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1999年8月上海の旅


なお、これはわたしの個人的な旅行記です。すべての文章の無断使用・転載を禁止いたします。
またここの情報を使って、何か問題が起こったとしても私は一切責任は持ちませんのであしからず。


1999年8月上海の旅

●飛行機
8/9 KIX SHA 10:00 11:15 NH0155 L B767-300 Y:60-70% 29AB
8/12 SHA KIX 12:20 15:25 NH0156 L B777-200 Y:-100%  24KJ
 UAの無料券二人分2万マイル×2

●ホテル
8/9 in 8/12 out ヒルトン上海3泊 1711号室
 ポイントストレッチャーで35000ポイント=UA17500マイル


上海へ

●8月9日(月)晴れ 上海へ
 朝7時家を出る。Yさんと落ちあって8:00 発のラピートαで関西空港へ。往復2260円。 8:35 頃着。すぐに全日空へチェックイン。ここは荷物なしの人用のチェック インカウンターが3つあって,よろしい。お金をおろして,地下のローソン で牛乳,水を各2本買い,Hのところでカードで空港使用料券を買う。9:15 出国しようとするが,混んでいる。9:40 やっと10番ゲート着。ラウンジに行 けなかった (;_;)
10:05 ゲート閉鎖し,10:20離陸。中国の入国と出国用の用紙の書き方をも らい,書き込む。10:50 食事が出る。ハム,ソバ,ポテトサラダがおいしい。 肉や御飯は普通。ワインはフランス産。フライトは1時間50分。福岡の倍 程度なので本当に近い。気温は大阪が37度の予測で,上海は32度の予測。

11:15 着陸。入国も簡単。税関らしいところで申告書を見せるが,一瞥され ただけ。外に出る。ヒルトンのカウンターがあったので行くと,シャトルは 11時半に出たばかり。次は13:15 らしい。仕方なくタクシーを使うことに する。ここで聞くとヒルトンまでタクシーで60元だと言う。近くの information center で地図をもらう。ここで両替。10000円=704元。 また,時差を1時間修正。
 上海ですが、煙にも見えたのですが、霞がかかっています。4日間ともそ うでした。また、時折毎日のように夕立もありました。
 タクシー乗り場は正規のところだとメータータクシーが来る。しきりにメ ータータクシー!と言って,確認してから乗った。ヒルトンと言うと,シェ ラトン?って言ってくる。さっきもらったヒルトンの名刺を見せてもシェラ トンと発音している。わかっているのだろうか。高速に乗って(15元), 上海体育館まで行ったので,遠回りしているぞ!って文句を言ったら,何だ かだと言っていたが,華山路をまっすぐヒルトンへ行ってくれて,合計58 元だったので,60払ってお釣はあげた。

 ヒルトンにチェックイン 12:15。Upgrade Certificate を見せて,アップ グレードをお願いしたが,特典の2重使用はダメ!と言われてしまった。 1616号室だったが喫煙室だったので,替えてもらう。1711号室。このヒルト ンは廊下が各階,台形状になっていて,上底部分にエレベータがあり,外側 が部屋になっている。
 ここのヒルトンはさすがに5つ星だけあって,110Vの電源が洗面場に ついてあるし,わざわざ水を持ってこなくてもヒルトン印のミネラルウォー ターが2本置いてあった。アメニティは歯ブラシ,シャンプー&リンス,ボ ディローション,バスジェル,綿棒,針道具,キャップ,など。ヒルトンの マーク入りスリッパ,バスローブあり。
 ここのヒルトンの特徴はそのレストラン群の豊富な点であり,地下の上海 Express は24時間営業で,ラーメンが42元+15% 程度だった。1階のイタリア 料理ダ・ビンチ,鉄板グリル,Atrium Cafe(朝食はBuffet 形式で160元+15%) Gourmet Corner にはパンやケーキもあり,朝8時〜夜10時までやってい る。Lobby Pavilion ではカクテルなども飲めるし,朝食はコンチネンタル で120元+15% だった。2階の中華料理「随園」は香港から来た料理長がやっ ていて広東料理,39階の中華料理「天府楼」は四川料理で夜だけ。あと39 階にはペントハウス・バーもある。これ単独でも有名らしい。また1階には FENDI やバーバリーなどがあり,値段は日本よりも2割程度安いかな?と いう程度である。具体的な写真などは地球の歩き方のp18-20 に出ている。

