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なお、これはわたしが個人的にテレビを見て書いたものであり、各テレビ局や番組とは全く関係はありません。
すべての文章の無断使用・転載を禁止いたします。
またここの情報を使って、何か問題が起こったとしても私は一切責任は持ちませんのであしからず。


テレビ番組「世界遺産への招待状13 カリブ海」

 2009年6月28日放送。テーマは水。メキシコのシアン・カアンのセノーテ、ベリーズの世界2位のサンゴ礁、海の中の巨大洞窟、火山のドミニカ島。

●メキシコのシアン・カアン
 面積は5300平方kmで、広大な湿原や森に多様な自然が存在する。中米最大で釧路湿原の10倍の広さがある。湿原の中に続く1本の水路。15kmにもなる。古代マヤの人は交易魯として利用した。海に近くなると、マングローブの林で覆われる。その根元には様々な魚が泳いでいる。
 海にはマングローブで覆われた小さな島が点在している。この島は水鳥たちの繁殖地となっている。真っ赤な喉のアメリカグンカンドリのオス。ベニヘラサギ、ブラウンペリカンなどがいる。ブラウンペリカンの巣があった。ヒナは1日に5kgも魚を食べるので、親はそれを獲ってこないといけない。
 熱帯雨林の中に入ってみた。石灰質なので、雨はすぐに地中に吸い込まれ、大きな川がない。時折、セノーテと呼ばれる池が存在する。古代マヤの人々はこの泉の奥に神の住む世界があると信じて、儀式を行ない、生け贄を捧げてきた。
 潜ってみると、水はきれいで透明度は50m。カメ、いろいろな魚がいる。内部にはいくつも洞窟があった。一つに入ってみると、鍾乳石が天井を埋めつくす。まさに水中の鍾乳洞。巻き貝やサンゴの化石が壁にあった。かつては海の底だった証しでもある。
 太古の昔、海の底だったシアン・カアンは、氷河期に陸地となった。雨水が少しずつ石灰岩を溶かし、地中に洞窟ができて、鍾乳石がいくつも延びていった。再び地盤が沈下し、洞窟の天井の一部が崩れてセノーテができた。
 洞窟をどんどんいくと、明かりが見えてきたが、透明度が落ちてきた。そこはサンゴ礁の海だった。セノーテは海とつながっていた。

●ベリーズのバリア・リーフ保護区
 シアン・カアンのサンゴ礁をずっと南に下っていくと、ここになる。全長300kmのサンゴ礁。オーストラリアのグレート・バリアリーフに次いで世界第2位の大きさ。
 沖合いにでて30分、白い波が見えてきた。ここがサンゴ礁の口淵。海底ツアーに出かけた。水深10mの海底、きれいな海です。サンゴは大きく分けて2つのタイプがある。海藻のようにゆらゆら揺れる軟体サンゴと、堅い骨格で覆われているのが石サンゴ。種類は500以上ある。ベリーズには70種類の石サンゴがある。柱のような形をしているのが「ピラーコーラル」。岩一面についているのが「スターコーラル」。人間の脳のような形をしているのが「ブレインコーラル」。鹿の角のような形の「エルクホーンコーラル」。石サンゴの表面をみると火山の噴火口のようなものがたくさんある。これはポリプと呼ばれている。その中には褐虫藻という光合成をする植物が住んでいる。これが二酸化炭素を吸収し、酸素をサンゴに提供している。その半分を海中に放出するので、いろいろな生き物が住み着く。イバラカンザシというゴカイの仲間も共生している。
 ノコギリイッカクガニは面白い顔をしていて、ハサミ?を使って器用に何でも食べるので、海の掃除屋と呼ばれている。乱獲によって絶滅が危惧されているウミガメのタイマイもいた。
 「ブルー・ホール」は空から見るとよくわかる。サンゴ礁の中にぽっかり開いた大きな穴。直径300mという巨大な洞窟。潜ってみると、水深は100m以上ありそう。突然大きなメジロザメの仲間が出現。横に洞窟があり、中には鍾乳石があった。ここもシアン・カアンと同じ過程でできた鍾乳洞。
 ブルーホールの底を撮影するために、深海用のカメラを沈めてみた。水深120mは泥の海底。4時間待っても何の生物も出現しなかった。

●ドミニカ島
 小アンティル諸島は、カリブ海の東に南北に連なる。多くは火山島で噴火により隆起してできた島で、その中の島の一つがドミニカ島。
 面積は奄美大島と同じくらい。カリブ島にある16の火山のうち9つがこの島にある。また貿易風の影響で雨も多い。年間7600mm。火山特有の風景と熱帯雨林の景色が楽しめる。国土の80%以上が森林で、平坦な陸地はほとんどない。
 カリブ海に面した町から13km行った所に広がっているのが、「モーン・トロワ・ピトンズ国立公園」。広さは68平方kmで、東京の山の手線の内側と同じくらいの面積。ここが世界自然遺産に登録されている。公園の意味は「3つの峰を持つ山」で、標高は1342m。いつも雲に隠れ、山頂は滅多に見ることができない。山頂まではきつい上りで3時間以上かかる。道は玄武岩の岩も多く険しい。両側にはトゲのある葉が多いので、ナタで払いながら登る。1000mを越えたところで晴れてきて、遠くにカリブ海が見えた。ここから山頂までは低木が多く、かなり歩くのが面倒。山頂からは雲がかかり何も見えなかった。国立公園内には365本の川が流れる水の王国でもある。
 熱帯雨林の森をしばらく歩いていると、小さな滝が見えた。この滝「エメラルド・プール」が人気があるという。緑の苔がいっぱい生えて、岩や木を覆う。その緑が光の反射によって、滝壷の水面に映り、エメラルド色に輝いて見える。ガイドはエルビス・ステッドマンさん。岩の間に「シリック」という名前のカニがいた。
 ドミニカで一番大きな滝には車の後にトレッキングで向かう。赤い植物「ヘリコニアカリバエア」が多い。赤い部分は花ではなく、葉。花は葉ホウ?の中に白く咲いている。ブルーワックスは青いホウ?の葉の中に白い花が咲いている。ピカピカに見えるのでブルーワックスという名前がついた。他にも小さな可憐な花が多い。ドミニカ最大の滝ミドルハム滝に到着。落差83m。
 煙が立ち上がっていた。行ってみると、温泉だった。「ウォットン・ウェイブン」で、別府の地獄のようにボコボコと湧き出していた。下の方に行ってみると、露天風呂があった。3種類の湯船はそれぞれに温度が違う。川を見ながらゆっくり湯につかるのは風情がある。
 一番の景観は「ボイリング・レイク」で、険しい山々の間にある。ここに到達するためには、2つの峰を越えていかねばならない。鳥の鳴き声が聞こえてくる。ドミニカには175種類の鳥が生息しているという。コクロムクドリモドキ。ヒラハシハチドリは昆虫が少ないこの島では植物の受粉にとても重要な役割を果たしている。2種類のオウムはこの島の固有種で、アカノドボウシインコは変わった声で鳴く。ハリケーンなどで島の食性が変わり、今ではなかなか見つけにくい。絶滅が心配されている。世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオツノカブト」は体長18cm。森のアチコチで見かけるトカゲ。アノールトカゲの一種がいた。危険を感じると、喉の部分が赤くなってふくらむ。
 山頂から遠くに湯煙が見えた。3.2km地下にある溶岩の影響で、荒涼とした地形になっている。泥と岩の山肌を降りると、「バレー・オブ・デコレーション?」。あちこちで蒸気が噴出している。歩き始めて3時間で「ボイリング・レイク」に到着。湖面はほとんど見えない。直径63m、沸騰する湖としては世界で2番目に大きい。水温は95度以上。周期的に水位や色が変化する。
 どうしてできたのか?火山の下には空洞があり、雨水などが溜まる。そのすぐ下に溶岩があり、熱されて沸騰し、水蒸気となって表面に噴出する。これを繰り返しているようです。
 ドミニカ島は宝島とも呼ばれている。


