場、神殿、水道橋など。ポン・デュ・ガールの水道橋。ローマの建築技術・土木技術などは帝国が滅亡しても後の時代に受け継がれていった。それはヨーロッパ芸術の規範ともなった。イタリアのデル・モンテ城、フランスの「シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」、ベルサイユ宮殿。

●ルネサンス
 フィレンツェでまず芽生えたルネッサンス。古代ギリシャやローマを見習い、人間の果てしない可能性に道を開いた。そこに超人的な天才たちが出現した。ミケランジェロのダビデ像、ダビンチの最後の晩餐。ここから、ヨーロッパ文化に大輪の花を咲かせた。アントニ・ガウディの作品群。サンクト・ペテルブルグ歴史地区。美意識を高めることはヨーロッパ上流階級のたしなみだった。

●イスタンブール
 ヨーロッパとアジアの接点。

●東南アジア
 インドで生じた文化は東南アジアへと広がっていった。仏教とヒンドゥー教は各地に壮麗な寺院を建設した。インドネシアのボロブドゥールの遺跡、カンボジアのアンコール遺跡。

●中国
 東アジアは中心は中国。黄山、万里の長城。シルクロードを通じて西側との文化の交流を行なってきた。
 シルクロードの終着点とも言われる日本。京都。

●アメリカ
 自由とは何か?アメリカの歴史でもある。マヤ、アステカ、インカなどこの大陸にははるか昔からいくつもの古代文明が誕生し、独自の文化が築かれていた。ティカル、マチュピチュなど。16世紀に終焉がやってきた。海の向こうからスペイン人がやってきた。その後にできたのが、メキシコシティ、テンプロ・マヨール。
 しかし、ラテン・アメリカ独特のキリスト教美術が生まれた。地元の宗教との融合もあった。エクアドルのキト市街地。パナマ運河の発達によりヨーロッパ文化が席捲した。古代都市テオティワカンには今も人々が集まる。

●負の遺産
 アウシュビッツ、広島など。

●生きるために
 フィリピンの「コルディリェーラの棚田群」、ハンガリーのトカイ地方の貴腐ワイン、オランダの「キンデルダイクの風車群」とチューリップ畑、フランスの「アルケスナンの王立製塩所」、世界で初めてアルプス山脈を越えた鉄道はオーストリアの「ゼメリング鉄道」、スウェーデンのヴァルベルイまたは「ヴァールベリのラジオ放送局」、フランスのエッフェル塔。
 シドニーのオペラハウス。


テレビ番組「THE 世界遺産 自然遺産を空から見る」

 2008年8月17日放送。現在の世界遺産は878。かつて地球はパンゲアというたった一つの大陸だった。2億年前に分裂し、移動し現在の5大陸となった。

●ベネズエラ
 カナイマ国立公園は要塞のような岩山。剥き出しになった岩盤は20億年前の大地が噴出したもの。テーブル・マウンテンという形になるまでには気が遠くなるような歳月がかかった。岩山の間を雨水が流れると、落差1000mのアンベルの滝(エンジェル・フォール)となる。地面に行きつく前に霧になる。

●ブラジル/アルゼンチン
 イグアスの滝は驚異の地形となっている。 アルゼンチンにはロス・グラシアレスという山から下った氷河は、その先端で高さ50mの壁となり、流れて崩落する。

●メキシコ
 ビスカイノのクジラ保護区。クジラの祖先は陸地で生活していたが、海にすみかを変えたのは、当時の海が穏やかな環境だったから。

●アメリカ合衆国
 はるか地平線まで続く雄大な渓谷、グランド・キャニオン。絶え間ない川の流れが600万年かけて掘り上げたもの。でてきた地層は地球の年代を示す。
 イエローストーンは様々な色をした湖がある。バクテリアによるもの。

●カナダ
 カナディアン・ロッキー。アラスカ・カナダ国境地帯の山岳公園では、氷河がある。かつての氷河は現在でも地上の1割を覆い、大気や海水の循環に大きな影響を与えている。

●オーストラリア
 西オーストラリアのシャーク湾の遠浅の入江には、生命の祖先がある。生きている岩(化石)ストロマトライト。シアノバクテリアという微生物。30億年前、地球はまだ二酸化炭素と窒素だけだった。原始の海に繁殖したこの生物が光合成をして、初めて酸素を生み出した。
 オーストラリア大陸は古の生態系を残したまま孤立した。世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ。全長2000kmで、日本がすっぽりおさまる大きさ。海のオアシスというサンゴ礁に面して、世界最古と言われる森林が広がる。クイーンズランドの湿潤熱帯地域ができたのは1億3000万年前。恐竜の時代にまで遡る。原始の植物が生い茂る、いわゆる生きた博物館。ヒクイドリなどの珍しい鳥、昆虫、他の大陸ではほぼ死に絶えてしまった有袋類もいる。
 ウルル=カタ・ジュタ国立公園は通称エアーズロック。6億年前に地上に現われた巨大な一枚岩。