 ホテルの周辺をチェック。とにかく歩道の工 事が多い。砂ボコリがすごい。先日の洪水のせいか?交差点の渡り方が並で はない。交差点でなくても交通量が多くても平気で道を横断している。
 常熟路の地下鉄の駅を確認。美美百貨という店にはフェラガモ,グッチ, バリーズ,ボロなどの店が入っていた。

 3時頃になって,タクシーに乗って豫園へ(21 元)。なんだ湖心亭まではタダでいけるのか。写真を撮ろうとするとバッテ リー切れ。でもそこの店で買えた(68元)。南翔饅頭店で小龍包を食べるのも 今回の目的のひとつなので,2階へ上がる。ありゃ,店が2つある。迷い方 に出ている写真に似ている船舫亭?にする。ここは迷い方には小龍包が16 個で10元と書いてあるが,16個15元になっていた。かつ蟹と書いてあ るので,迷い方に書いてあった秋には蟹になるという分だなと思った。また 迷い方には一人1皿では足りないような書き方がしてあったので,2人で4 皿,さらに蛋○湯(卵と○のスープのこと)1元を2つ頼んだ。皆待ってい て席の後ろに立って待っておく雰囲気ではなかったが,店の人が場所をあけ てくれて,合席で座れた。
 一度に持ってくる。私たちの目の前に4つ置かれると他の人たちが驚いて いた。穴を開けて食べていると,食べ方が違うと向かいのおばさんが手本を 示してくれた。穴を開けて中のスープを吸うらしい。確かにこれだと火傷は しない。おばさんは少しは日本語がしゃべれるらしくて,こんにちは,とか いろいろ言ってくれた。どうも普通は一人一皿のようである。多すぎるので はない?っておばさんは言ってくれていたが,まだ1皿食べたばかりで,ど れだけ食べられるかなんていう余裕はない。1皿終わった時点でおばさん達 は帰ってしまった。4皿目が無理ならあげようと思ったのに。帰ると別の人 達が座ってきたが,子供が4皿積んであるのを見て,うわぁと驚いていた。 汗をたらたら流しながら二人で40個食べたが,あと24個どうしても無理 なので,お店の人に言って袋をもらって,それに入れて持って帰ることにした。

 豫園は目的地でもないし,迷い方には3時45分までに入ることと書いて あるので,時間も過ぎているし,このままタクシーで帰ることにした。タク シーを拾おうとしていると,トゥクトゥクのようなのがいくつも走っていた。 帰りは延安路を走ったので,スムーズにホテルへ帰ることができた(19元)。
 上海雑技団を見にいくことにしたので,リッツカールトンのところの上海 商城にある上海雑技団のチケット売り場まで行って,11日の夜の分2枚を 各60元で購入した。前から9番目である。ヒルトンからの道は歩道を工事 しているので,歩きにくい。ニュースとかから考えるに10月1日の建国? 50周年に間に合わそうとしているのではないだろうか?
 ヒルトンへの帰り道に静安古寺の東にある市場でサントリーのウーロン茶 を2本5.60元で買う(安い!)。パンもついでに10.40元で買う。
 夜は小龍包の残りを食べる (;_;)。


蘇州

【8月10日蘇州】
●8月10日(火)曇り後雨 上海から蘇州往復の日帰りの一人旅  朝食後,6時半にホテルを出る。 常熟路から地下鉄で上海駅へ。昨夜本を読むと,鉄道は予約してないと朝8 時半からでしか外国人には売ってくれないようなことが書いてあるし,本数 は多いようにも書いてある。また,蘇州までは片道50分〜60分で着くよ うである。一方バスは片道2−3時間で値段は鉄道より安くて20元〜28 元らしいが,1時間に1本程度のようでもある。これだといつでも購入でき そう。地下鉄の中で上海駅に最初に行って様子を見て,無理そうならバスに しようと考えた。

●上海駅で切符購入
 駅につくと中央よりも若干東側の南京行用の40?−48?番窓口は人で ごったがえしている。蘇州に対応する文字を見ると朝は30分に1本ある。 人を少しずつ観察するとダフ屋のようなのが切符を売っている。10人程度 いるだろうか。よく観察して,Suzhou ?と聞いてみたら,すぐに1枚用意し てくれた。21元。これは好都合だし,バスの20元〜28元に較べても安 いし,時間的にも短い。彼らは多分予約を入れて無理になった人から安く買 って,転売しているのだろう。時間は8時前のである。OK。それで払おう と思ったら細かいのがない。100元札を出したら50しか返してくれない。 なんだかんだ言って10戻してもらったが,粘っても無理。仕方ない。時間 も少ないし。まだ粘っていると5元と書いたのを2つくれた。これはもしか すると席のアップグレードかもしれないと思って,許してあげて,待合室へ 急いだ。実際外国人用の8時半まで待つのも無駄だし。