テレビ番組「知っとこ!世界の朝ごはん トリニダード・トバゴ」

 2008年8月2日放送。

●ポート・オブ。スペイン
 カリブ海に浮かぶトリニダード島とトバゴ島からなる国で、カリブ海の南部に位置する。面積は千葉県くらい。石油や天然ガスなどの資源が豊富で、街は建築ラッシュ。ニューヨーク経由で行くらしい。
 デューク・ストリートには洋服の露店が並ぶ。抜けるとポート・オブ・スペイン中央市場。野菜とフルーツが多い。サワーサップというフルーツはこの島の特産。食べると体を冷やす効果があるという。10TT$(170円)。
 マラカス・ビーチは砂浜で気持ちがいい。売店があり、ハンバーガーみたいなのを食べている。Vilma's Bake and Shark では「ベイク&シャーク」というのが売れる。サメのサンドイッチ。塩、胡椒、にんにく、唐辛子のソースに1日漬け込んでから揚げたもの。1個25TT$(430円)。
 街のギュレップ Gurepe という場所ではドラム缶を叩いている人が多い。スチール・ドラムという楽器を作っていた。20世紀に発明された唯一のアコースティック楽器と言われている。
 郊外のカロニ・バード・サンクチュアリ Caroni Bird Sanctuary に行くと、きれいで珍しい鳥を見に行くボートツアーがある。マングローブの森を進むと開けた場所に出た。真っ赤な鳥が飛んでいました。スカーレット・アイビスというこの国の国鳥で、エビやカニを好んで食べるので、体が赤い。昼間はベネズエラに飛び、夕方にはここのジャングルにいるそうです。Caroni Bird Sanctuary Tours は100TT$(1700円)。
 ジャマーク・ピエールさんが紹介してくれたのは、世界でも珍しい湖。ラ・ブリー La Brea という場所にある「ピッチ・レイク」で、黒い土地で、ブルドーザーが動きまわっている。天然アスファルトが湧き出ている場所で、生産量は世界一。推定埋蔵量は1000万トン。水蒸気の熱でドロドロに溶かし、不純物を取り除いて輸出する。

 新婚さんの朝ごはん。郊外の住宅街に住むリー・レイチェル・マフューさん(36歳)が作るのは、1品目「ベイク」。大きめのボウルに小麦粉、ベイキング・パウダーを入れ、少量の水を加えてよくこねて生地を作る。こぶし大の生地を丸く形を整えて油の中に入れて、揚げパン。
 2品目「ブルジョル」。タマネギ、トマト、唐辛子をみじん切りにしてお皿の上に。塩ダラはたっぷりのお湯の中で茹でて、塩抜きをする。手でほぐしたら、みじん切りしたニンジンの上にまんべんなくのせる。サラダ油を敷いたフライパンにニンニクを加え、香りを油に移したら、豪快にかける。ベイク&ブルジョルとして食べる。
 3品目「ソテー・ド・ブラック・プディング」。トマト、たまねぎ、にんにく、唐辛子をみじん切りにしてフライパンで軽く炒める。ブラック・プディングといわれる血を固めたソーセージを加え、塩胡椒で味つけをする。木ベラでソーセージを押しつぶし、野菜と混ぜ合わせる。
 あとはフルーツをジューサーで搾る。


テレビ番組「世界遺産紀行 紺碧のカリブ」

 2008年1月4日放送。宇崎竜童、阿木耀子さんが案内。マイアミ港からは人気のカリブ海に向かうクルーズ船が毎日のように出港している。大小数千に及ぶ島々には個性豊かな文化が息づいている。今回はバハマ、キューバ、ジャマイカ、ドミニカ共和国、プエルトリコを訪ねる。NHK製作。

●クルーズ船
 クルーズ船は海に浮かぶリゾート。2000人の乗客が一つの船に乗り込み、豪華な旅を楽しむ。ホテルがそのまま移動しているような旅。料金は1泊3食付きで1.5万円より。カリブの旅には8泊、9泊の長い旅もある。

●バハマ
 大小700を越す島からなる。首都はナッソー。アメリカ人が「永遠の6月」と呼ぶ理想地。ナッソーにはプライベート・ビーチを持つ欧米系の高級ホテルが建ち並ぶ。訪れる観光客は年間300万人を越える。
 島々は1492年にコロンブスが到達して以来、ヨーロッパの国々が争奪を繰り返した。17世紀からはイギリスが支配した。たくさんの奴隷がアフリカから連れて来られた。1973年に独立した。イギリス統治時代の建物が残る。

●ドミニカ共和国
 コロンブスはバハマの次にイスパニョール島に上陸した。ここが今のドミニカ。首都はサント・ドミンゴ。世界遺産サント・ドミンゴの殖民都市。城壁に囲まれた市街はスペイン人によって新大陸で初めて本格的な町作りが開始された。サンタ・マリア・ラ・メノール大聖堂。ドミニコ会修道院。オザマ砦。教会などスペインの町の様子がそのまま持ち込まれた。集められた金銀は本国に向けて積み出された。アルカサルはコロンブス家の邸宅。一族の生活は贅を極めた。
 旧市街を見下ろすコロンブス記念灯台は、新大陸発見500年を記念して作られた。コロンブスの遺骨はここに納められている。1506年にコロンブスはスペインで亡くなったが、遺言によりサントドミンゴに移された。
 サントドミンゴには今200万人を越える人々が住んでいる。街角でも踊っている人がいる。ドミニカ人のほとんどはメレンゲを踊れる。
 マルコス・カネラさん(41歳)が「El Conuco 」でおいしい郷土料理を紹介してくれた。煮込んだ鶏肉に白いご飯、インゲン豆がついたもの。鶏肉、野菜をじっくり煮込んだシチュー「サンコーチョ」は、スペイン料理の流れをくむもの。青いバナナを揚げた「トストーネス」は塩をかけて食べる。スープに入れて食べることもある。
 キスケージャ球場では野球をしていた。冬は最も盛り上がる。ドミニカのシーズン・オフには、ドミニカからはアメリカの大リーグに150人近く登録され、活躍している。