●ニュージーランド
 ここも地球の源風景溢れる島。「テ・ワヒポウナム」は氷河が刻んだ深くて美しいフィヨルドに目が奪われる。

●アイスランド
 大地に深い溝が走るシンクヴェトリル国立公園は、地球の割れ目。地球の表面は十数枚のプレートに分かれていて、それぞれ陸地をのせてベルトコンベアのように動いている。ここでは、アメリカ大陸をのせたプレートとヨーロッパ・アジアをのせたプレートの境目にあたる。この地は両側から引き裂かれている。

●ネパール/インド
 アジア大陸には移動する大陸が作り上げた最もダイナミックな地形がある。今からおよそ2000万年前、インドがアジア大陸にぶつかり生まれた。ここは地上で一番空に近い場所。ヒマラヤ山脈。この地はかつて海の底だったという。その証拠に山中でアンモナイトの化石が見つかる。エベレストは今でも毎年4mmずつ高くなっている。

●ベトナム
 ハロン湾の景色は、舞い降りた龍に例えられた。海から頭を出す幻想的な岩山が、大昔は海底だった。

●インドネシア
 ニューギニア島のロレンツ国立公園の場合、熱帯雨林のすぐ横に雪が降る山がある。この地もプレートがぶつかる場所。

●ハワイ
 大海原に突然新しい陸地ができることがある。噴火する海底火山、流れ出すマグマが島を作る。原始の時代、地球はマグマに覆われていた。火山が熱と蒸気を噴出し、大気が生まれ、雨が降り、海が誕生した。かつての地球の陸地は巨大な溶岩のかたまりだった。次第に土ができ、コケが生え、生命が生まれた。

●ガラパゴス諸島
 ダーウィンの進化論を生んだ神秘の島。ここに流れついた生物たちは島という特殊な状況の中で特別な進化を遂げた。ガラパゴスゾウガメ、ウミイグアナなど。
 ヒトがサルから進化したのも環境に適応するためだった。

●アフリカ大陸
 アフリカ大陸の3分の1は砂漠で覆われているが、それは地上が乾燥し始めたから。それは最初の人類が現われた時期に一致するという。
 東アフリカで起きた地殻変動、アフリカ大地溝帯が当時の環境を激変させた。山や高原を作り、気温を下げ、空気を乾燥させた。やがてうっそうと生い茂っていた熱帯雨林は枯れていった。森が減り、サバンナが広がった。森とサバンナで生活するサルが出てきて、やがて森の別れを告げ、ヒトとなった。


テレビ番組「旅サラダ 2008年8月2日は1時間で世界をめぐる旅」

 2008年8月2日放送。

●南アフリカ
 1998年1月放送、酒井和歌子さん。ズールー族の人々に出会い思わず涙しました。村の入口から熱烈に歓迎された。女性は結婚するまでは胸を隠さないが、結婚すると隠す。夜は建物の中で伝統ダンス「ズールー・ダンス」で歓迎してくれましたが、足をできるだけ高く上げるのがよいという。

●テキサス州
 2004年4月放送、荻野目慶子さん。ハーレーに乗っている人がいる。デキシー・デュード・ランチという牧場に行く。オーナーは Clay & Diane Conoly さん。30歳(人だと90歳)の馬に乗せてもらって乗馬をした。次はカウボーイにローピングを教えてもらった。子供とロープで遊んだ。幌馬車の荷台に乗って、丘の上に行った。夜はカウボーイたちとキャンプファイアー。炉端でカウボーイが「Ghost riders in the sky」を歌ってくれました。
http://www.dixieduderanch.com/

●アルゼンチン
 2000年5月放送、杉本彩さん。情熱のダンス、アルゼンチン・タンゴとの出会い。街角でダンスのパフォーマンスが行なわれている。タンゴダンサーのショエさんにレッスンを受けた。1時間$100で2人までらしい。練習の成果を地元の人で賑わうタンゴ・サロン「トルクァト・タッソ文化センター」でショエさんと踊った。

●アルゼンチン
 2006年12月放送、岩崎ひろみさん。アルゼンチンの大人気サンドは「リコ」。お昼に露店に寄る。黄色い店「El Parrillon 」の人気メニューはチョリパン Choripan で、香辛料入りの豚肉のソーセージをパンにはさんだもの。店の前に並んだサルサ・ソースをお好みで加えて食べる。2ペソ(76円)。美味しい時は「リコ!」という。