●上海ー蘇州 列車に乗る
 待合室は全部で6つある。乗る列車T4の名前を探して行くと,既に改札 が始まっていた。切符の見方だが,上海−蘇州 T4次07:54発05車072号と 書いてあるが(当然中国の文字),Tは特急なのだろう。次は日本では号に あたるのだろう。その下には新空調二等軟座特快と書いてある。特快は特急 である。5号車72番の席に人が座っている。困ったもんだ。切符を見せる と相手も日本人だとわかった。実は他の人と換わっているという。隣が奥さ んだかららしい。それでまたその人と交渉して,別の席に座った。この電車 は最高時速140キロで走っていた。蘇州までずっと曇りで一時雨も降った。

●蘇州駅で帰りの切符を買う
 蘇州駅には8時45分頃着いた。改札では切符はバリッと裂いてくれて, 記念に持ち帰ることができた。迷い方に従って,駅の東にある蘇州駅切符売 場で帰りの切符を買うことにする。ビデオを持っているせいか,タクシーで 案内するという人に3人絡まれた。うち一人は半日250元でいいという。 迷い方には半日300元と書いてあったから,安い。でも4個所だという。 4個所なら半日もかからないだろう!それから15時まで自分で買い物する から!と言って,それなら12時までで200 元でどう?と聞いたらOKだと いうので,通りを渡って,切符売り場へ急ぐ。別のタクシー運転手が「今天, 上海T3,15:30 1人」と書いてくれたので,それを2番窓口(軟座 席売場)へ行って見せて21元で購入できた。上海以外だと楽なんだ。やは りT3次の特快だった。今天は今日のことらしい。列車は30分毎のような ので,なければ30分ずつずらして頼めばよいわけだ。
 さっきのタクシーの運転手が来て,乗り場へ行く。最初に寒山寺,次が虎 丘,3番目が盤門,4番目が船,5番目に檀香扇廠へ行くというのを確認し たら,向こうがそれで駅に2時ね!と言う。お昼を奢れということか。まぁ それでもいいか,と思ってOKした。

 駅の正面の大きな通りを渡ったところに船着場がある。東洋のベニスと言 われた蘇州だが,少し貧相な船だ。それをカメラに撮れというので,ビデオ に撮る。道に戻るとタクシーが来ている。彼は来るのか?と聞くと,彼はガ イドで運転しているのは兄だという。メーターが動いているので,本当にタ クシー代金込みで200元だろうね!と念を押した。名前は哥弟だという。

●寒山寺
 最初の目的地,寒山寺へ向かう。迷い方の地図に出ているバスの7番から 6番の走る道に沿ってタクシーは行った。寒山寺は寒山と拾得で有名だし, 何しろ張継の楓橋夜泊の詩はあまりに有名。中に入るには9元。写真を撮っ てもらうために,彼の分も払う。まず線香の煙で身を清めた。観音様を拝む が,この観音様は体全体は金色だが,唇が赤で,少し色っぽい。そういう意 味では少し日本の観音様とは感覚が違うが,美人であろう (^^;;
 撮影禁止と書いてあったが,見事ビデオに収めた。フラッシュをたかなけ ればわからないでしょう。哥弟さんもビデオは知らなかったし。その後ろに は500体の観音様が並んでいた。三十三間堂を思い出した。
 その隣の建物には書が並んでいた。中に2つほど楓橋夜泊の詩があった。 もしかすると本当の張継の書かもしれない。それも知らないであとで拓本を 買うのだから,ええ加減である。
 中庭は永楽庭とか何とかいう名前がついているが,こじんまりしている。
 次の建物は弘法館と書いてある。中に入って,驚いた。空海の像が!その 左手にもあるが,こちらは金色である。撮影禁止なので,ビデオに収めた。 横には多くの日本企業の名前が書いてあった,像をつくるのに寄付したので あろう。
 ここの弘法館の隣に鐘が3つ収めた建物があるが,有名な鐘はこれではな い。そこの壁を沿っていくと,聴鐘石という石が立っていた。その向こうに 2階建の黄土色の建物があった。鐘はそこの2階にあるらしい。皆そこで記 念写真を撮っている。哥弟さんに撮ってもらって,その壁の裏を見ると,女 性が5元で鐘をつく分のチケットを売っていた。早速それを購入して,1階 にいる女性に渡した。左側の階段を登っていくと簡単に鐘が吊るしてある。 これが夜半鐘か? これは3回突きなさいと言われているので3回心を込め て突いた。3回というのは福禄寿を意味するらしい。2回や4回はいけない と言われた。あまり大きな鐘でもなく,つく棒も軽いけれども,音は充分に 出た。
 さらに見にいくと建物があり,中には寒山と拾得の金色の像があった。し かしこれは外から見にくいように置いてあり,また見張りが2名もいたので ビデオさえ撮れなかった。
 以上寒山寺は充分に満足できた。哥弟さんによると12月31日の夜は, ここは日本人だらけだそうである。外に出て正面の右へ行くと船着場となっ ていた。ここから見ると横の橋がベニスのようになっている。この橋は迷い 方のp186(蘇州の歩き方と書いてある頁)の一番下の橋自身である。な るほど本当にベニスみたいである。そこの船着場を通過して右へ曲がると正 面におみやげ屋があった。