 サント・ドミンゴから車で1時間、ドミニカで一番野球が盛んな町サンペドロ・デ・マコリス。19世紀になってからサトウキビ農園が本格的になり、黒人が多く連れて来られた。サミー・ソーサ選手もここのグランドから巣立った。ルディ・レジェスさん(44歳)に若い頃のサミーの話を聞いた。サミーの住んでいた家にも行った。少年時代は靴磨きをしていたそうです。

●プエルトリコ
 ドミニカからプエルトリコに向かう船がある。プエルトリコはドミニカよりも物資が豊富。出航は夜8時で到着は朝8時。
 プエルトリコは独立していなくて、アメリカの自治領となっている。首都?のサン・ファン。19世紀末にスペイン領からアメリカ領となった。それ以来アメリカの強い影響下にある。通貨はアメリカドル。住民はアメリカの市民権を持ち、自由に行き来はできるが、大統領選挙などの投票権はない。50年以上この形が続いている。
 世界遺産サン・ファン歴史地区。町の建設が始まったのは16世紀前半。スペインはメキシコや中南米で取れた金銀はこの町に一旦集めた。
 旧市街の突端にそびえるエル・モロ要塞。サン・ファンは16世紀以降スペイン艦隊の軍艦や貨物船の寄港地として、戦略的に重要な港町となり、いくつもの要塞が作られた。多くは海賊から守るものだった。カリブの海賊の多くはヨーロッパの他の国々に雇われていた。17世紀、攻防は激しさを増し、サン・クリストバル要塞が作られた。地下にトンネルが作られていた。

●ジャマイカ
 オーチョリオスはジャマイカで一、二を争う高級リゾート地。クルーズ船は必ずここに立ち寄る。到る所に音楽が溢れている。教会からも賑やかな音楽が聞こえてきた。歌われているのは賛美歌。
 首都はキングストン。17世紀からスペインに替わってイギリスが統治するようになった。イギリスの統治は300年続き、アフリカから多くの黒人が連れて来られた。1962年にカリブのイギリス領では初めて独立した。人口は280万人で、90%がアフリカ系の黒人。独立後、ボブ・マーリーによって世界的にレゲエが広まった。亡くなるまでの6年間を過ごした家が、今は博物館になっている。1981年36歳で他界した。
 キングストンの北側に標高2000m級の山々が連なる。ブルー・マウンテン山脈。標高800m付近に広がる農園からは、良質のコーヒーが産出される。1981年に日本の大手コーヒー・メーカーが買い取った農園。現在、ジャマイカのコーヒーの85%は日本に向けて輸出されている。
 山間にジャマイカ人の魂の故郷がある。17世紀半ばに農園から逃げ出した奴隷たち(マルーン Maroons)が住み着いた場所がある。彼らはイギリスと戦い続け、1739年自治権を勝ち取った。マルーンを率いていたグラニー・ナニーという女性は、国家的英雄として紙幣に使用されている。写真家のケン・ラムゼイさん(72歳)は黒人女性を撮りつづけてきた。黒人の魂を語り続けてきた。グラニー・ナニーたちが作った村がある。人口1000人の村ムーア・タウン。コロネル・スターリンさん(49歳)は代々の村のリーダー。小高い丘に彼女の墓が碑として立っている。ここが世界遺産となっている。住民にアベンという角笛を吹いてもらった。連絡をとるのに使われたそうです。古くから伝わる宗教儀式がある。マルーンの人でも限られた人しか理解できない言葉で語られる。まさにアフリカの音楽でした。

●キューバ
 カリブ海で最大の島。「ハバナ旧市街と要塞」は世界遺産。16世紀にスペイン人の入植と共に作られた。キューバは1902年にアメリカの援助を受けてスペインから独立したが、アメリカからの影響を受けた。1959年キューバ革命により、現在の社会主義国家が誕生した。革命広場にはチェ・ゲバラの肖像が飾ってある。革命を勝ち取ったのはゲバラと共に戦ったカストロでした。

 旧市街にある世界でも有名なバーの一つ「フロリディータ」。カウンターの一番端が作家アーネスト・ヘミングウェイの定位置でした。このバーはラム酒のカクテル「ダイキリ」が生まれた場所と言われている。ヘミングウェイは一晩に12杯もあけたことがあるほど、ダイキリが大好きだった。1939年から定住した。好きなトローリングがいつでもできることなどが気に入ったらしい。ハバナ郊外にある彼の家。自ら体験したスペイン内戦を描いた「誰がために鐘は鳴る」が映画化され、その著作権料で手に入れたもの。充実した20年を過ごした。1959年のキューバ革命で全てを捨ててアメリカに帰った。
 市内には1950年代のアメリカ車が未だに現役で走っている。派手で陽気で世界中の憧れだったアメリカ。キューバの人はこの頃のアメリカが好きだ。エンジンはソ連製に変えても乗っている人が多い。
 18世紀にサトウキビ農園を支えていたのは、西アフリカから連れて来られた奴隷だった。ヨーロッパでコーヒー、紅茶に砂糖を入れる習慣が根付き、砂糖は現在の石油並に重要になった。ラム酒は砂糖キビを絞った糖蜜を蒸留して作られる。

 ハバナの旧市街にある音楽クラブ「ハバナ・クラブ」。7年ほど前に作られた店で、キューバではこうした生演奏を楽しめる店はムシカと呼ばれ親しまれている。ここで働くアライ・チャビアーノさん(34歳)。音楽は朝9時から夜11時まで交代制で続く。アライさんのお宅を訪問した。住宅は国からほぼ無償に近い条件で借りられ、ある程度の料金を払うと自分のものになるという。教育費や医療費もかからない。パン、肉、魚、米、大豆などは配給される。
 アライさんの昼食。バナナの揚げもの。「黒豆のポタージュ」は塩味でご飯にかけて食べる。
 夜はハバナ・クラブで名門のバンドの演奏があった。50年代から続くロベルト・ファス楽団。サックスはトニー・ヒメネスさん。高齢者が元気。

 コロンブスが新大陸に着いた時、先住民はタバコを吸っていた。現在、タバコはキューバの重要な産業となっている。ハバナから西に300kmの世界遺産「ビニャーレス渓谷」。タバコ畑の景観が登録されている。ここでは昔ながらの農法が使われている。ミゲル・ビクトルさん(57歳)は子供の時からタバコを栽培している農家。牛で耕す。アラードで粗く耕し、ペイネで櫛で細かく整える。トラクターで耕すと栄養が流されてしまうという。アラード・クリオージュで固い木の鍬を使って溝を作る。手で苗を植えていく。