●モンゴル
 2006年7月放送、片山右京さん。モンゴルの大地に響く音色、民族音楽との出会いに涙。民宿に宿泊。乗馬を楽しむ。夕陽を背景にモンゴルの伝統的な踊り。空気をふるわせるホーミーという歌。馬頭琴という三味線みたいな楽器とシャンザという楽器による演奏。生死を越えての自然の営みの姿を見て、自分が何をしてきたのかとを思って涙しました。

●イタリア
 2007年11月放送、さとう珠緒さん。イタリアで本場ナポリのピッツァに超ハイテンション。ピッツェリア「オ・スクニッツォ O'Scugnizzo 」はピザだけでおよそ30種類、パスタや海の幸を使った料理も楽しめる。写真があるので、選べます。今回は本場の「ピッツァ・マルゲリータ」4ユーロ(640円)などをいただいた。

●香港
 2004年10月放送、相田翔子さん。絶品上海ガニ&素敵なおじさまとの出会い。食通のチャイ・ランさんが案内。おそば屋さん「源記茶餐應」で牛バラ麺を食べ、お酒も飲ませてもらいました。チャイさんのお勧めの「天香楼」で上海ガニをいただく。時価で6800円程度。

●トルコ
 2005年7月放送、田中美奈子さん。羊の脳みそスープに出会い絶句。

●ベトナム
 2005年5月放送、いとうまいこさん。デザートはビミョーな味?
キムビン市場の横では屋台風のお店があり、路上でデザートのチェーを売っていた(7−12時)。バナナゼリーにココナッツミルクをかけゴマをふりかけて2000ドン(14円)。微妙な味だそうです。

●ハワイ
 2006年4月放送、菊池麻衣子さん。ハワイ名物?しびれるジュースに出会い苦笑い。
 ハワイ島カイルア・コナの路地にある「カナカ・カバ」には泥水のようなカバがある。カバという植物の根を搾り出したもので、フレッシュ・カバ・ジュースは4ドル。アルコールはないので酔わない。地元の人はまずいけど、フィーリングがよくなると言ってました。舌がしびれるくらいに筋肉が弛緩するくらいにひどい味だそうです(笑)

●アイスランド
 2004年9月放送、藤森夕子さん。ブレイダヴィークにパフィンがいました。オレンジのくちばし、体は黒と白です。6月〜8月によく見られる。

●コスタリア
 2007年8月放送、田中美奈子さん。ナマケモノに大接近。野性動物の王国。マヌエル・アントニオ国立公園にいました。週に1度排泄の時だけ木を降りますが、この時は木を降りてきました。

●フィリピン
 2004年12月放送、中島史恵さん。フィリピンのキュートなサルとの会話。コレリャの森で、世界で一番小さなメガネザルのターシャを探した。隊長12cmで絶滅を危惧され、保護されている。尾が長い。

●マレーシア
 2008年5月放送、森下千里さん。マレーシアでウミガメの産卵に感動。ボルネオのセリンガン島は1年中ウミガメの産卵が見られる。多い日は40頭が産卵する。政府がウミガメの保護をしている。レンジャーさん同行で特殊なライトを条件に今回は撮影させてもらった。1回に40−100個の卵を産みます。卵は2−3ヶ月で孵化し、孵化したその日に海に返される。

●デュバイ
 1999年?放送、神田正輝さん。旧市街のバスタキヤには土壁の家が残っている。旧市街の金の市場ゴールド・スークに行く。「アロス・アル・カリッジ・ジュエリー Arus al Khaleej Jeweller」というお店は有名なお店。店長はフォアット・ソビィさん。象形文字とアラビア文字で自分の名前を入れてもらえるペンダントを購入。311デュラハム(9400円)を160(4900円)に値切りました。夜はダウ船に乗ってナイト・クルーズ。
 砂漠でゴルフをした。「デュバイ・カントリー・クラブ」で、グリーン・マットを敷いて打ちます。グリーンの部分は入れた後にきれいにしておきます。プレー代は18ホールで100ディラハム(3200円)。
 砂漠の中に岩場があり、水がたまっている場所がある。泳いでいる人もいる。水は冷たいそうです。
 砂漠の中で4WDの車で行くが、運転させてもらいました。ラクダに乗り、ナイト・キャンプに行き、シーシャという水タバコもいただきました。デザート・サファリ・ツアーは1人235ディラハム(7600円)でした。最後はベリーダンスがあり、神田さんも踊りました。


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