●寒山寺のおみやげ屋
 正面の店に入ると中に戸があり,その中に入るとクーラーが効いた部屋で ペットボトルの水が出てきた。自由に飲めという。少し胡散臭いが,付き合 うことにした。ここの女性は菅野美穂似の日本語がある程度わかる女性で, 名刺をくれた。蘇州檀香扇廠工芸門市部 陶鳳英と書いてあった。場所は蘇 州市寒山寺弄15号 電話は0512-5331084 だった。
 楓橋夜泊の掛け軸も100元程度だという。安いんじゃないのかなぁ。哥 弟さんがいろいろしゃべっているから,檀香扇廠へ行きたいと言っているっ てしゃべったのだろう。扇子どうですか?ときた。白檀の分が600元。こ れの相場を知らないから辛い。一応迷い方には言い値の半分,表示値の8掛 けを目処に!と書いてあったので,300元と言ったら,まったくあきらめ てしまった。どうもこれだと利益がでない感じがした。
 なかなかいい掛け軸がある。春夏秋冬4つで5000円程度という。中の 梅の絵を描いたのが鮮やかで欲しいと思ったが,我慢した。ちなみに空港で 掛け軸は1本200−600元程度していた。有名な人が書いたのかどうか わからない状態だから,5000円で買ってもよかったかもしれない。
 また,扇子を聞いてきた。どんどん下げていって470元で台をつけても らった。あとで檀香扇廠へ行って値段みたら620元だったので,よい買物 をしたのではないだろうか。
 次にシルクのスカーフはどうかという。最初からまけてね!っていうので 1枚150元というのを2枚で220か200元にしてもらった。ディオー ルなんかとよく似た分が1枚1500円程度だから安いのでは?ちゃんとシ ルクであることは確認してあります。
 次に墨はどうだという。またまけさせて2つで100元で買った。これに 関しては,もしかすると少し高かったかもしれないと思っている。
 次に楓橋夜泊の拓本はどうだという。2つで300元を200にしてもら った。この時でも人が来ない。ガイドも発つ様子がない。
 さらにシルクの扇子はどうですかと聞いてきた。持って帰っても使わない からと言っても売り込んでくる。使わないから2つも要らないと言っても, 2つ買えというので,2つで250と言っていたのを台付きで190元にし てもらった。
 あと両面刺繍とかいろいろ薦められたが,興味がないと言い続けて,やっ と解放してくれた。ついでなので,さっきの梅の掛け軸の前で写真を撮った。

●盤門
 もう時間は11時になっていた。予定を変更して盤門へ行く。西環路と思 うが,これを南下すると右手はアパートが並んでいる。工事も少なくそこそ こ小ぎれいである。今人口は80万人らしい。14−16世紀頃は100万 人いたらしい。盤門は古い城壁で,その運河にかかる呉門橋はイメージとし てはベニスのリアルト橋である。地球の歩き方のp187の自転車用のレー ルがある写真がこの橋である。でもリアルト橋ほど店はない。わずかに橋の 下から城壁まで露店が20個程度あるくらいである。