 キューバ南東部のサンチァゴ・デ・クーバの町を守るために作られた世界遺産「サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ要塞」。16世紀末にイギリスの脅威に備えて作った要塞。日暮れに要塞で行なわれる儀式。兵士たちはキューバ革命の革命軍兵士の伝統を受け継いでいる。サンチァゴ・デ・クーバは「ソンのゆるかご」と呼ばれる町。キューバを代表する音楽ソンはこの町で生まれた。地元の人は頻繁にカーニバルを催す。世界無形遺産「トゥンバ・フランセーサ」は18世紀末に隣のハイチで起こったクーデターで逃れてきた奴隷たちが持ち込んだ踊り。
 キューバの東部に連なるマエストラ山脈。ハイチでコーヒー農園を営んでいたフランス人とその奴隷たちが逃れてきた場所。彼らは再びコーヒー栽培を始めた。ここも世界遺産「キューバ南東部のコーヒー農園発祥地」になった。フランス人農園主は収穫が終った後に、宮廷音楽などを演奏して舞踏音楽を奏でた。奴隷たちはその踊りや衣装を真似て踊るようになった。
 保存協会のフラビオ・フィゲロアさん(68歳)を訪ねた。トゥンバは太鼓の皮らしい。踊りはベルサイユ宮殿で踊られていた踊りに由来するという。


テレビ番組「2005年3月の「旅サラダ」は秋本奈緒美さんでカリブ海」

 海の色が濃青。コンチネンタル航空で行ったようです。

●ジャマイカ・モンテゴベイ
 ホワイト・サンド・ビーチにあるドクターズ・ケーブ・ビーチ Doctor's Cave Beach Club に行く。大人US$5、子供半額。
 山と海に囲まれた美しい街だが、下町は濃い。クラフト・マーケットではカラフルな品物が売られている。刺繍の帽子が多い。つばの広いのを買っておいて後で役立ったそうです。おじさんが編んでいたのはカラフルな帽子。リバーシブル人形もある。
http://www.doctorscavebathingclub.com/

 宿泊はハーフムーン・ホテル。開放感が素晴らしい。気持ちのよい風が吹き、お部屋はベージュ系で。オール・インクルーシブ(全食事付き・アルコール飲み放題・全アクティビティ付き)で2名 US$1290。冬だと1人なら宿泊のみで US$625〜。目の前が海で、海に突き出した白い桟橋と建物がある。
http://www.halfmoon-resort.com/

 乗馬で海の中を歩くチュッカ・ブルー・アドベンチャー・ツアーズ Chukka Blue Adventure Tours に参加。馬が首を上にあげるほどの場所まで行きます。海との一体感が味わえる刺激的な乗馬体験でした。秋本さんは乗馬が初体験だったそうです。
http://www.chukkaadventuretours.com/

 夕食は、夕陽がとてもきれいな「レストラン リッチモンド・ヒル・イン」Richmond Hill Inn でいただいた。フィッシュ・ティ Fish Tea US$ 5 は、ジャマイカで最もポピュラーな魚の料理。魚のだしがよく出ているそうです。スナッパー・フィレ Snapper Fillet US$ 10 は、白身魚のフライ。甘味があるそうです。夜景もきれいでした。
http://www.richmond-hill-inn.com/

 町の中心にある、ジャマイカで最も美しいと言われる18世紀の教会「セント・ジェームズ・パリッシュ教会 St.James Parish Church 」に行ってみた。きれいなのはステンドグラス。イギリス製だそうですがとてもきれいでした。
 パイプオルガンも100年くらい前のもので、ジャマイカで一番古いそうです。日曜日だったので、人々がミサにやってきた。みんな信仰深く、大人も子供も着飾って出席する。
http://www.stjamespc.org/

●ジャマイカ・モンテゴベイ郊外
 郊外のバンブー・アベニューという竹のアーチが10km続く道をドライブした。
 川が流れているところで、ターザンのようにした渡っている子供達がいたので、やらせてもらった。Y.S.ウォーターフォールズ Y.S. Waterfalls 。大人 US$12、子供半額。童心にかえって楽しめたそうです。
http://www.treasurebeachjamaica.com/waterfalls.html

 そのブラック川をゆっくりボートで移動した。ブラック・リバー・サファリ Black River Safari で、乗船料は US$ 15。明るい日差しの中で楽しみました。日に4回出航。鳥も多く、スノーウィー・イグレットは白い鷺?みたいでした。ワニもいました。
http://www.jamaica-southcoast.com/blackriver/contact.htm

 さとうきび畑。これを原料としているラム酒がジャマイカは有名。その老舗の工場(アップルトン・エステート Appleton Estate )に行ってみた。まず絞ってさとうきびジュースを取り出し、煮込むとブラウン・シュガーとなる。ラム酒は3回蒸留し、最後にこれに色とコクをつけるための樽に入れる。5−8年ものはUS$13、12−18年ものはUS$17。やっぱり寝かした方がおいしいそうです。
http://www.appletonrum.com/

●ジャマイカ・ネグリル Negril
 ジャマイカの西部ネグリルで3時間のサンセット・クルージング。途中岸壁の下で1時間停泊するが、海に飛び込むのもよし、一杯飲むのもよし。乗船料US$55。日曜休みで3:30発。
http://www.wildthingwatersportsnegril.com/sunsetcruise_1.shtml

 「バー&レストラン パイレーツ・ケイブ pirates cave 」で夕陽の中でカクテルを飲んだ。West End Rd,Negril, Jamaica, TEL:876-957-0925
http://www.piratescavenegril.com/


●オーチョ・リオス Ocho Rios
 ジャマイカの北東部。標高2256mを最高峰とするブルーマウンテン山脈。いつも深い霧の覆われていて、先住民は「木と水の大地」ザイマカトリと呼んだ。ジャマイカの語源。この山の麓にある街は、スペイン語で「8つの川」の意味のオーチョ・リオスがある。

 海の傍に滝があり、みんなで手をつないで滝を上る。ダンズ・リバー Dunn's River Falls & Park で、大人はUS$10、子供は$8。靴は貸してくれて$5。TEL: 876-974-5944
http://www.dunnsriverja.com/

 先住民が住んでいたという洞窟に行く。グリーン・グロット Green Grotto で、大人$20、子供は$10。天井にはフルーツ・バッド(コウモリ)がいました。ガイドのエヴァレイドさんが太鼓のような音が出る石を叩いて演奏してくれました。奥には水をたたえたグリーン・グロットがありました。地下から湧き上がる水に海水が流れこんでいる。1回泳ぐと10歳若返るそうですが、泳いではいけないようです。TEL: 876-973-2841
http://www.greengrottocaves.com/

 街で人気のショッピング・エリアがあるというので行ってみた。「アイランド・ビレッジ」で、個性的なお店が小さな村のように並んでいる。その中の一番の見所「レゲエ・エクスプローション Reggae Xplosion 」に入る(日曜は休日)。映像や写真がいっぱい。リプトン・リードさんがスカと呼ばれるレゲエのルーツとなる踊りを踊っていた。モンキーダンスみたいです。それから40分かけて年代順に流行した踊りを教えてくれました。入場料大人$7、子供は$3.TEL:876-675-8895。
http://www.jamaicanmagazine.com/reggaevibes.html

●キングストン
 1981年に36歳で亡くなったボブ・マーレーの自宅に行ってみた。今はボブ・マーリー・ミュージアム Bob Marley Museum となっている。庭には愛車もありました。日曜休館。入場料大人US$10、子供半額。
http://www.bobmarley-foundation.com/museum.html

●ポート・アントニオ
 ジャマイカの東部の北側の街で、ジャマイカで一番の食い道楽の街。ジャマイカで有名なジャーク・チキンの発祥の地。ボストン・ジャーク・センター Boston Jerk Center で食べる。調味料(タマネギ、ネギ、タイム、シナモン、こしょうなど)をつけて、ジャークと呼ばれるトタンで蓋をして蒸し焼きにする。ジャークチキン500gでUS$4。
http://www.portantoniotours.netfirms.com/

●リオ・グランデ
 全長34kmでジャマイカで一番長い川「リオ・グランデ」をいかだで下る。Rio Grande Experience で、ツアーは2時間〜2.5時間。ラフティングは2人1組で1組US$51.75。
http://www.lynnseldon.com/article245.html

●ブルー・マウンテン
 車で山を目指した。途中でUCCのコーヒー農園があるというので訪問した。UCC Coffee Plantation。農場を見せてもらった。ちょうど収穫の最中でした。よいコーヒーは、太陽の光が当たり過ぎない方がいいそうです。日陰で、標高600m以上でないとよい豆はできないそうです。1つの実に2つの豆が入っている。甘いそうです。厳選されたものが樽に入れられて出荷される。樽に入るのはブルーマウンテンだけだそうです。ここでコーヒーをいただきました。TEL: 876-929-8490。日曜は休園。入場料大人US$15、子供半額。
http://www.ucc.co.jp/estate/blue_01.html

 宿泊は「ホテル・ストロベリー・ヒル Strawberry Hill 」。アンティークな感覚。部屋は屋根の高いコテージ風?。ハンモックに揺られました。リビング&2寝室で$775。1寝室だと$325。Irish Town P.A., St. Andrew, Jamaica TEL: 876-944-8400
 トレッキング・ガイドのデーブさんと歩いてみた。野生のしょうががある。シダの種類も600を越える。長い尾を持つハミング・バードの一種ドクター・バードがいたが、ジャマイカの国鳥だそうです。滝もありました。上の方から雪も見えました。きれいな夕陽が見えました。
http://jamaica.hoteladvisor.com/wct_10215807.html


●バハマのエルーセラ島 Eleuthera
 サンゴ礁の美しい島。コロンブスはかつてバハマ諸島を「これこそ世界最大の美である」と言ったそうです。中でもギリシャ語で自由という意味のエルーセラ島はおとぎの国のように可愛い島。可愛い家が並ぶダンモア・タウンではレンタル・カートで移動する。教会もピンク色、お店も可愛い。その中の「バハミアン・シェルズ・シングス Bahamian Shells and Tings 」(Coconut Grove Ave. Harbor Island Bahamas TEL:1-242-333-2839 )に寄ってみた。雑貨屋さんでスチール・ドラムUS$70、人形$95、鏡$275、ガラスの瓶の底などで作ったネックレス$30。
http://www.bahamianshells.com/

 宿泊はダンモア・ビーチ・クラブ Dunmore Beach Club というリゾート (P.O. Box EL 27122, Harbor Island, Bahamas)で、今回は平屋のはなれ?で室内は柔らかいピンク色。ルームチャージ:$599。窓の向こうには青い海が見える。砂浜はピンク・サンド・ビーチと言われ、海の青が本当にとても素晴らしい!とてもきれいです。赤い粒々はサンゴのかけらだそうです。馬も走っていました(笑)
http://www.dunmorebeach.com/

 海に出てシュノーケリングをする。赤いサンゴがありました。透明度が高く、青色がとてもきれいです!海ガメもいた。これは本当にお勧めですね。「シュノーケリング バレンタイン・ダイビングセンター Valentines Dive Center 」(PO Box 1 Harbor Island, Bahamas TEL/FAX: 242-333-2080)マスクとフィン付きでUS$40.
http://www.valentinesdive.com/packages.html

●バハマのアンドロス島 Andros
 緑豊かな島。少し重くてしっかりしたカゴを売っていた。US$25。シルバーパームという椰子の葉を干したもので作ってある。作るのを体験しましたが、畳職人みたいな感じです。この島は工芸も盛ん。
 ろうけつ染めの「アンドロシア・バティック・ワークス・ファクトリー Androsia Batik Works Factory 」(P.O. Box 23327 Fresh Creek Post Office Fresh Creek, Anrdos Island, Bahamas、TEL: 242-368-2080 FAX: 242-368-2027 )に行ってみた。ろうけつ染め体験をしてみました。モチーフを温めたろうにつけて、布の上に置いていくと、白い模様になる。抑えつけたり押し付けるのはダメだそうです。デザイナーのマートンさんがモチーフを作っている。それを好みの色に染める。ろうを洗い流すと出来上がり。ワンピース:$35。Sサイズで神田さんが着て丁度くらいでした。濃い青に見えたのが水色になっていました。
http://www.androsia.com/

 渡し舟で渡ったのは宿泊するホテルの島。「ホテル・カマラメ・ケイ Kamalame Cay 」(Staniard Creek, Andros, Bahamas TEL: 242-368-6281 FAX: 242-368-6279 )で、置いてある品は高級感があるアンティーク。バー?とかも好きなだけ飲んでよいという「オールインクルーシブ(全食事、飲み物付き)」で、$770。のんびりできるし、ドリンクカウンターがいたるところにある。部屋には貸切のカートで移動するが、プライバシーが守られている。可愛いコテージで、開放感抜群です。目の前は海。浴室は数段の階段を上がり、そこの窓から海が見える。
 近くの無人島へボート・トリップも楽しめる。ここでピクニック・ランチ$35を食べながらワインを飲む。1時間です。
 島の果てで夕陽を楽しんだ。反対側から満月が浮かびました。
http://www.kamalame.com/


●ターコス&ケイコス諸島 Turks & Caicos
 30あまりの島々からなり、自然保護地域が多い。
http://www.turksandcaicostourism.com

●グランド・ターク島 Grand Turk
 首都のあるグランド・タークを訪ねた。英国式の家並みに南国の花々が咲き乱れるところ。静かな街だけど、白い家にオレンジなどの色が特徴。ここの海の色も青!すっごく透明なブルーです。
 海に出てみた。「オアシス・ダイバーズ Oasis Divers 」(P.O. Box 137, Grand Turk Turks & Caicos Islands TEL/FAX: 649-946-1128 )2−4人乗りの船で船長は Everette Freites さん。青の色がどんどん変化します。空よりもきれいな海です。無人島の一つに上陸した。この島にはイグアナが住んでいる。数が減っているので、保護されている。高いところに行くと海がすごい!シュノーケリングもしてみましたが、神秘的な青です!イグアナウォッチングのためのボートチャーターはUS$200。シュノーケリングは一人$55(午後のみ)。ホエールウォッチングは一人$60で午後。帰りにお兄さんが海に入って夕食のおかずを探す。大きな貝です!30cmくらいのピンク色のコンク貝。地元の人は毎日食べるそうです。
http://www.oasisdivers.com