●豪華な食事
 名物を食べたいということでガイドが案内してくれたのは,観前街だと思 うが,違うかもしれないが,門をくぐったところに黒い龍が2頭からんでい る彫刻があるところの,右の方の2軒目の店「同安閣茶酒楼」に行く。店の 前にはチャイナドレス姿の若い女性が2人立っている。笑顔をふりまいて, 中に入ると,けっつまずいてこけそうになって,みっともなかった。中の女 中さんはきれい。2階の席につくと,長い柄のジョロを持ってきた人が,い きなりそれを傾けたかと思うと,その先から目の前の茶碗に湯を注いだ。 あっけにとられていると,次々入れていく。見事! これは数種の香りの葉 などが入っているもので,花茶というらしかった。ちなみにはじめの頃は, 飲んでも味はあまりしなかったが,食事の最後に飲むと甘くておいしくなっ ていた。哥弟さんがどんどん注文した。
 (1)ビール1本,(2)ピータンと豆腐を混ぜたもので冷製で,唐辛子がつい ているもの,(3) このあたりで有名な小さなエビをそのままゆでたもの,こ れはバリバリ食べることができるが,かれらは頭は吐き出していた。(4) 夢 卜と書いてくれたが,毛豆(ソラ豆みたいなもの)+大根を干したもの+唐 辛子を煮たもの,(5) 然?(上側が火が二つのような気もした)瓜という瓜 +毛豆+茄子の煮たもの,(6) 松鼠桂魚という料理で,桂魚に切れ目を入れ て揚げて甘酢のあんかけをかけたもので名物。一斤120元でよいかと聞い てきた。持ってきたものを見ると,1キロ近くありそう。これは200元く らいいくな,まぁいいか,という感じでOKした。実際に甘酢かけで本当に おいしかった。彼等はあまり食べないので,ほとんど私が食べてしまった。 (7) ごはん。(8) 太湖の純菜のスープ。これを彼等はごはんにかけて食べて いた。日本の茶色の純菜と比べるとこちらのは深黄緑で,広がった葉が多い。 ボールにいっぱいで,これだけでも相当量あった。クルンとした分の味や舌 触りは日本のとほぼいっしょ。私はこれはスープのままで飲み続けた。彼等 はエビを一番多く食べていたように思う。赤い服の女中さんが,私が食べて いる間,別のテーブルの客の方は見ないでこちらばかり見ていた (^_^)v
 食事のあとで1階のトイレに入った。本当に穴だけである。支払おうとす ると哥弟さんが「払った」という。「380元」。「ダメだ!明細を見せて 見ろ!」と言っても見せてくれない。哥弟さんに言われて,むこうのレジの 女中さんが領収書を出してくれるが,信じられる理由がない。折角写真も撮 ってくれるし,一人で行くよりも相当メリットがあったから,ガイド料を計 300元にしてやろうと思ったけど,これで切れた。次の虎丘に行くまで, 機嫌を悪くしていた。
 ちなみに3人でこれだけ食べて380元=5300円程度。

●虎丘
 ここは入場料は20元。どこが市民の憩いの場だ!高いぞ! 階段の途中に,昔試しに剣で岩を切ってみたといわれる石があった。上がり きると岩場の中から,あの斜塔が見えた。ここって本当は東洋のピサ? 写真を撮って右手の方へ行くと雨が降り始めた。店へ飛び込む。ここの店員 は日本語がかなり自由で,雨が降っている間にいろいろと話をした。町田市 の美術館に蘇州の周先生という版画家の作品が多くあるらしい。刺繍,掛け 軸,版画,水彩画,茶碗,急須などいろいろ見せてもらうが,もう買う気は ない。そのうちイタリア人が来たので,英語で話をしていた。雨がなかなか あがらないし,お茶ももらったので,また寒山寺の墨を25元で買った。
 雷も雨も収まってきたので,哥弟さんと傘をさして虎丘へ向かった。素早 く写真を撮る。左手へ行くと橋があった。真ん中に穴が2つ開いている。こ こから水を汲み上げていたらしい。そこを降りて水を取っていた場所で写真 を撮り,急いで階段を降りてタクシーに戻った。4つめの船へ行くというが, もういい!と拒否。お金をもう少し欲しいと言うが,拒否。駅前でコーヒー を飲もうというが,檀香扇廠に行くからというと,連れていってくれるとい う。そこでバイバイしようと思い,200+380元を払う。