 夕食は「レストラン ザ・ウォーター・エッジ The Water's Edge 」(Duke Street, Grand Turk Turks & Caicos Islands、TEL: 649-946-1680 )でコンク貝を夕陽を見ながらいただいた。島の人気者「ハイ・タイド High Tide 」というカリビアンバンドが演奏してくれた。コンク・サラダは$6。クラック・コンクは揚げ物$9.5で、レモンを絞っていただきます。コンク・フリッター$6は、刻んで揚げたもの。メインのコンク・クレオール$10.5は、コンクのフライをカレー風味に味付けしたもの。柔らかいイカのフライみたいで、おいしいそうです。
http://www.diningspots.com/caribbean/turksandcaicosislands/grandturk.html

●ソルト・ケイ島 Salt Cay
 グランド・ターク島から船で30分の小さなのどかな島。自転車で移動。可愛い白い建物が続く。全校生徒7名のマリー・ロビンソン小学校 Mary Robinson Primary School を訪問した。みんなで風車を作ってみたら、みんな大歓び!最後はみんなで歌をプレゼントしてくれました。素朴は幸せに触れて秋本さんは涙を流しました。

 宿泊は「ウインドミルズ・ステイション Windmills Plantation 」(North Shore Beach, Salt Cay, Turks and Caicos Islands、TEL: 649-946-6962、FAX: 649-946-6930 )風車という名前がつけられていて、童話の中から出てきたようなホテル。白と緑の可愛い色使いの部屋。バミューダ・スィートは2名3食付きでUS$595。ロビーの先はきれいな海。
http://www.windmillsplantation.com/

●ミドルケイコス島 Middle Caicos
 濃い緑と青い海と空の独特の景観の島。ワイルドな海で、海藻が砂浜の波打ち際に寄せていますが、その沖はとてもきれいです。海岸には岩が連なり、ドラゴン・ケイブ Dragon Cave と呼ばれる場所に行ってみた。引き潮の時にだけ、岩に続く砂浜の道ができる。
 宿泊は「ブルー・ホライズン・リゾート Blue Horizon Resort 」(Middle Caicos, Turks & Caicos Islands、TEL: 649-946-6141、FAX: 649-946-6139 )。白い壁の部屋で、目の前は海。室料はUS$250で、最低3泊必要。コテージだと$180。

 海からの水が流れこんでできた美しいクリーク。そこをボートでクルーズしてみた。空を飛ぶ鳥マン・オー・ワー Man O War は、見張りをする戦士のようだとして名づけられた。繁殖期のオスは通常は白色の喉が赤くなっている。真っ白がメス?子供?
 ピンク・フラミンゴもいました!白いのは子供。海老を食べるからピンク色になるそうです。「カーディナル・アーサーズ・バード・ウォッチング・ボート・ツアー Cardinal Arthur's Bird Watching Boat tour 」(TEL: 649-946-6107)の船長はカーディナル・アーサーさん。ボートあたり$150−250。
http://www.tcimall.tc/middlecaicos/CardinalArthur/cardinalarthur.htm

 ホエール・ウォッチングにでかけた。ザトウクジラでした。アイスランドから6000kmを泳いで暖かいカリブの海に来て子供を産むそうです。生まれて2日目だけどかなり大きい赤ちゃんもいました。秋本さんは涙していました。何頭もジャンプしていました。「ブルー・ホライズン・リゾート」でやっているようです。


テレビ番組「あいのり外伝!司会者だって恋したい海外ひとり旅スペシャル」

 2005年1月3日放送。TV番組「あいのり」の司会者が一人旅をする。司会の久本雅美(44歳:A型)、今田耕司(38歳:O型)、加藤晴彦(29歳:O型)が「真実の愛」を探しに海外へ出掛ける。相手を見つけてその部屋にピンクの歯ブラシを置いてくるのが命令。代打司会は柴田理恵、藤井隆、佐藤隆太。フジテレビ製作。

●カリブ海プエルト・リコ
 プエルトリコのサンファン国際空港に降り立った久本は、ピンク色のラブ・セダン(1963年型シボレー)発見。ドライバーのエリオット・ロペス(25歳)はボディビルが趣味。まずは人気No.1のビーチに行くが、ほとんどがカップル。一人者もいるが、なかなか声はかけられない。女性のビキニはTバックに近い。
 エル・モロ要塞は歴史的建造物。おじいさん(イスマエルさん:73歳)が絵を描いていた。友達を探しているって言うと、45歳の弁護士の息子を紹介してくれた。居住者専用のゲートもあり、金持ちらしい。室内の絵はとても上手い!1つ5万ドルとか。先に孫が帰宅、驚くが、バツ1とわかった。孫は3人でセルヒオ(15)、エステバン(14)は美男子、ナタリア(12)も美人。ナタリアが作ってくれたチキンの料理をいただいた。立派な人でした。子供たちとも仲良く遊びました。「いい友達」でありたいと言われた。でも、これは久本さんの勝手な思い込みで、いけたと思います。
 翌日はオールド・サンファンで恰好いい男性を発見。「メサカ・フォト?」と言って写真を撮ってもらい、次に一緒に写真を撮った。30歳、plastic artistで先生。時間がなくダメ。探して見つけた!イワン Ivan Biyes ?さん。いきなり「結婚してください」と言ったが、「無理だ」と言われてしまった。
 次は昨日の弁護士のママに会って話をした。恋愛中は相手が見えてなかったそうです。子供たちにお好み焼きをご馳走した。子供たちの話だとパパとママは別れてから仲良くなったそうです。歯ブラシを置いていっていいって言ってくれて、セルジオとナタリアが歯ブラシを日本に行ったらいくからと言って渡してくれた。涙の別れでした。
 おじいちゃんがあの絵の中に家族としてマサミも描いて入れてくれました。

●パリ
 今田にはピンク色のラブ・スクーター(経費節減)。パリ5区のサンミッシェルに行く。ここにはソルボンヌ大学があり、若い女性が多いが、なかなか声がかけられない。日本でも一人でナンパしたことはないそうです。仕方なく声をかけ続けること1時間。2人連れを狙う。北野タケシを知っていますか?から始まって、一緒に写っているデジカメの写真を見せた。コメディアンだとわかって何かするように言われたが何もできなかった。
 どうしても無理なので、日本文化に興味のある人に的を絞った。最近は漫画やアニメが大ブーム。お店を教えてもらって店員さんに紹介してもらった。パン屋さんで働いているシャルレンヌさんは、ソルボンヌ大学の学生。少女漫画が好きだとか。アパートに行くが、17平方mの部屋にはアニメのポスターなどがビッシリ。小さい頃からキャンディ・キャンディを見て知っていたそうです。夜は友達4人と会った。一人はK−1のファンだった。みんなにせんだみつおゲームを教えた。ピアノ演奏もした!
 パリ7区のエッフェル塔の下の北東?のカフェで、昨夜会った子に会った。petits d.. というカフェで働いている、西部ブルターニュ出身のエイブ・グラモンさん23歳を訪ねた。エッフェル塔広場で待ち合わせ。パリ4区のサンルイ島に行く。地元の人は雑貨が好きなので、こういう場所によく来るとか。セーヌ川が光るのがきれいで、水の中に宝石をちりばめたみたい。夜のエッフェル塔は夜の衣装を着てきれいとか、宝石の近くに行ってみようとか詩人みたいです。今田のピアノがよかったという。セーヌ沿いで話をして仲良くなれて、料理を食べてもらうことになった。パリ11区のアパートの4階へ。Saint Preux ?というパン屋さんはツケがきくとか(笑)二人でリゾットを作って食べました。エプロンを記念にもらいました。歯ブラシを置かせてもらった。

●ケニア
 加藤さんは満席の乗合バスに揺られて30分、ナイロビ一番の下町マシ・モニ地区へ。80万人がいて、その一番奥の場所で、水道もガスもない、日本の戦後の闇市みたいな感じ。案内人が既に女性を探していたという。リリアン・ワガラさん32歳の3人の子持ちで、13人の大家族。10人兄弟の長女で弟たちを育てあげた。水を買いに行くのを手伝ってもらった。20kg入り。次はお店に荷物を持っていって売る。バーゲン状態でみんな買っていった。小学校で子供と日本の遊びを楽しみ、夕食のための皿洗い。そしてみんなで夕飯。歯ブラシは木で塩をつけて磨く。台所の片隅に寝た。
 海を見たことがない子供達と学校の先生の妹のスコラ(18)に海を見せることにした。夕方ナイロビ駅から汽車で13時間500kmの旅。汽車の中ではトランプをした。スコラは法律を勉強して弁護士になりたいそうです。午前8時寝台列車を降りて、車に乗ってモンバサの海に到着。子供たちと楽しみました。スコラは加藤さんと別れるのが辛くて静かにしていました。ナイロビに帰ってからスコラが愛を告白しました。長い手紙を渡しました。加藤さんが経験したことがないくらい親切にしてくれたことなどを感謝し、彼のことを忘れないと書かれていました。特に「今日よりも明日がいい日であることを、私は毎日、神様に祈っています」っていう部分はよかったです。加藤さんも涙ぐんでいました。そして別れの時。みんな涙ぐんでいました。歯ブラシを置いていきました。みんなきれいな心を持っていました。


テレビ番組「発見!感動!カリブ海!巨鯨伝説と幻のモンゴロイドを追え!」

 2004年8月14日放送。船越英一郎、田中律子さんが出演。ザトウクジラは体長16m、体重30トン、これをモリ1本で狙う男達がいた。開局35周年記念FBS福岡放送製作。

●セント・ヴィンセント・グレナディーン
 カリブ海の南東、欧米では高級リゾート地として広く知られる。広さは東京都の5分の1、首都はキングスタウン。日本では知られていないが、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」では、ここが舞台となった。最初のシーンの舞台となった桟橋もまだ残っていた。
 世界で唯一捕鯨が許されている国。しかし、魚市場にはクジラはなかった。

●セント・ヴィンセント島ハロウワリー村
 ゴンドウクジラやイルカなどを獲物としている。長さ5m程度の4人乗りの船で3mのゴンドウクジラを狙う。女クジラ獲りのヴィクトリア・フランセスさんも乗船していた。マッコウクジラ、ニタリクジラなどがいたが目もくれない。1時間でゴンドウクジラの5頭の群れを発見。5mまで近づけば仕留められる。クジラの天敵シャチが登場して、クジラは逃げてしまった。6時間後、マダラクジラの群れがいた。仕留めた!サメが来る前にすぐに引き上げる。多い日は20頭獲れる日もあるという。子供が10人いるが、地域の人が面倒をみてくれていて、安心して働けるという。

 カリブ諸国の先住民にもかかわらず、ほとんどの島で滅ぼされ、今や幻となったモンゴロイド・カリブ民族の描いた絵を見せてもらった。その足跡を求めて「ブキャメントの遺跡」を訪れた。シャーロット砦には大砲が残されていた。西洋が植民地とした時代に多くの島でカリブ族は全滅させられてしまったという。
 イグアナ漁はカリブ族の伝統で、マクセル・メイさんについて行ってみた。1時間も足場のない急斜面を歩いて行った。崖の上から一人が追い落とし、他の人が下で待っていて捕まえる。ムササビのように飛ぶそうです。グリーンイグアナを捕まえた。捕まえたら食べますが、鶏肉の固い分みたいな感じだそうです。次はアルマジロ、オポッサムを捕まえて食べるそうです。奥地にカリブ族が住んでいると教えてくれたので、田中さんは奥地に向かった。
 最北端の村サンディ・ベイ。歓迎の絵には、1st national hero の絵が描かれていた。カリブ族のミネルヴァ・ラヴィエイさんに話を聞いた。ほとんどがカリブ族とアフリカ系の人との混血で、純粋なカリブ族はいない。彼らはカリブの他の人と違ってイモ団子などを食べる。子供たちは「おちゃらか」のようなのをやって遊んでいた。次の日は西洋人と戦った民族の英雄を称える「民族の英雄祭」の日で、民族ダンスを一緒に練習した。男たちは丸太をくりぬいたような船で漁に出ていた。
 「民族の英雄祭」に他の島からも末裔たちが集まってきた。