●檀香扇廠
 別れようとするが,ついて来るという。最初の店で買ったものが620元 で売っている。8掛けだとさっきの方が安いな!と思った。でもあそこにな かったものが多くある。高いものは15万元だった。売ってなかった白壇の ものを見つけて1割引いてもらって550元で速攻で買った。
 哥弟さんが駅まで連れて行くという。しきりに友達,写真撮った,お金を 繰り返すが,ダメ!ばかり。今2時15分。じゃぁ,時間もできたし,さっ き言っていた喫茶でも奢るよ!って言ったら,連れていこうという。

●駅前の喫茶店
 朝来た船着場の隣の八角形?をした建物がそれである。紅茶5元,コーヒー 5元(70円程度)である。安い!彼等はそのまま帰っていった。あらら。店 長は日本語ができると言っていたが,それほどでもない。どっちに自信がある かと聞いたら,コーヒーだと言うので,コーヒーにしたが,まずい!インスタ ントよりもまずいぞ!店長は酒井法子のテープを持っているという。日本では 10年くらい前流行ったよ!って言ったが,出てきたのは碧いウサギだった。 これだけは3年くらい前かなぁ,とごまかした。しばらくして仲間が2人来た が,今年上海に酒井法子が来たと言っていた。本当?今年子供生んだよ!って 言っておいた。彼は山口百恵のファンらしい。今テレビでやっているそうだ。 彼女は20年くらい前に引退したよ!って言っといた。今日本で誰が人気があ るのか?って聞くから,SPEED,広末涼子,宇多田ヒカル,藤原紀香なん かだよ!って教えてあげた。

●上海へ,ヒルトンへもどる
 3時になったので,駅へ向かう。ここは待合室が2つ。T3次と書いてある 方で待つ。何故か目立つ恰好いい女性が私のまわりに座ってくる。中にはおば さんもいるけど,悪い気はしない。しきりにこっちを見ているのはビデオを持 っているせいか?
 3時29分発なのに,4分前になってやっと改札。急いで3番ホームへ行く が,列車が着いたのが30分頃。6号車と7号車付近に降りる人と乗る人が固 まっている。10分遅れで出発。最高時速140キロ程度で走る。途中からま た雨になった。トイレもどんなのか確認しようと思って使ってみると,やはり お昼と同様,穴があるだけ。出たら向かいで手を洗って,warm air で乾燥。 上海に16時30分に着いた。
 地下の出口から出て,切符はビリッと裂いてくれて返してくれた。そのまま 地下鉄へ。3元へ常熟路へ帰るが,また地下鉄でも恰好いい女性が正面に座っ てジロジロこちらを見ている。日本人って簡単にわかるものなのだろうか?
 地下鉄の切符は今回も無情な機械に回収されてしまった。常熟路の駅を上が ると美美百貨があるが,昨日のところで書いたようにフェラガモなどが入って いる。雷が鳴り始めたので,すぐにホテルに帰る。帰るや否や大雨となった。

●明日の準備
迷い方に出ている小百合だと近そうだし,80分で80元だから, 小百合へ行こうと決意。しかし迷い方p279には興国路と書い てあるが,どこかわからない。コンシェルジェに行って,「男性も可能か?日 本語が可能か?どこか?」を聞いてもらった。結果は男性も可能。日本語は充 分ではないが,大丈夫,日本人のお客も多い。場所は後で確認できたのだが, 迷い方のアミューズメントマップp44のB−5に出ていた。コンシェルジェ の女性は,「日本人の女性はここに行きたいけど,場所がわからないから,教 えてくれという人が多いんですよ」と言っていた。これは迷い方の本が悪い! また,後でわかったのだが,迷い方の「准海路は上海の最先端ストリート」の 右頁(p9)の右下に小さく小百合が出ていた。しかしこれには地図はp44 のC−5だと書いてある。迷い方の本領発揮である。


上海

●8月11日(水)曇り後雨 足マッサージと上海雑技団
●朝食
 朝食はモーニングなんかで外でとることにして華山路に沿って移動。南か ら西へ曲がってから,この通りの南側にケンタッキー風の色のRubyとい う店を見つけた。
コーヒー12元+紅宝定食? とかいうチャーハンを頼んだ。ウェイトレス は上が白で下が赤のスカートであるが,脚が少し透けて見えるのはセクシー である(^^;;
 20元越えたから,開店記念で点心を1品無料でくれるらしいのだが,そ れを説明してもらって注文するまでいろいろあった。黒のスーツを着た年配 の女性が英語が少し喋ることができて,やっと理解できた。ショートケーキ を1つもらったのだが,1世代前の味だった。コーヒーの味は日本では並み より少し下くらいの味。チャーハンにはトマトが入っていたが,並みである。 お昼から本格的なお茶のお店に行こうというので,「るるぶ」に出ていた 井宛茶芸という店を探す。鳥魯木斉中路1号を見つけたが,そこはケーキ ショップChantilly という店に変わっていた (;_;)

●小百合
 まだ開店の10時までには時間があるので,ぶらぶら華山路に沿って歩い て小百合の方へ向かった。ヒルトンから1.5キロ程度なので,歩いて充分 である。復興西路との交差点を過ぎて興国路との交差点を左折した。まっす ぐ歩いていくと市場があった。そこを過ぎて向こうに准海中路が見えるなぁ, というくらいの場所に小百合があった。平屋建で細長い。
 入って迷い方を見せると,上半身か下半身かと聞くので,両方!と答えた。 入って左の方の部屋へ連れて行かれた。上半身はマッサージのみ80元とマ ッサージ+エステ100元がある。どちらも60分。面倒なので100元の 方にした。24歳と言っていたが,もっと年配だと思う女性「唐珍珍(タン チェンチェン)」さんがやってくれた。少し色っぽいけどちょっとねぇとい う感じ。いろいろ顔に塗りたくってくれた。蒸気をかけて,いろいろやって くれたのだが,マッサージは背中と肩をやって欲しかったのだが,乳首の周 辺とか首のまわりばかりで今イチだなぁ。60分でもすぐである。肌はきれ いです!と言ってくれたけど,あまりうれしくないなぁ。
 次は別の人で漂少華さん。この人は迷い方のp9の小百合のところでマッ サージをしている左側の髪の長い女性。まず,超音波洗浄器?に黒いビニー ルをはって中に薬草の入ったものに足をつけること約15分。それから足を 拭いて横になり,足に各々タオルを巻き,左足から足裏マッサージ開始。気 持ちがよい。ところどころ痛い場所もあり,少し痛いとか言った。左足が終 わると,膝までズボンをめくって,膝付近までマッサージをしてくれたが, これは簡単なものだった。睡眠,血圧,胃と十二指腸が問題かなと書いてく れた。確かに睡眠は少ないし,血圧も低い,胃は大したことはないが,十二 指腸はストレスの関係で問題あるかもしれない。でもあんまり痛くなかった ので,健康なんだろうと思った。右足も同様。80分と思ったが,60分で 終了した。180元払ったが,今ひとつ納得はできなかった。
 ちなみに,ここの店には男性も多く来るらしいです。

●ホテルの隋園にて昼食
 急に雨が降ってきたので,准海路からバスかタクシーで帰ろうと思った。 路に出てみるとローソンがある!今夜の牛乳とジュース類を購入。その間に 雨はあがってしまった。ホテルに急いで帰。Yさんと時間も1時になったので, 2階の隋園へ行った。客は少なく6組程度。こ こで,今回の旅の目的の一つである蟹を食べないといけない。それで蟹粉豆 腐(蟹ミソがポイント!確か78元),冬瓜の皮でくるんだ料理(色も鮮や か,中には多分中国ハムのような塩辛いのが入っていた,確か70元程度), 本日のスープ(冬瓜と豚肉で具も多い,一人25元),ヌードル(チキンラ ーメンと同じような味,70元程度),などを注文した。とてもおいしかっ た。さすが香港から招いた一流のシェフだけある。しかしウェイトレスなど はあまり感心できなかった。ヌードルは全部食べることができなくて,包ん でもらって持ち帰った。晩御飯用。これだけ食べて全部で331元(約47 00円)は安い。
 本格的な四川料理を食べたかったが,ヒルトン内のその店は 夜しかやってないので,あきらめた。

●ホテルのフィットネス
 サウナとプールだけなら宿泊者は無料。ジムは50元。ジムは歩行などの 足関連が7台,腕や腹筋などの分が13台設置されていた。ベイヒルトンと 比べるとかなり見劣りがするが,まぁ他のホテルと比較すると,こんなもん でしょう。プールは15メートル程度の長さで正確には見てないが,何とな く正8角形だった。深さは1.2メートルから2.5メートルまで変化して いて,最初そんなことと知らずに2.5メートルのところで足をつけようと して焦った。必ず監視員が見ているので安心。プールの方はたいへん空いて いた。
 サウナの温度は少し低めだが,快適。スチームバスはまぁまぁ。ワープー ル(ジャグージ)はあまり人が使ってないので,快適。シャワーは5台だが, 一部カギが壊れていた。不便なのは受付でタオルはくれるのだが,プールや, シャワーや,サウナの後でいちいちタオルをもらいに行くのは気がひけてし まったことで,置いておいてくれたらいいのにと思った。