●ベクエ島
 2000年5月に急死した叔父である英雄オットニール・オリビエーレさんは、ザトウクジラを獲る名人だった。5人乗りの船ででかけ、モリを手で打ち込み、相手が逃げて体力がなくなるのを待つ。それからクジラにまたがり、仕留めた。今まで多くの男が犠牲となった。1頭獲れると学校が休みとなり、みんなで解体した。
 捕鯨キャプテンのオーソン・オリビエーレさんは、3年前に英雄オットニール・オリビエーレさんから島の伝統を受け継いだ。長さ9mの船で5人のクルーが漕いで沖に出た。ザトウクジラの回遊ルートであるマスチーク島かバリソー島でクジラを待つ。2月初旬から4月末がクジラの漁期で、ほとんど毎日出航する。5人は専門家じゃなくて、元は他の仕事をしていた。
 この日はしけに出逢った。バリソー島に到着したが、マストが折れていた。応急処置をしながら、捕まえたサメの料理を作って食べた。おいしいそうです。山の上に上って、海峡を眺めた(山見)が、クジアは見つからなかった。山見のハロルド・コレアさんに話を聞いたが、昔は夜でもクジラを追ったそうですが、今は3時を過ぎると帰るのが物足りないようでした。
 もう一人の捕鯨キャプテンはアーノルド・ヘイゼル。彼も3年前まで素人だったが、彼のボートはカリブ海のヨット競技で3年連続優勝していた。2002年アーノルドはこの島で2年ぶりにクジラを捕獲した。2003年オーソンもより大きなのを捕獲した。
 翌日、オーソンはマスチーク島でクジラを待った。超高級リゾートでマーガレット王女やミックジャガーが別荘を作っている。撮影は禁止。クジラを発見して向かったが、見つけられなかった。ザトウクジラは1度呼吸すると20分は潜ったままだからだ。サンプルキィ島に去年獲ったクジラ(体長16m)の骨が残っていた。次に島で唯一のバーに行って、去年のクジラの煮込みを食べさせてもらった。香ばしくておいしいそうです。日本では獲れなくなって50年。
 クジラ獲りの漁期の最後の日も見つからなかった。


テレビ番組「橋田壽賀子・泉ピン子、美女ふたり旅3、カリブ超豪華クルージング」

 2002年2月9日放送。泉ピンコ、橋田壽賀子さんの14日間の旅。 TBS製作。

●マイアミ
 マイアミは億万長者の別荘として、老人のセカンドライフの場としての人 気も高い。
 マイアミ・ビーチは1600km続く。海岸は人工らしい。サーフィンを している。オーシャン通りの喫茶店に行く。ベルサーチが毎日通ったという お店で、もしかすると、Starlite Hotel, Boulevard Hotel の近くかも。
 ベルサーチの家があるが、彼はこの家の前で1997年7月15日に殺害 された。

●エバーグレース国立公園
 マイアミから車で1時間。世界遺産の湿地帯。広さは四国と同じくらいの 大きさ。Airboat に乗る。いろいろな動物がいる。ワニもいるが、川に入る パークレンジャーもいる。小さい頃からワニと遊んでいたという。スッポン もでかい!40cmくらい。

●リトル・ハバナ
 キューバの人が多く住む街で、葉巻製造販売会社 Tabacalera Las Villas もある。ピン子さんは自作のに挑戦。

●セブン・マイル・ブリッジ
 映画トゥルーライズでおなじみの国道1号線の Seven Mile Bridge は昔 は鉄道が走っていた。橋の欄干は鉄道のレールだった。キーウェストまでは さらに80km。

●キーウェスト
 骨の島という意味。1号線の終点がある。古き良き街並みが続く。ヘミン グウェイの家が現在は博物館として残っている。彼はここに12年間過ごし たという。入場料は大人9ドル、子供5ドル。猫が60匹住んでいるが、 ヘミングウェイの愛した猫の子孫らしい。頼むと譲ってもらえるらしいが、 予約リストには4年先まで登録されているそうです。
 ヘミングウェイが足しげく通ったバー、Sloppy Joe's Bar が残っていて、 数多くの人が賑わっている。
 「老人と海」にちなんでトローリングに参加。朝7時30分出航。2時間 してからかかった!逃がしてしまった。
 次は大空。水上飛行機で海の中の要塞のような別荘のような島に到着。こ の島には水上飛行機か船でしか来れない。Fort Jefferson。19世紀半ばに できた砦で、南北戦争の時は刑務所だった。

●クルーズ(マイアミから)
 乗るまでに時間があるので、バナナをいただいておく。1999年に就航 した Carnival Triumph号は乗組員1150人、乗客3000人、全長271 mの世界最大級の豪華客船。乗るまで2時間くらいかかったらしい。船内9 建の豪華ロビーの吹き抜け。エレベータも豪華。ドームの中央には北半球の 地図。今回の部屋は広い。プライベートデッキ付き。避難訓練が義務付けら れている。カリブ海の3つの島(マイアミからジャマイカ、ケイマン、コズ メルを8日間かけて巡る。
 エステに参加。マニキュアもしてもらった。船長主催のディナーパーティ に参加。船長は Massimo Marino さんで挨拶にまわっていた。1年のうち8 ヶ月航海に出ているとか。
 London Dining Room でいつも食べているという。4000人が食べる厨 房を見学した。1日17000食作るという。調理は500人でやっている という。ランドリーもある。船上病院もある。食事時にダンスをしているの は、ウェイトレスなども。

●ジャマイカ
 秋田県と同じ大きさ。レゲエの強烈な個性に圧倒される。観光ガイドの白 倉恵美子さん(オーチョ・リオス在住)のガイドで Ocho Rios のCraft Market にでかけた。小さな店が多く出ている。ちゃんとした建物がいくつ もあります。ピン子さんはジャマイカン・ヘアにしてもらったが、すごく時 間がかかった。そういう頭だと涼しいらしいが、高かったらしい。16000円! 橋田さんはトラクター・バスで観光プランテーションを見学。パイナップル もなっていない。ブーゲンビリアが咲いていた。
 いたるところに川が流れている。ダンズ・リバーの滝。滝の上を歩いてい る人もいるし、滝の下で皆手をつないで渡っているし、滝を登っている人も 多い。

●ケイマン諸島(グランド・ケイマン)
 1503年コロンブスに発見された当時は無人島。当時は亀しかいなかっ たという。現在、イギリス領で治安がよく、生活しやすく、ダイビング・パ ラダイスとして知られている。スキューバ・インストラクターの古後宏子さ んが案内。宝石店に行く。Tanzanite をはじめとする宝石が安いことで知ら れている。でも数万円〜数十万円が並んでいました。
 観光用潜水艦アトランティス号に乗る。全長15m48人乗りで最高30 mまで潜る。今回は近くにきていたハリケーンの影響で透明度が低かった。 通常は乗船客がこのあたりで結婚式をして旅を続けるケースが多いらしい。

●コズメル
 メキシコ領。南北53km、東西14kmの小さな島でほとんどが密林で 住んでいる場所は島の3%。スキューバ・ダイビング・インストラクターの 渡部峰子さんが案内。遺跡巡りをする。水上貿易の中継地点だったが、16 世紀にスペインに滅ぼされ、そのマヤの末裔が今でも住んでいる。わらぶき の建物。
 ドルフィン・スィム Dolphin Discovery ではイルカに足の裏を押されて の泳ぎが体験できる。よくトレーニングされています。橋田さんにもろに キスをしていました(笑)。でニ頭の背ビレにつかまって泳ぐ!そして、 足の裏をイルカニ頭に押されてのドルフィン・スィム。上半身が水の上に 出る状態です!

●グランド・キャニオン
 マイアミからラスベガスに飛び、グランド・キャニオンに向かう。そこか らヘリコプターで1200m下のコロラド川へ。川は茶色でした。そこから 船で遊覧した。1年に2.5cmずつ侵食して今のグランド・キャニオンに なっているという。


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