●足マッサージ
 満足してないので,「るるぶ」に出ていた上海怡徳保健中心に 行くことにした。電話は62707151,場所は古北栄華東道88号古北太陽広場 201室で,ウェスティンの近くの虹橋地区。タクシーで行くが表示がない ので,わかりくにくい!25元。迷い方でいうと虹橋エリアの地図p35の C−5にあたるのだが,美林閣の裏と言ってもわかりにくい!
 スタッフは少ないが,客は多い!同じように薬草の水に足をつけてから, マッサージに入る。特に男性のスタッフは少ないが今回は力が入っていて効 く!60分100元。ここはお勧めです。悪いところは小百合で言われたの と同じだった。帰りはスタッフがタクシーを拾ってくれた。20元。

●上海雑技団
 ここではフラッシュを焚くと危険なので,多分カメラもダメで,ビデオも そのためにダメだろうとふんで,持参しなかったが,実際はノーチェックだ し,演技の最中でもフラッシュがバンバン焚かれていた。ガッカリ。以外と 西洋からの人が多く,あとは日本人と中国の人だったように思える。列は前 から9列目の15番と17番の席だった。ここは奇数が舞台に向かって左で 偶数が舞台に向かって右となっている。
 7時半にまだ入ってない客は無視して,開始された。結局5人重ねとかの 演技はなかったが,7時半から9時10分まで堪能できた。

●リッツカールトン
 そのままホテルに帰るのももったいないので,リッツカールトンのロビー を見学に行った。狭いなぁ,というのが感想。入口に監視の人がいるが,何 とも狭いので,待ち合わせとかには不便だろうと思った。
 そのままタクシーに乗ってホテルに帰った。10元。


上海から帰国

●8月12日(木)曇り 帰国
●空港へ
 ホテルのバイキング160元+15%を食べる。バイキングは和, 洋,中すべて揃っていておいしかった。
 9時15分と10時にホテルから空港まで無料のシャトルが出ているので, 10時のに乗ることにする。チェックアウトすると,税金代金の約100ド ルを負担するのだろうと思っていたのだが,それは含まれていなかった。ラ ッキーである。無料のシャトルはホテルの前から出るかと思いきや,ホテル に向かって右手のところから出た。乗客は4名。先日華山路を走っているの を見たが,今回は准海路から虹橋路を通った。昨日のマッサージ屋さんがみ えるかなとも思ったが,見えなかった。空港へは10時20分過ぎに着いた。
 国内線で2名降ろし,国際線へ。ここで降りた。中へ入るとシステムが少 しことなっている。まず空港使用料一人90元を払って券を買い中へ入る。 そしてチェックインカウンターとなる。
 Immigration と書かれたところで出国。おみやげに鉄観音を買った。90 元。アイスクリーム1個10元を買って食べるが,あまりおいしくない! また,空港においてある掛け軸とかいろいろな物はとても高い!残りを日本 円に換金。レートは1元で7.23円なので,少し悪いかな?

●帰国
8/12 SHA KIX 12:20 15:25 NH0156 L B777-200 Y:-100%  24KJ
 NH156便はB777-200だった。荷物の積むのに時間がかかっているとい うので,出発が20分遅れた。映画も見れるぞと思ったが,上海線はダメら しい。仕方なくミスタービーンの番組を見た。食事は,ハム,サラダ,この 2つが特に塩辛くてまずい!御飯も今イチ!ソーメンは普通。マンゴープリ ンはよかった。全日空でこんなまずいのは初めてだ!というので,画面の中 のアンケートというのでまずい!にしておいた。
 関西空港には5時40分着陸。8番ゲートに着いた。急いで入国し税関も 通りすぎて,4時5分のラピートαに乗れた。Yさんと別れ、自宅には5時半前に着いた。

 上海はいいと思いますよ。物価は日本より安いし,楽しむ場所はもっとた くさんあるでしょうし。次回行ける時は道路も整備されているだろうし,楽 しめると思います。グルメの人にはいろいろお勧めですね。
 但し、夏の間というか私の行っていた間は、いつも霞がかかっていました し、毎日のように夕立がありました。ご注意ください。


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